JP2011000336A - 収納トレイおよび収納トレイの製造方法 - Google Patents

収納トレイおよび収納トレイの製造方法 Download PDF

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哲哉 小鈴
Hiroshi Suzuki
博士 鈴木
Toru Kudamatsu
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Abstract

【課題】 サイズが異なる収納トレイを製造する際の金型を共通化することで、金型の数を減らすことができ、生産コストの削減を図ることが可能な収納トレイおよび収納トレイの製造方法を提供することを目的としている。
【解決手段】 本発明にかかる収納トレイの構成は、水栓および洗面ボールを備えた洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネットの前面に着脱可能に取り付けられる収納トレイ200であって、当該収納トレイの前面、背面および底面を一体に構成する断面が略コの字状の収容部202aと、収容部と一体に成形され当該収納トレイの背面の上辺から下方に向かって突出する取付部202bと、を有する収納部材202と、収納部材の端部に冠着され当該収納トレイの側面を構成する複数のサイドキャップ204と、を備え、収納部材は、押出成形により成形されることを特徴する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネットの前面に着脱可能に取り付けられる収納トレイおよびその製造方法に関するものである。
従来から、浴室に隣接して設けられる脱衣所などには、洗面化粧台が設置されている。洗面化粧台は、大別すれば洗面カウンターとミラーキャビネットとから構成される。洗面カウンターは、基本要素として湯水を供給する水栓と、排水口を備えた洗面ボールとを備えている。設置される際、水栓には給水管が接続され、排水口には排水管が接続される。
また洗面カウンターは、下部に引き出しや開き戸などの収納部が設けられ、正面に事実上の必需品として鏡が配置されている。鏡は、壁面に直接取り付けられている場合もあるが、近年では照明や収納等を備えた基体に取り付けられている場合が多い。以下、本願では、鏡と基体とを含んだユニットをミラーキャビネットと称し、ミラーキャビネットと洗面カウンターとを含んだユニットを洗面化粧台と称する。
ミラーキャビネットの基体は根本的には鏡の支持体であり、鏡の周囲には、蛍光灯などの照明器具、これを操作するためのスイッチ、ドライヤーなどに電力供給するためのコンセントなどが設けられる。またミラーキャビネットには、石鹸や歯ブラシ、化粧品などを載置するための棚や収納部も設けられる(例えば特許文献1)。
しかし、上記特許文献1に記載のミラーキャビネットのように、棚や収納部がミラーキャビネットの基体と一体に形成されている場合、かかる棚や収納部の設置位置が必ずしも使用者の使い勝手がよい位置であるとは限らない。
このため、近年では、ミラーキャビネットの基体とは別に製造した収納トレイを、フック等を用いてミラーキャビネットの前面に取り付けて棚や収納部とする構成のミラーキャビネットが開発されている(例えば特許文献2)。これによれば、使用者が自身の好みに応じて、収納トレイの位置を変更でき、且つ収納トレイの設置の有無をも選択することができる。したがって、使い勝手の向上を図ることが可能となる。
特開平05−161557号公報 特開2008−136506号公報
脱衣所等において洗面化粧台が占有可能な面積は、使用者宅ごとに異なるため、洗面化粧台、すなわち洗面カウンターとミラーキャビネットは、同じデザインであってもサイズが異なるものが複数取り揃えられる。したがって、収納トレイにおいても、ミラーキャビネットのサイズに応じて、同じデザインであってもサイズが異なるものが必要となる。また1つのミラーキャビネットに取り付けられる収納トレイであっても、収納する物品の大きさ等に応じて使い分けるために、大きさの異なる複数の収納トレイが必要とされる場合もある。
ところで、特許文献2に記載されているような形状の収納トレイは、任意の形状を実現するために射出成型にて製造される。このように製造方法として射出成型を用いたり、または真空成型を用いたりする場合、サイズは異なるが同じデザインの収納トレイを製造する際に、サイズごとにそれぞれ別の金型が必要になる。かかる金型は、生産工程において最も高価且つ大がかりな設備である。このため、サイズごとに金型を用意することが、生産コストの増大の一因となっていた。
本発明は、このような課題に鑑み、サイズが異なる収納トレイを製造する際の金型を共通化することで、金型の数を減らすことができ、生産コストの削減を図ることが可能な収納トレイおよび収納トレイの製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる収納トレイの代表的な構成は、水栓および洗面ボールを備えた洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネットの前面に着脱可能に取り付けられる収納トレイであって、当該収納トレイの前面、背面および底面を一体に構成する断面が略コの字状の収容部と、収容部と一体に成形され当該収納トレイの背面の上辺から下方に向かって突出する取付部と、を有する収納部材と、収納部材の端部に冠着され当該収納トレイの側面を構成する複数のサイドキャップと、を備え、収納部材は、押出成形により成形されることを特徴する。
上記構成によれば、当該収納トレイの収納部材は、押出成型で成型された長尺部材を、かかる収納トレイの横幅に合わせて切断することにより製造される。そして、収納部材の両端にサイドキャップを冠着することで収納トレイが形成される。したがって、長尺部材を切断する長さ(位置)を変えるだけで、サイズが異なる収納トレイを構成する収納部材を製造することができる。このため、複数のサイズの収納トレイの収納部材を、1つの金型を用いて製造することができる、すなわち金型を共通化することができる。これにより、金型の数を減らすことができ、生産コストの削減を図ることが可能となる。
上記のミラーキャビネットは、前面に1または複数のフックを備え、取付部は、切欠または穴からなりフックに掛合される掛合部を更に有するとよい。
かかる構成によれば、収納トレイの取付部が有する掛合部を、ミラーキャビネットに設けられたフックに掛合することで、収納トレイをミラーキャビネットに容易に設置することが可能となる。またミラーキャビネットに複数のフックが設けられていれば、使用者は、複数のフックの中からいずれかを選択し、選択したフックを用いて収納トレイを所望の位置に設置することができる。これにより、利便性の向上を図ることが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明にかかる収納トレイの製造方法の代表的な構成は、水栓および洗面ボールを備えた洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネットの前面のフックに着脱可能に取り付けられる収納トレイの製造方法であって、当該収納トレイの前面、背面および底面を一体に構成する断面が略コの字状の収容部と、収容部と一体に成形され当該収納トレイの背面の上辺から下方に向かって突出する取付部と、を有する長尺部材を押出成型により成型し、長尺部材を切断して収納部材を形成し、取付部を切り欠いてフックに掛合される掛合部を形成し、当該収納トレイの側面を構成する複数のサイドキャップを収納部材の両端部に冠着することを特徴する。
上述した収納トレイの技術的思想に基づく構成要素やその説明は、当該収納トレイの製造方法にも適用可能である。
本発明によれば、サイズが異なる収納トレイを製造する際の金型を共通化することで、金型の数を減らすことができ、生産コストの削減を図ることが可能な収納トレイおよび収納トレイの製造方法を提供することができる。
洗面化粧台の斜視図である。 洗面化粧台の斜視図である。 ミラーキャビネットの詳細を示す図である。 フックの詳細を示す図である。 本実施形態にかかる収納トレイの詳細を示す図である。 収納部材の詳細を示す図である。 サイドキャップの詳細を示す図である。 収納トレイの製造方法を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(洗面化粧台)
図1および図2は、洗面化粧台の斜視図である。図1および図2に示すように、本実施形態においてミラーキャビネット130は、扉を兼ねた三面鏡170を備えており、特に、図1は三面鏡170(扉)を閉じた状態を、図2は三面鏡170(扉)を開けた状態を示している。
図1および図2に示すように、洗面化粧台100は、洗面カウンター110と、ミラーキャビネット130とから構成されている。洗面カウンター110は、湯水を供給する水栓112と、排水口114aを備えた洗面ボール114とを備えている。また洗面ボールの下方には収納部である引出116が設けられている。
ミラーキャビネット130は、枠体140と、照明154と、照明ベース156と、照明カバー158と、背板160と、三面鏡170と、鏡押さえ部材172と、フック180と、収納トレイ200および210(収納トレイ200は図3参照)とを備える。
(ミラーキャビネット)
図3はミラーキャビネット130の詳細を示す図である。特に、図3(a)はミラーキャビネット130の組立後の状態を、図3(b)はミラーキャビネット130を分解した状態を示している。なお、便宜上、図3では、三面鏡170および鏡押さえ部材172を取り外した状態を示している。また図3(a)では収納トレイ200および210の背面に位置するフックを破線で示し、図3(b)では収納トレイ200および210の図示を省略する。
枠体140は、フレーム材142および144と、キャップ146と、梁148と、連結部材150とから構成される。フレーム材142は、押出成型で成型された長尺部材(後述する収納部材202および212を構成する長尺部材とは異なる。)を当該ミラーキャビネット130の横幅に合わせて切断することにより製造され、枠体140の四周のうち、上面および下面を構成する。フレーム材144は、押出成型で成型された長尺部材(同上)を当該ミラーキャビネット130の縦幅に合わせて切断することにより製造され、枠体140の四周のうち、両側面を構成する。
上記構成により、長尺部材を切断する長さ(位置)を変えるだけで、フレーム材142および144のいずれをも同一の金型により製造することができる。また同様に長尺部材の切断位置を変えるだけで、サイズが異なるミラーキャビネットの枠体を構成するフレーム材を製造することが可能となる。したがって、複数のサイズのミラーキャビネットのフレーム材を製造する際においても金型を共通化することができる。これにより、更に金型の数を減らし、生産コストの削減を図ることができる。
キャップ146は、当該ミラーキャビネット130の角部で2つのフレーム材142および144に冠着し、これらを連結する。これにより、フレーム材142および144、キャップ146からなる枠体140を形成することが可能となる。
梁148は、フレーム材142からなり、後述する三面鏡170(鏡)の上辺に沿って配置され、三面鏡170の上辺、および照明154を取り付けられた照明ベース156を支持する。梁148がフレーム材142からなることで、梁148をフレーム材142と共通の金型から製造することができ、梁148を製造する金型に要するコストを削減することができる。
連結部材150は、梁148をフレーム材144に連結させるための部材である。これにより、枠体140の両側面を構成するフレーム材144と梁148とを連結することが可能となる。
照明154は、蛍光灯等の光源であり、三面鏡170(鏡)の上方に配置される。これにより、当該ミラーキャビネット130が設置された空間の照度を高め、使用者の作業性、ひいては利便性を向上させることができる。本実施形態においては、照明154は、これを当該ミラーキャビネット130に取り付けるための基体である照明ベース156に取り付けられている。そして、照明154を覆うように照明カバー158が設けられている。これにより、照明154付近への埃等の侵入を防ぐことができる。
背板160は、枠体140の、当該ミラーキャビネット130の背面となる側に配置される板状部材である。これにより、背板160および枠体140からなるミラーキャビネット130内の収納空間が形成される。背板160は、複数の取付穴160aを有する。これにより、取付穴160aにフック180を取り付け、かかるフック180に収納トレイ200および210を掛着することが可能となる。
なお、本実施形態においては、背板160の左側および右側に2行3列、中央に1行3列の取付穴160aが設けられているが、これに限定するものではなく、取付穴160aの数は任意に変更することができる。ただし、列の幅は、後述する収納部材202の掛合部202cまたは収納部材212の掛合部212cの幅と略等しくするべきであり、列の数は、掛合部202cまたは212cの数より多いことが好ましい。
また枠体140には、当該ミラーキャビネット130の前面となる側に三面鏡170が取り付けられる。三面鏡170は、鏡170a、170b、170cとから構成され、後述する鏡押さえ部材172を介して、上辺を梁148に、下辺を枠体140の下面を構成するフレーム材142に取り付けられる。
鏡押さえ部材172は、鏡押さえ部材172a、172b、172c、172d、172e、172fから構成される。鏡押さえ部材172aおよび172dは、鏡170aの上辺および下辺に、鏡押さえ部材172bおよび172eは、鏡170bの上辺および下辺に、鏡押さえ部材172cおよび172fは、鏡170cの上辺および下辺に設けられている。そして、図2に示すように、各鏡押さえ部材172の端部のいずれか一方がヒンジを介して梁148または枠体140の下面を構成するフレーム材142に固定されることで、三面鏡170が、開閉可能となり、ミラーキャビネット130の扉として機能することが可能となる。
上記のように三面鏡170が取り付けられることで、当該ミラーキャビネット130は、枠体140および背板160により形成された収納空間に、三面鏡170からなる扉が設けられた戸棚のような状態となる。そして、背板160にフック180を取り付け、かかるフック180に収納トレイ200および210を掛合することで、収納空間を効率的に利用することが可能となる。
フック180は、背板160(ミラーキャビネット130)の前面に取り付けられ、収納トレイ200または210を支持する(掛合される)。図4はフック180の詳細を示す図である。図4(a)はフック180の正面斜視図であり、図4(b)は分解後のフック180の正面斜視図であり、図4(c)は分解後のフック180の背面斜視図である。図4に示すように、フック180は、ビット部182と、ネジ184と、フックキャップ186とから構成される。
ビット部182は、フック180の基体であり、前面側に幅広部182aが形成され、幅広部182aの背面側に逆U字部182bが突出している。これにより、かかる逆U字部182bに、後述する収納トレイ200の掛合部202c、または収納トレイ210の掛合部212cを掛合することで、収納トレイ200および210をミラーキャビネット130(背板160)に容易に設置することが可能となる。
またビット部182は、ネジ穴182cを有する。これにより、ネジ184を、ネジ穴182cを介して背板160の取付穴160aに挿通させ、当該フック180を背板160に取り付けることが可能となる。なおネジ穴182cは貫通穴(雌ねじがなく、ネジ184よりも径の大きな穴)であって、ネジ184は背板160の背面側に配置した当て板(不図示)に締結される。フックキャップ186は、ビット部182を背板160に取り付けた後に、ビット部182の前方側に被せるように取り付けられる。
なお、本実施形態においては、背板160の左側および右側に2行3列、中央に1行3列のフック180が取り付けられるが、これに限定するものではなく、フック180の数は任意に変更することができる。ただし、本実施形態のように、背板160に複数のフック180が設けられていれば、使用者は、いずれかのフック180を選択し、それを用いて収納トレイ200または210を所望の位置に設置することができるため、利便性の向上を図ることが可能となる。
(収納トレイおよび収納トレイの製造方法)
以下に、本実施形態にかかる収納トレイ200および210、並びに収納トレイ200および210の製造方法を説明する。なお、収納トレイ200および210は、横幅のみが異なり、他の構成要素および機能は同一である。このため、以下の説明では収納トレイ200を例示して詳述し、収納トレイ210については、特に記載がない限り括弧内への符号の付記を以って、その説明を省略する。
図5は、本実施形態にかかる収納トレイ200(210)の詳細を示す図である。特に、図5(a)は収納トレイ200(210)の背面斜視図であり、図5(b)は分解後の収納トレイ200(210)の背面斜視図である。
収納トレイ200(210)は、背板160の前面に設けられたフック180に取り付けられ、ミラーキャビネット130において頻繁に用いられる物品(被収納物)を収納する。図5に示すように、本実施形態にかかる収納トレイ200は、天面が開放された箱状であって、収納部材202(212)と、複数のサイドキャップ204とから構成される。
図6は収納部材202(212)の詳細を示す図である。特に、図6(a)は収納部材202(212)の正面斜視図であり、図6(b)は、収納部材202(212)の背面斜視図であり、図6(c)は図6(b)の断面図である。図6に示すように、収納部材202(212)は、収容部202a(212a)と、取付部202b(212b)とを有する。
収容部202a(212a)は、断面が略コの字状であり、当該収納トレイ200(210)の前面、背面および底面を一体に構成し、かかる収納トレイ200(210)における被収納物の収容(収納)空間を形成する。
取付部202b(212b)は、収容部202a(212a)と一体に成形され、収容部202a(212a)(収納トレイ200(210))の背面の上辺から下方に向かって突出しており、断面は略L字状である。かかる取付部202b(212b)は、切欠からなる掛合部202c(212c)を有する。これにより、上述したフック180の逆U字部182bに、収納トレイ200(210)の掛合部202c(212c)を掛合し、収納トレイ200(210)をミラーキャビネット130(背板160)に容易に設置することができる。
なお、本実施形態においては掛合部202c(212c)を切欠にて形成したが、これに限定するものではなく、他の形状、例えば穴等により形成してもよい。また取付部202b(212b)には掛合部202c(212c)が3つ設けられているが、かかる数に限定されず、フック180の数に応じて任意に変更することが可能である。
上記の収納部材202(212)は、押出成形により成形される、すなわち押出成型により成型された長尺部材から製造される。詳細には、長尺部材を切断する長さ(位置)を変えるだけで、サイズが異なる収納トレイ200および210を構成する収納部材202および212を製造することが可能となる。したがって、複数のサイズの収納トレイ200および210の収納部材202および212を製造する金型を共通化することができる。これにより、金型の数を減らすことができ、生産コストの削減を図ることが可能となる。
収納部材202(212)には金属および合成樹脂を用いることができる。例えば、収納部材202(212)にアルミニウム合金を用いることで、合成樹脂の場合に比して強度、耐薬品性、および清掃性を向上し、また金属の素材感に基づく剛性感および硬質感から高級感を得ることができる。
図7はサイドキャップ204の詳細を示す図である。特に、図7(a)はサイドキャップ204の正面斜視図であり、図7(b)はサイドキャップ204の背面斜視図である。サイドキャップ204は、収納部材202(212)の端部に冠着され、収納トレイ200(210)の側面を構成する。これにより、収納部材202(212)の両端にサイドキャップ204を冠着し、収納トレイ200(210)を形成することが可能となる。
上記のサイドキャップ204は、背面に、収納部材202(212)の断面形状と略同一形状の溝である冠着溝204aを有する。これにより、サイドキャップ204が収納部材202(212)の端部に確実に冠着することができる。かかるサイドキャップ204には、合成樹脂、例えばHIPS(High Impact Poly Styrene)等を射出成形することによって製造することができる。サイドキャップ204は、いうまでもなく収納トレイ200(210)のサイズ(幅)が異なっていても同じ部材を用いることができる。これにより、サイドキャップ204を簡単かつ安価に製造することができる。
次に、収納トレイ202(212)の製造方法について詳述する。図8は収納トレイ202(212)の製造方法を説明する図である。収納トレイ202(212)の製造では、まず、図8(a)に示すように、当該収納トレイ202(212)の前面、背面および底面を一体に構成する断面が略コの字状の収容部222aと、収容部222aと一体に成形され当該収納トレイ202(212)の背面の上辺から下方に向かって突出する取付部222bと、を有する長尺部材222(長尺の押出成型材)を製造する。
そして、上記の長尺部材222を、図8(a)に示す2箇所の切断部位において切断する。2箇所の切断部位間の幅は、収納トレイ200の横幅と略同一であり、正確には、収納部材202の横幅と略同一である。これにより、図8(b)に示すように、収納部材202が製造(形成)される。なお、収納トレイ210を製造する場合には、2箇所の切断部位間の幅を、収納トレイ210の横幅と略同一(収納部材212の横幅と略同一)にする。
次に、図8(b)に示す取付部202bの破線部分を切り欠き、掛合部202cを形成する。これにより、収納部材202は図6(b)に示す状態となる。最後に、図5(a)に示すように、別途製造したサイドキャップ204を収納部材202の両端部に冠着する。これにより、図5(b)に示す状態となり、収納トレイ200が製造される。
上記説明した如く、本実施形態にかかる収納トレイおよび収納トレイの製造方法によれば、収納トレイの収納部材は、押出成型で成型された長尺部材を、かかる収納トレイの横幅に合わせて切断することにより製造される。そして、収納部材の両端にサイドキャップを冠着することで収納トレイが形成される。したがって、長尺部材を切断する長さ(位置)を変えるだけで、サイズが異なる収納トレイを構成する収納部材を製造することができ、複数のサイズの収納トレイの収納部材を製造する金型を共通化することができる。これにより、金型の数を減らすことができ、生産コストの削減を図ることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本実施形態においてはミラーキャビネットは三面鏡を備えているが、これに限定するものではなく、三面鏡に替えて一面鏡を備える構成としてもよく、少なくとも1以上の鏡を備えていればよい。
なお、本明細書の収納トレイの製造方法における各工程は、必ずしも記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理も含むとしても良い。
本発明は、洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネットの前面に着脱可能に取り付けられる収納トレイおよびその製造方法として利用することができる。
100…洗面化粧台、110…洗面カウンター、112…水栓、114…洗面ボール、114a…排水口、116…引出、130…ミラーキャビネット、140…枠体、142…フレーム材、144…フレーム材、146…キャップ、148…梁、154…照明、156…照明ベース、158…照明カバー、160…背板、160a…取付穴、170…三面鏡、170a…鏡、170b…鏡、170c…鏡、172…鏡押さえ部材、172a…鏡押さえ部材、172b…鏡押さえ部材、172c…鏡押さえ部材、172d…鏡押さえ部材、172e…鏡押さえ部材、172f…鏡押さえ部材、180…フック、182…ビット部、184…ネジ、186…フックキャップ、200…収納トレイ、202…収納部材、202a…収容部、202b…取付部、202c…掛合部、204…サイドキャップ、204a…冠着溝、210…収納トレイ、212…収納部材、212a…収容部、212b…取付部、212c…掛合部、222…長尺部材、222a…収容部、222b…取付部

Claims (3)

  1. 水栓および洗面ボールを備えた洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネットの前面に着脱可能に取り付けられる収納トレイであって、
    当該収納トレイの前面、背面および底面を一体に構成する断面が略コの字状の収容部と、該収容部と一体に成形され当該収納トレイの背面の上辺から下方に向かって突出する取付部と、を有する収納部材と、
    前記収納部材の端部に冠着され当該収納トレイの側面を構成する複数のサイドキャップと、
    を備え、
    前記収納部材は、押出成形により成形されることを特徴する収納トレイ。
  2. 前記ミラーキャビネットは、前面に1または複数のフックを備え、
    前記取付部は、切欠または穴からなり前記フックに掛合される掛合部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の収納トレイ。
  3. 水栓および洗面ボールを備えた洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネットの前面のフックに着脱可能に取り付けられる収納トレイの製造方法であって、
    当該収納トレイの前面、背面および底面を一体に構成する断面が略コの字状の収容部と、該収容部と一体に成形され当該収納トレイの背面の上辺から下方に向かって突出する取付部と、を有する長尺部材を押出成型により成型し、
    前記長尺部材を切断して収納部材を形成し、
    前記取付部を切り欠いて前記フックに掛合される掛合部を形成し、
    当該収納トレイの側面を構成する複数のサイドキャップを前記収納部材の両端部に冠着することを特徴する収納トレイの製造方法。
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