JP5511323B2 - 補償光学装置、補償光学方法、撮像装置、撮像方法 - Google Patents

補償光学装置、補償光学方法、撮像装置、撮像方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5511323B2
JP5511323B2 JP2009262383A JP2009262383A JP5511323B2 JP 5511323 B2 JP5511323 B2 JP 5511323B2 JP 2009262383 A JP2009262383 A JP 2009262383A JP 2009262383 A JP2009262383 A JP 2009262383A JP 5511323 B2 JP5511323 B2 JP 5511323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aberration
light
eye
imaging
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009262383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011104125A5 (ja
JP2011104125A (ja
Inventor
宏治 野里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009262383A priority Critical patent/JP5511323B2/ja
Priority to EP10188819.6A priority patent/EP2322080B1/en
Priority to US12/945,447 priority patent/US9044174B2/en
Priority to CN201010547467XA priority patent/CN102058389B/zh
Publication of JP2011104125A publication Critical patent/JP2011104125A/ja
Publication of JP2011104125A5 publication Critical patent/JP2011104125A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5511323B2 publication Critical patent/JP5511323B2/ja
Priority to US14/673,793 priority patent/US10105050B2/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/12Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/0016Operational features thereof
    • A61B3/0025Operational features thereof characterised by electronic signal processing, e.g. eye models
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/1015Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for wavefront analysis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/102Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for optical coherence tomography [OCT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/113Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for determining or recording eye movement
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/14Arrangements specially adapted for eye photography
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/12Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes
    • A61B3/1225Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes using coherent radiation

Description

本発明は、補償光学装置、補償光学方法、撮像装置、撮像方法に関し、特に被検眼の収差を測定して補正する機能を有する補償光学装置に関する。
近年、眼科用の撮像装置として、眼底に2次元的にレーザ光を照射してその反射光を受光する、SLO(Scanning Laser Opthalmoscope:走査レーザー検眼鏡)や、低コヒーレンス光の干渉を利用したイメージング装置が開発されている。
この低コヒーレンス光の干渉を利用したイメージング装置は、OCT(Optical Coherence Tomography:光干渉断層装置あるいは光干渉断層法)と呼ばれ、特に、眼底あるいはその近傍の断層像を得る目的で用いられている。
OCTの種類としては、TD−OCT(Time Domain OCT:タイムドメイン法)や、SD−OCT(Spectral Domain OCT:スペクトラルドメイン法)等を含め、種々のものが開発されてきている。
特に、このような眼科用の撮像装置は、近年において、照射レーザの高NA化等によってさらなる高解像度化が進められている。
しかしながら、眼底を撮像する場合には、角膜や水晶体等の眼の光学組織を通して撮像をしなければならない。
高解像度化が進むに連れて、これら角膜や水晶体の収差の影響が撮像画像の画質に大きく影響するようになってきた。
そこで、眼の収差を測定し、その収差を補正する補償光学系であるAO(Adaptive Optics)を光学系に組み込んだ、AO−SLOやAO−OCTの研究が進められている。
例えば、非特許文献1に、AO−OCTの例が示されている。これらAO−SLOやAO−OCTは、一般的にはシャックハルトマン波面センサー方式によって眼の波面を測定する。
シャックハルトマン波面センサー方式とは、眼に測定光を入射し、その反射光をマイクロレンズアレイを通してCCDカメラに受光することによって波面を測定するものである。
測定した波面を補正するように可変形状ミラーや、空間位相変調器を駆動し、それらを通して眼底の撮像を行うことにより、AO−SLOやAO−OCTは高分解能な撮像が可能となる。
Y.Zhang et al,Optics Express,Vol.14,No.10,15May2006
上記した従来例の補償光学系を備えた画像取得装置においては、収差を補正するために眼の収差を測定し、その情報を元に収差を補正するという処理を繰り返し行い、フィードバック制御が行われる。
フィードバック制御を行うのは、補正デバイスに対する指示値と実際の補正量との間に誤差が生じることや、眼は涙液や屈折調節の状態によって収差が変動することに対応するためである。
収差の補正の制御を行う場合も一般的なフィードバック制御と同じであり、処理開始から適正な収差の補正状態に達するまでには一定の時間が必要となる。
特に、収差補正をするために用いられる波面センサーや波面補正デバイスの応答速度が遅いために、適切な補正状態になるまでに数秒〜数十秒かかってしまうこととなる。
また、OCTのような眼底を撮像する光断層画像撮像装置においては、眼の撮像を開始してから完了するまでに比較的長い時間かかってしまうため、撮像中に眼が一時的に横方向や縦方向に動くことが多い。
眼が動いた場合には所望の撮像位置ではないために、撮像しても無意味であることから、眼が元の位置に戻ってから撮像を再開することとなる。
一方で、眼が動くことによって測定光が通過する光路が変わってしまい、測定する収差も大きく変化する。
上記フィードバック制御による収差の補正は、変化した収差を補正するように制御を行うために、本来の補正状態から大きく異なる状態に変化してしまう。
そのため、従来のものにおいては、次に眼が所望の位置に戻った場合に、適正な補正状態に達するまでにさらに時間がかかってしまい、直ちに眼底画像の取得ができないという課題を有していた。
本発明は、上記課題に鑑み、撮像対象である被検査物の位置が変化した際に、適正な収差の補正量となるまでに必要とされるフィードバック制御による時間を低減させ、撮像することが可能となる補償光学装置、補償光学方法、撮像装置、撮像方法の提供を目的とする。
本発明は、つぎのように構成した補償光学装置、補償光学方法、撮像装置、撮像方法を提供するものである。



本発明の補償光学装置は、被検眼からの戻り光に基づいて、該被検眼により生じる収差を測定する収差測定手段と、
前記収差測定手段により測定した収差に応じて、前記被検眼により生じる収差を補正する収差補正手段と
記被検眼が所定の範囲外に移動した場合に、前記収差補正手段における補正特性を維持する制御手段と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の補償光学方法は、被検眼からの戻り光に基づいて、該被検眼により生じる収差を測定する工程と、
前記測定した収差に応じて、収差補正手段を用いて前記被検眼により生じる収差を補正する工程と、
前記被検眼が所定の範囲外に移動した場合に、前記収差補正手段における補正特性を維持する工程と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、測定光を照射した測定対象からの戻り光の収差を測定する収差測定手段と、
前記収差測定手段の測定結果に基づいて、前記測定光と前記戻り光とのうち少なくとも1つの収差を補正する収差補正手段と、
前記収差測定手段により測定した収差量が所定値以下である場合に、前記収差補正手段により前記収差を補正しながら前記測定対象の撮像を開始する手段と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の撮像方法は、上記した補償光学方法を含む撮像方法であって、
照射した光による前記被検眼からの戻り光に基づいて該測定対象の画像を取得する工程を有することを特徴とする。
また、本発明の撮像方法は、測定光を照射した測定対象からの戻り光の収差を測定する工程と、
前記測定した収差に応じて、前記測定光と前記戻り光とのうち少なくとも1つの収差を補正する工程と、
前記測定した収差量が所定値以下である場合に、前記収差を補正しながら前記測定対象の撮像を開始する工程と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、撮像対象である被検査物の位置が変化した際に、適正な収差の補正量となるまでに必要とされるフィードバック制御による時間を低減させ、撮像することが可能となる補償光学装置、補償光学方法、撮像装置、撮像方法を実現することができる。
本発明の実施例1における補償光学系を備えたSLOによる光画像撮像装置の構成例を説明するための模式図。 本発明の実施例2における補償光学系を備えたOCTによる光画像撮像装置の構成例を説明するための模式図。 本発明の実施例1における波面補正デバイスおよび波面センサーについて説明するための模式図。(a)は可変形状ミラーを説明するための模式図。(b)は反射型液晶光変調器の模式図を示す。(c−1)、(c−2)はシャックハルトマンセンサーの構成を示す模式図。(d)は波面を測定する光線がCCDセンサー上に集光された状態を示す模式図。(e−1)、(e−2)は球面収差を持つ波面を測定した際の模式図。 本発明の実施例1における補償光学系による収差の補正機能について説明する図。 本発明の実施例1における制御ステップの一例を示すフローチャート。 本発明の実施例1における制御ステップの一例を示すフローチャート。 本発明の実施例3における補償光学系を備えたSLOによる光画像撮像装置の構成例を説明するための模式図。
本発明を実施するための形態を、以下の実施例により説明する。但し、本発明は以下の実施例の構成によって何ら限定されるものではない。
[実施例1]
実施例1として、図1を用いて本発明を適用した補償光学装置(補償光学系と記す。)を備えたSLOによる被検査物の光画像を撮像する撮像装置および補償光学方法の構成例について説明する。
本実施例は、補償光学系を備えたSLOによる光画像撮像装置によって、測定対象である被検査物を眼とし、眼底を撮像するようにした一例について説明するが、接眼部分の構成はOCT(光干渉断層装置)においても同様である。
図1において、101は光源であり、本実施例では波長840nmのSLD光源を用いた。
光源101の波長は特に制限されるものではないが、特に眼底撮像用としては被験者の眩しさの軽減と分解能維持のために、800〜1500nm程度が好適に用いられる。
ここではSLD光源を用いたが、これ以外にレーザ等を用いるようにしてもよい。
但し、レーザを用いた場合にはスペックルノイズ軽減のために、長距離の光ファイバーを通過させる等の干渉性を低下させる構成を追加することが多い。
本実施例では眼底撮像と波面測定のための光源を共用しているが、それぞれを別光源とし
、途中で合波する構成も可能である。
光源101から照射された光は、単一モード光ファイバー102を通って、コリメータ103により、平行光線として照射される。
照射された測定光105は光分割手段であるビームスプリッタ104を透過し、補償光学系に導光される。
この補償光学系は、光分割手段であるビームスプリッタ106、波面センサー(収差測定手段)115、波面補正デバイス(収差補正手段)108および、それらに導光するための反射ミラー107−1〜4から構成される。
ここで、反射ミラー107は、少なくとも眼の瞳と波面センサー115、波面補正デバイス108とが光学的に共役関係になるように設置されている。
本実施例では、波面補正デバイス108として可変形状ミラーを用いた。
可変形状ミラーとは、局所的に光の反射方向を変えることができるものであり、様々な方式のものが実用化されている。
例えば、波面補正デバイス108として、図3(a)に示すようなデバイスを用いることができる。
図3(a)に示されるように、入射光を反射する変形可能な膜状のミラー面127と、ベース部126と、これらに挟まれて配置されたアクチュエータ128から構成されている。
アクチュエータ128の動作原理としては、静電力や磁気力、圧電効果を利用したものがあり、動作原理によってアクチュエータ128の構成は異なる。
アクチュエータ128はベース部126上に二次元的に複数配列されていて、それらを選択的に駆動することにより、ミラー面127を自在に変形できるようになっている。
波面補正デバイス108の他の構成例としては、図3(b)に示すような液晶素子を用いた空間位相変調器(反射型液晶光変調器)がある。
この空間位相変調器は、ベース部129とカバー130に挟まれた空間に液晶分子132が封入されている構造となっている。
ベース部129には複数の画素電極131を有し、カバー130には不図示の透明な対向電極を有している。
電極間に電圧を印加していない場合には、液晶分子は132−1のような配向をしており、電圧を印加すると132−2のような配向状態に遷移し、入射光に対する屈折率が変化する。
各画素電極の電圧を制御して各画素の屈折率を変化させることにより、空間的な位相変調が可能となる。
例えば、入射光133が素子に入射した場合、液晶分子132−2を通過する光は液晶分子132−1を通過する光よりも位相が遅れ、結果として図中134で示すよう波面を形成する。
但し、液晶素子は偏光特性を有するため、入射光の偏光を調整するための偏光板等を具備することが多い。
補償光学系を通過した光は、走査光学系109によって、1次元もしくは2次元に走査される。
本実施例では走査光学系109に主走査用(眼底水平方向)と副走査用(眼底垂直方向)として2つのガルバノスキャナーを用いた。より高速な撮像のために、走査光学系109の主走査側に共振スキャナーを用いることもある。
構成によっては、走査光学系109内の各スキャナーを光学的な共役状態にするために、各スキャナーの間にミラーやレンズといった光学系を用いる場合もある。
走査光学系109で走査された測定光は、接眼レンズ110−1および110−2を通して眼111に照射される。
眼111に照射された測定光は眼底で反射もしくは散乱される。
接眼レンズ110−1および110−2の位置を調整することによって、眼111の視度にあわせて最適な照射を行うことが可能となる。
ここでは、接眼部にレンズを用いたが、球面ミラー等で構成しても良い。
眼111の網膜から反射散乱された光は、入射した時と同様の経路を逆向きに進行し、ビームスプリッタ106によって一部は波面センサー115に反射され、光線の波面を測定するために用いられる。
本実施例では波面センサー115として、図3(c−1)、(c−2)に示すようなシャックハルトマンセンサーを用いた。
図3(c−1)において、135が波面を測定する光線であり、マイクロレンズアレイ136を通して、CCDセンサー137上の焦点面138に集光される。図3(c−2)は、図3(c−1)のA−A’で示す位置の断面を示す図であり、マイクロレンズアレイ136が、複数のマイクロレンズ139から構成されている様子を示したものである。
光線135は各マイクロレンズアレイ136を通してCCDセンサー137上に集光されるため、光線135はマイクロレンズ139の個数分のスポットに分割されて集光される。
図3(d)に、波面を測定する光線がCCDセンサー137上に集光された状態を示す。各マイクロレンズを通過した光線はスポット140に集光される。
そして、この各スポット140の位置から、入射した光線の波面を計算する。例えば、図3(e−1)、(e−2)に球面収差を持つ波面を測定した際の模式図を示す。
光線135は141で示すような波面で形成されている。光線135はマイクロレンズアレイ136によって、波面の局所的な垂線方向の位置に集光される。
この場合のCCDセンサー137の集光状態を図3(e−2)に示す。
光線135が球面収差を持つため、スポット140は中央部に偏った状態で集光される。この位置を計算することによって、光線135の波面が分かる。
ビームスプリッタ106を透過した反射散乱光はビームスプリッタ104によって一部が反射され、コリメータ112、光ファイバー113を通して光強度センサー114に導光される。光強度センサー114で光は電気信号に変換され、画像処理手段125によって眼底画像として画像に構成される。
また、実施例1は、取得した画像の時間変化を検出することによって、被検査物の位置の変化を検知する位置変化検知手段として、眼の動きを検知する眼球運動検知部148を具備する。
なお、眼球運動検知部148はこのような構成に限られるものではなく、例えば眼の位置の変化を直接検知するように構成してもよい。
眼球運動検知部148は、眼で発生する収差を補正するため波面補正デバイス108をフィードバック制御する制御手段である補償光学制御機116に接続されている。
そして、補償光学制御機116は眼球運動検知部148の検知結果(測定結果)である眼球運動の情報に基づいて、波面補正デバイス108のフィードバック制御の中断を決定する。
眼の動きを検知する別の構成としては、角膜に光を当てて視線を検知する方法や、干渉計を用いて眼の特定位置を測定することにより動きを検知する方法等を利用した眼球運動検知装置を用いることも可能である。
このような構成においては、接眼部の光学系が複雑になるが、位置検出のための画像処理が必要ないために高速化が可能で、位置検出の精度も向上する。
波面センサー115は補償光学制御機116に接続され、受光した光線の波面を補償光学制御機116に伝える。
波面補正デバイス(可変形状ミラー)108も補償光学制御機116に接続されており、補償光学制御機116から指示された形状に変形する。
補償光学制御機116は、波面センサー115から取得した波面を基に、収差のない波面へと補正するような形状を計算し、可変形状ミラー108にその形状に変形するように指令する。
このような波面センサー115による波面の測定と、その波面の補償光学制御機116への伝達と、補償光学制御機116による収差の補正の可変形状ミラーへの指示は、繰り返し処理されて常に最適な波面となるようにフィードバック制御が行われる。
その際、本実施例では、撮像中に眼が一時的に動いたときに、上記フィードバック制御を一旦中止し、眼が元の位置に戻ったときに、上記フィードバック制御を再開させるように、つぎのように構成してタイムロスのない眼底撮像が可能とされている。
すなわち、撮像中に眼球が一時的に動いたとき、眼球運動検知部148は眼球位置の変化を検知し、それを補償光学制御機116に伝達する。
そして、この伝達を受けた補償光学制御機116は、眼が動いた時点における収差の補正状態を維持してフィードバック制御を一旦中止し、眼が元の位置に戻ったときに上記維持された補正状態から、フィードバック制御を再開させるように構成されている。
つぎに、図4を用いて本実施例における補償光学系による収差の補正について説明する。
図4(a)が通常の収差補正機能による補正効果を示しており、縦軸が測定される収差量であり、横軸がフィードバック制御により収差が補正されるまでに要する時間である。
補正開始時点では142に示すように3μm程度の収差が存在する。
測定した収差を元に補正デバイスをフィードバック制御することによって、収差は徐々に補正されて行き、143で示すあたりで概ね無収差に近い状態へと達する。
この時点で眼底撮像を行えば、高分解能な画像の取得が可能である。このようにフィードバック制御によって収差を補正しているため、高分解能な撮像が可能な収差量まで低減するためには数秒かかる。
なお、フィードバック制御によって収差が補正される途中においては、まだ収差量が大きいために高分解能な撮像は困難である。
次に、図4(b)で、被検査対象である眼が動いてしまった場合の、従来技術における収差の変動を説明する。
眼が動いた場合には、測定収差が大きくかわってしまい、収差補正全体もその変わった収差に対して制御を行ってしまうこととなる。
上記と同じように142で示すような当初の収差を補正し、143に達する。その後144で示すあたりで目が動いた場合には、眼を通る光路が変わるために収差量も大きく変化して大きくなる。
収差の補正においては、この収差を補正するためにフィードバック制御を行うことにより、収差量は減っていく。
しかしながら、本来の撮像位置ではないことから、この時点での眼底の撮像は無意味であり、ここでは撮像は行われない。
次に、145で示す時間で眼が元の位置に戻ると、眼への光路が元に戻るために収差量は再び大きくなる。
この収差に対してフィードバック制御を行って無収差状態になるまで、さらに146で示すような時間まで経過してしまう。
本来は145の時点で眼は所望の位置に戻っているので撮像を再開したいが、収差が残っているために高分解能な撮像が一定時間できないことになる。
ここで、本発明における収差補正フローに関して図5を用いて説明する。
まず、ステップS101で収差補正を開始し、ステップS102で眼の基準位置を設定する。ここで基準位置は、例えば、眼底画像に含まれる血管の分岐位置や、視神経乳頭などの特徴的な位置が設定される。
その後、ステップS103で波面センサー115によって収差を測定する。ステップS104で眼球運動検知部148は、眼球位置情報を取得する。
次に、S105において、眼球運動検知部148は、眼の基準位置が動いたか、あるいは、動きが少ないかを判断し、判断結果を、補償光学制御機116に出力する。眼が動いていない、あるいは、動きが少ない場合には、前記収差情報を元にステップS106で、補償光学制御機は補正デバイスを駆動する。
眼が動いて所望の位置でない場合には、ステップS105からS106を経ずにS107へと進むため、補正デバイスは以前の状態を維持する。
ステップS107で収差補正処理の終了要求を確認し、終了要求がない場合にはS103に戻り、終了要求がある場合にはS108で終了する。
さらに、本実施例の他の収差補正フローに関して、図6を用いて説明する。
上記と同様にステップS101で収差補正を開始する。
ステップS102で眼の基準位置を設定する。その後、ステップS103で波面センサー115によって収差を測定し、ステップS104で眼球運動検知部148が眼球位置情報を取得する。
次に、S105において、眼が動いたかどうかを基準位置により判断し、眼が動いていない場合には、前記収差情報に基づいてステップS106で補正デバイスを駆動する。
眼が動いている場合には、ステップS109に進み、眼が動いてからの経過時間を確認する。
経過時間が任意の時間以上経っていた場合(所定時間以上継続していた場合)には、その位置での撮像が必要だと判断し、ステップS110で現在の位置に基づき、眼の基準位置を設定する。
新たな位置が基準位置として設定されることにより、次回以降の補正処理においては測定した収差にあわせて補正が行われる。
次に、ステップ107に進み、終了要求を確認し、終了要求がない場合にはS103に戻り、終了要求がある場合にはS108で終了する。
上記のフローによる本実施例での補正状態の変動を、図4(c)に示す。
上記と同様に、142で示すような当初の収差を補正して143で示す収差量に達する。
その後144で示すあたりで眼が動いた場合、眼を通る光路が変わるために収差量も大きく変化する。
このとき、眼球運動検知部148によって眼球位置が変化していることを検知し、補償光学制御機116は補正デバイスの状態を維持する。補正デバイスの状態が変わらないために収差量は144で示すような状態のままであるが、この状態で撮像は行わないために問題とならない。
次に、145で示すあたりで眼が元の位置に戻ったら、眼球運動検知部148はそのことを検知し、補償光学制御機116は補正デバイスの制御を開始する。この時点で補正デバイスは、本来の収差を補正する状態にほぼ合致しているために、非常に短時間で無収差に近い状態へと達することができ、タイムロスなく高分解能な眼底撮像を行うことが可能となる。
[実施例2]
実施例2として、図2を用いて本発明を適用した補償光学系を備えたOCTによる光画像撮像装置およびその撮像方法について説明する。
図2において、101は光源であり、本実施例では波長840nmのSLD光源を用いた。
光源101は低干渉性のものであれば良く、波長幅30nm以上のSLDが好適に用いられる。
また、チタンサファイアレーザなどの超短パルスレーザなどを光源に用いることもできる。
光源101から照射された光は、単一モード光ファイバー102を通って、ファイバーカプラー117まで導光される。ファイバーカプラー117によって、信号光経路118と参照光経路119に分岐される。
ファイバーカプラーは10:90の分岐比のものを使用し、投入光量の10%が信号光経路118に行くように構成する。
信号光経路118を通った光は、コリメータ103により、平行光線として照射される。
コリメータ103以降は実施例1と同様であり、補償光学系や走査光学系を通して眼111に照射し、眼111からの反射散乱光は再度同様の経路をたどって信号光経路(光ファイバー)118に導光されてファイバーカプラー117に到達する。
一方、参照光経路119を通った参照光はコリメータ120で出射され、ステージとその上のミラーで構成された光路長可変部121で反射して再度ファイバーカプラー117に戻る。
ファイバーカプラー117に到達した信号光と参照光は合波され、光ファイバー123を通して分光器124に導光される。分光器124によって分光された干渉光情報をもとに、OCT画像処理部125aによって眼底の断層像が構成される。
OCT画像処理部125aは光路長可変部121を制御し、所望の深さ位置の画像を取得できる。
OCT画像処理部125aは眼球運動検知部148と接続されており、取得した画像の時間変化を検出することによって、眼の動きを検知することができる。
眼球運動検知部148は補償光学制御機116に接続され、補償光学制御機116は検知した眼球運動の情報も用いて、収差補正の制御を行う。
本実施例はOCTであり、OCT画像処理部125aが取得している画像は3次元を有するデータであるため、検知する眼球運動も、3次元的な動きの検知が可能である。
補償光学制御機116は、実施例1と同様の制御を行うことにより、眼が動いた場合でもタイムロスなく高分解能な眼底断層画像が取得可能である。
[実施例3]
実施例3として、図7を用いて本発明を適用した補償光学系を備えたSLOによる光画像撮像装置および光画像の撮像方法の構成例について、実施例1とは異なる形態について説明する。
本実施例において、基本的な構成は実施例1とほぼ同様であるが、眼球運動検知部148は補償光学制御機116と接続されており、画像処理部125とは接続されていない点が実施例1と異なっている。
図7において、光源101から照射された光は、コリメータ103により平行光線として出射し、実施例1と同様に補償光学系や接眼光学系を通して眼111へと照射される。
眼111からの反射散乱光は、入射した時と同様の経路を逆向きに進行し、ビームスプリッタ106によって一部は波面センサー115に反射されて光線の波面を測定するために用いられ、透過した反射散乱光はビームスプリッタ104によって一部が反射される。
そして、コリメータ112、光ファイバー113を通して光強度センサー114に導光される。
光強度センサー114で光は電気信号に変換され、画像処理手段125によって眼底画像として画像に構成される。
波面センサー115は補償光学制御機116に接続され、受光した光線の波面を補償光学制御機116に伝える。
可変形状ミラー108も補償光学制御機116に接続されており、補償光学制御機116から指定された形状に変形する構成となっている。
補償光学制御機116は波面センサー115から取得した波面を基に、収差のない波面へと補正するような形状を計算し、可変形状ミラー108にその形状に変形するように指令する。
波面の測定と可変形状ミラーへの指示は繰り返し処理され、常に最適な波面となるようにフィードバック制御が行われる。
本実施例においては、眼球運動検知部148が、収差測定手段である波面センサー115の情報によって眼球運動を検知することが特徴である。
上記したように、眼が大きく動いた場合には、波面センサー115で測定される波面は大きく変化するので、この変化をモニタリングすることによって眼球運動を検知することができる。
実施例1と同様に眼球運動を検知した場合には、補正デバイスを駆動せずに、形状を維持する。
眼の位置が略元の位置に戻った場合には、波面センサー115が測定する波面も以前の値に近い状態まで戻るので、眼球位置の復帰が検知できる。眼球位置が元に戻った場合には、補償光学制御機116は補正デバイスの制御を開始する。この時点で、補正デバイスは本来の収差を補正する状態にほぼ合致しているため、非常に短時間で無収差に近い状態へと達することができ、タイムロスなく高分解能な眼底撮像を行うことが可能となる。
以上に説明したように、本発明によれば、SLOやOCTを含む光画像撮像装置によって各種眼底撮像装置を構成することにより、収差がある眼であっても、短時間で高画質な撮像を行うことが可能となる。
101:光源
102:光ファイバー
103:コリメータ
104:ビームスプリッタ
105:測定光
106:ビームスプリッタ
107:反射ミラー
108:波面補正デバイス
109:走査光学系
110:接眼レンズ
111:眼
112:コリメータ
113:光ファイバー
114:光強度センサー
115:波面センサー
116:補償光学制御機
125:画像処理部
148:眼球運動検知部

Claims (27)

  1. 被検眼からの戻り光に基づいて、該被検眼により生じる収差を測定する収差測定手段と、
    前記収差測定手段により測定した収差に応じて、前記被検眼により生じる収差を補正する収差補正手段と
    記被検眼が所定の範囲外に移動した場合に、前記収差補正手段における補正特性を維持する制御手段と、
    を有することを特徴とする補償光学装置。
  2. 前記制御手段が、前記被検眼が前記所定の範囲内に戻った場合に、前記被検眼が前記所定の範囲外に移動する前の収差量に基づいて、前記被検眼により生じる収差を補正することを特徴とする請求項1に記載の補償光学装置。
  3. 前記収差量が所定値以上である場合に、前記被検眼が所定の範囲外に移動したと判断する判断手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の補償光学装置。
  4. 前記判断手段が、前記収差量が前記移動した後の値から前記移動する前の値に戻った場合に、前記被検眼が前記所定の範囲内に移動したと判断することを特徴とする請求項3に記載の補償光学装置。
  5. 前記制御手段は、前記収差測定手段の測定結果に基づいて前記収差補正手段をフィードバック制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の補償光学装置。
  6. 前記収差測定手段で前記収差を測定する際に用いる光と、前記被検眼の画像を取得する際に用いる光とが異なる光源から発生された光であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の補償光学装置。
  7. 前記収差補正手段が、照射した光による前記被検眼からの戻り光に生じた収差を補正し、
    前記収差測定手段が、前記収差補正手段で補正された光の収差を測定することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の補償光学装置。
  8. 前記収差補正手段が、前記被検眼の前眼部に対して光学的に共役な位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の補償光学装置。
  9. 前記被検眼の位置と視線とのうちいずれか一方の変化を検知する検知手段を有し、前記制御手段が、前記検知手段の検知に応じて、前記収差補正手段の補正特性を維持することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の補償光学装置。
  10. 前記収差測定手段が、シャックハルトマンセンサーによって構成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の補償光学装置。
  11. 前記収差補正手段が、可変形状ミラー又は空間位相変調器によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の補償光学装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の補償光学装置を用いて前記被検眼を撮像する撮像装置であって
    射した光による前記被検眼からの戻り光に基づいて該測定対象の画像を取得する画像取得手段を有することを特徴とする撮像装置。
  13. 光源からの光を前記収差補正手段に入射される光と参照光とに分離する分離手段を有し、
    前記画像取得手段が、照射した光による前記被検眼からの戻り光と前記参照光とが干渉した干渉光に基づいて、前記画像を断層画像として取得することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記画像の時間変化を検知する検知手段を有し、
    前記制御手段が、前記検知手段の検知に応じて、前記収差補正手段の補正特性を維持することを特徴とする請求項12または請求項13に記載の撮像装置。
  15. 測定光を照射した測定対象からの戻り光の収差を測定する収差測定手段と、
    前記収差測定手段の測定結果に基づいて、前記測定光と前記戻り光とのうち少なくとも1つの収差を補正する収差補正手段と、
    前記収差測定手段により測定した収差量が所定値以下である場合に、前記収差補正手段により前記収差を補正しながら前記測定対象の撮像を開始する手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  16. 測定光を照射した前記測定対象からの戻り光と該測定光に対応する参照光とが干渉した干渉光に基づいて、該測定対象の断層画像を取得する断層画像取得手段を有し、
    前記撮像開始する手段が、前記収差量が所定値以下である場合に、前記収差補正手段により前記収差を補正しながら前記断層画像取得手段を制御して前記測定対象の撮像を開始することを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. 被検眼からの戻り光に基づいて、該被検眼により生じる収差を測定する工程と、
    前記測定した収差に応じて、収差補正手段を用いて前記被検眼により生じる収差を補正する工程と、
    前記被検眼が所定の範囲外に移動した場合に、前記収差補正手段における補正特性を維持する工程と、
    を有することを特徴とする補償光学方法。
  18. 前記被検眼が前記所定の範囲内に戻った場合に、前記被検眼が前記所定の範囲外に移動する前の収差量に基づいて、前記被検眼により生じる収差を補正する工程を有することを特徴とする請求項17に記載の補償光学方法。
  19. 前記収差を測定する工程における測定結果に基づいて、前記収差補正手段をフィードバック制御する工程を有することを特徴とする請求項17または請求項18に記載の補償光学方法。
  20. 前記フィードバック制御において、
    光源からの第1の光で測定した第1の収差に基づいて前記収差補正手段を制御して前記光源からの第2の光に生じる収差を補正する工程と、
    前記第1の収差に基づいて前記収差補正手段を制御して前記第2の光による前記被検眼からの戻り光に生じた収差を補正する工程と、
    前記補正された光の第2の収差を測定する工程と、
    前記第2の収差に基づいて前記収差補正手段を制御して前記光源からの第3の光に生じる収差を補正する工程と、
    を実行することを特徴とする請求項19に記載の補償光学方法。
  21. 請求項17乃至20のいずれか1項に記載の補償光学方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  22. 請求項17乃至20のいずれか1項に記載の補償光学方法を含む撮像方法であって、
    照射した光による前記被検眼からの戻り光に基づいて該測定対象の画像を取得する工程を有することを特徴とする撮像方法。
  23. 前記画像を取得する工程では、照射した光による前記被検眼からの戻り光と前記参照光とが干渉した干渉光に基づいて、前記画像を断層画像として取得することを特徴とする請求項22に記載の撮像方法。
  24. 前記画像の時間変化を検知する工程を有し、
    前記維持する工程では、前記検知する工程における検知に応じて、前記収差補正手段における補正特性を維持することを特徴とする請求項22または請求項23に記載の撮像方法。
  25. 測定光を照射した測定対象からの戻り光の収差を測定する工程と、
    前記測定した収差に応じて、前記測定光と前記戻り光とのうち少なくとも1つの収差を補正する工程と、
    前記測定した収差量が所定値以下である場合に、前記収差を補正しながら前記測定対象の撮像を開始する工程と、
    を有することを特徴とする撮像方法。
  26. 前記撮像を開始する工程では、前記収差量が所定値以下である場合に、測定光を照射した前記測定対象からの戻り光と該測定光に対応する参照光とが干渉した干渉光に基づいて、
    前記収差を補正しながら前記測定対象の断層画像の取得を開始することを特徴とする請求項25に記載の撮像方法。
  27. 請求項22乃至26のいずれか1項に記載の撮像方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2009262383A 2009-11-17 2009-11-17 補償光学装置、補償光学方法、撮像装置、撮像方法 Expired - Fee Related JP5511323B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009262383A JP5511323B2 (ja) 2009-11-17 2009-11-17 補償光学装置、補償光学方法、撮像装置、撮像方法
EP10188819.6A EP2322080B1 (en) 2009-11-17 2010-10-26 Adaptive optics apparatus, adaptive optics method, and imaging apparatus
US12/945,447 US9044174B2 (en) 2009-11-17 2010-11-12 Adaptive optics apparatus, adaptive optics method, and imaging apparatus
CN201010547467XA CN102058389B (zh) 2009-11-17 2010-11-17 自适应光学装置、自适应光学方法和成像装置
US14/673,793 US10105050B2 (en) 2009-11-17 2015-03-30 Adaptive optics apparatus, adaptive optics method, and imaging apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009262383A JP5511323B2 (ja) 2009-11-17 2009-11-17 補償光学装置、補償光学方法、撮像装置、撮像方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014067030A Division JP5943954B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 撮像装置及びその制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011104125A JP2011104125A (ja) 2011-06-02
JP2011104125A5 JP2011104125A5 (ja) 2013-01-10
JP5511323B2 true JP5511323B2 (ja) 2014-06-04

Family

ID=43569270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009262383A Expired - Fee Related JP5511323B2 (ja) 2009-11-17 2009-11-17 補償光学装置、補償光学方法、撮像装置、撮像方法

Country Status (4)

Country Link
US (2) US9044174B2 (ja)
EP (1) EP2322080B1 (ja)
JP (1) JP5511323B2 (ja)
CN (1) CN102058389B (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5727197B2 (ja) * 2010-11-04 2015-06-03 株式会社ニデック 波面補償付眼底撮影装置
JP5879830B2 (ja) * 2011-09-02 2016-03-08 株式会社ニデック 波面補償付眼底撮影装置
JP6021394B2 (ja) * 2012-04-06 2016-11-09 キヤノン株式会社 撮像方法および撮像装置
US8944598B2 (en) * 2012-11-13 2015-02-03 Canon Kabushiki Kaisha Electrostatic comb actuator, deformable mirror using the electrostatic comb actuator, adaptive optics system using the deformable mirror, and scanning laser ophthalmoscope using the adaptive optics system
JP6074241B2 (ja) * 2012-11-29 2017-02-01 キヤノン株式会社 補償光学装置、撮像装置、補償光学装置の制御方法およびプログラム
MX344072B (es) * 2013-03-15 2016-12-02 Wavelight Gmbh Sistema y método para escanear un haz de luz de pulso ultracorto.
US10268660B1 (en) 2013-03-15 2019-04-23 Matan Arazi Real-time event transcription system and method
JP6224908B2 (ja) * 2013-04-17 2017-11-01 キヤノン株式会社 撮像装置
JP6572560B2 (ja) * 2015-03-02 2019-09-11 株式会社ニデック 波面補償付眼底撮影装置
CN104997482B (zh) * 2015-08-04 2016-08-24 深圳市莫廷影像技术有限公司 一种直线高清扫描随访实现方法及装置
CN105167738B (zh) 2015-10-19 2017-03-01 中国科学院光电技术研究所 自适应光学视神经功能客观检查仪
US10052018B2 (en) 2016-04-06 2018-08-21 Canon Kabushiki Kaisha Wavefront measuring method for adaptive optics system
TWI676459B (zh) * 2018-08-14 2019-11-11 晉弘科技股份有限公司 眼底相機
US20220248952A1 (en) * 2018-12-12 2022-08-11 Ecole Polytechnique Federale De Lausanne (Epfl) Ophthalmic system and method for clinical device using transcleral illumination with multiple points source
CN109864700A (zh) * 2019-01-07 2019-06-11 广东福地新视野光电技术有限公司 扫描装置和眼睛扫描系统
CN112790895B (zh) * 2020-12-28 2022-12-27 上海美沃精密仪器股份有限公司 一种人工晶体补偿校正系统及方法
CN113940631A (zh) * 2021-10-18 2022-01-18 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 光学相干层析系统

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5777719A (en) * 1996-12-23 1998-07-07 University Of Rochester Method and apparatus for improving vision and the resolution of retinal images
EP1427328B1 (en) 2001-08-30 2014-07-02 University Of Rochester Adaptive optics in a scanning lase ophtalmoscope
US7377647B2 (en) * 2001-11-13 2008-05-27 Philadelphia Retina Endowment Fund Clarifying an image of an object to perform a procedure on the object
DE10360570B4 (de) * 2003-12-22 2006-01-12 Carl Zeiss Optisches Meßsystem und optisches Meßverfahren
JP4510534B2 (ja) 2004-06-22 2010-07-28 株式会社トプコン 光学特性測定装置及び眼底像観察装置
EP1928294B1 (fr) * 2005-08-18 2010-09-08 Imagine Eyes Methode et systeme de correction des aberrations de l' il pour instrument ophtalmique
GB2429522A (en) * 2005-08-26 2007-02-28 Univ Kent Canterbury Optical mapping apparatus
JP4776450B2 (ja) * 2006-06-16 2011-09-21 株式会社トプコン 眼科撮影装置
US7942527B2 (en) * 2006-10-18 2011-05-17 Lawrence Livermore National Security, Llc Compact adaptive optic-optical coherence tomography system
US7656539B1 (en) * 2006-10-30 2010-02-02 Lockheed Martin Corporation Multi-conjugate adaptive optics system for field conjugation
JP2008161406A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Topcon Corp 眼科装置
JP5539089B2 (ja) * 2010-07-23 2014-07-02 キヤノン株式会社 眼科装置、眼科装置の制御方法及びプログラム
EP2570073A1 (en) * 2011-09-02 2013-03-20 Nidek Co., Ltd. Fundus photographing apparatus with wavefront compensation

Also Published As

Publication number Publication date
CN102058389B (zh) 2013-09-04
US20110116042A1 (en) 2011-05-19
EP2322080B1 (en) 2017-07-19
EP2322080A1 (en) 2011-05-18
US9044174B2 (en) 2015-06-02
JP2011104125A (ja) 2011-06-02
CN102058389A (zh) 2011-05-18
US10105050B2 (en) 2018-10-23
US20150208917A1 (en) 2015-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5511323B2 (ja) 補償光学装置、補償光学方法、撮像装置、撮像方法
JP5539089B2 (ja) 眼科装置、眼科装置の制御方法及びプログラム
JP5743411B2 (ja) 光画像撮像装置及びその方法
JP5511324B2 (ja) 補償光学装置、補償光学方法、撮像装置、撮像方法
US8955970B2 (en) Fundus imaging method, fundus imaging apparatus, and storage medium
JP5997450B2 (ja) 収差補正方法、および収差補正装置
US9211063B2 (en) Compensation optical apparatus and image sensing apparatus
US10492681B2 (en) System and method of blink detection for an adaptive optics system
US20200297209A1 (en) Imaging apparatus and control method therefor
EP2737844B1 (en) Adaptive optical apparatus, imaging apparatus, and control method and program
JP5943954B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6021394B2 (ja) 撮像方法および撮像装置
JP6305463B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6108810B2 (ja) 眼科装置およびその制御方法
JP2015157120A (ja) 光画像撮像装置および光画像の撮像方法
JP5943953B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121114

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131209

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20131212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140325

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5511323

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees