JP5701169B2 - 横架型トレイ - Google Patents
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Description
この従来品は、トレイ本体の両側板に、引き出しの平行一対の棒材(バー)に引っ掛けるための引っ掛け部が形成されている。
従って、引き出し等の中に設置して使用するこの種のトレイは、引き出し等の内部にデッドスペースが生じないよう、収納物の高さに合わせてバーに柔軟に設置できるよう形成されているのが望ましい。
また従来品を使用すると、背の高い品物はトレイの下側を避け、トレイの前後の位置に収納する必要があり、通常、トレイの下側を含めた引き出しの底の全面に、背の高い品物を収納することができなかった。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、収納する品物の高さに合わせて設置高さを変更できるようにし、引き出し内にデッドスペースを生じさせることなく、効率良く柔軟に収納でき、またトレイの下側を含めて、引き出し等の底の全面に背の高い品物を収納でき、品物の高さの違いで収納を不便にしたり、収納作業に支障を来たすことがないよう形成した横架型トレイを提供することにある。
即ち本発明は、図1等に示されるように、引き出し類1の平行一対状の支持部2に引っ掛けられて支持部2に横架状に設置される横架型トレイであって、上記の支持部2に引っ掛けるための引っ掛け箇所4を有する取り付け具3が、平行一対状の支持部2の間に引き出し類1の横幅方向に沿って配置される前後一対の対向板5に挿し込まれ、高さを違えて着脱自在に設けられていることを特徴とする(請求項1)。
なぜならこれによると、取り付け具3によって側板8が対向板5に止め付けられ、側板8の取り付け状態が堅固になるからである。
なぜならこれによると、雌状部5bが取り付け具3の挿し込み孔として機能するだけではなく、対向板5の強度を高めることに役立つからである。
この場合、取り付け具3の挿し込まれる箇所は、側板8の厚み内に納められるのでも、側板8の厚みを越えて側板8の裏側に突き出されて形成されているのでも良い。
なぜならこれによると、本発明品の組立てを簡単、迅速にでき、またトレイ本体7の長さを適宜変更でき、引き出し類1の幅違いに対応し易いからである。
なぜならこれによると、取り付け具3の製造、加工が簡単になり、引っ掛け箇所4と支持部2との接触面が小さくなるため、摩擦抵抗を抑えることができ、通常、丸棒状に形成される支持部2との係合を円滑化できるからである。金属線材としては、スチールやステンレスのワイヤーがある。
なぜならこれによると、高さの異なる引っ掛け箇所4を利用して本発明品を支持部2に設置でき、品物10の高さの違いに対してより柔軟に対応できるからである。
従って本発明品は、取り付け具の挿し込み箇所を変更することにより、収納する品物の高さに応じて設置位置を変更でき、引き出し等の内部にデッドスベースが生じることを防止でき、効率良く収納できる。
従って、本発明品は、トレイの下側を含めて引き出し等の底の全面に背の高い品物を収納することができるから、これによれば、品物の高さの違いで収納が不便になったり、収納作業に支障を来たすことがない。
従って、本発明の場合は、取り付け具の挿し込み箇所が荷重のかかる方向に対して直交する向きになる。それ故、本発明によれば、取り付け具の抜け外れを防止でき、また取り付け具の挿し込みの深さを調節することで、引き出し類の幅(支持部の間隔)に多少の狂いがあっても、柔軟に対応できる。
本発明は、図1等に示されるように、引き出し類1の平行一対状の支持部2に引っ掛けられて支持部2に横架状に設置される横架型トレイである。支持部2は、この実施形態では丸棒(バー)で形成され、引き出し類1としての引き出しの前板1aと後板1b(図3参照)の両側に、平行一対状に架設されている。
なお、この実施形態の場合、引っ掛け箇所4は、合成樹脂製のカバーで覆われている。
本発明品は、図1等に示されるように、取り付け具3の引っ掛け箇所4を支持部2に引っ掛け、支持部2に横架して引き出し類1の中に設置して使用する。
従って、これによれば、品物10の高さの違いに対してより柔軟に本発明品を支持部2に設置でき、使い勝手が一層良くなるものである。
2 支持部
3 取り付け具
4 引っ掛け箇所
5 前後一対の対向板
Claims (7)
- 引き出し類の平行一対状の支持部に引っ掛けられて支持部に横架状に設置される横架型トレイであって、上記の支持部に引っ掛けるための引っ掛け箇所を有する取り付け具が、平行一対状の支持部の間に引き出し類の横幅方向に沿って配置される前後一対の対向板に挿し込まれ、高さを違えて着脱自在に設けられていることを特徴とする横架型トレイ。
- 請求項1記載の横架型トレイであって、取り付け具が、対向板の両端側の側板を介して対向板に挿し込まれることを特徴とする横架型トレイ。
- 請求項1又は2記載の横架型トレイであって、取り付け具の挿し込まれる雌状部が、対向板に横方向に延ばされてパイプ状に、且つ多段状に形成されていることを特徴とする横架型トレイ。
- 請求項1記載の横架型トレイであって、取り付け具が、前後一対の対向板に挿し込まれるのに代え、取り付け具が、対向板の両端側の側板に、この側板の表側から裏側に向かって挿し込まれて高さを違えて着脱自在に設けられていることを特徴とする横架型トレイ。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の横架型トレイであって、前後一対の対向板と、この対向板の間の底板とでなるトレイ本体が、押し出し成形で形成されていることを特徴とする横架型トレイ。
- 請求項1乃至5の何れかに記載の横架型トレイであって、取り付け具が金属線材を折り曲げ加工することにより形成され、この取り付け具の両端が挿し込み用の軸部に形成されていると共に、引っ掛け箇所が縦断面逆U字形に曲げ加工されて左右側に形成されていることを特徴とする横架型トレイ。
- 請求項1乃至6の何れかに記載の横架型トレイであって、引っ掛け箇所が取り付け具に多段状に複数形成されていることを特徴とする横架型トレイ。
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