JP5520113B2 - 電動機一体型ブースタ圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、起動用コンデンサと、運転用コンデンサと、これらのコンデンサを切り換える電子ガバナーとを有する電動機の駆動回路を備えた電動機一体型ブースタ圧縮機に関する。
特許文献1には、ピストンが上下動して圧縮空間を形成するシリンダと、クランク室を形成するクランクケーシングと、該クランク室に設けられたクランク軸を駆動する電動機を配置した電動機ケーシングとが一体に構成された往復式圧縮機が開示されている。この圧縮機は、電動機ケーシングに設けられた吸入口から被圧縮気体を吸入し、吸入した被圧縮気体をクランク室から圧縮空間に導入して加圧する仕組みとなっている。以下、この圧縮機の構成を図9で説明する。
図9において、往復動圧縮機100は、内部にシリンダ108及びピストン110を収容したシリンダケーシング102と、クランク室rを形成するクランクケーシング104と、内部に電動機112を収容した電動機ケーシング106とが一体となっている。電動機112の出力軸はクランク軸114に連結され、クランク軸114は、クランクケーシング104及びクランクケーシング104と電動機ケーシング106とを仕切る隔壁116に設けられた無潤滑軸受118で回転自在に支持されている。無潤滑軸受118は、セラミック球無潤滑玉軸受等で構成されている。
ピストン110は、ピストンロッド120及び無潤滑軸受118を介してクランク軸114に連結され、シリンダ108の内部を往復動して、被圧縮気体を加圧するピストン110には、テフロン(登録商標)樹脂を母体にした自己潤滑ピストンリング122が設けられている。シリンダケーシング102の頭部には、吸入口124、吸入弁126及び吐出口128、吐出弁130が設けられている。電動機ケーシング106には吸入口132が穿設され、隔壁116には貫通孔134が穿設され、シリンダ108には、シリンダ108の軸方向に通路136が穿設されている。
電動機112が作動し、クランク軸114の上下方向への往復運動によってピストン110が下降すると、圧縮空間cの圧力が小さくなる。そこで吸入弁126が開き、被圧縮気体が吸入口132から吸入されて、電動機ケーシング106内に入る。電動機ケーシング106内に入った被圧縮気体は、電動機112を冷却し、さらに貫通孔134を通してクランク室rに入り、無潤滑軸受118を冷却する。クランク室rに入った被圧縮気体は、通路136を経て吸入口132から圧縮空間cに吸入される。
ピストン110がシリンダ108内を上昇すると、圧縮空間cが加圧され、被圧縮気体が吐出弁130を開き、吐出口128から吐出される。
この構成の圧縮機では、被圧縮気体で電動機112やクランク室rを冷却しているので、電動機112やクランク室rの軸受等の過熱を防止できる。クランク室rに被圧縮気体が充填されない方式の圧縮機では、クランク室rから外気が圧縮空間cに流入するおそれがある。
これに対し、前記構成の圧縮機をブースタ圧縮機として用いた場合、クランク室rが被圧縮気体で満たされるので、外気が圧縮空間cに流入しなくなり、被圧縮気体の濃度低下を防止できる。また、吸気時にピストン下方からピストンに圧力が加わるので、電動機112の1回転のトルク変動が少なくなる。そのため、電動機112の電流値増加を防ぎ、電動機112のサイズアップを回避できる等の長所がある。
特許文献2にも、特許文献1と類似した構成の圧縮機が開示されている。また、特許文献3には、クランク室に被圧縮気体送入管を接続し、該送入管からクランク室に加圧気体を供給し、クランク室内の加圧気体を前記通路136と同様な通路を通して圧縮空間cに導入し、圧縮空間cでさらに加圧して吐出する構成のブースタ圧縮機が開示されている。
特開平1−257780号公報 特開2007−51615号公報 特開2007−51614号公報
このような構成のブースタ圧縮機には、起動トルクが小さい単相の低電圧、例えば100Vの電動機がよく使用されることがある。また、電動機は駆動回路に調速機構を備えている。この調速機構は、該駆動回路に起動用コンデンサと運転用コンデンサとが並列に組み込まれ、電動機の回転トルクが大きい起動時に、起動用コンデンサで電動機を駆動し、比較的回転トルクが小さい定常運転時には、運転用コンデンサに切り替えて電動機を駆動するものである。これらのコンデンサを切り替えるスイッチには、機械式の遠心力ガバナースイッチがよく用いられている。
この遠心力ガバナースイッチは、遠心力ガバナーの可動部分は、電動機のロータ軸に取り付けられ、スイッチは電動機の外郭部品に固定されている。電動機のロータ軸が回転すると、遠心力でガバナーが開き、このガバナーがスイッチを押すことで切り替えが行なわれる。この時、スイッチ部分でスパークが発生することがある。
特許文献1や特許文献2に開示されたように、電動機ケーシングに設けられた開口などから加圧された被圧縮気体を吸入し、クランク室も加圧して圧縮空間に送る内部加圧型ブースタ圧縮機では、被圧縮気体が空気の場合、電動機の内部に導入された加圧空気に含まれる酸素は、加圧された分だけ酸素の絶対量が増えており、この酸素によって、前記スパークがスイッチ接点に悪影響を及ぼす。
例えば、スイッチ接点が焼けやすくなったり、スイッチが磨耗が激しくなったりするという問題が起こる。また、起動用コンデンサ及び運転用コンデンサの取付位置によっては、電動機を冷却している気体の流れを阻害して、被圧縮気体の冷却効率を低下させてしまうおそれがある。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、電動機のガバナーのスイッチ部分で発生するするスパーク等による悪影響をなくすと共に、調速機構の取付けを容易にし、かつ電動機の冷却効率を高く維持できるようにすることを課題とする。
かかる課題を解決するため、本発明の電動機一体型ブースタ圧縮機は、
圧縮空間を形成するシリンダと、クランク室を形成するクランクケーシングと、該クランク室に設けられたクランク軸を駆動する電動機を配置した電動機ケーシングとが一体に構成され、該シリンダとクランク室とを連通する連通路を備え、クランク室に導入した被圧縮気体を該連通路を通してシリンダ内に供給し加圧するようにした電動機一体型ブースタ圧縮機において、
前記電動機が単相電動機であり、該単相電動機を駆動する駆動回路が、並列配置された起動用コンデンサ及び運転用コンデンサと、これらコンデンサを切り替え接続する電子ガバナーとを備え、
前記起動用コンデンサ、運転用コンデンサ及び電子ガバナーが前記電動機ケーシングの外側に配置され
前記電動機ケーシングがクランクケーシングに対して横方向に配置され、前記電動機ケーシングの外表面に沿う冷却空気流を形成する冷却装置が電動機ケーシングの上方に配置されると共に、該冷却装置から吐出される冷却空気流がシリンダ側に向かって斜め下方に向けられ、クランクケーシングと離れた側の電動機ケーシングの側壁から電動機に接続された導線が導出され、該側壁に前記起動用コンデンサ、運転用コンデンサ及び電子ガバナーを、前記冷却空気流を乱さず、該冷却空気流を維持可能とするように隣接配置されてなるものである。
本発明装置では、電動機として、起動トルクは小さいが、単相電動機を用いることによって、工業用200V以外の100V電源も使用することができる。また、起動用コンデンサと運転用コンデンサとを切り換えるスイッチとして、遠心力ガバナースイッチに代わり、電子ガバナーを用いたことにより、この電子ガバナーを電動機の回転軸から離れた電動機ケーシングの外側に配置することが可能になる。これによって、スイッチ接点の焼けや磨耗等、前記不具合いを解消できる。
また、電子ガバナーを電動機ケーシングの外側に配置したことで、電動機ケーシングを小型化できると共に、導線が電動機の回転部分に絡んだりして、電動機が故障するのを防止できる。さらに、電子ガバナーを電動機ケーシングの外部に配置することにより、電子ガバナーの保守・点検が容易になる。
なお、本発明装置において、シリンダとクランク室とを連通する連通路は、シリンダとクランク室とを連結した連通管で構成されるか、あるいは図9の通路136のように、シリンダ壁内に設けられた連通路であってもよい。
通常、電動機ケーシングの外表面に沿う冷却空気流を形成する冷却装置が設けられているが、本発明装置は、起動用コンデンサ、運転用コンデンサ及び電子ガバナーが、該冷却空気流を乱さず、該冷却空気流を維持可能な位置に配置されている。
これによって、電子ガバナーが冷却装置の冷却効果を阻害しないので、電動機の冷却効果を高い状態で維持できる。
また、本発明装置は、電動機ケーシングがクランクケーシングに対して横方向に配置され、冷却装置が電動機ケーシングの上方に配置されると共に、該冷却装置から吐出される冷却空気流がシリンダ側に向かって斜め下方に向けられ、クランクケーシングと離れた側の電動機ケーシングの側壁から電動機に接続された導線が導出され、該側壁に起動用コンデンサ、運転用コンデンサ及び電子ガバナーが、隣接配置されている。
このように、冷却装置が電動機ケーシングの上方に配置されると共に、該冷却装置から吐出される冷却空気流がシリンダ側に向かって斜め下方に向けられるので、冷却空気流によってシリンダ及び電動機ケーシング等を同時に冷却できる。
また、電動機ケーシングの内部で電動機の導線接続部と近接した電動機ケーシングの外部に、起動用コンデンサ、運転用コンデンサ及び電子ガバナーを設けることができるので、該導線の配設が容易になる。
また、前記機器類の配置も容易になると共に、これら機器類が冷却空気流を阻害しないので、クランク室及び電動機の冷却効果を高く維持できる。
本発明装置において、電動機ケーシングが円形断面を有し、冷却空気流が該電動機ケーシングの外周面に沿うように形成され、起動用コンデンサ、運転用コンデンサ及び電子ガバナーが該冷却空気流に面しかつ該冷却空気流を阻害しない位置に配置されるようにするとよい。
このように、前記機器類が冷却空気流に面して配置されるので、該機器類の冷却が可能になると共に、該機器類が冷却空気流を阻害しないので、電動機の冷却効果を高く維持できる。
本発明の電動機一体型ブースタ圧縮機によれば、圧縮空間を形成するシリンダと、クランク室を形成するクランクケーシングと、該クランク室に設けられたクランク軸を駆動する電動機を配置した電動機ケーシングとが一体に構成され、該シリンダとクランク室とを連通する連通路を備え、クランク室に導入した被圧縮気体を該連通路を通してシリンダ内に供給し加圧するようにした電動機一体型ブースタ圧縮機において、電動機が単相電動機であり、該単相電動機を駆動する駆動回路が、並列配置された起動用コンデンサ及び運転用コンデンサと、これらコンデンサを切り替え接続する電子ガバナーとを備え、起動用コンデンサ、運転用コンデンサ及び電子ガバナーが電動機ケーシングの外側に配置されてなるので、工業用電源以外の商用電源の利用が可能になると共に、加圧空気に含まれる酸素の悪影響を排して、スイッチ接点の焼けや磨耗等の不具合いを解消できる。
更に、電動機ケーシングの内部に設けられたバナースイッチで発生するスパークによる塵埃を、被圧縮気体が吸い込んで、被圧縮気体が汚染されることもなくなる。
また、電子ガバナーを電動機ケーシングの外側に配置したことで、電動機ケーシングを小型化できると共に、導線が電動機の回転部分に絡んだりして、電動機が故障するのを防止できる。さらに、電子ガバナーを電動機ケーシングの外部に配置することにより、電子ガバナーの保守・点検が容易になる。
本発明のブースタ圧縮機の第1実施形態に係る正面視断面図である。 前記第1実施形態の側面図である。 前記第1実施形態の電動の調速機構の回路図である。 電動ファンから電動機ケースに向けて吐出される冷却空気の流路図である。 比較例として示された装置の冷却空気流路図である。 (A)は本発明のブースタ圧縮機の第2実施形態に係る冷却空気流路図であり、(B)は第2実施形態の変形例の冷却空気流路図である。 本発明のブースタ圧縮機の第3実施形態に係る冷却空気流路図である。 本発明のブースタ圧縮機の第4実施形態に係る冷却空気流路図である。 従来の往復動圧縮機の正面視断面図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明の電動機一体型ブースタ圧縮機の第1実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1及び図2において、本実施形態のブースタ圧縮機10は、カバー12の内部に、シリンダ14と、クランク室rを形成するクランクケース16と、電動機20を内蔵した電動機ケース(電動機ケーシング)18とが一体に連結されている。電動機ケース18は密閉構造をなし、クランクケース16に対して同一高さに並んで配置されている。シリンダ14の上部にはシリンダヘッドを形成するケーシング22が連結されている。
シリンダ14の内部には、ピストン24が摺動自在に配置されている。ピストン24には、前述の構成をもつ自己潤滑ピストンリング26が装着され、シリンダ内面との間をシールしている。ピストン24は、ピストンロッド28及び前述の構成をもつグリス潤滑軸受30を介してクランク軸32に接続されている。クランク軸32は電動機20の出力軸34と連結されている。クランク室rと電動機室mとを仕切る隔壁36にグリス潤滑軸受38が設けられ、クランク軸32は、グリス潤滑軸受30及び38により回転自在に支持されている。
また、クランクケース16と離れた側の電動機ケース18の側壁40にグリス潤滑軸受42が設けられ、出力軸34の他端は、該グリス潤滑軸受42によって回転自在に支持されている。隔壁36には貫通孔44が穿設されている。クランクケース16には、被圧縮空気供給管46が接続されている。また、シリンダ14の上部には吸入口48と吐出口50とが設けられ、吐出口50の出口には吐出弁52が設けられている。また、クランク室rと吸入口48とを連通する連通管54が設けられている。
かかる構成において、被圧縮空気供給管46からクランク室rに加圧された被圧縮空気を導入する。クランク室rに導入された加圧空気は、貫通孔44を通って電動機室mに入り、電動機室mを加圧状態にすると共に、電動機20を冷却する。クランク室rの被圧縮空気は、連通管54及び吸入口48を通って圧縮空間cに導入される。圧縮空間cでさらに加圧された被圧縮空気は、吐出口50を通って吐出される。
電動機ケース18の側壁40に対面するカバー12に開放領域12aが形成されている。この開放領域12aに、電動機20の調速機構60が設けられている。調速機構60は、起動用コンデンサ62、運転用コンデンサ64、電子ガバナー66及びこれらを接続する導線68とから構成されている。電動機ケース18の内部で電動機20に接続された導線68は、電動機ケース18の側壁40に設けられたコネクタ70の部分で、該側壁40を貫通して電動機ケース18の外側に導設されている。
図3に、電動機20に結線される電気回路を示す。図3において、導線68に並列に起動用コンデンサ62と運転用コンデンサ64とが接続されている。電子ガバナー66のスイッチ67によって、導線68が起動用コンデンサ62又は運転用コンデンサ64に切り替え可能になっている。また、導線68に単相100V交流電源72が接続されている。
図1及び図2において、電動機ケース18の上方には電動ファン74が設けられている。電動ファン74は、その吐出口76がシリンダ14の方向に斜めに向けられ、電動機ケース18の上面に対しても斜めに向くように配置されている。電動ファン74から吐出された冷却空気aは、円形の外表面を有する電動機ケース18に斜めに当る。冷却空気aの一部は電動機ケース18の外表面を伝って下方に流れ、電動機ケース18及び電動機ケース18の内部に配置された電動機20を冷却する。他の冷却空気aは、シリンダ14及びケーシング22に向かい、これらを冷却する。
本実施形態によれば、電動機20の電源として単相100V交流電源72を用いているので、200V電源が敷設されていない場所でも、商用電源を用いて電動機20を稼動できる。
また、起動用コンデンサ62、運転用コンデンサ64及び電子ガバナー66等からなる調速機構60を電動機ケース18の外側に配置しているので、加圧された被圧縮空気に含まれる増量した酸素による、スイッチ接点の焼けや摩耗等の不具合いを回避できる。
また、電動ファン74の吐出口76がシリンダ14に向かって斜めに配置されているので、吐出口76から吐出される冷却空気aによって、シリンダ14及び電動機ケース18等を同時に冷却できる。
また、電動ファン74から吐出される冷却空気aとは離れた位置に調速機構60が設けられているので、調速機構60が冷却空気aの流れを阻害しない。そのため、冷却空気aが電動機ケース18やシリンダ14等の外周面に沿った冷却空気流を形成できるので、これらの冷却効果を高く維持できる。
さらに、電動機20の導線接続位置に近接した側壁40の外側に調速機構60を配置したことにより、導線68の配設が容易になる。
なお、本実施形態は、電動機ケース18が密閉構造をなし、被圧縮空気をクランクケース16に導入する構成のブースタ圧縮機に本発明を適用した場合である。これに対し、図9に示すように、被圧縮空気を電動機ケース18にもうけた開口から導入し、この被圧縮空気で電動機20を冷却した後、該被圧縮空気を貫通孔を経てクランク室に導入する構成のブースタ圧縮機に適用することもできる。
また、本実施形態の変形例として、調速機構60のうち、電子ガバナー66の配置は本実施形態と同一とし、起動用コンデンサ62及び運転用コンデンサ64を冷却空気aの流れを阻害しないカバー12の内側隅部に配置固定するようにしてもよい。
また、連通管54の代わりに、シリンダ14の壁面内に、クランク室rと圧縮空間cとを連通する連通路を設けるようにしてもよい。
(実施形態2)
次に、比較例として図示された装置を含めて、本発明装置の第2実施形態を図4〜図6により説明する。図4〜図6は、円形断面をもつ電動機ケース80の上方に電動ファン82が設けられている例を示している。図4は、本発明装置とは無関係な配置例を示し、電動ファン82の吐出口84から吐出された冷却空気aは、電動機ケース80の外周面に沿った冷却空気流を形成する。そのため、電動機ケース80は良好に冷却される。
図5は、本発明装置ではなく、比較例としての起動用コンデンサ及び運転用コンデンサの配置例を示す。図5において、電動ファン82から吐出される冷却空気aの流れの中に、起動用コンデンサ86と運転用コンデンサ88とが配置されている。これらコンデンサは、その軸線が電動機ケース80の軸線と平行に配置されている。この比較例では、コンデンサ86,88が冷却空気aの流れを阻害し、冷却空気流が乱れて、電動機ケース80の外周面から離れてしまう。そのため、電動機ケース80の冷却効果が低下する不都合が生じる。
図6(A)は、本発明装置の第2実施形態を示し、起動用コンデンサ86及び運転用コンデンサ88を、電動機ケース80の中心軸Oの下方に左右対称に配置した例である。なお、図5と同様に、コンデンサ86,88の軸線は、電動機ケース80の中心軸Oと平行となるように配置されている。図6(B)は、第2実施形態の変形例であり、コンデンサ86,88を、中心軸Oに対して左右対称に位置関係のまま、さらに下方に配置した例である。
このように、配置したことにより、コンデンサ86,88は電動ファン82から吐出される冷却空気aを阻害せず、冷却空気流が電動機ケース80の外周面に沿った流れを維持するので、電動機ケース80の冷却効果を良好に保持できる。また、コンデンサ86,88は、冷却空気流に面して配置されているので、コンデンサ86,88も冷却される。
(実施形態3)
次に、本発明装置の第3実施形態を図7により説明する。図7において、起動用コンデンサ86及び運転用コンデンサ88は、電動機ケース80の上方であって、電動ファン82の吐出口84が配置されていない中央部の真下に設けられている。また、コンデンサ86,88は、電動機ケース80の軸線方向に直列に並べられている。
このような配置としたことにより、コンデンサ86,88が吐出口84から吐出される冷却空気aの流れを阻害せず、電動機ケース80の外周面に沿った冷却空気流を形成できる。そのため、電動機ケース80の冷却効果を良好に保持できる。また、コンデンサ86,88は、冷却空気流に面して配置されているので、コンデンサ86,88も冷却される。
(実施形態4)
次に、本発明装置の第4実施形態を図8により説明する。図8において、コンデンサ86,88は、電動ファン82の吐出口84の真下であるが、電動機ケース80の外周面から離して配置されている。また、図5と同様に、コンデンサ86,88の軸線は、電動機ケース80の中心軸Oと平行となるように配置されている。
かかる配置としたことにより、冷却空気aは、冷却空気流a1と冷却空気流a2の2つの流れに分流される。そのため、冷却空気aの流れは阻害されず、冷却空気流a2が電動機ケース80の外周面に沿って流れるので、電動機ケース80の冷却効果を良好に保持できる。また、コンデンサ86,88は、冷却空気流に面して配置されているので、コンデンサ86,88も冷却される。
本発明によれば、ブースタ圧縮機の電動機の調速機構を電子ガバナーに切り替えて、電動機ケーシングの外側に配置したので、電子ガバナーが電動機ケーシングの内部の環境に影響されず、良好に作動でき、かつ調速機構の取付けが容易になる。
10 ブースタ圧縮機
12 カバー
12a 開放領域
14 シリンダ
16 クランクケース
18,80 電動機ケース(電動機ケーシング)
20 電動機
22 ケーシング
24 ピストン
26 自己潤滑ピストンリング
28 ピストンロッド
30,38,42 グリス潤滑軸受
32 クランク軸
34 出力軸
36 隔壁
40 側壁
44 貫通孔
46 被圧縮空気供給管
48 吸入口
50,84 吐出口
52 吐出弁
54 連通管
60 調速機構
62,86 起動用コンデンサ
64,88 運転用コンデンサ
66 電子ガバナー
67 スイッチ
68 導線
70 コネクタ
72 単相100V交流電源
74,82 電動ファン
a、a1、a2 冷却空気
c 圧縮空間
r クランク室

Claims (2)

  1. 圧縮空間を形成するシリンダと、クランク室を形成するクランクケーシングと、該クランク室に設けられたクランク軸を駆動する電動機を配置した電動機ケーシングとが一体に構成され、該シリンダとクランク室とを連通する連通路を備え、クランク室に導入した被圧縮気体を該連通路を通してシリンダ内に供給し加圧するようにした電動機一体型ブースタ圧縮機において、
    前記電動機が単相電動機であり、該単相電動機を駆動する駆動回路が、並列配置された起動用コンデンサ及び運転用コンデンサと、これらコンデンサを切り替え接続する電子ガバナーとを備え、
    前記起動用コンデンサ、運転用コンデンサ及び電子ガバナーが前記電動機ケーシングの外側に配置され
    前記電動機ケーシングがクランクケーシングに対して横方向に配置され、前記電動機ケーシングの外表面に沿う冷却空気流を形成する冷却装置が電動機ケーシングの上方に配置されると共に、該冷却装置から吐出される冷却空気流がシリンダ側に向かって斜め下方に向けられ、クランクケーシングと離れた側の電動機ケーシングの側壁から電動機に接続された導線が導出され、該側壁に前記起動用コンデンサ、運転用コンデンサ及び電子ガバナーを、前記冷却空気流を乱さず、該冷却空気流を維持可能とするように隣接配置されたことを特徴とする電動機一体型ブースタ圧縮機。
  2. 前記電動機ケーシングが円形断面を有し、前記冷却空気流が該電動機ケーシングの外周面に沿うように形成され、前記起動用コンデンサ、運転用コンデンサ及び電子ガバナーが該冷却空気流に面しかつ該冷却空気流を阻害しない位置に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の電動機一体型ブースタ圧縮機。
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