JP5521296B2 - 遊戯用コイン - Google Patents

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Description

この発明は、ゲームセンター等の遊戯場で使用する新規な遊戯用コインに関するものである。
従来の遊戯用コインは、平板円盤の表裏面に各種の模様や店名文字を刻印したものが一般的であり、その文字、模様を成す凹凸部において、その側面を傾斜させて輝きを増したり(特許文献1参照)、円盤状コイン素材の表面に凹凸模様を圧印し、その圧印凹凸模様の全域に色入れをした後、その色入れ部分の凸部表面の色剥がしをするとともに、凹部表面は色入れを残すようにしたりしたものがある。
また、各コインの種別(真偽)のために、コイン中に識別子を埋め込んだものもある(特許文献2参照)。
意匠登録第1264975号公報 特開2003−126535号公報
さらに、例えば、ユーロ圏において流通している1ユーロ硬貨、2ユーロ硬貨等、例えば、1ユーロ硬貨でいうと、外側は、銅:75%、亜鉛:20%、ニッケル:5%の合金、内側が、銅:75%、ニッケル:25%の合金からなる。これらの硬貨は、一般的に「バイメタルコイン」と称されており、一方の部材に他方の部材を押し嵌めたものであって、丸以外(例えば、四角)の形状も含めて遊戯用コインに転用すれば、斬新なものとなる。このため、外側枠を成す金属製外側部材と、その外側部材にはめ込まれる金属製内側部材から成り、その内外側部材の両表面に凹凸模様を圧印した種々のバイメタル仕様のものもある(特許文献3参照)。
特開平06−269308号公報
今日、スロットマシン等のホール(店)では、他店舗コイン及び偽造コインなどの不正使用が顕著に増加傾向にある。このため、自店舗の営業保守、他店(他店舗コイン)との峻別のため、遊戯用コインにおいても、デザインの斬新さ等が要求され、上記輝きを持たせたコインはそれなりの評価を得ている。
しかし、技術の均一化する今日、同一の技術(デザイン)では、価額競争となり、遊戯用コインメーカーもその競争によって疲弊する。
また、圧印凹凸模様の凹部表面に色入れを残した遊戯用コインも種々の態様のものが出回っているが、バイメタル仕様のコインにおいて、その内外側部材の圧印凹凸模様のそれぞれの凹部表面に異なる色入れをしたものはない。
さらに、上記コイン中に埋め込んだ識別子は、任意のパターンを有する磁束検知材からなって、その磁束検知材のパターンに応じたパルスホール電圧に基づいてコインを識別する(特許文献2請求項1参照)。
しかし、この識別子は磁束変動に基づく識別であるため、正確性に劣ると共に、情報量等に問題がある。
この発明は、このような状況の下、独自の新加工技術と既存技術を応用する事により、今までにない斬新なデザインの遊戯用コインを提供することを第1の課題、新規な識別子を有する遊戯用コインを提供することを第2の課題とする。
上記第1の課題を達成するために、この発明は、バイメタル様式の遊戯用コインを製造する際、まず、その内外側部材の少なくとも一方の表面に凹凸模様を圧印し、すなわち、内外側部材の両表面に凹凸模様を圧印したり、内側部材の表面のみに凹凸模様を圧印したり、外側部材の両表面のみに凹凸模様を圧印したりして、その凹部表面に色入れをした後、両部材を嵌め込んで一体化するようにしたのである。
ここで、凹凸模様の凹部への色づけは、従来と同様な吹付け、着色樹脂のモールド(含浸)又はメッキ処理等で行ったり、コインを色壷内にどぶ漬けして行ったりすることができるが、通常、何れの手段によっても、凸部表面にも色づけされてしまう。このため、その凹部の表面のみに色づけをするには、その凹部表面のみに筆等によって色づけすることが考えられるが、その作業は繁雑である。
このため、この発明は、つぎに、その圧印凹凸模様の全域に色入れをした後、その色入れ部分の凸部表面のみの色剥しをするようにしたのである。このようにすれば、その凸部表面が突出している部分であるため、研磨・研削等によってその色剥がしは容易であり、凹部表面にはその研磨等は至らないため、その凹部表面の色入れは容易に残し得る。
このとき、その内外側部材の両表面にそれぞれ凹凸模様を圧印し、その凹部表面にそれぞれ色入れをした後、両部材を嵌め込んで一体化すれば、その内外側部材の圧印凹凸模様のそれぞれの凹部表面に異なる色入れがなされたバイメタル仕様の遊戯用コインを容易に得ることができる。また、そのバイメタル様式のコインにおいては、各部材に異なるメッキ、造形等の各種の処理を別々に施す必要がある場合においても、その各処理を施した後、一体にすれば良い利点がある。
このようなバイメタル様式のコインを製造するこの発明の構成としては、外側枠を成す外側部材と、その外側部材に嵌め込まれる内側部材から成り、その内外側部材の両表面の少なくとも一方の表面に凹凸模様を圧印した遊戯用コインの製造方法であって、前記内外側部材の両表面の少なくとも一方の表面に凹凸模様を圧印し、その圧印凹凸模様の全域に色入れをした後、その色入れ部分の凸部表面の色剥がしをするとともに凹部表面は色入れを残し、その凹部表面に色入れされた部材と他の部材を嵌め合わせ、金型の押圧により、両部材を一体化する構成を採用することができる。
その内外側部材の両表面に凹凸模様を圧印した遊戯用コインの製造方法において、内外側部材の表面にそれぞれ凹凸模様を圧印し、その両部材の圧印凹凸模様の全域に色入れをした後、その両部材の一方の色入れ部分のみの凸部表面の色剥がしをするとともに凹部表面は色入れを残し、その外側部材に内側部材を嵌め込みして両部材を一体化するようにした構成を採用することができる。
この構成において、上記色剥がしは両部材において行うことができる。この場合の構成は、外側枠を成す外側部材と、その外側部材にはめ込まれる内側部材から成り、その内外側部材の両表面に凹凸模様を圧印した遊戯用コインの製造方法において、内外側部材の表面にそれぞれ凹凸模様を圧印し、その両部材の圧印凹凸模様の全域に色入れをした後、その色入れ部分の凸部表面の色を剥がして凹部表面は色入れを残し、その凹部表面に色入れされた外側部材に、同様に凹部表面に色入れされた内側部材を嵌め込みして両部材を一体化するものとなる。
この内外側部材の表面の圧印したバイメタル様式のコインにおいて、内側部材と外側部材を一体化する際、通常、両者を押印して一体化するが(特許文献3 図3参照)、その押印によって、部材は変形するため、各部材表面に前もって凹凸模様を形成している場合
、その凹凸模様も変形することとなる。例えば、その凹凸模様が、バーコードや二次元コードであるQRコード((株)デンソー 登録商標)のように、変形すれば、その信号を正確に読み取れなくなる恐れがあるものの場合、そのような変形は好ましくない。
このため、この発明は、内側部材を外側部材内に嵌め込んだ後、変形しても構わない部材のみを押圧して変形させ、その変形によって両部材を一体化するようにしたのである。押圧されない部材表面の凹凸模様は殆ど変形することはない。また、一方のみを押圧するため、その押圧による一方の部材の変形が他方の部材に円滑に伝わり両者が強固に圧接して一体化するように、外側部材の外周縁を拘束した状態で押圧するようにしたのである。
この発明の構成としては、外側枠を成す外側部材と、その外側部材に嵌め込まれる内側部材から成り、その内外側部材の両表面の少なくとも一方の表面に凹凸模様を圧印した遊戯用コインの製造方法であって、前記内外側部材の両表面の少なくとも一方の表面に凹凸模様を圧印し、その圧印凹凸模様の全域に色入れをした後、その色入れ部分の凸部表面の色剥がしをするとともに凹部表面は色入れを残し、その凹部表面に色入れされた部材と他の部材を嵌め合わせ、その外側部材の外周縁を拘束した状態で、金型によって、前記内外側部材の一方の表面のみに凹凸模様を圧印した場合は、その凹凸模様を有しない部材のみを押圧して、又は前記内外側部材の両表面に凹凸模様をそれぞれ圧印した場合は、どちらか一方の部材のみを押圧して、その押圧した部材の周縁を他の部材側に変形圧接させて両部材を一体化する構成を採用することができる。
これらの構成において、上記のように、凹凸模様は、内外側部材の両者の表面に形成(圧印)しても、一方のみでも良いことは勿論であり、その両者に圧印した場合、上述のように、その両圧印凹凸模様の全域に色入れをした後、その一方の部材の凹凸模様のみの凸部表面の色剥がしをするとともに凹部表面は色入れを残すようにすることができることも勿論である。
また、その両者の表面に形成する場合、例えば、その内外側部材の両表面の一方の表面に凹凸模様を圧印し、その凹凸模様の全域に色入れをした後、その色入れ部分の凸部表面の色剥がしをするとともに凹部表面は色入れを残し、その凹部表面に色入れされた部材と他の部材を嵌め合わせ、その外側部材の外周縁を拘束した状態で、金型によってその凹凸模様を有しない部材のみを押圧して、その部材に凹凸模様を圧印するとともに、その部材の周縁を他の部材側に変形させて前記圧印凹凸模様を有する部材に圧接させて両部材を一体化するようにした構成を採用することができる。この構成では、両部材の一体化と他の部材への圧印を同時に行うこととなる。
このとき、上記両部材の押圧とともに、上記凹凸模様を圧印することを止めて、内外側部材を一体化した後に、一方の部材への凹凸模様の圧印を行うようにしても良い。
また、この発明の他の構成としては、外側枠を成す外側部材と、その外側部材にはめ込まれる内側部材から成り、その内外側部材の両表面に凹凸模様を圧印した遊戯用コインの製造方法において、前記内外側部材の一方の表面に凹凸模様を圧印し、その圧印凹凸模様の全域に色入れをした後、その色入れ部分の凸部表面の色を剥がして凹部表面は色入れを残し、その凹部表面に色入れされた部材と他方の部材とを嵌め合わせ、その外側部材の外周縁を拘束した状態で、金型によってその色入れをしていない部材のみを押圧して、その色入れしていない部材に凹凸模様を圧印するとともに、その色入れしてない部材の周縁を変形させ他方の部材に圧接させて両部材を一体化するようにした構成を採用することができる。
このとき、上記色入れをしていない部材の押圧とともに、その色入れをしていない部材に上記凹凸模様を圧印することを止めて、内外側部材を一体化した後に、色入れをしていない部材への凹凸模様の圧印を行うようにしても良い。
この構成においては、内側部材を色入れする部材とするとよい。内側部材に、通常、上
記QRコードやバーコード等の変形してはいけない模様を形成するからである。この場合の構成は、外側枠を成す外側部材と、その外側部材に嵌め込まれる内側部材から成り、その内外側部材の両表面に凹凸模様を圧印した遊戯用コインの製造方法において、前記内側部材の表面に凹凸模様を圧印し、その圧印凹凸模様の全域に色入れをした後、その色入れ部分の凸部表面の色を剥がして凹部表面は色入れを残し、その凹部表面に色入れされた内側部材を、前記外側部材内に嵌め込み、その外側部材の外周縁を拘束した状態で、金型によってその外側部材のみを押圧して、その外側部材に凹凸模様を圧印するとともに、その外側部材の内周縁を内側に変形させ前記内側部材に圧接させて両部材を一体化するものとなる。
このときにおいても、上記外側部材の押圧とともに、その外側部材に上記凹凸模様を圧印することを止めて、内外側部材を一体化した後に、外側部材への凹凸模様の圧印を行うようにしても良い。
上記凹凸模様の凹部の色入れ模様は、多くの商品に普及している上記QRコードやバーコード等以外に種々のものが考え得るが、その両コード模様とすれば、読み取り機も普及しており、情報量も多いため、上記第2の課題を達成し得るものとなる。
このQRコードやバーコードを刻印したコインは、バイメタル仕様でなくても、例えば、円盤状コイン素材の表面にQRコード又はバーコードの凹凸模様を圧印し、その圧印凹凸模様の全域に色入れをした後、その色入れ部分の凸部表面の色剥がしをするとともに、凹部表面は色入れを残すようにして製造すれば、そのQRコード等の効果を得ることができる遊戯用コインとし得る。
このQRコードをコインに刻印(形成)すれば、各コインのQRコードを識別することにより、製造側では、コイン(製品)の配置管理(ロケーション管理)において、コインのサイズ、材質別に保管場所位置管理が容易になり、作業者の探す手間が省け、作業効率の向上を図ることができる。また、材料の混入及びピッキング(商品の仕分け)時のミスを低減できる。さらに、入出荷の管理においては、誤出荷防止や他製品混入等のミスを低減できる。このように、ピッキング・出荷検品作業改善、製品トレーサビリティ管理改善を図ることができる。
一方、顧客側(店舗側)では、他店舗のコインとの峻別が容易であって、他店舗コインの流入を確実に防ぐことができる。すなわち、セキュリティー管理が向上する。また、そのコインのQRコードを携帯電話等によって読み取ることによって、そのコイン店舗のホームページにアクセスできるようにすれば、店舗側の情報をそのホームページから入手でき、その店舗独自のサービス等を提供することができる。すなわち、店舗情報多種多様化を図ることができる。さらに、QRコード内に、「当り」、「ハズレ」等の信号を入れれば、ゲーム中にその「当り」でもって、獲得コインを増やす等の機能を付加することにより、そのゲームの面白みを増すことができる。すなわち、懸賞付きコインとすることもできる。この場合、肉眼では、そのQRコードを識別できないため、スロットマシン等に入れて初めてその識別がなされるようにすれば、新たな遊戯として発展する可能性がある。
なお、遊戯用コインは、メダルとしても使用でき、そのメダルの場合、各種の店舗のノベルティーとして使用でき、そのメダルのQRコード等による情報でもって、店舗情報や懸賞等を行うことができる。
以上のように、この発明に係る遊戯用コインは、従来なかった斬新なものとなり、他店舗コインとの峻別(他店舗コインの不正使用)、偽造コインの不正使用等を防ぐための遊戯用コインとして、新たな顧客吸引力を有するものとなる。
図1(II)(b)に、この発明の一実施例による製造コインCを示し、この遊戯用コインCは、外側枠を成す真鍮製外側部材10と、その外側部材10に嵌め込まれるステンレス製内側部材20から成る。このとき、外側部材10をステンレス、内側部材20を真鍮とすることもできる。
この遊戯用コインCは、図1(I)に示すように、外側部材10にあっては、帯状部材から、圧穿により、円盤状素材11を製作し(同図(a))、その円盤状素材11の周縁を圧縁11aした後(同図(b))、バレル洗浄等によって洗浄する。その洗浄後の円盤状素材11を中抜きして円枠状外側部材12を造って(同図(c))、前記と同様に洗浄する。圧縁は、圧印による模様を出やすくするためであり、必要に応じて、素材11を加熱して圧印し易くする。バレル洗浄は、圧穿、中抜き作業によるバリ、油分等の除去が行われる。
内側部材20は、図1(III)に示すように、同じく、帯状部材から、圧穿により、円
盤状素材21を製作し(同図(a))、その円盤状素材21の周縁を圧縁21aした後(同図(b))、QRコードaの圧印をする(同図(c))。その圧縁時、後述の凹条25が外周面全周に形成される。圧印は両面(表裏面)でも片面でも良いが、実施例では両面に圧印した。その圧印した素材22を塗料の吹付けによってその全表面(表裏及び側周面)に黒色入れする(同図(d))。この時、QRコードaを成す凹凸模様23の凸表面及び凹表面の全域が色入れされる。
その色入れされた内側部材(素材)22の表面を研磨して、凹凸模様23の凸表面の色入れを除去して(色剥がして)、その凹部表面のみが色入れされた内側部材24を得る(同図(e))。この凹部表面の色入れ模様は所要のQRコードaを成す。
以上のようにして製作された外側部材12と内側部材24の一体化は、まず、図1(II)(a)に示すように、その外側部材12に内側部材24を入れる。このとき、内側部材24の外周面には凸条がないため(凹条25であるため)、外側部材12に内側部材24が隙間なく嵌る(図2(a)参照)。この隙間なく嵌っていることにより、後述の圧印時(押圧時)、両者12、24が隙間なく一体化する。
つぎに、図2(a)から同図(b)に示すように、その外側部材12の外周縁を規制(拘束)枠32により拘束した状態で、図3で示す圧印用金型Pでもって、その外側部材12のみを押圧して、その外側部材12に凹凸模様13を圧印するとともに、その外側部材12の内周縁を内側に変形させ、内側部材24に圧接させて両部材12、24を一体化して、遊戯用バイメタルコインCを得る。
このとき、内側部材24外周面全周の凹条25に外側部材12内周面が食い込んで強固に一体化される。その圧印模様13は、ホールの名称等と任意であって、両面(表裏面)でも片面でも良いが、実施例では両面に形成した。このため、アンビルも図3と同一の圧印用金型Pとした。
この圧印装置としては、従来周知のものを適宜に使用すればよいが、例えば、特開平10−14626号公報記載の異種金属メダル製造装置に類するものを使用する。この装置の場合、上記規制枠32が同公報記載のリングホルダー(同公報の符号:6)とワーク支持板(同47)となり、その2部品間の切欠部(同8)は、円孔又は拘束に支障がない切り欠き度合とする。また、アンビル(同41)、ピストン(同42)は刻印作用をしないものであるため、この実施例の遊戯用バイメタルコインCを製造する場合には、そのアンビルとピストンを圧印用金型P、Pとする。
QRコードaに代えてバーコード等の各種の識別コードを採用できる。この場合、コー
ド模様は、凹部表面への色入れによって構成される。
この凹部のみに色入れされた模様を有するコインは、バイメタルコインに限らず、一種類の素材からなるコインにおいても採用することができる。
また、上記の製造方法において、中抜き後の外側部材12に刻印して凹凸模様を形成し、内側部材24と同様に、その凹凸模様の凹部表面のみに色入れした後、両部材12、24を一体化すれば、両部材12、24に色入れされた凹部表面の模様を有するコインを得ることができる。
このとき、金型Pは、刻印する必要がないため、単なるパンチの機能を果たすのみであって、その押圧面は、内側部材24のみ、外側部材12のみ、両部材12、24と任意である。また、外側部材12の外周面の拘束も適宜に行えばよい(規制枠32を除去できる)。さらに、両部材12、24の一体化の際、両部材12、24を押圧しても、どちらか一方を押圧しても良い。一方のみの押圧は、変形しては好ましくない凹凸模様を有しない部材側とする。また、両部材12、24の両者に凹凸模様を形成し、その凹凸模様に色入れした場合、その一方のみの凸部表面の色剥がしをするようにしても良い。
上記何れの場合も、外側部材12の凹凸模様13は、内外側部材12、24の一体化と同時でなくても、その一体化の後の工程で圧印するようにしても良い。
コインC、外側部材10及び内側部材20の形状としては、丸以外(例えば、四角)の形状も含めて遊戯用コインとして採用し得る形状であれば任意である。上記メダルであれば、その形状の自由度はさらに増す。また、内外側部材24、12の一体時(圧印時)の厚みは、同一としたり、異ならせたりすることができるが、内側部材24を圧印しない場合は、内側部材24を外側部材12に対して少し厚くしたり(図2参照)、同一としたりすることが好ましい。両者12、24の一体時、外側部材12の内周縁が変形して内側部材24の外周縁に被る恐れが少なくなるからである。さらに、内外側部材20、10の素材としては、上記の真鍮やステンレス等の金属に限らず、コインの素材となり得るものであって、この発明の作用をなし得るものであれば、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)等の合成樹脂などと任意である。内側部材を樹脂製とした場合、ICチップ入りのものとし得る。また、その内側部材は、凹凸模様を圧印することなく、外側部材を変形圧接させて両部材を一体化するこの製造方法を採用できる。
一実施例の製作説明図 同実施例の製作用切断図 同実施例の金型の斜視図
符号の説明
C 遊戯用バイメタルコイン
P 金型
a QRコード
10 コインの外側部材
11 円盤状素材
12 円枠状外側部材
13 圧印凹凸模様
20 内側部材
21 円盤状素材
22 色入れされた内側部材
23 圧印凹凸模様
24 凹部のみ色入れ内側部材

Claims (6)

  1. 外側枠を成す外側部材(10)と、その外側部材(10)に嵌め込まれる内側部材(20)から成り、その内外側部材(20、10)の両表面の少なくとも一方の表面に凹凸模様(23)を圧印した遊戯用コイン(C)の製造方法であって、
    記内側部材(21)の両表面の少なくとも一方の表面に凹凸模様(23)を圧印し、その圧印凹凸模様(23)の全域に色入れをした後、その色入れ部分の凸部表面の色剥がしをするとともに凹部表面は色入れを残し、その凹部表面に色入れされた内側部材(24)と外側部材(12)を嵌め合わせ、その外側部材(12)の外周縁を拘束した状態で、金型(P)によって、
    上記側部材(12)を押圧してその側部材(12)の周縁を側部材(24)側に変形圧接させて、両部材(24、12)を一体化するとともにその外側部材(12)の両表面の少なくとも一方の表面に凹凸模様(13)を圧印する遊戯用コインの製造方法。
  2. 上記内側部材(21)の両表面に凹凸模様(23)を圧印し、その圧印凹凸模様(23)の全域に色入れをした後、その色入れ部分の凸部表面の色剥がしをするとともに凹部表面は色入れを残し、
    上記外側部材(12)を押圧して変形圧接させる際、その外側部材(12)の両表面に凹凸模様(13)を圧印する請求項1に記載の遊戯用コインの製造方法。
  3. 上記外側部材(12)を押圧してその外側部材(12)の内周縁を内側部材(24)側に変形圧接させて、両部材(24、12)を一体化した後、さらに、金型の押圧によって外側部材(12)の両表面の少なくとも一方の表面に凹凸模様(13)を圧印する請求項1に記載の遊戯用コインの製造方法。
  4. 上記内側部材(21)の両表面に凹凸模様(23)を圧印し、その圧印凹凸模様(23)の全域に色入れをした後、その色入れ部分の凸部表面の色剥がしをするとともに凹部表面は色入れを残し、
    上記外側部材(12)を押圧してその外側部材(12)の内周縁を内側部材(24)側に変形圧接させて、両部材(24、12)を一体化した後、さらに、金型の押圧によって外側部材(12)の両表面に凹凸模様(13)を圧印する請求項3に記載の遊戯用コインの製造方法。
  5. 上記内側部材(24)への凹凸模様(23)の凹部の色入れ模様が、QRコード(a)又はバーコードであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊戯用コインの製造方法。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の製造方法によって製造された遊戯用コイン。
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