JP5503953B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、エアフィルタを自動で清掃するエアフィルタ清掃装置を備えた空気調和機の室内機に係り、特にエアフィルタ清掃装置を構成し、エアフィルタから除去した塵埃を貯留するダストボックスの構造改良に関する。
空気調和機の室内機は、室内機本体内に収容される熱交換器の前面側にエアフィルタが取付けられていて、本体内に吸込まれた室内空気を濾過し、清浄空気のみを熱交換器に導く。長期の使用に亘ればエアフィルタに付着した塵埃が堆積するので、ユーザは適宜期間の間隔でエアフィルタを取外し、エアフィルタから塵埃を除去する必要がある。
しかるに、この作業は手間がかかり面倒であり、エアフィルタは放置され易い。そこで、たとえば[特許文献1]には、エアフィルタを室内機本体から取外すことなく、室内機本体内に配置したままで、エアフィルタに付着する塵埃を自動的に除去するエアフィルタ自動清掃機能を備えた空気調和機が開示される。
ただし、エアフィルタから除去した塵埃はダストボックスに溜められ、いずれはダストボックス内に塵埃が満杯になる。この状態で報知信号が出されるので、ユーザは本体ユニットからダストボックスを取出して塵埃を排出し、空にしたダストボックスを再び本体ユニットの所定部位に取付けなければならない。
特開2008−057882号公報
ところで上述の[特許文献1]は、ダストボックスの内部に清掃ブラシを回転自在に支持し、さらにダストボックスに開口部を形成し、この開口部から清掃ブラシを突出させている。そして、清掃ブラシを開口部の内面に接触させて、開口部を清掃ブラシで塞いでいることを特徴としている。
実施例では、ダストボックスの開口部に略円弧状断面の覆い部材が、好ましくは着脱自在に取付けられている。ダストボックス内に塵埃が溜まったことを報知されたとき、ユーザはダストボックスを本体ユニットから取外し、さらにダストボックスから回転ブラシと覆い部材を取外して、ダストボックスに溜まった塵埃を排出することになる。
このとき、清掃ブラシにはエアフィルタから除去し、ダストボックスに排出されない塵埃が残るとともに、覆い部材にも塵埃が付着している。ユーザが清掃ブラシと覆い部材をダストボックスから取外すとき、および取付けるとき、手指がこれら塵埃に接触して汚れ、あるいは周辺部に落下して清潔性を確保できない虞れが充分にある。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、エアフィルタに付着する塵埃を自動的に除去してダストボックスに貯溜させ、ダストボックスが塵埃で満杯になった状態で、塵埃を排出する際の作業手間の簡素化と、この作業中に塵埃が手指に付着したり、周辺部に落下して汚すことのないよう清潔性を確保できる空気調和機の室内機を提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明の空気調和機の室内機は、室内機本体に設けた空気吸込み口と吹出し口とを連通する送風路中に、エアフィルタ、熱交換器、送風機を順に配置し、かつエアフィルタに付着した塵埃を自動的に除去し清掃するエアフィルタ清掃装置を備える。
上記エアフィルタ清掃装置は、室内機本体に設けられエアフィルタを所定の空気濾過位置から移動変位させるエアフィルタ移動機構と、室内機本体に設けられエアフィルタ移動機構によって移動変位させられるエアフィルタに摺接して付着している塵埃を除去するブラシユニットと、室内機本体に着脱自在に取付けられ少なくともブラシユニットを囲みエアフィルタから除去した塵埃を受け入れるダストボックスとを具備する。
上記ダストボックスは、互いに連結される第1のボックス部と第2のボックス部とからなる。
上記第1のボックス部に、一対の平行な平行辺部と、この平行辺部と連設され平行辺部の間隔寸法よりも大なる直径寸法の円形部とからなる長孔支持部が設けられる。
上記第2のボックス部に、第1のボックス部に設けられる長孔支持部の円形部と同一直径で、かつ平行辺部の間隔寸法と同一の間隔寸法の平坦部が形成される受けピン部が設けられる。
第2のボックス部の受けピン部は、第1のボックス部の長孔支持部に嵌め込まれ、平行辺部と円形部のいずれにも変位自在である。
室内機本体内に取付けられた状態と、室内機本体から取外し、および取付ける状態でボックス構造を保持し、室内機本体外部において第1のボックス部に対して第2のボックス部は回動自在とする。
本発明によれば、ダストボックスが塵埃で満杯になった状態で、ダストボックスから塵埃を排出する際の作業手間の簡素化と、このとき塵埃が手指に付着したり、周辺部に落下することのないよう清潔性を確保する等の効果を奏する。
本発明における実施の形態に係る、空気調和機の室内機の縦断面図。 同実施の形態に係る、室内機の主要構成部品である支持枠構造体の斜視図。 同実施の形態に係る、エアフィルタ清掃装置部分の拡大した縦断面図。 同実施の形態に係る、エアフィルタ清掃装置要部の斜視図。 同実施の形態に係る、支持枠構造体からエアフィルタ清掃装置を取外し、かつ分解した斜視図。 同実施の形態に係る、エアフィルタ清掃装置を構成するダストボックスの取外し作業を説明する図。 同実施の形態に係る、ダストボックスの斜視図と、塵埃を排出する状態でのダストボックスの斜視図。 同実施の形態に係る、室内機本体から取外したダストボックスの側面図と、塵埃を排出する状態でのダストボックスの側面図。 同実施の形態に係る、室内機本体から取外したダストボックスの断面図と、塵埃を排出する状態でのダストボックスの断面図。
以下、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて説明する。
図1は、空気調和機の室内機の縦断面図である。
室内機本体1は、前面、上面および左右両側面筐体を構成する前面パネル2と、下面および背面筐体を構成する後本体3とからなる。前面パネル2の前面部に前面吸込み口4が設けられ、上面部に上面吸込み口5が開口される。
上記前面吸込み口4には、開閉駆動機構に支持される開閉パネル2Aが開閉自在に嵌め込まれる。上記前面パネル2は、開閉駆動機構を持たない固定されたパネルでも良い。上面吸込み口5には枠状の桟が嵌め込まれ、常時、開放状態にある。
上記後本体3には、エアフィルタFを支持するエアフィルタ支持枠6Aと、熱交換器7および、室内送風機8が支持され、吹出し口9が設けられる。室内送風機8が駆動されることで、室内機本体1内には、前面吸込み口4および上面吸込み口5、エアフィルタF、熱交換器7、室内送風機8と、吹出し口9を順次連通する送風路10が形成される。
上記吹出し口9には2枚の吹出しルーバ11a,11bが設けられる。これら吹出しルーバ11a,11bは、回動姿勢によって吹出し口9を開閉し、かつ運転条件に応じて熱交換空気の吹出し方向を設定する。
上記熱交換器7は、前側熱交換器部7Aと後側熱交換器部7Bとで略逆V字状に形成される。前側熱交換器部7Aは、前面吸込み口4全体および上面吸込み口5一部と対向するよう湾曲状に形成される。後側熱交換器部7Bは、直状で斜めに傾斜し上面吸込み口5一部と対向している。
上記熱交換器7は、図示しない室外機に収容される圧縮機や室外熱交換器などと冷媒管を介して連通され、これらで冷凍サイクルが構成される。前側熱交換器部7Aの下端部は前ドレンパン12a上に載り、後側熱交換器部8Bの下端部は後ドレンパン12b上に載る。上記室内送風機8は、前後側熱交換器部7A,7B相互間に配置される。
上記エアフィルタ支持枠6Aの下端部に沿って、エアフィルタ清掃装置Sを支持する清掃装置支持枠6Bが一体に設けられ、これらエアフィルタ支持枠6Aと清掃装置支持枠6Bで支持枠構造体Kが構成される。上記エアフィルタ清掃装置Sは、エアフィルタ支持枠6Aと吹出し口9の上部側吹出しルーバ11aとの間に沿って介設される。
図2は、支持枠構造体Kの斜視図である。
図1および図2に示すように、上記エアフィルタ支持枠6Aは前面枠体14aと後面枠体14bとを重ね合せて構成される。前面枠体14aと後面枠体14bとの間には仕切りガイド桟が設けられ、前面枠体14aと仕切りガイド桟との間と、仕切りガイド桟と後面枠体14bとの間のそれぞれに、空間スペースが確保される。
前面枠体14aの下端部は、清掃装置支持枠6Bの前端部と連結され、後面枠体14bの下端部は清掃装置支持枠6Bの後端部と連結される。仕切りガイド桟の上端部は板厚しかなく、下端部は断面三角袋状に形成される。したがって、仕切りガイド桟に対する前面枠体14aと後面枠体14bとの間隔は全て同一に設定される。
エアフィルタ支持枠6Aの中央部の縦桟aを境に、左右両側に2枚の上記エアフィルタFが支持される。後述するエアフィルタFに対する清掃時以外の通常の状態、すなわち空調運転時および運転停止時においては、各エアフィルタFは前面枠体14aと仕切りガイド桟との間の空間スペースに収容支持される。
つぎに、上記エアフィルタFとエアフィルタ清掃装置Sについて説明する。
図3は、エアフィルタ清掃装置Sとその周辺部を拡大した縦断面図。図4は、エアフィルタFに対するエアフィルタ清掃装置S要部の斜視図。図5は、支持枠構造体Kからエアフィルタ清掃装置S主要部を取外すとともに、エアフィルタ清掃装置Sを分解した斜視図である。
エアフィルタFは、複数本の縦桟部faと横桟部fbとで矩形状に形成され、これら桟部fa、fbの間には極薄のシート部fcが設けられる。上記シート部fcには、空気の流通を許容するが、塵埃は捕捉する直径のフィルタ孔が開口され、実質的なフィルタ部になっている。
上記縦桟部faの裏面側全長に亘って歯部feが連続して設けられ、タイミングベルト状をなす。各縦桟部faの下端部は、最も下端側の横桟部fbから下方に突出する突出部faaとなっていて、この突出部faa裏面の歯部feにエアフィルタ清掃装置Sの後述するエアフィルタ移動機構Saが連結される。
上記エアフィルタ清掃装置Sは、室内機本体1内に取付け固定されるエアフィルタ移動機構SaおよびブラシユニットSbと、室内機本体1に着脱自在に取付けられるダストボックスScとから構成される。
上記エアフィルタ移動機構Saは、エアフィルタFの突出部faa裏面の歯部feに噛合するエアフィルタ送りギヤ15と、このエアフィルタ送りギヤ15の回転軸16aに連結される駆動機構部17からなる。
上記駆動機構部17は、清掃装置支持枠6Bの一方の側片部外面に取付けられる6個の駆動モータのうち、上部3個の駆動モータと図示しないギヤ組立とから構成される。なお、下部の3個の駆動モータはブラシユニットSbの駆動用である。
上記駆動機構部17に駆動信号が入ることにより、エアフィルタ送りギヤ15の回転軸16aが回転駆動される。このとき、エアフィルタ送りギヤ15はエアフィルタFの歯部feに噛合しているので、2枚のエアフィルタFは同時に移動させられるようになっている。
上記ブラシユニットSbは、上記エアフィルタ送りギヤ15の回転軸16aで、かつエアフィルタ送りギヤ15相互間に設けられる塵埃押上げブラシ16と、塵埃除去用ブレード18と、これら塵埃押上げブラシ16(エアフィルタ送りギヤ15)の回転軸16aおよび塵埃除去用ブレード18の回転軸18aを支持する枠体部19とから構成される。
エアフィルタ送りギヤ15はエアフィルタFの縦桟部fa裏面の歯部feと噛合するよう設けられるのに対して、塵埃押上げブラシ16はエアフィルタfの縦桟部fa相互間に形成されるシート部fcに対向して設けられる。
塵埃押上げブラシ16は、円筒体の周面にブラシ毛が植毛されてなる。上記塵埃除去用ブレード18は、回転軸18aの周方向に所定間隔を存して複数条のブレード片(回転体)が設けられてなる。ブレード片は薄肉の弾性部材(たとえばゴム板)であり、回転軸18aの軸方向に沿って螺旋状に曲成される。
塵埃押上げブラシ16のブラシ毛は、回転軸に対して略直立して植毛され、直径はエアフィルタFのフィルタ孔直径よりも細い。塵埃押上げブラシ16のブラシ毛先端が、塵埃除去用ブレード18の先端と接触するように枠体部19に支持される。上記塵埃除去用ブレード18の回転速度は、塵埃押上げブラシ16の回転速度よりも速く設定される。
図6は、ダストボックスScを室内機本体1の所定部位である清掃装置支持枠6Bから取外す状態を示す図である。
清掃装置支持枠6Bには塵埃除去用ブレード18の前面部を覆う片部bが設けられ、この片部bの左右両側部と略中央部にダストボックス支持用片部20が一体に突設される。ダストボックス支持用片部20は略三角状に形成され、この頂点部分に支持用孔が設けられる。
清掃装置支持枠6Bは、ブラシユニットSbの塵埃押上げブラシ16と塵埃除去用ブレード18の背面側から、塵埃除去用ブレード18の下方に延出され、さらに前方(手前側)に向って片部dが折曲される。清掃装置支持枠6Bの背面側下端部は前方に向って略コ字状をなし、ここにダストボックス支持凹部22が形成される。
図5にも示すように、ダストボックスScの前面側片部の左右両側に把手部23が設けられ、左右両側部と略中央部にスライド用摘み24が左右方向に移動自在に設けられる。図における左側部と中央部のスライド用摘み24には左側方へピン部が突設され、右側部のスライド用摘み24には右側方へピン部が突設される。
ダストボックスScが清掃装置支持枠6Bに取付けられた状態で、ダストボックスScのスライド用摘み24に設けられるピン部が、清掃装置支持枠6Bのダストボックス支持用片部20に設けられる支持用孔に挿入される。そして、ダストボックスScの背面側下端部が清掃装置支持枠6Bのダストボックス支持凹部22に嵌め込まれる。
再び図3に示すように、ダストボックスScの前面側片部がブラシユニットSbを構成する塵埃押上げブラシ16(エアフィルタ移動機構Saを構成するエアフィルタ送りギヤ15を含む)と、塵埃除去用ブレード18の前面側および清掃装置支持枠6Bを構成するダストボックス支持用片部bを覆う。
そしてダストボックスScは、塵埃除去用ブレード18とは間隙を存した下方部位において背面側に延出され、上記ダストボックス支持凹部22に嵌め込まれる断面凹状構造をなす。換言すれば、ダストボックスScは塵埃除去用ブレード18が位置する開口部を備え、この下部側がボックス構造をなし、ここに除去した塵埃を溜めることになる。
ダストボックスScの開口部を形成する端縁部eは、長手方向に沿って連続するノコギリ歯状に形成されていて、塵埃除去用ブレード18と接触位置にある。すなわち、塵埃除去用ブレード18に塵埃が付着していても、回転にともなって上記端縁部eと接触することで、塵埃はブレード18から掻き落されるようになっている。
図7(A)と、図8(A)および図9(A)は、室内機本体1から取外し、もしくは室内機本体1に取付けられるダストボックスScの斜視図と、側面図および断面図であり、図7(B)と、図8(B)および図9(B)は、塵埃を排出する状態でのダストボックスScの斜視図と、側面図および断面図である。
上記ダストボックスScは、塵埃押上げブラシ16と塵埃除去用ブレード18およびダストボックス支持用片部bを覆い前面側片部を形成する第1のボックス部25Aと、ダストボックス支持凹部22に嵌め込まれ断面凹状構造をなす第2のボックス部25Bとから構成される。
特に図8(A)(B)に詳細に示すように、上記第1のボックス部25A下端の側片部に長孔支持部26が設けられる。この長孔支持部26は、上下に平行な平行辺部26aと、この平行辺部26aと連設され、平行辺部26aの上下方向寸法よりも大なる直径寸法の円形部26bとからなる。
これに対して第2のボックス部25Bの左右両片部には、上記長孔支持部26の円形部26bと同一直径で、かつ平行辺部26aの間隔寸法と同一の間隔寸法に平坦部が形成された受けピン部27が設けられる。この受けピン部27は、長孔支持部26に嵌め込まれ、平行辺部26aと円形部26bのいずれにも変位自在である。
さらに、第1のボックス部25Aの下端部で、この幅方向に沿って掛合用凹部28が設けられる。第2のボックス部25Bの底面部先端には、上記掛合用凹部28に掛脱自在な掛止用爪部29が設けられる。
これら掛合用凹部28と掛止用爪部29との掛合は、室内機本体1に取付けられたダストボックスScを、室内機本体1から取外す際、第1のボックス部25Aと第2のボックス部25Bとの連結状態が容易には解除されないように保持するためのものである。
したがって、掛止用爪部29の掛合用凹部28に対する掛合度合は比較的弱く、第2のボックス部25Bを第1のボックス部25Aから離れる方向にスライド付勢すれば、容易に掛止用爪部29は掛合用凹部28から抜け出すことができるように構成される。なお、図9(A)(B)は掛合用凹部28と掛止用爪部29を誇張して描いている。
つぎに、上述のようにして構成される空気調和機の室内機の作用について説明する。
冷房運転もしくは暖房運転等の空調運転開始の信号が制御部に入ると、冷凍サイクル運転が開始されるとともに、室内送風機8に駆動信号が送られる。開閉パネル2Aが回動して前面吸込み口4が開放される。
室内空気は前面吸込み口4と上面吸込み口5から室内機本体1内に吸込まれ、送風路10に沿って導かれる。はじめにエアフィルタFを流通し、室内空気に含まれる塵埃は捕捉される。濾過され清浄化した室内空気は、熱交換器7を構成する前側熱交換器部7Aと後側熱交換器部7Bに導かれる。
熱交換器7と室内空気は熱交換をなし、冷房運転モードが選択されていれば、室内空気は冷気となり、暖房運転モードが選択されていれば暖気に変る。熱交換空気は吹出し側の送風路10に沿って導かれ、吹出し口9から吹出しルーバ11a,11bに案内されて室内へ吹出される。
冷気が室内に吹出されることにより室内温度が低下し、冷房作用をなす。暖気が室内に吹出されることにより室内温度が上昇し、暖房作用をなす。いずれにしても、室内機本体1内に吸込まれた室内空気はエアフィルタFを流通する際に、室内空気に含まれる塵埃が捕捉され、常に清浄化した熱交換空気が室内に吹出されて、室内の清浄化をなす。
長期の使用に亘れば、エアフィルタFに捕捉された塵埃が厚く積もり、目詰まりが生じる。そのまま放置すれば熱交換効率が低下して、冷房能力と暖房能力に影響が生じる。そこで、ユーザは空調運転に先立ち、もしくは空調運転の終了後に、リモコン(遠隔操作盤)に設けられる、「エアフィルタお掃除ボタン」を押す。
制御部からエアフィルタ清掃装置Sの駆動機構部17へ駆動信号が送られて、エアフィルタ送りギヤ15とエアフィルタ押上げブラシ16が一体に回転駆動されるとともに、塵埃除去用ブレード18が回転駆動される。はじめ、エアフィルタ送りギヤ15とエアフィルタ押上げブラシ16が図1および図3の状態から反時計回り方向に回転する。
エアフィルタ送りギヤ15とエアフィルタFの歯部feが互いに噛合しているので、エアフィルタFはそれまでの前面枠体14aと仕切りガイド桟との間から、仕切りガイド桟と後面枠体14bとの間に移動する。このときエアフィルタ押上げブラシ16のブラシ毛はエアフィルタFのフィルタ孔に確実に挿入する。
エアフィルタFのフィルタ孔に詰まっていた塵埃は、エアフィルタ押上げブラシ16のブラシ毛によって押上げられ、さらに塵埃除去用ブレード18により掻き落されてダストボックスSc内に溜まる。
エアフィルタFが全長に亘って仕切りガイド桟と後面枠体14bとの間の空間スペースに納まったら、制御部は駆動機構部17に一旦停止信号を送り、タイミングをとって反転駆動信号を送る。エアフィルタFは再びエアフィルタ押上げブラシ16と塵埃除去用ブレード18との間を通過し、元の位置に戻る。
このときも、エアフィルタFのフィルタ孔に残留していた塵埃がエアフィルタ押上げブラシ16によって押上げられ、塵埃除去用ブレード18によってエアフィルタFから確実に除去される。
結局、エアフィルタFは往復の移動中に継続してエアフィルタ押上げブラシ16によってフィルタ孔に目詰まりしている塵埃が押上げられ、塵埃除去用ブレード18によって除去される。エアフィルタFが元の位置に戻った状態で、エアフィルタFに付着していた塵埃は完全に除去され、除去された塵埃の全てはダストボックスSc内に溜められる。
「エアフィルタお掃除ボタン」を複数回押し、エアフィルタFを清掃することで、ダストボックスSc内の塵埃はほぼ満杯状態になる。このとき、何らかの報知信号がユーザになされるので、ユーザはダストボックスScをエアフィルタ清掃装置Sから取外し、内部の塵埃を廃棄する必要がある。
図8(A)に示すダストボックスScを室内機本体1から取外し、もしくは室内機本体1に取付ける状態では、第2のボックス部25Bの受けピン部27が第1のボックス部25Aの長孔支持部26における平行辺部26aに嵌め込まれ、第2のボックス部25Bの掛止用爪部29が第1のボックス部25Aの掛合用凹部28に掛合している。
したがって、図7(A)および図9(A)にも示すように、ダストボックスScは第1のボックス部25Aと第2のボックス部25Bとでボックス構造に形成される。そのため、塵埃除去用ブレード18によってエアフィルタFから除去される塵埃をダストボックスSc内に確実に溜められる。
図6に示すように、ダストボックスScのスライド摘み24をスライド付勢して、ピン部をダストボックス支持用片部20の支持用孔から抜き出す。そして、ダストボックスScの把手部23を持って、ダストボックスScの背面側下端部を清掃装置支持枠6Bのダストボックス支持凹部22から抜き出す。
すなわち、ダストボックスScを清掃装置支持枠6Bである室内機本体1から取出すことができる。このとき、ユーザの手指が塵埃押上げブラシ16や塵埃除去用ブレード18に接触することがないとともに、ダストボックスSc内の塵埃に接触することがない。したがって、ユーザの手指が塵埃で汚れることはなく、清潔性を確保できる。
ダストボックスScは取外し時に斜め姿勢になるうえに、それまで塵埃除去用ブレード18で塞がれていた開口部が開放される。しかしながら塵埃は、ある程度固まった状態で貯溜されているので、開口部から外部へ脱落することはない。取出したダストボックスScを、ゴミ箱等の排出部へ移動する間も同様であり、周辺部を汚すことはない。
排出部において図8(B)に示すように、ダストボックスScを構成する第2のボックス部25Bを第1のボックス部25Aと離間する方向にスライド付勢する。掛止用爪部29が掛合用凹部28から抜け出るとともに、受けピン部27が長孔支持部26における円形部26bへ移動する。
この状態から第2のボックス部25Bを図に矢印で示す時計回り方向に回動付勢する。第2のボックス部25Bは受けピン部27を中心に、円形部26bにおいて回動する。したがって、図9(A)に示すように、それまで断面略コ字状に形成されていた第2のボックス部25Bが、図9(B)に示すように断面略U字状に変る。このときの状態を、図7(B)および図8(B)にも示している。
つぎに、ダストボックスScを天地逆の姿勢に変え、もしくはそれに近い状態にして、ダストボックスScに軽い衝撃を与えれば、塵埃は固まった状態のまま第2のボックス部25Bから一度に容易に抜け出て排出部へ廃棄される。そのあとは逆の操作をして、ダストボックスScを清掃装置支持枠6Bの所定部位に取付ければよい。
このように、排出部において第2のボックス部25Bをスライド付勢するときと、回動付勢するとき、およびダストボックスScを天地逆の反転姿勢、もしくはそれに近い状態にして塵埃を排出部に排出する作業の全てにおいても、ユーザの手指が塵埃で汚れることはなく、塵埃が落下して周辺部を汚すこともない。
すなわち、本発明のエアフィルタ清掃装置Sを採用すれば、ダストボックスScに溜まった塵埃を外部に排出する際の作業手間の簡素化が得られるとともに、このとき塵埃がユーザの手指に付着したり、周辺部に落下することがなく、清潔性を確保できる。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。
1…室内機本体、4…前面吸込み口、5…上面吸込み口、9…吹出し口、10…送風路、F…エアフィルタ、7…熱交換器、8…室内送風機、S…エアフィルタ清掃装置、Sa…エアフィルタ移動機構、Sb…ブラシユニット、Sc…ダストボックス、25A…第1のボックス部、25B…第2のボックス部。

Claims (1)

  1. 室内機本体に設けられる空気吸込み口と吹出し口とを連通する送風路中に、エアフィルタ、熱交換器、送風機が順に配置されるとともに、上記エアフィルタに付着した塵埃を自動的に除去し清掃するエアフィルタ清掃装置を備えた空気調和機の室内機において、
    上記エアフィルタ清掃装置は、
    上記室内機本体に設けられ、上記エアフィルタを所定の空気濾過位置から移動変位させるエアフィルタ移動機構と、
    上記室内機本体に設けられ、上記エアフィルタ移動機構によって移動変位させられるエアフィルタに摺接し、エアフィルタに付着する塵埃を除去するブラシユニットと、
    上記室内機本体に着脱自在に取付けられ、少なくとも上記ブラシユニットを囲み、ブラシユニットがエアフィルタから除去した塵埃を受け入れるダストボックスと、を具備し、
    上記ダストボックスは、互いに連結される第1のボックス部と第2のボックス部とからなり、
    上記第1のボックス部に、一対の平行な平行辺部と、この平行辺部と連設され、平行辺部の間隔寸法よりも大なる直径寸法の円形部とからなる長孔支持部が設けられ、
    上記第2のボックス部に、上記第1のボックス部に設けられる長孔支持部の円形部と同一直径で、かつ平行辺部の間隔寸法と同一の間隔寸法の平坦部が形成される受けピン部が設けられ、
    第2のボックス部の受けピン部は、第1のボックス部の長孔支持部に嵌め込まれ、平行辺部と円形部のいずれにも変位自在であり、
    室内機本体内に取付けられた状態と、室内機本体から取外し、および取付ける状態でボックス構造を保持し、室内機本体外部において第1のボックス部に対して第2のボックス部は回動自在であることを特徴とする空気調和機の室内機。
JP2009281961A 2009-12-11 2009-12-11 空気調和機の室内機 Active JP5503953B2 (ja)

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