JP5513738B2 - 熱交換器およびヒートポンプ式給湯機 - Google Patents

熱交換器およびヒートポンプ式給湯機 Download PDF

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Description

本発明は、熱交換器およびヒートポンプ式給湯機に関し、特に水またはブラインと冷媒とを熱交換する熱交換器およびヒートポンプ式給湯機に関する。
ヒートポンプ式給湯機に使われる冷媒―水熱交換器は、円管の送水管に外側から冷媒配管を接合して熱を伝える方式がある。この冷媒―水熱交換器では、1本または複数本の冷媒配管が1本の円管の送水管に対して配置されている。送水管の水入口と冷媒配管の冷媒出口が接合され、送水管の水出口と冷媒配管の冷媒入口が接合されている。
図10は送水管の内部構造を示す断面図であり、送水管202の円管260の水流路内には、伝熱促進手段であるスプリングコイル250あるいは内面溝(図示せず)が配置されている。
また、特許文献1には、低温の水および高温の水の一方と通す内管と、低温の水および高温の水の他方と通す外管を備え、内管は、スパイラル状のひだ形中空フィンを有している液―液熱交換器が提案されている。
特開2007−85595号公報
このような従来の熱交換器は、冷媒側に比べて水側の熱伝達率が低く、水側の熱伝達性能を向上させることが省エネルギーのために重要である。しかし、円管260の水流路内での水の流速は低く、層流領域であるために、図10に示す通常の円管260内には、伝熱促進手段であるスプリングコイル250や内面溝を設けることにより、円管260内に乱流領域を発生させる。しかし、水の流れに流れの剥離がおきたまま、スプリングコイル250の間や内面溝の間には、主流方向261に沿って流れの剥離(死水域)262が発生し、場合によっては連続的な水の流れの剥離262が生じるので、熱交換器の熱伝達性能を向上することが難しい。
また、上述の特許文献1に開示されている液―液熱交換器では、内管の外側に外管が配置されている形状であるので、例えばもし内管が破れると、内管を通る水と、内管と外管の間を通る冷媒とが混じる。内管を通る水は風呂水や炊事などに用いられるが、冷媒が水に混じっていると、この冷媒が混じった水が身体に触れるおそれがあるので使用が困難である。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、水またはブラインからなる流体が流通する第1流路手段では、第1リブと第2リブにより流体の主流方向とは別に、流体の2次流れが形成でき、流体と冷媒との熱伝達性能を向上することができる熱伝達性能を向上することができる熱交換器およびヒートポンプ式給湯機を提供することである。
本発明の熱交換器は、水またはブラインからなる流体が流通する第1流路手段と、冷媒が流通する第2流路手段と、を有し、上記第1流路手段を流れる上記流体と上記第2流路手段を流れる冷媒とを熱交換可能に配置した熱交換器において、上記第1流路手段は円管からなり、上記円管の内壁面に突出するとともに上記円管の軸方向に沿って周方向の一方に延びる第1リブと、上記円管の内壁面に突出するとともに上記円管の軸方向に沿って上記周方向の他方に延びる第2リブと、からなるリブ対が、上記円管の軸方向に複数設けられており、上記各リブ対の上記第1リブの始点と上記第2リブの始点が、上記円管の軸方向にずれており、上記第1リブの始点と上記第2リブの始点のズレ量P2は、上記第1リブと上記第2リブの軸方向の長さをP1とすると、P1≦P2≦2×P1で表され、上記リブ対と流れ方向の次の上記リブ対との距離P3は、2×P2<P3で表され、さらに上記流れ方向の後続の上記リブ対の始点を、上記流れ方向と垂直方向に一対ずつずらしていき、隣接する上記リブ対の始点のズレ量P5は、上記第1リブと上記第2リブの円周方向の長さP4よりも小さいことを特徴とする。
本発明のヒートポンプ式給湯機は、圧縮機に、冷媒管を介して順次、水熱交換器、膨張弁、および空気熱交換器を接続して構成される冷凍サイクルと、上記水熱交換器に挿通されて送水し上記冷媒管内を流れる高圧冷媒と熱交換させる送水管と、を具備したヒートポンプ式給湯機において、上記水熱交換器は、水またはブラインからなる流体が流通する第1流路手段と、冷媒が流通する第2流路手段と、を有し、上記第1流路手段は円管からなり、上記円管の内壁面に突出するとともに上記円管の軸方向に沿って周方向の方に延びる第1リブと、上記円管の内壁面に突出するとともに上記円管の軸方向に沿って上記周方向の他方に 延びる第2リブと、からなるリブ対が、上記円管の軸方向に複数設けられており、上記各リブ対の上記第1リブの始点と上記第2リブの始点が、上記円管の軸方向にずれており、上記第1リブの始点と上記第2リブの始点のズレ量P2は、上記第1リブと上記第2リブの軸方向の長さをP1とすると、P1≦P2≦2×P1で表され、上記リブ対と流れ方向の次の上記リブ対との距離P3は、2×P2<P3で表され、さらに上記流れ方向の後続の上記リブ対の始点を、上記流れ方向と垂直方向に一対ずつずらしていき、隣接する上記リブ対の始点のズレ量P5は、上記第1リブと上記第2リブの円周方向の長さP4よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、水またはブラインからなる流体が流通する第1流路手段では、第1リブと第2リブにより流体の主流方向とは別に、流体の2次流れが形成でき、流体と冷媒との熱伝達性能を向上することができる熱伝達性能を向上することができる熱交換器およびヒートポンプ式給湯機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のヒートポンプ式給湯機の好ましい第1の実施の形態を示す構成図である。
図1に示すヒートポンプ式給湯機10は、流体として水またはブライン(例えば不凍液等)を用い、冷媒として例えばCO2を用いる冷凍サイクルを備えている。
このヒートポンプ式給湯機10の冷凍サイクルは、圧縮機1に対して順次、水熱交換器3と、内部熱交換器4と、膨張弁5と、そして空気熱交換器6を接続することにより構成されている。
水熱交換器3は熱交換器の一例であり冷媒―水熱交換器とも言う。水熱交換器3には、送水管8が冷媒管2と平行になるように挿通されている。この送水管8は水またはブラインからなる流体を流通させる第1流路手段である。これに対して、冷媒管2は、冷媒を流通させる第2流路手段である。
送水管8の一端部にはポンプ9が取り付けられ、送水管8の他端部は貯湯タンク7に接続されている。水熱交換器3内では、冷媒管2内を流れる冷媒と、送水管8内を流れる流体としての例えば水とを、矢印で示すように逆方向に流して、冷媒と水とが熱交換するようになっている。
空気熱交換器6から出た冷媒管2は、内部熱交換器4を通過した後に、水熱交換器3の中間部分を通過して圧縮機1側に接続されている。すなわち、圧縮機1に接続される吸込み側の冷媒管2の部分(以下、サクション管という)2Aが、水熱交換器3の中間部分に通されている。これにより、サクション管2A内の冷媒と高圧側の冷媒管2の部分2B内の冷媒、あるいは送水管8内の水との熱交換を可能とする加熱調整部2Cが構成されている。
図1に示す水熱交換器3の具体的な構造例を、図2に示す。
図2に示すヒートポンプ式給湯機に使われる冷媒―水熱交換器3は、円管の送水管8に外側から細い冷媒配管2を接合して熱を伝える方式である。図2に示す対向流型の冷媒―水熱交換器3では、1本または複数本の細い冷媒配管2が1本の送水管8に対して配置されている。図2に示す部分Fでは、細い冷媒配管2が、送水管8の周りにらせん状に巻き付ける等してロー付け等で接合されている。この例では、送水管8の水入口230と冷媒配管2の冷媒出口240が接合され、送水管8の水出口231と冷媒配管2の冷媒入口241が接合されている。
図3(A)は伝熱管である送水管8の流路を示し、流体である水またはブラインの2次流れ25の様子を示す断面図であり、図3(B)は図3(A)に示す送水管8の流路だけを示す断面図である。
図3に示すように、上述したように送水管8は円管であり、送水管8の内壁面19には、内側に盛り上がるようにして複数対のリブ20,21が設けられている。これらのリブ20,21は、送水管8の外側から工具を押し当てることで形成されている。第1リブとしてのリブ20は、円管の内壁面19に突出するとともに円管の軸方向(図3の紙面垂直方向)に沿って周方向の一方に延びる。第2リブとしてのリブ21は、円管の内壁面19に突出するとともに円管の軸方向(図3の紙面垂直方向)に沿って上記周方向の他方に延びる。
図4は、この送水管8の内部形状を示す斜視図であり、図5は、送水管8の軸方向の断面図である。
図4と図5に示すように、2つのリブ20,21がリブ対30を構成しており、複数のリブ対30は、送水管8の主流方向(送水管8の軸方向、流体の2次流れに対して1次流れともいう)Mに沿ってほぼ一定の間隔Dをおいて、送水管8の全長に渡って形成されている。
各リブ対30のリブ20,21は、図5においてはそれぞれ送水管8の管壁の内壁面19に沿って同じ長さKを有している。リブ20,21は、送水管8の管壁の内壁面19においてこの2つを一対として中央より外側に向けて広がるように形成され、しかもリブ20の始点31とリブ21の始点31が、相互に主流方向Mに沿ってずれて配置されている。なお、送水管8の管壁の内壁面19からのリブ20,21の形成高さは、送水管8の内径寸法の5%〜15%であることが望ましい。
図4と図5に示すように、リブ20,21は、送水管8の管壁の内壁面19において流体の流れをせき止める形で流体の流動方向を主流方向Mから斜めに逸らして、やがて送水管8の管壁の内壁面19に沿って流体の2次流れ25の渦を形成することができる。この2次流れ25が管壁の内壁面19に沿って温度境界層を破壊することで、流体と、冷媒との熱伝達を促進することができる。
各リブ対30のリブ20の始点31とリブ21の始点31を、主流方向Mに沿ってずらした配置するのは、流体の流れがリブ20,21によってせき止められたことで、剥離した空間に別の流れ33を誘い込ませることで、リブ20,21の後流に死水域を作らせないようにするためである。
図6は、リブ20,21が送水管8の管壁の内壁面19において形成されている例を示している。リブ20,21の円周方向の長さSは、送水管8の管周囲の1/4以下に設定されている。もし、リブ20,21の円周方向の長さSが、送水管8の管周囲の1/4を超えると、流体の2次流れを起こしにくい。
また、図7は、送水管8の主流方向Mの断面におけるリブ20,21に関する長さ等を示している。
リブ20の始点31とリブ21の始点31との主流方向Mに関するズレ量をP2として、リブ20の主流方向Mの長さとリブ21の主流方向Mの長さをそれぞれP1とし、リブ対30と主流方向Mの次のリブ対30との距離をP3とすると、P1、P2、P3の関係は次の式の範囲にすると、圧力損失の増大を抑えることができ、流体の流れの連続的な剥離を無くすことができる。
P1≦P2≦2×P1
2×P2<P3
ここで、ズレ量P2が主流方向Mの長さP1よりも小さいと、リブ20とリブ21の間が小さくなり、流体の2次流れが生じにくくなる。また、ズレ量P2が2×P1よりも大きいと、リブ20とリブ21の間が開きすぎて、2次流れが生じにくくなる。ズレ量2×P2が距離P3と同じかP3よりも大きいと、リブ対30と隣のリブ対30が近づきすぎて2次流れが生じにくい。
このようにリブ20,21の円周方向の長さS、P1、P2、P3の値を設定することで、送水管8内において、流体(水またはブライン)の2次流れを確実に形成することができる。
(第2の実施の形態)
図8と図9は、本発明のヒートポンプ式給湯機に設けられる送水管の第2の実施の形態を示している。図8は、送水管8の断面図であり、図9は、この送水管8の斜視図である。
図8と図9に示すように、各リブ対30のリブ20の始点31とリブ21の始点31が送水管8の管壁の内壁面19方向に少しずつずらして形成されている。これにより、送水管8内の2次流れをらせん状に旋回させることができる。この時に、図8に示すように、リブ対30のリブ20の始点31と、隣接するリブ対30のリブ20の始点31とのズレ量P5を極端に大きく取ると、2次流れが相殺される方向に働くために、このズレ量P5は、リブ20の円周方向長さP4よりも小さく(P5<P4)する必要がある。
もし、ズレ量P5が円周方向長さP4と同じか、円周方向長さP4よりも大きいと、2次流れが相殺される方向に働くために、送水管8内において流体(水またはブライン)の2次流れをらせん状に旋回させることが難しい。
本発明の熱交換器は、水またはブラインからなる流体が流通する第1流路手段と、冷媒が流通する第2流路手段と、を有し、第1流路手段を流れる流体と第2流路手段を流れる冷媒とを熱交換可能に配置した熱交換器において、第1流路手段は円管からなり、円管の内壁面に突出するとともに円管の軸方向に沿って周方向の一方に延びる第1リブと、円管の内壁面に突出するとともに円管の軸方向に沿って周方向の他方に延びる第2リブと、からなるリブ対が、円管の軸方向に複数設けられており、各リブ対の第1リブの始点と第2リブの始点が、円管の軸方向にずれている。これにより、水またはブラインからなる流体が流通する第1流路手段では、第1リブと第2リブにより流体の主流方向とは別に、流体の2次流れが形成でき、流体と冷媒との熱伝達性能を向上することができる熱伝達性能を向上することができる。
本発明の熱交換器では、第1リブと第2リブの円周方向の長さSは、円周の1/4以下であって、
第1リブの始点と第2リブの始点のズレ量P2は、第1リブと第2リブの軸方向の長さをP1とすると、
P1≦P2≦2×P1
で表され、
リブ対と流れ方向の次のリブ対との距離P3は、
2×P2<P3
で表される。これにより、送水管8内において、水またはブラインの2次流れを確実に形成することができる。
本発明の熱交換器では、流れ方向の後続のリブ対の始点を、流れ方向と垂直方向に一対ずつずらしていき、隣接するリブ対の始点のズレ量P5は、第1リブと第2リブの円周方向の長さP4よりも小さい。これにより、送水管8内において、水またはブラインの2次流れをらせん状に旋回させることができる。このため、流体と冷媒との熱伝達性能を向上することができる。
本発明のヒートポンプ式給湯機は、圧縮機に、冷媒管を介して順次、水熱交換器、膨張弁、および空気熱交換器を接続して構成される冷凍サイクルと、水熱交換器に挿通されて送水し冷媒管内を流れる高圧冷媒と熱交換させる送水管と、を具備したヒートポンプ式給湯機において、水熱交換器は、水またはブラインからなる流体が流通する第1流路手段と、冷媒が流通する第2流路手段と、を有し、第1流路手段は円管からなり、円管の内壁面に突出するとともに円管の軸方向に沿って周方向の一方に延びる第1リブと、円管の内壁面に突出するとともに円管の軸方向に沿って周方向の他方に延びる第2リブと、からなるリブ対が、円管の軸方向に複数設けられており、各リブ対の第1リブの始点と第2リブの始点が、円管の軸方向にずれている。これにより、水またはブラインからなる流体が流通する第1流路手段では、第1リブと第2リブにより流体の主流方向とは別に、流体の2次流れが形成でき、流体と冷媒との熱伝達性能を向上することができる熱伝達性能を向上することができる。
なお、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明のヒートポンプ式給湯機の好ましい第1の実施の形態を示す構成図である。 図1にヒートポンプ式給湯機の熱交換器の構造例を示す図である。 図3(A)は伝熱管である送水管の流路を示し、水またはブラインの2次流れの様子を示す断面図であり、図3(B)は図3(A)に示す送水管の流路だけを示す断面図である。 送水管を示す斜視図である。 送水管の軸方向の断面図である。 リブが送水管の管壁の内面において形成されている例を示す図である。 送水管の主流方向の断面におけるリブに関する長さ等を示す図である。 本発明のヒートポンプ式給湯機に設けられる熱交換器の送水管の第2の実施の形態を示す断面図である。 本発明のヒートポンプ式給湯機に設けられる熱交換器の送水管の第2の実施の形態を示す斜視図である。 従来の水配管を示す断面図である。
符号の説明
1…圧縮機、2…冷媒管(第2流路手段)、3…水熱交換器(熱交換器の一例)、4…内部熱交換器、5…膨張弁、6…空気熱交換器、7…貯湯タンク、8…送水管(第1流路手段)、9…ポンプ、10…ヒートポンプ式給湯機、19…送水管の管壁の内面、20…リブ(第1リブ)、21…リブ(第2リブ)、25…水またはブラインの2次流れ、30…リブ対、31…リブの始点、P1…リブの流れ方向の長さ、P2…リブの始点のズレ量、P3…リブ対のリブの始点から隣のリブ対のリブの始点までの距離、P4…リブの断面方向長さ、P5…リブ対のリブの始点と隣接するリブ対のリブの始点とのズレ量、S…リブの断面方向の長さ、M…主流方向(送水管の軸方向、流体の2次流れに対して1次流れともいう)

Claims (2)

  1. 水またはブラインからなる流体が流通する第1流路手段と、冷媒が流通する第2流路手段と、を有し、上記第1流路手段を流れる上記流体と上記第2流路手段を流れる冷媒とを熱交換可能に配置した熱交換器において、
    上記第1流路手段は円管からなり、
    上記円管の内壁面に突出するとともに上記円管の軸方向に沿って周方向の一方に延びる第1リブと、上記円管の内壁面に突出するとともに上記円管の軸方向に沿って上記周方向の他方に延びる第2リブと、からなるリブ対が、上記円管の軸方向に複数設けられており、
    上記各リブ対の上記第1リブの始点と上記第2リブの始点が、上記円管の軸方向にずれており、
    記第1リブの始点と上記第2リブの始点のズレ量P2は、上記第1リブと上記第2リブの軸方向の長さをP1とすると、
    P1≦P2≦2×P1
    で表され、
    上記リブ対と流れ方向の次の上記リブ対との距離P3は、
    2×P2<P3
    で表され
    さらに上記流れ方向の後続の上記リブ対の始点を、上記流れ方向と垂直方向に一対ずつずらしていき、隣接する上記リブ対の始点のズレ量P5は、上記第1リブと上記第2リブの円周方向の長さP4よりも小さいことを特徴とする熱交換器。
  2. 圧縮機に、冷媒管を介して順次、水熱交換器、膨張弁、および空気熱交換器を接続して構成される冷凍サイクルと、上記水熱交換器に挿通されて送水し上記冷媒管内を流れる高圧冷媒と熱交換させる送水管と、を具備したヒートポンプ式給湯機において、
    上記水熱交換器は、水またはブラインからなる流体が流通する第1流路手段と、冷媒が流通する第2流路手段と、を有し、
    上記第1流路手段は円管からなり、
    上記円管の内壁面に突出するとともに上記円管の軸方向に沿って周方向の方に延びる第1リブと、上記円管の内壁面に突出するとともに上記円管の軸方向に沿って上記周方向の他方に 延びる第2リブと、からなるリブ対が、上記円管の軸方向に複数設けられており、
    上記各リブ対の上記第1リブの始点と上記第2リブの始点が、上記円管の軸方向にずれており
    記第1リブの始点と上記第2リブの始点のズレ量P2は、上記第1リブと上記第2リブの軸方向の長さをP1とすると、
    P1≦P2≦2×P1
    で表され、
    上記リブ対と流れ方向の次の上記リブ対との距離P3は、
    2×P2<P3
    で表され
    さらに上記流れ方向の後続の上記リブ対の始点を、上記流れ方向と垂直方向に一対ずつずらしていき、隣接する上記リブ対の始点のズレ量P5は、上記第1リブと上記第2リブの円周方向の長さP4よりも小さいことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
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