JP5515768B2 - 電極材乾燥装置及び電極材乾燥方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電池用電極に用いられる電極材を乾燥させる乾燥装置及び乾燥方法に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等に使用されるリチウムイオン二次電池(以下「リチウムイオン電池」という)は、正極集電体の両面に正極活物質等を有する正極と、負極集電体の両面に負極活物質等を有する負極と、正極と負極の間に配置され電解液を含浸したセパレータとから構成される。これらリチウムイオン電池の正極及び負極は、活物質や溶媒等を含む電極材を集電体としての金属箔に塗布し、塗布された電極材を乾燥させることによって形成される。
特許文献1には、帯状の金属箔を搬送し、搬送中の金属箔の表面に電極材を塗布した後、誘導加熱によって電極材を乾燥させる電極材乾燥装置が開示されている。この電極材乾燥装置では、金属箔を誘導加熱する加熱コイルを金属箔の両面に配置し、加熱コイルによって搬送中の金属箔を誘導加熱し、金属箔からの熱伝導によって金属箔に塗布された電極材の溶媒を蒸発させている。
特開2004−327203号公報
ところで、リチウムイオン電池では発電特性改善のために、金属箔面内において、金属箔に塗布する電極材の塗布厚さを異ならせたり金属箔の厚さを異ならせたりすること等がある。電極材の塗布厚さや金属箔の厚さに分布を持たせると、その分布に応じて電極材や金属箔の熱容量が変化する。このように熱容量が不均一なものを、特許文献1に記載のようなコイル間距離が一定の加熱コイルによって加熱すると、電極材の乾燥状態が不均一になってしまうという問題がある。電極材の乾燥状態が不均一な電極を用いてリチウムイオン電池を構成すると、所望の電池特性が得られないおそれがある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、集電体に塗布された電極材を均一に乾燥させることができる電極材燥装置及び電極材乾燥方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段によって前記課題を解決する。
本発明は、電池用電極を構成する集電体に塗布される電極材を加熱して乾燥させる電極材乾燥装置及び電極材乾燥方法である。
電極材乾燥装置は、集電体を搬送する搬送部と、搬送中の集電体に、溶媒を含む電極材を塗布する塗布部と、集電体の幅方向において集電体又は電極材の熱容量が小さくなるほど加熱量を小さくし、搬送中の集電体の電極材を加熱する加熱部と、を備えることを特徴とする。
電極材乾燥方法は、集電体を搬送する搬送工程と、搬送中の集電体に、溶媒を含む電極材を塗布する塗布工程と、集電体の幅方向において集電体又は電極材の熱容量が小さくなるほど加熱量を小さくし、搬送中の集電体の電極材を加熱する加熱工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、集電体又は電極材の熱容量が小さくなるほど加熱部による加熱量を低下させるので、集電体や電極材の熱容量が不均一であっても加熱量を適切に調整でき、電極材を均一に乾燥させることが可能となる。
リチウムイオン電池を示す概略構成図である。 第1実施形態における電極材乾燥装置を示す概略構成図である。 電極材乾燥装置の加熱コイルを示す図である。 金属箔又は電極材の熱容量を金属箔幅方向で異ならせた場合における加熱コイルのコイル間距離を示す図である。 加熱コイルのコイル間距離の設定について説明する図である。 第2実施形態の電極材乾燥装置におけるコイル間距離調整装置及びコイル長調整部を示す概略構成図である。 第3実施形態の電極材乾燥装置における加熱コイルのコイル間距離の設定について説明する図である。 比較例における加熱コイルのコイル間距離の設定について説明する図である。
以下、図面等を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1(A)及び図1(B)を参照して、リチウムイオン電池1の構成について説明する。図1(A)はリチウムイオン電池1の斜視図であり、図1(B)はリチウムイオン電池1の断面図である。
図1(A)及び図1(B)に示すリチウムイオン電池1は、発電要素2と、発電要素2を収容する外装ケース3とを備える。
発電要素2は、正極4、電解質層としてのセパレータ5、及び負極6を順次積層した積層体として構成される。正極4は板状の正極集電体4Aの両面に正極活物質層4Bを有しており、負極6は板状の負極集電体6Aの両面に負極活物質層6Bを有している。なお、発電要素2の最外層に配置される正極4においては、正極集電体4Aの片面のみに正極活物質層4Bが形成される。
隣接する正極4、セパレータ5、及び負極6が一つの単位電池7を構成しており、リチウムイオン電池1は積層された複数の単位電池7をそれぞれ電気的に並列接続して構成される。
外装ケース3は、アルミニウム等の金属をポリプロピレンフィルム等の絶縁体で被覆した高分子−金属複合ラミネートフィルムのシート材からなる。外装ケース3は、発電要素2を収納した状態で、ケース外周部が熱融着によって接合される。この外装ケース3には、発電要素2からの電力を外部に取り出すため、外部端子としての正極タブ8及び負極タブ9が設けられる。
正極タブ8の一端は外装ケース3の外側にあり、正極タブ8の他端は外装ケース3の内部で各正極集電体4Aの集合部に接続する。負極タブ9の一端は外装ケース3の外側にあり、負極タブ9の他端は外装ケース3の内部で各負極集電体6Aの集合部に接続する。
図2を参照して、リチウムイオン電池1の正極4及び負極6の製造時に使用される電極材乾燥装置100について説明する。図2は、第1実施形態の電極材乾燥装置100を示す概略構成図である。
電極材乾燥装置100は、集電体としての金属箔10に活物質や溶媒等を含む電極材20を塗布し、電極材20に含まれる溶媒を蒸発させて電極材20を乾燥させる装置である。
金属箔10は、帯状の金属シートであって、正極集電体4A又は負極集電体6Aとなるものである。正極集電体4Aとしては例えばアルミニウム箔が用いられ、負極集電体6Aとしては例えば銅箔が用いられる。なお、集電体は、金属箔10に限られるものではなく、シート状の導電性材料であればよい。
電極材20は、正極活物質又は負極活物質と、導電助剤と、バインダとに溶媒を添加したものであって、所定の粘度に調製したスラリー状の材料である。
電極材乾燥装置100は、金属箔10を搬送する搬送部30と、搬送中の金属箔10に電極材20を塗布する塗布部40と、塗布された電極材20を乾燥させる加熱コイル50と、を備える。
搬送部30は、ロールトゥロール方式により長尺状の金属箔10を搬送する(搬送工程)。搬送部30は、金属箔10を供給する供給ロール31と、金属箔10を巻き取る巻取ロール32と、金属箔10の下面を保持する複数のサポートロール33とから構成される。供給ロール31は、軸31Aに図示しない制動機構を備えており、金属箔10に所定の張力を付与しつつ金属箔10を送り出す。巻取ロール32は、駆動モータ34によって回転駆動され、供給ロール31から送り出された金属箔10を巻き取る。
塗布部40及び加熱コイル50は、供給ロール31と巻取ロール32との間の金属箔10の搬送経路内に設置される。
塗布部40は、電極材20を吐出するスリットダイ41と、スリットダイ41に電極材20を供給する電極材供給部42とを備える。スリットダイ41は、先端部に形成されたスリット41Aを介して電極材20を吐出し、搬送中の金属箔10の表面に電極材20を塗布する(塗布工程)。電極材20は、金属箔10の搬送方向に所定間隔をあけて、間欠的に塗布される。このように金属箔10には電極材20の塗装部分と未塗装層部分とが交互に形成されるが、金属箔10の未塗装部分は電極同士を電気的に接続するタブ等として用いられる。
加熱コイル50は、電極材20が塗布される金属箔10の塗布面に対して直交する方向に磁界を発生させることで、金属箔10を誘導加熱するものである(加熱工程)。加熱コイル50には、高周波電源60を介して交流電流が印加される。加熱コイル50は、金属箔10を誘導加熱し、金属箔10からの熱伝導によって金属箔10に塗布された電極材20を乾燥(電極材20の溶媒を蒸発)させる。加熱コイル50の詳細な構成については、図3(A)及び図3(B)を参照して後述する。
電極材乾燥装置100は、コントローラ70によって統括的に制御される。コントローラ70は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ70には、電極材20の塗装部分と未塗装部分とを検出するセンサ71等からの信号が入力する。コントローラ70は、これら信号に基づいて、塗布部40の電極材供給部42の動作や高周波電源60の出力等を制御する。
図3(A)及び図3(B)を参照して、加熱コイル50の構成について説明する。図3(A)は加熱コイル50の斜視図であり、図3(B)は加熱コイル50を構成する管状部材51の一部断面図である。
図3(A)に示すように、加熱コイル50は、導電性の管状部材51、例えば銅管等を折り曲げて形成される。
図3(B)に示すように、管状部材51は中空状パイプである。管状部材51は、側壁が軸方向に沿って凹凸状に形成されており、任意の形状に変形させることが可能なフレキシブルパイプとして構成されている。
図3(A)に示すように、管状部材51は、金属箔10の上方を幅方向に横切った後に折り返されて再び金属箔10の上方を横切るように延設され、その後金属箔10の下方に導かれ、金属箔の下方を幅方向に横切った後に折り返されて再び金属箔10の下方を横切るように延設される。したがって、加熱コイル50は、金属箔10の上方に上側加熱部52、53を有し、金属箔10の下方に下側加熱部54、55を有する。なお、加熱コイル50を構成する管状部材51の両端は、高周波電源60に接続する。
加熱コイル50の上側加熱部52、53及び下側加熱部54、55は、それぞれ直線状に形成されるとともに水平に配置される。また、上側加熱部52と下側加熱部54は金属箔10を挟んで対向するように配置され、上側加熱部53と下側加熱部55は金属箔10を挟んで対向するように配置される。加熱コイル50は、上側加熱部52に流れる交流電流の向きと下側加熱部54に流れる交流電流の向きが等しく、上側加熱部53に流れる交流電流の向きと下側加熱部55に流れる交流電流の向きとが等しくなるように構成されている。
加熱コイル50に交流電流を印加すると、上側加熱部52と下側加熱部54の間及び上側加熱部53と下側加熱部55の間において、金属箔10に対して垂直な磁界が発生する。このような垂直磁界が発生すると金属箔10に渦電流が流れるので、上側加熱部52と下側加熱部54の間及び上側加熱部53と下側加熱部55の間で金属箔10を誘導加熱することができる。このように加熱コイル50は、金属箔10を誘導加熱し、金属箔10からの熱伝導によって金属箔10に塗布された電極材20の溶媒を蒸発させる。
なお、加熱コイル50を構成する管状部材51の内部は、冷却水を供給する図示しないチラーと連通している。加熱コイル50による誘導加熱時には、管状部材51の内部に冷却水を供給するので、加熱コイル50の温度上昇が抑制される。
ところで、リチウムイオン電池1においては発電特性改善のために、図4(A)のように金属箔10に塗布する電極材20の塗布厚さを金属箔10の幅方向で異ならせたり、図4(B)のように金属箔10の厚さを金属箔10の幅方向で異ならせたり、図4(C)のように透磁率の異なる金属箔10A、10Bを金属箔10の幅方向に配置したりすることがある。このような場合には、金属箔10の厚さや透磁率、電極材20の塗布厚さ等に応じて、金属箔10や電極材20の熱容量が変化する。金属箔10の幅方向において熱容量が不均一な金属箔10や電極材20を、上側加熱部52、53と下側加熱部54、55の間隔を一定に設定した加熱コイル50を用いて加熱すると、電極材20の乾燥状態が不均一となってしまう。電極材20の乾燥状態が不均一な電極を用いてリチウムイオン電池1を構成すると、所望の電池特性が得られないという問題がある。
そこで、本実施形態の電極材乾燥装置100の加熱コイル50では、金属箔10や電極材20の熱容量に応じて上側加熱部52、53と下側加熱部54、55の間隔(以下「コイル間距離」という)を設定することによって、電極材20を均一に乾燥させる。
図4(A)及び図5(A)〜図5(C)を参照して、電極材20の塗布厚さに分布を持たせた場合における加熱コイル50のコイル間距離について説明する。図5(A)〜図5(C)は加熱コイル50の上側加熱部52と下側加熱部54の設置位置における金属箔10の断面図である。図5(A)は基本状態を示す図であり、図5(B)及び(C)は電極材20の塗布厚さを基本状態のnt倍にした時の図である。
図5(A)に示すように、基本状態では、加熱コイル50の上側加熱部52と下側加熱部54の間のコイル間距離をL、その時の磁束密度をBとすると、金属箔10における渦電流損はB2と仮定できる。この渦電流損が、金属箔10を誘導加熱するエネルギとなる。
これに対して図5(B)に示すように、金属箔10に塗布される電極材20の塗布厚さが基本状態のnt倍になると、電極材20の熱容量は基本状態よりも大きくなる。nt倍の塗布厚さの電極材20を、基本状態の設定のままの加熱コイル50で誘導加熱すると、加熱源となる金属箔10での渦電流損はB2のままであるから、電極材20の温度は基本状態よりも低下する。搬送中の金属箔10に塗布される電極材20の温度履歴を基本状態と同様にするためには、図5(C)に示すように金属箔10における渦電流損は(1)式を満たす必要がある。
Figure 0005515768
そして、渦電流損が(1)式を満たすためには、加熱コイル50の上側加熱部52と下側加熱部54の間における磁束密度は(2)式を満たす必要がある。
Figure 0005515768
ここで、加熱コイル50の磁束密度はコイル間距離の二乗に反比例することから、上記磁束密度を満たすための加熱コイル50のコイル間距離は(3)式に示す通りになる。
Figure 0005515768
金属箔10に塗布される電極材20の塗布厚さが基本状態のnt倍となる場合には、加熱コイル50のコイル間距離を(3)式を満たすように設定することで、電極材20の塗布厚さに応じて熱容量が変化しても、電極材20を基本状態の場合と同様に乾燥させることができる。
したがって、図4(A)に示すように、電極材20の塗布厚さを金属箔10の幅方向に異ならせる場合には、電極材20の熱容量が大きくなるほど、具体的には電極材20の塗布厚さが厚くなるほど、加熱コイル50の上側加熱部52と下側加熱部54の間のコイル間距離を小さく設定する。金属箔10の幅方向において、電極材20の塗布厚さが最も厚くなる位置の上側加熱部52と下側加熱部54の間のコイル間距離は最小値L1となり、電極材20の塗布厚さが最も薄くなる位置の上側加熱部52と下側加熱部54の間のコイル間距離は最大値L3となる。図4(A)では、加熱コイル50の上側加熱部52と下側加熱部54の間のコイル間距離について説明したが、加熱コイル50の上側加熱部53と下側加熱部55の間のコイル間距離についても上記と同様に設定する。
なお、電極材20の塗布厚さと加熱コイル50のコイル間距離との関係は、予めの実験等により決定してもよい。
図4(A)に示すように加熱コイル50のコイル間距離を設定すれば、金属箔10の幅方向に電極材20の塗布厚さが異なっても、電極材20の熱容量に応じた誘導加熱量で金属箔10を加熱することができるので、電極材20を均一に乾燥させることが可能となる。
次に、図4(B)を参照して、金属箔10の厚さに分布を持たせた場合における加熱コイル50のコイル間距離について説明する。
図4(B)に示すように、金属箔10の幅方向において中央部よりも外側部の金属箔10の厚さを厚くすると、金属箔10の外側部の熱容量が中央部よりも大きくなる。そのため、コイル間距離を一定にした加熱コイル50で金属箔10を誘導加熱した場合には、金属箔10の外側部の温度は中央部よりも低下する。したがって、金属箔10の外側部に塗布された電極材20が乾燥しにくくなる。
そこで、本実施形態では、金属箔10の熱容量が大きくなるほど、具体的には金属箔10の厚さが厚くなるほど、加熱コイル50の上側加熱部52と下側加熱部54の間のコイル間距離を小さく設定する。金属箔10の外側部における加熱コイル50のコイル間距離L5は、金属箔10の中央部における加熱コイル50のコイル間距離L4よりも小さくなる。図4(B)では、加熱コイル50の上側加熱部52と下側加熱部54の間のコイル間距離について説明したが、加熱コイル50の上側加熱部53と下側加熱部55の間のコイル間距離についても上記と同様に設定する。
なお、金属箔10の厚さと加熱コイル50のコイル間距離との関係は、図5(C)の算出法を金属箔10に応用してもよいし、予めの実験等により決定してもよい。
図4(B)に示すように加熱コイル50のコイル間距離を設定すれば、金属箔10の幅方向に金属箔10の厚さが異なっても、金属箔10の熱容量に応じた誘導加熱量で金属箔10を加熱することができるので、金属箔10に塗布される電極材20を均一に乾燥させることが可能となる。
次に、図4(C)、図5(A)、図5(D)及び図5(E)を参照して、透磁率の異なる金属箔10を幅方向に配置した場合における加熱コイル50のコイル間距離について説明する。図5(D)及び図5(E)は、加熱コイル50の上側加熱部52と下側加熱部54の設置位置における金属箔10の断面図であって、金属箔10の透磁率を基本状態のnμ倍にした時の図である。
図5(A)に示すように、基本状態では、加熱コイル50の上側加熱部52と下側加熱部54の間のコイル間距離をL、その時の磁束密度をBとすると、金属箔10を誘導加熱するエネルギとなる渦電流損はB2と仮定できる。
ここで、図5(D)に示すように、基本状態のnμ倍の透磁率を有する金属箔10を、基本状態と同じコイル間距離Lの加熱コイル50で誘導加熱すると、上側加熱部52と下側加熱部54の間の磁束密度はnμ・Bとなって、金属箔10における渦電流損は基本状態のnμ2倍となる。金属箔10の厚さ及び電極材20の塗布厚さは基本状態と同じであるから、渦電流損が基本状態よりも大きくなると、金属箔10での誘導加熱量が増加して金属箔10の温度は基本状態よりも高くなる。このように金属箔10の透磁率が大きくなるほど、金属箔10の熱容量は小さくなる。
高透磁率の金属箔10を用いた場合に金属箔10の温度履歴を基本状態と同様にするには、図5(E)に示すように、上側加熱部52と下側加熱部54の間の磁束密度をBとして、金属箔10における渦電流損をB2とする必要がある。加熱コイル50の磁束密度はコイル間距離の二乗に反比例することから、上記磁束密度を満たすための加熱コイル50のコイル間距離は(4)式に示す通りとなる。
Figure 0005515768
金属箔10の透磁率が基本状態のnμ倍となった場合には、加熱コイル50のコイル間距離を(4)式を満たすように設定することで、金属箔10の透磁率に応じて熱容量が変化しても、金属箔10に塗布される電極材20を基本状態の場合と同様に乾燥させることができる。
したがって、図4(C)に示すように、金属箔10の幅方向において外側部に低透磁率の金属箔10Aを配置し、中央部に高透磁率の金属箔10Bを配置した場合には、金属箔10の熱容量が大きくなるほど、具体的には金属箔10の透磁率が低くなるほど、加熱コイル50の上側加熱部52と下側加熱部54の間のコイル間距離を小さく設定する。低透磁率の金属箔10Aの位置での加熱コイル50のコイル間距離L6は、高透磁率の金属箔10Bの位置での加熱コイル50のコイル間距離L5よりも小さくなる。図4(C)では、加熱コイル50の上側加熱部52と下側加熱部54の間のコイル間距離について説明したが、加熱コイル50の上側加熱部53と下側加熱部55の間のコイル間距離についても上記と同様に設定する。
なお、金属箔10の透磁率と加熱コイル50のコイル間距離との関係は、予めの実験等により決定してもよい。
図4(C)に示すように加熱コイル50のコイル間距離を設定すれば、金属箔10の幅方向に金属箔10の透磁率が異なっても、金属箔10の熱容量に応じた誘導加熱量で金属箔10を加熱することができるので、金属箔10に塗布される電極材20を均一に乾燥させることが可能となる。
以上により、第1実施形態における電極材乾燥装置100では、下記の効果を得ることができる。
電極材乾燥装置100の加熱コイル50では、金属箔10や電極材20の熱容量に応じて上側加熱部52、53と下側加熱部54、55の間のコイル間距離を設定するので、金属箔10での誘導加熱量を適切に調整することができる。具体的には、金属箔10の幅方向において金属箔10や電極材20の熱容量が小さい位置ほど、上側加熱部52、53と下側加熱部54、55の間のコイル間距離を大きくして、金属箔10における誘導加熱量を低下させる。したがって、金属箔10の幅方向において金属箔10や電極材20の熱容量が不均一であっても、金属箔10に塗布される電極材20を均一に乾燥させることが可能となる。
(第2実施形態)
図6(A)は第2実施形態の電極材乾燥装置100のコイル間距離調整装置80の概略構成図であり、図6(B)はコイル間距離調整装置80のコイル長調整部90を示す図である。
第2実施形態における電極材乾燥装置100は、第1実施形態とほぼ同様の構成であるが、加熱コイル50の上側加熱部52、53及び下側加熱部54、55を移動させてコイル間距離を調整するコイル間距離調整装置80を備える点において相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
金属箔10の厚さや透磁率、電極材20の塗布厚さは、第1実施形態のように金属箔10の幅方向に異なるだけでなく、金属箔10の搬送方向に異なることがある。第2実施形態の電極材乾燥装置100は、金属箔10の搬送方向に金属箔10の厚さや透磁率、電極材20の塗布厚さが異なる場合に、コイル間距離調整装置80によって加熱コイル50のコイル間距離を制御する。
電極材乾燥装置100は、上側加熱部52と下側加熱部54のコイル間距離及び上側加熱部53と下側加熱部55のコイル間距離を、2つのコイル間距離調整装置80でそれぞれ調整する。これらコイル間距離調整装置80は同じ構成であるので、図6(A)に示すように上側加熱部52と下側加熱部54のコイル間距離を調整するコイル間距離調整装置80についてのみ説明する。
図6(A)に示すように、電極材乾燥装置100のコイル間距離調整装置80は、加熱コイル50の上側加熱部52を移動させる上側移動機構81と、加熱コイル50の下側加熱部54を移動させる下側移動機構82とを備える。
上側移動機構81は、上側加熱部52を挿通した状態で支持するとともに金属箔10の幅方向に複数設けられる支持部81Aと、支持部81Aの外周から突出するロッド部81Bと、ロッド部81Bを介して支持部81Aを金属箔10に対して垂直方向に移動させるアクチュエータ81Cと、を備える。支持部81A及びロッド部81Bは、絶縁性部材によって形成されている。
下側移動機構82も上側移動機構81と同様に支持部82A、ロッド部82B(図示省略)、及びアクチュエータ82Cを有しており、下側移動機構82と上側移動機構81は金属箔10に対して対称に配置されている。
図6(B)に示すように、電極材乾燥装置100は、コイル間距離調整装置80による加熱コイル50のコイル間距離調整時に、管状部材51の長さを調整するコイル長調整部90をさらに備えている。コイル長調整部90は、加熱コイル50の管状部材51の一端部に設置される。コイル長調整部90は、管状部材51の端部に設置される絶縁部91と、絶縁部91を金属箔10の幅方向に移動させるアクチュエータ92とを有している。
上側移動機構81のアクチュエータ81C、下側移動機構82のアクチュエータ82C及びコイル長調整部90のアクチュエータ92は、図1に示したコントローラ70によって制御される。コントローラ70には、金属箔10の搬送速度、厚さ分布、熱伝導率、透磁率及び電極材20の塗布厚さ分布、熱伝導率等の情報が入力されており、コントローラ70はこれら入力情報に基づいて金属箔10及び電極材20の搬送方向における熱容量の変化を推定する。そして、コントローラ70は、金属箔10及び電極材20の搬送方向の熱容量変化に基づいて、上側移動機構81のアクチュエータ81C、下側移動機構82のアクチュエータ82C及びコイル長調整部90のアクチュエータ92の動作を制御する。
金属箔10を介して対応する位置の上側移動機構81と下側移動機構82のアクチュエータ81C、82Cは同期して駆動され、金属箔10や電極材20の熱容量に応じて支持部81A、82Aが移動し、上側加熱部52と下側加熱部54のコイル間距離が調整される。図6(A)に示すように、搬送中の金属箔10において、電極材20の塗布厚さが厚くなったり金属箔10の一部が低透磁率(図6(A)の網掛部分)になったりして、電極材20や金属箔10の熱容量が大きくなった場合には、熱容量が大きい位置における上側加熱部52と下側加熱部54の間のコイル間距離が小さくなるように、アクチュエータ81C、82Cが駆動される。
コイル長調整部90のアクチュエータ92はコイル間距離調整時に駆動され、加熱コイル50の管状部材51を金属箔10の幅方向に送り出したり引き戻したりする。このようにコイル長調整部90が上側加熱部52及び下側加熱部54での管状部材51の長さを調整するので、コイル間距離調整装置80による上側加熱部52及び下側加熱部54の移動がスムーズになる。
以上により、第2実施形態における電極材乾燥装置100では、下記の効果を得ることができる。
電極材乾燥装置100は、加熱コイル50の上側加熱部52、53と下側加熱部54、55の間のコイル間距離を調整するコイル間距離調整装置80を備える。コイル間距離調整装置80によれば、搬送中の金属箔10や電極材20の熱容量変化に応じて加熱コイル50のコイル間距離を調整でき、金属箔10での誘導加熱量を適切に制御することができる。したがって、金属箔10の搬送方向において金属箔10や電極材20の熱容量が不均一であっても、金属箔10に塗布される電極材20を均一に乾燥させることが可能となる。
また、電極材乾燥装置100は、管状部材51を金属箔10の幅方向に送り出したり引き戻したりするコイル長調整部90を備える。コイル長調整部90はコイル間距離調整時に加熱コイル50の上側加熱部52、53及び下側加熱部54、55の管状部材51の長さを調整するので、コイル間距離調整装置80による上側加熱部52、53及び下側加熱部54、55の移動をスムーズにすることが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態における電極材乾燥装置100は、第1及び第2実施形態とほぼ同様の構成であるが、加熱コイル50のコイル間距離の設定の仕方について相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
図7(A)は第3実施形態における加熱コイル50のコイル間距離の設定について説明する図であり、図7(B)は金属箔10が加熱コイル50を通過する時の電極材20の温度の時間履歴を示す図である。図8(A)は比較例における加熱コイル50のコイル間距離の設定について説明する図であり、図8(B)は金属箔10が加熱コイル50を通過する時の電極材20の温度の時間履歴を示す図である。
図8(A)に示すように、電極材20が金属箔10の幅方向に、中央部20Cと、中央部20Cの2倍の塗布厚さを有する外側部20Aと、中央部20Cから外側部20Aに向かって塗布厚さが厚くなる傾斜部20Bと、を備えている場合を考える。第1及び第2実施形態の加熱コイル50では、電極材20の熱容量に基づいて、外側部20Aにおけるコイル間距離を中央部20Cにおけるコイル間距離よりも小さく設定し、傾斜部20Bにおけるコイル間距離は中央部20Cから外側部20Aに向かって大きくなるように設定する。
図8(A)の通り加熱コイル50の上側加熱部52、53と下側加熱部54、55の間のコイル間距離を設定すると、図8(B)に示すように外側部20A及び中央部20Cにおける電極材温度の履歴はほぼ同じになる。しかしながら、傾斜部20Bにおける電極材温度は、図8(B)の破線領域に示すように、外側部20A及び中央部20Cにおける電極材温度よりも僅かに高くなってしまう。これは外側部20Aの位置の金属箔10での誘導加熱量が大きくなり、金属箔10から外側部20Aに伝わった熱が、外側部20Aから傾斜部20Bに伝導することに起因する。
そこで、第3実施形態では、図7(A)に示すように、傾斜部20Bよりも外側部20A寄りの位置から中央部20Cにおいて加熱コイル50のコイル間距離を、外側部20Aよりも大きく設定する。これにより、電極材20の外側部20Aから傾斜部20Bに伝熱しにくくなり、図7(B)に示すように外側部20A、中央部20C及び傾斜部20Bにおける電極材温度の履歴をほぼ同じにすることができる。
ここで、傾斜部20Bよりも外側部20A寄りの位置とは、傾斜部20Bの幅方向長さをLとした時に、傾斜部20Bの塗布厚さが中央部20Cの塗布厚さと同じになる位置から少なくとも2Lだけ外側部20A寄りの位置である。
以上により、第3実施形態における電極材乾燥装置100では、下記の効果を得ることができる。
加熱コイル50では、熱容量が小さくなり始める傾斜部20Bよりも熱容量の大きい外側部20A寄りの位置から熱容量の小さい中央部20Cにおいて、コイル間距離を熱容量の大きい外側部20Aよりも大きく設定するので、外側部20Aから傾斜部20Bへの伝熱を抑制することができる。これにより、電極材20の各位置での温度履歴をほぼ同じにすることができ、第1及び第2実施形態よりも電極材20を均一に乾燥させることが可能となる。
第3実施形態における加熱コイル50のコイル間距離の設定は、金属箔10の幅方向において、金属箔10の厚さに分布がある場合や異なる透磁率の金属箔10を配置する場合にも適用することが可能である。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
第1〜第3実施形態では加熱コイル50によって金属箔10を誘導加熱して電極材20を乾燥させる場合について説明したが、本発明は電極材20を直接加熱して乾燥させる加熱装置に適用することもできる。このような加熱装置では、金属箔10又は電極材20の熱容量が小さい位置ほど加熱装置による加熱量を小さくすることで、電極材20を均一に乾燥させることが可能となる。
また、第1〜第3実施形態の加熱コイル50は、金属箔10の両面に対して加熱部52〜55を備えるように構成したが、金属箔10の一方面のみに対して加熱部を備えるように構成してもよい。このような場合には、金属箔10又は電極材20の熱容量が小さい位置ほど金属箔10と加熱部の間の距離を大きくして、金属箔10における誘導加熱量を低下させることで、電極材20を均一に乾燥させることが可能となる。
1 リチウムイオン電池
4 正極
4A 正極集電体
4B 正極活物質層
5 セパレータ
6 負極
6A 負極集電体
6B 負極活物質層
100 電極材乾燥装置
10 金属箔
20 電極材
20A 外側部(大熱容量部)
20B 傾斜部(熱容量変化部)
20C 中央部(小熱容量部)
30 搬送部
40 塗布部
50 加熱コイル(加熱部)
51 管状部材
52 上側加熱部
53 上側加熱部
54 下側加熱部
55 下側加熱部
70 コントローラ
80 コイル間距離調整装置
90 コイル長調整部

Claims (6)

  1. 電池用電極を構成する集電体に塗布される電極材を加熱して乾燥させる電極材乾燥装置において、
    前記集電体を搬送する搬送部と、
    搬送中の前記集電体に、溶媒を含む前記電極材を塗布する塗布部と、
    前記集電体の幅方向において前記集電体又は前記電極材の熱容量が小さくなるほど加熱量を小さくし、搬送中の前記集電体の前記電極材を加熱する加熱部と、
    を備えることを特徴とする電極材乾燥装置。
  2. 前記集電体又は前記電極材は、前記集電体の幅方向において、大熱容量部と、大熱容量部よりも熱容量の小さい小熱容量部と、大熱容量部から小熱容量部に向かって熱容量が小さくなる熱容量変化部とを有し、
    前記加熱部は、前記熱容量変化部よりも大熱容量部寄りの位置から前記小熱容量部において、前記大熱容量部よりも加熱量を小さくする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電極材乾燥装置。
  3. 前記集電体は、金属集電体であって
    前記加熱部は、交流電流印加時に前記集電体を誘導加熱して前記電極材を乾燥させる加熱コイルであって、前記集電体と前記加熱コイルの距離を離すことで加熱量を小さくする、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電極材乾燥装置。
  4. 前記加熱部は、前記集電体の厚さが薄くなるほど又は前記集電体の透磁率が高くなるほど、前記集電体と前記加熱コイルの距離が離れるように設定される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電極材乾燥装置。
  5. 前記加熱部は、前記電極材の塗布厚さが薄くなるほど、前記集電体と前記加熱コイルの距離が離れるように設定される、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電極材乾燥装置。
  6. 電池用電極を構成する集電体に塗布される電極材を加熱して乾燥させる電極材乾燥方法において、
    前記集電体を搬送する搬送工程と、
    搬送中の前記集電体に、溶媒を含む前記電極材を塗布する塗布工程と、
    前記集電体の幅方向において前記集電体又は前記電極材の熱容量が小さくなるほど加熱量を小さくし、搬送中の前記集電体の前記電極材を加熱する加熱工程と、
    を備えることを特徴とする電極材乾燥装方法。
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