JP5513944B2 - 作業機械およびアダプタ - Google Patents

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本発明は、カウンタウエイトが取り付けられる作業機械、および、カウンタウエイトを作業機械に取り付けるためのアダプタに関する。
クローラクレーンなどの作業機械には、作業時の機体の安定性を確保するために旋回フレームの後端部にカウンタウエイトが取り付けられる。このカウンタウエイトは重量物であるため、輸送時には輸送重量を低減するために旋回フレームから取り外される。このようなカウンタウエイトの着脱を、カウンタウエイト着脱装置によって行うように構成したカウンタウエイト装置が知られている(たとえば特許文献1参照)。
特開2007−91404号公報
上述した特許文献に記載のカウンタウエイト装置では、カウンタウエイト着脱装置を有しており、そのカウンタウエイト着脱装置によってカウンタウエイトを昇降させることで作業機械への着脱を容易なものとしている。しかし、上述した特許文献に記載のカウンタウエイト装置では、カウンタウエイト着脱装置を有するために製造コストが上昇する。そのため、このようなカウンタウエイト着脱装置を有しないカウンタウエイト装置を所望するユーザが存在する。
カウンタウエイト着脱装置の有無によって作業機械へのカウンタウエイト装置の取付方法が異なるため、カウンタウエイト装置を取り付ける作業機械のフレームの部位も形状が異なっている。そのため、作業機械のフレームをカウンタウエイト着脱装置の有無に応じて同一機械においても2種類用意する必要があった。
(1) 請求項1の発明による作業機械は、フレームにカウンタウエイト装置を取り付けるためのカウンタウエイト取付部がフレームに設けられている作業機械において、カウンタウエイト取付部には第1のカウンタウエイト装置を取り付ける第1の取付部と、第2のカウンタウエイト装置を装着するためのアダプタを取り付ける第2の取付部とが設けられ、第1のカウンタウエイト装置は、アダプタが取り外された状態で第1の取付部に直接取り付けられ、第2のカウンタウエイト装置は、第2の取付部に装着したアダプタ取り付けられ、第1のカウンタウエイト装置は、カウンタウエイトと、カウンタウエイトを載置する載置台と、第1の取付部に取り付けられる第1カウンタウエイト側取付部と、第1のカウンタウエイト装置をフレームに対して着脱するために載置台に載置されたカウンタウエイトを載置台ともに昇降させる昇降装置とを有し、第2のカウンタウエイト装置は、カウンタウエイトと、カウンタウエイトを載置する載置台と、アダプタに取り付けられる第2カウンタウエイト側取付部とを有し、第1のカウンタウエイト装置と第2のカウンタウエイト装置とを択一的に取り付けられるようにしたことを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の作業機械において、第1カウンタウエイト側取付部は、第1のピンが挿通される第1ピン挿通口を有し、第1の取付部は、第1のピンを支持する第1ピン支持部を有し、第1のカウンタウエイト装置は、昇降装置によってカウンタウエイトおよび載置台を上昇させることで第1ピン支持部の位置に合わせられた第1ピン挿通口に第1のピンが挿通されることで、第1の取付部に取り付けられ、第2カウンタウエイト側取付部は、アダプタに取り付けるための第2カウンタウエイトピンを有し、第2の取付部は、アダプタ装着ピンが挿通される第2取付部挿通口を有し、アダプタは、アダプタ装着ピンが挿通されるアダプタ側挿通口と、第2カウンタウエイトピンを支持する第2カウンタウエイトピン支持部とを有し、アダプタ側挿通口と第2取付部挿通口とにアダプタ装着ピンが挿通されることで第2の取付部に装着され、第2カウンタウエイトピン支持部で第2カウンタウエイトピンを支持することで、第2のカウンタウエイト装置を保持することを特徴とする。
(3) 請求項3の発明によるアダプタは、請求項2に記載の作業機械に用いられることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項3に記載のアダプタにおいて、第2カウンタウエイトピン支持部は、第2のカウンタウエイトを補助クレーンよって上方から下方に降ろしながらアダプタに取り付ける際に、第2カウンタウエイトピンを上方から受け入れるための開口部を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1および第2のカウンタウエイト装置をフレームに容易に取り付けられる。
本実施の形態に係るクローラクレーンの側面図である。 本実施の形態に係るクローラクレーンの要部構成を示す側面図である。 本実施の形態に係るクローラクレーンの要部構成を示す側面図である。 旋回フレーム2と着脱ユニット10の連結状態を示す斜視図である。 着脱ユニット10の外観図である。 図5(b)のVI-VI線断面図である。 ベースプレート単体の斜視図である。 連結フレーム12を斜め前方から見た斜視図である。 着脱ユニット付カウンタウエイト装置30の取り付け手順を説明する図である。 着脱ユニット付カウンタウエイト装置30の取り付け手順を説明する図である。 着脱ユニット付カウンタウエイト装置30の取り付け手順を説明する図である。 着脱ユニット付カウンタウエイト装置30の取り付け手順を説明する図である。 着脱ユニット付カウンタウエイト装置30の取り付け手順を説明する図である。 旋回フレーム2とカウンタウエイト装置40の連結状態を示す斜視図である。 アダプタ50を斜め前方からみた斜視図である。 アダプタ50の各部を説明する図である。 カウンタウエイト装置40の取り付け手順を説明する図である。 カウンタウエイト装置40の取り付け手順を説明する図である。 カウンタウエイト装置40の取り付け手順を説明する図である。 カウンタウエイト装置40の取り付け手順を説明する図である。
図1〜20を参照して、本発明による作業機械およびアダプタの一実施の形態について説明する。本発明は、たとえばクローラクレーンに適用される。図1は、本実施の形態に係るクローラクレーンの側面図であり、図2,3は、本実施の形態に係るクローラクレーンの要部構成(後端側の構成)を示す側面図である。クローラクレーンは、走行体1と、走行体1の上方に旋回可能に搭載された旋回フレーム2と、旋回フレーム2の前部に起伏可能に軸支されたブーム(不図示)とを有する。旋回フレーム2の後端部には、着脱ユニット付カウンタウエイト装置30(図2)、または、カウンタウエイト装置40(図3)が取り付けられる。また、旋回フレーム2には図示しないウインチドラムが搭載され、ウインチドラムの駆動により、ブーム先端部から吊り下げられたウインチロープを介し吊り荷を昇降する。
−−−着脱ユニット付カウンタウエイト装置30について−−−
着脱ユニット付カウンタウエイト装置(以下、単に、カウンタウエイト装置と呼ぶ)30は、着脱ユニット10と、ウエイト部材3とを有する。図4は、旋回フレーム2と着脱ユニット10の連結状態を示す斜視図である。なお、図4(a)は斜め前方から見た図、図4(b)は斜め後方から見た図であり、いずれもウエイト部材3の図示が省略されている。また、図5(a)は着脱ユニット10の側面図、図5(b)は正面図(前方から見た図)であり、図6は図5(b)のVI-VI線断面図である。
図4に示すように着脱ユニット10は、ウエイト部材3の載置台であるベースプレート11と、ベースプレート11の上部に設けられる連結フレーム12と、ベースプレート11から連結フレーム12を昇降可能に支持する油圧シリンダ13とを有する。連結フレーム12は、後述するようにメインフレーム21に取り付けられ、メインフレーム21とともに旋回フレーム2を構成する。カウンタウエイト装置30は、運搬時にはメインフレーム2から取り外され、メインフレーム21とは別々に運搬される。
図7は、ベースプレート単体の斜視図である。図7に示すように、ベースプレート11の上面にはブラケット111〜113がそれぞれ左右対称に立設されている。図4(b)に示すように、ブラケット111と112の間には、左右一対の支持プレート131が配置され、支持プレート131は貫通ピン132を介してブラケット111,112に固定されている。この支持プレート131の上部には、図6に示すようにピン133を介して前後方向に揺動可能に油圧シリンダ13が支持されている。油圧シリンダ13にはホース135が接続され、ホース135を介してメインフレーム21側から油圧シリンダ13に圧油が供給される。
一方、図4(b)に示すように、左右内側の支持プレート131のさらに内側には、ブラケット113を挟むように左右一対の連結プレート121が配置されている。連結プレート121は、ブラケット112および113を貫通する連結ピン114(図7参照)を介してブラケット112,113に連結されている。左右外側の連結プレート121の上部外側面には、それぞれ前後一対のブラケット122が設けられ、この前後のブラケット122の間にピン134を介して油圧シリンダ13の上端部が連結されている。左右の連結プレート121の内側面には中間プレート123が固設され、中間プレート123の後面に、連結フレーム12の重心調整用のウエイト124が取り付けられている。
図7に示すように、ベースプレート11の上面にはブラケット111を貫通して左右方向にレバー115が延設され、レバー115の先端に連結ピン114が取り付けられている。レバー115の基端部115aはL字状に折り曲げられ、この基端部115aを把持してレバー115を左右方向に引張りおよび押し込み可能となっている。これによりレバー115を介して連結プレート121の孔121d(図10)から連結ピン114を引き抜くことができるとともに、孔121dに連結ピン114を挿入することができる。
なお、連結ピン114を取り外した状態において、連結プレート121とブラケット122と中間プレート123は一体となって油圧シリンダ13の伸縮により昇降可能であり、これらは連結フレーム12を構成する。
図8は、連結フレーム12を斜め前方から見た斜視図である。図8に示すように各連結プレート121は下方にかけて前方に突出しており、その突出部の上縁には下方に向けて略円弧状の切り欠き121aが形成されている。また、左右一対の連結プレート121にはそれぞれ中間プレート123よりも前方においてロックピン125が貫通している。ロックピン125の端部には抜け止め用のピン125bが取り付けられ、抜け止めピン125bを外した状態で把手125aを持ってロックピン125は左右方向に抜き差し可能となっている。ロックピン125の前方の連結プレート121の前縁には垂直面121cが形成され、ロックピン125の下方の連結プレート121の内側面にはガイド121b(図5(b)参照)が設けられている。
図4(a)に示すようにメインフレーム21の後端には後方に向けて後板211が設けられている。このうち、左右外側の後板211の両側面(片面のみ図示)にはそれぞれ係合ピン212が突設され、連結プレート121のガイド121bの間にこの後板211が挿入された状態で、係合ピン212がそれぞれ切り欠き121aに係合している。なお、係合ピン212は、ピン孔217(図17参照)に嵌挿されている。後板211の側面にはストッパ213が設けられ、ストッパ213が連結プレート121の垂直面121cに当接し、係合ピン212とストッパ213によりメインフレーム21に対する連結プレート121の位置が規定されている。また、ロックピン125は後板211の孔215(図9)を貫通して設けられ、ロックピン125を介して連結フレーム12がメインフレーム21から支持されている。
−−−カウンタウエイト装置30の取り付けについて−−−
本実施の形態では、メインフレーム21とカウンタウエイト装置30を別々に運搬し、作業現場で油圧シリンダ13を用いてメインフレーム21に連結フレーム12を取り付けた後、油圧シリンダ13を用いて連結フレーム12にカウンタウエイト装置30を取り付ける。以下、このカウンタウエイト装置30の着脱方法について詳細に説明する。
まず、図9に示すように作業現場にカウンタウエイト装置30を載置し、走行体1上に旋回可能にメインフレーム21を搭載したクレーン本体を、このカウンタウエイト装置30の取付位置に自走しながら移動する。なお、図示は省略するが、連結フレーム12の左右外側のベースプレート11上(レバー115の上方)には予め複数段のウエイト部材3が載置され、ウエイト部材3とベースプレート11が一体化されている。ウエイト部材3はレバー115の上方に隙間を設けて搭載され、レバー115は左右方向に移動可能である。
次に、レバー115の端部115aを把持してレバー115を外側に引き出し、連結ピン114を連結プレート121の孔121d(図10)から引き抜いて、ベースプレート11に対し連結フレーム12を昇降可能とする。また、抜け止めピン125bをロックピン125から取り外し、把手125aを持ってロックピン125を外側に引き出して、ガイド121bの間に後板21を挿入可能とする。さらに、油圧シリンダ13に圧油を供給するためのホース135を、メインフレーム21に設けたジョイント部214に接続する(図4(a)参照)。
次いで、図13に示すように旋回フレーム2の右側下部に設けられた接続部にコントロールボックス150を接続し、コントロールボックス150を操作して油圧シリンダ13を伸長する。これにより図10に示すように連結フレーム12が上昇し、係合ピン212が切り欠き121aに係合する。この場合、連結フレーム12の重心位置はピン133の位置よりもやや後方にあり、連結フレーム12はピン133を支点にして後方に揺動する。このため、連結フレーム12の上昇に伴い連結プレート121の前縁に沿って係合ピン212が相対移動し、係合ピン212の係合が容易である。
さらに油圧シリンダ13を伸長すると連結フレーム12は係合ピン212を支点にして前方に揺動し、図11に示すようにメインフレーム21のストッパ213が垂直面121cに当接する。ストッパ213が垂直面121cに当接すると油圧シリンダ13の伸長動作を停止する。この状態では後板211がガイド121bの間に位置し、後板211の左右方向の位置が規制されている。次いで、後板211の孔215(図9参照)に外側からロックピン125を押し込み、抜け止めピン125bで固定する。これによりメインフレーム21に連結フレーム12が取り付けられ、旋回フレーム2が形成される。
次いで、コントロールボックス150を操作して油圧シリンダ13を縮退する。これにより図12に示すようにベースプレート11が上昇し、ベースプレート11と一体にウエイト部材3が引き上げられる。ベースプレート11が所定量上昇すると、油圧シリンダ13の縮退動作を停止し、レバー115を左右方向に押し込み操作し、連結プレート121の孔121d(図10)に連結ピン114を挿入する。これにより連結ピン114を介して、ベースプレート11が連結フレーム12に支持される。以上でカウンタウエイト装置30の取り付けが終了する。作業終了後、カウンタウエイト装置30を取り外す場合には、上述した手順と逆の手順で行えばよい。
−−−カウンタウエイト装置40について−−−
図3,14に示すように、カウンタウエイト装置40は、ベースプレート16と、ウエイト部材3とを有する。カウンタウエイト装置40は、上述したカウンタウエイト装置30とは異なって、着脱ユニット10を有していない。図14は、旋回フレーム2とカウンタウエイト装置40の連結状態を示す斜視図である。なお、図14(a)は斜め後方から見た図、図14(b)は斜め前方から見た図であり、いずれもウエイト部材3の図示が省略されている。
図14に示すように、ベースプレート16の上面にはブラケット161,162がそれぞれ左右対称に立設されている。ブラケット161,162の上部には、前部にピン孔161a,162aが設けられている。右側のブラケット161,162のピン孔161a,162a同士、および左側のブラケット161,162のピン孔161a,162a同士には、それぞれピン163が挿通されている。ピン163には、ピン孔161a,162aから脱落しないように抜け止めが施されている。ピン孔161a,162aは、カウンタウエイト装置40の重心よりも前方に位置するように、その配設位置が定められている。
上述した着脱ユニット付カウンタウエイト装置30では、油圧シリンダ13で連結フレーム12を上昇させて、係合ピン212を切り欠き121aに係合させた後、後板211の孔215にロックピン125を挿入することで、カウンタウエイト装置30をメインフレーム21に取り付けている。これに対して、着脱ユニットを有しない従来のカウンタウエイト装置と同様の構成であるカウンタウエイト装置40では、本実施の形態に係るクローラクレーンとは別の補助クレーンなどを用いることで吊り上げて、上から下へ降ろしながらメインフレーム21に取り付ける必要がある。
このように、上述した着脱ユニット付カウンタウエイト装置30では、着脱ユニット10を上昇させながら取り付け、カウンタウエイト装置40では、下降させながら取り付けるというように、着脱ユニット付カウンタウエイト装置30とカウンタウエイト装置40とでは、取り付け方が異なっている。そのため、着脱ユニット付カウンタウエイト装置30が取り付けられるように形成された後板211に対して、そのままではカウンタウエイト装置40を取り付けることができない。
そのため、従来、着脱ユニット付カウンタウエイト装置30を取り付ける作業機械と、カウンタウエイト装置40を取り付ける作業機械とでは、後板211の形状が異なっていた。したがって、従来、後板211の形状が異なる2種類のメインフレーム21を用意する必要があった。しかし、同一機種の作業機械に対して後板211の形状が異なる2種類のメインフレーム21を用意しておくことは、製造コストの上昇を招く。
そこで、本実施の形態では、着脱ユニット付カウンタウエイト装置30が取り付けられるように形成された後板211に対して、アダプタ50を装着することにより、カウンタウエイト装置40を取り付けられるように構成した。すなわち、本実施の形態では、着脱ユニット付カウンタウエイト装置30が取り付けられるように形成された後板211に対して、アダプタ50を介してカウンタウエイト装置40を取り付ける。
−−−アダプタ50−−−
図15は、アダプタ50を斜め前方から見た斜視図である。図16(a)は、アダプタ50の平面図であり、図16(b)は、アダプタ50を前方から見た図であり、図16(c)は、図16(b)のC−C矢視断面図であり、図16(d)は、アダプタ50の左側面図である。アダプタ50は、左右に延在する連結部材53の両端にそれぞれ固定されたブラケット板51と、ブラケット板51の左右方向外側でブラケット板51に対して離間して固定されたブラケット板52とを備えている。図14に示すように、アダプタ50を後板211に取り付けたときに、右側のブラケット板51とブラケット板52との間に、最も右側の後板211が位置するように、左側のブラケット板51とブラケット板52との間に、最も左側の後板211が位置するように、ブラケット板51同士の離間距離、およびブラケット板51とブラケット板52との離間距離が規定されている。
ブラケット板51には、上部にピン孔51aが、下部にピン孔51bが設けられている。ブラケット板51には、ピン孔51aの後方で上方が開口した切り欠き部51cが設けられている。ブラケット板52には、左右方向から見たときに、ピン孔51aと同じ位置にピン孔51aと同様のピン孔52aが設けられ、ピン孔51bと同じ位置にピン孔51bと同様のピン孔52bが設けられている。ブラケット板52には、左右方向から見たときに、切り欠き部51cと同じ位置に、切り欠き部51cと同様の切り欠き部52cが設けられている。
ブラケット板51とブラケット板52とは、切り欠き部51c,52c近傍の後端部で連結板54によって連結されている。また、ブラケット板51とブラケット板52とは、下方の後端部で連結板55によって連結されている。連結板55は、切り欠き部51c,52cよりも前方に位置しており、前後方向に貫通するねじ穴55a(図16(b)参照)にボルト56が後方から先方に向かって螺合されている。ボルト56は、後述するように、アダプタ50を介してメインフレーム21に取り付けられたカウンタウエイト装置40が前方に回動するのを規制する部材である。
−−−カウンタウエイト装置40の取り付けについて−−−
図17は、メインフレーム21、アダプタ50、およびカウンタウエイト装置40の分解図である。カウンタウエイト装置40を取り付けるに際し、別の補助クレーン等を用いてあらかじめアダプタ50をメインフレーム21に取り付ける。図17に示すように、最も外側の後板211には、アダプタ50のピン孔51a,52aに対応する位置にピン孔216が設けられ、ピン孔51b,52bに対応する位置にピン孔217が設けられている。なお、ピン孔217は、後板211から係合ピン212を取り外すことで現れる。すなわち、ピン孔217は、着脱ユニット付カウンタウエイト装置30の取り付けと、アダプタ50の取り付けとで共通して利用できるように構成されている。
アダプタ50を後板211の後方から装着すると、上述したように、右側のブラケット板51とブラケット板52との間に、最も右側の後板211が位置し、左側のブラケット板51とブラケット板52との間に、最も左側の後板211が位置する。そして、アダプタ50のピン孔51a,52aと後板211のピン孔216の位置を合わせて、ピン57を挿通させる。同様に、ピン孔51b,52bと後板211のピン孔217の位置を合わせて、ピン58を挿通させる。これにより、図18に示すように、アダプタ50が後板211に取り付けられて固定される。なお、ピン57,58には不図示の抜け止めが施される。
次いで、ウエイト部材3が取り除かれたカウンタウエイト装置40、すなわちベースプレート16を補助クレーンなどによって吊り上げた後、図19に示すように、ベースプレート16を降ろしながらピン163をアダプタ50の切り欠き部51c,52cに係合させる。さらにベースプレート16を降ろすと、ベースプレート16は、切り欠き部51c,52cに係合されたピン163を中心に図20における図示反時計方向に回動する。図14(b)に示すように、ベースプレート16の前端部16a(図14参照)が、アダプタ50のボルト56と当接することでベースプレート16の前方への回動が規制される。すなわち、カウンタウエイト装置40は、ピン163をアダプタ50の切り欠き部51c,52cに引っかけることでアダプタ50を介して、メインフレーム21に取り付けられる。
その後、ベースプレート16を吊っていた吊り具をベースプレート16から外し、ウエイト部材3をベースプレート16に搭載する。以上でカウンタウエイト装置40の取り付けが終了する。作業終了後、カウンタウエイト装置40を取り外す場合には、上述した手順と逆の手順で行えばよい。
以上の実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1) 着脱ユニット付カウンタウエイト装置30が取り付けられるように形成された後板211に対して、アダプタ50を装着することにより、カウンタウエイト装置40を取り付けられるように構成した。これにより、取り付けるカウンタウエイト装置の種類に応じて後板211の形状が異なる2種類のメインフレーム21を用意する必要がなくなるので、製造コストの上昇を抑制できる。
(2) 油圧シリンダ13で連結フレーム12を上昇させて、係合ピン212を切り欠き121aに係合させた後、後板211の孔215にロックピン125を挿入することで、カウンタウエイト装置30をメインフレーム21に取り付けるように構成した。そして、後板211に対して、アダプタ50をピン57,58で固定し、吊り上げたベースプレート16を降ろしながらピン163をアダプタ50の切り欠き部51c,52cに係合させることで、アダプタ50を介してカウンタウエイト装置40をメインフレーム21に取り付けるように構成した。これにより、アダプタ50を装着する点を除くと、従来の取り付け方と同様の取り付け方で着脱ユニット付カウンタウエイト装置30、および、カウンタウエイト装置40をインフレーム21に取り付けることができるので、取り付け作業が容易である。
(3) ピン孔217を、着脱ユニット付カウンタウエイト装置30の取り付けと、アダプタ50の取り付けとで共通して利用できるように構成した。これにより、後板211の形状変更点を最小限に留めることができるので、コスト増を抑制できる。
(4) アダプタ50に、後板211に装着するためのピン孔51a,52a,51b,52bを設けるとともに、ベースプレート16のピン163と係合してこれを支持するための切り欠き部51c,52cを設けるように構成した。これにより、着脱ユニット付カウンタウエイト装置30が取り付けられるように形成された後板211に対して、アダプタ50を装着するだけでカウンタウエイト装置40を取り付けることができるので、簡単な構成のアダプタ50を用意するほかには、大きな改造等が不要であるので、コスト増を抑制できる。
(5) アダプタ50に上方が開口した切り欠き部51c,52cを設けるように構成した。これにより、従来のカウンタウエイトの取付の場合と同様に、吊り上げたベースプレート16を降ろしながらピン163をアダプタ50の切り欠き部51c,52cに係合させることで、アダプタ50を介してカウンタウエイト装置40をメインフレーム21に取り付けることができるので、取り付け作業が容易である。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、後板211の孔215に外側からロックピン125を手動で押し込むように構成されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、ロックピン125を後板211の孔215にアクチュエータの動力によって挿抜するように構成してもよい。
(2) 上述の説明では、後板211の孔215で、カウンタウエイト装置30を支持するように構成しているが、本発明はこれに限定されない。カウンタウエイト装置30を支持する部分が、孔215のように周囲が閉じた孔でなくてもよく、たとえば、アダプタ50における切り欠き部51c,52cのように、一部が開いていてもよい。
(3) 上述の説明では、ピン孔217を、着脱ユニット付カウンタウエイト装置30の取り付けと、アダプタ50の取り付けとで共通して利用できるように構成したが、必ずしもそのように構成しなくてもよい。また、アダプタ50を装着するためのピン孔216を、着脱ユニット付カウンタウエイト装置30のロックピン125を挿入するための孔215と共通化してもよい。すなわち、大きな設計変更を伴うことなく、後板211に着脱ユニット付カウンタウエイト装置30およびアダプタ50を択一的に取り付けることができるように構成されていれば、後板211の構造は、上述した構造に限定されない。
(4) 上述の説明では、アダプタ50を介してメインフレーム21に取り付けられたカウンタウエイト装置40が前方に回動するのを規制するためのボルト56が、アダプタ50側に設けられているが、メインフレーム21側に設けられていてもよい。
(5) 上述の説明では、連結部材53によって左右のブラケット板51を連結するようにアダプタ50が構成されているが、本発明はこれに限定されず、連結部材53がなく、左右のブラケット板51が独立していてもよい。すなわち、ブラケット板51と、ブラケット板52と、連結板54と、連結板55と、ボルト56とを有するアダプタを2つ用意し、このアダプタを最も右側の後板211、および最も左側の後板211にそれぞれ装着するようにしてもよい。
(6) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、フレームにカウンタウエイト装置を取り付けるためのカウンタウエイト取付部がフレームに設けられている作業機械において、カウンタウエイト取付部には第1のカウンタウエイト装置を取り付ける第1の取付部と、第2のカウンタウエイト装置を装着するためのアダプタを取り付ける第2の取付部とが設けられ、第1のカウンタウエイト装置は、アダプタが取り外された状態で第1の取付部に直接取り付けられ、第2のカウンタウエイト装置は、第2の取付部に装着したアダプタ取り付けられ、第1のカウンタウエイト装置は、カウンタウエイトと、カウンタウエイトを載置する載置台と、第1の取付部に取り付けられる第1カウンタウエイト側取付部と、第1のカウンタウエイト装置をフレームに対して着脱するために載置台に載置されたカウンタウエイトを載置台ともに昇降させる昇降装置とを有し、第2のカウンタウエイト装置は、カウンタウエイトと、カウンタウエイトを載置する載置台と、アダプタに取り付けられる第2カウンタウエイト側取付部とを有し、第1のカウンタウエイト装置と第2のカウンタウエイト装置とを択一的に取り付けられるようにしたことを特徴とする各種構造の作業機械、および、この作業機械に用いられるアダプタを含むものである。
2 旋回フレーム 3 ウエイト部材
10 着脱ユニット 11,16 ベースプレート
13 油圧シリンダ 21 メインフレーム
30 着脱ユニット付カウンタウエイト装置(カウンタウエイト装置)
40 カウンタウエイト装置 50 アダプタ
51a,52a,51b,52b ピン孔 51c,52c 切り欠き部
57,58 ピン 121a 切り欠き
125 ロックピン 161a,162a ピン孔
163 ピン 211 後板
215 孔 216 ピン孔
217 ピン孔 212 係合ピン

Claims (4)

  1. フレームにカウンタウエイト装置を取り付けるためのカウンタウエイト取付部が前記フレームに設けられている作業機械において、
    前記カウンタウエイト取付部には第1のカウンタウエイト装置を取り付ける第1の取付部と、第2のカウンタウエイト装置を装着するためのアダプタを取り付ける第2の取付部とが設けられ、
    前記第1のカウンタウエイト装置は、前記アダプタが取り外された状態で前記第1の取付部に直接取り付けられ、
    前記第2のカウンタウエイト装置は、前記第2の取付部に装着した前記アダプタ取り付けられ、
    前記第1のカウンタウエイト装置は、カウンタウエイトと、前記カウンタウエイトを載置する載置台と、前記第1の取付部に取り付けられる第1カウンタウエイト側取付部と、前記第1のカウンタウエイト装置を前記フレームに対して着脱するために前記載置台に載置されたカウンタウエイトを前記載置台ともに昇降させる昇降装置とを有し、
    前記第2のカウンタウエイト装置は、カウンタウエイトと、前記カウンタウエイトを載置する載置台と、前記アダプタに取り付けられる第2カウンタウエイト側取付部とを有し、
    前記第1のカウンタウエイト装置と前記第2のカウンタウエイト装置とを択一的に取り付けられるようにしたことを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記第1カウンタウエイト側取付部は、第1のピンが挿通される第1ピン挿通口を有し、
    前記第1の取付部は、前記第1のピンを支持する第1ピン支持部を有し、
    前記第1のカウンタウエイト装置は、前記昇降装置によって前記カウンタウエイトおよび載置台を上昇させることで前記第1ピン支持部の位置に合わせられた前記第1ピン挿通口に前記第1のピンが挿通されることで、前記第1の取付部に取り付けられ、
    前記第2カウンタウエイト側取付部は、前記アダプタに取り付けるための第2カウンタウエイトピンを有し、
    前記第2の取付部は、アダプタ装着ピンが挿通される第2取付部挿通口を有し、
    前記アダプタは、前記アダプタ装着ピンが挿通されるアダプタ側挿通口と、前記第2カウンタウエイトピンを支持する第2カウンタウエイトピン支持部とを有し、前記アダプタ側挿通口と第2取付部挿通口とに前記アダプタ装着ピンが挿通されることで前記第2の取付部に装着され、第2カウンタウエイトピン支持部で前記第2カウンタウエイトピンを支持することで、前記第2のカウンタウエイト装置を保持することを特徴とする作業機械。
  3. 請求項2に記載の作業機械に用いられるアダプタ。
  4. 請求項3に記載のアダプタにおいて、
    前記第2カウンタウエイトピン支持部は、前記第2のカウンタウエイトを補助クレーンよって上方から下方に降ろしながら前記アダプタに取り付ける際に、前記第2カウンタウエイトピンを上方から受け入れるための開口部を有することを特徴とするアダプタ。
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