JP5511311B2 - 皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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本発明は、パール光沢付与剤を含有する皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物に関する。更に詳しくは、本発明は、泡立ち、泡質、すすぎ性、並びに低温及び高温安定性に優れたパール光沢付与剤含有の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物に関する。
皮膚洗浄剤組成物は、肌への負担を抑えて優しく洗うことが求められ、クリーミーな泡質や泡立ちの観点から、脂肪酸塩や両性界面活性剤を含有したものが知られている。また、皮膚洗浄剤組成物には、高級感を与えて付加価値を高める観点から、パール光沢付与剤を含有する皮膚洗浄剤組成物が知られている。例えば、特許文献1には、高級脂肪酸塩、硫酸基を有するアニオン性界面活性剤、両性ポリマー、及びカチオン性ポリマーを含有する皮膚洗浄剤組成物に、パール光沢剤を使用できることが記載されている。
特開2003−073257号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような皮膚洗浄剤組成物では、泡立ちは優れるものの、泡質やすすぎ性が充分であるとはいえず、また、パール光沢付与剤が分離するなどの低温及び高温における安定性が充分であるとはいえない課題があった。
従って本発明の課題は、泡立ち、泡質、すすぎ性、並びに低温及び高温安定性に優れたパール光沢付与剤含有の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明は、(a1)ラウリン酸塩、(a2)ミリスチン酸塩、(a3)パルミチン酸塩、及び(a4)ステアリン酸塩から選ばれる脂肪酸塩を脂肪酸換算の合計で5〜20質量%、
(b)両性界面活性剤〔以下、(b)成分という〕を1〜5質量%、
(c)ジアリルジアルキルアンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)を重合して得られるモノマー単位(c1)、(メタ)アクリル酸(塩)を重合して得られるモノマー単位(c2)、及び(メタ)アクリルアミドを重合して得られるモノマー単位(c3)を、(c1)/(c2)/(c3)=20〜35/15〜30/40〜60のモル比(ただし、モノマー単位の数値の合計は100である)で含有する高分子化合物〔以下、(c)成分という〕を0.05〜0.5質量%、
(d)パール光沢付与剤〔以下、(d)成分という〕を0.5〜3質量%、
(e)HLBが10〜16のポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油型非イオン界面活性剤(アルキレン基の炭素数は2又は3)〔以下、(e)成分という〕を0.1〜1.5質量%、
(f)一価アルコール及び/又は多価アルコール〔以下、(f)成分という〕を合計で1〜10質量%、並びに、
(g)水
を含有し、前記(a1)、(a2)、(a3)及び(a4)の質量比が、(a1)/(a2)/(a3)/(a4)=45〜55/25〜35/15〜25/0〜3(ただし、各成分の数値の合計は100である)であり、5質量%水溶液の25℃におけるpHが8〜10である、皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物に関する。以下、(a1)、(a2)、(a3)及び(a4)をまとめて(a)成分という。
本発明によれば、泡立ち、泡質、すすぎ性、並びに低温及び高温安定性に優れたパール光沢付与剤含有の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物が提供される。
<(a)成分>
本発明の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物は、(a)成分として、(a1)ラウリン酸塩、(a2)ミリスチン酸塩、(a3)パルミチン酸塩、及び(a4)ステアリン酸塩から選ばれる脂肪酸塩を、(a1)/(a2)/(a3)/(a4)=45〜55/25〜35/15〜25/0〜3の質量比(ただし、各成分の数値の合計は100である)で含有する。(a1)〜(a4)の脂肪酸塩をこのような質量比で含有することで、洗浄時には非常に豊かな泡立ちを有し、且つ濯ぎ時にはぬるつきがなくさっぱりした洗い上がりを得られるばかりでなく、パール光沢付与剤を安定に配合することができる。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩などの無機塩やアンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン塩、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸塩を挙げることができ、本発明では洗浄時の起泡性、濯ぎ時の洗い上がり性、及びパール光沢付与剤の安定配合の点からアルギニン塩が好適である。アルギニン塩を用いる場合には、脂肪酸に対して0.9〜1.1のモル比で組成物中で中和させて含有させる方法、及び予め脂肪酸とアルギニンを中和させた塩の状態で組成物に配合させても差し支えない。(a1)、(a2)、(a3)及び(a4)の少なくとも1つがアルギニン塩、更には全部がアルギニン塩であることが好ましい。
(a)成分の含有量は、脂肪酸換算で組成物中に5〜20質量%、好ましくは6〜18質量%、より好ましくは6〜15質量%である。なお、脂肪酸と塩基を別々に組成物に配合して脂肪酸塩とする場合には、脂肪酸が脂肪酸塩として存在する量で塩基を用いる。
本発明の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物は、(a)成分以外の脂肪酸塩を含有してもよいが、全脂肪酸塩中、(a)成分の合計は、95〜100質量%、更に98〜100質量%が好ましい。
<(b)成分>
本発明の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物は、(b)成分として、両性界面活性剤を含有する。具体的には下記一般式(1)の化合物が好適である。
Figure 0005511311
〔式中、R1は、炭素数7〜19、好ましくは9〜15の飽和又は不飽和の炭化水素基、好ましくはアルキル基であり、R2はエチレン基又はプロピレン基であり、R3、R4は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R5はヒドロキシ基で置換していても良い炭素数1〜3のアルキレン基であり、nは0又は1の数である。〕
(b)成分の含有量は、組成物中に1〜5質量%、好ましくは2〜5質量%である。
<(c)成分>
本発明の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物は、(c)成分として、ジアリルジアルキルアンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)を重合して得られるモノマー単位(c1)、(メタ)アクリル酸(塩)を重合して得られるモノマー単位(c2)、及び(メタ)アクリルアミドを重合して得られるモノマー単位(c3)を、(c1)/(c2)/(c3)=20〜35/15〜30/40〜60のモル比(ただし、モノマー単位の数値の合計は100である)で含有する高分子化合物を含有する。なお、(メタ)アクリル酸(塩)は、アクリル酸、メタクリル酸及びこれらの塩から選ばれる化合物を意味する。また、(メタ)アクリルアミドは、アクリルアミド及びメタクリルアミドから選ばれる化合物を意味する。
ジアリルジアルキルアンモニウム塩としてはジアリルジメチルアンモニウムクロリドが好適であり、アクリル酸及び/又はメタクリル酸の塩としてはナトリウム塩、カリウム塩が好適である。また、(c)成分の分子内で、ジアリルジアルキルアンモニウム塩を重合して得られるモノマー単位のカチオン部分と、(メタ)アクリル酸(塩)を重合して得られるモノマー単位のアニオン部分が対イオンを形成していても良い。
本発明の(c)成分の重量平均分子量は、好ましく1.0×105〜3.0×106、より好ましくは1.0×106〜2.0×106であり、この重量平均分子量はアセトニトリルと水の混合溶媒(リン酸緩衝液)を展開溶媒とし、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリエチレングリコールを標準物質として求めたものである。
本発明の(c)成分は市販されているものを用いることができ、例えばマーコートプラス3331(ナルコ社製商標)を挙げることができる。
(c)成分において、(c1)/(c2)/(c3)のモル比は、(c1)/(c2)/(c3)=22〜32/17〜27/45〜55(ただし、モノマー単位の数値の合計は100である)が好ましい。
(c)成分の高分子化合物の全構成モノマー単位中、モノマー単位(c1)、モノマー単位(c2)、及びモノマー単位(c3)の合計は、95〜100モル%、更に98〜100モル%であることが好ましい。
(c)成分の含有量は、組成物中に0.05〜0.5質量%、好ましくは0.1〜0.3質量%である。
<(d)成分>
本発明の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物は、(d)成分として、パール光沢付与剤を含有する。パール光沢付与剤とは、液体洗浄剤組成物の外観にパール様光沢を付与し得る成分である。具体的には、(d1)炭素数2〜6、好ましくは2又は3のアルキレングリコールと炭素数14〜22の脂肪酸とのモノエステル又はジエステル化合物、(d2)グリセロールと炭素数12〜22の直鎖飽和脂肪酸とのモノエステル、ジエステルおよびトリエステル化合物、(d3)酸素原子に結合する基として炭素数16〜22の炭化水素基(好ましくはアルキル基)を有するエーテル型化合物などを挙げることができる。
(d)成分としては、エチレングリコールジステアレート、エチレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコールジステアレート、エチレングリコールジパルミテート、またジステアリルエーテルなどの化合物も挙げられる。コストと入手性の点からグリコールと脂肪酸のエステルが好ましく、中でもエチレングリコールモノステアレート、エチレングリコールジステアレート、特にエチレングリコールジステアレートが好ましい。
(d)成分の含有量は、組成物中に0.5〜3.0質量%、好ましくは1.0〜2.0質量%である。
<(e)成分>
本発明の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物は、(e)成分として、HLBが10〜16のポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油型非イオン界面活性剤(アルキレン基の炭素数は2又は3)を含有する。(e)成分は、硬化ヒマシ油のアルキレンオキシド付加物である。HLB値は11〜14.5が好ましく、更には12〜14.5が好ましい。アルキレン基としてはエチレン基が好適である。また、アルキレン基、好ましくはエチレン基の平均付加モル数は、15〜90、更に20〜80が好ましい。なお、HLBは、「界面活性剤便覧」(西一郎編者、昭和35年7月5日初版、産業図書株式会社出版)の313頁〜316頁に記載の実験的に求める方法で算出する。
以下に、(e)成分の具体例を示す。但し、以下のHLB値は界面活性剤便覧記載の実験方法により求めたものである。
エチレンオキシド平均付加モル数が20の硬化ヒマシ油(HLB10.5)
エチレンオキシド平均付加モル数が30の硬化ヒマシ油(HLB11.0)
エチレンオキシド平均付加モル数が40の硬化ヒマシ油(HLB12.5)
エチレンオキシド平均付加モル数が50の硬化ヒマシ油(HLB13.5)
エチレンオキシド平均付加モル数が60の硬化ヒマシ油(HLB14.0)
エチレンオキシド平均付加モル数が80の硬化ヒマシ油(HLB15.0)
(e)成分の含有量は、組成物中に0.1〜1.5質量%、好ましくは0.3〜1.0質量%、より好ましくは0.5〜1.0質量%である。
<(f)成分>
本発明の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物は、(f)成分として、一価アルコール及び/又は多価アルコールを含有する。一価アルコールとしては、炭素数1〜4のものが好ましく、エタノール、プロパノール、イソプロパノールを挙げることができる。また、多価アルコールは、炭素数2〜12が好ましく、また、2〜10のヒドロキシル基を有するものが好ましい。(f)成分としては、例えば、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、グリセロール(グリセリン、1,2,3−プロパントリオールとも称される)、エリスリトール、アラビトール、アドニトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、ズルシトール、グルコース、スクロース等が挙げられる。中でも、グリセロール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、ソルビトール及びグルコースから選ばれる一種以上の使用が好ましい。更に、(f)成分としては、グリセロールが好適なパール光沢性を賦与できる点から好ましい。また、エタノールとグリセロールを併用するのが好ましい。
(f)成分の含有量は、組成物中に1〜10質量%、好ましくは3〜10質量%である。
<(g)成分>
本発明の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物は、(g)成分として、水を含有する。(g)成分の含有量は、組成物中に、好ましくは20〜80質量%であり、より好ましくは30〜70質量%である。
<その他>
本発明では、任意ではあるが(a)成分、(b)成分、(e)成分以外の界面活性剤を含有することができ、特に洗浄時の起泡性、濯ぎ時の洗い上がり性、及びパール光沢付与剤の安定配合の点から、下記一般式(2)の化合物及び下記一般式(3)の化合物から選ばれる非イオン界面活性剤〔以下(h)成分という〕を含有することが好適である。
6−E−〔(R7O)d−H〕e (2)
〔式中、R6は、炭素数7〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R7は炭素数2又は3のアルキレン基である。dは2〜100の数を示す。Eは−O−、−CON−又は−N−であり、Eが−O−の場合、eは1であり、Eが−CON−又は−N−の場合、eは2である。〕
8−(OR9fh (3)
〔式中、R8は直鎖の炭素数8〜16、好ましくは10〜16、特に好ましくは10〜14のアルキル基、R9は炭素数2〜4のアルキレン基、好ましくはエチレン基又はプロピレン基、特にエチレン基であり、Gは還元糖に由来する残基、fは平均値0〜6、好ましくは0〜3、特に好ましくは0の数であり、hは平均値1〜10、好ましくは1〜5、特に好ましくは1〜2の数を示す。〕
一般式(2)の化合物の具体例として以下の化合物を挙げることができる。
6−O−(C24O)i−H (2−1)
〔式中、R6は前記の意味を示す。iは2〜100の数である。〕
6−O−[(C24O)j/(C36O)k]−H (2−2)
〔式中、R6は前記の意味を示す。j及びkはそれぞれ独立に2〜70の数であり、“/”はC24O基及びC36O基が、ランダム又はブロックのいずれに結合したものであってもよいことを示す。〕
一般式(3)においてGは還元糖に由来する残基であり、原料の還元糖としては、アルドースとケトースの何れであっても良く、また、炭素数が3〜6個のトリオース、テトロース、ペントース、ヘキソースを挙げることができる。アルドースとして具体的にはアピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、ガロース、アルドース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができ、ケトースとしてはフラクトースを挙げることができる。本発明ではこれらの中でも特に炭素数5又は6のアルドペントースあるいはアルドヘキソースが好ましく、中でもグルコースが最も好ましい。
一般式(3)の化合物は上記還元糖とR8−(OR9f−OHとを酸触媒を用いてアセタール化反応又はケタール化反応することで容易に合成することができる。また、アセタール化反応の場合、ヘミアセタール構造であっても良く、通常のアセタール構造であっても良い。
本発明の(h)成分としては、一般式(3)の化合物が好適であり、特にGがグルコースでhが1〜1.5のアルキルグリコシド型非イオン界面活性剤が好ましい。
本発明の(h)成分の含有量は、洗浄時の起泡性、濯ぎ時の洗い上がり性の点から、好ましくは組成物中に0.5〜5質量%、より好ましくは1.0〜5.0質量%、特に好ましくは1.0〜3.0質量%である。
本発明の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物は、5質量%水溶液の25℃におけるpHが8〜10である。このようなpHに調整するために、水酸化カリウム等の無機塩基、アンモニウム、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸の有機塩基、クエン酸、リンゴ酸、乳酸などの有機酸を用いることが好ましい。特にアルギニンが好ましい。また、組成物の製造過程で(a)成分の脂肪酸塩となる前駆体の酸型化合物(脂肪酸)を配合原料に混合し、前記塩基を過剰に用いて中和及びpHの調整を行ってもよい。
さらに本発明の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物は、通常の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物に用いられる成分、例えばグアーガム等の植物由来の多糖類;キサンタンガム等の微生物由来の多糖類;ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース類;染料、顔料等の着色剤;塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム等の無機塩類;植物エキス類;防腐剤;キレート剤;ビタミン剤;香料;抗炎症剤;酸化防止剤;保湿剤、粘度調整剤等を、本発明の効果を損なわない範囲で含有してもよい。
本発明の組成物の性状は、液状であり、30℃におけるB型粘度計を用いて測定した粘度(ローターNO.2、攪拌開始後から1分後)は300〜3000mPa・sが好ましい。本発明の組成物は、ポンプ容器、フォーマー容器等、通常用いられるディスペンサーに充填して使用することができる。
また、本発明の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物は、良好な泡立ちと泡質及びすすぎ性を有するため、高齢者施設入浴時の皮膚洗浄剤として最適である。
表1、2に示す組成の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物を調製し、起泡性(泡立ち)、泡質、すすぎ性、安定性を評価した。
(1)起泡性(泡立ち)
表1、2記載の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物について、10名の専門パネラーが1mL手にとり、手洗いを行ったとき、その際の起泡性の官能評価を以下の基準で行った。
5:起泡性が良いと感じた。
4:起泡性がやや良いと感じた。
3:起泡性が普通と感じた。
2:起泡性があまり良くないと感じた。
1:起泡性が良くないと感じた。
パネラー10名の平均値に基づき以下の基準により起泡性を評価した。
A:平均値が4.0以上(良好)
B:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
C:平均値が2.5〜3.1(普通)
D:平均値が2.4以下(不良)
(2)泡質
表1、2記載の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物について、10名の専門パネラーが1mL手にとり、手洗いを行ったとき、その際の泡質の官能評価を以下の基準で行った。
5:泡質が良い(クリーミーで柔らかい)と感じた。
4:泡質がやや良い(ややクリーミーで柔らかい)と感じた。
3:泡質が普通と感じた。
2:泡質があまり良くない(ややクリーミーさと柔らかさに欠ける)と感じた。
1:泡質が良くない(クリーミーさと柔らかさに欠ける)と感じた。
パネラー10名の平均値に基づき以下の基準により泡質を評価した。
A:平均値が4.0以上(良好)
B:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
C:平均値が2.5〜3.1(普通)
D:平均値が2.4以下(不良)
(3)すすぎ性
表1、2記載の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物について、10名の専門パネラーが1mL手にとり、手洗いを行ったとき、その際のすすぎ性の官能評価を以下の基準で行った。
5:すすぎ性が良いと感じた。
4:すすぎ性がやや良いと感じた。
3:すすぎ性が普通と感じた。
2:すすぎ性があまり良くないと感じた。
1:すすぎ性が良くないと感じた。
パネラー10名の平均値に基づき以下の基準によりすすぎ性を評価した。
A:平均値が4.0以上(良好)
B:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
C:平均値が2.5〜3.1(普通)
D:平均値が2.4以下(不良)
(4)安定性
表1、2記載の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物を無色透明のガラス容器(容量100mL)に入れ、40℃と5℃で3ヶ月保存し、製造直後と比較した時の外観を、以下の基準で評価とした。
*40℃での安定性
ガラス容器に皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物を入れ、容器の底から液面までの高さを100とした時、保存試験で分離したパール光沢層の割合によって以下の基準で評価とした。
A;パール光沢層の割合が95%以上
B;パール光沢層の割合が85以上95%未満
C;パール光沢層の割合が75以上85%未満
D;パール光沢層の割合が75%未満
*5℃での安定性
○;結晶析出を認めず、固化していない。
×;結晶析出及び又は固化を認める。
Figure 0005511311
Figure 0005511311
表中、(a)は、便宜的に脂肪酸を示した。また、EOpはエチレンオキシド平均付加モル数である。また、配合成分の質量%において( )内の数値は有効分換算の量である。また、「適量」は、脂肪酸を中和し且つ5質量%水溶液のpHを表中の値とする量である。なお、特記した成分は以下のものである。
*1:アンヒトール20HD(花王(株)製、有効分濃度30質量%)
*2:マーコートプラス3331(ナルコ製、有効分(共重合体)濃度10質量%)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリル酸/アクリルアミド=26.5/22.5/51(モル比)、分子量1.6×106)の共重合体を含む
*3:マーコートプラス3330(ナルコ製、有効分(共重合体)濃度10質量%)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリル酸/アクリルアミド=31/34/35(モル比)分子量1.5×106の共重合体を含む
*4:アルキルグルコシド(花王(株)製、有効分濃度40質量%)、一般式(3)中のR8が炭素数10の直鎖アルキル基、fが0、Gがグルコース残基、hが1.35である化合物を含む

Claims (2)

  1. (a1)ラウリン酸塩、(a2)ミリスチン酸塩、(a3)パルミチン酸塩、及び(a4)ステアリン酸塩から選ばれる脂肪酸塩を脂肪酸換算の合計で5〜20質量%、
    (b)両性界面活性剤を1〜5質量%、
    (c)ジアリルジアルキルアンモニウム塩(アルキル基の炭素数は1〜3)を重合して得られるモノマー単位(c1)、(メタ)アクリル酸(塩)を重合して得られるモノマー単位(c2)、及び(メタ)アクリルアミドを重合して得られるモノマー単位(c3)を、(c1)/(c2)/(c3)=20〜35/15〜30/40〜60のモル比(ただし、モノマー単位の数値の合計は100である)で含有し、重量平均分子量が1.0×10 6 〜2.0×10 6 である高分子化合物を0.05〜0.5質量%、
    (d)パール光沢付与剤を0.5〜3質量%、
    (e)HLBが10〜16のポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油型非イオン界面活性剤(アルキレン基の炭素数は2又は3)を0.1〜1.5質量%、
    (f)一価アルコール及び/又は多価アルコールを合計で1〜10質量%、並びに、
    (g)水
    を含有し、前記(a1)、(a2)、(a3)及び(a4)の質量比が、(a1)/(a2)/(a3)/(a4)=45〜55/25〜35/15〜25/0〜3(ただし、各成分の数値の合計は100である)であり、5質量%水溶液の25℃におけるpHが8〜10である、皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物。
  2. 前記(a1)、(a2)、(a3)及び(a4)の少なくとも1つがアルギニン塩である請求項1記載の皮膚洗浄用液体洗浄剤組成物。
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