JP5519462B2 - 積層印刷部の形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット法で積層印刷部を形成する積層印刷部の形成方法に関する発明である。
特許文献1(特開2007−260677号公報)には、インクジェット法で積層印刷部を形成する技術が記載されている。この積層印刷技術は、インクジェット法で導電性のインクをインクドットの直径よりも大きいピッチで吐出する第1工程と、各インクドット間にインクドットを吐出して1本の導電線を形成する第2工程とからなる。
特開2007−260677号公報
本発明者らは、インクジェット法で抵抗体等を積層印刷する技術を研究している。例えば、上記特許文献1の技術を応用して、インクジェット法で所定の電気特性のインクを回路基板上に吐出して、複数行のインクドットの配列からなる1層目の印刷部を形成した後、該印刷部上に、同様の方法でインクを吐出して複数行のインクドットの配列からなる次の層の印刷部を形成するという工程を所定回繰り返して積層印刷部を形成することが考えられる。
しかし、この積層印刷技術では、積層印刷部の表面にインクドットの形状に倣った凹凸が出来てしまい、電気的特性が悪くなるという欠点がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、インクジェット法で形成する積層印刷部の表面の凹凸を少なくして積層印刷部の電気的特性を改善できる積層印刷部の形成方法を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、インクジェット法で所定の電気特性のインクを回路基板上に吐出して複数行のインクドットの配列からなる1層目の印刷部を形成した後、該印刷部上に前記インクを吐出して複数行のインクドットの配列からなる次の層の印刷部を形成するという工程を所定回繰り返して積層印刷部を形成する積層印刷部の形成方法において、2層目以降の印刷部を形成する工程で、1層目の印刷部のインクドットの配列・吐出順序とは異なるインクドットの配列・吐出順序で2層目以降の印刷部を形成するようにしたものである。このようにすれば、例えば、1層目の印刷部は、回路基板の濡れ性等の特性に適応したインクドットの配列で形成し、2層目以降の印刷部は、先に形成した印刷部の表面の濡れ性等の特性に適応したインクドットの配列で形成するということが可能となり、積層印刷部の表面の凹凸を少なくして電気的特性を改善することができる。
具体的には、請求項2のように、2層目以降の印刷部を形成する工程で、インクドットを行方向にインクドットの直径より狭い間隔をあけて所定ピッチで吐出し且つ各行のインクドットが隣接する行のインクドットと部分的に重なるように改行幅を設定するようにしても良い。このようにすれば、部分的に重なる未乾燥のインクドット同士は表面エネルギが最小となるように表面を滑らかな形状にして安定する。
この場合、請求項3のように、各行のインクドットを隣接する行のインクドットとは行方向に半ピッチずらして吐出するようにすると良い。このようにすれば、各インクドットの重なり量を均等化することができて、積層印刷部の表面の凹凸を最小にすることができる。
ところで、2層目以降の印刷部を形成する工程で、インクドットを乾燥させずに連続してインクドットを重ねて吐出すると、凹凸の少ない滑らかな表面を形成できるが、吐出開始点にインクが凝集して大きなインクの凝集体が出来る。このため、吐出開始点が印刷部の外周端に位置すると、吐出開始点に凝集したインクが溢れ出して、積層印刷部の形状が不均一となりやすい。
この点を考慮して、請求項4のように、2層目以降の印刷部を形成する工程で、印刷部の内側の位置からインクドットを行方向及び改行方向に部分的に重ねるように吐出していき、最後に該印刷部の外周に沿ってインクドットを行方向及び改行方向に部分的に重ねるように吐出するようにしても良い。このようにすれば、吐出開始点が印刷部の内側となるため、吐出開始点に凝集するインクの溢れ出しを外周側のインクドットの配列パターンによって防止でき、積層印刷部の形状が不均一になるのを防止できる。
また、請求項5のように、2層目以降の印刷部を形成する工程で、先に形成した層の印刷部を乾燥させてから、次の層の印刷部を形成するようにすると良い。このようにすれば、各層の印刷部を均一に形成できる。
また、請求項6のように、1層目の印刷部を形成する工程で、インクドットを行方向及び改行方向にインクドットの直径より狭い間隔をあけて所定ピッチで吐出して1回目のドットパターンを形成し、前記1回目のドットパターンを乾燥させた後に、前記1回目のドットパターンの各行に重ねてインクドットを行方向に半ピッチずらして前記所定ピッチで吐出して2回目のドットパターンを形成し、前記2回目のドットパターンを乾燥させた後に、前記2回目のドットパターンの各行間にインクドットを行方向に半ピッチずらして前記所定ピッチで吐出して3回目のドットパターンを形成し、前記3回目のドットパターンを乾燥させた後に、前記3回目のドットパターンの各行に重ねてインクドットを行方向に半ピッチずらして前記所定ピッチで吐出して4回目のドットパターンを形成して乾燥させるようにしても良い。このようにすれば、回路基板上でインクの凝集が起こらないようにして1層目の印刷部を均一に形成できる。
図1は実施例1の1層目の印刷部の形成方法(その1)を説明する工程図である。 図2は実施例1の1層目の印刷部の形成方法(その2)を説明する工程図である。 図3は実施例1の2層目以降の印刷部の形成方法(その1)を説明する工程図である。 図4は実施例1の2層目以降の印刷部の形成方法(その2)を説明する工程図である。 図5は実施例2の2層目以降の印刷部の形成方法を説明する図である。 図6は実施例3の2層目以降の印刷部の形成方法を説明する工程図である。 図7は実施例4の2層目以降の印刷部の形成方法を説明する図である。 図8は実施例5の2層目以降の印刷部の形成方法を説明する工程図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した5つの実施例1〜5を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図4に基づいて説明する。
本実施例1の積層印刷部の形成方法は、使用するインクに含ませる材料(導電体、抵抗体、誘電体等)を変更することで、積層印刷導電パターンや、積層印刷抵抗体、積層印刷誘電体等の様々な積層印刷電気部品の形成方法に適用できる。
本実施例1の積層印刷部の形成方法は、インクジェット法で所定の電気特性のインクを回路基板上に吐出して複数行のインクドットの配列からなる1層目の印刷部を形成して乾燥させた後、該印刷部上に前記インクを吐出して複数行のインクドットの配列からなる次の層の印刷部を形成して乾燥させるという工程を所定回繰り返して積層印刷部を形成する積層印刷部の形成方法であって、2層目以降の印刷部を形成する工程で、1層目の印刷部のインクドットの配列・吐出順序とは異なるインクドットの配列・吐出順序で2層目以降の印刷部を形成することを特徴とするものである。以下、1層目の印刷部の形成方法と2層目以降の印刷部の形成方法を図1乃至図4に基づいてそれぞれ説明する。
[1層目の印刷部の形成方法]
1層目の印刷部の形成方法は、図1に示すように、合計4回のドットパターンの印刷と印刷毎の乾燥とを行う。1回目のドットパターンの印刷では、インクジェット印刷機により、回路基板上にインクドットを行方向及び改行方向にインクドットの直径より狭い間隔をあけて所定ピッチで吐出して、複数行のインクドットの配列からなる1回目のドットパターンを印刷する。その後、1回目のドットパターンを所定時間乾燥させる。
この後、2回目のドットパターンの印刷工程に移行し、1回目のドットパターンの各行に重ねてインクドットを行方向に半ピッチずらして、1回目のドットパターンと同じピッチで吐出して2回目のドットパターンを印刷する。これにより、2回目のドットパターンの各インクドットが1回目のドットパターンの各行のインクドット間に行方向に跨がって印刷された状態となる。2回目のドットパターンの印刷後、2回目のドットパターンを所定時間乾燥させる。
この後、3回目のドットパターンの印刷工程に移行し、2回目のドットパターンの各行間にインクドットを行方向に半ピッチずらして2回目のドットパターンと同じピッチで吐出して3回目のドットパターンを印刷する。これにより、2回目のドットパターンの各行間に3回目のドットパターンの各行のインクドットを重ねて印刷し、3回目のドットパターンの各インクドットがそれぞれ2回目のドットパターンの4つのインクドットに跨がって印刷された状態となる。3回目のドットパターンの印刷後、3回目のドットパターンを所定時間乾燥させる。
この後、4回目のドットパターンの印刷工程に移行し、3回目のドットパターンの各行に重ねてインクドットを行方向に半ピッチずらして、3回目のドットパターンと同じピッチで吐出して4回目のドットパターンを印刷する。これにより、4回目のドットパターンの各インクドットがそれぞれ3回目のドットパターンの各行のインクドット間に行方向に跨がって印刷された状態となる。4回目のドットパターンの印刷後、4回目のドットパターンを所定時間乾燥させる。
以上説明した工程を経て、1層目の印刷部が形成される。
尚、1層目の印刷部の形成方法は、上記方法に限定されず、例えば図2に示すように、1回目及び2回目のドットパターン印刷法として、4連ノズルを用いて縦方向に3ピッチ回にて印刷、又は3連ノズルを用いて横方向に4ピッチ回にて印刷するようにしても良い。
[2層目以降の印刷部の形成方法]
2層目以降の印刷部の形成方法は、1層目の印刷部の形成方法とは異なり、図3に示すように、合計2回のドットパターンの印刷と印刷毎の乾燥とを行って1層分の印刷部を形成するという工程を繰り返して2層目以降の印刷部を形成する。
1回目のドットパターンの印刷では、インクジェット印刷機により、1層目の印刷部上に、インクドットを行方向にインクドットの直径より狭い間隔をあけて所定ピッチで吐出し且つ各行のインクドットが隣接する行のインクドットと部分的に重なるように改行幅を設定する。この際、各行のインクドットを隣接する行のインクドットとは行方向に半ピッチずらして吐出する。これにより、各インクドットがその周囲の4つのインクドットと部分的に重なった状態となり、各インクドットの重なり量を均等化することができる。その後、1回目のドットパターンを所定時間乾燥させる。
この後、2回目のドットパターンの印刷工程に移行し、1回目のドットパターンの各行に重ねてインクドットを行方向に半ピッチずらして、1回目のドットパターンと同じピッチで吐出して2回目のドットパターンを印刷する。2回目のドットパターンの改行幅も1回目のドットパターンの改行幅と同じである。これにより、2回目のドットパターンの各インクドットがそれぞれ周囲の4つのインクドットと部分的に重なった状態となり、部分的に重なる未乾燥のインクドット同士は表面エネルギが最小となるように表面を滑らかな形状にして安定し、表面の凹凸を最小にすることができる。2回目のドットパターンの印刷後、2回目のドットパターンを所定時間乾燥させる。
以上説明した工程により、2層目以降の印刷部のうちの1層分の印刷部が、1層目の作成時間より短いタクトで形成される。従って、形成しようとする積層印刷部の積層分だけドットパターンの印刷と印刷毎の乾燥とを繰り返して2層目以降の印刷部を形成する。
尚、2層目以降の印刷部の形成方法は、上記方法に限定されず、例えば図4に示すように、1回目及び2回目のドットパターン印刷法として、4連ノズルを用いて縦方向に所定ピッチ回にて印刷、又は3連ノズルを用いて横方向に所定ピッチ回にて印刷するようにしても良い。
次に、本実施例1の印刷条件を説明する。
インクジェット印刷機は、1ドット当たりのインクの吐出量が25pl、隣接するインクドット間の間隔(ドットピッチ)が50μm(100μm)、各パターン間の待ち時間(乾燥時間)が40秒である。
インクドットの直径(着弾径)が63〜77μmである。
回路基板表面の濡れ性が30°の時に、インクドットの直径(着弾径)が63μm、回路基板表面の濡れ性が50°の時に、インクドットの直径(着弾径)が77μmであった。
回路基板としては、ガラス基板を使用し、インクに対する基板の濡れ性が30〜50°、基板温度が60℃であった。
基板の濡れ性が50°以上の場合は、一部のインクが凝集するため、均一な印刷部を形成できなかったが、基板の濡れ性が30°の場合は、均一な印刷部を形成できた。2層目以降の印刷部を印刷する時の下地(印刷部)の濡れ性は30°より低くなっているものと思われる。
以上説明した本実施例1によれば、2層目以降の印刷部を形成する工程で、1層目の印刷部のインクドットの配列・吐出順序とは異なるインクドットの配列・吐出順序で2層目以降の印刷部を形成するようにしたので、1層目の印刷部は、回路基板の濡れ性等の特性に適応したインクドットの配列で形成し、2層目以降の印刷部は、先に形成した印刷部の表面の濡れ性等の特性に適応したインクドットの配列で形成するということが可能となり、表面の凹凸が少ない積層印刷部を早く形成できる。従って、本実施例1の方法で、例えば、積層印刷抵抗体を形成すれば、積層印刷抵抗体の幅や厚みを均一に形成して、積層印刷抵抗体の抵抗値を容易に制御できる。また、本実施例1の方法で、配線パターン形成すれば、表面の凹凸が減少するため、高周波信号の減衰を抑えることができる。
ところで、2層目以降の印刷部を形成する工程で、インクドットを乾燥させずに連続してインクドットを重ねて吐出すると、凹凸の少ない滑らかな表面を形成できるが、吐出開始点にインクが凝集して大きなインクの凝集体が出来る。このため、吐出開始点が印刷部の外周端に位置すると、吐出開始点に凝集したインクが溢れ出して、積層印刷部の形状が不均一となりやすい。
この点を考慮して、本発明の実施例2では、図5に示すように、2層目以降の印刷部を印刷する工程で、印刷部の内側の位置からインクドットを行方向及び改行方向に部分的に重ねるように渦巻状に吐出していき、最後に該印刷部の外周に沿ってインクドットを行方向及び改行方向に部分的に重ねるように吐出して、1層分の印刷部を印刷する。印刷後、この印刷部を乾燥させた後、同様のインクドットの配列・吐出順序で、印刷部の内側の位置からインクドットを渦巻状に吐出して1層分の印刷部を印刷して乾燥するという工程を所定回繰り返して積層印刷部を形成する。尚、1層目の印刷部は、前記実施例1と同様の方法で印刷すれば良い。
以上説明した本実施例2によれば、2層目以降の印刷部を形成する工程で、吐出開始点が印刷部の内側となるため、吐出開始点に凝集するインクの溢れ出しを外周側のインクドットの配列パターンによって防止でき、積層印刷部の形状が不均一になるのを防止でき、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
上述した実施例2では、2層目以降の印刷部を形成する工程で、印刷部の内側の位置からインクドットを渦巻状に吐出して1層分の印刷部を印刷するようにしたが、本発明の実施例3では、図6に示すように、2層目以降の印刷部を形成する工程で、印刷部を内側領域と外側領域に分割し、内側領域のドットパターンを印刷した後、内側領域のドットパターンを取り巻くように外側領域のドットパターンを印刷して乾燥させて1層分の印刷部を形成するという工程を繰り返す。
内側領域のドットパターンの印刷では、印刷部の内側の位置からインクドットを行方向及び改行方向に部分的に重ねて印刷する。インクドットの吐出順序はどの様な順序であっても良い。
内側領域のドットパターンの印刷後、乾燥させずに、内側領域のドットパターンを取り巻くように外側領域のドットパターンを印刷する。外側領域のドットパターンの各インクドットは互いに重なり合うと共に、内側領域のドットパターンのインクドットとも重なる。外側領域のドットパターンのインクドットの吐出順序もどの様な順序であっても良い。
以上のようにして1層分の印刷部を印刷して乾燥させた後、同様の方法で次の層の印刷部を形成するという工程を繰り返して積層印刷部を形成する。
以上説明した本実施例3でも、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
前記実施例2(図5)は、インクドットの連続印刷の実施例であるが、本発明の実施例4では、2層目以降の印刷部を形成する工程で、図7に丸数字で示す順序で、内側の領域からドットパターンを印刷し、順次、外側の領域にドットパターンを印刷して、最初に印刷したドットパターンをその後に印刷するドットパターンで取り巻くようにしている。各領域のドットパターンは、インクドットの連続印刷でも良いし、複数連ノズルで一括して印刷しても良い。
本実施例4でも、2層目以降の印刷部を形成する工程で、吐出開始点が印刷部の内側の領域となるため、吐出開始点に凝集するインクの溢れ出しを外周側のインクドットの配列パターンによって防止でき、積層印刷部の形状が不均一になるのを防止でき、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
前記実施例3(図6)では、2層目以降の印刷部を形成する工程で、内側領域のドットパターンをインクドットの連続印刷で形成したが、本発明の実施例5では、2層目以降の印刷部を形成する工程で、内側領域のドットパターンを印刷する際に、図8に丸数字で示す順序で、内側の領域からドットパターンを印刷し、順次、外側の領域にドットパターンを印刷して、最初に印刷したドットパターンをその後に印刷するドットパターンで取り巻くようにしている。各領域のドットパターンは、インクドットの連続印刷でも良いし、複数連ノズルで一括して印刷しても良い。
内側領域のドットパターンの印刷後は、前記実施例3と同様に、乾燥させずに、内側領域のドットパターンを取り巻くように外側領域のドットパターンを印刷する。
以上のようにして1層分の印刷部を印刷して乾燥させた後、同様の方法で次の層の印刷部を形成するという工程を繰り返して積層印刷部を形成する。
以上説明した本実施例5でも、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
尚、本発明の積層印刷部の形成方法は、使用するインクに含ませる材料(導電体、抵抗体、誘電体等)を変更することで、積層印刷導電パターンや、積層印刷抵抗体、積層印刷誘電体等の様々な積層印刷電気部品の形成方法に適用できる。

Claims (6)

  1. インクジェット法で所定の電気特性のインクを回路基板上に吐出して複数行のインクドットの配列からなる1層目の印刷部を形成した後、該印刷部上に前記インクを吐出して複数行のインクドットの配列からなる次の層の印刷部を形成するという工程を所定回繰り返して積層印刷部を形成する積層印刷方法において、
    2層目以降の印刷部を形成する工程で、1層目の印刷部のインクドットの配列・吐出順序とは異なるインクドットの配列・吐出順序で2層目以降の印刷部を形成することを特徴とする積層印刷部の形成方法。
  2. 前記2層目以降の印刷部を形成する工程で、インクドットを行方向にインクドットの直径より狭い間隔をあけて所定ピッチで吐出し且つ各行のインクドットが隣接する行のインクドットと部分的に重なるように改行幅を設定することを特徴とする請求項1に記載の積層印刷方法。
  3. 各行のインクドットを隣接する行のインクドットとは行方向に半ピッチずらして吐出することを特徴とする請求項2に記載の積層印刷部の形成方法。
  4. 前記2層目以降の印刷部を形成する工程で、印刷部の内側の位置からインクドットを行方向及び改行方向に部分的に重ねるように吐出していき、最後に該印刷部の外周に沿ってインクドットを行方向及び改行方向に部分的に重ねるように吐出することを特徴とする請求項1に記載の積層印刷部の形成方法。
  5. 前記2層目以降の印刷部を形成する工程で、先に形成した層の印刷部を乾燥させてから、次の層の印刷部を形成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の積層印刷部の形成方法。
  6. 前記1層目の印刷部を形成する工程で、インクドットを行方向及び改行方向にインクドットの直径より狭い間隔をあけて所定ピッチで吐出して1回目のドットパターンを形成し、前記1回目のドットパターンを乾燥させた後に、前記1回目のドットパターンの各行に重ねてインクドットを行方向に半ピッチずらして前記所定ピッチで吐出して2回目のドットパターンを形成し、前記2回目のドットパターンを乾燥させた後に、前記2回目のドットパターンの各行間にインクドットを行方向に半ピッチずらして前記所定ピッチで吐出して3回目のドットパターンを形成し、前記3回目のドットパターンを乾燥させた後に、前記3回目のドットパターンの各行に重ねてインクドットを行方向に半ピッチずらして前記所定ピッチで吐出して4回目のドットパターンを形成して乾燥させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の積層印刷部の形成方法。
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