JP5505168B2 - 離型フィルム用樹脂組成物及び離型フィルム - Google Patents
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JIS K6922−1(1997年)に準拠。
JIS K6922−1(1997年)に準拠。
実施例により得られた積層体の離型フィルム側表面に巾50mm、長さ150mmのクラフト粘着テープ(ニチバン社製 商品名No.313)を貼付し、線圧5kg/cm、速度5m/分の条件でゴムロール間を通過させた後、40℃の雰囲気で7日間放置し、離型性測定用試料を得た。その後、クラフト粘着テープと離型フィルムとの剥離強度を引張試験機(島津製作所(株)社製、商品名オートグラフDCS−100)にて測定した。剥離速度は500mm/分である。
上記離型性試験により離型フィルム表面から剥離した巾50mmのクラフト粘着テープを、アルミニウム板(東洋アルミニウム(株)製 商品名A1N30H−H18、厚み0.1mm)に5kg/cmの線圧で貼付した。23℃の雰囲気にて1日放置した後、クラフト粘着テープとアルミニウム板の接着強度を引張試験機(島津製作所製 オートグラフDCS−100)にて測定した。剥離速度は300mm/分である。粘着テープの粘着剤表面が離型フィルムにより汚染された場合、粘着テープの再粘着性が低下し、粘着テープとしての性能を損なう。すなわち、再粘着強度は高い方が好ましい。
実施例により得られた離型フィルム用樹脂組成物ペレットを25mmΦのスクリューを有する押出ラミネーターの押出機へ供給し、305℃の温度で15分間Tダイより押出し、ダイリップに付着したメヤニの有無を観察した。
オレフィン系重合体として、MFRが8g/10分、密度が918kg/m3である低密度ポリエチレン(東ソー(株)製 商品名ペトロセン213、以下LDPEと記す場合がある)98.8重量%、ポリジメチルシロキサンとしてストレートシリコーンオイル(信越化学工業(株)製 商品名信越シリコーンKF−96−30万cs、粘度300,000cSt、以下、Aと記す場合がある)を1重量%、脂肪酸リチウムとしてラウリン酸リチウム(日東化成工業(株)製 商品名LS−3、以下CAT−1と記す場合がある)を0.2重量になるよう配合し、ニ軸押出機(東洋精機製 ラボプラストミル)にて溶融混練し離型フィルム用樹脂組成物のペレットを得た。
オレフィン系重合体としてLDPEを98.95重量%、ポリジメチルシロキサンAを1重量%、CAT−1を0.05重量%とした以外は実施例1と同様にして離型フィルムを得た。評価結果を表1に示した。
オレフィン系重合体としてLDPEを98.6重量%、ポリジメチルシロキサンAを1重量%、CAT−1を0.4重量%とした以外は実施例1と同様にして離型フィルムを得た。評価結果を表1に示した。
オレフィン系重合体としてLDPEを96.8重量%、ポリジメチルシロキサンAを3重量%、CAT−1を0.2重量%とした以外は実施例1と同様にして離型フィルムを得た。評価結果を表1に示した。
オレフィン系重合体としてLDPEを91.8重量%、ポリジメチルシロキサンAを8重量%、CAT−1を0.2重量%とした以外は実施例1と同様にして離型フィルムを得た。評価結果を表1に示した。
オレフィン系重合体としてLDPEを99.3重量%、ポリジメチルシロキサンAを0.5重量%、CAT−1を0.2重量%とした以外は実施例1と同様にして離型フィルムを得た。評価結果を表1に示した。
CAT−1の代わりに2−エチルへキサン酸亜鉛(日本化学産業(株)製 商品名ニッカオクチックス亜鉛18%、以下、CAT−2と記す場合がある)を用いたこと以外は実施例4と同様にして離型フィルムを得た。評価結果を表1に示した。
CAT−1の代わりにステアリン酸リチウム(日東化学工業(株)製 商品名Li−St、以下、CAT−3と記す場合がある)を用いたこと以外は実施例4と同様にして離型フィルムを得た。評価結果を表1に示した。
ポリジメチルシロキサンとして粘度300,000cStのストレートシリコーンオイルAの代わりに粘度1,000cStのストレートシリコーンオイル(信越化学工業(株)製 商品名KF−96−1000cs、以下、Bと記す場合がある)を用いたこと以外は実施例4と同様にして離型フィルムを得た。評価結果を表1に示した。
オレフィン系重合体としてLDPEを99重量%、ポリジメチルシロキサンAを1重量%とし、脂肪酸金属塩を添加しなかったこと以外は実施例1と同様にして離型フィルムを得た。評価結果を表2に示したが離型性に劣っていた。
オレフィン系重合体としてLDPEを97重量%、ポリジメチルシロキサンAを1重量%、CAT−1を2重量%とした以外は実施例1と同様にして離型フィルムを得た。評価結果を表2に示したが、離型性、粘着性に劣っていた。
オレフィン系重合体としてLDPEを99.75重量%、ポリジメチルシロキサンAを0.05重量%、CAT−1を0.2重量%とした以外は実施例1と同様にして離型フィルムを得た。評価結果を表2に示したが、離型性に劣りテープを剥離することができなかった。
オレフィン系重合体としてLDPEを86.8重量%、ポリジメチルシロキサンAを13重量%、CAT−1を0.2重量%とした以外は実施例1と同様にして離型フィルムの製造を試みたが、オレフィン重合体とポリジメチルシロキサンの混合不良によりフィルム外観が悪化して、離型フィルムを得ることができなかった。
CAT−1の代わりにジラウリン酸ジオクチル錫((株)ADEKA製 商品名OT−1、以下CAT−4と記す場合がある)を用いたこと以外は実施例1と同様にして離型フィルムを得た。評価結果を表2に示したが、押出成形ダイにメヤニが多発して、スジ状の外観不良が発生した。
Claims (7)
- オレフィン系重合体87〜99.89重量%、ポリジメチルシロキサン0.1〜12重量%、並びに脂肪酸リチウム及び/又は脂肪酸亜鉛0.01〜1重量%からなる離型フィルム用樹脂組成物。
- ポリジメチルシロキサンが未変性ポリジメチルシロキサン若しくはフェニル基変性ポリジメチルシロキサンであることを特徴とする請求項1に記載の離型フィルム用樹脂組成物。
- 請求項1又は2に記載の樹脂組成物からなる離型フィルム。
- 少なくとも片面が酸化処理されていることを特徴とする請求項3に記載の離型フィルム。
- 酸化処理が、コロナ放電処理、フレーム処理及びプラズマ処理からなる群より選ばれる少なくとも1種以上の処理方法であることを特徴とする請求項4に記載の離型フィルム。
- 請求項3〜5のいずれかに記載の離型フィルムを少なくとも1層以上含む積層体。
- 紙、織布及び不織布からなる群より選ばれる少なくとも1種以上の基材を含むことを特徴とする請求項6に記載の積層体。
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