JP5520128B2 - クロックアンドデータリカバリ回路 - Google Patents
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Description
入力クロック信号と制御信号とを入力し前記制御信号に基づき位相を可変に調整した多相の出力クロック信号を生成し前記多相のクロック信号として出力する位相補間器と、
を備え、
周波数追従ループに、前記位相検出器からの前記位相比較結果を積分する第1の積分器と、前記第1の積分器の積分出力に対応したパターンの値を出力するパターン発生器とを備え、
位相追従ループに、前記位相検出器からの前記位相比較結果を積分する第2の積分器を備え、
前記第2の積分器の積分出力と前記パターン発生器の出力とを合成した値の信号を生成し前記制御信号として前記位相補間器に供給する混合器と、
前記位相検出器からの出力を監視し、前記位相検出器から前記エラー信号が出力されたとき、前記エラー信号が出力されるまでの前記位相比較結果の出力状況、又は、前記エラー信号が出力されるまでの過去のエラー信号の出力状況から、前記周波数追従ループでの周波数偏差の設定が適正か否か判定し、適正でない場合には、前記第1の積分器の積分出力の補正量を導出して前記第1の積分器に設定し、適正な場合には、前記第1の積分器での積分出力の補正は行わない回路ブロックと、を備えたクロックアンドデータリカバリ回路が提供される。
入力クロック信号と制御信号とを入力し前記制御信号に基づき位相を可変に調整した多相の出力クロック信号を生成し前記多相のクロック信号として出力する位相補間器(17)と、
周波数追従ループを構成し、前記位相検出器(12)からの前記位相比較結果(UP1/DOWN1)を積分する第1の積分器(13)と、前記第1の積分器(13)の積分出力(PPM)に対応したパターンの値を出力するパターン発生器(15)と、
位相追従ループを構成し、前記位相検出器(12)からの前記位相比較結果(UP1/DOWN1)を積分する第2の積分器(14)と、
前記第2の積分器(14)の積分出力と前記パターン発生器(15)の出力とを合成した値の信号を生成し前記制御信号として前記位相補間器(17)に供給する混合器(16)と、
前記位相検出器(12)からの出力(UP1/DOWN1、ERR)を監視し、前記位相検出器(12)から前記エラー信号(ERR)が出力されたとき、前記エラー信号が出力されるまでの前記位相比較結果(UP1/DOWN1)の出力状況、又は、前記エラー信号(ERR)が出力されるまでの過去のエラー信号の出力状況から、前記周波数追従ループでの周波数偏差の設定が適正か否か判定し、適正でない場合には、前記第1の積分器の積分出力(PPM)の補正量(CORRECT)を導出して前記第1の積分器(13)に設定し、適正な場合には、前記第1の積分器(13)での積分出力の補正は行わない回路ブロック(22)と、
を備えた構成としてもよい。
前記エラー信号(ERR)が出力される直前までに、前記クロック信号の位相を進ませる指示(UP1)が、予め定められた所定回以上、前記位相検出器(12)から連続して出力されている場合には、前記第1の積分器(13)の積分出力(PPM)が現在値よりも大きな値となるように補正量(CORRECT)を設定し、
前記エラー信号(ERR)が出力される直前までに、前記クロック信号の位相を遅らせる指示(DOWN1)が、予め定められた所定回以上、前記位相検出器(12)から連続して出力されている場合には、前記第1の積分器(13)の積分出力(PPM)が現在値よりも小さな値となるように補正量(CORRECT)を設定する構成としてもよい。
前記位相検出器(12)から今回前記エラー信号が出力されると、今回の前記エラー信号出力時点まで、前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号について計数した連続回数と、
今回の前記エラー信号の1つ前のエラー信号が出力された時点までに、前記位相検出器から出力された前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の過去の連続回数と、
を累積加算し、
前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の連続回数を累積加算した値が、前記予め定められた所定回以上に対応する値に達するか超えると、連続アップ検出信号(CNTNUP)又は連続ダウン検出信号(CNTNDOWN)を出力する構成としてもよい。
前記位相検出器(12)から前記エラー信号(ERR)が出力されると、前記エラー信号(ERR)が出力されるまでに計数された前記第1のアップ信号(UP1)又は前記第1のダウン信号(DOWN1)の連続回数の計数値(図15のCNTN1)を後段に伝達したのち、前記計数値(CNTN1)を零にリセットする第1の回路ユニット(図15の181〜184)と、
前記第1の回路ユニット(図15の181〜184)から伝達された、前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の前記連続回数を受け、前記連続回数と、過去の前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の前記連続回数の累積加算値とを加算器(図15の185)で加算した値を新たな累積加算値(CNTN2)とし、前記新たな累積加算値(CNTN2)が、前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の所定回数分に対応する値に達したか又は超えているとき、前記連続アップ検出信号(CNTNUP)又は前記連続ダウン検出信号(CNTNDOWN)を出力するとともに、前記連続回数の累積加算値(CNTN2)を零にリセットする第2の回路ユニット(図15の185〜189)と、を備えた構成としてもよい。
(A)前記第1のアップ信号(UP1)又は前記第1のダウン信号(DOWN1)の連続回数の現在の第1の計数値(CNTN1)が+1以上のときに、前記第1のダウン信号(DOWN1)が入力されると、
−1を出力し、
(B)前記第1のアップ信号(UP1)又は前記第1のダウン信号(DOWN1)の連続回数の現在の前記第1の計数値(CNTN1)が−1以下のときに、前記第1のアップ信号(UP1)が入力されると、
+1を出力し、
(C)前記第1のアップ信号(UP1)又は前記第1のダウン信号(DOWN1)の連続回数の現在の前記第1の計数値(CNTN1)と、入力された前記第1のダウン信号又は前記第1のアップ信号の関係が、上記(A)、(B)の関係以外の場合、入力された信号が前記第1のダウン信号(DOWN1)のとき、
前記現在の第1の計数値(CNTN1)に−1を加算した値を出力し、
(D)前記第1のアップ信号(UP1)又は前記第1のダウン信号(DOWN1)の連続回数の現在の前記第1の計数値(CNTN1)と、入力された前記第1のダウン信号又は前記第1のアップ信号の関係が、上記(A)、(B)の関係以外の場合、入力された信号が前記第1のアップ信号(UP1)のとき、現在の前記第1の計数値(CNTN1)に+1を加算した値を出力する構成としてもよい。
前記第1のセレクタの出力を入力し、出力から前記第1の計数値(CNTN1)を出力する第1のフリップフロップ(図15の183、エッジトリガー型のレジスタ)と、
前記第1のフリップフロップ(183)の出力と零とを入力し、前記位相検出器(12)からの前記エラー信号(ERR)を選択制御信号とし、前記エラー信号(ERR)が出力されないときは、零を選択し、前記位相検出器から前記エラー信号が出力されたときは、前記第1のフリップフロップの出力を選択する第2のセレクタ(図15の184)と、を備えた構成としてもよい。
前記加算器(185)の出力と零とを入力する第3のセレクタ(図15の186)と、
前記第3のセレクタ(186)の出力を入力し出力を前記第2の計数値(CNTN2)とする第2のフリップフロップ(図15の187、エッジトリガー型のレジスタ)と、
前記第2のフリップフロップ(187)から出力される前記第2の計数値(CNTN2)を受け、前記第2の計数値(CNTN2)が所定の正値(M)以上の場合、連続アップ検出信号(CNTNUP)、前記第2の計数値(CNTN2)が所定の負値(−M)以下の場合、連続ダウン検出信号(CNTNDOWN)を出力する比較回路(図15の188)と、
前記比較回路(188)から前記連続アップ検出信号(CNTNUP)又は前記連続ダウン検出信号(CNTNDOWN)が出力されると、前記第3のセレクタ(186)にて零を選択し、前記比較回路(188)から前記連続アップ検出信号(CNTNUP)も前記連続ダウン検出信号(CNTNDOWN)も出力されない場合、前記第3のセレクタ(186)にて前記加算器(185)の出力を選択するための選択制御信号を出力する論理ゲート(図15の189)と、を備えた構成としてもよい。
(E)前記連続回数計測器(18)から、前記連続アップ検出信号(CNTNUP)が出力されると、
前記補正量(CORRECT)を正の所定値(p)とし、
(F)前記連続回数計測器(18)から、前記連続ダウン検出信号(CNTNDOWN)が出力されると、
前記補正量(CORRECT)を前記所定値の負値(−p)とし、
(G)前記連続回数計測器(18)から、前記連続アップ検出信号(CNTNUP)、前記連続ダウン検出信号(CNTNDOWN)が出力されないとき、
前記補正量(CORRECT)を零とする、
構成としてもよい。
(E)前記連続回数計測器(18)から、前記連続アップ検出信号(CNTNUP)が出力されると、
前記第1の積分器(13)の出力(PPM)と正の所定値(p)の和(PPM+p)が、前記第1の積分器(13)の出力最大値(PPMmax)よりも小の場合、前記補正量(CORRECT)を前記所定値(p)とし、
前記第1の積分器(13)の出力(PPM)と前記所定値(p)の和(PPM+p)が、前記第1の積分器(13)の出力最大値(PPMmax)以上のとき、前記補正量(CORRECT)を前記所定値の負値(−p)とし、
(F)前記連続回数計測器(18)から、前記連続ダウン検出信号(CNTNDOWN)が出力されると、
前記第1の積分器(13)の出力(PPM)から前記所定値(p)を差し引いた値(PPM−p)が、前記第1の積分器(13)の出力最小値(PPMmin)よりも大の場合、前記補正量(CORRECT)を前記所定値の負値(−p)とし、
前記第1の積分器(13)の出力から前記所定値(p)を差し引いた値(PPM−p)が、前記第1の積分器(13)の出力最小値(PPMmin)以下のとき、前記補正量(CORRECT)を前記所定値(p)とし、
(G)前記連続回数計測器(18)から、前記連続アップ検出信号(CNTNUP)、前記連続ダウン検出信号(CNTNDOWN)がともに出力されないときは、
前記補正量(CORRECT)を零とする、
構成としてもよい。
前記位相検出器(12)からの前記第1のアップ信号(UP1)の入力に応答してカウントアップし、前記位相検出器(12)からの前記第1のダウン信号(DOWN1)の入力に応答してカウントダウンする第1のアップダウン・カウンタ(図10の141)と、
前記第1のアップダウン・カウンタ(141)の出力と前記第1の積分器の出力値(PPM)とを加算する第1の加算器(図11の1421)と、
前記補正量と前記第1の積分器の出力値(PPM)とを加算する第2の加算器(図11の1422)と、
前記補正量(CORRECT)が零のとき、前記第1の加算器(1421)の出力を選択し、前記補正量(CORRECT)が非零のとき、前記第2の加算器(1422)の出力を選択するセレクタ(図11の1424)と、
前記セレクタ(1424)の出力を受け出力が前記第1の積分器(13)の積分出力値(PPM)として出力されるとともに、前記第1、第2の加算器(1421、1422)に共通に入力されるフリップフロップ(図11の1425、エッジトリガー型レジスタ)と、
を備えた構成としてもよい。なお、第1のアップダウン・カウンタ(図10の141)は省略可能である。
前記第1の積分器の出力(PPM)を受ける加算器(図12の151)と、
前記加算器(151)の出力を所定の正整数で除した商と余りを出力する除算器(図12の152)と、
前記除算器(152)の前記余りを受けるフリップフロップ(図12の153、エッジトリガー型レジスタ)と、
を備え、前記加算器(151)は、前記フリップフロップ(153)からの前記余りと、前記第1の積分器の出力(PPM)を加算し、前記商が前記パターン発生器(15)の出力(UPDOWN3)とされる構成としてもよい。
第1乃至第N(Nは4以上の偶数)の判定回路(図3のEXOR)を備え、
第iの判定回路(i=1〜N)は、データ信号をN相のクロック信号でサンプリングしたデータ信号群のうち位相が隣り合うi番目の相とi+1番目の相のクロック信号でサンプリングしたデータ信号が不一致であるか判定し、
前記第1乃至第Nの判定回路(EXOR)の出力を入力し、第j及び第j+1(ただし、j=1、3、・・・N−1の奇数)の判定回路(EXOR)の各対(判定回路の対は全部でN対ある)のうち、少なくとも1対の判定回路の出力がともに不一致を示す場合、すなわち、第1と第2の判定回路(EXOR)の出力がともに不一致を示す、第3と第4の判定回路(EXOR)の出力がともに不一致を示す、・・・、第N−1と第Nの判定回路(EXOR)の出力がともに不一致を示す、のうちのいずれか1つでも成立した場合、エラー信号を出力し、
その他の場合、前記第1乃至第N(Nは2以上の整数)の判定回路の出力に基づき、前記第1のアップ信号、又は前記第1のダウン信号を出力する論理回路部(図3の1230)を備える。
入力データ信号を多相のクロック信号の各々でサンプリングするデータサンプリング回路(11)と、
前記データ信号群に対して相隣る位相の前記クロック信号でそれぞれサンプリングされたデータ信号対の一致/不一致を判定し、前記判定結果の組み合わせに基づき、前記クロック信号の位相を進めさせる第1のアップ信号(UP1)、又は、前記クロック信号の位相を遅らせる第1のダウン信号(DOWN1)を出力し、前記判定出力の組み合わせが予め定められたエラーの条件に該当する場合に、エラー信号(ERR)を出力する位相検出器(12)と、
周波数追従ループを構成し、前記位相検出器(12)からの前記第1のアップ信号(UP1)と前記第1のダウン信号(DOWN1)を積分する第1の積分器(13)と、
位相追従ループを構成し、前記位相検出器(12)からの前記第1のアップ信号(UP1)と前記第1のダウン信号(DOWN1)を積分する第2の積分器(14)と、
前記第1の積分器(13)の出力値に応じたパターンの信号値を生成するパターン発生器(15)と、
前記第2の積分器(14)の出力と前記パターン発生器(15)の出力を合成する混合器(16)と、
入力クロックを入力し前記混合器(16)の出力値に基づき位相を可変させた多相のクロック信号を生成し前記データサンプリング回路(11)に供給する位相補間器(17)と、
前記位相検出器(12)から前記エラー信号が出力されると、前記第2の積分器に対してダウン信号を与える強制ダウン生成器(20)と、
を備えた構成としてもよい。
はじめに図34に示した関連技術のCDRを比較例として説明する。なお、以下の説明は、比較例の課題を解決する本発明の理解の前提となるものである。
T/u
で与えられる。ただし、uは1UI(Unit−Interval:クロック周波数の逆数)である。
∴ f=1/T=5000/(1000000u)
ジッタトレランス特性が0.1UIp−p程度に低下、
引き込み時間の増大、さらには、
永久に引き込まない(0.1UIp−pよりも大きい正弦波ジッタを加え、初期状態でCDRが検出している周波数偏差が大きく誤っていた場合)、
といった問題が起きる可能性がある。
図1は、本発明の第1の実施形態の構成を示す図である。データサンプリング回路11、位相検出器12、積分器13、積分器14、パターン発生器15、混合器16、位相補間器17、連続回数計測器18、補正量決定器19を備えている。
図2は、データサンプリング回路11の構成例を示す図である。図2の構成は、クロック周波数がデータ周波数の1/2の場合であり、例えばデータが5Gbpsならクロックは2.5GHzの4相クロック信号CLK0、90、180、270となる。クロック信号の周波数がデータ周波数の1/2の場合、データサンプリング回路11は、サンプリングされた2個のデータ(例えばCLK0とCLK180によるデータ信号の中心のサンプル値)を抽出データとして、抽出クロックとともにCDRから他の回路に出力される。
図3は、図1の位相検出器12の構成例を示す図である。位相検出器12は、データサンプリング回路11から入力されたデータDATA0、DATA90、DATA180、DATA270、DATA360のうち隣り合うデータ同士を2入力の排他的論理和(EXOR)回路1201、1202、1203、1204で比較する。なお、第4相のクロック信号CLK270でサンプリングされたDATA270の隣りのデータとして巡回的に、CLK360、したがって、次のサイクルのCLK0でサンプリングされたDATA360との比較が、2入力の排他的論理和(EXOR)回路1204で行われる。2入力の排他的論理和(EXOR)回路は2入力が一致のとき0、不一致のとき1を出力する。排他的論理和(EXOR)回路1201、1202、1203、1204の出力は、UP00、DOWN00、UP01、DOWN01となる。
DOWN01を入力するインバータ1205と、
DOWN00を入力するインバータ1207と、
UP01を入力するインバータ1212と、
UP00を入力するインバータ1214と、
UP00とインバータ1205の出力を入力する2入力の論理積(AND)回路1206と、
UP01とインバータ1207の出力を入力するAND回路1208と、
UP00とDOWN00を入力する2入力のAND回路1209と、
UP01とDOWN01を入力する2入力のAND回路1210と、
DOWN00とインバータ1212の出力を入力する2入力の論理積(AND)回路1213と、
DOWN01とインバータ1214の出力を入力するAND回路1215と、
AND回路1206、1208の出力を入力する2入力の論理和(OR)回路1216と、
AND回路1209、1210の出力を入力する2入力のOR回路1211と、
AND回路1213、1215の出力を入力する2入力のOR回路1218と、
OR回路1211の出力を入力するインバータ1217と、
OR回路1216とインバータ1217の出力を入力する2入力のAND回路1219と、
OR回路1218とインバータ1217の出力を入力する2入力のAND回路1220と、
からなる論理回路部1230を備える。
次に、抽出クロック信号の位相がデータよりも進んでおり、DOWNが発生する場合を説明する。
次に抽出クロック位相が遅れており、UPが発生する場合を説明する。
次に抽出クロック位相は最適であり、UPとDOWNが同程度発生する場合について説明する。
次に抽出クロック位相は最悪(データサンプリングクロック信号CLK0、CLK180がデータ信号の変化点をサンプリングしている)であり、ERRを出力する場合について説明する。
位相追従ループ内の積分器14は、位相検出器12からのUP1とDOWN1を受け、UP1=HighのときUPカウントし、DOWN1=Highのとき、DOWNカウントするUP/DOWNカウンタ(不図示)を備える。図9は、積分器14のUP/DOWNカウンタの状態遷移図である。実線はUP1=1の場合の状態遷移、破線はDOWN1=1の場合の状態遷移を表す。UP1=1のとき、クロック入力に応答してカウント値を1つインクリメントし、DOWN1=1のとき、クロック入力に応答してカウント値を1つデクリメントし、現在サイクルのカウント値が+7の場合、UP1=1であると、+7から0に戻る。このときUPDOWN2=+1を出力する。現在サイクルのカウント値が−7の場合、DOWN1=1であると、−7から0に戻る。このときUPDOWN2=−1を出力する。
図10は、周波数追従ループ内の積分器13の構成の一例を示す図である。図10に示すように、積分器13は、2段のUP/DOWNカウンタ141、142を備える。1段目のUP/DOWNカウンタ141は、位相追従ループの積分器14のUP/DOWNカウンタと同一構成とされる。UP/DOWNカウンタ141は、位相検出器12が出力したUP1/DOWN1で毎回周波数偏差情報を更新するのではなく、UPとDOWNが所定の回数多くなった時だけ更新するために設けるUP/DOWNカウンタである。UP1/DOWN1で毎回周波数偏差情報を更新する場合、1段目のカウンタ141は使用しない。
図11は、2段目のUP/DOWNカウンタ142の構成例を示す図である。図11を参照すると、UP/DOWNカウンタ142は、UP/DOWNカウンタ141が出力したUPDOWN7と出力PPMを加算する加算器1421と、CORRECTと出力PPMを加算する加算器1422と、CORRECTが0であるか判定する零判定器1423と、セレクタ1424と、セレクタ1424の出力を、入力されるクロック信号でサンプリングされた値をPPMとして出力するフリップフロップ1425を備えている。セレクタ1424は、零判定器1423の判定結果に基づき、CORRECTが0のとき、加算器1421の出力を選択する。このとき、UP/DOWNカウンタとして機能する。セレクタ1424は、零判定器1423の判定結果に基づき、CORRECTが0以外のとき、加算器1422の出力を選択する。これにより、PPMの値を補正する。
図12は、図1のパターン発生器15の構成例を示す図である。図12を参照すると、パターン発生器15は、積分器14の出力PPMを入力する加算器151と、加算器151の出力をNで除算し、商を出力信号UPDOWN3として出力する除算器152と、除算器152から余りを受けクロックに応答してサンプルするフリップフロップ153を備え、フリップフロップ(FF)153の出力端子(Q)の出力信号(余り)が加算器151に帰還入力され、積分器14の出力PPMと加算される。
(PPM mod N)/N
で与えられる。ただし、PPM div Nと、PPM mod Nは、整数の除算(PPM÷N)の商と余りである。PPM<=−Nの場合も同様である。
図1の混合器16は、図13に示すように、パターン発生器15の出力信号UPDOWN3と積分器12の出力信号UPDOWN2を加算し、加算結果を出力信号UPDOWN4を出力する加算器161から構成される。
位相補間器17は、クロックを入力し抽出クロック(多相クロック)を出力するインターポレータを備え、図14に示すように、混合器16からUPDOWN4=+1が入力された場合、抽出クロック信号の位相を1Step進め、UPDOWN4=−1が入力された場合、位相を1ステップ遅らせる。UPDOWN4=+2が入力された場合、位相を2ステップ進める。位相補間器17は、入力クロックとして4相クロック信号(0度、90度、180度、270度)を入力し、UPDOWN4を制御信号として受け、位相を補間した抽出クロック信号CLK0、90、180、270を出力する。図14では抽出クロックとして4相クロック信号の1つのクロック(例えばCLK0)が示されている。CLK90、180、270も同様にして位相が制御される。入力クロックから位相を調整した多相クロック(4相クロック)を生成する位相補間器17は、例えば特許文献2(特開2001−273048号公報)の図2、図4等に開示された構成が用いられる。
周波数追従ループ内の積分器13の出力信号PPMは、CDRが検出している周波数偏差に相当する。その理由を以下説明する。
<条件1>
・ データレート:5.0[Gbps]
・ 位相補間器17の入力クロック:2.5[GHz]
・ 位相検出器12の出力信号周波数(=積分器13、14、パターン発生器15、混合器16の動作周波数):1.25 [GHz]
・ 位相補間器17の分解能 :1Stepは受信データ1UIの1/32に相当
・ パターン発生器15(図12)のN=64。
位相追従ループの追従能力について以下に説明しておく。条件は、上の周波数追従ループの説明に示した条件1のほかに、位相追従ループ内の積分器14のカウント数を8とする。
(1/4)×(1/8)×(1/32)×1000000=976.56[ppm]
が理論上の限界である。マイナス側も同様である。
図15は、連続回数計測器18の構成を示す図である。図15(A)を参照すると、位相検出器12からのUP/DOWN1を入力する論理回路181と、位相検出器12からのERRが0のとき、論理回路181の出力を選択出力し、ERRが1のとき、0を選択出力するセレクタ182と、セレクタ182の出力をサンプルするフリップフロップ(エッジトリガー型のレジスタ)183と、位相検出器12からのERRが0のとき、0を選択出力し、ERRが1のとき、フリップフロップ183の出力を選択出力するセレクタ184とを備え、フリップフロップ183の出力CNTN1は論理回路181に入力されている。第2のセレクタ184の出力を入力する加算器185と、加算器185の出力と0を選択するセレクタ186と、セレクタ186の出力をクロック信号の立ち上がりエッジでサンプルするフリップフロップ(エッジトリガー型のレジスタ)187と、フリップフロップ187の出力を入力し、CNTNUP、CNTNDOWNを出力する比較回路188と、比較回路188の出力CNTNUP、CNTNDOWNを入力する論理和(OR)回路189とを備えている。論理和(OR)回路189の出力はセレクタ186に帰還入力され、フリップフロップ187の出力は、加算器185に入力される。
図16を参照すると、連続回数計測器18の動作の一例が示されている。なお、図16では、図15(A)の比較回路188のMを「8」とした場合のUP1/DOWN1、ERR、CNTN1、CNTN2、CNTNUP、CNTNDOWNが示されている。UP1/DOWN1の+1はUP1、−1はDOWN1が出力されたことに対応する。
補正量決定器19は、問題となる状態から復帰させるには、CDRが検出している周波数偏差PPMを補正する。一番単純な方法は、以下のフローチャート図17にしたがって、PPMの補正量CORRECTを決定する。
図18に示す例は、PPMを更新した結果、PPM値の上限PPM(Max)と、下限PPM(Min)の間に入る場合は、図17と同じであるが、上限(Max)と下限(Min)の範囲に入らない場合には、CORRECTの符号を極性に反転する。
さらに補正量決定器19の別の例を図19に示す。図19に示す例は、PPMを何回更新してもCDRが引き込まない場合に、補正量CORRECTを大きくするものである。
図29を参照して説明した関連技術の問題点に対する本発明による解決手法を説明する。図32は、図29において、本発明による位相検出器12の4状態(UP、ERR発生、DOWN、UPとDOWNの頻度が同程度)を示した図である。データ周波数−クロック周波数の周波数偏差を5000ppmとする。
図33は、周波数偏差を誤って大きく見積もっている場合の例を説明する図である。ERRの直前の状態はDOWNである。CDRが検出している周波数偏差を補正して小さくすれば、正しい周波数偏差に近くなることが分かる。すなわち、ERR発生直前にDOWNが頻発している場合、データに対してクロックが図33の左に流れている(位相が進んでいる)。データ周波数からみてクロック周波数を高く見積もり過ぎている。このため、クロック周波数を下げ、DOWNを頻繁に発生させるためにPPMの値を小さくする。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。図20は、本発明の第2の実施形態の構成を示す図である。本実施形態では、位相追従ループ側の積分器14の手前に、強制DOWN生成器20が追加されている。強制DOWN生成器20は、位相検出器12から出力されるUP1/DOWN1、ERRを入力し、ERRが発生していない場合(ERR=0)、UPDOWN5=UP1/DOWN1であるが、ERRが発生した場合(ERR=1)、強制的にUPDOWN5=DOWNとする。
図21は、本発明の第2の実施形態を説明するタイミングチャートである。図21(B)に示すように、ジッタ等により、入力データ信号のDUTYが奇数ビット目で狭く、偶数ビット目で広い。ERRは発生するが、クロック位相は変化しないため、この状態で安定する可能性がある。図21(A)を参照すると、データ入力としてa=1、b=0、c=1、d=0、e=1、f=0、g=1、h=0がこの順でクロック周波数の2倍の周波数で入力されるものとする。またa=1の前にz=0(≠a)が入力されているものとする。a、c、e、gの上の右矢印→は、データ位相(エッジ)の遅れを表しており、b、d、f、hの上の左矢印←はデータ位相(エッジ)の進みを表しており、ジッタにより矢印の方向にエッジが若干ずれていることを表している。データa、c、e、gでDUTYが狭く、データb、d、f、hでDUTYは広い。
次に本発明の第3の実施形態について説明する。図22は、本発明の第3の実施形態の構成を示す図である。本実施形態では、位相検出器12からのERRの発生回数を計測し、所定の回数(例えば8回)、ERRが発生するたびに、積分器13のPPMを乱数値RNDに強制設定するエラー回数計数器21を備えている。エラー回数計数器21は、ERRの回数をカウントするカウンタを備え、ERR発生を所定回数カウントした場合、乱数RNDを出力する。乱数は予めメモリに記憶しておいてもよい。積分器13は、図10、図11を参照して説明した構成とされ、CORRECTのかわりに乱数値RNDが入力される。ERRが頻発する場合、周波数追従ループの積分器13の出力PPMの値を強制的にランダム値に設定する。
次に本発明の第4の実施形態について説明する。図23は、本発明の第4の実施形態の構成を示す図である。本実施形態では、位相追従ループの積分器14を混合器16の後段に配置している。図1等に示した前記実施形態のように、混合器16の入力UPDOWN2(積分器14の出力)とUPDOWN3(パターン発生器15の出力)を単純に加算すると、図24に示すように、混合器16の出力UPDOWN4に時間軸上粗密が発生する。図24では、UPDOWN4は、疎(疎で示す時間範囲内に1区間相当のパルス幅のパルスが1つ)、密(密で示す時間範囲内に2区間相当のパルス幅のパルスが1つ)、密(疎で示す範囲の期間内に1区間相当のパルス幅のパルスが1区間を置いて2つ)、疎(疎で示す時間範囲内にパルス無し)となる。本実施形態では、第1の実施形態では混合器16の前段にあった積分器14を混合器16の後段に移すことで、混合器16の出力UPDOWN6の疎密を平滑化(平均化)させている。積分器14は、前記第1の実施形態と同様UP/DOWNカウンタで構成される。混合器16は、図13に示した構成とされ、パターン発生器15の出力UPDOWN3と、UPDOWN2の代わりに、位相検出器12の出力UP1/DOWN1との加算結果をUPDOWN6として出力する。
次に本発明の第5の実施形態について説明する。図25は、本発明の第5の実施形態の構成を示す図である。本実施形態では、図23の前記第4の実施形態の位相追従ループに、図20の前記第2の実施形態の強制DOWN生成器20を追加したものである。ERR=1を受け強制DOWN生成器20は強制的にUPDOWN5=DOWNとし混合器16に出力する。混合器16は、図13に示した構成とされ、パターン発生器15の出力UPDOWN3と、UPDOWN2の代わりに、UPDOWN5との加算結果をUPDOWN6として出力する。強制DOWN生成器20は、ERR=1を受け強制的にUPDOWN5=UPとし混合器16に出力する構成としてもよい。
次に本発明の第6の実施形態について説明する。図26は、本発明の第5の実施形態の構成を示す図である。本実施形態では、図20の前記第5の実施形態における周波数偏差の補正回路(連続回数計測器18、補正量決定器19)を除去したものである。なお、図26において、図25と同様、混合器16の後段に積分器14を配置する構成としてもよい。
12 位相検出器
13 積分器
14 積分器
15 パターン発生器
16 混合器
17 位相補間器
18 連続回数計測器
19 補正量決定器
20 強制DOWN生成器
21 エラー回数計測器
22 回路ブロック(補正回路)
101 位相検出器
102、103 積分器
104 パターン発生器
105 混合器
106 位相補間器
111 レシーバ
112〜119、153、1425 フリップフロップ
141、142 UP/DOWNカウンタ
151、161 加算器
152 除算器
181 論理回路
182、186 セレクタ
183、187 フリップフロップ
184 セレクタ
185 加算器
188 比較回路
189 OR回路
1201〜1204 EXOR
1205、1207、1212、1214、1217 インバータ
1206、1208、1209、1210、1213、1215、1219、1220 AND回路
1211、1216、1218 OR回路
1230 論理回路部
1421、1422 加算器
1423 零判定器
1424 セレクタ
Claims (25)
- 入力データ信号を多相のクロック信号の各々でサンプリングしたデータ信号群の比較結果に基づき、前記クロック信号の位相を進ませるか遅らせる指示情報を含む位相比較結果を出力し、さらに、前記データ信号群の比較結果がエラーに該当するときにエラー信号を出力する位相検出器と、
入力クロック信号と制御信号とを入力し前記制御信号に基づき位相を可変に調整した多相の出力クロック信号を生成し前記多相のクロック信号として出力する位相補間器と、
を備え、
周波数追従ループに、前記位相検出器からの前記位相比較結果を積分する第1の積分器と、前記第1の積分器の積分出力に対応したパターンの値を出力するパターン発生器とを備え、
位相追従ループに、前記位相検出器からの前記位相比較結果を積分する第2の積分器を備え、
前記第2の積分器の積分出力と前記パターン発生器の出力とを合成した値の信号を生成し前記制御信号として前記位相補間器に供給する混合器と、
前記位相検出器からの出力を監視し、前記位相検出器から前記エラー信号が出力されたとき、前記エラー信号が出力されるまでの前記位相比較結果の出力状況、又は、前記エラー信号が出力されるまでの過去のエラー信号の出力状況から、前記周波数追従ループでの周波数偏差の設定が適正か否か判定し、適正でない場合には、前記第1の積分器の積分出力の補正量を導出して前記第1の積分器に設定し、適正な場合には、前記第1の積分器での積分出力の補正は行わない回路ブロックと、
を備えたクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記回路ブロックは、
前記位相検出器から前記エラー信号が出力される直前までに、前記位相検出器から連続して出力された、前記クロック信号の位相を進ませる指示又は位相を遅らせる指示の回数を累積加算する回路を備え、
前記位相検出器から前記エラー信号が出力されたとき、
前記エラー信号が出力される直前までに、前記クロック信号の位相を進ませる指示が、予め定められた所定回以上、前記位相検出器から連続して出力されている場合には、前記第1の積分器の積分出力が現在値よりも大きな値となるように前記補正量を設定し、
前記エラー信号が出力される直前までに、前記クロック信号の位相を遅らせる指示が、予め定められた所定回以上、前記位相検出器から連続して出力されている場合には、前記第1の積分器の積分出力が現在値よりも小さな値となるように前記補正量を設定する、請求項1記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記回路ブロックは、前記位相検出器から前記エラー信号が出力されたとき、
前記エラー信号が出力される直前までに、前記クロック信号の位相を進ませる指示又は位相を遅らせる指示の連続出力回数が前記予め定められた所定回に満たないときは、
前記周波数追従ループでの周波数偏差の設定は適正と判定し、前記補正量を零とすることで前記第1の積分器での積分出力の補正は行わない、請求項2記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記位相検出器が、前記データ信号群に対して、相隣る位相のクロック信号でそれぞれサンプリングされたデータ信号対の一致/不一致を判定する論理ゲートを複数備え、
前記複数の論理ゲートでの判定出力の組み合わせに基づき、前記クロック信号の位相を進めさせる指示をなす第1のアップ信号、又は、前記クロック信号の位相を遅らせる指示をなす第1のダウン信号を出力し、前記複数の論理ゲートでの判定出力の組み合わせが予め定められたエラーの条件に該当する場合に、エラー検出を示す前記エラー信号を出力する論理ユニットを備えている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記回路ブロックは、前記位相検出器から、前記エラー信号が出力されるまでの間に、前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号が連続して出力された回数を計数し、
前記位相検出器から今回、前記エラー信号が出力されると、今回の前記エラー信号出力時点まで、前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号について計数した連続回数と、
今回の前記エラー信号の1つ前のエラー信号が出力された時点までに、前記位相検出器から出力された前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の過去の連続回数と、
を累積加算し、
前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の連続回数を累積加算した値が、前記予め定められた所定回以上に対応する値に達するか超えると、連続アップ検出信号又は連続ダウン検出信号を出力する連続回数計測回路と、
前記連続回数計測回路から、前記連続アップ検出信号又は前記連続ダウン検出信号が出力されたときに、前記第1の積分器の積分出力を補正するための補正量を決定する補正量決定器と、
を備え、
前記第1の積分器は、前記補正量決定器から前記補正量が出力された場合、前記第1の積分器の積分出力を前記補正量で補正した値に設定するとともに、前記補正した値から、前記第1のアップ信号と前記第1のダウン信号の積分を行う、請求項4記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記連続回数計測回路は、
前記位相検出器から前記エラー信号が出力されるまでに、前記位相検出器から前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号が連続して出力される回数を計数し、
前記位相検出器から前記エラー信号が出力されると、前記エラー信号が出力されるまでに計数された前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の連続回数の計数値を、後段に伝達し、その後、前記計数値を零にリセットする第1の回路ユニットと、
前記第1の回路ユニットから伝達された、前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の前記連続回数を受け、前記連続回数と、過去の前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の前記連続回数の累積加算値とを加算器で加算した値を新たな累積加算値とし、
前記新たな累積加算値が、前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の所定回数分に対応する値に達したか又は超えているとき、前記連続アップ検出信号又は前記連続ダウン検出信号を出力するとともに、前記連続回数の累積加算値を零にリセットする第2の回路ユニットと、
を備えている、請求項5記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記連続回数計測回路は、第1、第2の回路ユニットを備え、
前記第1の回路ユニットは、
前記第1のアップ信号と前記第1のダウン信号を入力する論理回路を備え、
前記論理回路は、
(A)前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の連続回数の現在の第1の計数値が+1以上のときに、前記第1のダウン信号が入力されると、
−1を出力し、
(B)前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の連続回数の現在の前記第1の計数値が−1以下のときに、前記第1のアップ信号が入力されると、
+1を出力し、
(C)前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の連続回数の現在の前記第1の計数値と、入力された前記第1のダウン信号又は前記第1のアップ信号の関係が、上記(A)、(B)の関係の以外の場合、入力された信号が前記第1のダウン信号のとき、
前記現在の第1の計数値に−1を加算した値を出力し、
(D)前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の連続回数の現在の前記第1の計数値と、入力された前記第1のダウン信号又は前記第1のアップ信号の関係が、上記(A)、(B)の関係の以外の場合、入力された信号が前記第1のアップ信号のとき、
現在の前記第1の計数値に+1を加算した値を出力し、
前記第1の回路ユニットは、さらに、
前記論理回路の出力と零とを入力し、前記位相検出器からの前記エラー信号を選択制御信号とし、前記エラー信号が出力されないとき、前記論理回路の出力を選択出力し、前記位相検出器から前記エラー信号が出力されたときは零を選択出力する第1のセレクタと、
前記第1のセレクタの出力を入力し、出力から、前記第1の計数値を出力する第1のフリップフロップと、
前記第1のフリップフロップの出力と零とを入力し、前記位相検出器から前記エラー信号を選択制御信号とし、前記エラー信号が出力されないときは、零を選択し、前記位相検出器から前記エラー信号が出力されたときは、前記第1のフリップフロップの出力を選択する第2のセレクタと、
を備え、
前記第2の回路ユニットは、
前記第2のセレクタの出力と第2の計数値を加算する加算器と、
前記加算器の出力と零とを入力する第3のセレクタと、
前記第3のセレクタの出力を入力し出力を前記第2の計数値とする第2のフリップフロップと、
前記第2のフリップフロップから出力される前記第2の計数値を受け、前記第2の計数値が所定の正値以上の場合、連続アップ検出信号、前記第2の計数値が所定の負値以下の場合、連続ダウン検出信号を出力する比較回路と、
前記比較回路から前記連続アップ検出信号又は前記連続ダウン検出信号が出力されると、前記第3のセレクタにて零を選択し、前記比較回路から前記連続アップ検出信号も前記連続ダウン検出信号も出力されない場合、前記第3のセレクタにて前記加算器の出力を選択するための選択制御信号を出力する論理ゲートと、
を備えている、請求項5記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記補正量決定器は、
(E)前記連続回数計測回路から、前記連続アップ検出信号が出力されると、
前記補正量を正の所定値(p)とし、
(F)前記連続回数計測回路から、前記連続ダウン検出信号が出力されると、
前記補正量を前記所定値の負値(−p)とし、
(G)前記連続回数計測回路から、前記連続アップ検出信号、前記連続ダウン検出信号がともに出力されないとき、
前記補正量を零とする、請求項5又は6記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記補正量決定器は、
(E)前記連続回数計測回路から、前記連続アップ検出信号が出力されると、
前記第1の積分器の出力(PPM)と正の所定値(p)の和(PPM+p)が、前記第1の積分器の出力最大値(PPMmax)よりも小の場合、
前記補正量を前記所定値(p)とし、
前記第1の積分器の出力(PPM)と前記所定値(p)の和(PPM+p)が、前記第1の積分器の出力最大値(PPMmax)以上の場合、
前記補正量を前記所定値の負値(−p)とし、
(F)前記連続回数計測回路から、前記連続ダウン検出信号が出力されると、
前記第1の積分器の出力(PPM)から前記所定値(p)を差し引いた値(PPM−p)が、前記第1の積分器の出力最小値(PPMmin)よりも大の場合、
前記補正量を前記所定値の負値(−p)とし、
前記第1の積分器の出力から前記所定値(p)を差し引いた値(PPM−p)が、前記第1の積分器の出力最小値(PPMmin)以下の場合、
前記補正量を前記所定値(p)とし、
(G)前記連続回数計測回路から、前記連続アップ検出信号、前記連続ダウン検出信号が出力されないときは、
前記補正量を零とする、請求項5又は6記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記補正量決定器は、
(E)前記連続回数計測回路から、前記連続アップ検出信号が出力されると、
前記第1の積分器の出力(PPM)と正の第1の所定値(p)の和(PPM+p)が、前記第1の積分器の出力最大値(PPMmax)よりも小の場合、
前記補正量を前記第1の所定値(p)とし、
前記第1の積分器の出力と前記第1の所定値(p)の和(PPM+p)が、前記第1の積分器の出力最大値(PPMmax)以上の場合、
前記補正量を前記第1の所定値の負値(−p)とし、
(F)前記連続回数計測回路から、前記連続ダウン検出信号が出力されると、
前記第1の積分器の出力(PPM)から前記第1の所定値(p)を差し引いた値(PPM−p)が、前記第1の積分器の出力最小値(PPMmin)よりも大の場合、
前記補正量を前記第1の所定値の負値(−p)とし、
前記第1の積分器の出力から前記第1の所定値(p)を差し引いた値(PPM−p)が、前記第1の積分器の出力最小値(PPMmin)以下の場合、
前記補正量を前記第1の所定値(p)とし、
(G)前記連続回数計測回路から、前記連続アップ検出信号、前記連続ダウン検出信号が出力されないときは、
前記補正量を零とし、
(H)前記連続アップ検出信号が出力された場合の上記処理(E)を所定回実行したとき、
(I)前記第1の積分器の出力(PPM)と正の第2の所定値(q)の和(PPM+q)が、前記第1の積分器の出力最大値(PPMmax)よりも小の場合、
前記補正量を前記第2の所定値(q)とし、
(J)前記第1の積分器の出力と前記第2の所定値(q)の和(PPM+q)が、前記第1の積分器の出力最大値(PPMmax)以上の場合、
前記第1の積分器の出力から前記第2の所定値(q)を差し引いた値(PPM−q)が、前記第1の積分器の出力最小値(PPMmin)よりも大の場合には、
前記補正量を前記第2の所定値の負値(−q)とし、
前記第1の積分器の出力(PPM)から前記第2の所定値(q)を差し引いた値(PPM−q)が、前記第1の積分器の出力最小値(PPMmin)以下の場合には、
前記補正量を零とし、
(K)前記連続ダウン検出信号が出力された場合の上記処理(F)を所定回実行したとき、
(L)前記第1の積分器の出力(PPM)から前記第2の所定値(q)を差し引いた値(PPM−q)が、前記第1の積分器の出力最小値(PPMmin)よりも大の場合には、
前記補正量を前記第2の所定値の負値(−q)とし、
前記第1の積分器の出力(PPM)から前記第2の所定値(q)を差し引いた値(PPM−q)が、前記第1の積分器の出力最小値(PPMmin)以下の場合には、
前記第1の積分器の出力(PPM)と前記第2の所定値(q)の和(PPM+q)が、前記第1の積分器の出力最大値(PPMmax)よりも小の場合、
前記補正量を前記第2の所定値(q)とし、
前記第1の積分器の出力(PPM)と前記第2の所定値(q)の和(PPM+q)が、前記第1の積分器の出力最大値(PPMmax)以上の場合、
前記補正量を零とする、請求項5又は6記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記第1の積分器が、前記位相検出器からの前記第1のアップ信号の入力に応答してカウントアップし、前記位相検出器からの前記第1のダウン信号の入力に応答してカウントダウンする第1のアップダウン・カウンタと、
前記第1のアップダウン・カウンタの出力と前記第1の積分器の出力値とを加算する第1の加算器と、
前記補正量と前記第1の積分器の出力値とを加算する第2の加算器と、
前記補正量が零のとき、前記第1の加算器の出力を選択し、前記補正量が非零のとき、前記第2の加算器の出力を選択するセレクタと、
前記セレクタの出力を受け、出力が、前記第1の積分器の積分出力値として出力されるとともに、前記第1及び第2の加算器に共通に入力されるフリップフロップと、
を備えている、請求項4記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記パターン発生器が、前記第1の積分器の出力を受ける加算器と、
前記加算器の出力を所定の正整数で除した商と余りを出力する除算器と、
前記除算器の前記余りを受けるフリップフロップと、
を備え、前記加算器は、前記フリップフロップからの前記余りと、前記第1の積分器の出力を加算し、前記商が前記パターン発生器の出力とされる、請求項1記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記回路ブロックが、前記位相検出器から前記エラー信号が出力されると、前記第2の積分器にダウン信号を与える強制ダウン回路を備えている、請求項1記載のクロックアンドデータリカバリ回路。
- 前記回路ブロックが、前記位相検出器から前記エラー信号が出力されると、前記第2の積分器にアップ信号を与える強制アップ回路を備えている請求項1記載のクロックアンドデータリカバリ回路。
- 前記回路ブロックが、前記位相検出器から前記エラー信号が所定回数出力されると、前記第1の積分器の出力を補正するための補正量を出力するエラー回数計測器を備えた、請求項1記載のクロックアンドデータリカバリ回路。
- 前記第2の積分器を前記混合器と前記位相補間器の間に備え、
前記混合器は、前記パターン発生器と前記位相検出器の出力を合成した結果を前記第2の積分器に供給する、請求項1乃至15のいずれか1項に記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記位相補間器からの多相のクロック信号で入力データ信号をサンプリングするデータサンプリング回路を備え、
前記位相検出器は、前記データサンプリング回路でサンプリングされたデータ信号群を入力する、請求項1乃至16のいずれか1項に記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記多相クロック信号を、位相が360度/Nで等間隔に離間しているN相クロック信号(但し、Nは所定の正の偶数)とし、
前記位相検出器は、
第1乃至第N(Nは、前記)の判定回路を備え、
第iの判定回路(i=1〜N)は、データ信号をN相のクロック信号でサンプリングしたデータ信号群のうち、巡回的に位相が隣り合うi番目の相とi+1番目の相のクロック信号でサンプリングしたデータ信号が不一致であるか判定し、
前記第1乃至第Nの判定回路の出力を入力し、第j及び第j+1(ただし、j=1、3、・・・、N−1の奇数)の判定回路の各対のうち、少なくとも1対の判定回路の出力がともに不一致を示す場合に、エラー信号を出力し、
その他の場合、前記第1乃至第N(Nは2以上の整数)の判定回路の出力に基づき、前記第1のアップ信号、又は前記第1のダウン信号を出力する論理回路部と、
を備えた、請求項1乃至17のいずれか1項に記載のクロックアンドデータリカバリ回路。 - 入力データ信号を多相のクロック信号の各々でサンプリングするデータサンプリング回路と、
前記データ信号群に対して相隣る位相の前記クロック信号でそれぞれサンプリングされたデータ信号対の一致/不一致を判定し、前記判定結果の組み合わせに基づき、前記クロック信号の位相を進めさせる第1のアップ信号、又は、前記クロック信号の位相を遅らせる第1のダウン信号を出力し、前記判定出力の組み合わせが予め定められたエラーの条件に該当する場合に、エラー信号を出力する位相検出器と、
周波数追従ループを構成し、前記位相検出器からの前記第1のアップ信号と前記第1のダウン信号を積分する第1の積分器と、
位相追従ループを構成し、前記位相検出器からの前記第1のアップ信号と前記第1のダウン信号を積分する第2の積分器と、
前記第1の積分器の出力値に応じたパターンの信号値を生成するパターン発生器と、
前記第2の積分器の出力と前記パターン発生器の出力を合成する混合器と、
入力クロックを入力し前記混合器の出力値に基づき位相を可変させた多相のクロック信号を生成し前記データサンプリング回路に供給する位相補間器と、
前記位相検出器から、前記エラー信号が出力されるまでに、前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号が連続して出力される回数を計数し、
前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の連続回数と、
前記連続回数に対応する前記エラー信号が出力される直前までの過去の前記第1のアップ信号又は前記第1のダウン信号の連続回数と、
を累積加算した値が、予め定められた所定回数以上に対応する値に達すると、連続アップ検出信号又は連続ダウン検出信号を出力する連続回数計測回路と、
前記連続回数計測回路から前記連続アップ検出信号又は前記連続ダウン検出信号が出力されたときに、前記第1の積分器の出力を補正するための補正量を決定する補正量決定器と、
を備え、
前記第1の積分器は、前記補正量決定器から補正量が出力された場合、前記第1の積分器の積分出力を前記補正量で補正した値とするとともに、前記補正した値から、前記第1アップ信号と前記第1のダウン信号の積分を行う、クロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記エラー信号が出力されると、前記第2の積分器にダウン信号を与える回路を備えている、請求項19記載のクロックアンドデータリカバリ回路。
- 入力データ信号を多相のクロック信号の各々でサンプリングするデータサンプリング回路と、
前記データ信号群に対して相隣る位相の前記クロック信号でそれぞれサンプリングされたデータ信号対の一致/不一致を判定し、前記判定結果の組み合わせに基づき、前記クロック信号の位相を進めさせる第1のアップ信号、又は、前記クロック信号の位相を遅らせる第1のダウン信号を出力し、前記判定出力の組み合わせが予め定められたエラーの条件に該当する場合に、エラー信号を出力する位相検出器と、
周波数追従ループを構成し、前記位相検出器からの前記第1のアップ信号と前記第1のダウン信号を積分する第1の積分器と、
位相追従ループを構成し、前記位相検出器からの前記第1のアップ信号と前記第1のダウン信号を積分する第2の積分器と、
前記第1の積分器の出力値に応じたパターンの信号値を生成するパターン発生器と、
前記第2の積分器の出力と前記パターン発生器の出力を合成する混合器と、
入力クロックを入力し前記混合器の出力値に基づき位相を可変させた多相のクロック信号を生成し前記データサンプリング回路に供給する位相補間器と、
前記位相検出器から、前記エラー信号が所定回数出力されると、前記第1の積分器の出力を補正するための補正量を出力するエラー回数計測器と、
を備え、
前記第1の積分器は、前記エラー回数計測器から補正量が出力された場合、前記第1の積分器の積分出力を前記補正量で補正した値とするとともに、前記補正した値から、前記第1アップ信号と前記第1のダウン信号の積分を行う、クロックアンドデータリカバリ回路。 - 前記エラー回数計測器は、前記エラー信号が所定回数出力されると、前記第1の積分器の出力を補正するための補正量として乱数を出力する、請求項21記載のクロックアンドデータリカバリ回路。
- 入力データ信号を多相のクロック信号の各々でサンプリングするデータサンプリング回路と、
前記データ信号群に対して相隣る位相の前記クロック信号でそれぞれサンプリングされたデータ信号対の一致/不一致を判定し、前記判定結果の組み合わせに基づき、前記クロック信号の位相を進めさせる第1のアップ信号、又は、前記クロック信号の位相を遅らせる第1のダウン信号を出力し、前記判定出力の組み合わせが予め定められたエラーの条件に該当する場合に、エラー信号を出力する位相検出器と、
周波数追従ループを構成し、前記位相検出器からの前記第1のアップ信号と前記第1のダウン信号を積分する第1の積分器と、
位相追従ループを構成し、前記位相検出器からの前記第1のアップ信号と前記第1のダウン信号を積分する第2の積分器と、
前記第1の積分器の出力値に応じたパターンの信号値を生成するパターン発生器と、
前記第2の積分器の出力と前記パターン発生器の出力を合成する混合器と、
入力クロックを入力し前記混合器の出力値に基づき位相を可変させた多相のクロック信号を生成し前記データサンプリング回路に供給する位相補間器と、
前記位相検出器から前記エラー信号が出力されると、前記第2の積分器に対してダウン信号を与える強制ダウン回路と、
を備えた、クロックアンドデータリカバリ回路。 - 入力データ信号を多相のクロック信号の各々でサンプリングするデータサンプリング回路と、
前記データ信号群に対して相隣る位相の前記クロック信号でそれぞれサンプリングされたデータ信号対の一致/不一致を判定し、前記判定結果の組み合わせに基づき、前記クロック信号の位相を進めさせる第1のアップ信号、又は、前記クロック信号の位相を遅らせる第1のダウン信号を出力し、前記判定出力の組み合わせが予め定められたエラーの条件に該当する場合に、エラー信号を出力する位相検出器と、
周波数追従ループを構成し、前記位相検出器からの前記第1のアップ信号と前記第1のダウン信号を積分する第1の積分器と、
位相追従ループを構成し、前記位相検出器からの前記第1のアップ信号と前記第1のダウン信号を積分する第2の積分器と、
前記第1の積分器の出力値に応じたパターンの信号値を生成するパターン発生器と、
前記第2の積分器の出力と前記パターン発生器の出力を合成する混合器と、
入力クロックを入力し前記混合器の出力値に基づき位相を可変させた多相のクロック信号を生成し前記データサンプリング回路に供給する位相補間器と、
前記位相検出器から前記エラー信号が出力されると、前記第2の積分器に対してアップ信号を与える強制アップ回路と、
を備えた、クロックアンドデータリカバリ回路。 - 請求項1乃至24のいずれか1項に記載のクロックアンドデータリカバリ回路を備えた半導体装置。
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