JP5507288B2 - 半導体記憶装置のデコーダ回路 - Google Patents

半導体記憶装置のデコーダ回路

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Description

本発明は、半導体記憶装置のデコーダ回路、特に、電気的に書き換え可能な不揮発性の半導体記憶装置のデコーダ回路に関するものである。
従来、フラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置は、データの書き込みや消去に高電圧を印加する必要があるため、高耐圧トランジスタを使用する必要がある。トランジスタを高耐圧にするためには、ゲート酸化膜を厚くし、ゲート長を長くする等の必要があるが、これによってトランジスタの駆動力が低下してしまう。
このため、特許文献1には、高耐圧ドライバ回路と低耐圧ドライバ回路を切り替えて、ワード線の選択を行うXデコーダ回路が開示されている。この回路は、データの書き込みや消去時のように高電圧が必要なときには高耐圧ドライバ回路を使用し、データの読み出し時のように高電圧が必要でないときには低耐圧ドライバ回路を使用することにより、高電圧が必要でないときの動作速度が低下するのを防いでいる。
しかしながら、この回路は、高耐圧ドライバ回路だけでなく、低耐圧ドライバ回路も必要となるため、回路面積が大きくなってしまう、という問題があった。
また、特許文献2には、高耐圧トランジスタを用いたドライバ回路を使用したロウデコーダが開示されている。
しかしながら、この回路も高耐圧トランジスタを用いるため、動作速度を高速にするのが困難であると共に、ドライバ回路の回路面積も大きくなってしまう、という問題があった。
図13には、従来におけるロウデコーダの一例を示した。図13に示すロウデコーダ100は、図示しないメモリセルへアクセスする際に、アクセス対象のメモリセルのアドレスに応じたワード線を選択し、選択したワード線に対して、データの読み出しには通常電圧を、データの書き込み時や消去時には高電圧を印加するための回路である。
図13に示すように、ロウデコーダ100は、レベルシフト回路102及びワード線選択回路104を含んで構成されている。レベルシフト回路102は、高耐圧PMOSトランジスタP101、P102、NMOSトランジスタN101〜N104、及びインバータ106を含んで構成されている。ワード線選択回路104は、高耐圧PMOSトランジスタP103、後述する信号HVXPB[n:0]に応じて設けられた高耐圧PMOSトランジスタP200〜P20n、後述する信号XPB[n:0]に応じて設けられたNMOSトランジスタN300〜30n、N400〜N40n、N500〜N50nを含んで構成されている。
また、図14には、データの読み出しに通常電圧を使用する通常動作時(NORMAL)、例えばデータ書き込み時や消去時に高電圧を使用する高電圧動作時(HV)におけるワード線の選択時及び非選択時における各信号の電圧値を示し、図15(A)には、通常動作時における各信号のタイミングチャートを、図15(B)には高電圧動作時における各信号のタイミングチャートを示した。
なお、図14に示すVPPは、図示しない外部電源より供給される高電圧であり、一例として10[V]である。また、VCCは、図示しない外部電源より供給される電圧であり、一例として3〜4[V]である。また、VCWは、図示しない内部電源より供給される電圧であり、一例として3.6Vである。また、VNNは、接地電位であり、一例として0.0[V]である。
信号SLCTは、通常動作時及び高電圧動作時の何れであるかに拘わらず、ワード線WL[n:0]の何れかを選択する際に“H”(ハイレベル:VCC)となり、ワード線の非選択時には“L”(ローレベル:0V)となる信号である。
このSLCTが“H”となり、選択するワード線の番号に応じたHVXPB[n:0]が通常動作時、高電圧動作時に拘わらず0.0[V]となることにより、その番号のワード線WLに通常動作時は3.6[V]、高電圧動作時は10.0[V]が供給される。
HV_SLCTBは、ワード線の非選択時に“H” (通常動作時:VCW、高電圧動作時:VPP)となる信号である。
XPBは、通常動作時、高電圧動作時に拘わらず、ワード線の選択時には“L”、非選択時には“H”(VCC)となる信号である。
また、信号VWLXは、ワード線の選択、非選択に拘わらず、通常動作時は、VCWとなり、高電圧動作時は、VPPとなる信号である。
ここで、通常動作時における選択状態の一例として、ワード線WL0を選択し、WL0にVCWを供給する場合の動作について説明する。
この場合、SLCT=“H”、HVXPB[0]=0.0[V]、XPB[0]=“L”、HVXPB[n:1]=VCW=3.6[V]、XPB[n:1]=“H”が入力される。ここで、nは正の整数とし、HVXPB[n:0]、XPB[n:0]はn+1本のワード線WLn〜WL0に対応する。
この場合、レベルシフト回路102は、入力されたSLCT=“H”=VCCを、HV_SLCTB=“L”=0.0[V]にシフトしてワード線選択回路104に出力する。
また、ワード線選択回路24のNMOSトランジスタN500〜N50nのゲートには、インバータ106によりSLCT=“H”の反転信号が入力されるため、全て非導通状態である。
そして、ここではワード線WL0を選択するため、HV_SLCTB=“L”及びHVXPB[0]=“L”であり、高耐圧PMOSトランジスタP103、P200は導通状態である。また、XPB[0]=“L”によりNMOSトランジスタN300は非導通状態である。これにより、ワード線WL0は、VWLX=VCW=3.6[V]に接続される一方、VNN=0.0[V]とは切断されるため、WL0=VCW=3.6[V]となる。その他のWLについては、HVXPB[n:1]=VCW=3.6[V]、XPB[n:1]=“H”により、VWLXと切断される一方、VNNに接続されるため、WL[n:1]=0.0[V]となる。
ちなみに、SLCT=“H”、HVXPB[n:0]=0.0[V]、XPB[n:0]=“L”とすれば、前述のWL0を選択する場合と同様に、WL[n:0]を全て選択状態にできるため、WL[n:0]=VCW=3.6[V]となる。
次に、WL[n:0]を全て非選択とする場合の動作を説明する。この場合、SLCT=“L”が入力される。HVXPB[n:0]については、VCW=3.6[V]若しくは0.0[V]、XPB[n:0]については“H”もしくは“L”の任意の入力状態を許容する。
SLCT=“L”が入力されることで、HV_SLCTB=“H”=3.6[V]となる。従って、高耐圧PMOSトランジスタP103は非導通状態である。一方、SLCTの反転信号が入力されるNMOSトランジスタN500〜N50nは全て導通状態である。これにより、WL[n:0]はVWLXと切断される一方、VNNに接続されるため、WL[n:0]=0.0[V]となる。
次に、高電圧動作時における選択動作の一例として、ワード線WL0を選択し、WL0=VPP=10[V]を供給する場合の動作を説明する。この場合、SLCT=“H”、HVXPB[0]=0.0[V]、XPB[0]=“L”、HVXPB[n:1]=VPP=10.0[V]、XPB[n:1]=“H”を入力する。
レベルシフト回路102は、通常動作時と同様に、SLCT=“H”=VCCを、HV_SLCTB=“L”=0.0[V]にシフトしてワード線選択回路24に出力する。
また、ワード線選択回路24のNMOSトランジスタN500〜N50nのゲートには、インバータ106によりSLCT=“H”の反転信号が入力されるため、全て非導通状態である。
そして、ここではワード線WL0を選択するため、HVXPB[0]=“L”、XPB[0]=“L”、HVXPB[n:1]=VPP=10[V]、XPB[n:1]=“H”である。HV_SLCTB=0.0[V]及びHVXPB[0]=0.0[V]により、高耐圧PMOSトランジスタP103、P200は導通状態であり、XPB[0]=“L”によりNMOSトランジスタN300は非導通状態である。これにより、ワード線WL0はVWLX=VPP=10.0[V]に接続される一方、VNN=0.0[V]とは切断されるため、WL0=VPP=10.0[V]となる。その他のWLについては、HVXPB[n:1]=VPP=10.0[V]、XPB[n:1]=“H”により、VWLXと切断される一方、VNNに接続されるため、WL[n:1]=0.0[V]となる。
ちなみに、SLCT=“H”、HVXPB[n:0]=0.0[V]、XPB[n:0]=“L”とすれば、前述のWL0を選択する場合と同様に、WL[n:0]を全て選択状態にできるため、WL[n:0]=VPP=10[V]となる。
次に、WL[n:0]を全て非選択とする場合の動作を説明する。この場合、SLCT=“L”を入力する。HVXPB[n:0]については、VPP=10.0[V]若しくは0.0[V]、XPB[n:0]については“H”若しくは“L”の任意の入力状態を許容する。
SLCT=“L”を入力することで、HV_SLCTB=“H”=10.0[V]となる。従って、高耐圧PMOSトランジスタP103は非導通状態である。一方、SLCTの反転信号が入力されるNMOSトランジスタN500〜N50nは全て導通状態である。これにより、WL[n:0]はVWLXと切断される一方、VNNに接続されるため、WL[n:0]=0.0[V]となる。図16には、高電圧動作時におけるワード線の選択時の電圧状態を、図17には、高電圧動作時におけるワード線の非選択時の電圧状態をそれぞれ示した。
特開平11−185489号公報 特開2007−310936号公報
図16、図17に示すように、従来のロウデコーダ100では、レベルシフト回路102のPMOSトランジスタP101、P102、ワード線選択回路104のPMOSトランジスタP103、P200、P201、・・・P20nの電極間に0.0[V]〜10.0[V]の高電圧が印加されるため、これらを高耐圧にする必要があった。このため、動作速度を高速にするのが困難であると共に、ドライバ回路の回路面積も大きくなってしまう、という問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、動作速度の高速性を維持しつつ、回路面積が大きくなるのを防ぐことができる半導体記憶装置のデコーダ回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数のワード線及び複数のビット線が交差する位置に配列された複数のメモリセルの中から選択したメモリセルに対応するワード線に対して、予め定めた通常動作時に通常電圧を印加し、且つ、予め定めた高電圧動作時に前記通常電圧よりも高い高電圧を印加するための第1の電圧印加用MOSトランジスタであって前記ワード線の選択に応じた制御信号が入力される第1の電圧印加用MOSトランジスタと、前記第1の電圧印加用MOSトランジスタに接続された第2の電圧印加用MOSトランジスタとを、前記複数のワード線毎に備えると共に、前記第1の電圧印加用MOSトランジスタへの電圧の出力を制御するための制御用MOSトランジスタを備えたワード線選択回路と、前記通常動作時には、前記ワード線の選択状態に応じて、前記通常電圧及び前記通常電圧よりも低い接地電圧の方を前記制御用MOSトランジスタに出力し、前記高電圧動作時には、前記ワード線の選択状態に応じて、前記通常電圧及び前記高電圧の方を前記制御用MOSトランジスタに出力するレベルシフト回路と、を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記ワード線選択回路の前記第1の電圧印加用MOSトランジスタが第1の電圧印加用PMOSトランジスタであると共に、前記第2の電圧印加用MOSトランジスタが第2の電圧印加用PMOSトランジスタであり、前記ワード線選択回路の前記制御用MOSトランジスタが、前記通常動作時には前記通常電圧が、前記高電圧動作時には前記高電圧がソースに入力され、ドレインが前記第1の電圧印加用MOSトランジスタのソースに接続された御用PMOSトランジスタであり、前記レベルシフト回路は、前記通常動作時には前記通常電圧が、前記高電圧動作時には前記高電圧がソースに入力され、前記通常動作時における前記ワード線の選択時には前記通常電圧が、前記通常動作時の前記ワード線の非選択時には前記接地電圧がゲートに入力され、前記高電圧動作時には、前記通常電圧が固定でゲートに入力されるPMOSトランジスタと、前記PMOSトランジスタに直列接続され、ゲートとソースが短絡されて前記制御用PMOSトランジスタのゲートに接続された第1のDMOSトランジスタと、前記第1のDMOSトランジスタに直列接続され、前記ワード線の選択時にアクティブになる選択信号が前記ゲートに入力される第2のDMOSトランジスタと、前記第2のDMOSトランジスタに直列接続され、前記選択信号がゲートに入力される第1のNMOSトランジスタと、前記第1のNMOSトランジスタに並列接続され、前記通常動作時には前記接地電圧が、前記高電圧動作時には前記高電圧がゲートに入力され、前記通常動作時には前記接地電圧が、前記高電圧動作時には前記通常電圧がソースに入力される第2のNMOSトランジスタと、を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、複数のワード線及び複数のビット線が交差する位置に配列された複数のメモリセルの中から選択したメモリセルに対応するワード線に対して、予め定めた通常動作時に通常電圧を印加し、且つ、予め定めた高電圧動作時に前記通常電圧よりも高い高電圧を印加するための第1の電圧印加用MOSトランジスタであって前記ワード線の選択に応じた制御信号が入力される第1の電圧印加用MOSトランジスタと、前記第1の電圧印加用MOSトランジスタに接続された第2の電圧印加用MOSトランジスタとを、前記複数のワード線毎に備えたワード線選択回路と、前記通常動作時には、前記ワード線の選択状態に応じて、前記通常電圧及び前記通常電圧よりも低い接地電圧の一方を前記第1の電圧印加用MOSトランジスタに出力し、前記高電圧動作時には、前記ワード線の選択状態に応じて、前記通常電圧及び前記高電圧の一方を前記第1の電圧印加用MOSトランジスタに出力するレベルシフト回路と、を備えたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記ワード線選択回路の前記第1の電圧印加用MOSトランジスタが、前記通常動作時には前記通常電圧が、前記高電圧動作時には前記高電圧がソースに入力される第1の電圧印加用PMOSトランジスタであると共に、前記第2の電圧印加用MOSトランジスタが第2の電圧印加用PMOSトランジスタであり、前記レベルシフト回路は、前記通常動作時には前記通常電圧が、前記高電圧動作時には前記高電圧がソースに入力され、前記通常動作時における前記ワード線の選択時には前記通常電圧が、前記通常動作時の前記ワード線の非選択時には前記接地電圧がゲートに入力され、前記高電圧動作時には、前記通常電圧が固定でゲートに入力されるPMOSトランジスタと、前記PMOSトランジスタに直列接続され、ゲートとソースが短絡されて前記第1の電圧印加用MOSトランジスタのゲートに接続された第1のDMOSトランジスタと、前記第1のDMOSトランジスタに直列接続され、前記ワード線の選択時にアクティブになる選択信号が前記ゲートに入力される第2のDMOSトランジスタと、前記第2のDMOSトランジスタに直列接続され、前記選択信号がゲートに入力される第1のNMOSトランジスタと、前記第1のNMOSトランジスタに並列接続され、前記通常動作時には前記接地電圧が、前記高電圧動作時には前記高電圧がゲートに入力され、前記通常動作時には前記接地電圧が、前記高電圧動作時には前記通常電圧がソースに入力される第2のNMOSトランジスタと、を備えたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記第1のDMOSトランジスタに並列接続された第3のDMOSトランジスタを備えたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記第2の電圧印加用MOSトランジスタには、動作モードに応じた制御信号が入力されることを特徴とする。
本発明によれば、動作速度の高速性を維持しつつ、回路面積が大きくなるのを防ぐことができる、という効果を奏する。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の概略構成図である。 第1実施形態に係るロウデコーダの回路図である。 第1実施形態に係るロウデコーダの各部の信号を示す図である。 (A)は第1実施形態に係るロウデコーダの通常動作時における各部の電圧を示す図、(B)は第1実施形態に係るロウデコーダの高電圧動作時における各部の電圧を示す図である。 第2実施形態に係るロウデコーダの回路図である。 第2実施形態に係るロウデコーダの各部の信号を示す図である。 (A)は第2実施形態に係るロウデコーダの通常動作時における各部の電圧を示す図、(B)は第2実施形態に係るロウデコーダの高電圧動作時における各部の電圧を示す図である。 第2実施形態に係るロウデコーダの高電圧動作時におけるワード線の選択状態での各部の電圧状態を示す図である。 第2実施形態に係るロウデコーダの高電圧動作時におけるワード線の非選択状態での各部の電圧状態を示す図である。 第3実施形態に係るロウデコーダの回路図である。 第3実施形態に係るロウデコーダの各部の信号を示す図である。 第4実施形態に係るロウデコーダの回路図である。 従来例に係るロウデコーダの回路図である。 従来例に係るロウデコーダの各部の信号を示す図である。 (A)は従来例に係るロウデコーダの通常動作時における各部の電圧を示す図、(B)は従来例に係るロウデコーダの高電圧動作時における各部の電圧を示す図である。 従来例に係るロウデコーダの高電圧動作時におけるワード線の選択状態での各部の電圧状態を示す図である。 従来例に係るロウデコーダの高電圧動作時におけるワード線の非選択状態での各部の電圧状態を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。なお、前述した図13、14と同一部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図1には、半導体記憶装置10の概略構成を示した。同図に示すように、半導体記憶装置10は、MOSトランジスタ等を含んで構成されたメモリセルが複数設けられたメモリセルアレイ12を備えている。すなわち、メモリセルアレイ12には、行方向に設けられた複数のワード線WLと、行方向と直交する列方向に複数のビット線BLが交差して配置されており、各ワード線WLと各ビット線BLの交差部にそれぞれ図示しないメモリセルが設けられている。
各メモリセルのゲートは、ワード線WLに接続されている。また、各メモリセルのソース及びドレインは、それぞれビット線BLに接続されている。
各ワード線WLは、ロウデコーダ14に接続されており、各ビット線BLは、カラムデコーダ16に接続されている。このロウデコーダ14及びカラムデコーダ16は各々、コントローラ18に接続されている。
コントローラ18は、メモリセルアレイ12へのデータの書き込み、読み出し、消去の各動作を制御する。コントローラ18は、外部よりデータの書き込み、読み込み、及び消去の何れかの処理が指示された場合、指示された処理内容に応じて、ワード線WLやビット線BLを選択するための電圧や信号をロウデコーダ14やカラムデコーダ16に対して出力する。
図2には、本実施形態に係るロウデコーダ14の回路図を示した。同図に示すように、ロウデコーダ14は、LV_SLCT信号出力回路20、レベルシフト回路22、及びワード線選択回路24を含んで構成されている。
LV_SLCT出力回路20は、インバータ26及びNAND回路28を含んで構成されている。NAND回路28の一方の入力端にはコントローラ18より信号HVXBが入力され、他方の入力端には、インバータ26の出力信号が入力される。NAND回路NDは、これらの否定論理積である信号LV_SLCTをレベルシフト回路22に出力する。
レベルシフト回路22は、PMOSトランジスタP1、DMOSトランジスタD1、D2、NMOSトランジスタN1、N2を含んで構成されている。
レベルシフト回路22には、後述するLV_SLCT、SLCT、VWLX、HVXD、VWLXDがコントローラ18より入力され、これらの入力状態に応じて、信号HV_SLCTBをワード線選択回路24に出力する。
ワード線選択回路24は、PMOSトランジスタP2、後述する信号HVXPB[n:0]に応じて設けられたPMOSトランジスタP30、P31、・・・P3n、後述する信号VWLXPが入力され、ワード線WLの数に応じて設けられたPMOSトランジスタP30A、P31A、・・・P3nA、後述する信号XPB[n:0]に応じて設けられたNMOSトランジスタN30、N31、・・・N3n、N40、N41、・・・N4n、N50、N51、・・・N5nを含んで構成されている。
また、図3には、データの読み出し時に通常電圧を使用する通常動作時(NORMAL)、例えばデータ書き込み時や消去時に高電圧を使用する高電圧動作時(HV)におけるワード線の選択時及び非選択時における各信号の電圧値を示し、図4(A)には、通常動作時における各信号のタイミングチャートを、図4(B)には高電圧動作時における各信号のタイミングチャートを示した。
なお、図3に示すVPPは、図示しない外部電源より供給される高電圧であり、一例として10[V]である。また、VCCは、図示しない外部電源より供給される電圧であり、一例として3〜4[V]である。また、VNNは、接地電位であり、一例として0.0[V]である。
SLCTは、通常動作時及び高電圧動作時の何れであるかに拘わらず、ワード線WL[n:0]の何れかを選択する際に“H”となり、ワード線の非選択時には“L”となる。ここで、“H”はVCC=3.0[V]、“L”は0.0[V]である。
このSLCTが“H”となり、選択するワード線の番号に応じたHVXPB[n:0]が通常動作時は3.0[V]、高電圧動作時は10.0[V]となることにより、その番号のワード線WLに通常動作時は3.0[V]が、高電圧動作時は10.0[V]が供給される。
また、HVXBは、ワード線の選択、非選択に拘わらず、通常動作時は、“H”となり、高電圧動作時は、“L”となる。
また、VWLXは、ワード線の選択、非選択に拘わらず、通常動作時は3.0[V]、高電圧動作時は10.0[V]となる。
また、HVXDは、ワード線の選択、非選択に拘わらず、通常動作時は0.0[V]、高電圧動作時は10.0[V]となる。
また、VWLXDは、ワード線の選択、非選択に拘わらず、通常動作時は0.0[V]、高電圧動作時は3.0[V]となる。
XPBは、通常動作時、高電圧動作時に拘わらず、ワード線の選択時には“L”、非選択時には“H”となる。
また、信号VNNは、ワード線の選択、非選択、通常動作時、高電圧動作時に拘わらず0.0[V]である。
まず、通常動作時にワード線を選択する動作について説明する。
ワード線WLを選択する場合、コントローラ18は、信号HVXB=“H”をLV_SLCT出力回路20に出力する。
また、コントローラ18は、レベルシフト回路22にHVXD=0.0[V]、VWLXD=0.0[V]、VWLX=VCC=3.0[V]を出力する。
また、コントローラ18は、ワード線選択回路24にVWLXP=0.0[V]、VNN=0.0[V]を出力する。
ここで、通常動作時における選択状態の一例として、ワード線WL0を選択し、ワード線WL0にVCCを供給する場合の動作について説明する。なお、“H”=VCC=3.0[V]、“L”=0.0[V]である。
この場合、コントローラ18は、SLCT=“H”、HVXPB[0]=0.0[V]、XPB[0]=“L”、HVXPB[n:1]=VCC=3.0[V]、XPB[n:1]=“H”を各回路へ入力する。ここで、nは正の整数とし、HVXPB[n:0]、XPB[n:0]はn+1本のWLに対応する。
LV_SLCT出力回路20の動作について説明する。LV_SLCT出力回路20は、HVXB=“H”により、LV_SLCT=SLCTとして動作する。従って、SLCT=“H”から、LV_SLCT=“H”となる。
レベルシフト回路22の動作について説明する。レベルシフト回路22は、HVXD=0.0[V]、VWLXD=0.0[V]、VWLX=VCC=3.0[V]により、DMOSトランジスタD1、D2は、SLCT及びLV_SLCTの論理値に関わらず、常に導通状態である。このため、レベルシフト回路22は、PMOSトランジスタP1、NMOSトランジスタN1で構成するインバータ回路として動作する。従って、レベルシフト回路22は、LV_SLCT出力回路20から入力されたLV_SLCT=“H”を、HV_SLCTB=“L”としてワード線選択回路24に出力する。
ワード線選択回路24の動作について説明する。SLCT=“H”により、SLCTの反転論理がゲートに入力されるNMOSトランジスタN50、N51、・・・N5nは全て非導通状態である。ここではワード線WL0を選択するため、HVXPB[0]=0.0[V]、XPB[0]=“L”、HVXPB[n:1]=VCC=3.0[V]、XPB[n:1]=“H”である。HV_SLCTB=“L”、HVXPB[0]=0.0[V]、VWLXP=0.0[V]により、PMOSトランジスタP2、P30、P30Aは導通状態であり、XPB[0]=“L”によりNMOSトランジスタN30は非導通状態である。これにより、ワード線WL0はVWLX=VCC=3.0[V]に接続される一方、VNN=0.0[V]とは切断されるため、WL0=VCC=3.0[V]となる。その他のワード線については、HVXPB[n:1]=3.0[V]、XPB[n:1]=“H”により、VWLXと切断される一方、VNNに接続されるため、WL[n:1]=0.0[V]となる。
ちなみに、SLCT=“H”、HVXPB[n:0]=0.0[V]、XPB[n:0]=“L”とすれば、前述のワード線WL0を選択する場合と同様に、WL[n:0]を全て選択状態にできるため、WL[n:0]=VCC=3.0[V]となる。
次に、WL[n:0]を全て非選択とする場合の動作を説明する。この場合、コントローラ18は、SLCT=“L”をLV_SLCT出力回路20に出力する。HVXPB[n:0]については、VCC=3.0[V]もしくは0.0[V]、XPB[n:0] については”H”もしくは”L”の任意の入力状態を許容する。
SLCT=“L”が入力されることで、LV_SLCT=0.0[V]から、HV_SLCTB=3.0[V]となる。従って、PMOSトランジスタP2は非導通状態である。一方、SLCTの反転論理が入力されるNMOSトランジスタN50、N51、・・・N5nは全て導通状態である。これにより、WL[n:0]はVWLXと切断される一方、VNNに接続されるため、WL[n:0]=0.0[V]となる。
次に、高電圧動作時のワード線の選択動作について説明する。
コントローラ18は、LV_SLCT出力回路20に、SLCT=“H”、HVXB=“L”、を入力する。また、コントローラ18は、レベルシフト回路22に、HVXD=VPP=10.0[V]、VWLXD=3.0[V]、VWLX=VPP=10.0[V]を入力する。また、コントローラ18は、ワード線選択回路24に、VWLXP=3.0[V]、VNN=0.0[V]を入力する。ここで、“H”=VCC=3.0[V]、”L”=0.0[V]とする。
レベルシフト回路22のSLCT、レベルシフト回路22のHV_SLCTB、ワード線選択回路24のHVXPB[n:0]およびXPB[n:0]は、ワード線WLの選択状態により電圧値が異なる。
ここで、ワード線の選択状態の一例として、ワード線WL0を選択し、WL0=VPP=10.0[V]を供給する場合の動作を説明する。この場合、コントローラ18は、SLCT=“H”、HVXPB[0]=VCC=3.0[V]、XPB[0]=“L”、HVXPB[n:1]=VPP=10.0[V]、XPB[n:1]=“H”を各回路に入力する。ここで、nは正の整数とし、HVXPB[n:0]、XPB[n:0]はn+1本のWLに対応する。
LV_SLCT出力回路20の動作について説明する。SLCT=“H”、HVXB=“L”により、LV_SLCT出力回路20から出力されるLV_SLCTは、LV_SLCT=VCC=3.0[V]で固定となる。
レベルシフト回路22の動作について説明する。LV_SLCT=3.0[V]、HVXD=VPP=10.0[V]、VWLXD=3.0[V]、VWLX=VPP=10.0[V]により、PMOSトランジスタP1、NMOSトランジスタN1は、SLCTの論理値に関わらず、常に導通状態である。
SLCT=“H”でDMOSトランジスタD2のゲート電圧=“H”=3.0[V]の場合、DMOSトランジスタD2はVWLXDに接続され、HV_SLCTBの電圧を引き下げる。HV_SLCTBの電圧低下により、ゲート端子がHV_SLCTBに接続されたDMOSトランジスタD1の駆動力は一層低下する。この時、HV_SLCTBの電圧をVWLXD=3.0[V]近傍に低下させるため、DMOSトランジスタD1の駆動力がDMOSトランジスタD2に比較して相当低くなるように調整する。
逆に、ワード線を非選択状態の場合、レベルシフト回路22にSLCT=“L”が入力され、DMOSトランジスタD2のゲート電圧=“L”=0.0[V]の場合、ソース電圧=VWLXD=3.0[V]により、DMOSトランジスタD2は非導通状態となる。
一方、DMOSトランジスタD1は導通状態を維持するため、HV_SLCTBはVWLX=10.0[V]まで上昇する。このように、レベルシフト回路22は、DMOSトランジスタD1、D2で構成された、VCC=3.0[V]/0.0[V]の電圧範囲を、VPP=10.0[V]/VCC=3.0[V]の電圧範囲にレベルシフトするレベルシフタ及びインバータ回路として動作する。ここでは、SLCT=“H”=3.0[V]から、HV_SLCTB=3.0[V]となる。
ワード線選択回路24の動作について説明する。SLCT=“H”により、SLCTの反転論理がゲート端子に入力されるNMOSトランジスタN50、N51、・・・N5nは全て非導通状態である。ここではワード線WL0を選択するため、HVXPB[0]=3.0[V]、XPB[0]=“L”、HVXPB[n:1]=VPP=10.0[V]、XPB[n:1]=“H”である。
HV_SLCTB=3.0[V]、HVXPB[0]=3.0[V]およびVWLXP=3.0[V]により、PMOSトランジスタP2、P30、P30Aは導通状態であり、XPB[0]=“L”によりNMOSトランジスタN30は非導通状態である。これにより、ワード線WL0はVWLX=VPP=10.0[V]に接続される一方、VNN=0.0[V]とは切断されるため、WL0=VPP=10.0[V]となる。その他のワード線WL1〜WLnについては、HVXPB[n:1]=VPP=10.0[V]、XPB[n:1]=“H”により、VWLXと切断される一方、VNNに接続されるため、WL[n:1]=0.0[V]となる。
ちなみに、SLCT=“H”、HVXPB[n:0]=3.0[V]、XPB[n:0]=“L”とすれば、前述のワード線WL0を選択する場合と同様に、WL[n:0]を全て選択状態にできるため、WL[n:0]=VPP=10.0[V]となる。
次に、WL[n:0]を全て非選択とする場合の動作を説明する。この場合、コントローラ18は、SLCT=“L”を入力する。HVXPB[n:0]については、VPP=10.0[V]もしくはVCC=3.0[V]、XPB[n:0]については”H”もしくは”L”の任意の入力状態を許容する。
SLCT=“L”を入力することで、HV_SLCTB=10.0[V]となる。従って、PMOSトランジスタP2は非導通状態である。一方、SLCTの反転論理が入力されるNMOSトランジスタN50、N51、・・・N5nは全て導通状態である。これにより、WL[n:0]はVWLXと切断される一方、VNNに接続されるため、WL[n:0]=0.0[V]となる。
このように、本実施形態に係るロウデコーダ14は、ワード線選択回路24のPMOSトランジスタP30等の電極間に印加される電圧が、通常動作時には0.0[V]〜VCCとなるように、高電圧動作時には、0.0[V]〜VPPではなく、VCC〜VPPとなるように、電圧範囲をシフトするレベルシフト回路22を備えているので、ワード線選択回路24のPMOSトランジスタP30等に高耐圧のPMOSトランジスタを使用する必要がない。このため、動作速度の高速性を維持しつつ、回路面積が大きくなるのを防ぐことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図5には、本発明に係るロウデコーダ14Aの回路図を示した。本実施形態に係るロウデコーダ14Aが第1実施形態で説明した図2に示すロウデコーダ14と異なるのは、LV_SLCT出力回路20に変えてレベルシフト回路30が設けられている点である。
なお、レベルシフト回路22、ワード線選択回路24については、ロウデコーダ14と同様である。
レベルシフト回路30は、PMOSトランジスタP4、P5、NMOSトランジスタN6、N7、N8が図5のように接続されて構成されている。
また、図6には、データの読み出し時に通常電圧を使用する通常動作時(NORMAL)、例えばデータ書き込み時や消去時に高電圧を使用する高電圧動作時(HV)におけるワード線の選択時及び非選択時における各信号の電圧値を示し、図7(A)には、通常動作時における各信号のタイミングチャートを、図7(B)には高電圧動作時における各信号のタイミングチャートを示した。
まず、通常動作時のワード線の選択動作について説明する。
コントローラ18は、レベルシフト回路30に、HVX=“L”、HVXB=“H”、VCWX=VCW=3.6[V]を入力する。なお、VCWは、図示しない内部電源より供給される電圧である。
また、コントローラ18は、レベルシフト回路22に、HVXD=0.0[V]、VWLXD=0.0[V]、VWLX=VCW=3.6[V]を入力する。
また、コントローラ18は、ワード線選択回路24に、VWLXP=0.0[V]、VNN=0.0[V]を入力する。ここで、“H”=VCC=3.0[V]、”L”=0.0[V]とする。
レベルシフト回路30のSLCT及びLV_SLCT、レベルシフト回路22のHV_SLCTB、ワード線選択回路24のHVXPB[n:0]及びXPB[n:0]は、ワード線WLの選択状態により電圧値が異なる。
ここで、ワード線の選択状態の一例として、ワード線WL0を選択し、WL0=VCW=3.6[V]を供給する場合の動作について説明する。
この場合、コントローラ18は、SLCT=“H”、HVXPB[0]=0.0[V]、XPB[0]=“L”、HVXPB[n:1]=VCW=3.6[V]、XPB[n:1]=“H”を各回路に入力する。ここで、nは正の整数とし、HVXPB[n:0]、XPB[n:0]はn+1本のWLに対応する。
レベルシフト回路30の動作について説明する。レベルシフト回路30は、HVX=“L”、HVXB=“H”によりVCC=3.0[V]→VCW=3.6[V]のレベルシフト回路として動作する。従って、レベルシフト回路30は、SLCT=“H”=VCCを、LV_SLCT=VCW=3.6[V]にシフトして後段のレベルシフト回路22に 出力する。その他の動作については、第1の実施形態と同様のため、説明を省略する。
図8には、高電圧動作時においてワード線を選択した状態の各部の電圧状態を示し、図9には、高電圧動作時においてワード線を非選択の状態の各部の電圧状態を示した。
このように、本実施形態に係るロウデコーダ14は、ワード線選択回路24のPMOSトランジスタP30等の電極間に印加される電圧が、通常動作時には0.0[V]〜VCCとなるように、高電圧動作時には、0.0[V]〜VPPではなく、VCC〜VPPとなるように、電圧範囲をシフトするレベルシフト回路22を備えているので、ワード線選択回路24のPMOSトランジスタP30等に高耐圧のPMOSトランジスタを使用する必要がない。このため、動作速度の高速性を維持しつつ、回路面積が大きくなるのを防ぐことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図10には、本発明に係るロウデコーダ14Bの回路図を示した。本実施形態に係るロウデコーダ14Bが第2実施形態で説明した図5に示すロウデコーダ14Aと異なるのは、ワード線選択回路24のPMOSトランジスタP2が削除されており、これに伴って、PMOSトランジスタP30、P31、・・・P3nのゲートにHV_SLCTBが入力され、ソースにHVXPが入力されている点である。なお、レベルシフト回路30、22については、ロウデコーダ14Aと同様である。
また、図11には、データの読み出し時に通常電圧を使用する通常動作時(NORMAL)、例えばデータ書き込み時や消去時に高電圧を使用する高電圧動作時(HV)におけるワード線の選択時及び非選択時における各信号の電圧値を示した。
まず、通常動作時のワード線の選択動作について説明する。
通常時の選択動作において、コントローラ18は、レベルシフト回路30に、HVX=“L”、HVXB=“H”、VCWX=VCW=3.6[V]を入力する。また、コントローラ18は、レベルシフト回路22に、HVXD=0.0[V]、VWLXD=0.0[V]、VWLX=VCW=3.6[V]を入力する。また、コントローラ18は、ワード線選択回路24に、VWLXP=0.0[V]、VNN=0.0[V]を入力する。ここで、“H”=VCC=3.0[V]、”L”=0.0[V]とする。レベルシフト回路30のSLCTおよびLV_SLCT、レベルシフト回路22のHV_SLCTB、ワード線選択回路24のHVXP[n:0]およびXPB[n:0]は、ワード線WLの選択状態により電圧値が異なる。
ここで、ワード線の選択状態の一例として、ワード線WL0を選択し、WL0=VCW=3.6[V]を供給する場合の動作を説明する。この場合、コントローラ18は、SLCT=“H”、HVXP[0]=VCW=3.6[V]、XPB[0]=“L”、HVXP[n:1]= 0.0[V]、XPB[n:1]=“H”を各回路に入力する。ここで、nは正の整数とし、HVXP[n:0]、XPB[n:0]はn+1本のWLに対応する。
レベルシフト回路30の動作について説明する。レベルシフト回路30は、HVX=“L”、HVXB=“H”によりVCC=3.0[V]→VCW=3.6[V]のレベルシフト回路として動作する。従って、レベルシフト回路30に入力されたSLCT=“H”=VCCを、LV_SLCT=VCW=3.6[V]として後段のレベルシフト回路22に出力する。
レベルシフト回路22の動作について説明する。HVXD=0.0[V]、VWLXD=0.0[V]、VWLX=VCW=3.6[V]により、DMOSトランジスタD1、D2は、SLCTおよびLV_SLCTの論理値に関わらず、常に導通状態である。このため、レベルシフト回路22は、PMOSトランジスタP1、NMOSトランジスタN1で構成するインバータ回路として動作する。従って、入力されたLV_SLCT=3.6[V]を、HV_SLCTB=0.0[V]としてワード線選択回路24に出力する。
ワード線選択回路24の動作について説明する。SLCT=“H”により、SLCTの反転論理がゲート端子に入力されるNMOSトランジスタN50、N51、・・・N5nは全て非導通状態である。ここでは、ワード線WL0を選択するため、HVXP[0]=VCW=3.6[V]、XPB[0]=“L”、HVXP[n:1]=0.0[V]、XPB[n:1]=“H”である。HV_SLCTB=0.0[V]、HVXP[0]=3.6[V]およびVWLXP=0.0[V]により、PMOSトランジスタP30、P30Aは導通状態であり、XPB[0]=“L”によりNMOSトランジスタN30、N31、・・・N3nは非導通状態である。これにより、ワード線WL0はHVXP[0]=VCW=3.6[V]に接続される一方、VNN=0.0[V]とは切断されるため、WL0=VCW=3.6[V]となる。その他のワード線WLについては、HVXP[n:1]=0.0[V]、VWLXP=0.0[V]およびXPB[n:1]=“H”により、HVXP[n:1]と切断される一方、VNNに接続されるため、WL[n:1]=0.0[V]となる。
ちなみに、SLCT=“H”、HVXP[n:0]=VCW=3.6[V]、XPB[n:0]=“L”とすれば、前述のワード線WL0を選択する場合と同様に、WL[n:0]を全て選択状態にできるため、WL[n:0]=VCW=3.6[V]となる。
次に、WL[n:0]を全て非選択とする場合の動作を説明する。この場合、コントローラ18は、SLCT=“L”を入力する。HVXP[n:0]については、VCW=3.6[V]もしくは0.0[V]、XPB[n:0] については”H”もしくは”L”の任意の入力状態を許容する。
SLCT=“L”を入力することで、LV_SLCT=0.0[V]から、HV_SLCTB=3.6[V]となる。従って、PMOSトランジスタP30、P31・・・P3nは非導通状態である。一方、SLCTの反転論理が入力されるNMOSトランジスタN50、N51、・・・N5nは全て導通状態である。これにより、WL[n:0]はHVXP[n:0]と切断される一方、VNNに接続されるため、WL[n:0]=0.0[V]となる。
次に、高電圧動作時のワード線の選択動作について説明する。
コントローラ18は、レベルシフト回路30に、HVX=“H”、HVXB=“L”、VCWX=VCC=3.0[V]を入力する。また、コントローラ18は、レベルシフト回路22に、HVXD=VPP=10.0[V]、VWLXD=3.0[V]、VWLX=VPP=10.0[V]を入力する。また、コントローラ18は、ワード線選択回路24に、VWLXP=3.0[V]、VNN=0.0[V]を入力する。ここで、“H”=VCC=3.0[V]、”L”=0.0[V]とする。レベルシフト回路30のSLCT、レベルシフト回路22のHV_SLCTB、ワード線選択回路24のHVXP[n:0]およびXPB[n:0]は、WLの選択状態により電圧値が異なる。
ここで、ワード線の選択状態の一例として、ワードWL0を選択し、WL0=VPP=10.0[V]を供給する場合の動作を説明する。この場合、コントローラ18は、SLCT=“H”、HVXP[0]=VPP=10.0[V]、XPB[0]=“L”、HVXP[n:1]= VCC=3.0[V]、XPB[n:1]=“H”を各回路に入力する。ここで、nは正の整数とし、HVXP[n:0]、XPB[n:0]はn+1本のWLに対応する。
レベルシフト回路30の動作について説明する。HVX=“H”、HVXB=“L”により、レベルシフト回路22から出力されるLV_SLCTは、LV_SLCT=VCC=3.0[V]で固定となる。
レベルシフト回路22の動作について説明する。LV_SLCT=3.0[V]、HVXD=VPP=10.0[V]、VWLXD=3.0[V]、VWLX=VPP=10.0[V]により、PMOSトランジスタP1およびNMOSトランジスタN1は、SLCTの論理値に関わらず、常に導通状態である。SLCT=“H”でDMOSトランジスタD2のゲート電圧=“H”=3.0[V]の場合、DMOSトランジスタD2はVWLXDに接続され、HV_SLCTBの電圧を引き下げる。HV_SLCTBの電圧低下により、ゲート端子がHV_SLCTBに接続されたMOSトランジスタD1の駆動力は一層低下する。この時、HV_SLCTBの電圧をVWLXD=3.0[V]近傍に低下させるため、DMOSトランジスタD1の駆動力がDMOSトランジスタD2に比較して相当低くなるように調整する。
逆に、ワード線が非選択状態の場合、SLCT=“L”が入力され、DMOSトランジスタD2のゲート電圧=“L”=0.0[V]の場合、ソース電圧=VWLXD=3.0[V]により、DMOSトランジスタD2は非導通状態となる。
一方、DMOSトランジスタD1は導通状態を維持するため、HV_SLCTBはVWLX=10.0[V]まで上昇する。このように、レベルシフト回路22は、DMOSトランジスタD1、D2で構成された、電圧範囲をVCC=3.0[V]/0.0[V]からVPP=10.0[V]/VCC=3.0[V]にレベルシフトするレベルシフタ及びインバータ回路として動作する。ここでは、SLCT=“H”=3.0[V]をHV_SLCTB=3.0[V]としてワード線選択回路24に出力する。
ワード線選択回路24の動作について説明する。SLCT=“H”により、SLCTの反転論理がゲート端子に入力されるNMOSトランジスタN50、N51、・・・N5nは全て非導通状態である。ここではワード線WL0を選択するため、コントローラ18は、HVXP[0]=VPP=10.0[V]、XPB[0]=“L”、HVXP[n:1]=VCC=3.0[V]、XPB[n:1]=“H”をワード線選択回路24に入力する。HV_SLCTB=3.0[V]、HVXP[0]=10.0[V]およびVWLXP=3.0[V]により、PMOSトランジスタP30、P30Aは導通状態であり、XPB[0]=“L”によりNMOSトランジスタ30、N31、・・・N3nは非導通状態である。これにより、ワード線WL0はHVXP[0]=VPP=10.0[V]に接続される一方、VNN=0.0[V]とは切断されるため、WL0=VPP=10.0[V]となる。その他のワード線WL1〜WLnについては、HVXP[n:1]=VCC=3.0[V]、VWLXP=3.0[V]およびXPB[n:1]=“H”により、HVXP[n:1]と切断される一方、VNNに接続されるため、WL[n:1]=0.0[V]となる。
ちなみに、SLCT=“H”、HVXP[n:0]=VPP=10.0[V]、XPB[n:0]=“L”とすれば、前述のワード線WL0を選択する場合と同様に、WL[n:0]を全て選択状態にできるため、WL[n:0]=VPP=10.0[V]となる。
次に、WL[n:0]を全て非選択とする場合の動作を説明する。この場合、コントローラ18は、SLCT=“L”を入力する。HVXP[n:0]については、VPP=10.0[V]もしくはVCC=3.0[V]、XPB[n:0]については”H”もしくは”L”の任意の入力状態を許容する。
SLCT=“L”を入力することで、HV_SLCTB=10.0[V]となる。従って、PMOSトランジスタP30、P31・・・P3nは非導通状態である。一方、SLCTの反転論理が入力されるN50、N51、・・・N5nは全て導通状態である。これにより、WL[n:0]はHVXP[n:0]と切断される一方、VNNに接続されるため、WL[n:0]=0.0[V]となる。
このように、本実施形態では、図5に示すロウデコーダ14Aに設けられていたPMOSトランジスタP2が削除されるため、トランジスタの数を削減できると共に、回路動作を高速化することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図12には、本発明に係るロウデコーダ14Cの回路図を示した。本実施形態に係るロウデコーダ14Cが第2実施形態で説明した図5に示すロウデコーダ14Aと異なるのは、レベルシフト回路22にDMOSトランジスタD3がDMOSトランジスタD1に並列接続されている点である。なお、レベルシフト回路30、ワード線選択回路24については、ロウデコーダ14Aと同様である。
まず、通常動作時において、SLCTが“H”から“L”に変化した場合の動作について説明する。
平衡状態におけるHV_SLCTBの電圧は、SLCT=“H”ではHV_SLCTB=0.0[V]であり、SLCT=“L”ではHV_SLCTB=VCW=3.6[V]である。従って、SLCTが“H”からに”L”に変化すると、ある時定数をもってHV_SLCTBは0.0[V]から3.6[V]まで電圧が上昇する。
第2実施形態で説明したロウデコーダ14Aでは、SLCTが“H”からに”L”に変化すると、DMOSトランジスタD1が導通することでHV_SLCTBの電圧が上昇する。ここで、DMOSトランジスタD1はゲート端子とソース端子とが接続されており、ゲート・ソース間電圧は、常にVGS=0.0[V]である。また、高電圧動作時のワード線の選択動作において、SLCT=“H”の場合、HV_SLCTBの電圧をVWLXD=3.0[V]近傍に低下させるため、DMOSトランジスタD1は駆動力がDMOSトランジスタD2に比較して相当低くなるように調整する。このような理由から、第2実施形態に係るロウデコーダ14Aは、HV_SLCTBが0.0[V]から3.6[V]まで上昇する時定数が比較的大きくなる。
一方、本実施形態に係るロウデコーダ14Cでは、ロウデコーダ14Aに対してDMOSトランジスタD3が追加されており、これがDMOSトランジスタD1に並列に接続されている。このため、SLCT=“L”の時、D3のゲート端子=“H”となる。従って、ロウデコーダ14Cでは、SLCTが“H”からに”L”に変化すると、DMOSトランジスタD1に加えてDMOSトランジスタD3がVGS=3.0[V]で導通する。また、高電圧動作時におけるワード線の選択動作でSLCT=“H”の場合、DMOSトランジスタD3はVGS<−3.0[V]で非導通となるため、駆動力をDMOSトランジスタD2と比較して低く抑えるような配慮は不要である。このような理由から、ロウデコーダ14Cでは、通常動作時のワード線の選択動作において、HV_SLCTBの遷移(0.0[V]→3.6[V])を高速化できる。
10 半導体記憶装置
12 メモリセルアレイ
14 ロウデコーダ(デコーダ回路)
16 カラムデコーダ
18 コントローラ
P30、P31、・・・P3n PMOSトランジスタ(電圧印加用MOSトランジスタ)
P1 PMOSトランジスタ
P2 PMOSトランジスタ(制御用PMOSトランジスタ)
D1 DMOSトランジスタ(第1のDMOSトランジスタ)
D2 DMOSトランジスタ(第2のDMOSトランジスタ)
D3 DMOSトランジスタ(第3のDMOSトランジスタ)
N1 NMOSトランジスタ(第1のNMOSトランジスタ)
N2 NMOSトランジスタ(第2のNMOSトランジスタ)

Claims (6)

  1. 複数のワード線及び複数のビット線が交差する位置に配列された複数のメモリセルの中から選択したメモリセルに対応するワード線に対して、予め定めた通常動作時に通常電圧を印加し、且つ、予め定めた高電圧動作時に前記通常電圧よりも高い高電圧を印加するための第1の電圧印加用MOSトランジスタであって前記ワード線の選択に応じた制御信号が入力される第1の電圧印加用MOSトランジスタと、前記第1の電圧印加用MOSトランジスタに接続された第2の電圧印加用MOSトランジスタとを、前記複数のワード線毎に備えると共に、前記第1の電圧印加用MOSトランジスタへの電圧の出力を制御するための制御用MOSトランジスタを備えたワード線選択回路と、
    前記通常動作時には、前記ワード線の選択状態に応じて、前記通常電圧及び前記通常電圧よりも低い接地電圧の方を前記制御用MOSトランジスタに出力し、前記高電圧動作時には、前記ワード線の選択状態に応じて、前記通常電圧及び前記高電圧の方を前記制御用MOSトランジスタに出力するレベルシフト回路と、
    を備えた半導体記憶装置のデコーダ回路。
  2. 前記ワード線選択回路の前記第1の電圧印加用MOSトランジスタが第1の電圧印加用PMOSトランジスタであると共に、前記第2の電圧印加用MOSトランジスタが第2の電圧印加用PMOSトランジスタであり、前記ワード線選択回路の前記制御用MOSトランジスタが、前記通常動作時には前記通常電圧が、前記高電圧動作時には前記高電圧がソースに入力され、ドレインが前記第1の電圧印加用MOSトランジスタのソースに接続された御用PMOSトランジスタであり
    前記レベルシフト回路は、
    前記通常動作時には前記通常電圧が、前記高電圧動作時には前記高電圧がソースに入力され、前記通常動作時における前記ワード線の選択時には前記通常電圧が、前記通常動作時の前記ワード線の非選択時には前記接地電圧がゲートに入力され、前記高電圧動作時には、前記通常電圧が固定でゲートに入力されるPMOSトランジスタと、
    前記PMOSトランジスタに直列接続され、ゲートとソースが短絡されて前記制御用PMOSトランジスタのゲートに接続された第1のDMOSトランジスタと、
    前記第1のDMOSトランジスタに直列接続され、前記ワード線の選択時にアクティブになる選択信号が前記ゲートに入力される第2のDMOSトランジスタと、
    前記第2のDMOSトランジスタに直列接続され、前記選択信号がゲートに入力される第1のNMOSトランジスタと、
    前記第1のNMOSトランジスタに並列接続され、前記通常動作時には前記接地電圧が、前記高電圧動作時には前記高電圧がゲートに入力され、前記通常動作時には前記接地電圧が、前記高電圧動作時には前記通常電圧がソースに入力される第2のNMOSトランジスタと、
    を備えた請求項1記載の半導体記憶装置のデコーダ回路。
  3. 複数のワード線及び複数のビット線が交差する位置に配列された複数のメモリセルの中から選択したメモリセルに対応するワード線に対して、予め定めた通常動作時に通常電圧を印加し、且つ、予め定めた高電圧動作時に前記通常電圧よりも高い高電圧を印加するための第1の電圧印加用MOSトランジスタであって前記ワード線の選択に応じた制御信号が入力される第1の電圧印加用MOSトランジスタと、前記第1の電圧印加用MOSトランジスタに接続された第2の電圧印加用MOSトランジスタとを、前記複数のワード線毎に備えたワード線選択回路と、
    前記通常動作時には、前記ワード線の選択状態に応じて、前記通常電圧及び前記通常電圧よりも低い接地電圧の一方を前記第1の電圧印加用MOSトランジスタに出力し、前記高電圧動作時には、前記ワード線の選択状態に応じて、前記通常電圧及び前記高電圧の一方を前記第1の電圧印加用MOSトランジスタに出力するレベルシフト回路と、
    を備えた半導体記憶装置のデコーダ回路。
  4. 前記ワード線選択回路の前記第1の電圧印加用MOSトランジスタが、前記通常動作時には前記通常電圧が、前記高電圧動作時には前記高電圧がソースに入力される第1の電圧印加用PMOSトランジスタであると共に、前記第2の電圧印加用MOSトランジスタが第2の電圧印加用PMOSトランジスタであり、
    前記レベルシフト回路は、
    前記通常動作時には前記通常電圧が、前記高電圧動作時には前記高電圧がソースに入力され、前記通常動作時における前記ワード線の選択時には前記通常電圧が、前記通常動作時の前記ワード線の非選択時には前記接地電圧がゲートに入力され、前記高電圧動作時には、前記通常電圧が固定でゲートに入力されるPMOSトランジスタと、
    前記PMOSトランジスタに直列接続され、ゲートとソースが短絡されて前記第1の電圧印加用MOSトランジスタのゲートに接続された第1のDMOSトランジスタと、
    前記第1のDMOSトランジスタに直列接続され、前記ワード線の選択時にアクティブになる選択信号が前記ゲートに入力される第2のDMOSトランジスタと、
    前記第2のDMOSトランジスタに直列接続され、前記選択信号がゲートに入力される第1のNMOSトランジスタと、
    前記第1のNMOSトランジスタに並列接続され、前記通常動作時には前記接地電圧が、前記高電圧動作時には前記高電圧がゲートに入力され、前記通常動作時には前記接地電圧が、前記高電圧動作時には前記通常電圧がソースに入力される第2のNMOSトランジスタと、
    を備えた請求項記載の半導体記憶装置のデコーダ回路。
  5. 前記第1のDMOSトランジスタに並列接続された第3のDMOSトランジスタ
    を備えた請求項2又は請求項記載の半導体記憶装置のデコーダ回路。
  6. 前記第2の電圧印加用MOSトランジスタには、動作モードに応じた制御信号が入力される
    請求項1〜5の何れか1項に記載の半導体記憶装置のデコーダ回路。
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