JP6506989B2 - 空気清浄機構 - Google Patents

空気清浄機構 Download PDF

Info

Publication number
JP6506989B2
JP6506989B2 JP2015041139A JP2015041139A JP6506989B2 JP 6506989 B2 JP6506989 B2 JP 6506989B2 JP 2015041139 A JP2015041139 A JP 2015041139A JP 2015041139 A JP2015041139 A JP 2015041139A JP 6506989 B2 JP6506989 B2 JP 6506989B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
unit
locked
main body
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015041139A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016161228A (ja
Inventor
隆之 柳生
隆之 柳生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2015041139A priority Critical patent/JP6506989B2/ja
Priority to PCT/JP2016/051382 priority patent/WO2016139980A1/ja
Priority to CN201910763434.XA priority patent/CN110513775A/zh
Priority to CN201680002342.4A priority patent/CN106796049B/zh
Publication of JP2016161228A publication Critical patent/JP2016161228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6506989B2 publication Critical patent/JP6506989B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/18Particle separators, e.g. dust precipitators, using filtering belts
    • B01D46/185Construction of filtering belts or supporting belts including devices for centering, mounting or sealing thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/18Particle separators, e.g. dust precipitators, using filtering belts
    • B01D46/20Particle separators, e.g. dust precipitators, using filtering belts the belts combined with drums
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/42Auxiliary equipment or operation thereof
    • B01D46/48Removing dust other than cleaning filters, e.g. by using collecting trays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/66Regeneration of the filtering material or filter elements inside the filter
    • B01D46/68Regeneration of the filtering material or filter elements inside the filter by means acting on the cake side involving movement with regard to the filter elements
    • B01D46/681Regeneration of the filtering material or filter elements inside the filter by means acting on the cake side involving movement with regard to the filter elements by scrapers, brushes or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0018Indoor units, e.g. fan coil units characterised by fans
    • F24F1/0025Cross-flow or tangential fans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0071Indoor units, e.g. fan coil units with means for purifying supplied air
    • F24F1/0073Indoor units, e.g. fan coil units with means for purifying supplied air characterised by the mounting or arrangement of filters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/50Control or safety arrangements characterised by user interfaces or communication
    • F24F11/56Remote control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/28Arrangement or mounting of filters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F2110/00Control inputs relating to air properties
    • F24F2110/10Temperature

Description

本発明は、清掃機能付きの空気清浄機構に関する。
過去に以下の従来例に示すような空気調和機が提案されている(例えば、特開2010−197014号公報等参照)。
(従来例)
フィルタに付着した塵埃を除去する清掃ユニットを備えた空気調和機であって、
前記清掃ユニットは、
前記フィルタが移動するフィルタレールを有する支持体と、
前記支持体に着脱自在に取り付けられ、塵埃掻き取り部と、前記塵埃掻き取り部の下方に取り付けられる塵埃回収箱とを有し、当該空気調和機の前面部に左右方向に取り付けられる塵埃回収箱組立と、を備え、
前記塵埃掻き取り部は、左右方向の一端に前記支持体の取り付け穴に係合する軸を有するとともに、左右方向の他端に前記支持体の固定穴に係合し、バネにより左右方向に進退可能なストッパーを有し、
前記ストッパーの先端の前記支持体側の面に、前記支持体の当接部に当接する面取り部が形成され、前記ストッパーが前記支持体側に押されることにより前記面取り部が前記支持体の当接部に当接して前記バネが縮み、前記ストッパーが内側に移動し、その後前記支持体の固定穴に係合することを特徴とする空気調和機。
特開2010−197014号公報(要約,図6等参照) 特開2010−249358号公報(要約,図6等参照)
ところで、上記従来例に示されるような空気調和機において、その使用者が塵埃回収箱の塵埃を捨てるために支持体から塵埃回収箱組立を取り外すためには、使用者は、固定穴に指を挿入する等してストッパーをバネの弾性力に抗してバネ側に移動させてストッパー7の先端が固定穴の内側に位置する状態にして、塵埃回収箱組立を手前に引く必要がある。すなわち、この空気調和機において支持体から塵埃回収箱組立を取り外すためには、使用者は両手で比較的煩雑な作業を行う必要があり面倒である。また、通常、空気調和機の室内機は比較的高所に設置されているため、両手が必要となる作業は比較的危険である。
本発明の課題は、比較的高所に設置されている場合であっても、使用者が従前よりも容易かつ安全に塵埃収容箱(上述の「塵埃回収箱組立」に相当。)を取り外すことができる空気清浄機構を提供することである。
本発明の第1局面に係る空気清浄機構は、本体および塵埃収容箱を備える。本体は、塵埃捕集部および被係止部を有する。なお、この本体には、熱交換器および送風機や、加湿器、除湿器等が搭載されていてもよい。すなわち、この空気清浄機構は、空気調和機(エアコンディショナー)や、加湿機能付きの空気清浄機、除湿機能付きの空気清浄機に組み込まれてもよい。また、この本体は、他の構成要素部品を搭載せず、単独の装置として存在してもよい。塵埃収容箱は、塵埃収容部、係止部および操作部を有する。塵埃収容部は、塵埃捕集部に捕集された塵埃を収容するためのものである。係止部は、本体の被係止部に係止可能である。被係止部および係止部は一対のみ設けられてもよいし、複数対設けられてもよい。また、被係止部に係止部が係止される際、たわみ係止されてもよい。操作部は、係止部が被係止部に係止された状態において操作方向に少なくとも下方向成分が含まれるようになる。なお、操作部の操作方向は下方向成分のみで構成されていてもかまわない。また、操作部は2つ以下であることが好ましく、1つであるのがより好ましい。そして、この塵埃収容箱は、下方向成分が含まれる操作方向に沿って操作部が操作されたとき、係止部が被係止部から外れて本体から脱離可能な状態となる。
本発明の第2局面に係る空気清浄機構は第1局面に係る空気清浄機構であって、被係止部は開口を有する。係止部は、棒体である。そして、この係止部は、係止部が被係止部に係止された状態において下方向成分が含まれる操作方向に沿って操作部が操作されたときに、開口から抜け出て、被係止部から外れる。なお、この局面に係る空気清浄機構では、被係止部(開口)および係止部は、少なくとも二対存在するのが好ましい。かかる場合、係止部は、塵埃収容箱の両側面に存在するのが好ましい。
本発明の第3局面に係る空気清浄機構は第2局面に係る空気清浄機構であって、係止部は、塵埃収容箱の外側に向かって付勢されている。そして、この係止部の先端は、塵埃収容箱の本体への取付方向に向かうに従って内側に傾斜している。
本発明の第4局面に係る空気清浄機構は第1局面から第3局面のいずれか1つの局面に係る空気清浄機構であって、塵埃収容箱は、塵埃除去部をさらに有する。塵埃除去部は、係止部が被係止部に係止された状態において塵埃捕集部に対向する。なお、この塵埃除去部は、例えば、ブラシ付ローラや吸引器等であって、塵埃捕集部に捕集された塵埃を塵埃収容部に移動させることによって、塵埃捕集部から塵埃を除去するものである。そして、係止部は、係止部が被係止部に係止された状態において塵埃除去部よりも上側に位置する。
本発明の第5局面に係る空気清浄機構は第1局面から第4局面のいずれか1つの局面に係る空気清浄機構であって、本体は底支持部をさらに有する。底支持部は、係止部が被係止部に係止された状態において塵埃堆積箱の底を支持する。そして、この底支持部には、少なくとも塵埃堆積箱の本体対向側と反対側の底面の一部が露出するように切欠きが設けられる。
本発明の第6局面に係る空気清浄機構は、塵埃捕集部、塵埃除去部、被駆動体、支持部および駆動源を備える。塵埃除去部は、塵埃捕集部の一部に対向するように配設される。なお、この塵埃除去部は、第4局面に係る空気清浄機構の説明において説明された通りである。被駆動体は、塵埃捕集部と連結される。なお、この塵埃捕集部は、被駆動体から脱着可能とされるのが好ましい。支持部は、被駆動体を着脱自在に支持する。駆動源は、被駆動体と着脱自在に連結される。そして、この駆動源は、塵埃除去部が塵埃捕集部の一部に連続的に対向するように被駆動体を駆動させる。
本発明の第7局面に係る空気清浄機構は第6局面に係る空気清浄機構であって、被駆動体は、係合部を有するローラである。なお、ここにいう「ローラ」とは、例えば、ブラシ付ローラ等であって、塵埃捕集部により捕集された塵埃を塵埃捕集部から除去するためのローラである。駆動源は、ローラの片側の軸部分である第1軸部分と着脱自在に連結される。支持部は、第1軸部の反対側の軸部分である第2軸部分を着脱自在に支持する。
本発明の第8局面に係る空気清浄機構は第7局面に係る空気清浄機構であって、ローラは、互いの回転軸が同一線上にのり且つ第2軸部分同士が対向するように2つ配設されている。そして、支持部は、1つだけ存在し、2つの第2軸部分を共に支持する。
本発明の第9局面に係る空気清浄機構は第8局面に係る空気清浄機構であって、第1軸部と第2軸部とは対称の関係にある。
本発明の第10局面に係る空気清浄機構は第9局面に係る空気清浄機構であって、第1軸部および第2軸部は、それぞれ、支持軸部分および連結軸部分を有する。連結軸部分は、支持軸部分の先端側に形成される。なお、支持軸部分は、連結軸部分よりもローラの本体部分に近い位置に形成される。
上述の通り、本発明の第1局面に係る空気清浄機構では、下方向成分が含まれる操作方向に沿って操作部が操作されたとき、係止部が被係止部から外れて塵埃収容箱が本体から脱離可能な状態となる。このため、使用者は、一方の手で自身の体を支えながら操作部に他方の手をかけて下方または斜め前下方に引くだけで塵埃収容箱を本体から取り外すことができる。したがって、この空気清浄機構が比較的高所に設置されている場合であっても、使用者は、従前よりも容易かつ安全に塵埃収容箱を取り外すことができる。
上述の通り、本発明の第2局面に係る空気清浄機構では、係止部が被係止部に係止された状態において下方向成分が含まれる操作方向に沿って操作部が操作されたときに、係止部が開口から抜け出て、被係止部から外れる。このため、この空気清浄機構では、比較的シンプルな構造で本願発明の課題を克服することができ、コスト増加を抑制することができる。
上述の通り、本発明の第3局面に係る空気清浄機構では、係止部が塵埃収容箱の外側に向かって付勢されており、係止部の先端が、塵埃収容箱の本体への取付方向に向かうに従って内側に傾斜している。このため、この空気清浄機構では、使用者が塵埃収容箱を本体に取り付ける際、使用者は操作部を操作せずに塵埃収容箱を本体の取付位置に押し込むだけで塵埃収容箱を本体に取り付けることができる。
上述の通り、本発明の第4局面に係る空気清浄機構では、係止部が被係止部に係止された状態において係止部が塵埃除去部よりも上側に位置する。このため、空気清浄機構では、係止部が塵埃除去部よりも下側に位置する場合に比べて、塵埃除去部が安定的に係止される。また、かかる場合、塵埃除去部よりも下側にさらに係止構造が設けられる場合は、塵埃除去部がさらに安定的に係止されることになり、好ましい。
上述の通り、本発明の第5局面に係る空気清浄機構では、係止部が被係止部に係止された状態において本体の底支持部が塵埃堆積箱の底を支持する。そして、この底支持部には、少なくとも塵埃堆積箱の本体対向側と反対側の底面の一部が露出するように切欠きが設けられる。このため、この空気清浄機構では、使用者は、本体から塵埃収容箱を取り外す際、例えば、親指で塵埃収容箱の底を支えながら他の指で操作部を操作方向に移動させることができる。したがって、この空気清浄機構では、使用者は、塵埃収容箱を掴んだままの状態で本体から塵埃収容箱を取り外すことができる。
上述の通り、本発明の第6局面に係る空気清浄機構では、支持部が被駆動体を着脱自在に支持すると共に駆動源が被駆動体と着脱自在に連結される。このため、この空気清浄機構では、被駆動体を取り外して洗面台等で洗浄等することができる。なお、従前の空気清浄機構(例えば、特開2010−249358号公報等参照)では、使用者が被駆動体を取り外することができず、塵埃で汚れた被駆動体を洗浄するためには、使用者は、椅子等の上に上がって濡れ雑巾等で被駆動体を拭くしかなかった。
上述の通り、本発明の第7局面に係る空気清浄機構では、駆動源が、ローラの片側の軸部分である第1軸部分と着脱自在に連結されると共に、支持部が、第1軸部の反対側の軸部分である第2軸部分を着脱自在に支持する。このため、この空気清浄機では、ローラを取り外して洗浄等することができる。
上述の通り、本発明の第8局面に係る空気清浄機構では、互いの回転軸が同一線上にのり且つ第2軸部分同士が対向するように2つのローラが配設されている。そして、この空気清浄機構では、支持部が1つだけ存在し、その支持部により2つの第2軸部分が共に支持される。このため、この空気清浄機構では、3つの操作、すなわち、片方のローラを駆動源に装着する操作、もう片方のローラを反対側の駆動源に装着する操作、前述の2つのローラを支持部に装着する操作を行うことによって、2つのローラを本体に装着することができる。このため、空気清浄機構では、使用者のローラ装着の手間を軽減することができる。
上述の通り、本発明の第9局面に係る空気清浄機構では、ローラの第1軸部と第2軸部とは対称の関係にある。このため、この空気清浄機構では、使用者は、ローラの取付方向を考慮することなく容易にローラを支持部および駆動源に装着することができる。
上述の通り、本発明の第10局面に係る空気清浄機構では、第1軸部および第2軸部が、それぞれ、支持軸部分および連結軸部分を有する。このため、空気清浄機構では、ローラおよびその受け部の設計の自由度が高くなる。
本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機の室内機の外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機の室内機の縦断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機の室内機の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機の室内機の制御系を模試的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機の室内機を構成する集塵フィルタユニットの外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機の室内機を構成する集塵フィルタユニットの正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機の室内機を構成する集塵フィルタユニットの一部分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機の室内機を構成する集塵フィルタユニットの下部の部分断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る集塵フィルタユニットを構成する塵埃収容箱の正面側の外観斜視図である。 図8のA部分の拡大図である。 前面カバーを取り外した状態の塵埃収容箱の斜視図である。 前面カバーを取り外した状態の塵埃収容箱の正面図であって、操作レバー部が下方に押し下げられていない状態すなわち操作レバー部が上方に付勢されている状態を示す図である。 前面カバーを取り外した状態の塵埃収容箱の正面図であって、操作レバーが下方に押し下げられた状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る集塵フィルタユニットを構成する開閉式軸受けが開状態とされたときの図である。 本発明の第1の実施の形態に係る集塵フィルタユニットを構成する開閉式軸受けからフィルタ駆動ローラを取り外すときの図である。 本発明の第1の実施の形態に係るフィルタ駆動ローラの正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るフィルタ駆動ローラを、連結片を介して駆動モータに取り付ける際の斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
−第1の実施の形態−
<空気調和機の室内機の全体構成>
先ず、本実施の形態にかかる空気調和機の室内機(以下、単に「室内機」と称する。)の全体構成について説明する。
本実施の形態にかかる室内機1は、図1に示されるように、略直方体状の形状を有しており、通常、部屋の壁の上部に掛けられて使用される。この室内機1には、液側連絡配管(図示せず)およびガス側連絡配管(図示せず)を介して室外機(図示せず)が接続されている。これにより、この室内機1と室外機とは、冷媒回路(図示せず)を構成し、その結果、空気調和機すなわちエアコンディショナーとして機能する。なお、本願発明は室外機および冷媒回路との関連性が極めて希薄であるため、その説明を省略する。
本実施の形態にかかる室内機1は、図1〜図3に示されるように、主に、筐体10、集塵フィルタユニット20、空気調和ユニット30および電装品ユニット40から構成されている。以下、これらの要素部品についてそれぞれ詳述する。
(1)筐体
筐体10は、略直方体状の樹脂成形品であって、図1〜図3に示されるように、主に、前面パネル11、本体パネル12および背面パネル13から構成されており、その内部に集塵フィルタユニット20、空気調和ユニット30および電装品ユニット40を収容している。図2および図3に示されるように、本体パネル12は、上方に開口している。このため、集塵フィルタユニット20の上側は、筐体10で覆われておらず、露出している。また、この本体パネル12の下部には、図2および図3に示されるように、フラップ15が連結されている。このフラップ15は、運転停止時、筐体10の底板を構成している。なお、このフラップ15には、駆動モータ15M(図4参照)が連結されている。そして、この駆動モータ15Mは、通信線Lc(図4参照)を介して電装品ユニット40に通信接続されており、運転中、電装品ユニット40からの制御信号に従ってフラップ15の回動角度を調節する。
(2)空気調和ユニット
空気調和ユニット30は、図2および図3に示されるように、主に、室内側熱交換器31、クロスフローファン32、温度検出器TD(図4参照)、室内側液管(図示せず)、室内側ガス管(図示せず)から構成されている。以下、これらの要素部品について詳述する。
(2−1)室内側熱交換器
室内側熱交換器31は、図2に示されるように、複数の熱交換器を、クロスフローファン32を覆う屋根のように組み合わせたものである。なお、各熱交換器は、左右両端で複数回折り返された伝熱管(図示せず)に多数の放熱フィン(図示せず)が取り付けられたものであって、冷房運転時には蒸発器として機能し、暖房運転時には凝縮器として機能する。
(2−2)クロスフローファン
クロスフローファン32は、駆動モータ32M(図4参照)に連結されている。そして、このクロスフローファン32は、運転中、その駆動モータ32Mによって回転駆動され、室内の空気を筐体10に吸い込んで室内側熱交換器31に供給すると共に、室内側熱交換器31で熱交換された空気を室内に送出する。なお、この駆動モータ32Mは、通信線Lc(図4参照)を介して電装品ユニット40に通信接続されており、電装品ユニット40から送信される制御信号に従って動作する。
(2−3)室内側液管
室内側液管は、室内側熱交換器31の液側部分から延びる配管である。この室内側液管は室内側ガス管よりも細い管であって、運転時、この室内側液管には、液冷媒が流れる。この室内側液管は、上述の通り、液側連絡配管を介して室外側液管(図示せず)に接続されている。
(2−4)室内側ガス管
室内側ガス管は、室内側熱交換器31のガス側部分から延びる配管である。室内側ガス管は室内側液管よりも太い管であって、運転時、この室内側ガス管には、ガス冷媒が流れる。この室内側ガス管は、上述の通り、ガス側連絡配管を介して室外側ガス管(図示せず)に接続されている。
(2−5)温度検出器
温度検出器TDは、サーミスタである。温度検出器TDは、室内側熱交換器31や、筐体内の吸込口付近等に配置されている。温度検出器TDは、通信線Lc(図4参照)を介して電装品ユニット40に通信接続されており、計測温度情報を定期的に電装品ユニット40に送信している。
(3)集塵フィルタユニット
集塵フィルタユニット20は、図5〜図7に示されるように、主に、集塵フィルタ21、支持本体22、塵埃収容箱23、フィルタ駆動ローラ24、駆動モータ24M、駆動モータ23M、開閉式軸受け25および動力中継部26から構成されている。なお、本実施の形態に係る室内機1において、集塵フィルタ21、塵埃収容箱23、フィルタ駆動ローラ24および駆動モータ24Mは、図5〜図7に示されるように、左右に1つずつ配設されている。また、駆動モータ23Mは、図5〜図7に示されるように、支持本体22の右側壁部225(後述)に1つだけ配設されている。さらに、開閉式軸受け25および動力中継部26は、図6に示されるように、支持本体22の下部中央付近にそれぞれ一つだけ配設されている。以下、これらの要素部品について詳述する。
(3−1)集塵フィルタ
集塵フィルタ21は、図5および図6に示されるように、主に、枠体211およびエアフィルタ(後述の格子枠部211bの開口部分に位置するが、説明の便宜上図示せず)から構成されており、支持本体22に着脱自在に支持される。枠体211は、図5および図6に示されるように、主に、大外枠部211aおよび格子枠部211bから形成されている。大外枠部211aは、略長方形状の枠形の部位である。図8に示されるように、この大外枠部211aの左右の縁部分の下面には、ラック部211cが形成されている。そして、この集塵フィルタ21が支持本体22に取り付けられる際、フィルタ駆動ローラ24のピニオンギア部242(後述)にこのラック部211cが嵌め合わせられる。すなわち、駆動モータ24Mによってフィルタ駆動ローラ24が回転駆動されると、平面視では集塵フィルタ21が支持本体22の案内部GD(後述)に沿って前方または後方に移動し、正面視では下方または上方に移動する。なお、この集塵フィルタ21の移動態様については後に詳述する。格子枠部211bは、大外枠部211aの内側に形成されており、エアフィルタを強固に支持している。
(3−2)支持本体
支持本体22は、図5〜図8に示されるように、集塵フィルタ21のみならず、塵埃収容箱23、駆動モータ24M、駆動モータ23M、開閉式軸受け25および動力中継部26をも支持する部材であって、図5〜図8に示されるように、主に、本体部221、格子リブ222、左側壁部223、中央壁部224、右側壁部225および底支持部226から構成されている。
本体部221は、図5および図7に示されるように、手前側から奥側に向かうに従って下方に湾曲する肉厚の樹脂製板状体であって、格子リブ222、左側壁部223、中央壁部224、右側壁部225および底支持部226を設けるための基体として機能している。
格子リブ222は、図5および図7に示されるように、格子状の補強リブであって、本体部221の上面に沿って形成されている。
左側壁部223は、図7に示されるように、本体部221の左側縁部分から前方に向かって延びる側壁部分である。そして、この左側壁部223の右側すなわち内側には、図7に示されるように、案内部GDが形成されている。この案内部GDは、駆動モータ24Mによって集塵フィルタ21が移動させる際において、集塵フィルタ21を規定の方向に沿って移動させるために形成されている。また、この左側壁部223は、その左側すなわち外側において駆動モータ24Mを固定的に支持している。さらに、この左側壁部223には、塵埃収容箱23の係合ピン部233f(後述)を受け入れ可能な孔Blが形成されている。
右側壁部225は、図7に示されるように、本体部221の右側縁部分から前方に向かって延びる側壁部分である。そして、この右側壁部225の左側すなわち内側には、左側壁部223と同様に案内部(図示せず)が形成されている。なお、この案内部は、左側壁部223に形成される案内部GDと同一の形状を呈している。また、この右側壁部225は、その右側すなわち外側において駆動モータ23Mおよび駆動モータ24Mを固定的に支持している。なお、この右側壁部225において、駆動モータ23Mは、図5〜図7に示されるように、駆動モータ24Mよりも下側に配設されている。さらに、この右側壁部225には、塵埃収容箱23の係合ピン部233f(後述)を受け入れ可能な孔(図示せず)が形成されている。
中央壁部224は、図7に示されるように、本体部221の幅方向略中央部分から前方に向かって延びる壁部分である。そして、この中央壁部224の両側には、図7に示されるように、案内部GDが形成されている。なお、これらの案内部GDは、左側壁部223の案内部GDおよび右側壁部225の案内部と同一の形状を呈している。そして、左側の案内部は左側壁部223の案内部GDと互いに対向し、右側の案内部GDは右側壁部225の案内部と互いに対向している。すなわち、2つの集塵フィルタ21のうち一方は中央壁部224の左側の案内部と左側壁部223の案内部GDとによって案内され、他方は中央壁部224の右側の案内部GDと右側壁部225の案内部とによって案内されることになる。
底支持部226は、図7に示されるように、本体部221の最下端部分から前方に向かって延びる棚板部分であって、主に、棚板部226aおよび爪部226bから形成されている。なお、この底支持部226は、塵埃収容箱23の底を支持する役目を担っている。棚板部226aには、図7に示されるように、その右端(または左端)から4分の1および4分の3の位置(棚板部226aを右側領域と左側領域に分けて考えた場合は、各領域の2分の1の位置すなわち中央部分)の手前側に切欠きRCが形成されている。なお、この切欠きRCは、塵埃収容箱23が支持本体22に装着された状態において塵埃収容箱23の本体部対向側と反対側の底面の一部が底面視において露出するように形成されている。爪部226bは、図7に示されるように、棚板部226aの上面から上方に僅かに突起する矩形の突起部分であって、各切欠きRCの両脇に配設されている。なお、この爪部226bは、塵埃収容箱23の左右の位置ずれを防止する役目を担っている。
(3−3)塵埃収容箱
塵埃収容箱23は、図8から図13に示されるように、主に、塵埃収容箱部231、機構収容部232、上下回動レバー機構233、ブラシ付ローラ234およびサイドギア部235から構成されている。
塵埃収容箱部231は、図8に示されるように、上方に開口する略直方体形の箱部分であって、ブラシ付ローラ234によって掻き落とされる集塵フィルタ上の塵埃を収容する役目を担っている。なお、この塵埃収容箱部231は、堆積する塵埃を使用者が外から認識することができるように透明または半透明な樹脂によって形成されている。また、図8に示されるように、この塵埃収容箱部231の開口の前半分は、水平板部231aによって遮蔽されている。また、この塵埃収容箱部231の底壁231bには、上述の支持本体22の底支持部226に設けられる爪部226bを受けるための爪受け部231cが形成されている(図8参照)。
機構収容部232は、図8に示されるように、塵埃収容箱部231の前側部分の上方に位置する略角筒形状の部位であって、上下回動レバー機構233を収容すると共に支持する役目を担っている。なお、この機構収容部232は、図8に示されるように、中間壁部Wiを介して塵埃収容箱部231の前側上端に結合されている。そして、この機構収容部232および中間壁部Wiは、図8〜図13に示されるように、主に、枠体部232A、上壁部232Bおよび前面カバー232Cから形成されている。枠体部232Aは、文字通り、枠形の部位であって、図8〜図13に示されるように、塵埃収容箱部231の前側上端から上方に向かって延びている。上壁部232Bは、枠体部232Aの内側に形成される屈曲壁部であって、図8に示されるように、主に、水平壁部Wh、垂直壁部Wv、底壁部Wbおよび後壁部Wrから形成されている。水平壁部Whは、図8に示されるように、枠体部232Aの下辺部分上端から僅かに後方に向かって延びている。垂直壁部Wvは、水平壁部Whの後端から上方に向かって延びている。なお、この垂直壁部Wvは、図8に示されるように、前面カバー232Cと共に中間壁部Wiを構成している。底壁部Wbは、図8に示されるように、垂直壁部Wvの上端から後方に向かって延びており、機構収容部232の底壁を構成している。後壁部Wrは、底壁部Wbの後端から上方に向かって枠体部232Aの上辺部分の奥側端まで延びており、機構収容部232の後壁を構成している。また、この後壁部Wrの表側には、図8、図11、図12および図13に示されるように、上下回動レバー機構233の上下回動レバー233A(後述)の回転シャフト部233b(後述)およびロックユニット233B(後述)を支持するための支持爪部Nsが多数形成されている共に、上下回動レバー機構233のコイルバネCSの片側(内側)の端を支持するバネ支持ピン部232a(図13参照)が左右一対形成されている。前面カバー232Cは、図8に示されるように、断面逆L字の板状体であって、枠体部232Aに嵌め込まれた状態において、垂直壁部Wvと共に中間壁部Wiを構成すると共に、機構収容部232の前壁および天壁の一部を構成する。また、この前面カバー232Cには、図9に示されるように、中央部の角部分に、上下回動レバー233Aの操作レバー部233a(後述)を露出させるための開口OPが形成されている。なお、この開口OPは、操作レバー部233aが機能を果たすのに十分な上下動をすることができる形状および大きさとされている。また、図8に示されるように、この前面カバー232Cには、その背面に、上下回動レバー機構233の上下回動レバー233A(後述)の回転シャフト部233b(後述)を支持するための支持爪部Ncが形成されている。すなわち、上下回動レバー機構233の上下回動レバー233A(後述)の回転シャフト部233b(後述)は、上述の後壁部Wrの支持爪部Nsと前面カバー232Cの支持爪部Ncによって挟み込まれるようにして支持されている(図8参照)。なお、図9〜図12に示されるように、この機構収容部232は側面側が開口しており、この開口Orを通じて上下回動レバー機構233のロックユニット233B(後述)の係合ピン部233f(後述)が出没することができるようになっている(図12および図13等参照)。
上下回動レバー機構233は、支持本体22から塵埃収容箱23を容易に脱着可能とするための機構であって、図8〜図13に示されるように、主に、上下回動レバー233A、ロックユニット233Bおよび上述のバネ支持ピン部232aから構成されている。
上下回動レバー233Aは、図8〜図13に示されるように、主に、操作レバー部233a、回転シャフト部233bおよび突起部233cから構成されている。操作レバー部233aは、図8〜図13に示されるように、略長方形の板状部位であって、回転シャフト部233bの中央部分の外周面の一部から外方に向かって延びている。なお、この操作レバー部233aは、図9に示されるように、上述の機構収容部232の前面カバー232Cの開口OPから斜め前上方に向かって突き出ている。また、この操作レバー部233aは、塵埃収容箱部231およびサイドギア部235の色と異なった色で着色されている。これは、この操作レバー部233aを他の部品よりも目立たせるためである。回転シャフト部233bは、図11〜図13に示されるように、塵埃収容箱23の幅方向に向かって延びる軸体であって、上述の通り、機構収容部232内の支持爪部Rs,Rcによって回転自在に支持されている。また、この回転シャフト部233bの先端部分は、図11〜図13に示されるように、ロックユニット233Bのスライダー部233d(後述)に挿通されている。突起部233cは、図11〜図13に示されるように、回転シャフト部233bの先端部分の外表面から外方に向かって突出している。すなわち、この突起部233cは、ロックユニット233Bのスライダー部233d(後述)の内部に位置することになる(図11〜図13参照)。
ロックユニット233Bは、図11〜図13に示されるように、主に、スライダー部233d、バネ枠部233eおよび係合ピン部233fから構成されている。なお、スライダー部233d、バネ枠部233eおよび係合ピン部233fは、樹脂成形体であって、一体化されている。スライダー部233dは、図11〜図13に示されるように、略方形状の枠体であって、主に、枠部233gおよび傾斜面形成部233hから構成されている。傾斜面形成部233hは、図11〜図13に示されるように、枠部233g内に、正面視において内側から外側に向かうに従って下方に傾斜する傾斜面Psを形成している。バネ枠部233eは、図11〜図13に示されるように、略方形状の枠体であって、主に、枠部233iおよびバネ支持ピン部233jから構成されている。バネ支持ピン部233jは、図12および図13に示されるように、枠部233iの外側壁から内側に向かって延びるピン形状の部位であって、コイルバネCSの孔に挿通されることによってコイルバネCSの片側(外側)の端を支持する。なお、ここで、コイルバネCSは、上述の通り、内側端が機構収容部232のバネ支持ピン部232aに支持されると共に(図13参照)、外側端がバネ枠部233eのバネ支持ピン部233jに支持されている。そして、このコイルバネCSは、ロックユニット233Bを外側に向かって付勢している。係合ピン部233fは、塵埃収容箱23を支持本体22に係止させるための部位であって、支持本体22の左側壁部223および右側壁部225の孔Blならびに開閉式軸受け25の孔Bc(後述)に挿通可能な寸法とされている。なお、本実施の形態において、この係合ピン部233fは、塵埃収容箱23の支持本体22への取付方向に向かうに従って、すなわち、前側から後側に向かうに従って先端が内側に傾斜している。そして、この係合ピン部233fは、使用者によって上下回動レバー233Aの操作レバー部233aが操作されない場合、機構収容部232の側面側の開口Orから突出した状態となっており(図12参照)、使用者によって上下回動レバー233Aの操作レバー部233aが下方向に押し下げられると、機構収容部232の内側に引っ込む状態となる(図13参照)。なお、この係合ピン部233fの出没の仕組みについては、以下、図12および図13を参照しながら詳細に説明する。
先ず、使用者が上下回動レバー233Aの操作レバー部233aに対して下方向の力を加えない場合、コイルバネCSがロックユニット233Bを外側に向かって付勢しているため、上下回動レバー機構233の回転シャフト部233b上の突起部233cが、図12に示されるようにロックユニット233Bのスライダー部233dの最内側に位置する状態となる。そして、このとき、上下回動レバー233Aの操作レバー部233aは、図11および図12に示されるように、斜め前上方に延びる状態となる。
一方、先の状態から、使用者が上下回動レバー233Aの操作レバー部233aを押し下げると、上下回動レバー機構233の回転シャフト部233b上の突起部233cが回転軸周りに下方に向かって旋回し、その結果、コイルバネCSの付勢力に抗してロックユニット233Bが内側に引き込まれて、図13に示される状態となる。なお、この状態において、回転シャフト部233b上の突起部233cは、図13に示されるようにロックユニット233Bのスライダー部233dの最外側に位置する状態となる。
ブラシ付ローラ234は、ローラの外周面にブラシを取り付けたものであって、塵埃収容箱部231の両側壁で回転可能に軸支されている。このブラシ付ローラ234は、集塵フィルタ上に堆積した塵埃を掻き取って、塵埃収容箱部231に回収するともに集塵フィルタ21を清掃する役目を担っている。また、塵埃収容箱部231が支持本体22に取り付けられた状態では、ブラシ付ローラ234は、図8に示されるように、フィルタ駆動ローラ24と協同して集塵フィルタ21の一部を挟み込む。
サイドギア部235は、図9および図11に示されるように、塵埃収容箱部231から両側に突出するブラシ付ローラ234の軸部それぞれに取り付けられている。そして、塵埃収容箱部231が支持本体22に取り付けられた状態において、駆動モータ設置側の領域(すなわち右側領域)に取り付けられた塵埃収容箱部231のサイドギア部235は、片方が駆動モータ23Mのシャフト先端のギア(図示せず)に噛み合い、もう片方が動力中継部26の中継ギア26a(後述)に噛み合う。一方、駆動モータ非設置側の領域(すなわち左側領域)に取り付けられた塵埃収容箱部231のサイドギア部235は、片方が動力中継部26の中継ギア26a(後述)に噛み合うが、もう片方はフリーな状態となる。
(3−4)フィルタ駆動ローラ
フィルタ駆動ローラ24は、図16に示されるように、左右対称な形状を有するローラであって、主に、ローラ本体241、ピニオンギア部242、支持軸部243および連結部244から形成されている。ローラ本体241は、図8に示されるように、塵埃収容箱23が支持本体22に取り付けられている状態において、集塵フィルタ21を挟んで塵埃収容箱23のブラシ付ローラ234と対向しており、ブラシ付ローラ234の駆動によって巻き上がる塵埃が集塵フィルタ21の裏側に飛散しないようにする役目を担っている。ピニオンギア部242は、図16に示されるように、ローラ本体241の回転軸方向両側に配設されている。なお、このピニオンギア部242には、上述の通り、集塵フィルタ21のラック部211cが嵌め合わせられる(図8参照)。支持軸部243は、図16に示されるように、短長の円柱部位であって、ローラ本体241の回転軸に沿ってピニオンギア部242の外面から外側に向かって延びている。そして、フィルタ駆動ローラ24が開閉式軸受け25によって支持される際、この支持軸部243の片側が開閉式軸受け25によって支持されることになる。連結部244は、図17に示されるように、側面視において略十字形状を呈しており、図16に示されるように、ローラ本体241の回転軸に沿って支持軸部243の外面から外側に向かって延びている。そして、フィルタ駆動ローラ24が駆動モータ24Mのシャフト先端の連結片Prに連結される際、この連結部244の片側が連結片Prに連結されることになる。なお、この連結部244は、駆動モータ24Mの連結片Prへ滑らかに連結する目的で、全面に亘って面取り処理が施されている。
(3−5)駆動モータ
駆動モータ24Mは、正転・逆転切り換え可能なモータであって、上述の通り、フィルタ駆動ローラ24を回転させることによって、集塵フィルタ21を案内部GDに沿って移動させる。なお、具体的には、駆動モータ24Mが正転されると、集塵フィルタ21は、平面視では支持本体22の案内部GD(後述)に沿って前方に移動し、正面視では下方に移動する。その結果、集塵フィルタ21上に堆積している塵埃が下から順にブラシ付ローラ234によって塵埃収容箱23の塵埃収容箱部231に掻き落とされる。一方、駆動モータ24Mが逆転されると、集塵フィルタ21は、平面視では支持本体22の案内部GD(後述)に沿って後方に移動し、正面視では上方に移動する。その結果、清掃済みの集塵フィルタ21が規定の位置に戻される。
駆動モータ23Mは、正転のみ可能なモータであって、清掃運転中、ブラシ付ローラ234を回転させ続ける。
(3−6)開閉式軸受け
開閉式軸受け25は、図14および図15に示されるように、主に、軸受け部251、上側被係止片252および回動片253から構成されている。軸受け部251は、図14および図15に示されるように、支持本体22の中央壁部224の下部に形成されている。そして、この軸受け部251には、フィルタ駆動ローラ24の支持軸部243を収容可能な窪みCvが形成されている。上側被係止片252は、図14および図15に示されるように、帯状の湾曲板部材であって、支持本体22の中央壁部224の上に取り付けられている。そして、この上側被係止片252の最下部の先端に被係止部252aが形成されている。回動片253は、図14および図15に示されるように、軸受け部251の下部に回動自在に軸支されている。この回動片253の上端には、係止部253aが形成されている。そして、この回動片253を最上位位置まで回動させると、係止部253aが被係止部251aに係止する。また、この回動片253には、図7、図14および図15に示されるように、塵埃収容箱23の係合ピン部233f(後述)と嵌合可能な孔Bcが形成されている。そして、回動片253が被係止部252aに係止されている状態になって、はじめて、この孔に係合ピン部233fを嵌め込むことが可能となる。また、この回動片253は、軸受け部251、上側被係止片252の色と異なった色で着色されている。これは、この回動片253を他の部品よりも目立たせるためである。
(3−7)動力中継部
動力中継部26は、図7に示されるように、主に、中継ギア261および軸受け部262から構成される。中継ギア261は、フィルタ駆動ローラ24のピニオンギア部242と噛み合い可能なギアである。軸受け部262は、中継ギア261を回転自在に軸支している。すなわち、この中継ギア261は、駆動モータ設置側の領域で駆動モータ23Mによって回転駆動させられる塵埃収容箱23のブラシ付ローラ234の回転動力を、駆動モータ非設置側の領域の塵埃収容箱23のブラシ付ローラ234に伝達させる役割を果たす。
(4)電装品ユニット
電装品ユニット40は、図4に示されるように、主に、中央処理演算部42、赤外線受光部43および通信部41から構成されている。これらのコンポーネント41〜43は、相互にバス接続されている。また、この電装品ユニット40は、図4に示されるように、通信線Lc(図4参照)を介してクロスフローファン32の駆動モータ32M、フラップ15の駆動モータ15M、ブラシ付ローラ234の駆動モータ23M、フィルタ駆動ローラ24の駆動モータ24Mおよび温度検出器THに通信接続されている。中央処理演算部42は、随時、リモートコントローラ50(図4参照)からの制御信号や、温度検出器THの出力情報等を演算処理して適切な制御パラメータを導出し、その制御パラメータ等を、通信部41を介してクロスフローファン32の駆動モータ32M、フラップ15の駆動モータ15M、ブラシ付ローラ234の駆動モータ23M、フィルタ駆動ローラ24の駆動モータ24Mに送信する。また、中央処理演算部42は、必要に応じて、通信部41を介して制御パラメータ等を室外機の電装品ユニット(図示せず)に送信したり、室外機の電装品ユニットから制御パラメータ等を受信したりする。赤外線受光部43は、リモートコントローラ50から発生される点滅赤外線を受光するものである。この赤外線受光部43は、点滅赤外線を信号化処理し、生成した信号を中央処理演算部42に送信する。
<塵埃収容箱の取付方法および取外方法>
(1)取付方法
作業者は、塵埃収容箱23を支持本体22の底支持部226の右側領域か左側領域に載せ、塵埃収容箱23を奥側に押し込む。すると、先ず、塵埃収容箱23の上下回動レバー機構233の係合ピン部233fの先端面が、支持本体22の左側壁部223か右側壁部225と回動片253とに当接する。そして、そこからさらに作業者が塵埃収容箱23を奥側に押し込むと、係合ピン部233fがコイルバネCSの付勢力に抗して塵埃収容箱23の内側に向かって移動し、係合ピン部233fがほぼ完全に塵埃収容箱23内に没する。なお、このとき、係合ピン部233fの先端形状により、係合ピン部233fが滑らかに内側に向かって移動する。そして、この状態で、作業者がさらに塵埃収容箱23を奥側に押し込むと、塵埃収容箱23が奥側に移動していき、係合ピン部233fが支持本体22の左側壁部223か右側壁部225の孔Blと回動片253の孔Bcとに対向する位置まできたところで、コイルバネCSの付勢力によって係合ピン部233fが塵埃収容箱23の外側に押し出されて孔Bc,Blに挿入する。このようにして、係合ピン部233fと孔Bc,Blによって係止構造が形成されて、塵埃収容箱23が支持本体22に装着(係止)される。
(2)取外方法
作業者は、底支持部226の切欠きRCによって露出している塵埃収容箱23の底面を親指で支えた状態で塵埃収容箱23の操作レバー部233aを下方に回動させた後、そのまま塵埃収容箱23を手前に引けば、支持本体22から塵埃収容箱23を取り外すことができる。なお、上述の通り、作業者により塵埃収容箱23の操作レバー部233aが最下端まで回動させられたとき、係合ピン部233fは機構収容部232に没した状態、すなわち、係止構造が完全に解除された状態となっている。
<フィルタ駆動ローラの取付方法および取外方法>
(1)取付方法
作業者は、先ず、被係止部252aから係止部253aを取り外して回動片253を下方に回動させて開閉式軸受け25を開状態とする。次に、作業者は、フィルタ駆動ローラ24の連結部244を駆動モータ24Mの連結片Pcに連結させる。続いて、作業者は、フィルタ駆動ローラ24の支持軸部243を軸受け部251の窪みCvに挿入する。最後に、作業者は、回動片253を最上位位置まで回動させて係止部253aを被係止部252aに係止する。これで、開閉式軸受け25にフィルタ駆動ローラ24が取り付けられる。
(2)取外方法
開閉式軸受け25からフィルタ駆動ローラ24を取り外すためには、取付方法と全く逆の手順を踏めばよい。すなわち、先ずは、作業者は、被係止部252aから係止部253aを取り外して回動片253を下方に回動させて開閉式軸受け25を開状態とする。次に、作業者は、フィルタ駆動ローラ24の支持軸部243を軸受け部251の窪みCvから抜き取る。続いて、作業者は、フィルタ駆動ローラ24の連結部244を駆動モータ24Mの連結片Pcから抜き取る。これで、開閉式軸受け25からフィルタ駆動ローラ24が抜き取られる。
<第1の実施の形態にかかる室内機の特徴>
(1)
本実施の形態にかかる室内機1では、作業者が底支持部226の切欠きRCによって露出している塵埃収容箱23の底面を親指で支えた状態で塵埃収容箱23の操作レバー部233aを下方に回動させた後、そのまま塵埃収容箱23を手前に引けば、支持本体22から塵埃収容箱23を取り外すことができる。このため、この室内機1が比較的高所に設置されている場合であっても、使用者は、従前よりも容易かつ安全に塵埃収容箱23を取り外すことができる。
(2)
本実施の形態にかかる室内機1では、作業者が塵埃収容箱23を支持本体22の底支持部226の右側領域か左側領域に載せ、塵埃収容箱23を奥側に押し込むだけで、塵埃収容箱23を支持本体22に取り付けることができる。このため、この室内機1が比較的高所に設置されている場合であっても、使用者は、容易かつ安全に塵埃収容箱23を支持本体22に取り付けることができる。
(3)
本実施の形態にかかる室内機1では、支持本体22への塵埃収容箱23の取付構造として、比較的シンプルな構造を有する上下回動レバー機構233を利用している。このため、室内機1のコスト増加を抑制することができる。
(4)
本実施の形態にかかる室内機1では、係合ピン部233fの先端が、前側から後側に向かうに従って内側に傾斜している。このため、この室内機1では、作業者によって塵埃収容箱23が支持本体22に取り付けられる際、係合ピン部233fが滑らかに内側に向かって移動する。このため、この室内機1では、作業者は、塵埃収容箱23を奥側に向かって押し込みやすくなる。
(5)
本実施の形態にかかる室内機1では、塵埃収容箱23が支持本体22に取り付けられた状態において、上下回動レバー機構233の係合ピン部233fがブラシ付ローラ234よりも上側に位置すると共に(図9参照)、塵埃収容箱23の底が支持本体22の底支持部226によって支持されている。このため、この室内機1では、ブラシ付ローラ234が回転駆動されている際でも塵埃収容箱23を安定的に固定することができる。
(6)
本実施の形態にかかる室内機1では、集塵フィルタユニット20からフィルタ駆動ローラ24を取り外すことができる。このため、この室内機1では、フィルタ駆動ローラ24を洗面台等で洗浄等することができる。
(7)
本実施の形態にかかる室内機1では、集塵フィルタユニット20のフィルタ駆動ローラ24が左右対称形状を呈する。このため、この室内機1では、使用者がフィルタ駆動ローラ24を誤装着することを防止することができる。
(8)
本実施の形態にかかる室内機1では、集塵フィルタユニット20のフィルタ駆動ローラ24が端部に支持軸部243および連結部244を有している。このため、この室内機1では、フィルタ駆動ローラ24およびその受け部の設計の自由度が高くなる。
(9)
本実施の形態にかかる室内機1では、集塵フィルタユニット20において、互いの回転軸が同一線上にのるように2つのフィルタ駆動ローラ24が配設されている。そして、この集塵フィルタユニット20では、開閉式軸受け25が1つだけ存在し、その開閉式軸受け25により2つの軸部分が共に支持される。このため、この集塵フィルタユニット20では、3つの操作、すなわち、片方のフィルタ駆動ローラ24を駆動モータ24Mの連結片Prに装着する操作、もう片方のフィルタ駆動ローラ24を反対側の駆動モータ24Mの連結片Prに装着する操作、前述の2つのフィルタ駆動ローラ24を開閉式軸受け25に装着する操作を行うことによって、2つのフィルタ駆動ローラ24を支持本体22に取り付けることができる。このため、この室内機1では、使用者によるフィルタ駆動ローラ24の取付の手間を軽減することができる。
(10)
本実施の形態にかかる室内機1では、集塵フィルタユニット20において操作部位(上下回動レバー機構233の操作レバー部233a,開閉式軸受け25の回動片253等)が他の部位よりも目立つように、操作部位が他の部位とは異なる色で着色されている。このため、作業者は、容易に操作部位を認識することができ、塵埃収容箱23やフィルタ駆動ローラ24の取外し作業を手際よく行うことができる。
−第2の実施の形態−
第2の実施の形態にかかる室内機は、係合ピン部233fの出没を実現するための機構でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。このため、本実施の形態にかかる室内機については、この点についてのみ説明を行う。
本実施の形態に係る室内機では、上下回動レバー機構233に代えて押しボタン機構が採用される。この押しボタン機構は、上下回動レバー233Aから操作レバー部233aを省き、回転シャフト部233bの略中央部にピニオンを取り付け、押しボタンおよびラック部をさらに追加した以外は先の実施の形態に係る上下回動レバー機構233の構造とほぼ同一である。なお、ここで、ラック部は、押しボタンから下方に向かって延びており、回転シャフト部233bのピニオンに噛み合っている。したがって、使用者によって押しボタンが押し下げられると、ラック部の下方移動によって同ピニオンが回転して回転シャフト部233bが回転することになる。
−第3の実施の形態−
第3の実施の形態にかかる室内機は、先の実施の形態のブラシ付ローラ234のようにフィルタ駆動ローラ24が一つの駆動モータで回転駆動される点でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。
この実施の形態に係る室内機では、フィルタ駆動ローラ24用に動力中継部が設けられる。なお、このような態様は、第2の実施の形態にも適用可能である。
−第4の実施の形態−
第4の実施の形態にかかる室内機は、塵埃収容箱23の支持本体22への取付態様でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。このため、本実施の形態にかかる室内機については、同態様についてのみ説明を行う。
本実施の形態に係る室内機では、先の実施の形態に係る上下回動レバー機構233に代えて他の型の上下回動レバー機構が採用される。この他の型の上下回動レバー機構では、先の実施の形態に係る上下回動レバー機構233からロックユニット233Bが省かれている。また、上下回動レバー233Aは、コイルスプリングによって上方向に付勢されている。そして、さらに、回転シャフト部233bの外周面から延びる爪部付の一対のアーム部が付加されており、そのアーム部が塵埃収容箱23の背壁を貫通して外まで延びている。すなわち、操作レバー部233aがコイルバネの付勢力に抗して下方に回動させられると、そのアーム部が上方に移動する。そして、操作レバー部233aから手を放すと、コイルバネの付勢力によって操作レバー部233aが上方向に回動すると共に、そのアーム部が下方に移動する。そして、本実施の形態に係る室内機では、支持本体22の本体部221の下部であってアーム部と対向する位置に、アーム部の爪部と係止可能な縦長穴が形成されている。この縦長穴は、操作レバー部233aに下方の力が加えられていないときのアーム部の爪部の上端が、縦長穴の下端よりも僅かに高くなるように設計されている。このため、塵埃収容箱23が支持本体22に押し込まれると、爪部が縦長穴の下端に当接し、コイルバネの付勢力に抗してアーム部が僅かに持ち上げられ、爪部が縦長穴の最奥まで進むと、コイル弁の付勢力によってアーム部が元の位置に戻り、爪部が縦長穴の下部壁に係止される状態となる。これを解除するためには、作業者は、操作レバー部233aを下方に押し下げたまま塵埃収容箱23を支持本体22から引き抜けばよい。
−第5の実施の形態−
第5の実施の形態にかかる室内機は、操作レバー部の初期角度でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。このため、本実施の形態にかかる室内機については、その点についてのみ説明を行う。
本実施の形態に係る室内機では、塵埃収容箱23が支持本体22に取り付けられた状態で操作レバー部が、軸を含む水平面よりも下側に位置する。このようにすれば、背の低い作業者であっても塵埃収容箱23の取外作業を楽に行うことができる。なお、このような態様は、第2〜第4の実施の形態にも適用可能である。
−第6の実施の形態−
第6の実施の形態にかかる室内機は、フィルタ駆動ローラ24の設置本数でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。このため、本実施の形態にかかる室内機については、この点についてのみ説明を行う。
この実施の形態に係る室内機では、フィルタ駆動ローラ24の設置本数は1本であってもよいし、3本以上であってもよい。なお、フィルタ駆動ローラ24の設置本数が1本である場合、支持本体22の駆動モータ24Mはいずれか1つのみ設けられ得ればよく、その反対側の側壁部223,225に開閉式軸受け25が設置されることになる。一方、フィルタ駆動ローラ24の設置本数が3本以上である場合、中央のフィルタ駆動ローラ24は、少なくとも左右いずれかのフィルタ駆動ローラ24に連結される必要がある。なお、このような態様は、第2〜第5の実施の形態にも適用可能である。
−第7の実施の形態−
第7の実施の形態にかかる室内機は、フィルタ駆動ローラの形状でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。このため、本実施の形態にかかる室内機については、この点についてのみ説明を行う。
この実施の形態に係る室内機では、フィルタ駆動ローラの形状が非対称形状とされている。具体的には、フィルタ駆動ローラ24の片側の連結部244が省略されている。なお、このような態様は、第2〜第6の実施の形態にも適用可能である。
−第8の実施の形態−
第8の実施の形態にかかる室内機は、支持本体22の底支持部226における切欠きRCおよび爪部226aの有無で第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。このため、本実施の形態にかかる室内機については、この点についてのみ説明を行う。
この実施の形態に係る室内機では、支持本体22の底支持部226に切欠きRCおよび爪部226aが形成されていない。なお、このような態様は、第2〜第7の実施の形態にも適用可能である。
−第9の実施の形態−
第9の実施の形態にかかる室内機は、塵埃収容箱23の設置数でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。このため、本実施の形態にかかる室内機については、この点についてのみ説明を行う。
この実施の形態に係る室内機では、塵埃収容箱23の設置数は1個であってもよいし、3個以上であってもよい。なお、塵埃収容箱23の設置数が1本である場合、動力中継部26は省かれる。一方、塵埃収容箱23の設置数が3個以上である場合、その間々に動力中継部26を追加する必要がある。なお、このような態様は、第2〜第8の実施の形態にも適用可能である。
−第10の実施の形態−
第10の実施の形態にかかる室内機は、先の実施の形態のフィルタ駆動ローラ24のように各塵埃収容箱23のブラシ付ローラ234がそれぞれ独立して回転駆動させられる点でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。このため、本実施の形態にかかる室内機については、この点についてのみ説明を行う。
この実施の形態に係る室内機では、左側壁部223にも駆動モータ23Mが設置される。なお、このような態様は、第2〜第9の実施の形態にも適用可能である。
−第11の実施の形態−
第11の実施の形態にかかる室内機は、フィルタ駆動ローラへの集塵フィルタの取付態様でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。このため、本実施の形態にかかる室内機については、同態様についてのみ説明を行う。
本実施の形態に係る室内機では、集塵フィルタ21の大外枠部211aの左右の縁部分に複数の独立開口が整列して形成され、この独立開口にフィルタ駆動ローラ24のピニオンギア部242の山部が入り込む。なお、このような態様は、第2〜第10の実施の形態にも適用可能である。また、フィルタ駆動ローラへの集塵フィルタの取付態様として、他の機構を利用した取付態様が採用されてもよい。
−第12の実施の形態−
第12の実施の形態にかかる室内機は、1つの駆動モータだけで全てのローラ24,234が回転駆動させられる点でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。このため、本実施の形態にかかる室内機については、この点についてのみ説明を行う。
この実施の形態に係る室内機では、先の実施の形態のいずれか1つの駆動モータ23M,24Mのみを残し、右側領域においてブラシ付ローラ234の回転軸をベルト回転機構でフィルタ駆動ローラ24の回転軸に連結する。なお、このような態様は、第2〜第11の実施の形態にも適用可能である。
−第13の実施の形態−
第13の実施の形態にかかる室内機は、ブラシ付ローラ234に代えて吸引器が採用される点でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。このため、本実施の形態にかかる室内機については、この点についてのみ説明を行う。
この実施の形態に係る室内機では、先の実施の形態に係るブラシ付ローラ234が吸引器に置き換えられる。なお、この吸引器に吸引された塵埃は、ダクトを介して塵埃収容箱部231に送られる。なお、このような態様は、第2〜第12の実施の形態にも適用可能である。
−第14の実施の形態−
第14の実施の形態にかかる室内機は、片側の係合ピン部が固定ピンとなっており、もう片側の係合ピン部が先の実施の形態の係合ピン部233fと同様に出没可能となっている点でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。なお、このような態様は、第2〜第13の実施の形態にも適用可能である。
−第15の実施の形態−
第15の実施の形態にかかる室内機は、係合ピン部にたわみ性があり、このたわみ性を利用して塵埃収容箱23を支持本体22に取り付ける点でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。なお、このような態様は、第2〜第14の実施の形態にも適用可能である。
−第16の実施の形態−
第16の実施の形態にかかる室内機は、塵埃収容箱23が支持本体22に取り付けられた状態において、上下回動レバー機構233の係合ピン部233fがブラシ付ローラ234よりも下側に位置する点でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。なお、このような態様は、第2〜第15の実施の形態にも適用可能である。
−第17の実施の形態−
第17の実施の形態にかかる室内機は、係合ピン部233fの先端が丸められている点でのみ第1の実施の形態にかかる室内機1と相違する。なお、このような態様は、第2〜第16の実施の形態にも適用可能である。
−その他の応用例−
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、実施の形態では空気調和機の室内機にて本発明を説明したが、本発明は、通常の空気清浄器や、加湿機能付き空気清浄器、除湿機能付き空気清浄器、除加湿機能付き空気清浄器等にも適用することができる。
20 集塵フィルタユニット(空気清浄機構)
21 集塵フィルタ(塵埃捕集部)
22 支持本体(本体)
23 塵埃収容箱
24 フィルタ駆動ローラ(被駆動体,ローラ)
24M 駆動モータ(駆動源)
25 開閉式軸受け(支持部)
226 底支持部
231 塵埃収容箱部(塵埃収容部)
233a 操作レバー部(操作部)
233f 係合ピン部(係止部)
234 ブラシ付ローラ(塵埃除去部)
242 ピニオンギア部(係合部)
243 支持軸部(第1軸部分,第2軸部分,支持軸部分)
244 連結部(第1軸部分,第2軸部分,連結軸部分)
Bl 孔(被係止部,開口)
Bc 孔(被係止部,開口)
RC 切欠き

Claims (3)

  1. 塵埃捕集部と、開口を有する被係止部とを有する本体と、
    前記塵埃捕集部に捕集された塵埃を収容するための塵埃収容部と、前記被係止部に係止可能である棒状の係止部と、前記係止部が前記被係止部に係止された状態において操作方向に少なくとも下方向成分が含まれるようになる操作部とを有し、前記下方向成分が含まれる操作方向に沿って前記操作部が操作されたとき、前記係止部が前記開口から抜け出て前記被係止部から外れて前記本体から脱離可能な状態となる塵埃収容箱と
    を備え、
    前記係止部は、前記塵埃収容箱の外側に向かって付勢されており、先端が前記塵埃収容箱の前記本体への取付方向に向かうに従って内側に傾斜している
    空気清浄機構。
  2. 前記塵埃収容箱は、前記係止部が前記被係止部に係止された状態において前記塵埃捕集部に対向する塵埃除去部をさらに有し、
    前記係止部は、前記係止部が前記被係止部に係止された状態において前記塵埃除去部よりも上側に位置する
    請求項に記載の空気清浄機構。
  3. 前記本体は、前記係止部が前記被係止部に係止された状態において前記塵埃収容箱の底を支持する底支持部をさらに有し、
    前記底支持部には、少なくとも前記塵埃収容箱の本体対向側と反対側の底面の一部が露出するように切欠きが設けられる
    請求項1または2に記載の空気清浄機構
JP2015041139A 2015-03-03 2015-03-03 空気清浄機構 Active JP6506989B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015041139A JP6506989B2 (ja) 2015-03-03 2015-03-03 空気清浄機構
PCT/JP2016/051382 WO2016139980A1 (ja) 2015-03-03 2016-01-19 空気清浄機構
CN201910763434.XA CN110513775A (zh) 2015-03-03 2016-01-19 空气净化机构
CN201680002342.4A CN106796049B (zh) 2015-03-03 2016-01-19 空气净化机构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015041139A JP6506989B2 (ja) 2015-03-03 2015-03-03 空気清浄機構

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018175783A Division JP2018200170A (ja) 2018-09-20 2018-09-20 空気清浄機構
JP2019004986A Division JP6609715B2 (ja) 2019-01-16 2019-01-16 空気清浄機構の本体から塵埃収容箱を取り外す方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016161228A JP2016161228A (ja) 2016-09-05
JP6506989B2 true JP6506989B2 (ja) 2019-04-24

Family

ID=56844656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015041139A Active JP6506989B2 (ja) 2015-03-03 2015-03-03 空気清浄機構

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6506989B2 (ja)
CN (2) CN110513775A (ja)
WO (1) WO2016139980A1 (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3150501B2 (ja) * 1993-07-08 2001-03-26 三菱重工業株式会社 空気調和機
JP4020681B2 (ja) * 2002-04-15 2007-12-12 日立アプライアンス株式会社 空気調和機
JP4449450B2 (ja) * 2003-12-25 2010-04-14 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP4175407B2 (ja) * 2006-08-31 2008-11-05 ダイキン工業株式会社 空気調和機
KR101384152B1 (ko) * 2006-12-08 2014-04-11 엘지전자 주식회사 공기조화기
CN101290151B (zh) * 2007-04-18 2010-05-26 海尔集团公司 空调过滤网自清洁装置
CN100529559C (zh) * 2007-12-07 2009-08-19 广东美的电器股份有限公司 一种能自动除尘的挂壁式空调
JP4433079B2 (ja) * 2008-02-28 2010-03-17 ダイキン工業株式会社 空気調和機
JP5334310B2 (ja) * 2009-07-15 2013-11-06 東芝キヤリア株式会社 空気調和機の室内機
JP5503953B2 (ja) * 2009-12-11 2014-05-28 東芝キヤリア株式会社 空気調和機の室内機
JP5108118B2 (ja) * 2011-01-11 2012-12-26 シャープ株式会社 フィルタ清掃装置、ダストボックスおよび空気調和機
JP2013137128A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Daikin Industries Ltd 空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
CN106796049A (zh) 2017-05-31
CN106796049B (zh) 2019-11-29
CN110513775A (zh) 2019-11-29
WO2016139980A1 (ja) 2016-09-09
JP2016161228A (ja) 2016-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5441851B2 (ja) エアーフィルター清掃装置および空気調和機の室内機
US9827525B2 (en) Air conditioner
JP5108121B2 (ja) フィルタ保持装置、フィルタ清掃装置および空気調和機
KR101060999B1 (ko) 공기 조화기
JP2008057881A (ja) 空気調和機
JP2010175206A (ja) 空気調和機
JP6609715B2 (ja) 空気清浄機構の本体から塵埃収容箱を取り外す方法
WO2012096100A1 (ja) フィルタ清掃装置、ダストボックスおよび空気調和機
JP5911310B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP5175943B2 (ja) フィルタ清掃装置、ダストボックスおよび空気調和機
JP2018200170A (ja) 空気清浄機構
JP5108120B2 (ja) フィルタ保持装置、フィルタ清掃装置および空気調和機
JP5108119B2 (ja) ダストボックス、フィルタ清掃装置および空気調和機
JP6726561B2 (ja) 空気調和機
WO2018047365A1 (ja) フィルタ清掃装置
JP6506989B2 (ja) 空気清浄機構
JP5423995B2 (ja) 空気調和機
JP7134738B2 (ja) フィルタ清掃ユニット及び空気調和機
JP6124847B2 (ja) 空気調和機用のフィルター清掃装置及び空気調和機
KR20080058730A (ko) 공기조화기
JP2021036196A (ja) 空気調和機
JP6223926B2 (ja) 空気調和機用のフィルター清掃装置及び空気調和機
JP2016038166A (ja) 空気調和機用のフィルター清掃装置及び空気調和機
JP2018031561A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190116

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6506989

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150