JP5513695B1 - インクカートリッジ及びインクカートリッジ着脱機構 - Google Patents

インクカートリッジ及びインクカートリッジ着脱機構 Download PDF

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Abstract

【課題】インク供給中に、ジョイント本体内に移動可能に設けた挿入軸をソケット本体のインク挿入口から退避させる。
【解決手段】インクカートリッジ40内のソケット部50と、印刷装置10内のジョイント部30とが嵌合した状態で、付勢力に抗して中栓53を押圧する押圧位置と、ソケット本体51のインク供給口51eよりも外方に退避する退避位置との間で進退可能に設けられた挿入軸32が、押圧位置に位置し中栓53を押圧することでインク経路を連通するインクカートリッジ40であって、挿入軸32により押圧された位置で中栓53をロックし、且つ、中栓53をロックした後に挿入軸32が退避位置に退避しても中栓53のロック状態を維持する中栓ロック手段(L)と、を備えたことを特徴とするインクカートリッジ40を提供する。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクカートリッジ内に設けたソケット部を印刷装置内に設けたジョイント部に着脱自在に嵌合させるように構成したインクカートリッジ及びインクカートリッジ着脱機構に関する。
一般的に、インクジェット方式を適用したインクジェット印刷装置は、例えば、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)などのインクをインク色ごとに収納した複数のインクカートリッジを用いている。
そして、インクカートリッジ内に設けたソケット部をインクジェット印刷装置内に設けたジョイント部に着脱自在に嵌合させることで、インクカートリッジ内のインクをソケット部からジョイント部を経由してインクジェット印刷装置内に供給している。
また、インクジェット印刷装置内では、各色のインクカートリッジからのインクをインク色ごとに設けたインクジェットヘッドに供給し、各色のインクジェットヘッドから各色のインクを用紙に向かって吐出させることにより、用紙上に画像や文字をカラー印刷できるので、家庭用や業務用の印刷装置として多用されているし、ブラック(K)のインク1色だけでも単色印刷できるように構成されている。
ところで、近年、用紙への高速印刷化及び画像サイズの大型化が進み、これに伴ってインクジェット印刷装置内でのインクの消費量が増加している。
そこで、本出願人は、インクカートリッジからインクジェット印刷装置(以下、単に印刷装置と記す)側に供給するインクの供給量を増加させるために、印刷装置にインクを供給するためのインク供給口を印刷装置側の挿入軸よりも大径に形成したインクカートリッジを印刷装置に着脱自在に装着できるインクカートリッジの着脱機構を先に提案している(例えば、特許文献1参照)。
上記した特許文献1に開示されたインクカートリッジの着脱機構では、ここでの図示を省略するものの、インクカートリッジが印刷装置内に設けたジョイント部に対して略水平方向に着脱自在に接続されている。
上記したインクカートリッジは、印刷装置内のジョイント部に着脱自在に嵌合するソケット部を有し、このソケット部の後端にインクを収納したインク収納容器が取り付けられている。
また、インクカートリッジのソケット部は、ソケット本体の先端側にインク供給口が開口されており、且つ、ソケット本体内に中栓がインク供給口に対して前後方向に移動可能に設けられている。
更に、ソケット本体内では、インク供給口と中栓に形成した先端側円形凸部との間にOリングが嵌め込まれており、このOリングを嵌め込んだ中栓がインク供給口の前方に移動することで、未使用時のインクカートリッジに対してインクの流出を防止している。
一方、印刷装置内のジョイント部は、ジョイント本体内の中心部位にソケット本体のインク供給口に挿脱される挿入軸がインク供給口の孔径よりも小径でジョイント本体と一体に形成されていると共に、挿入軸の周辺にインクカートリッジからのインクを通すインク流入経路が形成されている。
更に、ジョイント本体内にはインク流出防止部材が挿入軸に沿ってスライド可能に嵌合されており、このインク流出防止部材は挿入軸がインク供給口に挿入されたときにバネ力によりジョイント本体内の前方に移動してジョイント本体内に入り込んだインクの流出を防止するようになっている。
そして、インクカートリッジを印刷装置に接続した時に、ジョイント本体内の中心部位に形成した挿入軸をソケット本体のインク供給口に挿入し、この挿入軸で中栓をインク供給口側とは反対側に押し込んで移動させている。
この中栓の押し込みにより、ソケット本体内ではインク供給口側に向かってインクを通すインク流出経路が形成されるので、インク供給口から大量のインクが印刷装置のジョイント部側に流入できるように構成されている。
特開2010−69806号公報
ところで、特許文献1に記載のインクカートリッジの着脱機構では、印刷装置内のジョイント部にインクカートリッジのソケット部を嵌合させたときに、前述したように、ジョイント本体内の挿入軸の径はソケット本体のインク供給口の孔径よりも小径に形成されているので、ソケット本体内のインクはインク供給口と挿入軸との間に形成される隙間を通ってジョイント部に流入される。
しかしながら、ソケット部からジョイント部へのインク供給中に、インク供給口に挿入されている挿入軸が邪魔になり、挿入軸の断面積分だけインク流量が少なくなってしまうなどの問題がある。また、インク供給口を大径にすることでインク流量を増大させることも考えられるが、この場合にはインクカートリッジの大型化に繋がるなどの問題がある。
そこで、インクカートリッジ内のソケット部から印刷装置内のジョイント部にインクを供給する際に、ジョイント本体の中心部位に設けた挿入軸がインク供給中にソケット本体のインク供給口に対して邪魔にならないように構成したインクカートリッジ及びインクカートリッジ着脱機構を提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、
印刷装置側に設けられたジョイント本体の先端側凹部内に挿入軸と摺接部材とを有するジョイント部に着脱されるソケット部と、前記ソケット部の後端部位に取り付けられたインク収納容器とを備えたインクカートリッジであって、
前記ソケット部は、
前記ジョイント本体の前記先端側凹部と対応する側に形成されたインク供給部と、前記インク供給部の外周側に形成され、かつ前記ジョイント本体の前記先端側凹部内に侵入して前記摺接部材に摺接することで前記ジョイント部と嵌合する内周側円筒部とを有するソケット本体と、
前記インク収納容器側からの付勢力により、前記インク供給部へのインク経路を封止するように前記ソケット本体内に収納された中栓と、
前記ジョイント部と嵌合した状態で、前記付勢力に抗して前記中栓を押圧する押圧位置と、前記インク供給口よりも外方に退避する退避位置との間で進退可能に設けられた前記挿入軸が、前記押圧位置で前記中栓を押圧した状態で前記中栓をロックし、かつ前記中栓をロックした後に前記挿入軸が前記退避位置に退避することにより、前記インク供給部の開口部を全開させたまま前記中栓のロック状態を維持する中栓ロック手段と、
を備えたことを特徴とするインクカートリッジである。
また、第2の発明は、上記した第1の発明のインクカートリッジにおいて、
前記中栓ロック手段は、前記中栓をロックした状態で該中栓が再度押圧されることで、前記中栓のロック状態を解除するように構成され、
前記挿入軸を前記押圧位置に移動して前記中栓のロックを解除した後に、前記挿入軸を前記退避位置方向に移動させることで、前記中栓により前記インク経路を封止し、その後、前記挿入軸を前記退避位置に退避した後、前記ジョイント部と前記ソケット部との嵌合を解除させることを特徴とするインクカートリッジである。
また、第3の発明は、印刷装置内に設けたジョイント部に、インクカートリッジの先端側に設けたソケット部を着脱自在に嵌合して、前記ソケット部の後端側に取り付けたインク収納容器内のインクを前記ソケット部から前記ジョイント部を経由して前記印刷装置内に供給するインクカートリッジ着脱機構において、
前記ジョイント部は、
前記ソケット部と対向して設けられた先端側凹部を有するジョイント本体と、
前記ジョイント本体の先端側凹部内に設けられた摺接部材と、
前記ジョイント本体内で前方に突出して前記ソケット部側を押圧するための押圧位置と、この押圧位置よりも後方に後退した退避位置との間を進退可能に設けられた挿入軸と、を備え、
前記ソケット部は、
前記ジョイント本体の前記先端側凹部と対応する側に形成されたインク供給部と、前記インク供給部の外周側に形成され、かつ前記ジョイント本体の前記先端側凹部内に侵入して前記摺接部材に摺接することで前記ジョイント部と嵌合する内周側円筒部とを有するソケット本体と、
前記ソケット本体内で前記インク収納容器側からの付勢力により前記インク供給口へのインク経路を封止するように収納されており、且つ、前記ジョイント本体と嵌合したときに、前記押圧位置に位置する前記挿入軸により前記付勢力に抗して押圧された位置で前記インク経路を連通させる中栓と、
前記挿入軸により前記押圧位置で前記中栓を押圧した状態で前記中栓をロックし、かつ前記中栓をロックした後に前記挿入軸が前記インク供給口よりも外方の前記退避位置に退避することにより、前記インク供給部の開口部を全開させたまま前記中栓のロック状態を維持する中栓ロック手段と、
を備えたことを特徴とするインクカートリッジ着脱機構である。

また、第4の発明は、上記した第3の発明のインクカートリッジ着脱機構において、
前記中栓ロック手段は、前記中栓をロックした状態で該中栓が再度押圧されることで、前記中栓のロック状態を解除するように構成され、
前記印刷装置から前記インクカートリッジを引き抜く前に、
前記挿入軸を前記押圧位置に移動して前記中栓のロックを解除した後に、前記挿入軸を前記退避位置方向に移動させることで、前記中栓により前記インク経路を封止し、その後、前記挿入軸を前記退避位置に退避した後、前記ジョイント部と前記ソケット部との嵌合を解除させることを特徴とする請求項3記載のインクカートリッジ着脱機構である。
第1の発明のインクカートリッジによれば、とくに、インクカートリッジ内のソケット部と、印刷装置内のジョイント部とが嵌合した状態で、ジョイント部内の押圧位置に位置する挿入軸により中栓をインク収納容器側からの付勢力に抗して中栓を押圧する押圧位置と、インク供給口よりも外方に退避する退避位置との間で進退可能に設けられた挿入軸が、押圧位置で中栓を押圧した状態で中栓をロックし、かつ中栓をロックした後に挿入軸が退避位置に退避することにより、インク供給部の開口部を全開させたまま中栓のロック状態を維持する中栓ロック手段を備えているので、ソケット部からジョイント部へのインク供給中に、インク供給口は挿入軸に邪魔されることがなくなり、ソケット部側のインクはインク供給口からジョイント部側に大量入り込むことができる。これにより、インクカートリッジを大型化することなく、インク供給時間を短縮することが可能になり、印刷装置内で大量の用紙に画像情報を高速に印刷することが可能となる。
また、第2の発明のインクカートリッジによれば、とくに、印刷装置からインクカートリッジを引き抜く前に、挿入軸を押圧位置に移動して中栓のロックを解除した後に、挿入軸を退避位置方向に移動させることで、中栓によりインク経路を封止し、その後、挿入軸を退避位置に退避した後、ジョイント部とソケット部との嵌合を解除させるので、インク供給口からソケット部側のインクは流出せず、且つ、ジョイント部とソケット部との間で垂れそうになるインク量を最小限に抑えることができるために、ジョイント部とソケット部との嵌合を解除した際に生じるインク供給口からのインクの垂れを抑止することができる。これによりインクカートリッジを印刷装置から取り外しても、安心してインクカートリッジを持ち運ぶことが可能になる。
また、第3の発明のインクカートリッジ着脱機構によれば、印刷装置内に設けたジョイント部に、インクカートリッジの先端側に設けたソケット部を着脱自在に嵌合させるにあたって、ジョイント部はジョイント本体と挿入軸とを備え、ソケット部はソケット本体と中栓と中栓ロック手段とを備えた際に、とくに、中栓ロック手段はジョイント部内の押圧位置に位置する挿入軸により押圧位置中栓を押圧した状態で中栓をロックし、かつ中栓をロックした後に挿入軸がインク供給口よりも外方の退避位置に退避することにより、インク供給部の開口部を全開させたまま中栓のロック状態を維持している。この結果、ソケット部からジョイント部へのインク供給中に、インク供給口は挿入軸に邪魔されることがなくなり、ソケット部側のインクはインク供給口からジョイント部側に大量入り込むことができる。これにより、印刷装置及びインクカートリッジを大型化することなく、インク供給時間を短縮することが可能になり、印刷装置内で大量の用紙に画像情報を高速に印刷することが可能となる。
また、第4の発明のインクカートリッジ着脱機構によれば、とくに、印刷装置からインクカートリッジを引き抜く前に、挿入軸を押圧位置に移動して中栓のロックを解除した後に、挿入軸を退避位置方向に移動させることで、中栓によりインク経路を封止し、その後、挿入軸を退避位置に退避した後、ジョイント部とソケット部との嵌合を解除させるので、上記した第2の発明と同様の効果が得られる。
本発明に係るインクカートリッジ及びインクカートリッジ着脱機構を適用したインクジェット印刷装置の概略構成を示した構成図である。 本発明に係るインクカートリッジの外観形状を示した斜視図である。 (a),(b)は印刷装置内のカートリッジ取付機構部に本発明に係るインクカートリッジを連結させる状態を示した斜視図,縦断面図である。 (a)〜(d)は印刷装置内のジョイント部と、このジョイント部に嵌合されるインクカートリッジ内のソケット部とを拡大して示した図である。 (a),(b)は中栓ロック/ロック解除手段を示した斜視図,ノックカム部拡大図である。 (a)〜(d)は印刷装置内のジョイント部にインクカートリッジ内のソケット部を嵌合させる動作を順に示した動作図である。 (a)〜(d)はインクカートリッジ内のソケット部から印刷装置内のジョイント部を引き抜く動作を順に示した動作図である。
以下に本発明に係るインクカートリッジ及びインクカートリッジ着脱機構を実施する形態について、図1〜図7を参照して詳細に説明する。
本発明に係るインクカートリッジ及びインクカートリッジ着脱機は、周知のインクジェット印刷装置に適用されている。
ここでは、インクジェット印刷装置内に設けたジョイント部に、インクカートリッジ内に設けたソケット部を着脱自在に嵌合させて、インクカートリッジのインク収納容器内に収納されたインクをソケット部からジョイント部を経由してインクジェット印刷装置側に供給できるように構成している。
また、本発明に係るインクカートリッジ及びインクカートリッジ着脱機では、とくに、ジョイント部のジョイント本体の中心部位に挿入軸をソケット部に対して前後方向に移動可能に設け、且つ、ソケット部のソケット本体内に中栓を前後方向に移動可能に設けて、挿入軸の中栓への押圧動作により中栓をロック及びロック解除できるように構成している。
ここで、本発明に係るインクカートリッジ及びインクカートリッジ着脱機構を説明する前に、図1を用いて本発明に係るインクカートリッジ及びインクカートリッジ着脱機構が適用されるインクジェット印刷装置について簡略に説明する。
図1は本発明に係るインクカートリッジ及びインクカートリッジ着脱機構が適用されるインクジェット印刷装置の概略構成を示している。
図1に示す如く、インクジェット印刷装置(以下、単に印刷装置と記す)10では、本発明に係るインクカートリッジ着脱機構M/DeM(Mount/DeMmount)の一部を構成するカートリッジ取付機構部20が、この印刷装置10の上方部位に設置されている。
そして、印刷装置10内に設けたカートリッジ取付機構部20のホルダー21に支持されたジョイント部30に、本発明に係るインクカートリッジ40内に設けたソケット部50が着脱自在に接続されている。
上記から、本発明に係るインクカートリッジ着脱機構M/DeMは、印刷装置10内に設けたジョイント部30と、このジョイント部30に対して着脱自在に嵌合されるインクカートリッジ40内に設けたソケット部50とから構成されている。
そして、ジョイント部30にソケット部50を嵌合させたときに、インクカートリッジ40内のインクIKが印刷装置10側に供給されるようになっている。
この際、カートリッジ取付機構部20のホルダー21は、前板21aの下方に連接してカートリッジ載置台21bが一体的に形成されており、このカートリッジ載置台21b上にインクカートリッジ40が印刷装置10に向かってインクIKが流れるように約2°程度傾斜して搭載されている。
また、後述するように、カートリッジ取付機構部20にインクカートリッジ40が連結された後に、ホルダー21の前板21aに支持されたジョイント部30のジョイント本体31が印刷装置10内に設けたジョイント本体駆動機構部11によってインクカートリッジ40内のソケット部50に対して前後方向に直線移動可能になっている。
更に、ジョイント本体31内の中心部位に設けた挿入軸32が印刷装置10内に設けた挿入軸駆動機構部12によってジョイント本体31とは独立してインクカートリッジ40内のソケット部50に対して前後方向に直線移動可能になっている。
一方、本発明に係るインクカートリッジ40は、直方形状の外箱41内にソケット部50がこの外箱41の前面41a側に向かって配設されていると共に、ソケット部50の後端に油性を有するインクIKを収納したインク収納容器60が取り付けられている。
また、外箱41にはICタグ42が取り付けられ、且つ、このICタグ42と対向してICタグ受信機13が印刷装置10内に設置されており、ICタグ受信機13によってICタグ42内に格納されたインクIKの色情報などを無線で受信できるようになっている。
この印刷装置10では、例えば、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)など多色のインクIKを各色ごとに収納した複数のインクカートリッジ40が装着されているが、ここでは一つのインクカートリッジ40に対して図示して以下説明する。
上記したインクカートリッジ40からのインクIKは、ソケット部50から印刷装置10内のジョイント部30を経由してインク補給経路IHRを通して電磁開閉弁14の開閉操作によりインクタンク15に充填されている。
また、インクタンク15には、充填されたインクIKの量を測定する液面センサSが設けられており、この液面センサSの検出結果に応じて電磁開閉弁14の開閉が後述する制御部19を介して制御されている。
尚、インクカートリッジ40からインクタンク15へのインクIKの供給は、高所に配置されたインクカートリッジ40と、その低所に設置されたインクタンク15との圧力差により行われている。
この後、インクタンク15に充填されたインクIKは、インク供給経路IKRを通じてインク分配器17に送られて、このインク分配器17で複数のインクジェットヘッド18に分配される。そして、複数のインクジェットヘッド18からインクIKを用紙Pに向けて吐出させることで用紙P上に画像や文字を印刷できるように構成されている。
更に、印刷装置10内の適宜な場所にこの装置全体を制御する制御部19が設置されている。
ここで、本発明に係るインクカートリッジ40及びインクカートリッジ着脱機構M/DeMの構成について図2〜図3を用いて説明する。
図2は本発明に係るインクカートリッジの外観形状を斜視的に示している。また、図3(a),(b)は印刷装置内のカートリッジ取付機構部に本発明に係るインクカートリッジを連結させる状態を示している。
(インクカートリッジ40)
まず、図2に示す如く、本発明に係るインクカートリッジ40は、紙材などを用いて外箱41が垂直方向の縦寸法と水平方向の横寸法との比を1:2程度に設定して箱状に形成されている。
また、外箱41の前面41a側には、連結部材43が樹脂材又は金属材などの剛性を有する板材を用いて外箱41に一体的に取り付けられている。
上記した連結部材43は、インクカートリッジ40を印刷装置10(図1)と連結させる機能と、インクカートリッジ40内でソケット部50を連結する機能とを備えている。
そして、連結部材43の外側中央上下部位には、印刷装置10(図1)のカートリッジ取付機構部20に連結されるロック用凹部43a,43bが形成されている。
更に、連結部材43の外側上部でロック用凹部43aの両側には、一対の凸部43c,43cが突出形成されており、これら一対の凸部43c,43cはホルダー21の前板21aの上方部位に取り付けられたカートリッジ取付センサ24{図3(a)}に検知されるようになっている。
また、連結部材43は、中央部位に丸孔43dが貫通して形成され、この丸孔43d内にソケット部50を臨ませており、且つ、後述するソケット部50のソケット本体51に形成したインク供給口51eを印刷装置10(図1)側に向けて露出させている。
上記したインク供給口51eは、例えば直径がφ3mm程度に大径に開口されており、且つ、大径に形成したインク供給口51eから大量のインクIK(図1)が印刷装置10側に供給できるように構成されている。
そして、本発明に係るインクカートリッジ40は、ソケット部50が印刷装置10内のジョイント部30(図1)と対向して配設されていると共に、ソケット部50のソケット本体51の後方部位にフィルム材を用いて袋状に形成したインク収納容器60{図3(b)}が熱溶着により取り付けられている。従って、ソケット部50はインク収納容器60の一端となる前端に設けられている。
(カートリッジ取付機構部20)
次に、図3(a),(b)に示す如く、本発明に係るインクカートリッジ40を印刷装置10(図1)内のカートリッジ取付機構部20に接続するときに、カートリッジ取付機構部20は、樹脂材を用いて基台となるホルダー21が、略垂直な前板21aと、前板21aの下方に連接して横設したカートリッジ載置台21bと、前板21aの左右に連接して垂設した左右一対の側板(21c…図示せず),21dとで剛性を有する枠体に一体的に形成されている。
上記したホルダー21の前板21aの中心部位には、ガイド溝付き貫通孔21e1を有する円環部21eがインクカートリッジ40側とは反対側となる後方側に向かって突出形成されている。
そして、ホルダー21の円環部21eのガイド溝付き貫通孔21e1内には、ジョイント部30のジョイント本体31に形成した第1,第2外周側円筒部31a,31bが前後方向にスライド可能に嵌合して支持されている。
この際、ホルダー21の円環部21eの後端には、ジョイント本体31が円環部21eのガイド溝付き貫通孔21e1内から抜け出るのを規制するストッパ21fが一体的に設けられている。このストッパ21fには、後述するジョイント本体31に形成した外周側凸部31cが接離するようになっている。
また、ホルダー21のカートリッジ載置台21bは、底面21b1が水平に形成されており、この底面21b1の上方に傾斜面21b2が前板21a側に向かって高さが低くなるように約2°程度傾斜して形成されている。
そして、カートリッジ載置台21bの傾斜面21b2上にインクカートリッジ40を搭載したときに、インクカートリッジ40内のインクIKがジョイント部30側に向かって流れるようになっている。
更に、ホルダー21の上下には、板バネ材の一端にローラ22a,23aをそれぞれ取り付けて弾性変位するロック部材22,23が設けられている。そして、これらのロック部材22,23と対向して、インクカートリッジ40の外箱41の前面41a側に設けた連結部材43の上下にロック用凹部43a,43bが形成されている。
そして、インクカートリッジ40を手動によりカートリッジ取付機構部20のホルダー21側に押し込んで接続している。このときに、ホルダー21の上下に設けたロック部材22,23のローラ22a,23aが、インクカートリッジ40に設けた連結部材43のロック用凹部43a,43b内に嵌め込まれるので、ホルダー21にインクカートリッジ40が連結される。更に、ホルダー21の上方部位に取り付けたカートリッジ取付センサ24と連結部材43の凸部43c(図2)とでインクカートリッジ40の連結状態を検知している。
一方、インクカートリッジ40を手動によりホルダー21側から引き抜くと、ホルダー21側への連結が解除されるようになっている。
更に、後述の動作で説明するように、インクカートリッジ40をカートリッジ取付機構部20のホルダー21側に押し込んでインクカートリッジ40がホルダー21側に連結されたときに、ジョイント部30とソケット部50は僅かな間隔を隔てて対向している。
そして、連結後にジョイント部30のジョイント本体31が、印刷装置10(図1)内に設けたジョイント本体駆動機構部11によってインクカートリッジ40内のソケット部50に対して前後方向に直線移動可能になっている。
更に、連結後にジョイント本体31内の中心部位に設けた挿入軸32が印刷装置10(図1)内に設けた挿入軸駆動機構部12によってソケット部50に対して前後方向に直線移動可能になっている。
これにより、インクカートリッジ40がホルダー21側に連結されている場合においてのみ、ジョイント部30とソケット部50とが嵌合される。
この理由は、先に図1を用いて説明したように、インクカートリッジ40の外箱41に取り付けたICタグ42から出力されるインクIKの色情報をICタグ受信機13で受信してインクカートリッジ40のインクIKの色が正しいことを確認した後に、ジョイント部30をソケット部50に嵌合させる必要があるためである。
この際、プラグ状に構成したジョイント部30を雄型プラグ部と呼称し、一方、ソケット状に構成したソケット部50を雌型ソケット部と呼称した場合に、雄型プラグ部(30)と雌型ソケット部(50)とが雄雌嵌合されることになる。
ここで、実施形態の要部を構成する印刷装置10内のジョイント部30と、インクカートリッジ40内のソケット部50とについて、図4(a)〜(d)及び図5(a),(b)を用いて説明する。
図4(a)〜(d)は印刷装置内のジョイント部と、このジョイント部に嵌合されるインクカートリッジ内のソケット部とを拡大して示している。また、図5(a),(b)は中栓ロック/ロック解除手段を示している。
(ジョイント部30)
図4(a)に示す如く、印刷装置10内に設けたジョイント部30は、ジョイント本体31の先端外周部位に取り付けたキャップ37側が後述するインクカートリッジ40内に設けたソケット部50への嵌合側として構成されている。
そして、ジョイント部30の基体となるジョイント本体31は、樹脂材を用いて一体的に形成されている。
上記したジョイント本体31は、インクカートリッジ40内のソケット部50と対向する先端部位に第1外周側円筒部31aがキャップ37を取り付けできる径及び長さに形成されている。また、第1外周側円筒部31aの後方に連接して第2外周側円筒部31bが第1外周側円筒部31aよりも大径で且つキャップ37の外径と略同径で長尺に形成されている。
また、ジョイント本体31は、長尺な第2外周側円筒部31bの中間部位に外周側凸部31cが短尺に突出形成されていると共に、第2外周側円筒部31bの後端にフランジ部31dが図3(a)に示すように上下左右に対して長方形状に形成されている。
この際、ジョイント本体31の第1,第2外周側円筒部31a,31bは、先の図3(b)で示したように、ジョイント本体駆動機構部11の駆動によりホルダー21の円環部21eのガイド溝付き貫通孔21e1内を前後方向に移動するときに、第2外周側円筒部31bの中間部位に形成した外周側凸部31cによって回り止めとストッパとが図られている。
そして、ジョイント部30がソケット部50から離間している初期時に、ジョイント本体31はジョイント本体駆動機構部11よって初期位置に保たれている。
図4(a)に戻り、ジョイント本体31の先端側の内周部位には、先端側円形凹部31eが円形凹状に凹ませて形成されており、且つ、この先端側円形凹部31e内の中心部位に挿入軸孔31fが後方のフランジ部31d側に向かって軸線方向に貫通して形成されている。
また、ジョイント本体31の中心部位に形成した挿入軸孔31f内には、挿入軸32が印刷装置10(図1)内に設けた挿入軸駆動機構部12の駆動によってソケット部50に対して前後方向に直線移動可能に嵌合している。
上記した挿入軸32は、後述するソケット本体51のインク供給口51eと対向して、このインク供給口51eの孔径よりも細径に形成されている。
また、挿入軸32の先端には、図4(b)に拡大して示す如く、先端尖鋭部32aが円錐状に形成されており、この先端尖鋭部32aはソケット本体51のインク供給口51eから進入した後に後述するソケット本体51内に収納された中栓53に形成した円錐孔53a1に対して接離自在で押圧し易い形状になっている。
そして、挿入軸32は、ジョイント部30とソケット部50とが嵌合した状態で、後述の動作で説明するように、中栓53をソケット本体51内の後方に向かって押圧するために先端尖鋭部32aがキャップ37よりも内側のOリング36の位置まで前方に突出した押圧位置と、ソケット本体51のインク供給口51eよりも外方に退避してジョイント本体31内で押圧位置よりも後方に後退した退避位置との間を進退可能に設けられている。
また、ジョイント本体31内で挿入軸32の後方下方には、ソケット本体51から供給されたインクIKを流入させるインク流入経路31gがフランジ部31dまで連通して形成されている。
上記から、ジョイント本体31の先端側円形凹部31eの内周面と、細径の挿入軸32の外周面との間には、円環状(リング状)の空間が形成されている。
更に、ジョイント本体31の先端側円形凹部31e内で環状(リング状)の空間内には、この後方側から先端側に向かって圧縮バネ33と、挿入軸32に沿って前後方向にスライド可能に設けられたインク流出防止部材34と、Oリング押さえ部材35と、Oリング36とが挿入軸32を通り抜けて収納されている。
これらの各部材33〜36は、インクカートリッジ40から供給されるインクIKをジョイント本体31のインク流入経路31gに向けて流入させることができるように形成されている。
具体的には、挿入軸32に沿ってスライド可能なインク流出防止部材34は、ジョイント本体31の先端側円形凹部31eの内径と略同径に円板部34aが形成され、且つ、この円板部34aの外周部位に複数のインク流入孔34bが貫通して形成されていると共に、円板部34aの前側に3箇所の突起34cが円周方向に120°間隔でソケット本体51のインク供給口51e側に向かって突出形成されている。
また、ジョイント部30とソケット部50とが嵌合した際に、上記したインク流出防止部材34は、ソケット本体51のインク供給口51eを形成する外面と対向しており、且つ、3箇所の突起34cがインク供給口51eを形成する外面と接触する一方、3箇所の突起34c以外の部分は接触しないようになっている。
そして、ジョイント部30とソケット部50の嵌合時に、3箇所の突起34c以外の部分と、インク供給口51eを形成する外面との間に形成された隙間にソケット本体51のインク供給口51eからのインクIKが流入し、このインクIKがインク流出防止部材34の円板部34aに形成した複数のインク流入孔34bを通り抜けて、最終的にインク流入経路31gへと流れることになる。
従って、インク流出防止部材34は、複数のインク流入孔34bを通ってこのインク流出防止部材34の後側に浸入したインクIがソケット本体51側に流出するのを防止する機能を備えている。
更に、ジョイント本体31の第1外周側円筒部31aに、大径丸孔37aを中心部に形成したキャップ37が取り付けられている。
これにより、ジョイント部30がソケット部50から離間している初期時には、ジョイント本体31の先端側円形凹部31e内に収納した圧縮バネ33の付勢力でインク流出防止部材34,Oリング押さえ部材35,Oリング36がキャップ37側に押圧されて、各部材33〜36がキャップ37によって閉じられている。
この初期時に、挿入軸32は、この先端尖鋭部32aがOリング36の位置に至るように挿入軸駆動機構部12によって初期位置(=押圧位置)を保たれている。
また、ジョイント本体31の先端側円形凹部31e内及びキャップ37の大径丸孔37a内には、下記するソケット部50のソケット本体51のインク供給口51e側が進退可能になっている。
(ソケット部50)
図4(c)に示す如く、インクカートリッジ40内に設けたソケット部50は、ソケット本体51の先端側に形成した内周側円筒部51f及び先端側円環状凹部51af側が印刷装置10内に設けたジョイント部30への被嵌合側として構成されている。
そして、ソケット部50の基体となるソケット本体51も、ジョイント本体31と同様に、樹脂材を用いて一体的に形成されている。
上記したソケット本体51は、ジョイント部30のジョイント本体31と対向する先端部位に外周側大径円筒部51aがジョイント本体31の第1,第2外周側円筒部31a,31bよりも大径でこの第1,第2外周側円筒部31a,31bの先端部位を収納できる長さに形成されている。
また、ソケット本体51は、外周側大径円筒部51aの後方に連接して外周側円形凸部51bが外周側大径円筒部51aよりも大径で短尺に形成され、且つ、外周側円形凸部51bの後方に連接して外周側テーパ状爪部51cが後端側に向かって徐々に外径が細くなるように短尺に形成されている。
更に、ソケット本体51は、外周側テーパ状爪部51cの後方に連接して外周側小径円筒部51dがインク収納容器60の前面60aの近傍まで形成されている。
また、ソケット本体51は、先端面にインク供給口51eを挿入軸32の径よりも大径に開口した内周側円筒部51fがキャップ37の大径丸孔37a内及びジョイント本体31の先端側円形凹部31e内に進退できるように形成されている。
そして、このインク供給口51e内にジョイント本体31の中心部位に設けた挿入軸32が進退可能になっていると共に、外周側大径円筒部51aの内周面と内周側円筒部51fの外周面との間には円環状(リング状)の空間を有する先端側円環状凹部51afが先端側に凹状に形成されている。
更に、ソケット本体51のインク供給口51eの後方からソケット本体51の後端に向かって第1円形凹部51g,テーパ状凹部51h,第2円形凹部51iがこの順で内径が大きくなるように階段状に形成されている。
また、ソケット本体51の第1円形凹部51g,テーパ状凹部51h,第2円形凹部51i内には、中栓53が後述するロック解除位置とロック位置との間を移動可能に収納されている。
上記した中栓53は、ソケット本体51のインク供給口51eと対向する第1円筒部53aと、この第1円筒部53aの後方に連接して第1円筒部53aよりも大径な第2円筒部53bと、この第2円筒部53bの後方に連接して第2円筒部53bよりも大径な円形凸部53cと、この円形凸部53cの後方に連接して小径で長尺な細径軸部53dとが一体形成されている。
そして、中栓53の第1円筒部53aの先端面中心部位には、図4(d)に拡大して示す如く、円錐孔53a1が有底孔として形成されており、この円錐孔53a1にソケット本体51のインク供給口51eから挿入された挿入軸32の先端尖鋭部32aが接離自在に当接している。そして、挿入軸32の先端尖鋭部32aで中栓53を後方に向かって押圧するようになっている。
また、中栓53の細径軸部53dの長手方向の中間部位外周に、図5(a)にも示したように、中栓53をロックしたり、ロック解除する中栓ロック/ロック解除手段L/UnL(Lock/UnLock)の一部となるピン53eが圧入などにより低い高さで突出して固着されている。
また、中栓53の第1,第2円筒部53a,53b側からOリング54を嵌め込んでこのOリング54を円形凸部53cの前面に当接させている。
また、中栓53の細径軸部53dに圧縮バネ55を挿入した後にこの圧縮バネ55の一端を円形凸部53cの後面53cに当接させ、且つ、圧縮バネ55の他端をソケット本体51の第2円形凹部51i内とインク収納容器60の前面60aとの間に固定支持した軸受け部材56のフランジ部56cの前面に当接させて、細径軸部53dを軸受け部材56の軸孔56aに嵌合させている。
従って、中栓53は、インク収納容器60側からの付勢力により前方に移動して、ソケット本体51のインク供給口51へのインク経路を封止することが可能になっている。
更に、中栓53は、細径軸部53dの長手方向の中間部位外周に固着させたピン53eを軸受け部材56の軸孔56aの内面に形成したノックカム部56bに係合させている。
上記した軸受け部材56の軸孔56aの内面に形成したノックカム部56bも、中栓ロック/ロック解除手段L/UnLの一部となっている。
このノックカム部56bは、図5(b)に軸孔56aの内面を360°に亘って平面的に展開して拡大して図示した如く、軸受け部材56の軸孔56aの内面の円周に沿って例えば120°間隔で3ヶ所連接して繰り返し形成されており、ここでは3ヶ所のうち1ヶ所について説明する。
図5(b)に示したノックカム部56bは、中栓53の細径軸部53dに固着させたピン53eをロック解除位置UnL−Pに位置させるために中栓53の挿入側が開口されて下方に向いながら左右間が溝状の第1縦カム溝56b1と、この第1縦カム溝56b1の左右の下端に連接して右下りに傾斜した右下り傾斜カム溝56b2と、この右下り傾斜カム溝56b2の左右の下端に連接して下方に向う第2縦カム溝56b3とがこの順で形成されている。
また、第2縦カム溝56b3の左下端に連接して左上がりに傾斜した第1左上がり傾斜カム56b4と、この第1左上がり傾斜カム56b4の上端に連接して水平左方に向かう水平カム56b5と、この水平カム56b5の左端に連接して下方に向かう縦カム56b6と、この縦カム56b6の下端に連接して左上がりに傾斜した第2左上がり傾斜カム56b7とがこの順で中栓53の挿入側に形成されている。
そして、水平カム56b5と縦カム56b6とで囲まれた領域が、中栓53の細径軸部53dに固着させたピン53eをロックして保持するロック位置L−Pとなっていると共に、第2左上がり傾斜カム56b7の左端が隣の第2縦カム溝56b3の右下端に連接している。
更に、第2縦カム溝56b3の左右の下端と、第1左上がり傾斜カム56b4と、水平カム56b5と、縦カム56b6の下端と、第2左上がり傾斜カム56b7とに対して間隔を隔てて対向して鋸歯カム56b8が下方のインク収納容器60側に形成されており、上記した間隔の領域が溝状に形成されている。
この際、鋸歯カム56b8は、ロック位置L−Pにロックされている中栓53のロックを解除する時にピン53eがロック位置L−Pから下方に移動する位置を規制している。
そして、中栓53の細径軸部53dに固着させたピン53eは、中栓53が圧縮バネ55の付勢力で前方に移動しているときに、ノックカム部56bのうちで第1縦カム溝56b1内に当初から進入しており、この第1縦カム溝56b1内で中栓53の挿入側に設定されたロック解除位置UnL−Pで待機している。
この後、ピン53eを、固定された軸受け部材56の軸孔56a内で点線で示したようにノックカム部56bに沿って移動させるときに、中栓53が回転しながら前後方向に移動するようになっている。そして、ピン53eがロックされるロック位置L−Pは、ロック解除位置UnL−Pよりも奥方のインク収納容器60側に設定されている。
図4(c)に戻り、軸受け部材56は、中栓53が挿入される側に圧縮バネ55を当接するためのフランジ部56cが形成されている。
そして、インクカートリッジ40の未使用時に、中栓53が圧縮バネ55の付勢力によりソケット本体51のインク供給口51e側に移動している。
このときに、中栓53の第2円筒部53bに嵌め込んだOリング54が中栓53の円形凸部53cとソケット本体51のテーパ状凹部51hとに当接しているので、第2円形凹部51i内に形成されているインク流出経路51jが閉じられるために、インク収納容器60内のインクIKがインク供給口51eに流れ出るのを防止されている。
また、ソケット本体51の後端外周部位は、インク収納容器60の前面60aに取り付けた容器支持筒体61がOリング62を介して嵌め込まれ、且つ、容器支持筒体61の先端側がソケット本体51の外周側テーパ状爪部51cに係合しているので、ソケット本体51とインク収納容器60との間でもインク漏れを防止している。
次に、上記のように構成した本発明に係るインクカートリッジ40及びインクカートリッジ着脱機構M/DeMの動作について、図1〜図7を併用して動作順に説明する。
図6(a)〜(d)は印刷装置内のジョイント部にインクカートリッジ内のソケット部を嵌合させる動作を順に示している。また、図7(a)〜(d)はインクカートリッジ内のソケット部から印刷装置内のジョイント部を引き抜く動作を順に示している。
尚、以下の動作説明において、ジョイント部30のジョイント本体31を前後方向に移動させるジョイント本体駆動機構部11と、挿入軸32を前後方向に移動させる挿入軸駆動機構部12は、それぞれ不図示のパルスモータによって各初期位置を基準としてパルス駆動されている。そして、ジョイント本体駆動機構部11及び挿入軸駆動機構部12の各初期位置からのパルス数を制御部19内の不図示のカウンタで計数することでジョイント本体31及び挿入軸32の各移動位置を制御している。
この際、ジョイント本体駆動機構部11及び挿入軸駆動機構部12の1パルス当たりの移動量は共に同じ値に設定されているものとする。
また、制御部19は、ジョイント本体31と挿入軸32とが一体となって前後方向に直線移動する第1の直線移動形態と、挿入軸32のみがジョイント本体31内を前後方向に直線移動する第2の直線移動形態とを取り得るようにジョイント本体駆動機構部11及び挿入軸駆動機構部12の各パルスモータ(図示せず)を制御しているものとする。
(ジョイント部30にソケット部50を嵌合させる動作)
まず、図6(a)は、インクカートリッジ40がカートリッジ取付機構部20に固定配置されたホルダー21に連結された直後で、このホルダー21に前後移動可能に支持されたジョイント部30がソケット部50に嵌合する前の初期状態を示している。
この際、ジョイント部30がソケット部50に嵌合する状態とは、ジョイント本体31の第1外周側円筒部31aに取り付けたキャップ37側がソケット本体51の先端側円環状凹部51af内に進入し、且つ、ジョイント本体31内に設けたOリング36がソケット本体51の内周先端側に形成した内周側円筒部51fに摺接した状態であるので、図6(a)の場合はOリング36が内周側円筒部51fから離間しているので嵌合前の初期状態である。
そして、インクカートリッジ40がホルダー21に連結されたときに、印刷装置10内に設けたICタグ受信機13でインクカートリッジ40の外箱41に取り付けたICタグ42からのインクIKの色情報を受信して、印刷装置10内に設けた制御部19でインクIKの色情報が対応する色のインクカートリッジ40を取り付けるホルダー21と一致しているか否かを判断しているので、インク色の色違いを先に検出できる。
また、印刷装置10のジョイント部30と、インクカートリッジ40のソケット部50とが僅かな間隔を隔てて対向している。
即ち、ジョイント部30側では、ジョイント本体31をソケット本体51側に移動させるジョイント本体駆動機構部11が初期位置で停止して待機状態に至っている。
また、ジョイント本体31の先端側円形凹部31e内では、圧縮バネ33の付勢力でインク流出防止部材34,Oリング押さえ部材35,Oリング36がキャップ37側に押圧されている。
また、ジョイント本体31の挿入軸孔31f内に嵌合した挿入軸32は、中栓53をソケット本体51内の後方に向かって押圧するために先端尖鋭部32aがキャップ37よりも内側のOリング36の位置まで突出している押圧位置に位置しており、挿入軸孔31fの押圧位置に対応して挿入軸駆動機構部12が初期位置で停止して待機状態に至っている。
一方、ソケット部50側では、ソケット本体51の第1円形凹部51g,テーパ状凹部51h,第2円形凹部51i内において、Oリング54を嵌め込んだ中栓53が圧縮バネ55の付勢力により前方のインク供給口51e側に移動してソケット本体51のインク供給口51eを塞いでいる。
また、中栓53の細径軸部53dが軸受け部材56の軸孔56a内に嵌合し、且つ、中栓53が圧縮バネ55の付勢力でソケット本体51内の前方に移動している初期時に、中栓53の細径軸部53dに固着させたピン53eは、図5(b)に示した軸受け部材56の軸孔56aの内面に形成したノックカム部56bのうちで第1縦カム溝56b1内に設定されたロック解除位置UnL−Pで停止している。従って、中栓53はソケット本体51内のロック解除位置UnL−Pで待機している。
次に、図6(b)は、ジョイント本体31内で押圧位置に位置している挿入軸32でソケット本体51内の中栓53を後方に押し込む直前の状態を示している。
ここでは、ジョイント本体駆動機構部11及び挿入軸駆動機構部12の各パルスモータ(図示せず)を初期位置から同時に正転させて、ジョイント本体31と挿入軸32とを一体にソケット部50に向かって前方に移動させる。そして、ジョイント本体31の先端部位に取り付けたキャップ37側が、ソケット本体51の先端側に形成した先端側円環状凹部51af内に進入する。
これに伴って、ソケット本体51のインク供給口51e側がジョイント本体31内のキャップ37,Oリング36及びOリング押さえ部材35に順に入り込むので、ジョイント本体31内の圧縮バネ33の付勢力によりインク流出防止部材34に形成した3箇所の突起34c(図4)がソケット本体51のインク供給口51eを形成する外面と接触する。
これと同時に、ジョイント本体31内で押圧位置に位置している挿入軸32の先端尖鋭部32aが、ソケット本体51のインク供給口51eから進入して第1円形凹部51g内の前方に移動している中栓53の第1円筒部53aに形成した円錐孔53a1に当接するが、中栓53はまだ後方に移動していない。従って、中栓53によってソケット本体51内のインクIKはシールドされていると共に、中栓53の細径軸部53dに固着させたピン53eは軸受け部材56の軸孔56a内でロック解除位置UnL−Pに位置したままの状態である。
次に、図6(c)は、ジョイント本体31内で押圧位置に位置している挿入軸32でソケット本体51内の中栓53を圧縮バネ55に抗して後方に押し込んだ状態を示している。
ここでは、ジョイント本体駆動機構部11及び挿入軸駆動機構部12の各パルスモータ(図示せず)を図6(b)の状態から継続して正転させ、ジョイント本体31と挿入軸32とを一体にソケット部50側に向かって更に移動させる。そして、ジョイント本体31の先端部位に取り付けたキャップ37側が、ソケット本体51の先端側に形成した先端側円環状凹部51af内の奥方まで進入する。
これに伴って、ソケット本体51のインク供給口51eを形成する外面でジョイント本体31内のインク流出防止部材34に形成した3箇所の突起34c(図4)を後方に押すので、ジョイント本体31内の圧縮バネ33が縮む。
また、ジョイント本体31内で押圧位置に位置している挿入軸32の先端尖鋭部32aがソケット本体51内に収納された中栓53の円錐孔53a1を圧縮バネ55に抗して押圧して、中栓53をインク供給口51eとは反対側の後方に向かって押し込むので、中栓53がソケット本体51内に設定された中栓押圧位置に至る。
この挿入軸32の押圧動作に伴って、中栓53の細径軸部53dに固着させたピン53eが、図5(b)に示した軸受け部材56の軸孔56aの内面に形成したノックカム部56bのうちで第1縦カム溝56b1,右下り傾斜カム溝56b2,第2縦カム溝56b3,第1左上がり傾斜カム56b4に沿いながら水平カム56b5と縦カム56b6とで囲まれたロック位置L−Pでロックされる。従って、ソケット本体51内に設定された中栓押圧位置に至った中栓53は、軸受け部材56の軸孔56aの内面に形成したノックカム部56b中のロック位置L−Pに保持されている.
また、中栓53の細径軸部53dに固着させたピン53eが軸受け部材56の軸孔56a内のロック位置L−Pにロックされると、ソケット本体51の第1円形凹部51g,テーパ状凹部51h,第2円形凹部51i内にインク流出経路51jが形成される。
更に、ソケット本体51の内周側円筒部51fは、ジョイント本体31内に収納されたOリング36の内周面に当接しているので、ジョイント本体31内でのインク漏れを防止できる。
次に、図6(d)は、中栓53がソケット本体51内にロックされたときに、挿入軸32をソケット本体51のインク供給口51eから退避させる状態を示している。
ここで、中栓53の細径軸部53dに固着させたピン53eが軸受け部材56の軸孔56a内のロック位置L−Pにロックされたときに、ジョイント本体駆動機構部11のパルスモータ(図示せず)が停止し、ジョイント本体31は図6(c)に示した状態を保持される。
一方、中栓53がソケット本体51内でロックされた直後に、挿入軸駆動機構部12のパルスモータ(図示せず)のみを逆転させ、挿入軸32をソケット本体51のインク供給口51eよりも外方の退避位置に移動させている。
このときに、挿入軸32の退避位置は、ジョイント本体31内でキャップ37の内側のOリング36よりも後方に後退したインク流出防止部材34の位置である。
この際、挿入軸32がソケット本体51のインク供給口51eよりも外方の退避位置に退避しても、中栓53は中栓ロック手段(L)によりロック状態を維持されている。
これにより、ソケット部50側のインクIKをジョイント部30側に供給する際に、ソケット本体51のインク供給口51eは挿入軸32に邪魔されることがなくなり、ソケット本体51内のインクIKはインク供給口51eからジョイント本体31内に大量入り込むことができる。
この後、ジョイント本体31内に入り込んだインクIKは、ジョイント本体31内に形成したインク流入経路31gを通って印刷装置10側に供給される。
上記から、印刷装置10及びインクカートリッジ40を大型化することなく、インク供給時間を短縮することが可能になり、印刷装置内で大量の用紙Pに画像情報を高速に印刷することが可能となる。
(ソケット部50からジョイント部30を引き抜く動作)
インクカートリッジ40内のソケット部50から印刷装置10内のジョイント部30を引き抜く場合には、図7(a)〜(d)に示した動作を行えば良いものであるが、ここでは中栓53のロックを解除した直後に挿入軸32をソケット本体51のインク供給口51eよりも外方の退避位置に移動させている。
まず、図7(a)に示した状態は、ソケット本体51のインク供給口51eよりも外方でジョイント本体31内の退避位置に退避している挿入軸32を、インク供給口51eに向けて再度移動させて、ソケット本体51内にロックされている中栓53を再度押圧する状態を示している。
即ち、ジョイント部30のジョイント本体31の先端に取り付けたキャップ37側がソケット本体51の先端側円環状凹部51af内の奥方まで進入したまま、ジョイント本体駆動機構部11が停止している。また、ソケット本体51内の中栓53は、この内部に設定された中栓押圧位置に至っており、且つ、中栓53の細径軸部53dに固着させたピン53eが軸受け部材56の軸孔56aの内面に形成したノックカム部56b中のロック位置L−Pにロックされている。
従って、ジョイント部30及びソケット部50は、先に図6(d)で説明したと同様の状態を維持している。
ここで、挿入軸32が図6(d)に示したようにソケット本体51のインク供給口51eよりも外方の退避位置に退避している状態から挿入軸駆動機構部12のパルスモータ(図示せず)を再度正転させると、挿入軸32がインク供給口51eに向かってジョイント本体31内の押圧位置に再度移動する。
そして、ジョイント本体31内の押圧位置に再度移動した挿入軸32の先端尖鋭部32aがソケット本体51のインク供給口51eを通ってロックされている中栓53の円錐孔53a1を再度押圧する。
この挿入軸32の再度の押圧動作に伴って、中栓53の細径軸部53dに固着させたピン53eが、図5(b)に示した軸受け部材56の軸孔56aの内面に形成したノックカム部56bのうちで水平カム56b5と縦カム56b6とで囲まれたロック位置L−Pから下方に向かって下降する。
次に、図7(b)に示した状態は、挿入軸32の再度の押圧動作によりソケット本体51内の中栓53をロック解除するが、ジョイント部30のジョイント本体31の先端に取り付けたキャップ37側は図7(a)に示した状態と同様にソケット本体51の先端側円環状凹部51af内の奥方に位置したままである。
ここで、挿入軸32により中栓53が再度押圧された後に、挿入軸駆動機構部12内のパルスモータ(図示せず)のみを逆転させ、挿入軸32のみをジョイント本体31内の退避位置方向に移動するも、挿入軸32の先端尖鋭部32aは中栓53の円錐孔53a1にまだ当接している。
そして、挿入軸32の退避位置方向への移動に追従して、Oリング54を嵌め込んだ中栓53は圧縮バネ55の付勢力によりソケット本体51内の前方に移動してインク供給口51eを塞ぐのでインク流出経路51jは封止される。
また、中栓53の前方への移動に伴って、中栓53の細径軸部53dに固着させたピン53eが、図5(b)に示した軸受け部材56の軸孔56aの内面に形成したノックカム部56bのうちで鋸歯カム56b8まで下降した後に、この鋸歯カム56b8に沿って回転しながら上昇し、左上がり傾斜カム56b7を経て隣の第2縦カム溝56b3,右下り傾斜カム溝56b2,第1縦カム溝56b1へと上昇して、隣の第1縦カム溝56b1内のロック解除位置UnL−Pに至る。
従って、中栓53はロックした状態で挿入軸32より再度押圧されることで、中栓53のロック状態を解除されてロック解除位置UnL−Pに至る。
このとき、挿入軸32の先端尖鋭部32aは、圧縮バネ55の付勢力により中栓53の円錐孔53a1の底部に当接したままである。
次に、図7(c)に示した状態は、中栓53がロック解除された直後に挿入軸32をソケット本体51のインク供給口51eから退避させるが、ジョイント部30のジョイント体31の先端に取り付けたキャップ37側は図7(a),(b)に示した状態と同様にソケット本体51の先端側円環状凹部51af内の奥方に位置したままである。
ここでは、ソケット本体51内で中栓53がロック解除されてソケット本体51内の前方に既に移動済みであるので、ソケット本体51のインク供給口51eからソケット本体51内のインクIKは流出しないが、インク供給口51eの近傍にインクIKは残されている。
そこで、ソケット本体51内で中栓53がロック解除された直後に、挿入軸駆動機構部12のパルスモータ(図示せず)のみを図7(b)の状態から継続して逆転させ、挿入軸32をソケット本体51のインク供給口51eよりも外方の退避位置に移動させている。このとき、挿入軸32の先端尖鋭部32aはジョイント本体31内のインク流出防止部材34の位置まで後退して退避位置に至る。
これにより、ソケット本体51のインク供給口51eの近傍のインクIKは、挿入軸32と共にジョイント本体31内に移る。
次に、図7(d)に示した状態は、ジョイント部30とソケット部50との嵌合を解除した状態を示している。
即ち、挿入軸32をソケット本体51のインク供給口51eよりも外方の退避位置に移動させた後に、ジョイント本体駆動機構部11のパルスモータ(図示せず)を逆転させると、ジョイント部30のジョイント本体31の先端に取り付けキャップ37側がソケット本体51の先端側円環状凹部51af内から抜け出す。
そして、ジョイント本体31内に設けたOリング36がソケット本体51の内周先端側に形成した内周側円筒部51fから離間するので、ジョイント部30とソケット部50との嵌合が解除されて、ジョイント部30のソケット本体51側が先に図6(a)に示した初期状態に戻る。
これに伴って、ジョイント部30の挿入軸32を挿入軸駆動機構部12によりジョイント本体31内の初期位置(=押圧位置)まで移動させることで、挿入軸32も先に図6(a)に示した初期状態に戻る。
上記したように、ジョイント部30とソケト部50との嵌合を解除するにあたって、図7(b)から図7(c)を経て図7(d)の状態に遷移させる際に、ジョイント本体31内の容積が徐々に増加するが、本発明ではジョイント本体31と挿入軸32とが別体に形成されているために、ソケット本体51のインク挿入口51eが中栓53により完全に封止された後にジョイント本体31及び挿入軸32をそれぞれ独立してソケット本体51側から引き抜くことができる。これにより、ソケット本体51のインク供給口51eからソケット本体51内のインクIKは流出しない。
上記に対して、先に背景技術で説明したように特許文献1に記載されたインクカートリッジの着脱機構では、ジョイント本体と挿入軸とが一体に形成されているために、ジョイント本体と挿入軸とを一体にソケット本体側から引き抜く動作に伴って、ソケット本体内の中栓がインク供給口を封止する方向に徐々に移動するために、インク供給口が中栓で完全に封止される前にジョイン本体内の容積が徐々に増える際に生じる負圧で、ソケット本体側のインクが流出する危険性があるが、本発明では上述したようにソケット本体51側のインクIKが流出する危険性は生じない。
この際、ソケット本体51のインク供給口51eの近傍のインクIKは、図7(c)で説明したように、挿入軸32のインク供給口51eからの退避によりジョイント本体31内に移っているので、ジョイント部30とソケット部50との間で垂れそうになるインク量を最小限に抑えることができるために、ジョイント部30とソケット部50との嵌合を解除した際に生じるインク供給口51eからのインクIKの垂れを抑止することができる。
これにより、インクカートリッジ40を印刷装置10から取り外しても、安心してインクカートリッジ40を持ち運ぶことが可能になる。
以上詳述した本発明に係るインクカートリッジ40及びインクカートリッジ着脱機構M/DeMでは、ソケット部50をジョイント部30に嵌合したり、引き抜くときに、ジョイント部30のジョイント本体31をジョイント本体駆動機構部11でソケット部50に対して前後方向に移動させた例について説明した。
しかしながら、上記した例に限ることなく、ジョイント部30のジョイント本体31を印刷装置10内のホルダー21内に固定設置し、この固定設置したジョイント本体31に対してインクカートリッジ40のソケット部50のソケット本体51を手動にて着脱させるように構成しても良い。
この場合には、ジョイント本体駆動機構部11は必要がなくなるが、挿入軸駆動機構部12は必要であり、この挿入軸駆動機構部12によって先に図6(d)及び図7(c)で示した各状態時に挿入軸32をソケット本体51のインク供給口51eから退避させれば良い。
尚また、本発明の要部を構成する中栓ロック/ロック解除手段L/UnLは、挿入軸32の押圧によって移動する中栓53の細径軸部53dの中間部位に固着させたピン53eと、軸受け部材56の軸孔56aの内面に形成したノックカム部56bとで構成した例について説明した。
しかしながら、上記した例に限ることなく、中栓ロック/ロック解除手段L/UnLは、挿入軸32の押圧によって移動する中栓53をロック及びロック解除できればいかなる構造形態でも良い。
例えば、中栓ロック/ロック解除手段L/UnLの他例として、ここでの図示を省略するが、中栓をこの細径軸部の下端側に固着させたガイドキーで軸受け部材の軸孔内に形成したキー溝に沿って直線移動可能に設け、且つ、中栓の細径軸部の中間部位にピンを固着させた上で、中栓を付勢する圧縮バネと軸受け部材との間に回転カム体を設け、この回転カム体の軸孔の内面にノックカム部を形成して上記ピンを係合させることでも、中栓をロック及びロック解除できる。
10…印刷装置(インクジェット印刷装置)、
11…ジョイント本体駆動機構部、12…挿入軸駆動機構部、
13…ICタグ受信機、18…インクジェットヘッド、19…制御部、
20…カートリッジ取付機構部、
21…ホルダー、21a…前板、21b…カートリッジ載置台、
(21c),21d…側板、21e…円環部、21e1…ガイド溝付き貫通孔、
21f…ストッパ、22,23…ロック部材、
30…ジョイント部(雄型プラグ部)、
31…ジョイント本体、31a…第1外周側円筒部、31b…第2外周側円筒部、
31c…外周側凸部、31d…フランジ部、31e…先端側円形凹部、
31f…挿入軸孔、31g…インク流入経路、
32…挿入軸、32a…先端尖鋭部、
33…圧縮バネ、34…インク流出防止部材、35…Oリング押さえ部材、
36…Oリング、37…キャップ、37a…大径丸孔、
40…インクカートリッジ、
41…外箱、41a…前面、41b,41c…ロック用凹部、42…ICタグ、
43…連結部材、
50…ソケット部(雌型ソケット部)、
51…ソケット本体、51a…外周側大径円筒部、51b…外周側円形凸部、
51c…外周側テーパ状爪部、51d…外周側小径円筒部、
51e…インク供給口、51f…内周側円筒部、51af…先端側円環状凹部、
51g…第1円形凹部、51h…テーパ状凹部、
51i…第2円形凹部、51j…インク流出経路
53…中栓、53a…第1円筒部、53a1…円錐孔、
53b…第2円筒部、53c…円形凸部、53d…細径軸部、53e…ピン、
54…Oリング、55…圧縮バネ、
56…軸受け部材、56a…軸孔、56b…ノックカム部、
60…インク収納容器、60a…前面、61…容器支持筒体、62…Oリング、
L/UnL…中栓ロック/ロック解除手段、
L−P…ロック位置、UnL−P…ロック解除位置、
M/DeM…インクカートリッジ着脱機構、P…用紙。

Claims (4)

  1. 印刷装置側に設けられたジョイント本体の先端側凹部内に挿入軸と摺接部材とを有するジョイント部に着脱されるソケット部と、前記ソケット部の後端部位に取り付けられたインク収納容器とを備えたインクカートリッジであって、
    前記ソケット部は、
    前記ジョイント本体の前記先端側凹部と対応する側に形成されたインク供給部と、前記インク供給部の外周側に形成され、かつ前記ジョイント本体の前記先端側凹部内に侵入して前記摺接部材に摺接することで前記ジョイント部と嵌合する内周側円筒部とを有するソケット本体と、
    前記インク収納容器側からの付勢力により、前記インク供給部へのインク経路を封止するように前記ソケット本体内に収納された中栓と、
    前記ジョイント部と嵌合した状態で、前記付勢力に抗して前記中栓を押圧する押圧位置と、前記インク供給口よりも外方に退避する退避位置との間で進退可能に設けられた前記挿入軸が、前記押圧位置で前記中栓を押圧した状態で前記中栓をロックし、かつ前記中栓をロックした後に前記挿入軸が前記退避位置に退避することにより、前記インク供給部の開口部を全開させたまま前記中栓のロック状態を維持する中栓ロック手段と、
    を備えたことを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記中栓ロック手段は、前記中栓をロックした状態で該中栓が再度押圧されることで、前記中栓のロック状態を解除するように構成され、
    前記挿入軸を前記押圧位置に移動して前記中栓のロックを解除した後に、前記挿入軸を前記退避位置方向に移動させることで、前記中栓により前記インク経路を封止し、その後、前記挿入軸を前記退避位置に退避した後、前記ジョイント部と前記ソケット部との嵌合を解除させる
    ことを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
  3. 印刷装置内に設けたジョイント部に、インクカートリッジの先端側に設けたソケット部を着脱自在に嵌合して、前記ソケット部の後端側に取り付けたインク収納容器内のインクを前記ソケット部から前記ジョイント部を経由して前記印刷装置内に供給するインクカートリッジ着脱機構において、
    前記ジョイント部は、
    前記ソケット部と対向して設けられた先端側凹部を有するジョイント本体と、
    前記ジョイント本体の先端側凹部内に設けられた摺接部材と、
    前記ジョイント本体内で前方に突出して前記ソケット部側を押圧するための押圧位置と、この押圧位置よりも後方に後退した退避位置との間を進退可能に設けられた挿入軸と、を備え、
    前記ソケット部は、
    前記ジョイント本体の前記先端側凹部と対応する側に形成されたインク供給部と、前記インク供給部の外周側に形成され、かつ前記ジョイント本体の前記先端側凹部内に侵入して前記摺接部材に摺接することで前記ジョイント部と嵌合する内周側円筒部とを有するソケット本体と、
    前記ソケット本体内で前記インク収納容器側からの付勢力により前記インク供給口へのインク経路を封止するように収納されており、且つ、前記ジョイント本体と嵌合したときに、前記押圧位置に位置する前記挿入軸により前記付勢力に抗して押圧された位置で前記インク経路を連通させる中栓と、
    前記挿入軸により前記押圧位置で前記中栓を押圧した状態で前記中栓をロックし、かつ前記中栓をロックした後に前記挿入軸が前記インク供給口よりも外方の前記退避位置に退避することにより、前記インク供給部の開口部を全開させたまま前記中栓のロック状態を維持する中栓ロック手段と、
    を備えたことを特徴とするインクカートリッジ着脱機構。
  4. 前記中栓ロック手段は、前記中栓をロックした状態で該中栓が再度押圧されることで、前記中栓のロック状態を解除するように構成され、
    前記印刷装置から前記インクカートリッジを引き抜く前に、
    前記挿入軸を前記押圧位置に移動して前記中栓のロックを解除した後に、前記挿入軸を前記退避位置方向に移動させることで、前記中栓により前記インク経路を封止し、その後、前記挿入軸を前記退避位置に退避した後、前記ジョイント部と前記ソケット部との嵌合を解除させる
    ことを特徴とする請求項3記載のインクカートリッジ着脱機構。
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