JP4161532B2 - 無線通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は無線通信システムに関し、例えば、移動局である車両が、基地局を介することなく直接的に、無線通信しながら走行する場合などに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこのような無線通信システムの例としては、例えば次の文献1に記載されたものがある。
【0003】
文献1:松下温 監修、重野寛 著:無線LAN技術講座、1994、ソフト・リサーチ・センター、第229〜231頁
無線通信システムにおいてスペクトル拡散通信を用いる場合は、少なくとも送信側と受信側とで同一の拡散符号を用いなければならないが、送受信局の組ごとに異なる拡散符号を使用する方法と、全ての移動局間での通信で共通の拡散符号を使用する方法がある。
【0004】
異なる拡散符号を用いた通信に関しては、同じ周波数帯域においても、あたかも異なるチャネル上での通信として取り扱うことができる。
【0005】
共通の拡散符号を利用する場合、拡散符号によって分割されたチャネルを移動局間で共有することを意味し、このチャネルを用いて全ての移動局間でのパケットの送受信が可能である。さらに、十分な拡散率が得られ、かつ理想的な拡散符号を使用できる場合、同一の拡散符号を使用した通信が衝突しても、それらの拡散符号の位相が異なると、これらは破壊されずに別々に取り出すことが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以上述べたスペクトラム拡散通信を用いた無線通信システムでは以下のような問題がある。
【0007】
異なる拡散符号を用いる場合、各移動局が通信範囲の移動局に割り当てられた拡散符号を全て把握していなければ通信を行なえない。このことは、偶然遭遇した移動局が通信相手となりうる車々間通信システム(車両と車両が基地局を介することなく直接的に通信する無線通信システム)のような無線通信システムにおいて大きな問題となる。
【0008】
一方、共通の拡散符号を用いる場合、異なる符号を用いる場合のような問題は発生しないものの、マルチパスに関連する問題が重要となる。
【0009】
すなわち、相関演算(積和演算)によって得られる相関ピークに応じて異なる位相で受信された複数のパケットは、マルチパスの影響がない場合には、単純に、異なる移動局から到来したものであるとみなすことができるが、マルチパスの影響が大きい場合同一の移動局から到来したものである可能性もあり、これらをどのように識別するかが問題となる。
【0010】
マルチパスの影響の大きさは通信中の各移動局の移動に従って時々刻々と変化するが、このようなマルチパスに対する対策としては、各受信信号(各受信パケット系列)を位相のずれにしたがって分離し、選択合成すること等が知られている。しかしながら選択合成などによって通信品質を十分に高めるためには、やはり、位相のずれた各受信信号の送信元が同じ移動局であるか否かを識別すること等が必要になる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、本発明では、スペクトル拡散通信方式を用いて直接的に移動局間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、各移動局は、(1)各移動局を一義的に識別するために割り当てられた移動局識別子を保存する識別子保存手段と、(2)送達しようとする通信情報と自移動局に割り当てられた移動局識別子を、拡散符号によりスペクトル拡散して単位信号を生成し、当該単位信号を無線送信する送信手段と、(3)当該単位信号と同じ構成の単位信号を、通信相手である移動局から受信した場合、受信した単位信号を拡散符号によって逆拡散することで相関演算を実行して相関ピークを検出し、当該相関ピークに基づいて受信した単位信号の位相を検出する受信位相検出手段と、(4)当該相関演算を受けた単位信号に対応する復調信号につき、その移動局識別子の部分を、当該受信位相検出手段が検出した位相ごとに復号処理する複数の識別子復号手段と、(5)当該識別子復号手段の復号処理によって検出される移動局識別子の内容を検査し、当該移動局識別子の内容の異同に応じて各識別子復号手段を選択する送信元判定手段と、(6)各識別子復号手段から出力される復調信号を、当該送信元判定手段による選択と、所定の合成手順に従って合成する合成手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
(A)実施形態
以下、本発明にかかる無線通信システムを、上述した車々間通信システムに適用した場合を例に、実施形態について説明する。
【0013】
(A−1)実施形態の構成
本実施形態にかかる車々間通信システム50の一部の構成を図5に示す。
【0014】
また、本実施形態の移動局である各車両40〜49に搭載される通信装置30の主要部の構成例を図1に示す。各車両40〜49に搭載されている通信装置30の構成は実質的に同じでよいので、ここでは、当該通信装置30は、主として車両40に搭載された通信装置であるものとして説明する。
【0015】
図5においてエリアE1は、当該エリアE1の中心部に位置する車両40が搭載している通信装置30が、他の車両(例えば車両46や41など)に搭載されている通信装置と有効な送受信(無線通信)を行うことが可能な地理的領域を示している。
【0016】
通信相手の存在する方向が予め特定できない移動通信の場合、通信装置30のアンテナ(送信アンテナ、受信アンテナとも)の指向性は水平面内で無指向とするのが普通であると考えられるため、ここでも無指向とし、そのためにエリアE1の形状はほぼ円形となっているが、必要ならば指向性を持たせるようにしてもよい。
【0017】
図5の状態では、車両40が通信可能な車両は、当該エリアE1内に位置する車両41〜43,45,46,48であり、エリアE1の外部に位置する車両44,47,49とは有効な通信を行うことができない。
【0018】
また、各車両が搭載している通信装置には、車々間通信システム50内において各車両を一義的に識別することができるように異なるIDが付与されている。
【0019】
すなわち、車両40に搭載されている通信装置30にはID0が付与され、車両41に搭載されている通信装置にはID1が付与され、車両42に搭載されている通信装置にはID2が付与され、車両43に搭載されている通信装置にはID3が付与され、車両44に搭載されている通信装置にはID4が付与され、車両45に搭載されている通信装置にはID5が付与され、車両46に搭載されている通信装置にはID6が付与され、車両47に搭載されている通信装置にはID7が付与され、車両48に搭載されている通信装置にはID8が付与され、車両49に搭載されている通信装置にはID9が付与されている。
【0020】
次に、図1に基づいて、前記通信装置30の内部構成を説明する。
【0021】
(A−1−1)通信装置の内部構成
図1において、当該通信装置30は、送信情報生成部1と、送信情報符号化部2と、移動局ID生成部3と、移動局ID符号化部4と、再送要求生成部5と、再送要求符号化部6と、スイッチ(SW)7、21と、ヘッダ付加部8と、送信制御部9と、拡散符号生成部10,15と、搬送波生成部11,14と、送信アンテナ12と、受信アンテナ13と、相関ピーク検出部16と、同期部17と、ヘッダ削除部18と、移動局ID復号化部19と、パケット送信元判定部20と、受信情報又は再送要求復号化部22A〜22Cと、多数決論理符号復号化部23と、送信情報又は再送要求復号化部24と、保存処理部25とを備えている。
【0022】
このうち送信情報生成部1と、送信情報符号化部2と、移動局ID生成部3と、移動局ID符号化部4と、再送要求生成部5と、再送要求符号化部6と、スイッチ(SW)7と、ヘッダ付加部8と、送信制御部9と、拡散符号生成部10,15と、搬送波生成部11,14と、送信アンテナ12とは、パケットを送信するための構成部分である。
【0023】
また、受信アンテナ13と、相関ピーク検出部16と、同期部17と、ヘッダ削除部18と、移動局ID復号化部19と、パケット送信元判定部20と、受信情報又は再送要求復号化部22A〜22Cと、多数決論理符号復号化部23と、送信情報又は再送要求復号化部24と、復号部29A〜29Cとはパケットを受信するための構成部分である。
【0024】
最初にパケットを送信するための構成部分について説明する。
【0025】
当該構成部分のうち前記送信情報生成部1は、他の移動局(例えば車両46)への送信情報S1を生成し、送信情報符号化部2へ出力する部分である。当該送信情報生成部1はまた、他の移動局から再送を要求された場合も、再送にかかる送信情報S1を送信情報符号化部2へ出力する。
【0026】
送信情報S1を受信した送信情報符号化部2は、誤り訂正符号によって当該送信情報S1を符号化しデータS2を生成する部分である。
【0027】
また、前記再送要求生成部5は他の移動局からの情報を正しく受信できず再送を要求するときに再送要求S5を生成し、再送要求符号化部5へ出力する部分である。
【0028】
そして前記再送要求符号化部6は、受信した当該再送要求S5を誤り訂正符号によって符号化しデータS6を生成する部分である。
【0029】
データS2かS6のいずれを出力するかは、SW(スイッチ)7の切り替えによって決まる。
【0030】
移動局ID生成部3は各移動局に固有な移動局ID(S3)を生成し、移動局ID符号化部4へ出力する部分である。当該通信装置30の場合には、当該移動局ID(S3)として、予め前記ID0の割り当てを受けているため、移動局ID(S3)すなわちID0の具体的な値は、当該移動局ID生成部3が保存しており、データS2またはS6を出力する際には、当該移動局ID(S3)としてこのID0を付与することになる。
【0031】
この移動局ID(S3)を受信した移動局ID符号化部4は、誤り訂正符号によって当該移動局ID(S3)を符号化しデータS4を生成する部分である。
【0032】
ここで、移動局ID(S3)を符号化するための誤り訂正符号と、前記送信情報符号化部2や再送要求符号化部6で、送信情報S1や再送要求S5を符号化するために用いる誤り訂正符号は同じ符号であってもよいが、本実施形態では、異なる符号を用いるものとする。
【0033】
そして、移動局ID(S3)を符号化する誤り訂正符号としては、送信情報S1を符号化する誤り訂正符号よりも、誤り訂正能力の高い符号を用いる。
【0034】
なぜなら、送信情報S1に伝送誤りが発生した場合、例えば数ビット程度の情報に伝送誤りが発生したとしても、それほど顕著な通信品質の劣化が生じるわけではなく、通信自体はほぼ良好に継続することが可能であるが、移動局ID(S3)に数ビット程度の伝送誤りが発生した場合には、受信側(例えば車両46に搭載されている通信装置)で当該受信ID(S3)を他の通信装置(例えば車両43に搭載されている通信装置)に割り当てられているID(例えばID3)と誤認し、通信を継続すること自体ができなくなる可能性が高いからである。
【0035】
また、前記送信情報S1などは様々に変化し得るものであるが、移動局ID(S3)は予め決定され変化することのない固定値であるから、誤り訂正符号の訂正能力だけに依存せず、移動局ID(S3)自体の値も、異なる移動局ID間の誤認(例えばID0とID3の誤認)が生じにくいような値に選定するようにしてもよい。
【0036】
前記データS2またはS6はデータS4と共にヘッダ付加部8へ出力され、当該ヘッダ付加部8は、データS4と共にデータS2またはS6を受信したらプリアンブル、スタートデリミタ等のヘッダを付加してパケットS7を生成し、送信制御部9へ出力する。
【0037】
当該パケットS7に収容される情報は、前記送信情報S1を送信する場合には、当該送信情報S1を符号化して得られるデータS2と、移動局ID(S3)を符号化して得られるデータS4であり、前記再送情報S5を送信する場合には、当該再送情報S5を符号化して得られるデータS6とデータS4である。
【0038】
送信制御部9は受信した当該パケットS7を他の移動局へ送信するタイミングを制御する部分で、送信するタイミングになったらパケットS7に対し拡散符号生成部10で生成した拡散符号によってスペクトル拡散を施す。
【0039】
搬送波を生成する搬送波生成部11は、拡散されたパケットS7を、当該搬送波によって変調し、送信アンテナ12から無線送信する部分である。
【0040】
一方、パケットを受信するための構成部分のうち前記受信アンテナ13は、他の移動局(例えば車両46)から到来する無線信号のかたちでパケットS9を受信する部分である。当該パケットS9は前記パケットS7に対応するパケットである。
【0041】
ただし当該パケットS9に収容されている情報は、車両40の通信相手となる車両(例えば46)が、車両40に対し送信情報(前記送信情報S1に相当)を送達しようとする場合には、パケットS9の送信元を示す移動局ID(例えばID6)と送信情報であり、再送要求(前記再送要求S5に相当)を送達しようとする場合には、パケットS9の送信元を示す移動局IDと再送要求である。
【0042】
前記拡散符号生成部15は、生成した拡散符号を用いてパケットS9またはS10を逆拡散し、相関ピーク検出部16へ出力する部分である。
【0043】
当該相関ピーク検出部16は、所定の相関演算(積和演算)に基づいて1シンボルごとに発生する相関ピーク(相関電力のピーク値)の位置以外の位置に相関ピークを検出するたびに、そのピークの位置と受信シンボル系列とを、異なる復号部29A〜29Cへ供給する部分である。
【0044】
すなわち、まず最初に相関ピークが検出されると1つ目の復号部(例えば29A)に受信シンボル系列を供給し、マルチパスなどがなければ1シンボルごとの位置だけに発生する相関ピークが、それ以外の位置にも発生した場合には、位相のずれた受信シンボル系列が含まれているものと判定して、当該相関ピークの位置と受信シンボル系列を2つ目の復号部(例えば29B)に供給し、これら2通りの相関ピークの1シンボルごとの位置以外の位置にも別な相関ピークが発生した場合には当該相関ピークの位置と受信シンボル系列を3つ目の復号部(例えば29C)に供給する。
【0045】
したがって相関ピーク検出部16から復号部(29Aなど)に供給する受信シンボル系列のなかには位相の異なる複数の受信シンボル系列が含まれている可能性がある。これら位相の異なる複数の受信シンボル系列は、マルチパスの影響がない場合には、単純に、異なる移動局から到来したものであるとみなすことができるが、マルチパスの影響がある場合には同じ移動局から到来したものである可能性もある。
【0046】
実際の車々間通信システム50においては、マルチパスの影響があるほうが普通であり、マルチパスの影響の有無、またはマルチパスの影響の程度も、移動局の移動に伴って時々刻々と変化するので、位相が異なるものとして異なる復号部29A〜29Cに供給された受信シンボル系列のなかには、送信元が同じ受信シンボル系列と送信元が異なる受信シンボル系列が混在している可能性もある。
【0047】
なお、マルチパスの影響もなく、送信元の移動局がエリアE1内に1つしか存在しないケースでは相関ピークが1つ(1通り)だけしか検出されないが、その場合には、いずれか1つの復号部(例えば29A)だけに、受信シンボル系列を供給することは当然である。
【0048】
相関ピーク検出部16から受信シンボル系列を受け取る復号部29Aは、同期部17と、ヘッダ削除部18と、移動局ID復号化部19とによって構成されている。当該復号部29A以外の2つの復号部29B、29Cの内部構成も、当該復号部29Aと同じである。
【0049】
なお、本実施形態では、通信装置30に搭載する復号部29A〜29Cの数を3つとしているが、この数は複数であればいくつであってもよい。
【0050】
復号部29A(復号部29B、29C)のなかで前記受信シンボル系列を最初に受け取るのは、同期部17である。
【0051】
当該同期部17は、受け取った相関ピークの位置に基づき、受け取った受信シンボル系列について、ビット同期及びシンボル同期(符号同期)を行ない、ヘッダ削除部18へ出力する部分である。
【0052】
当該受信シンボル系列を受信したヘッダ削除部18は受信シンボル系列中のパケットS9からヘッダを削除し、残りのデータを移動局ID復号化部19へ出力する部分である。このデータには、前記送信元を示す移動局IDと送信情報(または再送要求)が含まれている。
【0053】
移動局ID復号化部19は当該データ中の符号化された移動局IDの部分だけを対応する誤り訂正符号によって復号することで送信元の移動局を示す移動局ID(S15)を得て、パケット送信元判定部20へ出力する部分である。
【0054】
移動局ID復号化部19はまた、復号済みの当該移動局ID(S15)と、符号化されたままの送信情報(または再送要求)の部分であるデータS16とを、スイッチ21へ供給する。
【0055】
パケット送信元判定部20は、受信した移動局ID(S15)をもとに、別々の復号部で取り出したデータS16が異なる移動局から送信されたものか同一の移動局から送信された同一のパケットS9のものかを判定し、当該判定結果に応じて前記SW21を制御する選択制御信号SEを出力する部分である。
【0056】
ただし、パケットサイズに比較してマルチパスの影響が極端に大きくないかぎり、送信元が同じであれば、異なる復号部(例えば29Aと29B)で同時に処理しているパケットは同一のパケットであると考えられるので、通常、パケット送信元判定部20は、パケットの送信元が同一であるか否かだけを判定すれば十分である。
【0057】
SW21はパケット送信元判定部20の出力する選択制御信号SEに応じてデータS15及びデータS16の出力先を切り替える部分である。復号部29A〜29Cのなかに、送信元が同じ移動局である受信シンボル系列を処理している復号部が2つ以上存在しない場合には、データS15及びデータS16は、受信情報または再送要求復号化部22A〜22Cへ出力される。
【0058】
復号化部22A〜22Cのうち、復号化部22Aは前記復号部29Aから出力されたデータS16を対応する誤り訂正符号によって復号し、復号化部22Bは前記復号部29Bから出力されたデータS16を対応する誤り訂正符号によって復号し、復号化部22Cは前記復号部29Cから出力されたデータS16を対応する誤り訂正符号によって復号する部分である。
【0059】
各復号化部22A〜22Cによって復号されたデータS16と、すでに移動局ID復号化部19によって復号されていたデータS15の組は、保存処理部25に供給される。
【0060】
反対に、復号部29A〜29Cのなかに送信元が同じ移動局である受信シンボル系列を処理している復号部が2つ以上存在する場合には、前記選択制御信号SEによって、それらの復号部(例えば29Aと29B)から出力されるデータS15及びデータS16は、多数決論理符号復号化部(多数決方式訂正部)23へ出力される。
【0061】
多数決方式訂正部23は、受信した複数系列のデータS16に対し、多数決方式による誤り訂正を実行する部分である。
【0062】
当該多数決方式訂正部23による誤り訂正を施されたデータS16を受け取った送信情報または再送要求復号化部24は、多数決方式によって誤り訂正されたデータS16を、通信相手である移動局(例えば車両46に搭載されている通信装置)の送信情報符号化部(2)や再送要求符号化部(6)で用いられた誤り訂正符号に対応する方法によって、復号する部分である。当該復号化部24で行う処理自体は、前記復号化部22A〜22Cが行う処理と同じ内容である。
【0063】
データS16の復号が終わると、復号されたデータS16と、すでに移動局ID復号化部19で復号されていたデータS15の組は、復号化部24から保存処理部25へ供給される。
【0064】
保存処理部25は、前記復号化部22A〜22C、および当該復号化部24から受け取った移動局ID(S15)と復号されたデータS16の組を、保存する。
【0065】
受け取ったデータS15やS16に誤りが発生している場合や、誤り率が所定値以上である場合などの必要なケースには、当該保存処理部25は、再送要求生成部5に再送要求するように指示する。
【0066】
また、当該保存処理部25は、データS16として再送要求(S5)を受け取った場合には、前記送信情報生成部1に対し、当該再送要求が求めている情報を、送信情報S1して再送するように指示する部分である。
【0067】
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
【0068】
図2のフローチャートは、P10〜P32の各ステップから構成されている。
【0069】
ここでは、主として、移動局40が移動局46と通信する場合を例に説明を進める。
【0070】
(A−2)第1の実施形態の動作
車々間通信システム50の運用状態において、図5中の各移動局40〜49は、自身が搭載している通信装置30内の送信情報生成部1において送信情報S1を生成するか、もしくは他の移動局から送信情報S1の再送を要求された場合、送信情報S1を送信情報符号化部2において誤り訂正符号によって符号化しデータS2を生成する。
【0071】
移動局40が動作を開始し(P10)、通信相手となる他の移動局として、例えば、移動局46に対して無線送信する場合にはステップP15がYes側に分岐するため、通信装置30内の送信情報生成部1において送信情報S1を生成する(P11)。
【0072】
そして当該送信情報S1を送信情報符号化部2において誤り訂正符号によって符号化しデータS2を生成し、移動局ID生成部3が移動局ID(S3)として該当するID0を生成し、移動局ID符号化部4は当該ID0を、送信情報符号化部2とは異なる誤り訂正符号を用いて符号化してデータS4を生成する(P11)。
【0073】
次に、ヘッダ付加部8が、データS2及びS4にヘッダを付加しパケットS7を生成する(P12)。パケットS7は拡散符号発生部10で生成した拡散符号によってスペクトル拡散され、搬送波生成部11で生成した搬送波によって変調された後(P13)、送信アンテナ12から無線送信される(P14)。このとき、パケットS7を送信するタイミングは送信制御部8が制御する。
【0074】
必要な送信情報S1の送信が終了していない場合には、ステップP32がNo側に分岐して、当該P15、P11〜P14、P32から構成されるループが必要な回数だけ繰り返し処理される。
【0075】
送信が終了した場合にはステップP32がYes側に分岐して処理が終了する(P33)。
【0076】
一方、移動局40が通信相手となる他の移動局として、例えば移動局46に対し、再送要求S5を無線送信する場合にはステップP15がNo側に分岐し、さらにステップP16がYes側に分岐する。
【0077】
そしてそれ以降の各ステップP17〜P20は、送信情報S1を無線送信する場合のステップP11〜P14と同じ内容である。
【0078】
すなわち、ステップP17は前記P11に対応し、ステップP18は前記P12に対応し、ステップP19は前記P13に対応し、ステップP20は前記P14に対応する。
【0079】
また、ステップP15〜P20、P32によって構成されるループが必要な回数だけ繰り返し処理される点も、上述した送信情報S1を無線送信する場合と同様である。
【0080】
以上のような送信情報S1の無線送信も、再送要求S5の無線送信も行わず、他の移動局、例えば前記移動局46から無線送信されるパケットを受信しようとする場合には、ステップP15はNo側に、ステップP16はYes側に分岐して、移動局40の通信装置30は、当該パケットの受信を待ち受けることになる。
【0081】
移動局46から無線送信されたパケットS9を受信アンテナ13で受信すると(P21)、搬送波生成部14で生成した搬送波によって復調し、拡散符号生成部15において生成した拡散符号によって逆拡散する(P22)。
【0082】
次いで、相関ピーク検出部16が相関ピークを検出したら(P23)、最初の復号部29Aに当該相関ピークの位置と受信シンボル系列を供給し、当該復号部29Aは、同期、ヘッダ削除、移動局IDの復号の各処理を行う(P24)。
【0083】
そのあとは上述した手順にしたがって、当該相関ピーク検出部16が1シンボルごとに発生する相関ピーク以外の位置に相関ピークを検出するたびに、ステップP25、ステップP27がNo側に分岐して、各復号部29B、29Cが、同期、ヘッダ削除、移動局IDの復号の各処理を行うことになる(P26、P28)。
【0084】
そしてステップP29は、同一の送信元である同一のID(ここでは車両46に割り当てられているID6)を検出した位相の異なる受信シンボル系列が複数存在した場合、Yes側に分岐し、多数決論理符号復号化部23と復号化部24の処理を受け(P30)、得られたデータS15とS16の組が保存処理部25に保存される(P31)。
【0085】
反対に、同一の送信元である同一のIDを検出した位相の異なる受信シンボル系列が複数存在しない場合には、ステップP30を行うことなく、復号化部22A〜22CによってステップP31が実行される。
【0086】
そして、送信情報及び再送要求を送信せず、他の移動局からのパケットを受信しなくなったら通信を終了する。
【0087】
(A−3)第1の実施形態の効果
本実施形態によれば、各移動局(40〜49)が共通拡散符号を用いているので各移動局に異なる拡散符号を割り当てる場合のように、通信相手となり得る全移動局の拡散符号を把握しておく必要がなくなり、実現性が向上する。
【0088】
また、受信信号を分離しそれぞれのデータを復調(復号)することが可能であり、復調したパケットのデータが異なる移動局から送信されたものか、同一の移動局から送信されたものかを判定することができる。
【0089】
(B)第2の実施形態
以下では、本実施形態が第1の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
【0090】
(B−2)第2の実施形態の構成および動作
本実施形態の車々間通信システム51の構成は、図5に示す通りである。
【0091】
また、本実施形態において各車両(各移動局)40〜49が搭載している通信装置60の主要部の構成例は、図3に示す通りである。図3において、図1と同じ符号を付与した構成部分および信号の機能は、図1と同じである。
【0092】
したがって、本実施形態が第1の実施形態と相違するのは、通信装置60が第1の実施形態の通信装置30が搭載していなかった総移動局数推定部26と、キャリアセンス部27と、待ち時間設定部28を搭載している点だけである。
【0093】
このうちキャリアセンス部27は、キャリアセンス(すなわち搬送波検知)を行う部分で、メディアアクセス制御方式がCSMA(Carrier Sense Multiple Access :搬送波検知多元アクセス)方式である場合に、キャリアセンスを行ないチャネルの使用状況を調べる。
【0094】
キャリアセンスは、周波数を共用するために生ずる混信(干渉)を防止するため、無線送信するまえにこれから使用しようとしている周波数の無線信号を受信して、他の移動局が送信しているときには自局の送信を停止するか、他の周波数で無線送信するために行う操作である。
【0095】
その性質上、キャリアセンスを実行している移動局は無線送信することができない(送信周波数と受信周波数が同じであると、自身が送信した無線信号をキャリアセンスしてしまう可能性もある)ため、各移動局のキャリアセンスのタイミングが一致すると、結局、キャリアセンスが有効に行えなくなってしまう。したがって、車々間通信システム51中の各移動局(例えば40〜49)のキャリアセンス部27は、白色雑音的にランダムなタイミングで間欠的にキャリアセンスを実行することで、無線送信とキャリアセンスの双方を有効に行うことができる。
【0096】
キャリアセンスのタイミングがランダムであるということは、無線送信のタイミングもランダムであることを意味する。
【0097】
前記待ち時間設定部28は送信制御部9を制御して、自通信装置60のキャリアセンス中は、無線送信しないようにするとともに、キャリアセンス部27に対しキャリアセンスを行う期間を指定する部分である。
【0098】
当該検査結果を受け取った総移動局数推定部26は、総移動局数(通信を行なっている総車両台数)を推定し、当該推定結果に応じて待ち時間設定部28の動作を制御する部分である。
【0099】
本実施形態において前記パケット送信元判定部20は、通信を行うためではなく、エリアE1内に存在する総移動局数を推定するために、受信したパケットS9の送信元の数を検査する機能をも備えている。図5中の各車両は、自由に移動し、かつ自由に通信を開始したり終了したりするため、エリアE1内で通信を継続している車両の数を予測しておくことは困難である。したがって当該総移動局推定部26が必要になる。
【0100】
前記待ち時間設定部28は、総移動局数推定部26が推定した移動局数が多いほどキャリアセンス部27がキャリアセンスを実行するランダムなキャリアセンス期間が、自移動局の全動作期間中に占める割合が多くなるように制御する。
【0101】
当該待ち時間設定部28はまた、総移動局数推定部26が推定した移動局数が多いほど、自移動局が送信情報S1や再送要求S5を無線送信する無線送信期間が、自移動局の全動作期間中に占める割合が少なくなるように制御する。
【0102】
このような構成上の相違から明らかなように、本実施形態と第1の実施形態の動作上の相違は、キャリアセンス部27や待ち時間設定部28に関連する部分にかぎられる。
【0103】
すなわち、図4のフローチャートにおいて、図2と同じ符号を付与したステップの処理は図2と同じであり、図4は図2と相違するのは、ステップP40において前記総移動局数推定部26が実行する移動局数の推定と、当該ステップP40につづいて待ち時間設定部27が実行する待ち時間設定だけである。
【0104】
通信装置60の例えば保存処理部25などでは、保存するデータS16などの伝送誤りが多い場合にはパケット廃棄を行う必要があるが、前記キャリアセンス期間を最適なものに設定すれば、干渉波の影響を低減することができ、通信品質が向上するので、パケット廃棄率を低減することが可能になる。
【0105】
(B−2)第2の実施形態の効果
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同等な効果を得ることができる。
【0106】
加えて、本実施形態では、キャリアセンスの待ち時間を最適なものに設定することによって通信品質を高めてパケット廃棄率を改善することができる。
【0107】
(C)他の実施形態
第1、第2の実施形態では、車々間通信システムを例に説明したが、本発明の移動局を車両に限定する必要はないので、本発明は、車々間通信システム以外にも適用することが可能である。
【0108】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、各移動局が共通の拡散符号を用いているので各移動局に異なる拡散符号を割り当てる場合のように、通信相手となり得る全移動局の拡散符号を把握しておく、実現性の高い無線通信システムを構築することができる。
【0109】
また本発明では、各移動局は、移動局識別子を利用することで受信した単位信号の送信元を識別できるので、合成手段を活用して高品質な通信を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る通信装置の主要部の構成例を示す概略図である。
【図2】第1の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図3】第2の実施形態に係る通信装置の主要部の構成例を示す概略図である。
【図4】第2の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図5】第1、第2の実施形態に係る車々間通信システムの構成図である。
【符号の説明】
1…送信情報生成部、2…送信情報符号化部、10、15…拡散符号生成部、16…相関ピーク検出部、20…パケット送信元判定部、21…SW、22A〜22C、24…受信情報または再送要求復号化部、23…多数決論理符号復号化部、24…29A〜29C…復号部、30…通信装置、40〜49…車両、50…車々間通信システム。
Claims (4)
- スペクトル拡散通信方式を用いて直接的に移動局間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
各移動局は、
各移動局を一義的に識別するために割り当てられた移動局識別子を保存する識別子保存手段と、
送達しようとする通信情報と自移動局に割り当てられた移動局識別子を、拡散符号によりスペクトル拡散して単位信号を生成し、当該単位信号を無線送信する送信手段と、
当該単位信号と同じ構成の単位信号を、通信相手である移動局から受信した場合、受信した単位信号を拡散符号によって逆拡散することで相関演算を実行して相関ピークを検出し、当該相関ピークに基づいて受信した単位信号の位相を検出する受信位相検出手段と、
当該相関演算を受けた単位信号に対応する復調信号につき、その移動局識別子の部分を、当該受信位相検出手段が検出した位相ごとに復号処理する複数の識別子復号手段と、
当該識別子復号手段の復号処理によって検出される移動局識別子の内容を検査し、当該移動局識別子の内容の異同に応じて各識別子復号手段を選択する送信元判定手段と、
各識別子復号手段から出力される復調信号を、当該送信元判定子設による選択と、所定の合成手順に従って合成する合成手段とを備えることを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1の無線通信システムにおいて、
前記各移動局は、
受信した単位信号に収容されている通信情報の復号結果に応じて、通信相手の移動局に対し、当該単位信号の再送を要求する再送要求信号を無線送信する再送要求返送手段と、
通信相手である移動局から受信した再送要求信号を処理し、供給される再送処理期間内に当該再送要求信号に対応した単位信号を無線送信するための再送要求処理手段と、
白色雑音的にランダムなタイミングで所定期間、自移動局が受信する各単位信号に含まれている移動局識別子の種数を検出する通信可能移動局数推定手段と、
当該通信可能移動局数推定手段が検出した移動局識別子の種数に応じて、各移動局の全動作期間中に前記再送処理期間が占める割合を変化させる第1の動作状態変更手段とを備えることを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1の無線通信システムにおいて、
前記各移動局は、
供給される搬送波検知期間内に、所定の搬送波検知処理を実行する搬送波検知手段と、
白色雑音的にランダムなタイミングで所定期間、自移動局が受信する各単位信号に含まれている移動局識別子の種数を検出する通信可能移動局数推定手段と、
当該通信可能移動局数推定子設が検出した移動局識別子の種数に応じて、自移動局の全動作期間中に前記搬送波検知期間が占める割合を変化させる第2の動作状態変更手段とを備えることを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1の無線通信システムにおいて、
前記送信手段は、
送達しようとする前記通信情報を第1の誤り訂正符号を用いてスペクトル拡散する第1の拡散部と、
自移動局に割り当てられた前記移動局識別子を第2の誤り訂正符号を用いてスペクトル拡散する第2の拡散部とを備え、
第1の拡散符号を用いてスペクトル拡散された前記通信情報と、第2の誤り訂正符号を用いてスペクトル拡散された前記移動局識別子とを組み合わせて、送信する前記単位信号を生成することを特徴とする無線通信システム。
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