JP5515509B2 - 耐震補強構造及び耐震補強方法 - Google Patents
耐震補強構造及び耐震補強方法 Download PDFInfo
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これらの耐震補強構造は、2本の横材と縦材とを四方枠組みして構成した鉄骨枠の内側に2本のブレースをV字状又は逆V字状に配置し、各ブレースの両端を鉄骨枠側に接合することによって矩形状の補強フレームを構成し、この補強フレームを縦横に複数組み合わせることによって格子状のブレース架構を構成し、このブレース架構を既存建物の躯体の外側に設置し、各補強フレームをアンカーボルト等によって既存建物の躯体の各層の柱又は梁に接合することにより、ブレース架構と躯体と一体化したものである。
すなわち、本発明は、複数層からなる既存建物の耐震補強構造であって、前記既存建物の躯体の外側に設置され、前記躯体の少なくとも1層を飛ばして、両端がその上下の層のみにおいて躯体に直接又は接合部材を介して間接的に接合されるブレースが、前記躯体の所定の階層範囲内に上下に連続して複数設けられたブレース群を複数備え、前記複数のブレース群は、横並びに設置され、各ブレース群のブレースは、他のブレース群のブレースが接合される層とは異なる層に接合されていることを特徴とする。
図1には、本発明による耐震補強構造及び耐震補強工法の一実施の形態が示されている。この耐震補強構造1は、複数層の躯体を備えた既存建物を耐震補強するのに有効なものであって、既存建物20の躯体21をブレース群2、10によって耐震補強するように構成したものである。
なお、ブレース7は、V字状又は逆V字状に限らず、鉄骨枠6内に斜めに配置するように構成してもよい。
なお、第1補強フレーム3aの各ブレース7の両端は、躯体21の第1層の床部及び第2層の床部に接合される。
なお、ブレース15は、V字状又は逆V字状に限らず、鉄骨枠14内に斜めに配置するように構成してもよい。
図2に示すように、4階の既存建物の各階にそれぞれ100tの地震力が作用している状態を想定すると、既存建物の各階に作用するせん断力は、最上階からその階までの合計となり、最上階(第4層)が100t、3階(第3層)が200t、2階(第2層)が300t、1階(第1層)が400tとなる。
2 第1のブレース群
3 補強フレーム
3a 第1補強フレーム
3b 第2補強フレーム
3c 第3補強フレーム
3d 第4補強フレーム
3e 第5補強フレーム
3f 第6補強フレーム
3g 第7補強フレーム
4a、4b 横材
5a、5b 縦材
6 鉄骨枠
7 ブレース
10 第2のブレース群
11 補強フレーム
11a 第1補強フレーム
11b 第2補強フレーム
11c 第3補強フレーム
11d 第4補強フレーム
11e 第5補強フレーム
11f 第6補強フレーム
11g 第7補強フレーム
12a、12b 横材
13a、13b 縦材
14 鉄骨枠
15 ブレース
20 既存建物
21 躯体
22 杭
Claims (6)
- 複数層からなる既存建物の耐震補強構造であって、
前記既存建物の躯体の外側に設置され、前記躯体の少なくとも1層を飛ばして、両端がその上下の層のみにおいて躯体に直接又は接合部材を介して間接的に接合されるブレースが、前記躯体の所定の階層範囲内に上下に連続して複数設けられたブレース群を複数備え、
前記複数のブレース群は、横並びに設置され、
各ブレース群のブレースは、他のブレース群のブレースが接合される層とは異なる層に接合されていることを特徴とする耐震補強構造。 - 前記所定の階層範囲は、前記躯体の第1層から、上方の所定の層までの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の耐震補強構造。
- 前記躯体の偶数層を飛ばして、両端がその上下の奇数層に接合される複数のブレースからなる第1のブレース群と、
前記躯体の奇数層を飛ばして、両端がその上下の偶数層に接合される複数のブレースからなる第2のブレース群とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の耐震補強構造。 - 前記各ブレースの両端は、前記躯体の仕口部、柱、梁、又は床の部分に直接又は接合部材を介して間接的に接合されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の耐震補強構造。
- 前記ブレースは、横材と縦材とを四方枠組みして構成した補強フレームの内側に設けられ、両端が前記補強フレーム側に接合され、該補強フレームを介して前記躯体側に接合されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の耐震補強構造。
- 複数層からなる既存建物の耐震補強方法であって、
前記既存建物の躯体の外側に、複数のブレースからなるブレース群を複数、横並びに設置し、
各ブレース群のブレースを、前記躯体の少なくとも1層を飛ばして、両端をその上下の層のみにおいて躯体に直接又は接合部材を介して間接的に接合して、前記躯体の所定の階層範囲内に上下に連続するように設けるとともに、各ブレース群のブレースを他のブレース群のブレースを接合する層とは異なる層に接合することを特徴とする耐震補強方法。
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JP2009191309A JP5515509B2 (ja) | 2009-08-20 | 2009-08-20 | 耐震補強構造及び耐震補強方法 |
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