JP5517500B2 - 鏡支持構造およびミラーキャビネット - Google Patents

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Description

本発明は、鏡を支持するための鏡支持構造、およびこの鏡支持構造により支持された鏡が取り付けられるミラーキャビネットに関するものである。
従来から、浴室に隣接して設けられる脱衣所などには、洗面化粧台が設置されている。洗面化粧台は、大別すれば洗面カウンターとミラーキャビネットとから構成される。洗面カウンターは、基本要素として湯水を供給する水栓と、排水口を備えた洗面ボールとを備えている。設置される際、水栓には給水管が接続され、排水口には排水管が接続される。
また洗面カウンターは、下部に引き出しや開き戸などの収納部が設けられ、正面に事実上の必需品として鏡が配置されている。鏡は、壁面に直接取り付けられている場合もあるが、近年では照明や収納等を備えた基体に取り付けられている場合が多い。以下、本願では、鏡と基体とを含んだユニットをミラーキャビネットと称し、ミラーキャビネットと洗面カウンターとを含んだユニットを洗面化粧台と称する。
ミラーキャビネットの基体は根本的には鏡の支持体であり、鏡の周囲には、蛍光灯などの照明器具、これを操作するためのスイッチ、ドライヤーなどに電力供給するためのコンセントなどが設けられる。またミラーキャビネットには、石鹸や歯ブラシ、化粧品などを載置するための棚や収納部も設けられる。これらのことから、基体はある程度複雑な凹凸形状をなしている。従来の基体は主として合成樹脂材料からなり、真空成型にて製造されている場合が多い(例えば特許文献1)。
ところで、鏡は一般にガラスによって構成されるものであるから、ほぼ確実にキャビネット本体とは別部材となるため、何らかの取り付け構造が必要である。ガラスは欠けや割れを生じやすいやすいため、額縁のような枠によって取り付ける構造もよくみられる。しかし、鏡はできるだけ鏡面が見えている(露出している)ことが好ましいことから、上縁や下縁にそれぞれ2つ程度の断面コの字形状の金具をかませて係止した構造もよく見られる。さらには、鏡の背面を支持板に接着剤や両面テープなどによって接合した構造も多く採用されている。
しかし、特許文献1に記載のミラーキャビネットのように、ミラーキャビネットの内部が収納空間として利用される場合、鏡はかかる収納空間を覆う扉としての機能をも兼ね備えることがある。この場合、鏡とこれを支持するための部材(以下、支持部材と称する)は高い強度をもって接合する必要がある。特許文献1においては、鏡の上縁および下縁の全幅に亘って接合された支持部材が記載されている。
特開平05−161557号公報
脱衣所等において洗面化粧台が占有可能な面積は、使用者宅ごとに異なる。これに対応すべく、洗面化粧台、すなわち洗面カウンターとミラーキャビネットは、同じデザインであってもサイズが異なるものが複数取り揃えられる。したがって、鏡のサイズも、ミラーキャビネットのサイズに応じて変更される。このため、上記の支持部材も鏡のサイズに応じたものが必要となる。すなわち、ミラーキャビネットが、デザインが同じであってもサイズが異なる場合には、支持部材においても、サイズが異なるものが必要となる。
ところで、特許文献1に記載されているような形状の支持部材は、任意の形状を実現するために射出成型や真空成型にて製造される。このように製造方法として射出成型や真空成型を用いたりする場合、サイズが異なる支持部材を製造する際に、サイズごとにそれぞれ別の金型が必要になる。かかる金型は、生産工程において最も高価且つ大がかりな設備である。このため、サイズごとに金型を用意することが、生産コストの増大の一因となっていた。
本発明は、このような課題に鑑み、サイズが異なる鏡を支持する部材を製造する際の金型を共通化することで、金型の数を減らすことができ、生産コストの削減を図ることが可能な鏡支持構造およびミラーキャビネットを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる鏡支持構造の代表的な構成は、長尺の鏡押さえ部材であって、その長手方向に延設される溝を有し、鏡の上縁または下縁を略全幅に亘って溝に挿入して支持する複数の鏡押さえ部材と、鏡押さえ部材の端部に冠着される複数のキャップと、を備え、複数の鏡押さえ部材は押出成形により成形され、複数の鏡押さえ部材に設けられた溝に鏡の上縁および下縁を各々挿入し、鏡押さえ部材の両端部に複数のキャップを各々冠着させることにより、鏡を支持し、鏡押さえ部材は、溝内に溝よりもさらに深く形成された溝形状の収容部を有し、鏡の背面に鏡の上縁および下縁よりも突出して配置される曇り止めヒータの端部または支持板の端部を該収容部に収容することを特徴とする。
上記構成によれば、鏡を支持する部材(支持部材)は、鏡の上縁または下縁を支持する鏡押さえ部材と、これに冠着されるキャップとから構成される。かかる鏡押さえ部材は、押出成型で成型された長尺部材を、鏡の横幅に合わせて切断することにより製造される。そして、鏡押さえ部材の両端にキャップを冠着することで支持部材が形成される。したがって、長尺部材を切断する長さ(位置)を変えるだけで、サイズが異なる支持部材を構成する鏡押さえ部材を製造することができる。このため、複数のサイズの支持部材の鏡押さえ部材を、1つの金型を用いて製造することができる、すなわち金型を共通化することができる。これにより、金型の数を減らすことができ、生産コストの削減を図ることが可能となる。
上記の鏡押さえ部材は、溝の反対側且つ鏡押さえ部材の前面寄りにフランジ状に立設する突出部を更に有するとよい。かかる構成によれば、フランジ状の突出部を取っ手として使用することができる。したがって、鏡がミラーキャビネットの扉となる場合において開閉動作を円滑に行うことが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明にかかるミラーキャビネットの代表的な構成は、水栓および洗面ボールを備えた洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネットであって、鏡と、当該ミラーキャビネットの枠体を構成する複数のフレーム材と、長尺の鏡押さえ部材であって、その長手方向に延設される溝を有し、鏡の上縁または下縁を略全幅に亘って溝に挿入して支持する複数の鏡押さえ部材と、鏡押さえ部材の端部に冠着される複数のキャップと、鏡の背面に配置される曇り止めヒータまたは支持板と、を備え、鏡は上縁および下縁を鏡押さえ部材に支持され、鏡を支持した鏡押さえ部材の両端部のうちいずれか一方の端部付近が、フレーム材の前面側となる位置に開閉可能に固定され、鏡押さえ部材は、溝内に溝よりもさらに深く形成された溝形状の収容部を有し、鏡の上縁および下縁よりも突出して配置される曇り止めヒータの端部または支持板の端部を収容部に収容することを特徴する。
上述した鏡支持構造の技術的思想に基づく構成要素やその説明は、当該ミラーキャビネットにも適用可能である。
本発明によれば、サイズが異なる収納トレイを製造する際の金型を共通化することで、金型の数を減らすことができ、生産コストの削減を図ることが可能な収納トレイおよび収納トレイの製造方法を提供することができる。
洗面化粧台の斜視図である。 洗面化粧台の斜視図である。 ミラーキャビネットの詳細を示す図である。 収納トレイの詳細を示す図である。 三面鏡および支持部材の詳細を示す図である。 鏡押さえ部材の詳細を示す図である。 キャップの詳細を示す図である。 鏡押さえ部材へのキャップの冠着を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(洗面化粧台)
図1および図2は、洗面化粧台の斜視図である。図1および図2に示すように、本実施形態においてミラーキャビネット130は、扉を兼ねた三面鏡170を備えており、特に、図1は三面鏡170(扉)を閉じた状態を、図2は三面鏡170(扉)を開けた状態を示している。
図1および図2に示すように、洗面化粧台100は、洗面カウンター110と、ミラーキャビネット130とから構成されている。洗面カウンター110は、湯水を供給する水栓112と、排水口114aを備えた洗面ボール114とを備えている。また洗面ボールの下方には収納部である引出116が設けられている。
ミラーキャビネット130は、枠体140と、照明154と、照明ベース156と、照明カバー158と、背板160と、フック162と、収納トレイ164および166(収納トレイ166は図3参照)と、三面鏡170と、支持部材180とを備える。
(ミラーキャビネット)
図3はミラーキャビネット130の詳細を示す図である。特に、図3(a)はミラーキャビネット130の組立後の状態を、図3(b)はミラーキャビネット130を分解した状態を示している。なお、便宜上、図3では、三面鏡170および支持部材180を取り外した状態を示している。また図3(a)では収納トレイ164および166の背面に位置するフックを破線で示し、図3(b)では収納トレイ164および166の図示を省略する。
枠体140は、フレーム材142および144と、連結キャップ146と、梁148と、連結部材150とから構成される。フレーム材142は、押出成型で成型された長尺部材(後述する鏡押さえ部材182および184を構成する長尺部材とは異なる。)を当該ミラーキャビネット130の横幅に合わせて切断することにより製造され、枠体140の四周のうち、上面および下面を構成する。フレーム材144は、押出成型で成型された長尺部材(同上)を当該ミラーキャビネット130の縦幅に合わせて切断することにより製造され、枠体140の四周のうち、両側面を構成する。
上記構成により、長尺部材を切断する長さ(位置)を変えるだけで、フレーム材142および144のいずれをも同一の金型により製造することができる。また同様に長尺部材の切断位置を変えるだけで、サイズが異なるミラーキャビネットの枠体を構成するフレーム材を製造することが可能となる。したがって、複数のサイズのミラーキャビネットのフレーム材を製造する際においても金型を共通化することができる。これにより、更に金型の数を減らし、生産コストの削減を図ることができる。
連結キャップ146は、当該ミラーキャビネット130の角部で2つのフレーム材142および144に冠着し、これらを連結する。これにより、フレーム材142および144、連結キャップ146からなる枠体140を形成することが可能となる。
梁148は、フレーム材142からなり、後述する三面鏡170(鏡)の上辺に沿って配置され、三面鏡170の上辺、および照明154を取り付けられた照明ベース156を支持する。梁148がフレーム材142からなることで、梁148をフレーム材142と共通の金型から製造することができ、梁148を製造する金型に要するコストを削減することができる。
連結部材150は、梁148をフレーム材144に連結させるための部材である。これにより、枠体140の両側面を構成するフレーム材144と梁148とを連結することが可能となる。
照明154は、蛍光灯等の光源であり、三面鏡170(鏡)の上方に配置される。これにより、当該ミラーキャビネット130が設置された空間の照度を高め、使用者の作業性、ひいては利便性を向上させることができる。本実施形態においては、照明154は、これを当該ミラーキャビネット130に取り付けるための基体である照明ベース156に取り付けられている。そして、照明154を覆うように照明カバー158が設けられている。これにより、照明154付近への埃等の侵入を防ぐことができる。
背板160は、枠体140の、当該ミラーキャビネット130の背面となる側に配置される板状部材である。これにより、背板160および枠体140からなるミラーキャビネット130内の収納空間が形成される。背板160は、複数の取付穴160aを有する。これにより、取付穴160aにフック162を取り付け、かかるフック162に収納トレイ164および166を掛着することが可能となる。
なお、本実施形態においては、背板160の左側および右側に2行3列、中央に1行3列の取付穴160aが設けられているが、これに限定するものではなく、取付穴160aの数は任意に変更することができる。ただし、列の幅は、後述する収納トレイ164の掛合部164aまたは収納トレイ166の掛合部166aの幅と略等しくするべきであり、列の数は、掛合部164aまたは166aの数より多いことが好ましい。
フック162は、背板160(ミラーキャビネット130)の前面に取り付けられ、収納トレイ164または166を支持する(掛合される)。なお、フック162の数は任意に変更することができる。ただし、本実施形態のように、背板160に複数のフック162が設けられていれば、使用者は、いずれかのフック162を選択し、それを用いて収納トレイ164または166を所望の位置に設置することができるため、利便性の向上を図ることが可能となる。
収納トレイ164および166は、背板160の前面に設けられたフック162に取り付けられ、ミラーキャビネット130において頻繁に用いられる物品(被収納物)を収納する。なお、収納トレイ164および166は、横幅のみが異なり、他の構成要素および機能は同一である。このため、以下の説明では収納トレイ164を例示して詳述し、収納トレイ166については、特に記載がない限り括弧内への符号の付記を以って、その説明を省略する。
図4は、収納トレイ164(166)の詳細を示す図である。特に、図4(a)は収納トレイ164(166)の正面斜視図であり、図4(b)は収納トレイ164(166)の背面斜視図である。図4に示すように、本実施形態にかかる収納トレイ164は、天面が開放された箱状であり、その背面に掛合部164a(166a)を有する。これにより、上述したフック162に、収納トレイ164(166)の掛合部164a(166a)を掛合し、収納トレイ164(166)をミラーキャビネット130(背板160)に容易に設置することができ、収納空間を効率的に利用することが可能となる。
なお、本実施形態においては掛合部164a(212c)は3つ設けられているが、かかる数に限定されず、フック162の数に応じて任意に変更することが可能である。
(三面鏡および支持部材)
上記の枠体140には、当該ミラーキャビネット130の前面となる側に三面鏡170が取り付けられる。図5は、三面鏡170および支持部材180の詳細を示す図であり、図5(a)は三面鏡170および支持部材180の組立後の斜視図、図5(b)は三面鏡170および支持部材180の分解後の斜視図である。なお、図5では、三面鏡170の鏡170aと、これを支持する支持部材180を例示している。
三面鏡170は、鏡170a、170b、170c(図1および2参照)とから構成され、支持部材180を介して、上辺を梁148に、下辺を枠体140の下面を構成するフレーム材142に取り付けられる。また本実施形態において、三面鏡170は、鏡170aの背面に曇止めヒータ170dを備える(図5(b)部分拡大図参照)。なお、図示はされていないが、鏡170bおよび170cにおいては、背面に曇止めヒータ170dではなく、鏡170bおよび170cを支持する支持板が設けられている。
支持部材180は、鏡170a、170b、170cを枠体に取り付けるための部材である。かかる支持部材180は、鏡押さえ部材182または184と、キャップ186とから構成される。なお、鏡押さえ部材182および184は、横幅のみが異なり、他の構成要素および機能は同一である。このため、以下の説明では鏡押さえ部材182を例示して詳述し、鏡押さえ部材184については、特に記載がない限り括弧内への符号の付記を以って、その説明を省略する。
図6は、鏡押さえ部材182(184)の詳細を示す図であり、特に図6(a)は鏡押さえ部材182(184)の正面斜視図、図6(b)は鏡押さえ部材182(184)の背面斜視図、図6(c)は図6(a)の断面図、図6(d)は図6(c)に鏡170aを取り付けた状態を示す断面図である。鏡押さえ部材182(184)は、鏡170a(170bまたは170c)の上縁または下縁を略全幅に亘って支持する部材である。図6に示すように、鏡押さえ部材182(184)は、溝部182a(184a)と、ヒータ端収容部182b(鏡押さえ部材184においては、支持板の端部を収容する板端収容部184b)と、空洞部182c(184c)と、突出部182d(184d)とを有する。
溝部182a(184a)は、鏡押さえ部材182(184)の長手方向に延設される溝である。これにより、図6(d)に示すように溝部182a(184a)に鏡170a(170b、170c)の上縁または下縁を挿入することで、鏡押さえ部材182(184)が鏡170a(170b、170c)を支持することが可能となる。
ヒータ端収容部182b(板端収容部184b)は、溝部182a(184a)内にさらに深く形成された溝形状をしている。これにより、鏡170a(170b、170c)の背面に設けられ、鏡170a(170b、170c)の上縁および下縁よりも突出する曇止めヒータ170d(または不図示の支持板)の端部を収容することが可能となる(図6(d)参照)。
そして、ヒータ端収容部182b(板端収容部184b)に曇止めヒータ170d(または不図示の支持板)の端部を収容後、鏡押さえ部材182(184)の背面からビス183を打ち込むことにより、これらを固定することが可能となる。なお、図6(d)に示すように、本実施形態においては、鏡170aと曇止めヒータ170dとを両面テープ171により接着しているが、これに限定するものではなく、これらを接着剤等を用いて接着してもよい。
空洞部182c(184c)は、ヒータ端収容部182b(板端収容部184b)と同様に、溝部182a(184a)より上方に向かってかかる溝部182a(184a)と一体に形成される溝である。これにより、鏡押さえ部材182(184)の軽量化、およびこれに要するコストの削減を図ることができる。なお、本実施形態においては鏡押さえ部材182(184)に空洞部182c(184c)を設けたが、かかる例に限定されず、空洞部182c(184c)を設けずに構成することも可能である。
突出部182d(184d)は、溝部182a(184a)の反対側且つ鏡押さえ部材182(184)の前面寄りにフランジ状に立設される。これにより、かかる突出部182d(184d)を取っ手として使用することができ、鏡170a(170b、170c)がミラーキャビネット130の扉となる場合において開閉動作を円滑に行うことが可能となる。
上記の鏡押さえ部材182(184)は、押出成形により成形される、すなわち押出成型により成型された長尺部材から製造される。詳細には、長尺部材を切断する長さ(位置)を変えるだけで、サイズが異なる鏡170a、および鏡170bまたは170cを保持する鏡押さえ部材182および184を製造することが可能となる。したがって、本実施形態のように1つのミラーキャビネット130にサイズの異なる鏡が設けられている場合だけでなく、デザインが同じであってもサイズが異なるミラーキャビネットを製造する場合のように設けられる鏡の大きさが変更される場合であっても、鏡押さえ部材を共通の金型から製造する、すなわち金型を共通化することができる。これにより、金型の数を減らすことができ、生産コストの削減を図ることが可能となる。
図7は、キャップ186の詳細を示す図であり、特に、図7(a)はキャップ186の正面図、図7(b)はキャップ186の背面図である。図8は、鏡押さえ部材182(184)へのキャップ186の冠着を説明する図である。
キャップ186は、鏡押さえ部材182(184)の端部に冠着され、支持部材180の側面を構成する。これにより、鏡押さえ部材182(184)の切断面(端部)を被覆し、美観の向上を図ることができる。図7に示すようにキャップ186は背面に冠着部186aを有する。これにより、かかる冠着部186aに鏡押さえ部材182(184)の端部を冠着させ、これらの冠着をより確実にすることが可能となる。
またキャップは下部に凹部186bを有する。これにより、鏡170a(170b、170c)の上縁および下縁が挿入された鏡押さえ部材182(184)にキャップ186を図8(a)に示す矢印の方向に冠着させた際に、図8(b)に示すように鏡170a(170b、170c)の上縁および下縁の端部はキャップ186の外側に突出することとなる。したがって、隣接する鏡170a(170b、170c)の側縁が極めて近接した状態となり、三面鏡170を大きな一体の鏡として用いる際に鏡間に生じる隙間を狭小化することが可能となる。
なお、キャップ186は、いうまでもなく鏡押さえ部材182(184)のサイズ(幅)が異なっていても同じ部材を用いることができる。これにより、キャップ186を簡単かつ安価に製造することができる。
上述した支持部材180により鏡170aを支持する場合には、まず図5(b)に示すように、鏡押さえ部材182を矢印の方向に移動させ、鏡170aの上縁および下縁を、鏡押さえ部材182の溝部182aに各々挿入する。そして、キャップ186を鏡押さえ部材182の端部に各々冠着させる。これにより、図5(a)に示す状態となり、鏡170aが支持部材180に支持される。そして、鏡170bおよび170cにおいても鏡押さえ部材184を用いて上記と同様の作業を行う。
鏡170a、170b、170cを支持部材180により支持したら、図2に示すように、各鏡押さえ部材182および184の両端部のうちいずれか一方の端部付近を、ヒンジを介して梁148または枠体140の下面を構成するフレーム材142の前面側となる位置に固定する。これにより、三面鏡170(鏡170a、170b、170c)が、開閉可能となり、ミラーキャビネット130の扉として機能することが可能となる。
上記説明した如く、本実施形態にかかる鏡支持構造およびミラーキャビネットによれば、支持部材の鏡押さえ部材は、押出成型で成型された長尺部材を、鏡の横幅に合わせて切断することにより製造される。そして、鏡押さえ部材の両端にキャップを冠着することで支持部材が形成される。したがって、長尺部材を切断する長さ(位置)を変えるだけで、サイズが異なる支持部材を構成する鏡押さえ部材を製造することができ、複数のサイズの支持部材の鏡押さえ部材を製造する金型を共通化することができる。これにより、金型の数を減らすことができ、生産コストの削減を図ることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本実施形態においてはミラーキャビネットは三面鏡を備えているが、これに限定するものではなく、三面鏡に替えて一面鏡を備える構成としてもよく、少なくとも1以上の鏡を備えていればよい。
本発明は、鏡を支持するための鏡支持構造、およびこの鏡支持構造により支持された鏡が取り付けられるミラーキャビネットとして利用することができる。
100…洗面化粧台、110…洗面カウンター、112…水栓、114…洗面ボール、114a…排水口、116…引出、130…ミラーキャビネット、140…枠体、142…フレーム材、144…フレーム材、146…連結キャップ、148…梁、150…連結部材、154…照明、156…照明ベース、158…照明カバー、160…背板、160a…取付穴、162…フック、164…収納トレイ、164a…掛合部、166…収納トレイ、166a…掛合部、170…三面鏡、170a…鏡、170b…鏡、170c…鏡、170d…曇止めヒータ、180…支持部材、182…鏡押さえ部材、182a…溝部、182b…ヒータ端収容部、182c…空洞部、182d…突出部、184…鏡押さえ部材、184a…溝部、184b…ヒータ端収容部、184c…空洞部、184d…突出部、186…キャップ、186a…冠着部、186b…凹部

Claims (3)

  1. 長尺の鏡押さえ部材であって、その長手方向に延設される溝を有し、鏡の上縁または下縁を略全幅に亘って前記溝に挿入して支持する複数の鏡押さえ部材と、
    前記鏡押さえ部材の端部に冠着される複数のキャップと、
    を備え、
    前記複数の鏡押さえ部材は押出成形により成形され、
    前記複数の鏡押さえ部材に設けられた溝に前記鏡の上縁および下縁を各々挿入し、該鏡押さえ部材の両端部に前記複数のキャップを各々冠着させることにより、該鏡を支持し、
    前記鏡押さえ部材は、前記溝内に該溝よりもさらに深く形成された溝形状の収容部を有し、前記鏡の背面に該鏡の上縁および下縁よりも突出して配置される曇り止めヒータの端部または支持板の端部を該収容部に収容することを特徴とする鏡支持構造。
  2. 前記鏡押さえ部材は、前記溝の反対側且つ該鏡押さえ部材の前面寄りにフランジ状に立設する突出部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の鏡支持構造。
  3. 水栓および洗面ボールを備えた洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネットであって、
    鏡と、
    当該ミラーキャビネットの枠体を構成する複数のフレーム材と、
    長尺の鏡押さえ部材であって、その長手方向に延設される溝を有し、前記鏡の上縁または下縁を略全幅に亘って前記溝に挿入して支持する複数の鏡押さえ部材と、
    前記鏡押さえ部材の端部に冠着される複数のキャップと、
    前記鏡の背面に配置される曇り止めヒータまたは支持板と、
    を備え、
    前記鏡は上縁および下縁を前記鏡押さえ部材に支持され、該鏡を支持した鏡押さえ部材の両端部のうちいずれか一方の端部付近が、前記フレーム材の前面側となる位置に開閉可能に固定され、
    前記鏡押さえ部材は、前記溝内に該溝よりもさらに深く形成された溝形状の収容部を有し、前記鏡の上縁および下縁よりも突出して配置される曇り止めヒータの端部または支持板の端部を該収容部に収容することを特徴するミラーキャビネット。
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