JP5514474B2 - 薄膜トランジスタの作製方法、不揮発性半導体記憶素子の作製方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの作製方法、不揮発性半導体記憶素子の作製方法 Download PDF

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本発明は、薄膜のパターン形成方法に関する。また、薄膜トランジスタ及びその作製方法と、不揮発性半導体記憶素子の作製方法に関する。
半導体素子、プリント基板及び印刷版などの作製には、フォトリソグラフィ法が広く用いられている。フォトリソグラフィ法により、例えば、ガラス基板上に薄膜トランジスタを作製することができる。このような薄膜トランジスタは、アクティブマトリクス型の表示装置(液晶表示装置又はEL表示装置)に適用することができる。または、フォトリソグラフィ法により、フローティングゲートを有する記憶素子などを作製することもできる(例えば、特許文献1を参照)。
ガラス基板上の薄膜トランジスタを構成する各層は、次に説明する工程により作製することが一般的である。すなわち、ガラス基板上に薄膜を形成し、該薄膜上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィ法を用いて所定の形状を有するレジストマスクを形成し、前記薄膜をエッチングすることで所定のパターンを形成し、前記レジストマスクを剥離などにより除去することで作製することができる。このようなフォトリソグラフィ法を用いるに際して、フォトマスクの枚数を少なくすることは、コスト削減の観点から非常に重要である(例えば、特許文献2を参照)。
特開2007−201426号公報 特開2003−203924号公報
本発明の一態様は、フォトリソグラフィ法において、フォトマスクの枚数を少なくすることを課題とする。
本発明の一態様は、所定のパターン形状を有する第1の層を形成し、該第1の層を形成したフォトマスクを用いて第2の層を形成することを特徴とするパターン形成方法である。
本発明の一態様は、前記パターン形成方法を応用した、薄膜トランジスタの作製方法である。
本発明の一態様は、前記パターン形成方法を応用した、不揮発性半導体記憶素子の作製方法である。
フォトリソグラフィ法におけるフォトマスクの枚数を少なくすることができる。
パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 パターン形成方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 薄膜トランジスタの作製方法の一例を説明する図。 不揮発性半導体記憶素子の作製方法を説明する図。 不揮発性半導体記憶素子の作製方法を説明する図。 不揮発性半導体記憶素子の作製方法を説明する図。 不揮発性半導体記憶素子の作製方法を説明する図。 不揮発性半導体記憶素子の作製方法を説明する図。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。したがって、本発明は、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、図面を用いて発明の構成を説明するにあたり、同じものを指す符号は異なる図面間でも共通して用いる。また、同様のものを指す際にはハッチパターンを同じくし、特に符号を付さない場合がある。また、便宜上、絶縁層は上面図には表さない場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態は、本発明の一態様である、パターンの形成方法について説明する。
本発明の一態様であるパターンの形成方法は、第1の膜を形成し、前記第1の膜上にレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第1のレジストマスクを形成し、前記第1のレジストマスクを介して前記第1の膜をエッチングして第1の層を形成し、前記第1のレジストマスクを除去し、前記第1の層を覆って第2の膜を形成し、前記第2の膜上にレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第2のレジストマスクを形成し、前記第2のレジストマスクを縮小させて第3のレジストマスクを形成し、前記第3のレジストマスクを介して前記第2の膜をエッチングして第2の層を形成し、前記第3のレジストマスクを除去し、前記第2のレジストマスクは、前記第1のレジストマスクと同一のフォトマスクにより形成することを特徴とする。
本発明の一態様であるパターンの形成方法は、第1の膜を形成し、前記第1の膜上にレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第1のレジストマスクを形成し、前記第1のレジストマスクを介して前記第1の膜をエッチングして第1の層を形成し、前記第1のレジストマスクを除去し、前記第1の層上に第2の膜と第3の膜を形成し、前記第3の膜上にレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第2のレジストマスクを形成し、前記第2のレジストマスクを縮小させて第3のレジストマスクを形成し、前記第3のレジストマスクを介して前記第3の膜をエッチングして第3の層を形成し、前記第3のレジストマスクを除去し、前記第2のレジストマスクは、前記第1のレジストマスクと同一のフォトマスクにより形成することを特徴とする。
本発明の一態様であるパターンの形成方法は、第1の膜と第2の膜を形成し、前記第2の膜上にレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第1のレジストマスクを形成し、前記第1のレジストマスクを介して前記第1の膜と前記第2の膜をエッチングして第1の層を形成し、前記第1のレジストマスクを縮小させて第2のレジストマスクを形成し、前記第2のレジストマスクを介して前記第2の膜をエッチングして第2の層を形成し、前記第2のレジストマスクを除去することを特徴とする。
本発明の一態様であるパターンの形成方法は、第1の膜を形成し、前記第1の膜上にレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第1のレジストマスクを形成し、前記第1のレジストマスクを介して前記第1の膜をエッチングして第1の層を形成し、前記第1のレジストマスクを除去し、前記第1の層を覆って第2の膜を形成し、前記第2の膜上にレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第2のレジストマスクを形成し、前記第2のレジストマスクを縮小させて第3のレジストマスクを形成し、前記第3のレジストマスクを介して前記第2の膜をエッチングして第2の層を形成し、前記第3のレジストマスクを除去し、前記第2の層を覆って第3の膜と第4の膜を形成し、前記第4の膜上にレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第4のレジストマスクを形成し、前記第4のレジストマスクを介して前記第3の膜と前記第4の膜をエッチングし、第3の層を形成し、前記第4のレジストマスクを縮小させて第5のレジストマスクを形成し、前記第5のレジストマスクを介して前記第4の膜をエッチングして第4の層を形成し、前記第5のレジストマスクを除去し、前記第1のレジストマスク、前記第2のレジストマスク、及び前記第4のレジストマスクは同一のフォトマスクにより形成されていることを特徴とする。
上記構成のパターンの形成方法において、前記縮小により形成される前記レジストマスクは、前記縮小により部分毎に分離されて孤立した複数の部分となることが好ましい。
なお、本実施の形態において、「膜」とは、材料が堆積などにより形成されたものをいい、エッチングなどによりパターンが形成されていないものをいう。「層」とは、所望のパターンに形成された膜をいう。「エッチングされた膜」とは、膜がエッチングされて形成されたものであって、未だ所望のパターンに形成されていないものをいう。
ここでは、実施の形態の一例として、図1に示す積層体のパターンを形成する方法について説明する。
まず、第1の膜101を形成し、第1の膜101上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィ法により第1のレジストマスク102を形成する(図2)。
次に、第1のレジストマスク102を介して第1の膜101をエッチングし、第1の層103を形成する。その後、第1のレジストマスク102を除去する(図3)。
次に、第1の層103を上に第2の膜104を形成し、第2の膜104上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィ法により第2のレジストマスク105を形成する(図4)。ここで、第2のレジストマスク105は、第1のレジストマスク102と同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成する。
次に、第2のレジストマスク105を縮小(後退)させて第3のレジストマスク106(縮小レジストマスク)を形成する(図5)。第2のレジストマスク105を縮小(後退)させる手段として、例えば、アッシング処理、酸素プラズマ処理、オゾン水による処理などを挙げることができるが、これらに限定されない。
次に、第3のレジストマスク106を介して第2の膜104をエッチングし、第2の層107を形成する。その後、第3のレジストマスク106を除去する。このように、1枚のフォトマスクにより上面形状の異なる二つの層を形成することができる(図1)。
次に、本実施の形態の一例として、図1に示す積層体のパターンを形成する方法であって、上記の形成方法とは異なるものについて説明する。
まず、第1の膜111と第2の膜112を形成し、第2の膜112上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィ法により第1のレジストマスク113を形成する(図6)。
次に、第1のレジストマスク113を介して第1の膜111と第2の膜112をエッチングし、第1の層103とエッチングされた第2の膜114を形成する(図7)。
次に、第1のレジストマスク113を縮小(後退)させて第2のレジストマスク115(縮小レジストマスク)を形成する(図8)。縮小(後退)させる手段としては、例えば、アッシング処理、酸素プラズマ処理、オゾン水による処理などを挙げることができるが、これらに限定されない。
次に、第2のレジストマスク115を介してエッチングされた第2の膜114をエッチングし、第2の層107を形成する。その後、第2のレジストマスク115を除去する。このように、1枚のフォトマスクにより上面形状の異なる二つの層を形成することができる(図1)。
次に、本実施の形態の一例として、図9に示す積層体のパターンを形成する方法について説明する。
まず、第1の膜101を形成し、第1の膜101上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィ法により第1のレジストマスク102を形成する(図2)。
次に、第1のレジストマスク102を介して第1の膜101をエッチングし、第1の層103を形成する。その後、第1のレジストマスク102を除去する(図3)。
次に、第1の層103を上に第2の膜121と第3の膜122を形成し、第3の膜122上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィ法により第2のレジストマスク123を形成する(図10)。ここで、第2のレジストマスク123は、第1のレジストマスク102と同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成する。
次に、第2のレジストマスク123を縮小(後退)させて第3のレジストマスク124(縮小レジストマスク)を形成する(図11)。第2のレジストマスク123を縮小(後退)させる手段としては、例えば、アッシング処理、酸素プラズマ処理、オゾン水による処理などを挙げることができるが、これらに限定されない。
次に、第3のレジストマスク124を介して第3の膜122をエッチングし、第2の層125を形成する。その後、第3のレジストマスク124を除去する。このように、1枚のフォトマスクにより上面形状の異なる二つの層を形成することができる(図9)。
上記したパターン形成方法では、パターン形成される層が二つの場合についてのみ説明したが、これに限定されない。更に多くの層を1枚のフォトマスクにより形成してもよい。ここでは、本実施の形態の一例として、1枚のフォトマスクにより複数の層を有する積層体のパターンを形成する方法について説明する(図12)。
まず、図1に示すように上記したいずれかの方法により、基板100上に第1の層103と第2の層107を形成し、第2の層107上に第3の膜131と第4の膜132を形成し、第4の膜132上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィ法により第4のレジストマスク133を形成する(図13)。ここで、第4のレジストマスク133は、第1のレジストマスク102と同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成する。
次に、第4のレジストマスク133を介して第3の膜131と第4の膜132をエッチングし、第3の層134とエッチングされた第4の膜135を形成する(図14)。
次に、第4のレジストマスク133を縮小(後退)させて、第5のレジストマスク136(縮小レジストマスク)を形成する(図15)。第4のレジストマスク133を縮小(後退)させる手段としては、例えば、アッシング処理、酸素プラズマ処理、オゾン水による処理などを挙げることができるが、これらに限定されない。
次に、第5のレジストマスク136を介してエッチングされた第4の膜135をエッチングし、第4の層を形成する。その後、縮小(後退)レジストマスク(第5のレジストマスク)を除去する。このように、1枚のフォトマスクにより上面形状の異なる複数の層を形成することができる(図12)。
図16乃至図18は、上記したパターン形成方法において、孤立した部分(例えば、図1における第2の層107)がマトリクス状に形成される様子を示す。
図16は図9に対応し、図17は図10に対応し、図18は図11に対応する。すなわち、図9をマトリクス状に配置したものが図16に相当し、図10をマトリクス状に配置したものが図17に相当し、図11をマトリクス状に配置したものが図18に相当する。
図16乃至図18に示すように、孤立した部分(例えば、図1における第2の層)がマトリクス状に形成される場合に隣り合う孤立した部分を分離することができる
以上、本実施の形態にて説明したように、1枚のフォトマスクを用いて上面形状の異なる複数の層を形成することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、本発明の一態様である、薄膜トランジスタの作製方法について説明する。
本発明の一態様である薄膜トランジスタの作製方法は、第1の導電膜を形成し、前記第1の導電膜上に第1のレジストマスクを形成し、前記第1のレジストマスクを用いて前記第1の導電膜をエッチングすることで第1の導電層を形成し、前記第1の導電層を覆って第1の絶縁膜と、半導体膜と、不純物半導体膜と、を積層して形成し、前記不純物半導体膜上に第2のレジストマスクを形成し、前記2のレジストマスクを縮小させて第3のレジストマスクを形成し、前記第3のレジストマスクを用いて前記半導体膜と前記不純物半導体膜をエッチングし、前記エッチングされた前記半導体膜と前記不純物半導体膜を覆って第2の導電層を形成し、前記エッチングされた前記バッファ膜と、前記不純物半導体膜と、をエッチングすることでバッファ層と、不純物半導体層と、を形成し、前記第1のレジストマスクと前記第2のレジストマスクは同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することを特徴とする。
本発明の一態様である薄膜トランジスタの作製方法は、第1の導電膜を形成し、前記第1の導電膜上に第1のレジストマスクを形成し、前記第1のレジストマスクを用いて前記第1の導電膜をエッチングすることで第1の導電層を形成し、前記第1の導電層を覆って第1の絶縁膜と半導体膜を積層して形成し、前記半導体膜上に第2のレジストマスクを形成し、前記2のレジストマスクを縮小させて第3のレジストマスクを形成し、前記第3のレジストマスクを用いて前記半導体膜をエッチングし、前記エッチングされた前記半導体膜を覆って不純物半導体膜と第2の導電膜を形成し、前記エッチングされた前記半導体膜と前記不純物半導体膜をエッチングすることで半導体層と不純物半導体層を形成し、前記第1のレジストマスクと前記第2のレジストマスクは同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することを特徴とする。
上記構成の薄膜トランジスタの作製方法において、第1の導電層により構成されるゲート配線のパターンにスリットを設けることが好ましい。スリットを設けることで、ゲート配線の幅が制限されず、電気的特性が良好な薄膜トランジスタを作製することができる。
本発明の一態様である、薄膜トランジスタの作製方法について以下に説明する。
まず、基板200上に第1の導電膜202を形成する(図19を参照)。第1の導電膜202は、導電性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、第1の導電膜202上に第1のレジスト204を塗布して(図19を参照)フォトリソグラフィ法により第1のレジストマスク206を形成する(図20を参照)。
次に、第1のレジストマスク206を介して第1の導電膜202をエッチングして第1の導電層208を形成する(図21を参照)。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。一般に、ドライエッチングのほうが加工精度に優れているため、断線させることなくゲート配線を形成することができるからである。なお、エッチャントまたはエッチングガスは第1の導電膜202の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第1のレジストマスク206を除去する。
次に、第1の導電層208を覆って第1の絶縁膜210を形成する(図22を参照)。第1の絶縁膜210は、絶縁性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、第1の絶縁膜210上に半導体膜212を形成する(図22を参照)。半導体膜212は、半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、半導体膜212上に不純物半導体膜214を形成する(図22を参照)。不純物半導体膜214は、一導電性を付与する不純物元素を含む半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
なお、不純物半導体膜214は、半導体膜と半導体膜上に設けられる配線層とをオーミック接触させるために設けるものであり、不要な場合には設けなくてよい。
次に、不純物半導体膜214上に第2のレジスト216を塗布して(図22を参照)フォトリソグラフィ法により第2のレジストマスク218を形成する(図23を参照)。第2のレジスト216は、第1のレジスト204と同様の材料及び方法により形成することができる。第2のレジストマスク218は、第1のレジストマスク206と同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することができる。
次に、第2のレジストマスク218を縮小させて第3のレジストマスク220を形成する(図24を参照)。ここで、第2のレジストマスク218を縮小させるには、酸素を含むプラズマ(例えば、酸素プラズマまたは水プラズマ)を用いたアッシング処理またはオゾン水による処理により行うことができる。第3のレジストマスク220は、素子毎に分離されて形成される。
ここで、第2のレジストマスク218の最小幅をWglとし、基板200の表面と平行な方向における第2のレジストマスク218の縮小量をWasとすると、Wglは概ねWasの2倍に等しくなる。または、WglをWasの概ね2倍よりも小さくすると、第3のレジストマスク220をより容易に、素子毎に分離することができる。
また、第2のレジストマスク218の厚さによっては、第3のレジストマスク220が隣り合う素子間で分離されない虞がある。そのため、酸素を含むプラズマを用いたアッシング処理による場合には基板面に垂直な方向にバイアス電圧をかけることが好ましい。基板面に垂直な方向にバイアス電圧をかけると、アッシングが第2のレジストマスク218の厚さ方向に優先的に進行し、第3のレジストマスク220を素子毎に確実に分離することができる。
次に、第3のレジストマスク220を介して半導体膜212及び不純物半導体膜214をエッチングして、半導体層222及び不純物半導体層224を形成する(図25を参照)。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができ、エッチャントまたはエッチングガスは半導体膜212の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第3のレジストマスク220を除去する。
以上説明したように、第1の導電膜202と半導体膜212(不純物半導体膜214を含む)のエッチングを、同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成したレジストマスクによって行うことができる。
続いて、半導体層222及び不純物半導体層224を覆って第2の導電膜を形成し、第2の導電膜上に第4のレジストマスクを形成し、第4のレジストマスクを介して第2の導電膜をエッチングすることで第2の導電層226を形成する(図26を参照)。第2の導電層226は、少なくともソース電極及びドレイン電極とソース配線を構成する。このように、薄膜トランジスタを作製することができる。
更には、上記のように作製した薄膜トランジスタを覆って、第2の導電層226と重畳する位置に開口部を有する保護層228を形成し、保護層228上に第3の導電層230を形成することで、表示装置の画素トランジスタを作製することができる(図27を参照)。
本発明の一態様であって、上記したものとは異なる薄膜トランジスタの作製方法について以下に説明する。
まず、上記の説明と同様に、基板200上に第1の導電膜202を形成する(図19を参照)。第1の導電膜202は、導電性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。次に、第1の導電膜202上に第1のレジスト204を塗布して(図19を参照)フォトリソグラフィ法により第1のレジストマスク206を形成する(図20を参照)。次に、第1のレジストマスク206を介して第1の導電膜202をエッチングして第1の導電層208を形成する(図21を参照)。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。一般に、ドライエッチングのほうが加工精度に優れているため、断線させることなくゲート配線を形成することができるからである。なお、エッチャントまたはエッチングガスは第1の導電膜202の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第1のレジストマスク206を除去する。
次に、第1の導電層208を覆って第1の絶縁膜240を形成する(図28を参照)。第1の絶縁膜240は、絶縁性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、第1の絶縁膜240上に半導体膜242を形成する(図28を参照)。半導体膜242は、半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、半導体膜242上に第2のレジスト246を塗布して(図28を参照)フォトリソグラフィ法により第2のレジストマスク248を形成する(図29を参照)。第2のレジスト246は、第1のレジスト204と同様の材料及び方法により形成することができる。第2のレジストマスク248は、第1のレジストマスク206と同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することができる。
次に、第2のレジストマスク248を縮小させて第3のレジストマスク250を形成する(図30を参照)。ここで、第2のレジストマスク248を縮小させるには、酸素を含むプラズマ(例えば、酸素プラズマまたは水プラズマ)を用いたアッシング処理またはオゾン水による処理により行うことができる。第3のレジストマスク250は、素子毎に分離されて形成される。
ここで、第2のレジストマスク248の最小幅をWglとし、基板200の表面と平行な方向における第2のレジストマスク248の縮小量をWasとすると、Wglは概ねWasの2倍に等しくなる。または、WglをWasの概ね2倍よりも小さくすると、第3のレジストマスク250をより容易に、素子毎に分離することができる。
また、第2のレジストマスク248の厚さによっては、第3のレジストマスク250が隣り合う素子間で分離されない虞がある。そのため、酸素を含むプラズマを用いたアッシング処理による場合には基板面に垂直な方向にバイアス電圧をかけることが好ましい。基板面に垂直な方向にバイアス電圧をかけると、アッシングが第2のレジストマスク248の厚さ方向に優先的に進行し、第3のレジストマスク250を素子毎に確実に分離することができる。
次に、第3のレジストマスク250を介して半導体膜242をエッチングして、半導体層252を形成する(図31を参照)。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができ、エッチャントまたはエッチングガスは半導体膜242の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第3のレジストマスク250を除去する。
以上説明したように、第1の導電膜202と半導体膜242のエッチングを、同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成したレジストマスクによって行うことができる。
続いて、半導体層252を覆って不純物半導体膜と第2の導電膜を形成し、第2の導電膜上に第4のレジストマスクを形成し、第4のレジストマスクを介して不純物半導体膜と第2の導電膜をエッチングすることで不純物半導体層254と第2の導電層256を形成する(図32を参照)。不純物半導体膜は、一導電性を付与する不純物元素を含む半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。第2の導電層256は、少なくともソース電極及びドレイン電極とソース配線を構成する。このように、薄膜トランジスタを作製することができる。
更には、上記のように作製した薄膜トランジスタを覆って、第2の導電層256と重畳する位置に開口部を有する保護層258を形成し、保護層258上に第3の導電層260を形成することで、表示装置の画素トランジスタを作製することができる(図33を参照)。
本発明の一態様であって、上記したものとは異なる薄膜トランジスタの作製方法について以下に説明する。ここでは、幅Wglsのゲート配線が複数設けられることで、ゲート配線のトータルの幅Wglが拡大される。これは、一または複数のスリットが設けられたゲート配線と呼ぶこともできる。
まず、基板200S上に第1の導電膜を形成する。第1の導電膜は、導電性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。次に、第1の導電膜上に第1のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第1のレジストマスク206Sを形成する。次に、第1のレジストマスク206Sを介して第1の導電膜をエッチングして第1の導電層208Sを形成する(図34を参照)。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。一般に、ドライエッチングのほうが加工精度に優れているため、断線させることなくゲート配線を形成することができるからである。なお、エッチャントまたはエッチングガスは第1の導電膜の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第1のレジストマスク206Sを除去する。
ここで、第1のレジストマスク206Sにはスリットを設ける(図34を参照)。
次に、第1の導電層208Sを覆って第1の絶縁膜210Sを形成する(図35を参照)。第1の絶縁膜210Sは、絶縁性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。次に、第1の絶縁膜210S上に半導体膜212Sを形成する(図35を参照)。半導体膜212は、半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。次に、半導体膜212S上に不純物半導体膜214Sを形成する(図35を参照)。不純物半導体膜214Sは、一導電性を付与する不純物元素を含む半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。なお、不純物半導体膜214Sは、半導体膜と半導体膜上に設けられる配線層とをオーミック接触させるために設けるものであり、不要な場合には設けなくてよい。次に、不純物半導体膜214S上に第2のレジスト216Sを塗布してフォトリソグラフィ法により第2のレジストマスク218Sを形成する(図36を参照)。第2のレジストは、第1のレジストと同様の材料及び方法により形成することができる。第2のレジストマスク218Sは、第1のレジストマスク206Sと同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することができる。
次に、第2のレジストマスク218Sを縮小させて第3のレジストマスク220Sを形成する(図37を参照)。ここで、第2のレジストマスク218Sを縮小させるには、酸素を含むプラズマ(例えば、酸素プラズマまたは水プラズマ)を用いたアッシング処理またはオゾン水による処理により行うことができる。第3のレジストマスク220Sは、素子毎に分離されて形成される。
ここで、第2のレジストマスク218Sの最小幅をWglsとし、基板200Sの表面と平行な方向における第2のレジストマスク218Sの縮小量をWasとすると、Wglsは概ねWasの2倍に等しくなる。または、WglsをWasの概ね2倍よりも小さくすると、第3のレジストマスク220Sをより容易に、素子毎に分離することができる。
なお、本実施の形態においては、第2のレジストマスク218Sにスリットが設けられているため、上記の縮小工程において、アッシング処理の酸素プラズマに曝されるレジストの表面積またはオゾン水に接触する面積が広く、縮小工程が進みやすい。そのため、第2のレジストマスク218Sの幅が特に制限されない。そのため、ゲート配線のトータルの幅が特に制限されない。
また、第2のレジストマスク218Sの厚さによっては、第3のレジストマスク220Sが隣り合う素子間で分離されない虞がある。そのため、酸素を含むプラズマを用いたアッシング処理による場合には基板面に垂直な方向にバイアス電圧をかけることが好ましい。基板面に垂直な方向にバイアス電圧をかけると、アッシングが第2のレジストマスク218Sの厚さ方向に優先的に進行し、第3のレジストマスク220Sを素子毎に確実に分離することができる。
次に、第3のレジストマスク220Sを介して半導体膜212S及び不純物半導体膜214Sをエッチングして、半導体層222S及び不純物半導体層224Sを形成する(図38を参照)。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができ、エッチャントまたはエッチングガスは半導体膜212Sの材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第3のレジストマスク220Sを除去する。
以上説明したように、第1の導電膜と半導体膜212S(不純物半導体膜214Sを含む)のエッチングを、同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成したレジストマスクによって行うことができる。
続いて、半導体層222S及び不純物半導体層224Sを覆って第2の導電膜を形成し、第2の導電膜上に第4のレジストマスクを形成し、第4のレジストマスクを介して第2の導電膜をエッチングすることで第2の導電層226Sを形成する(図39を参照)。第2の導電層226Sは、少なくともソース電極及びドレイン電極とソース配線を構成する。このように、薄膜トランジスタを作製することができる。
更には、上記のように作製した薄膜トランジスタを覆って、第2の導電層226Sと重畳する位置に開口部を有する保護層228Sを形成し、保護層228S上に第3の導電層230Sを形成することで、表示装置の画素トランジスタを作製することができる(図27を参照)。
上記のように作製した薄膜トランジスタは、ゲート配線の幅に制限がなく、ゲート配線のトータルの幅を拡大することができる。従って、ゲート配線のトータルの断面積を拡大することができ、配線抵抗の増大を抑制することができる。
本実施の形態は、上記説明に限定されない。本発明の一態様であって、上記したものとは異なる薄膜トランジスタの作製方法について以下に説明する。
まず、基板200S上に第1の導電膜を形成する。第1の導電膜は、導電性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。次に、第1の導電膜上に第1のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第1のレジストマスク206Sを形成する。次に、第1のレジストマスク206Sを介して第1の導電膜をエッチングして第1の導電層208Sを形成する(図34を参照)。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。一般に、ドライエッチングのほうが加工精度に優れているため、断線させることなくゲート配線を形成することができるからである。なお、エッチャントまたはエッチングガスは第1の導電膜の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第1のレジストマスク206Sを除去する。
ここで、第1のレジストマスク206Sにはスリットを設ける(図34を参照)。
次に、第1の導電層208Sを覆って第1の絶縁膜240Sを形成する(図41を参照)。第1の絶縁膜240Sは、絶縁性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、第1の絶縁膜240S上に半導体膜242Sを形成する(図41を参照)。半導体膜242Sは、半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、半導体膜242S上に第2のレジスト246Sを塗布して(図41を参照)フォトリソグラフィ法により第2のレジストマスク248Sを形成する(図42を参照)。第2のレジスト246Sは、第1のレジストと同様の材料及び方法により形成することができる。第2のレジストマスク248Sは、第1のレジストマスク206Sと同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することができる。
次に、第2のレジストマスク248Sを縮小させて第3のレジストマスク250Sを形成する(図43を参照)。ここで、第2のレジストマスク248Sを縮小させるには、酸素を含むプラズマ(例えば、酸素プラズマまたは水プラズマ)を用いたアッシング処理またはオゾン水による処理により行うことができる。第3のレジストマスク250Sは、素子毎に分離されて形成される。
ここで、第2のレジストマスク248Sの最小幅をWglsとし、基板200Sの表面と平行な方向における第2のレジストマスク248Sの縮小量をWasとすると、Wglは概ねWasの2倍に等しくなる。または、WglsをWasの概ね2倍よりも小さくすると、第3のレジストマスク250Sをより容易に、素子毎に分離することができる。
また、第2のレジストマスク248Sの厚さによっては、第3のレジストマスク250Sが隣り合う素子間で分離されない虞がある。そのため、酸素を含むプラズマを用いたアッシング処理による場合には基板面に垂直な方向にバイアス電圧をかけることが好ましい。基板面に垂直な方向にバイアス電圧をかけると、アッシングが第2のレジストマスク248Sの厚さ方向に優先的に進行し、第3のレジストマスク250Sを素子毎に確実に分離することができる。
次に、第3のレジストマスク250Sを介して半導体膜242Sをエッチングして、半導体層252Sを形成する(図44を参照)。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができ、エッチャントまたはエッチングガスは半導体膜242Sの材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第3のレジストマスク250Sを除去する。
以上説明したように、第1の導電膜と半導体膜242Sのエッチングを、同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成したレジストマスクによって行うことができる。
続いて、半導体層252Sを覆って不純物半導体膜と第2の導電膜を形成し、第2の導電膜上に第4のレジストマスクを形成し、第4のレジストマスクを介して不純物半導体膜と第2の導電膜をエッチングすることで不純物半導体層254Sと第2の導電層256Sを形成する(図45を参照)。不純物半導体膜は、一導電性を付与する不純物元素を含む半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。第2の導電層256Sは、少なくともソース電極及びドレイン電極とソース配線を構成する。このように、薄膜トランジスタを作製することができる。
更には、上記のように作製した薄膜トランジスタを覆って、第2の導電層256Sと重畳する位置に開口部を有する保護層258Sを形成し、保護層258S上に第3の導電層260Sを形成することで、表示装置の画素トランジスタを作製することができる(図46を参照)。
上記のように作製した薄膜トランジスタは、ゲート配線の幅に制限がなく、ゲート配線のトータルの幅を拡大することができる。従って、ゲート配線のトータルの断面積を拡大することができ、配線抵抗の増大を抑制することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、本発明の一態様である、薄膜トランジスタの作製方法について説明する。本実施の形態では、チャネル形成領域に結晶性半導体(結晶性を有する半導体を含む)を配したボトムゲート型薄膜トランジスタについて説明する。
チャネル形成領域に結晶性半導体または結晶粒を含む半導体を配したボトムゲート型薄膜トランジスタでは、結晶性半導体膜または結晶粒を含む半導体膜上にバッファとなる低移動度の半導体膜(例えば、非晶質半導体膜)を設けてバックチャネル部におけるリーク電流を低下させるとよい。そして、光リーク電流を低減するために結晶性半導体層を外光から遮光できるよう、半導体層と重畳してゲート電極を設けることが更に好ましい。しかし、結晶性半導体層と配線層が接触する部分がゲート電極と重畳すると、半導体層と配線層が接触する部分を介してリーク電流が生じ、オフ電流を増大させる原因となる。半導体層を外光から遮光するための手段の一つとして、半導体層と重畳する遮光層を設け、結晶性半導体層と配線層が接触する部分とゲート電極を重畳させない構造にすることで、光リーク電流が小さく、且つオフ電流も小さい薄膜トランジスタを作製することができると考えられる。
なお、ここで配線層とは、ソース電極及びドレイン電極と、ソース配線と、を構成する導電層をいう。
本発明の一態様は、半導体層と重畳する遮光層を設け、半導体層と配線層が接触する部分とゲート電極を重畳させない構造の薄膜トランジスタを、フォトマスクの枚数を増加させることなく作製することを課題の一とする。
本発明の一態様である薄膜トランジスタは、遮光層と、少なくとも前記遮光層の上面を覆って設けられた第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層上に設けられた第1の導電層と、前記第1の導電層を覆って設けられた第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層上に設けられ、少なくとも一部が第1の導電層と重畳し、全面が前記遮光層と重畳する結晶性半導体層を含む半導体層と、前記半導体層上の一部に設けられた不純物半導体層と、前記不純物半導体層と一部が接し、且つ前記結晶性半導体層と一部が接して設けられた第2の導電層と、を有し、前記結晶性半導体層と前記第2の導電層が接する部分は、前記遮光層と重畳し、且つ前記第1の導電層と重畳しない領域に配されていることを特徴とする。
本発明の一態様である薄膜トランジスタの作製方法は、遮光膜を形成し、前記遮光膜上に第1のレジストマスクを形成し、前記第1のレジストマスクを用いて前記遮光膜をエッチングすることで遮光層を形成し、前記遮光層を覆って第1の絶縁膜と第1の導電層を形成し、前記第1の導電層を覆って第2の絶縁膜と、結晶性半導体膜と、バッファ膜と、不純物半導体膜と、をこの順に積層して形成し、前記不純物半導体膜上に第2のレジストマスクを形成し、前記2のレジストマスクを縮小させて第3のレジストマスクを形成し、前記第3のレジストマスクを用いて前記結晶性半導体膜と、前記バッファ膜と、前記不純物半導体膜と、をエッチングし、前記エッチングされた前記結晶性半導体膜と、前記バッファ膜と、前記不純物半導体膜と、を覆って第2の導電層を形成し、前記エッチングされた前記バッファ膜と、前記不純物半導体膜と、をエッチングすることでバッファ層と、不純物半導体層と、を形成し、前記第1のレジストマスクと前記第2のレジストマスクは同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することを特徴とする。
上記構成の薄膜トランジスタは、前記遮光層の側面と前記半導体層の側面との距離が等しく、または前記遮光層の側面と前記第1の導電層の側面との距離が等しいことが好ましい。
本発明の一態様である薄膜トランジスタの作製方法は、遮光膜を形成し、前記遮光膜上に第1のレジストマスクを形成し、前記第1のレジストマスクを用いて前記遮光膜をエッチングすることで遮光層を形成し、前記遮光層を覆って第1の絶縁膜と第1の導電膜を形成し、前記第1の導電膜上に第2のレジストマスクを形成し、前記第2のレジストマスクを用いて前記第1の導電膜をエッチングすることで第1の導電層を形成し、前記第1の導電層を覆って第2の絶縁膜と、結晶性半導体膜と、バッファ膜と、不純物半導体膜と、をこの順に積層して形成し、前記不純物半導体膜上に第3のレジストマスクを形成し、前記3のレジストマスクを縮小させて第4のレジストマスクを形成し、前記第4のレジストマスクを用いて前記結晶性半導体膜と、前記バッファ膜と、前記不純物半導体膜と、をエッチングし、前記エッチングされた前記結晶性半導体膜と、前記バッファ膜と、前記不純物半導体膜と、を覆って第2の導電層を形成し、前記エッチングされた前記バッファ膜と、前記不純物半導体膜と、をエッチングすることでバッファ層と、不純物半導体層と、を形成し、前記第1のレジストマスクと前記第3のレジストマスクは同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することを特徴とする。
上記構成の薄膜トランジスタの作製方法において、前記遮光膜を形成するに際して第1の絶縁膜を形成し、前記第1の絶縁膜上に第1のレジストマスクを形成してもよい。
本発明の一態様である、薄膜トランジスタとその作製方法について以下に説明する。
図47に示す薄膜トランジスタは、基板300上に設けられた遮光層302と、少なくとも遮光層302の上面を覆って設けられた第1の絶縁層(第1の絶縁膜304)と、第1の絶縁層(第1の絶縁膜304)上に設けられた第1の導電層306と、第1の導電層306を覆って設けられた第2の絶縁層(第2の絶縁膜308)と、第2の絶縁層(第2の絶縁膜308)上に設けられ、少なくとも一部が第1の導電層306と重畳し、全面が遮光層302と重畳する半導体層310とバッファ層312が積層された半導体層と、バッファ層312上の一部に設けられた不純物半導体層314と、不純物半導体層314と一部が接し、且つ半導体層310と一部が接して設けられた第2の導電層316と、を有し、半導体層310と第2の導電層316が接する部分は、遮光層302と重畳し、且つ第1の導電層306と重畳しない領域に配されている。なお、半導体層310は、結晶性半導体により設けられている。以下に、図47に示す薄膜トランジスタの作製方法の一例を示す。
まず、基板300上に遮光膜322を形成する(図48)。遮光膜322は、遮光可能な材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。遮光可能な材料としては、例えばクロムを主成分とする材料またはカーボンブラックを含有する樹脂等が挙げられるが、カーボンブラックを含有する樹脂は後の工程に耐えうる程度の耐熱性を有さない場合が多いため、クロムを主成分とする材料の膜を用いることが好ましい。クロムを主成分とする材料としては、例えば、クロム、酸化クロム、窒化クロムまたはフッ化クロム等が挙げられる。ここでは、クロムを用いるものとする。
次に、遮光膜322上に第1のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第1のレジストマスク324を形成する(図48(A))。
次に、第1のレジストマスク324を介して遮光膜322をエッチングして遮光層302を形成する(図48(B))。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。一般に、ドライエッチングのほうが加工精度に優れているためである。なお、エッチャントまたはエッチングガスは遮光膜322の材料に応じて適宜選択すればよい。例えば、遮光膜322をクロムにより形成した場合には、ドライエッチングのエッチングガスには塩素を用いることができ、ウエットエッチングのエッチャントにはフッ酸、塩酸、硫酸、フッ硝酸を用いることができる。または、エッチャントとして室温よりも高温(50℃〜100℃、好ましくは60〜75℃)にした王水を用いてもよい。その後、第1のレジストマスク324を除去する。
次に、遮光層302を覆って第1の絶縁膜を形成する(図48(B))。第1の絶縁膜304は、絶縁性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、第1の絶縁膜304上に第1の導電膜326を形成する(図48(B))。第1の導電膜326は、導電性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、第1の導電膜326上に第2のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第2のレジストマスク328を形成する(図48(B))。ここで、第2のレジストマスク328の形成には、第1のレジストマスク324と異なるフォトマスクを用いる。
次に、第2のレジストマスク328を介して第1の導電膜326をエッチングして第1の導電層306を形成する(図48(C))。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。一般に、ドライエッチングのほうが加工精度に優れているためである。なお、エッチャントまたはエッチングガスは第1の導電膜326の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第2のレジストマスク328を除去する。
次に、第1の導電層306を覆って第2の絶縁膜308を形成する(図49(D))。第2の絶縁膜308は、絶縁性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、第2の絶縁膜308上に半導体膜330とバッファ膜332を形成する(図49(D))。半導体膜330は、半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。なお、バッファ膜332は、不要な場合には設けなくてもよい。
ここで、好ましくは、半導体膜330はキャリア移動度の高い半導体膜とし、バッファ膜332は半導体膜330よりもキャリア移動度の低い半導体膜とする。例えば、半導体膜330は結晶粒を含む半導体膜とし、バッファ膜332は非晶質半導体膜とする。または、半導体膜330は結晶性半導体膜とし、バッファ膜332は結晶粒を含む半導体膜とする。半導体膜330をキャリア移動度の高い半導体により形成することで、薄膜トランジスタの電界効果移動度を向上させることができる。
結晶性半導体膜としては、多結晶半導体膜または微結晶半導体膜を挙げることができるが、結晶化工程が不要な結晶性半導体を用いることが好ましい。そのため、微結晶半導体膜を用いることが好ましい。
微結晶半導体膜は、シリコンを含む堆積性気体(例えば、モノシラン)と、水素とを反応室内にて混合し、グロー放電プラズマを用いてプラズマCVD法により形成することができる。ここで、シリコンを含む堆積性気体の流量に対して、水素の流量を50〜200倍として希釈するとよい。ここで、グロー放電プラズマの生成は、例えば、1MHzから20MHz(例えば、13.56MHz)の高周波電力、または20MHzより大きく120MHz程度まで(例えば、27.12MHzまたは60MHz)の高周波電力を印加することで行うことができる。
結晶粒を含む半導体膜は、下地(ここでは、第2の絶縁膜308)に結晶核の生成を抑制する元素を存在させた状態で、微結晶半導体膜と同様の条件を用いて形成すればよい。ここで、結晶核の生成を抑制する元素として、例えば窒素が挙げられる。
非晶質半導体膜は、シリコンを含む堆積性気体(例えば、モノシランまたはジシラン)と、水素とを反応室内にて混合し、プラズマCVD法により形成することができる。ここで、シリコンを含む堆積性気体の流量に対して、水素の流量を0〜50倍、好ましくは0〜10倍として希釈するとよい。
上記のように形成した半導体膜330とバッファ膜332を用いることで、電界効果移動度が高い薄膜トランジスタを作製することができる。また、オン電流が高く、オフ電流が低く、S値が小さい薄膜トランジスタを作製することができる。
次に、バッファ膜332上に不純物半導体膜334を形成する(図49(D))。不純物半導体膜334は、一導電性を付与する不純物元素を含む半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。ここで、不純物半導体膜334の結晶性は特に限定されない。そのため、例えば上記した微結晶半導体膜または非晶質半導体膜の形成に用いるガスに一導電性を付与する不純物元素(例えば、リンまたはボロン)を含ませればよい。
なお、不純物半導体膜334は半導体膜330またはバッファ膜332と、これらの上に設けられる第2の導電層と、をオーミック接触させるために設けるものであり、不要な場合には設けなくてよい。
次に、不純物半導体膜334上に第3のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第3のレジストマスク336を形成する(図49(D))。第3のレジストは、第1のレジストと同様の材料及び方法により形成することができる。第3のレジストマスク336は、第1のレジストマスク324と同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することができる。
次に、第3のレジストマスク336を縮小させて第4のレジストマスク338を形成する(図49(E))。ここで、第3のレジストマスク336を縮小させるには、酸素を含むプラズマ(例えば、酸素プラズマまたは水プラズマ)を用いたアッシング処理またはオゾン水による処理により行うことができる。第4のレジストマスク338は、素子毎に分離されて形成される。
ここで、第3のレジストマスク336の最小幅をWglとし、基板300の表面と平行な方向における第3のレジストマスク336の縮小量をWasとすると、Wglは概ねWasの2倍に等しく、または、WglをWasの概ね2倍よりも小さくすると、第3のレジストマスク336をより容易に、素子毎に分離することができる。
また、第3のレジストマスク336の厚さによっては、第4のレジストマスク338が隣り合う素子間で分離されない虞がある。そのため、酸素を含むプラズマを用いたアッシング処理による場合には基板面に垂直な方向にバイアス電圧をかけることが好ましい。基板面に垂直な方向にバイアス電圧をかけると、アッシングが第3のレジストマスク336の厚さ方向に優先的に進行し、第4のレジストマスク338を素子毎に確実に分離することができる。
次に、第4のレジストマスク338を介して半導体膜330、バッファ膜332及び不純物半導体膜334をエッチングして、半導体層310、エッチングされたバッファ膜340及びエッチングされた不純物半導体膜342を形成する(図49(F))。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができ、エッチャントまたはエッチングガスは半導体膜330、バッファ膜332及び不純物半導体膜334の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第4のレジストマスク338を除去する。
以上説明したように、遮光膜322と半導体膜330(バッファ膜332及び不純物半導体膜334を含む。)のエッチングを、同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成したレジストマスクによって行うことができる。
続いて、半導体層310、エッチングされたバッファ膜340及びエッチングされた不純物半導体膜342を覆って第2の導電膜344を形成し、第2の導電膜344上に第5のレジストマスク346を形成する(図49(G))。そして、第5のレジストマスク346を介して第2の導電膜344をエッチングすることで第2の導電層316を形成する(図49(H))。第2の導電層316は、少なくともソース電極及びドレイン電極とソース配線を構成する。
次に、エッチングされたバッファ膜340とエッチングされた不純物半導体膜342をエッチングすることで、バッファ層312及び不純物半導体層314を形成する(図49(I))。このように、薄膜トランジスタを作製することができる。
更には、上記のように作製した薄膜トランジスタを覆って、第2の導電層316と重畳する位置に開口部を有する保護層318を形成し、保護層318上に第3の導電層320を形成することで、表示装置の画素トランジスタを作製することができる(図47)。
なお、遮光層302を導電性材料により形成した場合(すなわち、遮光膜322を導電性材料により形成した場合)には、遮光層302の電位が浮動電位となることで、薄膜トランジスタの動作に影響を及ぼす虞がある。そのため、遮光層302と第1の導電層306により構成されるゲート電極またはゲート配線とを、第3の導電層320を介してコンタクトさせるとよい。
なお、遮光層302の電位はゲートの電位ではなく、共通電位と等しくしてもよい。遮光層302の電位を共通電位とする場合には、遮光層302と容量電極または容量線とをコンタクトさせるとよい。
以上、本実施の形態にて説明したように、1枚のフォトマスクを用いて遮光層と半導体層を形成することができる。
ただし、上記の説明に限定されず、例えば、1枚のフォトマスクを用いて、遮光層と第1の導電層を形成してもよい。
まず、上記説明したものと同様に、基板350上に遮光膜372を形成する(図52(A))。遮光膜372は、遮光可能な材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。次に、遮光膜372上に第1のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第1のレジストマスク374を形成する(図52(A))。次に、第1のレジストマスク374を介して遮光膜372をエッチングして遮光層352を形成する(図52(B))。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。一般に、ドライエッチングのほうが加工精度に優れているためである。なお、エッチャントまたはエッチングガスは遮光膜372の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第1のレジストマスク374を除去する。
次に、遮光層352を覆って第1の絶縁膜354を形成する(図52(B))。第1の絶縁膜354は、絶縁性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。そして、第1の絶縁膜354上に第1の導電膜376を形成する(図52(B))。第1の導電膜376は、導電性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、第1の導電膜376上に第2のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第2のレジストマスク378を形成する(図52(B))。ここで、第2のレジストマスク378は、第1のレジストマスク374と同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することができる。
次に、第2のレジストマスク378を縮小させて第3のレジストマスク380を形成する(図52(C))。ここで、第2のレジストマスク378を縮小させるには、酸素を含むプラズマ(例えば、酸素プラズマまたは水プラズマ)を用いたアッシング処理またはオゾン水による処理により行うことができる。
ここで、第2のレジストマスク378の最小幅をWglとし、基板300の表面と平行な方向における第3のレジストマスク380の縮小量をWasとすると、Wglは概ねWasの2倍よりも大きくする。ここでは、第3のレジストマスク380を介してエッチングする第1の導電膜376がゲート配線を構成するため、素子毎に分離されないようにパターンの形成を行う必要があるからである。
このように、遮光層352と、第1の導電層356により構成されるゲート電極及びゲート配線を同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することも可能である。
次に、第3のレジストマスク380を介して第1の導電膜376をエッチングして、第1の導電層356を形成する(図53(D))。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができ、エッチャントまたはエッチングガスは第1の導電膜376の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第3のレジストマスク380を除去する。
次に、第1の導電層356を覆って第2の絶縁膜358を形成する(図53(E))。第2の絶縁膜358は、絶縁性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、第2の絶縁膜358上に半導体膜382とバッファ膜384を形成する(図53(E))。半導体膜382は、半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。なお、バッファ膜384は、不要な場合には設けなくてもよい。
ここで、半導体膜382はキャリア移動度の高い半導体膜とし、バッファ膜384は半導体膜382よりもキャリア移動度の低い半導体膜とすることが好ましい。例えば、半導体膜382は結晶粒を含む半導体膜とし、バッファ膜384は非晶質半導体膜とする。または、半導体膜382は結晶性半導体膜とし、バッファ膜384は結晶粒を含む半導体膜とする。半導体膜382をキャリア移動度の高い半導体により形成することで、キャリア移動度を向上させることができる。また、オン電流が高く、オフ電流が低く、S値が小さい薄膜トランジスタを作製することができる。
次に、バッファ膜384上に不純物半導体膜386を形成する(図53(E))。不純物半導体膜386は、一導電性を付与する不純物元素を含む半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。ここで、不純物半導体膜386の結晶性は特に限定されない。そのため、例えば上記した微結晶半導体膜または非晶質半導体膜の形成に用いるガスに一導電性を付与する不純物元素(例えば、リンまたはボロン)を含ませて形成すればよい。
なお、不純物半導体膜386は半導体膜382またはバッファ膜384と、これらの上に設けられる第2の導電層と、をオーミック接触させるために設けるものであり、不要な場合には設けなくてよい。
次に、不純物半導体膜386上に第4のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第4のレジストマスク388を形成する(図53(E))。第4のレジストは、第1のレジストと同様の材料及び方法により形成することができる。
次に、第4のレジストマスク388を介して半導体膜382、バッファ膜384及び不純物半導体膜386をエッチングして、半導体層360、エッチングされたバッファ膜390及びエッチングされた不純物半導体膜392を形成する(図53(F))。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができ、エッチャントまたはエッチングガスは半導体膜382などの材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第4のレジストマスク388を除去する。
続いて、半導体層360、エッチングされたバッファ膜390及びエッチングされた不純物半導体膜392を覆って第2の導電膜394を形成し、第2の導電膜394上に第5のレジストマスク396を形成する(図53(G))。第5のレジストマスク396を介して第2の導電膜394をエッチングすることで第2の導電層366を形成する(図53(H))。第2の導電層366は、少なくともソース電極及びドレイン電極とソース配線を構成する。このように、薄膜トランジスタを作製することができる。
更には、上記のように作製した薄膜トランジスタを覆って、第2の導電層366と重畳する位置に開口部を有する保護層368を形成し、保護層368上に第3の導電層370を形成することで、表示装置の画素トランジスタを作製することができる(図51)。
なお、遮光層352を導電性材料により形成した場合(すなわち、遮光膜372を導電性材料により形成した場合)には、遮光層352の電位が浮動電位となることで、薄膜トランジスタの動作に影響を及ぼす虞がある。そのため、上記説明したように、遮光層352と、第1の導電層356により構成されるゲート電極若しくはゲート配線、または容量電極若しくは容量配線に、第3の導電層370を介して接続すればよい。
以上説明したように、遮光層とゲート電極層を同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することができる。
ただし、上記の説明に限定されず、遮光膜と第1の絶縁膜のエッチングを、1のレジストマスクにより行ってもよい。すなわち、第1の絶縁膜が形成された状態で遮光膜のエッチングを行ってもよい。第1の絶縁膜が形成された状態で遮光膜のエッチングを行う工程について、図55を参照して説明する。なお、図55では、図48と共通するものは同じ符号を用いる。
まず、基板300上に遮光膜322を形成し、遮光膜322上に第1の絶縁膜323を形成し、第1の絶縁膜323上に第1のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第1のレジストマスク324を形成する(図55(A))。
次に、第1のレジストマスク324を介して遮光膜322と第1の絶縁膜323をエッチングして遮光層302と第1の絶縁層327を形成する(図55(B))。
次に、遮光層302と第1の絶縁層327を覆って第1の導電膜325を形成する(図55(B))。第1の導電膜325は、導電性材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。
次に、第1の導電膜325上に第2のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第2のレジストマスク328を形成する(図55(B))。ここで、第2のレジストマスク328の形成には、第1のレジストマスク324と同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクを用いて上記の説明と同様に縮小してもよいし、異なるフォトマスクを用いてもよい。
次に、第2のレジストマスク328を介して第1の導電膜325をエッチングして第1の導電層306を形成する(図55(C))。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。一般に、ドライエッチングのほうが加工精度に優れているためである。なお、エッチャントまたはエッチングガスは第1の導電膜325の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第2のレジストマスク328を除去する。
なお、本実施の形態において、遮光層と第1の導電層との間に設ける第1の絶縁膜は、誘電率の低い材料を用いることが好ましく、例えば、酸化シリコン膜を用いる。または、酸化シリコン膜の形成ガスにフッ素を含ませて、更に誘電率の低い膜としてもよい。このように、第1の絶縁膜を誘電率の低い材料により形成することで、遮光層の電位を共通電位とした場合には、遮光層と第1の導電層の間に容量が形成されることを防ぐことができる。遮光層の電位をゲートの電位とした場合には、遮光層により半導体層と第2の導電層の接触部へのゲート電極からの電界でリーク電流が生じて薄膜トランジスタのオフ電流が増大することを防ぐことができる。
(実施の形態4)
本実施の形態は、本発明の一態様である、不揮発性半導体記憶素子(フラッシュメモリ)の作製方法について説明する。
本実施の形態は、不揮発性半導体記憶素子を構成する複数の層を同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することを課題とする。
本発明の一態様である不揮発性半導体記憶素子の作製方法は、半導体膜を形成し、該半導体膜上に第1のレジストマスクを形成し、該第1のレジストマスクを用いて半導体層を形成し、該第1のレジストマスクを除去し、前記半導体層を覆って第1の絶縁膜と第1の導電膜を形成し、該第1の導電膜上に第2のレジストマスクを形成し、該第2のレジストマスクを縮小させて第3のレジストマスクを形成し、該第3のレジストマスクを用いて第1の導電層を形成し、該第3のレジストマスクを除去し、前記第1の導電層上に第2の絶縁膜と第2の導電膜を形成し、該第2の導電膜上に第4のレジストマスクを形成し、該第4のレジストマスクを用いて第2の導電層を形成し、該第4のレジストマスクを除去し、前記第2の導電層上に開口部を有する第3の絶縁層を形成し、該第3の絶縁層を介して、前記半導体層と前記配線層を接続させ、前記第2のレジストマスクと前記第4のレジストマスクは同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することを特徴とする。
上記構成の不揮発性半導体記憶素子の作製方法において、前記第1の導電層または前記と前記第3のレジストマスクを用いて一導電性の不純物元素を添加することで低濃度不純物領域を形成し、前記第2の導電層と前記第4のレジストマスクを用いて一導電性の不純物元素を添加することで高濃度不純物領域を形成することが好ましい。不揮発性半導体記憶素子のオン電流及び移動度の減少を抑制することができ、閾値電圧のシフトを防ぐことができるからである。また、上記したように高濃度不純物領域を形成するに際して、不揮発性半導体記憶素子と同一基板上にp型の薄膜トランジスタを形成することが好ましい。
まず、基板400上に半導体膜を形成する。半導体膜は、半導体材料を用いて、スパッタリング法またはCVD法により形成すればよい。ここで、不揮発性半導体記憶素子には高速で動作することが要求されることが多いため、結晶性半導体により形成することが好ましい。結晶性半導体としては、単結晶半導体または多結晶半導体などを挙げることができる。
また、半導体膜を単結晶半導体により形成する場合には、例えば、基板400として単結晶半導体基板を用いて、基板に対して酸素分子をイオン注入により単結晶半導体基板の表面から埋め込み、加熱して酸化させることで単結晶半導体基板中に酸化半導体膜を形成する方法を用いればよい。
または、単結晶半導体基板に水素などのイオン注入によって脆化層を形成し、単結晶半導体基板と基板400とを貼り合わせ、脆化層から単結晶半導体基板を剥離して形成する方法を用いて、基板400上に単結晶半導体膜を形成してもよい。
図56には、好ましい形態として、基板400と半導体膜の間に絶縁性材料により下地膜402が設けられている。ただし、これに限定されず、下地膜402を設けなくてもよい。
次に、該半導体膜上に第1のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第1のレジストマスクを形成する。
次に、該第1のレジストマスクを介して該半導体膜をエッチングして半導体層404を形成する。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。一般に、ドライエッチングのほうが加工精度に優れているためである。なお、エッチャントまたはエッチングガスは半導体膜の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第1のレジストマスクを除去する。
次に、半導体層404を覆って第1の絶縁膜406を形成する。第1の絶縁膜406としては少なくとも酸素を含む膜を形成するとよい。第1の絶縁膜406は、例えば、CVD法またはスパッタリング法等により、絶縁性材料により形成することができる。
次に、第1の絶縁膜406上に第1の導電膜408を形成する。第1の導電膜408は、導電性材料により、CVD法またはスパッタリング法等により形成することができる。
次に、第1の導電膜408上に第2のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第2のレジストマスク410を形成する(図56を参照)。第2のレジストマスク410は、第1のレジストマスクとは異なるフォトマスクにより形成する。
次に、第2のレジストマスク410を縮小させて第3のレジストマスク412を形成する。ここで、第2のレジストマスク410を縮小させるには、酸素を含むプラズマ(例えば、酸素プラズマまたは水プラズマ)を用いたアッシング処理またはオゾン水による処理により行うことができる。第3のレジストマスク412は、素子毎に分離されて形成される。
ここで、第2のレジストマスク410の最小幅をWglとし、基板400の表面と平行な方向における第2のレジストマスク410の縮小量をWasとすると、Wglは概ねWasの2倍に等しくなる。または、WglをWasの概ね2倍よりも小さくすると、第3のレジストマスク412をより容易に、素子毎に分離することができる。
また、第2のレジストマスク410の厚さによっては、第3のレジストマスク412が隣り合う素子間で分離されない虞がある。そのため、酸素を含むプラズマを用いたアッシング処理による場合には基板面に垂直な方向にバイアス電圧をかけることが好ましい。基板面に垂直な方向にバイアス電圧をかけると、アッシングが第2のレジストマスク410の厚さ方向に優先的に進行し、第3のレジストマスク412を素子毎に確実に分離することができる。
次に、第3のレジストマスク412を介して第1の導電膜408をエッチングして第1の導電層414を形成する。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。一般に、ドライエッチングのほうが加工精度に優れているためである。なお、エッチャントまたはエッチングガスは第1の導電膜408の材料に応じて適宜選択すればよい。
次に、第1の導電層414と第3のレジストマスク412をマスクとして半導体層404に一導電型を付与する不純物元素を添加し、半導体層404に低濃度不純物領域を形成する。ここで、低濃度不純物領域は、一導電性を付与する不純物元素の濃度を1.0×1018cm−3以上1.0×1019cm−3以下となるように添加すればよい(図57を参照)。その後、第3のレジストマスク412を除去する。
なお、ここで第3のレジストマスク412を不純物添加の際のマスクとして用いたが、これに限定されず、第1の導電層414のみをマスクとして不純物元素を添加してもよい。すなわち、半導体層404に一導電型を付与する不純物元素を添加する前に第3のレジストマスク412を除去してもよい。
第1の導電層414はフローティングゲートを構成する。
上記の不純物領域を形成する工程により、半導体層404の第1の導電層414と重畳する部分にはチャネル形成領域が形成され、半導体層404の第1の導電層414と重畳しない部分には不純物領域が形成される。
次に、第1の導電層414を覆って第2の絶縁膜416と第2の導電膜418を形成する。第2の絶縁膜416は第1の絶縁膜406と同様に形成することができる。第2の導電膜418は第1の導電膜408と同様に形成することができる。
次に、第2の導電膜418上に第4のレジストを塗布してフォトリソグラフィ法により第4のレジストマスク420を形成する(図58を参照)。第4のレジストは、第1のレジストと同様の材料及び方法により形成することができる。第4のレジストマスク420は、第2のレジストマスク410と同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することができる。
次に、第4のレジストマスク420を介して第2の導電膜418をエッチングして第2の導電層422を形成する。ここで、エッチングにはドライエッチングまたはウエットエッチングを用いることができるが、ドライエッチングを用いることが好ましい。一般に、ドライエッチングのほうが加工精度に優れているためである。なお、エッチャントまたはエッチングガスは第2の導電膜418の材料に応じて適宜選択すればよい。その後、第4のレジストマスク420を除去する。
第2の導電層422はワード線及びコントロールゲートを構成する。
第1の導電層414は、第1の絶縁膜406により下部が覆われ、第2の絶縁膜416のみで上部と側面が覆われているため、第1の導電層414内に蓄積された電荷が保持されやすく、電荷保持特性が高い不揮発性半導体記憶素子とすることができる。
次に、第2の導電層422と第4のレジストマスク420をマスクとして、半導体層404に一導電性を付与する不純物元素を添加し、半導体層404に高濃度不純物領域を形成する(図59を参照)。ここで、高濃度不純物領域は、一導電性を付与する不純物元素の濃度を1.0×1019cm−3以上1.0×1021cm−3以下となるように添加すればよい。その後、第4のレジストマスク420を除去する。
上記したように、第4のレジストマスク420が形成された状態で一導電性の不純物元素を添加すると、一導電性の不純物元素を添加する際に含まれる水素イオンがチャネル形成領域まで突き抜けることを防ぐことができ、不揮発性半導体記憶素子のオン電流及び移動度の減少を抑制することができる。更には、不揮発性半導体記憶素子の閾値電圧のシフトを防ぐことができる。これは、p型の導電性を付与する不純物元素を添加する際に特に有効である。
なお、ここで第4のレジストマスク420を不純物添加の際のマスクとして用いたが、これに限定されず、第2の導電層422のみをマスクとして不純物元素を添加してもよい。すなわち、半導体層404に一導電型を付与する不純物元素を添加する前に第4のレジストマスク420を除去してもよい。
上記の不純物領域を形成する工程により、半導体層404の第2の導電層422と重畳しない部分には高濃度不純物領域が形成される。
上記のように形成された半導体層404の低濃度不純物領域はLDD(Lightly Doped Drain)領域を形成し、高濃度不純物領域はソース領域及びドレイン領域を形成する。LDD領域を設けることで、ホットエレクトロンに対する耐性の向上と、メモリトランジスタのオン特性の向上を図ることができる。
次に、第2の導電層422上に、第3の絶縁膜424と第4の絶縁膜426を形成する。なお、第3の絶縁膜424と第4の絶縁膜426は必要に応じて適宜設ければよい。
次に、第3の絶縁膜424と第4の絶縁膜426に開口部を形成する。この開口部は、半導体層404の高濃度不純物領域と重畳する領域に形成する。そして、第4の絶縁膜426上に第3の導電膜を形成し、第3の導電膜上にレジストマスクを形成して、エッチングを行うことで、第3の導電層428を形成する(図60を参照)。
以上説明したように、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイが完成する。
なお、メモリセルアレイのみならず、これを制御する駆動回路を構成する薄膜トランジスタなども同時に形成することができる。
以上、説明したように、不揮発性半導体記憶素子のコントロールゲートとフローティングゲートを同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することができる。
なお、上記の説明では、第1の導電層のパターン形成に用いるレジストマスクと第2の導電層のパターン形成に用いるレジストマスクを同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成したが、これに限定されず、半導体層のパターン形成に用いるレジストマスクと第1の導電層のパターン形成に用いるレジストマスクを同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成してもよい。
100 基板
101 第1の膜
102 第1のレジストマスク
103 第1の層
104 第2の膜
105 第2のレジストマスク
106 第3のレジストマスク
107 第2の層
111 第1の膜
112 第2の膜
113 第1のレジストマスク
114 エッチングされた第2の膜
115 第2のレジストマスク
121 第2の膜
122 第3の膜
123 第2のレジストマスク
124 第3のレジストマスク
125 第2の層
131 第3の膜
132 第4の膜
133 第4のレジストマスク
134 第3の層
135 エッチングされた第4の膜
136 第5のレジストマスク
200 基板
202 第1の導電膜
204 第1のレジスト
206 第1のレジストマスク
208 第1の導電層
210 第1の絶縁膜
212 半導体膜
214 不純物半導体膜
216 第2のレジスト
218 第2のレジストマスク
220 第3のレジストマスク
222 半導体層
224 不純物半導体層
226 第2の導電層
228 保護層
230 第3の導電層
240 第1の絶縁膜
242 半導体膜
246 第2のレジスト
248 第2のレジストマスク
250 第3のレジストマスク
252 半導体層
254 不純物半導体層
256 第2の導電層
258 保護層
260 第3の導電層
200S 基板
206S 第1のレジストマスク
208S 第1の導電層
210S 第1の絶縁膜
212S 半導体膜
214S 不純物半導体膜
216S 第2のレジスト
218S 第2のレジストマスク
220S 第3のレジストマスク
222S 半導体層
224S 不純物半導体層
226S 第2の導電層
228S 保護層
230S 第3の導電層
240S 第1の絶縁膜
242S 半導体膜
246S 第2のレジスト
248S 第2のレジストマスク
250S 第3のレジストマスク
252S 半導体層
254S 不純物半導体層
256S 第2の導電層
258S 保護層
260S 第3の導電層
300 基板
302 遮光層
304 第1の絶縁膜
306 第1の導電層
308 第2の絶縁膜
310 半導体層
312 バッファ層
314 不純物半導体層
316 第2の導電層
318 保護層
320 第3の導電層
322 遮光膜
323 第1の絶縁膜
324 第1のレジストマスク
325 第1の導電膜
326 第1の導電膜
327 第1の絶縁層
328 第2のレジストマスク
330 半導体膜
332 バッファ膜
334 不純物半導体膜
336 第3のレジストマスク
338 第4のレジストマスク
340 バッファ膜
342 不純物半導体膜
344 第2の導電膜
346 第5のレジストマスク
350 基板
352 遮光層
354 第1の絶縁膜
356 第1の導電層
358 第2の絶縁膜
360 半導体層
366 第2の導電層
368 保護層
370 第3の導電層
372 遮光膜
374 第1のレジストマスク
376 第1の導電膜
378 第2のレジストマスク
380 第3のレジストマスク
382 半導体膜
384 バッファ膜
386 不純物半導体膜
388 第4のレジストマスク
390 バッファ膜
392 不純物半導体膜
394 第2の導電膜
396 第5のレジストマスク
400 基板
402 下地膜
404 半導体層
406 第1の絶縁膜
408 第1の導電膜
410 第2のレジストマスク
412 第3のレジストマスク
414 第1の導電層
416 第2の絶縁膜
418 第2の導電膜
420 第4のレジストマスク
422 第2の導電層
424 第3の絶縁膜
426 第4の絶縁膜
428 第3の導電層

Claims (6)

  1. 第1の導電膜を形成し、
    前記第1の導電膜上に第1のレジストマスクを形成し、
    前記第1のレジストマスクを用いて前記第1の導電膜をエッチングすることで、第1の導電層を形成し、
    前記第1の導電層を覆って第1の絶縁膜と、半導体膜と、不純物半導体膜と、を下から順に積層して形成し、
    前記不純物半導体膜上に第2のレジストマスクを形成し、
    前記2のレジストマスクを縮小させて第3のレジストマスクを形成し、
    前記第3のレジストマスクを用いて前記半導体膜と前記不純物半導体膜をエッチングすることで、半導体層と不純物半導体層とを形成し、
    前記半導体層と前記不純物半導体層を覆って第2の導電層を形成し、
    前記第1のレジストマスクと前記第2のレジストマスクとは、同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することを特徴とする薄膜トランジスタの作製方法。
  2. 第1の導電膜を形成し、
    前記第1の導電膜上に第1のレジストマスクを形成し、
    前記第1のレジストマスクを用いて前記第1の導電膜をエッチングすることで、第1の導電層を形成し、
    前記第1の導電層を覆って第1の絶縁膜と第1の絶縁膜上の半導体膜を積層して形成し、
    前記半導体膜上に第2のレジストマスクを形成し、
    前記2のレジストマスクを縮小させて第3のレジストマスクを形成し、
    前記第3のレジストマスクを用いて前記半導体膜をエッチングすることで、半導体層を形成し、
    前記半導体層上に、不純物半導体層と前記不純物半導体層上の第2の導電層を形成し、
    前記第1のレジストマスクと前記第2のレジストマスクとは、同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することを特徴とする薄膜トランジスタの作製方法。
  3. 請求項または請求項において、
    前記第1の導電層にスリットを設けることを特徴とする薄膜トランジスタの作製方法。
  4. 請求項乃至請求項のいずれか一において、
    レジストマスクの縮小は、アッシング処理、酸素プラズマ処理、またはオゾン水による処理によって行われることを特徴とする薄膜トランジスタの作製方法。
  5. 半導体層上を覆って第1の絶縁膜と前記第1の絶縁膜上の第1の導電膜を形成し、
    前記第1の導電膜上に第1のレジストマスクを形成し、
    前記第1のレジストマスクを縮小させて第2のレジストマスクを形成し、
    前記第2のレジストマスクを用いて前記第1の導電膜をエッチングすることで、第1の導電層を形成し、
    前記第2のレジストマスクを除去し、
    前記第1の導電層上に第2の絶縁膜と前記第2の絶縁膜上の第2の導電膜を形成し、前記第2の導電膜上に第3のレジストマスクを形成し、
    前記第3のレジストマスクを用いて前記第2の導電膜をエッチングすることで、第2の導電層を形成し、
    前記第3のレジストマスクを除去し、
    前記第1のレジストマスクと前記第3のレジストマスクは、同一のフォトマスクまたは同一形状のフォトマスクにより形成することを特徴とする不揮発性半導体記憶素子の作製方法。
  6. 請求項において、
    レジストマスクの縮小は、アッシング処理、酸素プラズマ処理、またはオゾン水による処理によって行われることを特徴とする不揮発性半導体記憶素子の作製方法。
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