JP5520851B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Description

本実施形態は、画像を被画像形成媒体に形成する画像形成装置および画像形成装置に適用される画像形成方法に関する。
従来、画像形成装置では、画像の印字率が少ない場合に、過剰に電力を消費したり、高画質化を損ねたりすることがある。このため、画像形成装置は、画像における印字率に応じて電力消費を抑制できるものが要望されている。
特開平9−197911号公報
本実施形態によれば、電力の消費を抑制できる画像形成装置および画像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、画像形成装置は、画像処理部と、画像形成部と、一次転写部と、二次転写部と、濃淡判定部と、制御部と、を有する。画像処理部は、入力した画像を画像形成用の複数色の画像データに画像処理する。画像形成部は、画像処理部により画像処理された複数色の画像データに基づいて色ごとに像担持体に可視像を形成する。一次転写部は、画像形成部が形成した各色の可視像を重ね合わせて中間転写体上に転写する。二次転写部は、中間転写体上に転写された可視像を転写媒体に転写する。濃淡判定部は、画像処理部により処理された画像データにおける色ごとに画素値を積算した各色の積算画素値と全色の画素値を積算した全色の積算画素値を算出する。制御部は、濃淡判定部が計算した各色の積算画素値に基づいて一次転写部における消費電力量を制御し、全色の積算画素値に基づいて二次転写部における消費電力量を制御する。
図1は、デジタル複合機の外観構成例を示す斜視図である。 図2は、デジタル複合機の内部構成例を概略的に示す断面図である。 図3は、デジタル複合機における制御系の構成例を説明するためのブロック図である。 図4は、出力画像処理部の構成例を示すブロックである。 図5は、濃淡を示す積算値の算出例を説明するための図である。 図6は、転写電流制御の流れを説明するためのフローチャートである。 図7は、定着制御の流れを説明するためのフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、画像形成装置としてのデジタル複合機(MFP,Multi-Functional Peripheral)の構成について説明する。
図1は、デジタル複合機の外観構成例を示す斜視図である。また、図2は、デジタル複合機の内部構成例を概略的に示す断面図である。図1に示すように、デジタル複合機は、スキャナ1、プリンタ2、フィニッシャ3、コントロールパネル4およびシステム制御部5を有する。
スキャナ1は、デジタル複合機の本体上部に設置する。スキャナ1は、システム制御部5により制御される。スキャナ1は、原稿の画像を読み取って画像データに変換する装置である。スキャナ1は、原稿の画像データをシステム制御部5へ出力する。
スキャナ1は、原稿における主走査方向の1ライン分の画像を画像データに変換するCCDラインセンサを含む光電変換部としての画像読取部10を有する。画像読取部10は、原稿の副走査方向にCCDラインセンサで原稿を走査することにより原稿全体の画像を読み取る。
スキャナ1は、原稿台ガラス11および原稿センサ12を有する。原稿台ガラス11は、画像読取部10がスキャンする原稿を載置する。画像読取部10は、原稿台ガラス11のガラスを介して原稿台ガラス11上の原稿をスキャンする。原稿センサ12は、原稿台ガラス11上の原稿を検知する。原稿センサ12は、原稿台ガラス11上における原稿の有無を示す信号を出力する。原稿センサ12は、原稿台ガラス11上の原稿サイズを検知する。
スキャナ1は、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)13を有する。ADF13は、給紙トレイ14を有する。給紙トレイ14は、読取対象とする原稿を保持する。ADF13は、給紙トレイ14が保持する原稿を1枚ずつ搬送する。スキャナ1は、ADF13が搬送する原稿の画像を読み取る。スキャナ1において、ADF13は、原稿台ガラス11上に載置した原稿に対するカバーとしても機能する。
プリンタ2は、画像形成手段として機能する。プリンタ2は、システム制御部5により制御される。プリンタ2は、システム制御部5から供給される画像データを被画像形成媒体としての用紙にプリントする。
プリンタ2は、給紙カセット21A、21B、21Cを有する。これらの給紙カセット21A、21B、21Cは、画像をプリントする被画像形成媒体としての用紙を収納する。たとえば、各給紙カセット21A、21B、21Cは、デジタル複合機本体の下部に着脱可能である。各給紙カセット21A、21B、21Cは、それぞれ給紙ローラ22A,22B,22Cを有する。各給紙ローラ22A,22B,22Cは、各給紙カセット21A、21B、21Cから用紙を一枚ずつ取り出す。
搬送部23は、プリンタ2内で用紙を搬送する。搬送部23は、複数の搬送ローラ23a〜23fおよびレジストローラ24を有する。搬送部23は、各給紙ローラ22A,22B,22Cが取り出した用紙をレジストローラ24へ用紙を搬送する。上記レジストローラ24は、画像を転写するタイミングで用紙を転写位置へ搬送する。
複数の画像形成部25(25Y、25M、25C、25K)は、それぞれ各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像を形成する。露光部26は、レーザ光により各画像形成部25(25Y、25M、25C、25K)における像担持体としての感光体ドラムD(Dy、Dm、Dc、Dk)に各色で現像される画像としての静電潜像を形成する。露光部26は、画像データに応じて制御するレーザ光をポリゴンミラーなどの光学系を介して感光体ドラムDに照射する。レーザ光が照射された感光体ドラムの表面には、静電潜像が形成される。露光部26は、システム制御部5からの制御信号に応じてレーザ光を制御する。たとえば、露光部26は、レーザ光のパワーをシステム制御部5からの制御信号に応じて制御する。また、露光部26は、レーザ光の発光を制御するためのパルス幅の変調量などもシステム制御部5からの制御信号に応じて制御する。
各画像形成部25(25Y、25M、25C、25K)は、それぞれ感光体ドラムD(Dy、Dm、Dc、Dk)上に形成された静電潜像を各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーで現像することによりトナー像(可視像)を形成する。中間転写ベルト27は、中間転写体である。各画像形成部25(25Y、25M、25C、25K)は、それぞれ感光体ドラムD(Dy、Dm、Dc、Dk)上に形成した各色のトナー像を中間転写ベルト27上に転写(一次転写)する。各色のトナー像の1次転写位置には、転写電流によって制御される転写バイアスが与えられる。各感光体ドラムD上の各色のトナー像は、それぞれの一次転写位置で転写バイアスにより中間転写ベルト27に転写される。各色の1次転写処理に用いる転写電流は、それぞれシステム制御部5により制御可能である。
また、各画像形成部25(25Y、25M、25C、25K)は、電位センサSvおよび濃度センサSdなどのセンサを有する。電位センサSvは、感光体ドラムの表面電位を検知するセンサである。各画像形成部25(25Y、25M、25C、25K)において、各感光体ドラムDは、露光部26により露光される前に、表面が帯電チャージャにより帯電される。帯電チャージャは、システム制御部5からの制御信号により帯電条件が変更できる。電位センサSvは、帯電チャージャにより表面が帯電された後の感光体ドラムにおける表面電位を検知する。濃度センサSdは、中間転写ベルト27上に転写したトナー像の濃度を検知する。また、濃度センサSdは、感光体ドラムDy、Dm、Dc、Dk上に形成したトナー像を検知するものであっても良い。
各画像形成部25Y、25M、25Cおよび25Kは、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーで現像したトナー像(可視像)を中間転写ベルト27上に重ねて転写する(1次転写する)。中間転写ベルト27は、各色のトナー像が重なり合ったカラー画像を保持する。転写部28は、中間転写ベルト27上の複数色のトナーによるカラー画像を2次転写位置において用紙に転写する。2次転写位置は、中間転写ベルト27上のトナー像を用紙に転写する位置である。2次転写位置は、支持ローラ28aおよび2次転写ローラ28bが対向する位置である。2次転写位置には、転写電流によって制御される転写バイアスが与えられる。中間転写ベルト27上のトナー像(全色のトナー像)は、2次転写位置で転写バイアスにより中間転写ベルト27から用紙に転写される。2次転写処理に用いる転写電流は、システム制御部5により制御可能である。
レジストローラ24は、中間転写ベルト27上のトナー画像にタイミングを合わせて用紙を2次転写位置へ搬送する。転写部28は、2次転写位置においてトナー像を転写した用紙を定着部29へ供給する。定着部29は、トナー像(全色のトナー像)を用紙に定着する。定着部29は、定着温度が制御可能な加熱部を有する。定着部29は、転写部28によりトナー像が転写された用紙を加圧した状態で定着温度で加熱する。定着部29は、定着処理した用紙を排紙部30あるいはフィニッシャ3の何れかへ搬送(排出)する。定着部29が定着処理に用いる定着温度は、システム制御部5により制御可能である。
フィニッシャ3は、プリンタ2が画像を形成した用紙を処理する排紙機構部32および用紙をスタックする排紙トレイ33を有する。フィニッシャ3は、排紙トレイ33にスタックした用紙をステープルする機能、あるいはホールパンチする機能を有するものであっても良い。
コントロールパネル4は、ユーザインターフェースである。たとえば、ユーザは、コントロールパネル4において設定情報などの情報を入力する。コントロールパネル4は、システム制御部5により制御される。コントロールパネル4は、ユーザが入力した情報をシステム制御部5へ出力する。
次に、デジタル複合機2の制御系の構成について説明する。
図3は、デジタル複合機2における制御系の構成例を説明するためのブロック図である。
デジタル複合機2は、装置全体を制御するシステム制御部5を有する。システム制御部5は、システムバスなどを介して、スキャナ1、プリンタ2、フィニッシャ3、コントロールパネル4に接続する。
システム制御部5は、CPU(プロセッサ)51、メインメモリ52、ROM53、不揮発性メモリ54、HDD55、ページメモリ56、外部インターフェース(I/F)57および画像処理部60を有する。
CPU51は、デジタル複合機全体を制御する。CPU51は、プログラムを実行することにより処理を実現するプロセッサである。CPU51は、システムバスを介して、装置内の各部に接続する。CPU51は、システム制御部5内の各部だけでなく、システムバスを介して、スキャナ1、プリンタ2、フィニッシャ3、コントロールパネル4なども接続する。CPU51は、スキャナ1、プリンタ2、および、コントロールパネル4との双方向の通信により、各部へ動作指示を出力したり、各部から種々の情報を取得したりする。また、CPU51は、装置内の各部に設置した各種のセンサの検知信号および動作状態などを示す情報を入力する。
メインメモリ52は、RAMなどにより構成される。メインメモリ52は、ワーキングメモリ、あるいはバッファメモリとして機能する。ROM53は、プログラムおよび制御データなどを記憶する書換え不可の不揮発性メモリである。CPU51は、メインメモリ52を使用しながらROM53(或は不揮発性メモリ54、HDD55)に記憶したプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。たとえば、CPU51は、プログラムを実行することにより抽出手段および制御手段として機能する。
不揮発性メモリ54は、書換え可能な不揮発性メモリである。不揮発性メモリ54は、CPU51が実行する制御プログラムおよび制御データを記憶する。また、不揮発性メモリ54は、設定情報、処理条件などを記憶する。ハードディクスドライブ(HDD)55は、大容量の記憶装置である。HDD55は、画像データおよび各種の履歴情報などを記憶する。また、HDD55は、制御プログラムおよび制御データなどを記憶しても良い。また、HDD55は、設定情報および処理条件などを記憶しても良い。
ページメモリ56は、処理の対象とする画像データを展開するためのメモリである。たとえば、スキャナ1が読み取った画像データは、画像処理が施された後、ページメモリ56に格納される。ページメモリ56に格納された画像データは、プリント用の画像処理が施されてプリンタ2へ出力されたり、HDD55に保存されたり、外部インターフェース57を介して外部装置へ送信されたりする。
外部インターフェース57は、外部装置からのプリント要求に応じたプリントデータを受信する。外部インターフェース57は、電子データを外部装置へ送信するためのインターフェースであっても良い。また、外部インターフェース57は、ネットワークを介したネットワークインターフェースであっても良い。
画像処理部60は、入力画像処理部61、圧縮部62、伸張部63、出力画像処理部64を有する。
入力画像処理部61は、スキャナ1が読み取った画像を入力画像として処理するスキャナ系の画像処理部として機能する。入力画像処理部61は、スキャナ1により読取った画像データに対して、シェーディング補正処理、階調変換処理、ライン間補正処理などを実行する。
シェーディング補正処理は、CCDなどの各光電変換素子の感度ばらつき、あるいは、原稿を照明するためのランプの配光特性に応じて、画像データを補正する処理である。階調変換処理は、画像データを構成する各画素の値(たとえば、R、G、Bの各信号値)をルックアップテーブルに従って変換する処理である。ライン間補正処理は、スキャナ1のCCDラインセンサにおけるRGBの各センサの物理的な位置ずれを補正する処理である。また、入力画像処理部61は、スキャナ1が取得した画像データに対して、解像度変換、明るさ調整、コントラスト調整、彩度調整、シャープネス調整などを行うようにしても良い。
圧縮部62は、入力画像処理部61が処理した画像データを圧縮する。圧縮部62は、圧縮した画像データをページメモリ56に記憶する。なお、圧縮部62は、圧縮した画像データをHDD55などへ出力しても良い。
伸張部63は、圧縮されている画像データを伸張する。伸張部63は、ページメモリ56から圧縮された画像データを読み出し、圧縮された画像データを伸張する。伸張部63は、伸張した画像データを出力画像処理部64へ出力する。なお、伸張部63は、伸張した画像データをHDD55などへ出力しても良い。
出力画像処理部64は、入力した画像データをプリント用の画像データに変換する。出力画像処理部64は、プリンタ2が用紙にプリントするプリント用の画像データを生成するプリンタ系の画像処理部として機能する。コピー処理において、出力画像処理部64は、入力画像処理部61およびページメモリ56等を経て供給されるスキャナ1により読み取った画像データをプリント用の画像データに変換する。また、プリント処理において、出力画像処理部64は、外部インターフェース57を介して外部装置から入力した画像データをプリント用の画像データに変換する。
図4は、出力画像処理部64の構成例を示すブロックである。
図4に示す構成例において、出力画像処理部64は、像域識別部70、色変換部71、墨入れ処理部72、フィルタ処理部73、階調補正部74、ディザ処理部75および濃淡判定処理部76などを有する。
出力画像処理部64に入力された画像データは、像域識別部70と色変換部71とに供給される。
像域識別部70は、入力された画像の種類(文字の画像か、写真の画像か、文字と写真の画像か)を判定する。像域識別部70は、入力画像における所定単位の画像領域ごとに画像の種類を判定しても良いし、1ページ全体について画像の種類を判定しても良い。また、ユーザにより原稿となる画像の種類が指定された場合、像域識別部70は、ユーザにより指定された画像の種類を判定結果として出力する。像域識別部70による判定結果は、墨入れ処理部72、フィルタ処理部73、階調補正部74、ディザ処理部75などに供給される。墨入れ処理部72、フィルタ処理部73、階調補正部74およびディザ処理部75は、画像の種類の判定結果に応じたパラメータを用いて画像処理を行う。
色変換部71は、画像データの色を変換する。たとえば、色変換部71は、R(赤)、G(緑)およびB(青)信号からなるカラー画像データを、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)信号からなるカラー画像データに変換する。たとえば、スキャナ1は、原稿の画像をR(赤)、G(緑)およびB(青)信号からなるカラー画像データとして読取り、プリンタ2はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)信号からなるカラー画像データをプリントするものとする。この場合、コピー処理において、色変換部71は、スキャナ1が読み取ったR、G、B信号からなるカラー画像データをプリンタ2がプリント処理するC、M、Y、K信号からなるプリント用の画像データに変換する。
墨入れ処理部72は、画像データにおける各画素が黒か否かを判定し、黒と判定された画素を黒の画素に補正する。フィルタ処理部73は、画像データをプリンタの特性などに応じたフィルタにより処理する。階調補正部74は、フィルタ処理された画像データにおける階調を補正する。階調補正部74は、プリンタ2における階調特性に合わせて画像データの値を変換する。ディザ処理部75は、階調補正された画像データに対してディザ処理を施す。ディザ処理部75は、ディザ処理したCMYKの画像データをプリントデータとしてプリンタ2に供給する。また、ディザ処理部75は、ディザ処理したCMYKの画像データを濃淡判定処理部76にも供給する。
濃淡判定処理部76は、ディザ処理されたCMYK値からなる画像データ(プリントデータ)における濃淡を判定する。濃淡判定処理部76は、プリントする画像のCMYKの各値からなる各画素の画素値を積算した積算値を濃淡を示す値として算出する。濃淡判定処理部76は、プリント対象となる画像における所定領域ごとに積算値を算出しても良いし、プリント対象となる各ページの画像全体で積算値を算出しても良い。
図5には、濃淡判定処理部76における積算値の算出方法の説明図を示す。図5は、所定領域ごとに積算値を算出する処理例を説明するための図である。
図5に示す例では、濃淡判定処理部76は、副走査方向の大きさが所定間隔sとなる画像領域E(E1、E2、…)ごとにプリント対象となる画像を領域分けする。濃淡判定処理部76は、各領域Eごとの画像データにおける各画素のC、M、Y、Kの各値をそれぞれ積算する。これにより、各領域Eごとに、Cの値の積算値Ci、Mの値の積算値Mi、Yの値の積算値Yi、およびKの値の積算値Kiがそれぞれ算出される。また、濃淡判定処理部76は、CMYKの全色の積算値Aiを算出しても良い。これらの積算値は、画像における濃淡を示す値としてCPU51に通知される。
CPU51は、出力画像処理部64から出力される画像データのプリンタ処理において、CMYKの各積算値に基づいてCMYKの各画像に対する転写電流の制御を行う。たとえば、図2に示す構成において、CMYKの各画像形成部25は、CMYKの各積算値Ci、Mi、Yi、Kiに応じて、それぞれの一次転写位置における転写電流値が制御される。
すなわち、転写制御において、CPU51は、積算値が小さいときには転写電流を低下させ、積算値が大きいときには転写電流を増加させる。たとえば、CPU51は、画像の濃淡を示す積算値と転写電流値に対応づけた1又は複数の閾値とを比較することにより、画像の濃淡(積算値)に応じた転写電流値を決定する。CPU51は、プリント対象とする画像の各領域における各色の濃淡を示す各色の積算値に応じて各色の画像の転写(一次転写)に用いる転写電流を制御する。これにより、本実施例のMFP2では、各色の画像に濃淡に応じた最適な転写制御が可能となる。この結果、MFP2は、無駄な電力消費を抑制しつつ、画像の形成が可能となる。
また、MFP2は、中間転写ベルト27から被画像形成媒体としての用紙に画像を転写する2次転写処理における転写電流も積算値に応じて制御するようにしても良い。CPU51は、濃淡判定処理部76が算出する各色の積算値により全色の積算値を算出する。中間転写ベルト27には、全色の画像が重ねて転写されている。つまり、。中間転写ベルト27における画像の濃淡は、全色の積算値により判定できる。2次転写制御においても、CPU51は、積算値が小さいときには転写電流を低下させ、積算値が大きいときには転写電流を増加させる。たとえば、CPU51は、プリント対象とする画像の各領域における濃淡を示す全色の積算値に応じて2次転写に用いる転写電流を制御する。これにより、本実施例のMFP2では、2次転写においても画像に濃淡に応じた最適な転写制御が可能となる。この結果、MFP2は、無駄な電力消費を抑制しつつ、画像の形成が可能となる。
さらに、定着制御において、MFP2は、上記積算値が小さいときに定着温度を低下させ、積算値が大きいときには定着温度を増加させるように制御しても良い。この場合、CPU51は、用紙に転写された画像の濃淡を示す積算値と定着温度値に対応づけた1又は複数の閾値とを比較することにより、画像の濃淡(積算値)に応じた定着温度値を決定する。ただし、定着処理は、全色の画像が重なった画像(カラー画像)を用紙に定着される処理であるため、CPU51は、プリント画像の色ごとではなく全色の積算値に応じて定着温度を制御する。たとえば、CPU51は、プリント対象の画像の各領域における濃淡を示す全色の積算値に応じて定着温度を制御する。これにより、本実施例のMFP2は、画像に濃淡に応じた最適な定着制御が可能となる。この結果、MFP2は、無駄な電力消費を抑制しつつ、画像の形成が可能となる。
上記のような構成により、MFP2は、プリント対象となる画像ごとに最適な転写制御および定着制御が可能となり、電力消費を抑制することができる。
次に、転写電流制御について説明する。
図6は、転写電流制御の例を説明するためのフローチャートである。
濃淡判定処理部76は、ディザ処理部75から供給されるプリント対象の画像データを所定領域(副走査方向に所定間隔ごとの領域)ごとに領域分けする。濃淡判定処理部76は、各領域における各画素について色(C、M、Y、K)ごとの積算値Ci、Mi、Yi、Kiをそれぞれ算出する(ACT10)。
図6に示す例では、シアン(C)の積算値をCiとし、マゼンタ(M)の積算値をMiとし、イエロー(Y)の積算値をYiとし、ブラック(K)の積算値をKiとする。各色の積算値Ci、Mi、Yi、Kiには、転写電流値に対応づけた1又は複数の閾値が設定される。図6に示す例では、各色にそれぞれ2つの閾値が設定され、2つの閾値により段階的に場合分けされる積算値に応じた3つの転写電流値が設定される。図6に示す例において、シアンの積算値Ciには、2つの閾値Thc1およびThc2(Thc1<Thc2とする)が設定される。マゼンタの積算値Miには、2つの閾値Thm1およびThm2(Thm1<Thm2とする)が設定される。イエローの積算値Yiには、2つの閾値Thy1およびThy2(Thy1<Thy2とする)が設定される。ブラックの積算値Kiには、2つの閾値Thk1およびThk2(Thk1<Thk2とする)が設定される。
濃淡判定処理部76からシアンの積算値Ciが供給されると、CPU51は、シアンの積算値Ciに基づいてシアンの画像を感光体ドラムDcから中間転写ベルト27に転写するための一次転写に用いる転写電流を制御する(ACT11〜15)。すなわち、CPU51は、シアンの積算値Ciがシアン画像に対する転写電流制御のための第1の閾値Thc1よりも小さいか否かを判定する(ACT11)。Thc1>Ciである場合(ACT11、YES)、CPU51は、シアン画像の一次転写に用いる転写電流を第1の転写電流値Ic1に設定する(ACT13)。
Thc1>Ciでない場合(ACT11、NO)、CPU51は、シアンの積算値Ciがシアン画像に対する転写電流制御のための第2の閾値Thc2(Thc1<Thc2とする)よりも小さいか否かを判定する(ACT12)。Thc2>Ciである場合(ACT12、YES)、CPU51は、シアン画像の一次転写に用いる転写電流を第2の転写電流値Ic2(Ic1≦Ic2とする)に設定する(ACT14)。Thc2>Ciでない場合(ACT12、NO)、CPU51は、シアン画像の一次転写に用いる転写電流を第3の転写電流値Ic3(Ic2≦Ic3とする)に設定する(ACT15)。
また、濃淡判定処理部76からマゼンタの積算値Miが供給されると、CPU51は、マゼンタの積算値Miに基づいてマゼンタの画像を感光体ドラムDmから中間転写ベルト27に転写するための一次転写に用いる転写電流を制御する(ACT21〜25)。すなわち、CPU51は、マゼンタの積算値Miがマゼンタ画像に対する転写電流制御のための第1の閾値Thm1よりも小さいか否かを判定する(ACT21)。Thm1>Miである場合(ACT21、YES)、CPU51は、マゼンタ画像の一次転写に用いる転写電流を第1の転写電流値Im1に設定する(ACT23)。
Thm1>Miでない場合(ACT21、NO)、CPU51は、マゼンタの積算値Miがマゼンタ画像に対する転写電流制御のための第2の閾値Thm2(Thm1<Thm2とする)よりも小さいか否かを判定する(ACT22)。Thm2>Miである場合(ACT22、YES)、CPU51は、マゼンタ画像の一次転写に用いる転写電流を第2の転写電流値Im2(Im1≦Im2とする)に設定する(ACT24)。Thm2>Miでない場合(ACT22、NO)、CPU51は、マゼンタ画像の一次転写に用いる転写電流を第3の転写電流値Im3(Im2≦Im3とする)に設定する(ACT25)。
また、濃淡判定処理部76からイエローの積算値Yiが供給されると、CPU51は、イエローの積算値Yiに基づいてイエローの画像を感光体ドラムDyから中間転写ベルト27に転写するための一次転写に用いる転写電流を制御する(ACT31〜35)。すなわち、CPU51は、イエローの積算値Yiがイエロー画像に対する転写電流制御のための第1の閾値Thy1よりも小さいか否かを判定する(ACT31)。Thy1>Yiである場合(ACT31、YES)、CPU51は、イエロー画像の一次転写に用いる転写電流を第1の転写電流値Iy1に設定する(ACT33)。
Thy1>Yiでない場合(ACT31、NO)、CPU51は、イエローの積算値Yiがイエロー画像に対する転写電流制御のための第2の閾値Thy2(Thy1<Thy2とする)よりも小さいか否かを判定する(ACT32)。Thy2>Yiである場合(ACT32、YES)、CPU51は、イエロー画像の一次転写に用いる転写電流を第2の転写電流値Iy2(Iy1≦Iy2とする)に設定する(ACT34)。Thy2>Yiでない場合(ACT32、NO)、CPU51は、イエロー画像の一次転写に用いる転写電流を第3の転写電流値Iy3(Iy2≦Iy3とする)に設定する(ACT35)。
また、濃淡判定処理部76からブラックの積算値Kiが供給されると、CPU51は、ブラックの積算値Kiに基づいてブラックの画像を感光体ドラムDkから中間転写ベルト27に転写するための一次転写に用いる転写電流を制御する(ACT41〜45)。すなわち、CPU51は、ブラックの積算値Kiがブラック画像に対する転写電流制御のための第1の閾値Thk1よりも小さいか否かを判定する(ACT41)。
Thk1>Kiである場合(ACT41、YES)、CPU51は、ブラック画像の一次転写に用いる転写電流を第1の転写電流値Ik1に設定する(ACT43)。Thk1>Kiでない場合(ACT41、NO)、CPU51は、ブラックの積算値Kiがブラック画像に対する転写電流制御のための第2の閾値Thk2(Thk1<Thk2とする)よりも小さいか否かを判定する(ACT42)。Thk2>Kiである場合(ACT42、YES)、CPU51は、ブラック画像の一次転写に用いる転写電流を第2の転写電流値Ik1(Ik1≦Ik2とする)に設定する(ACT44)。Thk2>Kiでない場合(ACT42、NO)、CPU51は、ブラック画像の一次転写に用いる転写電流を第3の転写電流値Ik3(Ik2≦Ik3とする)に設定する(ACT45)。
さらに、CPU51は、濃淡判定処理部76から供給される各色の積算値Ci、Mi、YiおよびKiを積算することにより全色の積算値Aiを算出する(ACT50)。全色の積算値Aiは、濃淡判定処理部76が計算するようにしても良い。全色の積算値Aiが算出されると、CPU51は、全色の積算値Aiに基づいて中間転写ベルト27から用紙に画像を転写するための2次転写に用いる転写電流を制御する(ACT51〜55)。すなわち、CPU51は、全色の積算値Aiが2次転写電流制御のための第1の閾値Tha1よりも小さいか否かを判定する(ACT51)。
Tha1>Aiである場合(ACT51、YES)、CPU51は、2次転写に用いる転写電流を第1の転写電流値Ia1に設定する(ACT53)。Tha1>Aiでない場合(ACT51、NO)、CPU51は、積算値Aiが2次転写電流制御のための第2の閾値Tha2(Tha1<Tha2とする)よりも小さいか否かを判定する(ACT52)。Tha2>Aiである場合(ACT52、YES)、CPU51は、2次転写に用いる転写電流を第2の転写電流値Ia2(Ia1≦Ia2とする)に設定する(ACT54)。Tha2>Aiでない場合(ACT52、NO)、CPU51は、2次転写に用いる転写電流を第3の転写電流値Ia3(Ia2≦Ia3とする)に設定する(ACT55)。
以上の処理により、各色の一次転写および2次転写に用いる転写電流は、プリントされる画像における濃淡に応じた値に制御される。この結果、画像の濃度が薄い場合には転写電流が抑制され、消費電力量を抑制できる。すなわち、本実施例の画像形成装置では、画像の濃度に応じた転写電流の制御ができるため、消費電力量の適正化を図ることができる。
次に、定着温度制御について説明する。
図7は、定着温度制御の例を説明するためのフローチャートである。
濃淡判定処理部76は、上記同様に、ディザ処理部75から供給されるプリント対象の画像データにおける各領域ごとに各色の積算値Ci、Mi、Yi、Kiを算出する。CPU11は、各色の積算値Ci、Mi、YiおよびKiを積算することにより全色の積算値Aiを算出する(ACT60)。全色の積算値Aiは、濃淡判定処理部76が計算するようにしても良い。積算値Aiには、定着温度に対応づけた1又は複数の閾値が設定される。図7に示す例では、2つの閾値Tf1およびTf2(Tf1<Tf2とする)が設定される。また、図7に示す例では、2つの閾値により段階的に場合分けされる積算値に応じて3つの定着温度(Ft1≦Ft2≦Ft3とする)が設定される。
全色の積算値Aiが算出されると、CPU51は、全色の積算値Aiに基づいて、定着部29による用紙に対する定着処理に用いる定着温度を制御する(ACT61〜65)。すなわち、CPU51は、全色の積算値Aiが定着温度制御のための第1の閾値Tf1よりも小さいか否かを判定する(ACT61)。
Tf1>Aiである場合(ACT61、YES)、CPU51は、定着処理に用いる定着温度を第1の定着温度Ft1に設定する(ACT63)。Tf1>Aiでない場合(ACT61、NO)、CPU51は、積算値Aiが定着温度制御のための第2の閾値Tf2(Tf1<Tf2とする)よりも小さいか否かを判定する(ACT62)。Tf2>Aiである場合(ACT62、YES)、CPU51は、定着処理に用いる定着温度を第2の定着温度Ft2(Ft1≦Ft2とする)に設定する(ACT64)。Tf2>Aiでない場合(ACT62、NO)、CPU51は、定着処理に用いる定着温度を第3の定着温度Ft3(Ft2≦Ft3とする)に設定する(ACT65)。
以上の処理により、用紙に画像を定着させる定着処理に用いる定着温度は、プリントされる画像における濃淡に応じた温度に制御される。この結果、画像の濃度が薄い場合には定着温度が抑制され、消費電力量を抑制できる。すなわち、画像の濃度に応じた定着温度の制御ができるため、消費電力量を適正化できる。
上記のようなMFP2によれば、プリント対象となる画像あるいは画像領域ごとに最適な転写制御および定着制御が可能となり、電力消費を抑制可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲の記載を付記する。
[1]
入力した画像を処理する画像処理部と、
前記画像処理部により画像処理された画像データに基づいて像担持体に可視像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部が形成した可視像を転写媒体に転写する転写部と、
前記画像処理部により処理された画像データにおける濃淡を判定する濃淡判定部と、
前記濃淡判定部による判定結果に従って前記転写部における消費電力量を制御する制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
[2]
前記転写部は、転写電流値により制御される転写バイアスにより前記可視像を転写媒体に転写し、
前記制御部は、前記濃淡判定部による判定結果が濃淡が薄いほど前記転写電流値を低下させる、
ことを特徴とする前記[1]に記載の画像形成装置。
[3]
前記濃淡判定部は、画像データにおける各画素値の積算値を算出し、
前記制御部は、前記濃淡判定部により算出された積算値が小さいほど前記転写電流値を低下させる、
ことを特徴とする前記[1]又は[2]の何れか1項に記載の画像形成装置。
[4]
前記濃淡判定部は、副走査方向の大きさが所定間隔となる画像領域ごとに各画素値の積算値を算出し、
前記制御部は、前記濃淡判定部により積算値を算出した画像領域ごとに前記転写電流が前記積算値に応じた転写電流値になるように制御する、
ことを特徴とする前記[1]乃至[3]の何れか1項に記載の画像形成装置。
[5]
さらに、前記転写媒体に転写された可視像を転写媒体に定着する定着部を有し、
前記制御部は、前記濃淡判定部による判定結果に従って前記定着部における消費電力量を制御する、
ことを特徴とする前記[1]乃至[4]の何れか1項に記載の画像形成装置。
[6]
前記定着部は、前記転写媒体を定着温度で加熱して前記可視像を前記転写媒体に定着させ、
前記制御部は、前記濃淡判定部による判定結果が濃淡が薄いほど前記定着温度を低下させる、
ことを特徴とする前記[5]に記載の画像形成装置。
[7]
前記濃淡判定部は、画像データにおける各画素値の積算値を算出し、
前記制御部は、前記濃淡判定部により算出された積算値が小さいほど前記定着温度を低下させる、
ことを特徴とする前記[5]又は[6]の何れか1項に記載の画像形成装置。
[8]
前記濃淡判定部は、副走査方向の大きさが所定間隔となる画像領域ごとに各画素値の積算値を算出し、
前記制御部は、前記濃淡判定部により積算値を算出した画像領域ごとに前記定着温度が前記積算値に応じた定着温度になるように制御する、
ことを特徴とする前記[5]乃至[7]の何れか1項に記載の画像形成装置。
[9]
入力した画像を画像形成用の画像データに画像処理し、
前記画像処理された画像データに基づいて像担持体に可視像を形成し、
前記画像処理された画像データにおける濃淡を判定し、
前記濃淡の判定結果に従って前記可視像を転写媒体に転写させるための消費電力量を制御し、
前記制御される消費電力量によって前記可視像を転写媒体に転写する、
を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
1…スキャナ、2…プリンタ、5…システム制御部、25…画像形成部、27…中間転写ベルト、28…転写部、29…定着部、51…CPU、57…外部インターフェース、60…画像処理部、61…入力画像処理部、64…出力画像処理部、76…濃淡判定処理部。

Claims (7)

  1. 入力した画像を画像形成用の複数色の画像データに画像処理する画像処理部と、
    前記画像処理部により画像処理された複数色の画像データに基づいて色ごとに像担持体に可視像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部が形成した各色の可視像を重ね合わせて中間転写体上に転写する一次転写部と、
    前記中間転写体上に転写された可視像を転写媒体に転写する二次転写部と、
    前記画像処理部により処理された画像データにおける色ごとに画素値を積算した各色の積算画素値と全色の画素値を積算した全色の積算画素値を算出する濃淡判定部と、
    前記濃淡判定部が計算した各色の積算画素値に基づいて前記一次転写部における消費電力量を制御し、全色の積算画素値に基づいて前記二次転写部における消費電力量を制御する制御部と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記一次転写部は、各色の一次転写電流値により制御される転写バイアスにより各色の可視像を中間転写体に転写し、
    前記二次転写部は、二次転写電流値により制御される転写バイアスにより前記中間転写体上の可視像を転写媒体に転写し、
    前記制御部は、前記各色の積算画素値が小さいほど各色の一次転写電流値を低下させ、前記全色の積算画素値が小さいほど前記二次転写電流値を低下させる、
    前記請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記濃淡判定部は、副走査方向の大きさが所定間隔となる画像領域ごとに各色の積算画素値と全色の積算画素値とを算出し、
    前記制御部は、前記濃淡判定部が各色の積算画素値を算出した画像領域ごとに前記各色の積算画素値に応じて一次転写電流値を制御し、前記濃淡判定部が全色の積算画素値を算出した画像領域ごとに前記全色の積算画素値に応じて二次転写電流値を制御する、
    前記請求項2に記載の画像形成装置。
  4. さらに、前記転写媒体に転写された可視像を転写媒体に定着する定着部を有し、
    前記制御部は、前記濃淡判定部が計算した全色の積算画素値に基づいて前記定着部における消費電力量を制御する、
    前記請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記定着部は、前記転写媒体を定着温度で加熱して前記可視像を前記転写媒体に定着させ、
    前記制御部は、前記濃淡判定部が計算した全色の積算画素値が小さいほど前記定着温度を低下させる、
    前記請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記濃淡判定部は、副走査方向の大きさが所定間隔となる画像領域ごとに全色の積算画素値を算出し、
    前記制御部は、前記濃淡判定部が全色の積算画素値を算出した画像領域ごとに前記定着温度が前記全色の積算画素値に応じた定着温度になるように制御する、
    ことを特徴とする前記請求項4乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 入力した画像を画像形成用の複数色の画像データに画像処理し、
    前記画像処理された複数色の画像データに基づいて色ごとに像担持体に可視像を形成し、
    前記画像処理された画像データにおける色ごとに画素値を積算した各色の積算画素値と全色の画素値を積算した全色の積算画素値を算出し、
    前記濃淡判定部が計算した各色の積算画素値に基づいて一次転写の消費電力量を制御し、
    前記制御される一次転写の消費電力量によって前記像担持体上の各色の可視像を重ね合わせて中間転写体上に転写し、
    前記濃淡判定部が計算した全色の積算画素値に基づいて二次転写の消費電力量を制御し、
    前記制御される二次転写の消費電力量によって前記中間転写体上の可視像を転写媒体に転写する、
    画像形成装置の制御方法
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