JP5511168B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、電荷蓄積層とゲート電極層とを有する半導体装置の製造方法に関するものである。
半導体装置には、たとえば米国特許第6011725号明細書(特許文献1)に示されているように、複数のメモリセルを有する不揮発性半導体記憶装置がある。
米国特許第6011725号明細書
装置の小型化のためにはメモリセルの微細化が望まれる。しかしながらメモリセルが微細化されると、メモリセルの微細加工のばらつきが大きくなるという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、メモリセルの微細加工のばらつきを抑制することができる半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の半導体装置の製造方法は、以下の工程を有する。
第1の導電型を有する半導体基板上に、電荷蓄積層と電荷蓄積層に電界を印加するためのゲート電極層とを有する積層された層が形成される。積層された層上に、灰化可能な材質を含有する第1の層が形成される。第1の層に、第1の側壁面を有する第1の開口部が形成される。第1の側壁面上に、灰化可能な材質に比して灰化されにくい材質からなり、第1の開口部を狭める第1の側壁膜が形成される。第1の側壁膜が形成された後に、灰化可能な材質の灰化によって第1の層が除去される。第1の層が除去された後に、第1の側壁膜の平面形状に対応する平面形状を有するように、積層された層がパターニングされる。パターニングにおいて、第1の側壁膜をマスクとして用いたエッチングがなされる。パターニングされた後に、積層された層をマスクとして用いて半導体基板に不純物が注入することで、半導体基板上に、第1の導電型と異なる第2の導電型を有する拡散層が形成される。
本実施の形態における半導体装置の製造方法によれば、第1の側壁膜が形成された第1の層において第1の層が選択的に灰化されるので、第1の側壁膜を安定的に残存させることができる。このため第1の側壁膜をマスクとして用いたエッチングのばらつきが小さくなるので、半導体装置のパターニングのばらつきを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
はじめに本実施の形態の半導体装置の構成の概略について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。
図1を参照して、本実施の形態の半導体装置は不揮発性半導体記憶装置901であり、より具体的にはSONOS(Silicon Oxide Nitride Oxide Silicon)型のフラッシュメモリである。不揮発性半導体記憶装置901は、シリコン基板40(半導体基板)と、ビット線70(拡散層)と、下部絶縁層41と、電荷蓄積層42と、上部絶縁層43と、ゲー
ト電極層44と、HDP(High Density Plasma)酸化膜61と、酸化シリコン膜62と、ワード線71とを有する。
不揮発性半導体記憶装置901は、複数のメモリセルMCに区分されることができる構造を有する。各メモリセルMCは、互いに分離した2つの積層された層SLを含む。各積層された層SLは、電荷蓄積層42と上部絶縁層43とゲート電極層44とが積層された層である。この構造により各メモリセルMCは互いに分離した2つの電荷蓄積層42を有する。各メモリセルMCは、2つの電荷蓄積層42の各々に独立して電荷を蓄積することで、2ビットの情報の記憶を行なうことができるように構成されている。
次に不揮発性半導体記憶装置901の構成の詳細について説明する。
シリコン基板40は、pウエルを有する。このpウエル上に、複数のビット線70が延在している。ビット線70は、n型半導体からなり、各メモリセルMCにおけるソース/ドレイン領域としての機能を有する。ビット線70は幅D3を有する。幅D3は50nmである。
下部絶縁層41、電荷蓄積層42、および上部絶縁層43の3層は、ONO膜を構成している。具体的には、下部絶縁層41は厚さ7nmの酸化シリコン層であり、電荷蓄積層42は厚さ7nmの窒化シリコン層であり、上部絶縁層43は厚さ10nmの酸化シリコン層である。
ゲート電極層44は、厚さ50nmのアモルファスシリコン層である。またゲート電極層44は、電荷蓄積層42および上部絶縁層43とともに、積層された層SLを構成している。
各メモリセルMCには、幅D1を有する2つの積層された層SLが、幅D2の酸化シリコン膜62により分離されて配置されている。幅D1は10nmであり、幅D2は10nmである。この構成により、各メモリセルMCは、互いに分離された2つの電荷蓄積層42を有する。2つの電荷蓄積層42が互いに分離されていることで、2つの電荷蓄積層42の一方によるビットがプログラムされた際に、他方によるビットのしきい値電圧が変動する現象(CBD:Complementary Bit Disturb)が抑制される。
ワード線71は、複数のゲート電極層44と、ゲート電極層44間を埋めるHDP酸化膜61および酸化シリコン膜62との上を、ビット線70の延在方向と交差する方向に延在している。これによりワード線71は複数のゲート電極層44の電圧を一括して制御することができる。
次に不揮発性半導体記憶装置901の動作について説明する。以下においては、メモリセルMCが有する2つの積層された層SLの一方側(図中の左側)によるビット、すなわち一方側のビットの動作について説明する。
第1に、書込動作について説明する。メモリセルMCの1対のビット線70の一方側(図中の左側)および他方側(図中の右側)のそれぞれがドレイン領域およびソース領域となり、かつドレイン領域近傍においてホットエレクトロンを発生させることができるように、1対のビット線70に電圧が印加される。ゲート電極層44に十分な正電圧が印加されることで、下部絶縁層41をトンネルしたホットエレクトロンが一方側(図中の左側)の電荷蓄積層42に注入される。これにより一方側(図中の左側)のビットに書込動作がなされる。
第2に、読出動作について説明する。メモリセルMCの1対のビット線70の一方側(
図中の左側)および他方側(図中の右側)のそれぞれがソース領域およびドレイン領域となるように、1対のビット線70に電圧が印加される。ゲート電極層44に適切な正電圧が印加されることで、一方側(図中の左側)のビットが書込まれていない場合にはドレイン電流が流れ、このビットが書込まれている場合にはドレイン電流が流れない。これによりドレイン電流の値によって一方側(図中の左側)のビットの読出動作がなされる。
第3に、消去動作について説明する。メモリセルMCの1対のビット線70の一方側(図中の左側)、他方側(図中の右側)、およびゲート電極層44のそれぞれに、正電圧、浮遊電圧、および負電圧が印加されることで、BTB(Band to Band)トンネリングで発生した電子が電界によりドレイン(正電圧印加のビット線)の空乏層内で加速される。その際、インパクトイオン化によって電子−ホール対が生成される。そのホールが電界によって加速され、ホットホールとなって下部絶縁層41に注入され、さらに縦電界によって電荷蓄積層42に注入されて電気的に中立となる。これにより一方側(図中の左側)のビットの消去動作がなされる。なお消去動作は、上記のようなホール注入によるものに限定されるものではなくて、電荷蓄積層42の電子をシリコン基板40に引き抜くことによるものであってもよい。
なお他方側(図中の右側)のビットの動作は、上述した1対のビット線70の各々の電圧を互いに入れ替えることで実現される。
次に不揮発性半導体記憶装置901の製造方法について説明する。図2〜図19は、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を工程順に概略的に示す部分断面図である。
図2を参照して、シリコン基板40上に、下部絶縁層41と、電荷蓄積層42と、上部絶縁層43と、ゲート電極層44とが堆積される。電荷蓄積層42と、上部絶縁層43と、ゲート電極層44とは、積層された層SLを構成する。
次に積層された層SLのパターニングに用いる層として、積層された層SL上に、窒化シリコン層105と、下部酸化シリコン層103と、アモルファスシリコン層51と、エッチングストップ層52と、アモルファスカーボン層101と、上部エッチングストップ層53と、酸化シリコン層102とが順に堆積される。窒化シリコン層105は厚さ40nmを有する。下部酸化シリコン層103は厚さ40nmを有する。アモルファスシリコン層51は厚さ40nmを有する。エッチングストップ層52は、窒化シリコンからなり、厚さ5nmを有する。アモルファスカーボン層101は、灰化可能な材質であり、厚さ50nmを有する。上部エッチングストップ層53は、窒化シリコンからなり、厚さ5nmを有する。酸化シリコン層102は厚さ40nmを有する。
次に写真製版法によって酸化シリコン層102上にレジストマスク60が形成される。レジストマスク60は、ライン幅およびスペース幅のそれぞれとして幅D4および幅D5を有する。幅D4は80nmであり、幅D5は80nmである。次に、レジストマスク60をマスクとし、かつ上部エッチングストップ層53をエッチングストッパとして用いて、酸化シリコン層102をエッチングする。次にレジストマスク60が除去される。
図3を参照して、上記エッチングにより、酸化シリコン層102に、第2の側壁面WS2を有する第2の開口部OP2が形成される。
図4を参照して、酸化シリコンをステップカバレッジの良好な方法により厚さ20nmだけ堆積する。この堆積された酸化シリコンに対して異方性エッチングが行なわれる。これにより、第2の開口部OP2を幅D7へと狭めるスペーサとして、第2の側壁面WS2
上に第2の側壁膜202が形成される。酸化シリコン層102と第2の側壁膜202とは、一体となって幅D6のハードマスクとしての機能を有する。幅D6は120nmであり、幅D7は40nmである。次に、第2の開口部OP2を充填するようにアモルファスシリコンが堆積される。次に酸化シリコン層102および第2の側壁膜202の各々が露出するまで、CMP(Chemical Mechanical Polishing)による平坦化が行なわれる。
図5を参照して、この平坦化により、アモルファスシリコンからなる側壁充填層302が形成される。次に、上部エッチングストップ層53をエッチングストッパとして用いて、側壁充填層302を残存させ、かつ酸化シリコン層102および第2の側壁膜202を除去する、選択エッチングが行なわれる。
図6を参照して、残存した側壁充填層302をハードマスクとし、かつエッチングストップ層52をエッチングストッパとして、上部エッチングストップ層53およびアモルファスカーボン層101がエッチングされる。これにより、アモルファスカーボン層101に第1の側壁面WS1を有する第1の開口部OP1が形成される。次に側壁充填層302が選択エッチングにより除去される。
主に図7を参照して、アモルファスカーボン層101の材質に比して灰化されにくい材質である酸化シリコンが、ステップカバレッジの良好な方法により厚さ40nmだけ堆積される。この堆積された酸化シリコンに対して異方性エッチングが行なわれる。これにより、第1の開口部OP1を幅D10へと狭めるスペーサとして、第1の側壁面WS1上に、幅D9を有する第1の側壁膜201が形成される。各アモルファスカーボン層101の両脇には、アモルファスカーボン層101によって幅D8だけ隔てられた1対の第1の側壁膜201が位置する。幅D8は幅D7(図4)とほぼ同一である。幅D8および幅D10は共に40nmであり、幅D9は40nmである。次に、露出されたエッチングストップ層52と、上部エッチングストップ層53とが選択エッチングにより除去される。次に、アモルファスカーボン層101が灰化により除去される。
図8を参照して、この灰化により第1の側壁膜201からなるハードマスクが形成される。
図9を参照して、第1の側壁膜201からなるこのハードマスクを用い、下部酸化シリコン層103をエッチングストッパとして、エッチングストップ層52およびアモルファスシリコン層51がエッチングされる。次に、第1の側壁膜201およびエッチングストップ層52をマスクとし、かつ窒化シリコン層105をエッチングストッパとして、下部酸化シリコン層103のエッチングが行なわれる。このエッチング中に第1の側壁膜201がなくされ、エッチングストップ層52が露出される。
図10を参照して、上記のエッチングにより、下部酸化シリコン層103に第3の側壁面WS3を有する第3の開口部OP3が形成される。次にエッチングストップ層52およびアモルファスシリコン層51が選択エッチングにより除去される。
図11を参照して、酸化シリコンがステップカバレッジの良好な方法により厚さ5nmだけ堆積される。この堆積された酸化シリコンに対して異方性エッチングが行なわれる。これにより、第3の開口部OP3を幅D11へと狭めるように、第3の側壁面WS3上に第3の側壁膜203が形成される。すなわち下部酸化シリコン層103と一体となって幅D12のハードマスクをなすように、スペーサが形成される。幅D11は30nmであり、幅D12は50nmである。次にこの幅D12のハードマスクを用い、かつゲート電極層44をエッチングストッパとして用いて、窒化シリコン層105がエッチングされる。次に下部酸化シリコン層103と第3の側壁膜203とが選択エッチングにより除去され
る。
図12を参照して、上記の窒化シリコン層105のエッチングにより、窒化シリコン層105に、犠牲層側壁面WSSを有する犠牲層開口部OPSが形成される。
図13を参照して、犠牲層開口部OPSを充填する開口部充填層305が形成される。以下に開口部充填層305の形成方法について説明する。
まず、ゲート電極層44および窒化シリコン層105からなる凹凸パターン上に、酸化シリコンがステップカバレッジの良好な方法により厚さ10nmだけ堆積される。これにより、犠牲層開口部OPSを幅D2へと狭めるように犠牲層側壁面WSS上に位置する第1の充填部401と、ゲート電極層44上に位置する下部充填部400と、窒化シリコン層105上に位置する膜(図示せず)とが形成される。次に、犠牲層開口部OPSを充填するようにアモルファスシリコンが堆積される。次に窒化シリコン層105および第1の充填部401が露出するまで、CMPによる平坦化が行なわれる。これによりアモルファスシリコンからなる第2の充填部402が形成される。次に、第2の充填部402の表面を酸化させることで、酸化シリコンからなる上部充填部403が形成される。
以上により、下部充填部400と第1の充填部401と第2の充填部402と上部充填部403とからなる開口部充填層305が形成される。
次に、窒化シリコン層105が選択エッチングにより除去される。
図14を参照して、上部充填部403および第1の充填部401をハードマスクとして用い、上部絶縁層43をエッチングストッパとして用いて、ゲート電極層44がエッチングされる。次に電荷蓄積層42をエッチングストッパとして用いて、上部充填部403と、露出された上部絶縁層43とがエッチングされる。
図15を参照して、第1の充填部401および第2の充填部402をハードマスクとして用い、下部絶縁層41をエッチングストッパとして用いて、電荷蓄積層42のエッチングが行なわれる。これにより積層された層SLがパターニングされる。次に積層された層SLを含むマスクを用いて、シリコン基板40にn型の導電型を付与するための不純物が注入される。これによりシリコン基板40上にビット線70が形成される。
図16を参照して、ビット線70上にゲート電極層44間を埋めるようにHDP酸化膜61が形成される。次に第1の充填部401および第2の充填部402が露出するようにCMPによる平坦化が行なわれる。次に第2の充填部402が選択エッチングにより除去される。
主に図17を参照して、HDP酸化膜61および第1の充填部401をハードマスクとして用い、かつ電荷蓄積層42をエッチングストッパとして用いて、下部充填部400と、ゲート電極層44と、上部絶縁層43とがエッチングされる。次に、HDP酸化膜61および第1の充填部401をハードマスクとして用い、かつ下部絶縁層41をエッチングストッパとして用いて、電荷蓄積層42がエッチングされる。これにより、積層された層SLのパターン(図15)の各々がさらに2つに分割される。
図18を参照して、分割された積層された層SLの間を埋めるように、酸化シリコン膜62が堆積される。次に第1の充填部401がエッチングにより除去される。
図19を参照して、上記エッチングによりゲート電極層44が露出される。
再び図1を参照して、ポリシリコンの堆積とパターニングとが行なわれることで、ワー
ド線71が形成される。
以上により、不揮発性半導体記憶装置901が得られる。
図20は、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法に用いられる複数のハードマスクの位置を一括して示す模式図である。主に図20を参照して、領域S1は図2〜図6に、領域S2は図7および図8に、領域S3は図9〜図11に、領域S4は図12〜図19に、主に対応している。
積層された層SLの平面形状は、第1の側壁膜201の平面形状の相補的形状の一部である。すなわち、積層された層SLのパターニング(図15)は、積層された層SLが第1の側壁膜201の平面形状に対応する平面形状を有するように行なわれる。このパターニングにより、レジストマスク60のパターンよりも微細なパターンが積層された層SLに付与される。このパターンを用いた不純物注入により形成されるビット線70は、積層された層SLにセルフアラインされる。
また積層された層SLの平面形状は、第1の充填部401の平面形状と一致する。すなわち、積層された層SLの分割工程(図17)は、積層された層SLが第1の充填部401の平面形状と一致する平面形状を有するように行なわれる。この分割により、パターニング(図15)で得られた積層された層SLのパターンが、さらに分割される。またこの分割の際にハードマスクとして用いられる第1の充填部401は、分割前の積層された層SLのパターン上にセルフアラインされる。
また第2の側壁膜202(図4)により、レジストマスク60(図2)のスペース幅D5よりも小さい幅D7(図4)を有する側壁充填層302(図5)を形成することができる。
また第3の側壁膜203(図11)により、不揮発性半導体記憶装置901(図1)のゲート長(図20の幅D11)を小さくし、かつビット線70の幅(図20の幅D12)を大きくすることができる。これにより、不揮発性半導体記憶装置901の大きさを保ちつつ、ビット線70の配線抵抗を低減することができる。
本実施の形態によれば、第1の側壁膜201が形成されたアモルファスカーボン層101(図7)において、アモルファスカーボン層101が選択的に灰化される。よって第1の側壁膜201(図8)を安定的に残存させることができる。このため第1の側壁膜201をマスクとして用いたエッチング(図9)のばらつきが小さくなるので、積層された層SLのパターニング(図15)のばらつきを抑制することができる。よって不揮発性半導体記憶装置901(図1)の製造におけるばらつきを抑制することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態の半導体装置の製造方法について、以下に説明する。
まず実施の形態1と同様の方法により図7に示す構成が形成される。ただし本実施の形態では、上部エッチングストップ層53の堆積工程(図2)において、堆積厚さは、実施の形態1の厚さ(5nm)よりも大きい厚さである10nmとされる。
次に本実施の形態におけるアモルファスシリコン層51のエッチングが行なわれる。図21〜図23は、本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法を工程順に概略的に示す部分断面図である。
図21を参照して、上部エッチングストップ層53および第1の側壁膜201をハード
マスクとして用い、かつ下部酸化シリコン層103をエッチングストッパとして用いて、エッチングストップ層52およびアモルファスシリコン層51が順にエッチングされる。
図22を参照して、上記のエッチングにより露出されたアモルファスシリコン層51の側壁面が酸化されることで、側壁保護膜64が形成される。次に上部エッチングストップ層53が選択エッチングにより除去される。次にアモルファスカーボン層101が灰化により除去される。
図23を参照して、第1の側壁膜201をハードマスクとして用い、かつ下部酸化シリコン層103をエッチングストッパとして用いて、エッチングストップ層52およびアモルファスシリコン層51のエッチングが行なわれる。
以上により、図9(実施の形態1)とほぼ同様のアモルファスシリコン層51のパターンが得られる。
次に、図10〜図19(実施の形態1)と同様の工程が行なわれることで、図1とほぼ同様の半導体装置が得られる。
本実施の形態によれば、アモルファスシリコン層51のエッチングを2段階(図21および図23)に分けて行なうことができる。また2段階目のエッチング(図23)におけるアモルファスシリコン層51へのダメージを側壁保護膜64により抑制することができる。
(実施の形態3)
はじめに本実施の形態の半導体装置の構成について説明する。図24は、本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。
図24を参照して、本実施の形態の半導体装置は不揮発性半導体記憶装置902であり、寸法を除き、不揮発性半導体記憶装置901(図1)とほぼ同様の構成を有する。ビット線70は幅E3を有する。幅E3は36nmである。各メモリセルMCには、幅E1を有する2つの積層された層SLが、幅E2の酸化シリコン膜62により分離されて配置されている。幅E1は8nmであり、幅E2は8nmである。
次に不揮発性半導体記憶装置902の製造方法について説明する。図25〜図38は、本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法を工程順に概略的に示す部分断面図である。
図25を参照して、シリコン基板40上に、下部絶縁層41と、電荷蓄積層42と、上部絶縁層43と、ゲート電極層44とが堆積される。電荷蓄積層42と、上部絶縁層43と、ゲート電極層44とは、積層された層SLを構成する。
次に積層された層SLのパターニングに用いる層として、積層された層SL上に、窒化シリコン層105と、アモルファスカーボン層101と、上部エッチングストップ層53と、酸化シリコン層102とが順に堆積される。
次に写真製版法によって酸化シリコン層102上にレジストマスク60が形成される。レジストマスク60は、ライン幅およびスペース幅のそれぞれとして幅E4および幅E5を有する。幅E4は60nmであり、幅E5は60nmである。次に、レジストマスク60をマスクとし、かつ上部エッチングストップ層53をエッチングストッパとして用いて、酸化シリコン層102をエッチングする。次にレジストマスク60が除去される。
図26を参照して、上記エッチングにより、酸化シリコン層102に、第2の側壁面WS2を有する第2の開口部OP2が形成される。
図27を参照して、酸化シリコンをステップカバレッジの良好な方法により厚さ12nmだけ堆積する。この堆積された酸化シリコンに対して異方性エッチングが行なわれる。これにより、第2の開口部OP2を幅E7へと狭めるスペーサとして、第2の側壁面WS2上に第2の側壁膜202が形成される。酸化シリコン層102と第2の側壁膜202とは、一体となって、幅E7の開口部を有する幅E6のハードマスクとしての機能を有する。幅E6は84nmであり、幅E7は36nmである。次に、第2の開口部OP2を充填するようにアモルファスシリコンが堆積される。次に酸化シリコン層102および第2の側壁膜202の各々が露出するまで、CMP(Chemical Mechanical Polishing)による平坦化が行なわれる。
図28を参照して、この平坦化により、アモルファスシリコンからなる側壁充填層302が形成される。次に、上部エッチングストップ層53をエッチングストッパとして用いて、側壁充填層302を残存させ、かつ酸化シリコン層102および第2の側壁膜202を除去する選択エッチングが行なわれる。
図29を参照して、残存した側壁充填層302をハードマスクとし、かつ窒化シリコン層105をエッチングストッパとして、上部エッチングストップ層53およびアモルファスカーボン層101がエッチングされる。これにより、アモルファスカーボン層101に第1の側壁面WS1を有する第1の開口部OP1が形成される。次に側壁充填層302が選択エッチングにより除去される。
主に図30を参照して、酸化シリコンがステップカバレッジの良好な方法により厚さ24nmだけ堆積される。この堆積された酸化シリコンに対して異方性エッチングが行なわれる。これにより、第1の開口部OP1を幅E10へと狭めるスペーサとして、第1の側壁面WS1上に、幅E9を有する第1の側壁膜201が形成される。各アモルファスカーボン層101の両脇には、アモルファスカーボン層101によって幅E8だけ隔てられた1対の第1の側壁膜201が位置する。幅E8は幅E7(図27)とほぼ同一である。幅E8および幅E10は共に36nmであり、幅E9は24nmである。次に上部エッチングストップ層53がエッチングされる。次に、アモルファスカーボン層101が灰化により除去される。
図31を参照して、この灰化により第1の側壁膜201からなるハードマスクが形成される。
図32を参照して、第1の側壁膜201からなるこのハードマスクを用い、下部絶縁層41をエッチングストッパとして、窒化シリコン層105、ゲート電極層44、上部絶縁層43、電荷蓄積層42がエッチングされる。これにより積層された層SLがパターニングされる。
図33を参照して、積層された層SLを含むマスクを用いて、シリコン基板40にn型の導電型を付与するための不純物が注入される。これによりシリコン基板40上にビット線70が形成される。
図34を参照して、ビット線70上にゲート電極層44間を埋めるようにHDP酸化膜104が形成される。次に窒化シリコン層105が露出するようにCMPによる平坦化が行なわれる。次に窒化シリコン層105が選択エッチングにより除去される。
図35を参照して、上記の窒化シリコン層105のエッチングにより、HDP酸化膜104の一部が、積層された層SLから突出した支持層PTとなる。支持層PTは、支持層側壁面WS4を有する支持層開口部OP4を有する。
図36を参照して、支持層開口部OP4を充填する開口部充填層305が形成される。以下にこの形成方法について説明する。
まず、ゲート電極層44およびHDP酸化膜104からなる凹凸パターン上に、酸化シリコンがステップカバレッジの良好な方法により厚さ8nmだけ堆積される。これにより、支持層開口部OP4を幅E2へと狭めるように支持層側壁面WS4上に位置する第1の充填部401と、ゲート電極層44上に位置する下部充填部400と、HDP酸化膜104上に位置する膜(図示せず)とが形成される。次に、支持層開口部OP4を充填するようにアモルファスシリコンが堆積される。次にHDP酸化膜104および第1の充填部401が露出するまで、CMPによる平坦化が行なわれる。これによりアモルファスシリコンからなる第2の充填部402が形成される。
以上により、下部充填部400と第1の充填部401と第2の充填部402とからなる開口部充填層305が形成される。
次に第2の充填部402が選択エッチングにより除去される。
主に図37を参照して、HDP酸化膜104および第1の充填部401をハードマスクとして用い、かつ電荷蓄積層42をエッチングストッパとして用いて、下部充填部400と、ゲート電極層44と、上部絶縁層43とがエッチングされる。次に、HDP酸化膜104および第1の充填部401をハードマスクとして用い、かつ下部絶縁層41をエッチングストッパとして用いて、電荷蓄積層42がエッチングされる。これにより、積層された層SLのパターン(図32)の各々が、さらに2つに分割される。
次に、分割された積層された層SLの間を埋めるように、酸化シリコンが堆積される。次に第1の充填部401がエッチングにより除去される。
図38を参照して、上記の酸化シリコンの堆積と、エッチングとにより、分割された電荷蓄積層42の間を埋める酸化シリコン膜62が形成され、かつゲート電極層44が露出される。
再び図24を参照して、ポリシリコンの堆積とパターニングとが行なわれることで、ワード線71が形成される。
以上により、不揮発性半導体記憶装置902が得られる。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
図39は、本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法に用いられる複数のハードマスクの位置関係を一括して示す模式図である。主に図39を参照して、領域T1は図25〜図28に、領域T2は図29〜図31に、領域T3は図32〜図36に、領域T4は図37および図38に、主に対応している。
積層された層SLの平面形状は、第1の側壁膜201の平面形状の一部である。すなわち、積層された層SLのパターニング(図32)は、積層された層SLが第1の側壁膜201の平面形状に対応する平面形状を有するように行なわれる。このパターニングにより
、レジストマスク60のパターンよりも微細なパターンが積層された層SLに付与される。このパターンを用いた不純物注入により形成されるビット線70は、積層された層SLにセルフアラインされる。
また積層された層SLの平面形状は、第1の充填部401の平面形状と一致する。すなわち、積層された層SLの分割工程(図37)は、積層された層SLが第1の充填部401の平面形状と一致する平面形状を有するように行なわれる。この分割により、パターニング(図32)で得られた積層された層SLのパターンが、さらに分割される。またこの分割の際にハードマスクとして用いられる第1の充填部401は、分割前の積層された層SLのパターン上にセルフアラインされる。
また第2の側壁膜202(図27)により、レジストマスク60(図25)のスペース幅E5よりも小さい幅E7(図27)を有する側壁充填層302(図28)を形成することができる。
本実施の形態によれば、第1の側壁膜201が形成されたアモルファスカーボン層101(図30)において、アモルファスカーボン層101が選択的に灰化される。よって第1の側壁膜201(図31)を安定的に残存させることができる。このため第1の側壁膜201をマスクとして用いたエッチング(図32)のばらつきが小さくなるので、積層された層SLのパターニング(図32)のばらつきを抑制することができる。よって不揮発性半導体記憶装置902(図24)の製造におけるばらつきを抑制することができる。
また図39(本実施の形態)および図20(実施の形態1)を参照して、積層された層SLのパターニングに必要なパターン転写の回数が少ない。よって実施の形態1に比して本実施の形態の方が、積層された層SLのパターニングばらつきを抑制することができる。このため、歩留りを確保しつつ、実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置901に比してより微細なパターンを有する不揮発性半導体記憶装置902を製造することができる。
なお上記実施の形態1〜3において、不揮発性半導体記憶装置901および902はSONOS型のフラッシュメモリであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、フローティングゲート型であってもよい。
また不揮発性半導体記憶装置901および902は各メモリセルMCにおいて互いに分割された2つの積層された層SLを有していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、積層された層SLは分割されていなくてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、電荷蓄積層とゲート電極層とを有する半導体装置の製造方法に特に有利に適用され得る。
本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第1工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第2工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第3工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第4工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第5工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第6工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第7工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第8工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第9工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第10工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第11工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第12工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第13工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第14工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第15工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第16工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第17工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法の第18工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法に用いられる複数のハードマスクの位置を一括して示す模式図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第1工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第2工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法の第3工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第1工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第2工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第3工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第4工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第5工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第6工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第7工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第8工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第9工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第10工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第11工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第12工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第13工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法の第14工程を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法に用いられる複数のハードマスクの位置関係を一括して示す模式図である。
符号の説明
40 シリコン基板、41 下部絶縁層、42 電荷蓄積層、43 上部絶縁層、44
ゲート電極層、51 アモルファスシリコン層、52 エッチングストップ層、53 上部エッチングストップ層、60 レジストマスク、61 HDP酸化膜、62 酸化シリコン膜、64 側壁保護膜、70 ビット線、71 ワード線、101 アモルファスカーボン層、102 酸化シリコン層、103 下部酸化シリコン層、104 HDP酸化膜、105 窒化シリコン層、201 第1の側壁膜、202 第2の側壁膜、203
第3の側壁膜、302側壁充填層、305 開口部充填層、400 下部充填部、401 第1の充填部、402 第2の充填部、403 上部充填部、901,902 不揮発性半導体記憶装置、OP1 第1の開口部、OP2 第2の開口部、OP3 第3の開口部、OP4 支持層開口部、OPS 犠牲層開口部、PT 支持層、SL 積層された層、WS1 第1の側壁面、WS2 第2の側壁面、WS3 第3の側壁面、WS4 支持層側壁面、WSS 犠牲層側壁面。

Claims (9)

  1. 第1の導電型を有する半導体基板上に、電荷蓄積層と前記電荷蓄積層に電界を印加するためのゲート電極層とを有する積層された層を形成する工程と、
    前記積層された層上に、灰化可能な材質を含有する第1の層を形成する工程と、
    前記第1の層に、第1の側壁面を有する第1の開口部を形成する工程と、
    前記第1の側壁面上に、前記灰化可能な材質に比して灰化されにくい材質からなり、前記第1の開口部を狭める第1の側壁膜を形成する工程と、
    前記第1の側壁膜を形成する工程の後に、前記灰化可能な材質の灰化によって前記第1の層を除去する工程と、
    前記第1の層を除去する工程の後に、前記第1の側壁膜の平面形状に対応する平面形状を有するように、前記積層された層をパターニングする工程とを備え、
    前記パターニングする工程は、前記第1の側壁膜をマスクとして用いてエッチングする工程を含み、
    前記パターニングする工程の後に、前記積層された層をマスクとして用いて前記半導体基板に不純物を注入することで、前記半導体基板上に、前記第1の導電型と異なる第2の導電型を有する拡散層を形成する工程をさらに備え
    前記第1の開口部を形成する工程は、
    前記第1の層上に第2の層を形成する工程と、
    前記第2の層に、第2の側壁面を有する第2の開口部を形成する工程と、
    前記第2の側壁面上に、前記第2の開口部を狭める第2の側壁膜を形成する工程と、
    前記第2の側壁膜を形成する工程の後に、前記第1の層の材質と、前記第2の層の材質と、前記第2の側壁膜の材質との各々と異なる材質からなり、前記第2の開口部を充填する側壁充填層を形成する工程と、
    前記側壁充填層を形成する工程の後に、前記第2の層および前記第2の側壁膜を除去する工程と、
    前記第2の層および前記第2の側壁膜を除去する工程の後に、前記側壁充填層をマスクとして用いて前記第1の層をエッチングする工程とを含む、半導体装置の製造方法。
  2. 前記灰化可能な材質は単体炭素である、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 第1の導電型を有する半導体基板上に、電荷蓄積層と前記電荷蓄積層に電界を印加するためのゲート電極層とを有する積層された層を形成する工程と、
    前記積層された層上に、灰化可能な材質を含有する第1の層を形成する工程と、
    前記第1の層に、第1の側壁面を有する第1の開口部を形成する工程と、
    前記第1の側壁面上に、前記灰化可能な材質に比して灰化されにくい材質からなり、前記第1の開口部を狭める第1の側壁膜を形成する工程と、
    前記第1の側壁膜を形成する工程の後に、前記灰化可能な材質の灰化によって前記第1の層を除去する工程と、
    前記第1の層を除去する工程の後に、前記第1の側壁膜の平面形状に対応する平面形状を有するように、前記積層された層をパターニングする工程とを備え、
    前記パターニングする工程は、前記第1の側壁膜をマスクとして用いてエッチングする工程を含み、
    前記パターニングする工程の後に、前記積層された層をマスクとして用いて前記半導体基板に不純物を注入することで、前記半導体基板上に、前記第1の導電型と異なる第2の導電型を有する拡散層を形成する工程をさらに備え、
    前記第1の層を形成する前に、前記積層された層上に犠牲層を形成する工程と、
    前記第1の層を形成する前に、前記犠牲層上に第3の層を形成する工程と
    をさらに備え、
    前記パターニングする工程は、
    前記第1の側壁膜の平面形状を前記第3の層に転写することで、前記第3の層に、第3の側壁面を有する第3の開口部を形成する工程と、
    前記第3の側壁面上に前記第3の開口部を狭める第3の側壁膜を形成する工程と、
    前記第3の層および前記第3の側壁膜をマスクとして用いて前記犠牲層をエッチングすることで、前記犠牲層に、犠牲層側壁面を有する犠牲層開口部を形成する工程と、
    前記犠牲層開口部を充填する開口部充填層を形成する工程と、
    前記開口部充填層をマスクとして用いて前記積層された層をエッチングする工程とを含む半導体装置の製造方法。
  4. 前記開口部充填層を形成する工程は、
    前記犠牲層側壁面上に、前記ゲート電極の材質と異なる第1の材質からなり、前記犠牲層開口部を狭める第1の充填部を形成する工程と、
    前記第1の充填部を形成する工程の後に、前記第1の材質と異なる第2の材質からなり、前記犠牲層開口部を充填する第2の充填部を形成する工程とを含み、
    前記パターニングする工程および前記拡散層を形成する工程の後に、前記第2の充填部を除去する工程と、
    前記第2の充填部を除去する工程の後に、前記第1の充填部をマスクとして用いてエッチングすることによって、前記積層された層を分割する工程とをさらに備えた、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記開口部充填層を形成する工程は、前記第2の充填部の表面を化学変化させる工程をさらに備えた、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第2の材質は、前記ゲート電極層の材質と同じである、請求項4または5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1の側壁膜をマスクとして用いて前記エッチングする工程は、前記第1の側壁膜をマスクとして用いて前記積層された膜をエッチングする工程を含む、請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記拡散層上に、前記積層膜から突出し、支持層側壁面を有する支持層開口部を有する支持層を形成する工程と、
    前記支持層側壁面上に、前記ゲート電極の材質と異なる第1の材質からなり、前記支持層開口部を狭める第1の充填部を形成する工程と、
    前記第1の充填部をマスクとして用いてエッチングすることによって、前記積層された層を分割する工程とをさらに備えた、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1の充填部を形成する工程の後に、前記第1の材質と異なる第2の材質からなり、前記支持層開口部を充填する第2の充填部を形成する工程と、
    前記分割する工程の前に、前記第2の充填部を除去する工程とをさらに備えた、請求項に記載の半導体装置の製造方法。
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