JP2004340455A - 熱交換器 - Google Patents

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    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/0008Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium
    • F28D7/0025Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium the conduits for one medium or the conduits for both media being flat tubes or arrays of tubes
    • F28D7/0033Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium the conduits for one medium or the conduits for both media being flat tubes or arrays of tubes the conduits for one medium or the conduits for both media being bent

Abstract

【課題】使用に伴い熱変形しても熱交換率を維持することができるとともに、状況に応じて熱交換率を変化させることができる熱交換器を安価に提供すること。
【解決手段】低温流体の流通する低温流体管120及び高温流体の流通する高温流体管110の両管材が共に螺旋状に巻回されるとともに、交互に面接触するように組み合わされて構成される熱交換器において、
前記低温流体管120又は高温流体管110の少なくとも何れか一方の管材と同軸状に配設された熱交換量調整管130を備えており、其の熱交換量調整管130に所望の低温流体若しくは高温流体が流通することを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【従来の技術】
熱交換器の従来技術としては、例えば、夫々螺旋状に巻回された冷媒管と給湯水管とが交互に配置するように組み合わされるとともに、螺旋の両端に設けた端板をボルトとナットとにより締結して、前記両管材同士が互いに圧接するようにされた熱交換器がある(特許文献1および2参照)。このように構成することにより、隣合う冷媒管と給湯水管との間で熱交換率を向上させるとともに、使用に伴って熱変形した場合にも隣合う冷媒管と給湯水管との距離を維持することができるのである。
【0002】
【特許文献1】
特開2001−241865号公報
【特許文献2】
特開昭62−268990号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来技術の熱交換器においては、圧接するための機構を別途設ける必要がある。また、両管材の断面形状を特殊(いびつ)な形状に変形加工する工程や、圧接機構を組み付ける工程、組み付けた圧接機構を用いて両管材を螺旋の両側より圧接する工程を余分に行う必要があり、製造工程が煩雑である。即ち、従来の熱交換器においては、部品点数を多く要するとともに、製造工程が煩雑であるため、製造コストが嵩むという問題点があった。更には、両管材を両側より圧接する状態を維持する構成とすると、使用に伴い管材が熱変形することにより、図11に示すように、却って両管材の間に間隙が発生して、密着状態が維持できないという問題点もあった。
【0004】
そこで、案出されたのが本発明であって、本発明は、使用に伴い熱変形しても熱交換率を維持することができるとともに、状況に応じて熱交換率を変化させることができる熱交換器を安価に提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の熱交換器は、異なる温度の流体の流通する低温流体管及び高温流体管の両管材が共に螺旋状に巻回されるとともに、交互に面接触するように組み合わされて構成され、前記低温流体管又は高温流体管の少なくとも何れか一方の管材と同軸状に配設された熱交換量調整管を備えており、其の熱交換量調整管に所望の低温流体若しくは高温流体が流通するものである。
請求項2記載の熱交換器は、請求項1記載の熱交換器において、熱交換量調整管は、其の両側に位置する低温流体管又は高温流体管に面接触するものである。
請求項3記載の熱交換器は、請求項1または2記載の熱交換器において、
熱交換量調整管は、其の同軸に位置する低温流体管又は高温流体管に面接触するものである。
請求項4記載の熱交換器は、請求項1から3の何れかに記載の熱交換器において、低温流体管の段における螺旋の内径長と高温流体管の段における螺旋の内径長とが同一長とされているものである。
請求項5記載の熱交換器は、請求項1から4の何れかに記載の熱交換器において、低温流体管の段における螺旋の外径長と高温流体管の段における螺旋の外径長とが同一長とされているものである。
請求項6記載の熱交換器は、請求項1から5の何れかに記載の熱交換器において、低温流体管、高温流体管及び熱交換量調整管は、分離状態において、隣合う螺旋の間隔が管断面軸方向長より小さくされているものである。
請求項7記載の熱交換器は、請求項1から6の何れかに記載の熱交換器において、低温流体管、高温流体管及び熱交換量調整管は、夫々楕円形状に形成されるとともに、管断面径方向長が管断面軸方向長よりも小さくされている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例について説明する。勿論、下記実施例は、本発明の好ましい実施例を示すに過ぎず、本発明の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
【0007】
図1は、本発明の一実施例である熱交換器100の側面図であり、図2は、かかる熱交換器100の矢印A方向からの平面図であり、図3は、図2のIII−III線における断面図である。図1から図3に示すように、熱交換器100は、高温流体管110と、低温流体管120と、熱交換量調整管130とを備えている。
【0008】
図1に示す高温流体管110は、高温流体の流通する管であり、螺旋状に巻回されている。この高温流体管110の内部には、その両端部に夫々設けられた接続口(図示せず)を介して、高温流体が流入し、又は流出するようにされている。即ち、本発明においては、低温流体と高温流体とは、相対的な関係である。
【0009】
低温流体管120は、低温流体の流通する管であり、夫々螺旋状に巻回されている。この低温流体管120の内部には、その両端部に夫々設けられた接続口を介して、高温流体が流入し、又は流出するようにされている。
【0010】
熱交換量調整管130は、低温流体または高温流体の何れか一方が流通する管であり、螺旋状に巻回されている。本実施例においては、この熱交換量調整管130は、低温流体管120と同一の段であって、その外周側に配設されている。また、熱交換量調整管130の内部には、その両端部に夫々設けられた接続口(図示せず)を介して、低温流体または高温流体が流入し、又は流出するようにされている。
【0011】
図4は、熱交換量調整管130内に低温流体もしくは高温流体のいずれも流通させなかった場合と、何れかを流通させた場合とにおける熱交換の様子の対比を示す図である。
【0012】
図4(a)に示すように、熱交換量調整管130内に何も流通させない場合、熱交換は高温流体管110を流通する高温流体と低温流体管120内を流通する低温流体との間で行われる。即ち、低温流体と高温流体との熱交換は、高温流体管110−低温流体管120のルートのみ、即ち、1ルートのみを介して行われる。
【0013】
次に、図4(b)に示すように、熱交換量調整管130内に低温流体を流通させた場合、熱交換は、高温流体管110内を流通する高温流体と低温流体管120内を流通する低温流体との間、及び高温流体管110内を流通する高温流体と熱交換量調整管130内を流通する低温流体との間で行われる。即ち、低温流体と高温流体との熱交換は、高温流体管110−低温流体管120の熱交換ルート、及び高温流体管110−熱交換量調整管130の熱交換ルートの2ルートを介して行われる。従って、熱交換器100を冷却器(冷水器)として使用する場合には、冷却ルートを2ルートとすることにより、高温流体管110内に流れる高温流体の冷却率(温度下降率)を大きくすることができる一方、熱交換器100を加熱器(温水器)として使用する場合には、加熱ルートを分散することにより、高温流体管110内に流れる高温流体の加熱率(温度上昇率)を小さくすることができる。
【0014】
更に、図4(c)に示すように、熱交換量調整管130内に高温流体を流通させた場合には、熱交換は、高温流体管110内を流通する高温流体と低温流体管120内を流通する低温流体との間、及び低温流体管120内を流通する低温流体と熱交換量調整管130内を流通する低温流体との間で行われる。即ち、低温流体と高温流体との熱交換は、高温流体管110−低温流体管120の熱交換ルート、及び熱交換量調整管130−低温流体管120の熱交換ルートの2ルートを介して行われる。従って、熱交換器100を加熱器として使用する場合には、加熱ルートを2ルートとすることにより、低温流体管120内に流れる低温流体の加熱率を大きくすることができる一方、熱交換器100を冷却器として使用する場合には、冷却ルートを分散することにより、高温流体管110内に流れる高温流体の冷却率を小さくすることができる。
【0015】
なお、熱交換量調整管130に、勿論、熱交換量調整管130内に流れる低温流体および高温流体は、低温流体管120及び高温流体管110に流れる低温流体および高温流体と同一閉路を循環するものでなくても良いし、閉路が異なる場合には、低温流体管120および高温流体管110に流れる低温流体および高温流体と異種の低温流体または高温流体であって良い。
【0016】
次に、図5および図6を参照して、上記のように構成された熱交換器100の製造方法の一例について説明する。まず、図5(a)及び(b)に示すように、断面略真円状(管断面直径:15.88mm)の真っ直ぐな管材11(21)を偏平加工(座屈加工)する偏平成形工程が施される(偏平後、偏平前に適宜な長さに切断される)。偏平成形工程後、図5(c)に示すように、偏平状とされた管材12(22)を螺旋状に巻回する巻回加工が施される。この際、偏平方向(管断面長軸(φ)方向)が螺旋の径方向となるように、更には、隣合う螺旋の間隔(隙間)Dが管断面短軸の長さ(φ)よりも小さくなるように巻回されるのである。この巻回工程により、低温流体管120及び熱交換量調整管130が成形される。なお、図示はしないが、高温流体管110の成形方法の成型方法も、低温流体管120及び熱交換量調整管130と同様に、断面略真円状の管材に偏平成形加工が施された後、巻回工程が施されることにより成形される。
【0017】
巻回工程後、高温流体管110と、低温流体管120・熱交換量調整管130とが交互に接触するように、組み合わせる組合工程が施される。組合工程の終了に伴い、熱交換器100が完成する。勿論、更に、各管材110,120,130の端部に接続口などを取着するようにしても良いことはいうまでもない。
【0018】
ここで、高温流体管110、低温流体管120及び熱交換量調整管130においては、螺旋の間隔Dが管断面短軸の長さ(φ)よりも小さくされている。従って、熱交換器100の完成後、高温流体管110と低温流体管110・熱交換量調整管130とを密着させるために、螺旋の軸方向両端(矢印A方向および反矢印A方向)から加圧工程を施さなくても、更にはその加圧による圧接状態を保持する機構や、管材同士の分離やずれを防止するような機構を設けなくても、図7に示すように、使用(試用を含む)に伴い、管材同士が密着し合うのである。勿論、接触状態を良好とするために、かかる螺旋の軸方向両端からの適度(軽度)に圧接するようにしても良い。
【0019】
「第2実施例」
次に、図8を参照して、上述の実施例(第1実施例)とは異なる他の実施例(第2実施例)について説明する。
【0020】
第2実施例の熱交換器200は、第1実施例の熱交換器100に対して、熱交換量調整管130に加えて、第2熱交換量調整管230を追加したものである。この第2熱交換量調整管230は、熱交換量調整管130の配設されている段とは異なる段に配設されている。以上のように、熱交換器200は、熱交換量調整管を複数を複数備えているので、熱交換量調整管130及び第2熱交換量調整管230内への低温流体および高温流体の流通の組合せを選択することにより、熱交換量を複数段階に、即ち、細かく変更することができる。
【0021】
かかる組合せを具体的に列記すれば、熱交換量調整管130および第2熱交換量調整管230に何も流通させない場合、熱交換量調整管130または第2熱交換量調整管230の何れか一方若しくは両方に低温流体若しくは高温流体の何れかを流通させる場合、又は、熱交換量調整管130に低温流体若しくは高温流体の何れか一方を流通させるとともに第2熱交換量調整管230に何れか他方を流通させる場合が挙げられる。
【0022】
また、熱交換器200においては、管断面長軸が長い方が互い違いとなるように、組み合わされている。従って、組合せ状態における熱交換器200の形状保持効果を向上させることができる。
【0023】
「第3実施例」
次に、図9を参照して、上述の実施例(第1及び第2実施例)とは異なる他の実施例(第3実施例)について説明する。
【0024】
第3実施例の熱交換器300は、熱交換量調整管130の配設されている段と同じ段であって、且つ熱交換量調整管130の外周側に、第3熱交換量調整管330を配設したものである。従って、熱交換量調整管130及び第3熱交換量調整管330内への低温流体および高温流体の流通の組合せを選択することにより、熱交換量を複数段階に、即ち、細かく変更することができる。
【0025】
「設置例」
次に、図10を参照して、本発明の熱交換器100,200,300の設置例(応用例)について説明する(以下、便宜上、第1実施例の熱交換器100を用いて説明する。)。
【0026】
図10は、熱交換システム500に関して説明した図である。図10に示すように、熱交換システム500は、熱交換器100と、圧縮機510と、放熱器520と、電磁弁530と、逆止弁540と、C/T550と、冷却器560と、風呂桶570とを備えている。
【0027】
かかる熱交換システム500においては、高温流体管110及び熱交換量調整管130に高温流体の一種であるCOが流通する一方、低温流体管120に低温流体の一種であるHOを流通するようにされている。
【0028】
従って、風呂桶560内のHOの温度が第1の所定しきい温度値(T1)よりも低い場合には、電磁弁530を開放することにより、風呂桶560内のHOをより早く高温とすることができる一方、風呂桶560内のHOの温度が第2の所定しきい温度値(T2(T2>T1))よりも高くなった場合には、電磁弁530を閉塞することにより、加熱の度合いを低くして、保温状態とすることができるのである。即ち、風呂桶560内のHOの温度に応じて、熱交換量を変更することができるのである。
【0029】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、上記実施例は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形することができることはいうまでもなく、本発明の技術的範囲内には、それら種々の改良変形をも含まれている。
【0030】
例えば、上記実施例における熱交換器100においては、熱交換量調整管130が低温流体管120と同一の段に配設されているが、熱交換量調整管130を高温流体管110と同一の段に配設するようにしても良い。また、熱交換量調整管130は、低温流体管120(又は高温流体管110)の外周側に配設されなくても、その内周側に配設されても良い。
【0031】
また、上記実施例においては、高温流体がCOであり、低温流体がHOである場合における設置例を説明しているが、高温流体管110、低温流体管120に流通させる流体(液体または気体)は、これらに限られるものでないことはいうまでもなく、他の種類の流体であっても良い。例えば、クーラント、油、フロン22、メタンガス等が挙げられる。
【0032】
更に、上記実施例における熱交換システム500においては、熱交換量調整管130にCOが流通するように構成されている。しかしながら、熱交換量調整管130にHOが流通するように構成されても良い。これにより、あまり高温でなくても、大量に湯が必要となる設備にも対応させることが可能となる。
【0033】
更に、上記実施例における熱交換システム500は、HOを加熱するシステム(加熱システム)を構成する場合のものであるが、HOを冷却するシステム(冷却システム)を構築する場合には、HOの流通する管が高温流体管110を構成するようにし、冷媒の流通する管が低温流体管120を構成するようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】
請求項1記載の熱交換器によれば、低温流体管又は高温流体管の少なくとも何れか一方の管材と同軸状に配設された熱交換量調整管に、所望の低温流体若しくは高温流体が流通するようにされているので、状況に応じて熱交換量調整管に低温流体又は高温流体の何れか一方を流通させることにより、低温流体管又は高温流体管との間を移動する熱交換量を変更することができる。即ち、低温流体管又は高温流体管に流れる流体の温度変化率を変更することができるという効果を奏する。
請求項2記載の熱交換器によれば、請求項1記載の熱交換器の奏する効果に加え、更に、熱交換量調整管が其の両側に位置する低温流体管又は高温流体管に面接触するので、其の面接触する管材内に流れる流体と反対の流体を熱交換量調整管内に流通させることにより、面接触する管材内の流体の温度変化率を促進することができる一方、かかる面接触する管材内に流れる流体と同一の流体を熱交換量調整管内に流通させることにより、面接触する管材内の流体の温度変化率を鈍化させることができるという効果を奏する。
請求項3記載の熱交換器によれば、請求項1又は2に記載の熱交換器の奏する効果に加え、更に、熱交換量調整管が其の同軸に位置する低温流体管又は高温流体管に面接触するので、其の面接触する管材内に流れる流体と反対の流体を熱交換量調整管内に流通させることにより、面接触する管材内の流体の温度変化率を促進することができる一方、かかる面接触する管材内に流れる流体と同一の流体を熱交換量調整管内に流通させることにより、面接触する管材内の流体の温度変化率を鈍化させることができるという効果を奏する。
請求項4記載の熱交換器によれば、請求項1から3の何れかに記載の熱交換器の奏する効果に加え、低温流体管の段における螺旋の内径長と高温流体管の段における螺旋の内径長とが同一長とされているので、各管材を螺旋状に巻回する作業、及び各管材を組立てる作業を簡略化することができるという効果を奏する。
請求項5記載の熱交換器によれば、請求項1から4の何れかに記載の熱交換率の奏する効果に加え、更に、低温流体管の段における螺旋の外形長と高温流体管の段における螺旋の外形長とが同一長とされているので、外観を筒状のコンパクト形状とすることができるという効果がある。
請求項6記載の熱交換器によれば、請求項1から5の何れかに記載の熱交換器の奏する効果に加え、更に、低温流体管、高温流体管及び熱交換量調整管は分離状態において、隣合う螺旋の間隔が管断面軸方向長より小さくされているので、低温流体管及び高温流体管の組合せ後に両管材の螺旋の両側より圧力を加えなくても密接状態を維持することができるという効果を奏する。ひいては、使用に伴い両管材が熱変形した場合にも、両管材間に隙間が発生してしまうこと、即ち、熱交換率が低下してしまうことを防止することができるという効果を奏する。
請求項7記載の熱交換器によれば、請求項1から6の何れかに記載の熱交換器の奏する効果に加え、更に、低温流体管、高温流体管及び熱交換量調整管は夫々楕円形状に形成されるとともに、管断面径方向長が管断面軸方向長よりも小さくされているので、組合せ状態を安定させることができるとともに、高温流体管と低温流体管との熱交換率を増大させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である熱交換器の側面図である。
【図2】上記熱交換器の平面図である。
【図3】図2のIII−III線における断面図である。
【図4】上記熱交換器における熱交換のルートを示す図である。
【図5】上記熱交換器の製造方法の一部(偏平成形工程および巻回工程)を示す図である。
【図6】上記熱交換器の製造方法の一部(組合工程)を示す図である。
【図7】上記熱交換器の接触(密着)具合を示す図である。
【図8】第2実施例の熱交換器の部分断面図である。
【図9】第3実施例の熱交換器の部分断面図である。
【図10】第1実施例の熱交換器の設置例(熱交換システム)を示す図である。
【図11】従来技術の熱交換器の部分断面図である。
【符号の説明】
100,200,300 熱交換器
110 高温流体管
120 低温流体管
130,230,330 熱交換量調整管
500 熱交換システム

Claims (7)

  1. 異なる温度の流体の流通する低温流体管及び高温流体管の両管材が共に螺旋状に巻回されるとともに、交互に面接触するように組み合わされて構成される熱交換器において、
    前記低温流体管又は高温流体管の少なくとも何れか一方の管材と同軸状に配設された熱交換量調整管を備えており、
    其の熱交換量調整管に所望の低温流体若しくは高温流体が流通することを特徴とする熱交換器。
  2. 熱交換量調整管は、其の両側に位置する低温流体管又は高温流体管に面接触することを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 熱交換量調整管は、其の同軸に位置する低温流体管又は高温流体管に面接触することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 低温流体管の段における螺旋の内径長と高温流体管の段における螺旋の内径長とが同一長とされていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の熱交換器。
  5. 低温流体管の段における螺旋の外径長と高温流体管の段における螺旋の外径長とが同一長とされていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の熱交換器。
  6. 低温流体管、高温流体管及び熱交換量調整管は、分離状態において、隣合う螺旋の間隔が管断面軸方向長より小さくされていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の熱交換器。
  7. 低温流体管、高温流体管及び熱交換量調整管は、夫々楕円形状に形成されるとともに、管断面径方向長が管断面軸方向長よりも小さくされていることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の熱交換器。
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