JP5503881B2 - 防虫剤容器 - Google Patents

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Description

この発明は、薬剤マットを交換可能とした防虫剤容器に関する。
従来、射出成形法により製作された容器本体内に、インサート射出成形法により製作された取っ手付きの薬剤マットを交換可能に収容してなり、使用済みの薬剤マットを新しいものに交換可能とした詰め替え式の防虫剤容器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−250414号公報
ところで、上記従来の構成では、薬剤マットに取っ手があるもののその交換時には依然として薬剤マットが手に触れ易く、この場合、薬剤マットに含浸された薬剤が手に付着することとなり、薬剤マットの交換時に手を洗浄する手間が生じ易かった。また、インサート射出成形法により薬剤マット及び取っ手を一体に設けることで、薬剤マットのコストアップとなり易かった。
そこでこの発明は、薬剤マットを交換可能とした防虫剤容器において、薬剤マットの交換作業の容易化及びコストダウンを図ることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、内面に薬剤カートリッジを収納すると共に外面には開口部が形成された収納部材を、側部材、中央部材、側部材で構成し、これら各部材を、一平面に沿うように並べた展開状態と、前記各側部材同士を向かい合わせるように畳んだ折り畳み状態との間で回動可能に連結してなり、前記中央部材は、インジケータ収納部と、中央薬剤マットを収納・固定する中央収納部と、中央開口部を有する蓋部材とを有してなることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記薬剤カートリッジ内の薬剤マットは、防虫成分を有する防虫剤が担持された多孔質マットからなり、前記中央薬剤マットは、消臭剤成分が担持された多孔質マットからなることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記側部材が平面視で長方形状をなすと共に、前記中央部材は前記側部材の長辺と同等の長さの長辺と側部材の短辺よりも幅狭の短辺とを有する長方形状をなし、前記折り畳み状態では、前記各部材がコの字状を形成することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記薬剤カートリッジは、前記側部材より小さくかつ該側部材の厚さ方向に所定の厚さを有すると共に外面にカートリッジ開口部を形成した扁平状のトレーと、該トレーに固定される薬剤マットとからなることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記各側部材は、斜めに傾斜した格子によって前記開口部を形成し、前記各側部材の格子は、前記折り畳み状態の平面視で互いに交差するように設けられることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記収納部材の内面側に前記薬剤カートリッジを固定する係止部を設けたことを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記側部材の長辺側に吊り下げ用フックを設けたことを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、前記吊り下げ用フックを前記側部材から取り外し可能に設けたことを特徴とする。
請求項9に記載した発明は、前記側部材の長辺側に該側部材の厚さ方向で突出する転倒防止片を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、薬剤マットを内容器内に収容して薬剤マットカートリッジとすることで、薬剤マットの交換時にもこれに手が触れ難くなり、手を洗浄する手間を省いて薬剤マットの交換作業を容易化できる。また、薬剤マットカートリッジを構成する内容器を真空成形法により製作することで、これを外容器と同様の射出成形法により製作する場合と比べてコストダウンを図ることができ、かつ内外容器を互いに異なる工程で効率よく製作することができる。
また、本発明によれば、薬剤カートリッジを保持する収納部と、薬剤を拡散させるための開口部が形成された外装部(フレーム)とを有する収納部材を、一対の側部材及び中央部材で構成し、これらを平坦状と断面コの字状とに形態を変化させることで、各部材を前記展開状態とすれば衣類間等への配置が容易になり、各部材を前記折り畳み状態とすればその厚さを利用した起立姿勢での設置が可能となる。このように、設置場所に応じた様々な利用形態を可能として商品性を高めることができる。
さらに、本発明によれば、中央部材にインジケータマットや消臭マット等を保持することで、薬剤カートリッジの交換時期を認識可能としたり設置場所を消臭可能とすることができる。また、トレーに板状マットを固定して薬剤カートリッジとすることで、該薬剤カートリッジを交換用として別売りしてもその取り扱いを容易にできる。また、吊り下げ用フックにより前記展開状態で衣類間等へ吊り下げて使用できると共に、前記折り畳み状態で使用する際には前記フックを取り外すことができる。さらに、転倒防止片により前記折り畳み状態(起立姿勢)で使用する際の倒れを抑制することができる。
この発明の実施例における防虫剤容器の展開状態の斜視図である。 図1の分解斜視図である。 (a)は上記防虫剤容器の外容器の内面側からの平面図、(b)は薬剤マットカートリッジの平面図である。 図3のA−A断面図である。 上記防虫剤容器の中央容器の分解斜視図である。 図5のB−B断面図である。 上記防虫剤容器の起立姿勢での使用状態を示す斜視図であり、(a)は外容器の短辺側を接地させた状態を、(b)は外容器の長辺側を接地させた状態をそれぞれ示す。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1に示す例えば衣類用の防虫剤容器1は、折り畳み可能な収納部材1A内に薬剤マットカートリッジ21を収容してなる。収納部材1Aは、長方形状の板状をなす一対の外容器(側部材)2をその一長辺側を互いに平行にして上下に並べ、該一長辺側の間にはこれらに沿う帯状の中央容器(中央部材)11を介設し、該中央容器11の両側に各外容器2の一長辺側をそれぞれ該長辺に沿う軸線回りで回動可能に連結してなる。以下、前記長辺に沿う方向を左右方向ということがある。
各外容器2は互いに同一構成のもので、それぞれの表裏面(内外面)を互いに同側にして上下逆向きに配置される。各外容器2の図示平面側を表面側(外面側)とすると、各外容器2内にはその裏面側(内面側)から、後に詳述する薬剤マットカートリッジ21が着脱可能に収納、保持される。
防虫剤容器1は、図1に示す如く各外容器2が中央容器11を挟んで略面一に並んだ展開状態と、図7に示す如く各外容器2がその内面側を互いに向かい合わせた折り畳み状態との間で変形可能である。この折り畳み状態において、各外容器2及び中央容器11は、外容器2の長辺に直交する断面でコの字形状を形成する。
各外容器2における中央容器11と反対側の長辺部の左右中央部には、吊り下げ用フック19が着脱可能に取り付けられ、該吊り下げ用フック19を用いて、前記展開状態の防虫剤容器1が洋服ダンスやクローゼット内のハンガーパイプ等に吊り下げ可能となる。このとき、各外容器2が厚さ方向で重ならないことから、衣類間の狭い空間への配置が容易である。
また、防虫剤容器1は、前記折り畳み状態となった際には、各外容器2の二倍の厚さを有することから、図7(a)に示す如く各外容器2の一短辺側を接地させた縦長の起立姿勢での設置、あるいは図7(b)に示す如く各外容器2の一長辺側を接地させた横長の起立姿勢での設置が可能となる。
なお、図7(b)に示す横長の起立姿勢においては、中央容器11を上側として後に詳述するインジケータマット15用の視認孔16及び消臭剤マット14用の揮散孔17を上方に開口させることが望ましい。またこのとき、各外容器2の中央容器11と反対側の長辺部に転倒防止片6aが凸設されることで、防虫剤容器1の厚さ方向での接地最大幅が広がり、防虫剤容器1の厚さ方向での倒れが抑制される。
以下、展開状態での上側の外容器2における「上下」の向きを用いて説明する。
図2、図3(a)、図4に示すように、外容器2は、平板状の本体の外周部分を枠部3として残し、枠部3内側の平坦部分を外面側に変位させることで、その内部に薬剤マットカートリッジ21を内面側から収容可能とする。枠部3よりも内側の部分は例えば斜めに傾斜した細身の格子4を残して切除され、切除部分が薬剤揮散用の複数の揮散孔(開口部)5となる。なお、図3(a)は外容器2を内面側から見た平面図である。
外容器2の格子4は、防虫剤容器1を折り畳み状態とした際には、その平面視で向かい合う各外容器2のもの同士が略直交するように交差する。
枠部3の上縁部及び左右側縁部には、これらの長手方向に沿って延びる外容器2の厚さ方向と平行な上帯状部6及び左右帯状部7がそれぞれ設けられる。上帯状部6の両端部と左右帯状部7の上端部とは外容器2の平面視で湾曲状に連なり、もって各帯状部6,7が外容器2の平面視でコ字状に連なる。
左右帯状部7の先端部(下端部)7aは枠部3の下縁よりも下方に延出し、左右帯状部7a間には中央容器11の左右端部が挟持される。左右帯状部7aの左右内側には係合軸K1が突設され、係合軸K1が中央容器11の左右端部にそれぞれ一対に形成された係合孔K2の一方に回動可能に係合する。中央容器11の左右端部の他方の係合孔K2には、展開状態での下側の外容器2における左右線端部の係合軸K1が回動可能に係合し、もって中央容器11の両側に各外容器2が回動可能に連結される。換言すれば、中央容器11を挟んで各外容器2が回動可能に連結される。
上帯状部6の例えば図3(a)中左側には、外容器2の内面側に突出する係止爪8aが設けられると共に、上帯状部6の図3(a)中右側には、係止爪8aが着脱可能に係合する係止部8bが設けられる。これら係止爪8a及び係止部8bは、折り畳み状態での他方の外容器2における係止部8b及び係止爪8aとそれぞれ係合し、もって防虫剤容器1を折り畳み状態に保持する。
上帯状部6の左右中央部には、吊り下げ用フック19の容器側フック19bを係止させる被係止部9が設けられる。
ここで、吊り下げ用フック19は、円弧状に湾曲する比較的大型のメインフック19aの下方にこれと逆方向に湾曲する比較的小型の容器側フック19bを連続的に設けたS字状のものである。
被係止部9は、左右に並ぶ二つの角孔を形成してこれらの間に係止ピン9aを切り残してなり、係止ピン9aに容器側フック19bを着脱可能に係止させる。
このような外容器2は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等の適度の剛性を有する熱可塑性樹脂を用いたインジェクション成形法(射出成形法)による一体形成品とされる。
図3(b)を参照し、薬剤マットカートリッジ(薬剤カートリッジ)21は、長方形状の板状をなす薬剤マット22を、外面に開口部が形成されたカートリッジ容器(内容器、トレー)23の内面側に固定してなる。
薬剤マット22は、濾紙、不織布、スポンジ等の多孔質マットにピレスロイド系殺虫剤等の薬剤を含浸させたものであり、薬剤マット22がカートリッジ容器23内に一体的に収納、保持される。
図4を併せて参照し、カートリッジ容器23は、薬剤マット22よりもやや大きく外容器2よりもやや小さい長方形状の板状をなすもので、カートリッジ容器23の厚さ方向で所定深さを有する扁平トレー状の容器本体24と、容器本体24の開口側に取り付く比較的浅い凹凸を有する容器カバー25とを有してなる。なお、カートリッジ容器23が容器本体24のみからなる(容器カバー25を有さない)構成としてもよい。
容器本体24及び容器カバー25は、それぞれ例えば例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等の適度の剛性を有する熱可塑性樹脂を用いたバキューム成形法(真空成形法)による一体形成品とされる。
容器本体24及び容器カバー25の外周には平坦なフランジが切り残され、これら容器本体24及び容器カバー25のフランジ同士が超音波シール法等による熱融着又は接着剤による接着により一体に接合される。薬剤マット22は、接合前に容器本体24内に予め収容される。
カートリッジ容器23(薬剤マットカートリッジ21)の外周には、接合用のフランジ26が設けられる。一方、外容器2の枠部3における上辺部及び下辺部の左右両側には、外容器2の内面側に切り起こすように係止爪26aが設けられる。
薬剤マットカートリッジ21は、その長辺側のフランジ26を外容器2の各係止爪26aに内面側から係合させることで、外容器2の内面側に一体的かつ着脱可能に嵌め込まれて保持される。なお、係止爪26aは、外容器2の両長辺側にそれぞれ一対に設けられるが、これを短辺側、長辺側にそれぞれ設けるようにしてもよい。また、係止爪26aの数は任意であり、かつ対向する長辺又は短辺の一方に二つ、他方に一つといった異なる数の配置としてもよい。
図3(b)を参照し、カートリッジ容器23の容器本体24及び容器カバー25は、フランジを含む外周部分を枠部27として残し、枠部27内側の部分を前記外容器2の内側部分と同様に斜めに傾斜した細身の格子28を残して切除し、切除部分を薬剤揮散用の複数の揮散孔(開口部)29とする。なお、枠部27内側の中央部分では、各格子28の剛性を確保するべくこられを互いに連結している。
図2,4を参照し、薬剤マットカートリッジ21は、容器本体24の格子面を外容器2の格子面に向けてその内面側から収容される。このとき、外容器2及びカートリッジ容器23の各格子4,28は互いに交互に並ぶようになっている。このため、外容器2及びカートリッジ容器23の色や成形肌等を異ならせることで、複合的な外観を有する防虫剤容器1を構成することが可能となり、装飾性やインテリア性が高められる。
薬剤マット22に含浸された薬剤は、カートリッジ容器23に形成された複数の揮散孔(カートリッジ開口部)29及び外容器2に形成された複数の揮散孔5を通じて揮散し、洋服ダンスやクローゼット内を防虫する。
そして、薬剤マット22がカートリッジ化されることで、その着脱時(交換時)に薬剤マット22が手に触れ難く、手に薬剤が付着して汚してしまうことを抑止する。また、詰め替え用の薬剤マット22の取り扱いが容易で別売化もし易くなる。さらに、外容器2を薬剤マットカートリッジ21の表裏面の両面ではなく一方の面のみを覆う簡素な構成とすることが可能である。
図2,5,6に示すように、中央容器11は、外容器2の長辺と同等の長さを有する帯状(換言すれば、外容器2の長辺と同等の長さを有する長辺と外容器2の短辺よりも短い短辺とを有する長方形状の板状)をなし、その厚さ方向で所定深さを有する扁平トレー状の容器本体12と、該容器本体12の開口側に取り付く比較的浅い凹凸を有する容器カバー(蓋部材)13とを有してなる。
容器本体12及び容器カバー13は、それぞれ例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等の適度の剛性を有する熱可塑性樹脂を用いたインジェクション成形法(射出成形法)による一体形成品とされる。
容器本体12及び容器カバー13は、中央容器11の一短辺側において短辺に沿う軸線回りで回動可能に連結される。容器カバー13及び容器本体12は、中央容器11の他短辺側の端部において互いに係合可能であり、容器カバー13が容器本体12の開口側を閉じた状態を保持可能である。
中央容器11内には、これに沿って長い帯状(長方形状の板状)の消臭剤マット14と、中央容器11に沿う正方形状の板状のインジケータマット15とが、中央容器11の長手方向で互いに略面一に並ぶように収容される。すなわち、中央容器11は、消臭剤マット14収納用の消臭剤収納部14aとインジケータマット15収納用のインジケータ収納部15aとを有する。
この実施例では、インジケータマット15は回動基端側に、消臭剤マット14は回動先端側にそれぞれ配置される。容器本体12の内側には、消臭剤マット14及びインジケータマット15の収納空間を区画する仕切り12aが設けられる。なお、容器カバー13をインジケータマット15や消臭剤マット14やインジケータマット15を組み込んだカートリッジとして構成し、容器カバー13を容器本体12に嵌め込む構造とすることも可能である。
容器カバー13には、その回動基端側にインジケータマット15を容器外部から視認可能とする視認孔16が形成されると共に、回動先端側には消臭財マット用の揮散孔17が形成される。視認孔16はインジケータマット15よりもやや小さい正方形状に形成され、揮散孔17は消臭剤マット14よりもやや小さくかつ容器本体12の長手方向に長い楕円状に形成される。揮散孔17の中央部にはその長手方向に対して傾斜する複数の格子18が形成される。
消臭剤マット14は、その消臭成分を揮散孔18を通じて揮散させて洋服ダンスやクローゼット内を消臭する。また、インジケータマット15は薬剤マットカートリッジ21(及び消臭剤マット14)と同時交換することで、視認孔16を通じた色の変化の視認により薬剤マットカートリッジ21(及び消臭剤マット14)の交換時期を認識可能とする。
以上説明したように、上記実施例における防虫剤容器1は、真空形成法により製作したカートリッジ容器23内に薬剤マット22を収容して薬剤マットカートリッジ21とし、薬剤マットカートリッジ21を射出成形法により製作した外容器2内に交換可能に収容したものである。
この構成によれば、薬剤マット22をカートリッジ容器23内に収容して薬剤マットカートリッジ21とすることで、薬剤マット22の交換時にもこれに手が触れ難くなり、手を洗浄する手間を省いて薬剤マット22の交換作業を容易化できる。また、薬剤マットカートリッジ21を構成するカートリッジ容器23を真空成形法により製作することで、これを外容器2と同様の射出成形法により製作する場合と比べてコストダウンを図ることができ、かつ内外容器2を互いに異なる工程で効率よく製作することができる。
また、上記防虫剤容器1は、外容器2を扁平状に形成すると共に外容器2を一対に設け、各外容器2を一平面に沿うように並んだ展開状態と厚さ方向で向かい合った折り畳み状態との間で回動可能に連結したものである。
この構成によれば、扁平状の各外容器2を展開状態とすれば衣類間への配置が容易になり、各外容器2を折り畳み状態とすればその厚さを利用した起立姿勢での設置が可能となる。このように、設置場所に応じた様々な利用形態を可能として商品性を高めることができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、各外容器2を中央容器11を介さず直接回動可能に連結するようにしてもよい。また、外容器2の平面視形状は長方形状に限らず他の多角形状や円弧を有する形状等にしてもよい。同様に、各揮散孔5,17,29の平面視形状を様々に変更してもよい。さらに、中央容器11が消臭剤マット14及びインジケータマット15の一方のみを収容する、あるいは何れも収容しない単なる連結部材とした構成としてもよい。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 防虫剤容器
1A 収納部材
2 外容器(側部材)
4 格子
5 揮散孔(開口部)
6a 転倒防止片
11 中央容器(中央部材)
13 容器カバー(蓋部材)
14 消臭剤マット(中央薬剤マット)
14a 消臭剤収納部(中央収納部)
15 インジケータマット
15a インジケータ収納部
19 吊り下げフック
21 薬剤マットカートリッジ(薬剤カートリッジ)
22 薬剤マット
23 カートリッジ容器(内容器、トレー)
26a 係止爪(係止部)
29 揮散孔(カートリッジ開口部)

Claims (9)

  1. 内面に薬剤カートリッジを収納すると共に外面には開口部が形成された収納部材を、側部材、中央部材、側部材で構成し、これら各部材を、一平面に沿うように並べた展開状態と、前記各側部材同士を向かい合わせるように畳んだ折り畳み状態との間で回動可能に連結してなり、
    前記中央部材は、インジケータ収納部と、中央薬剤マットを収納・固定する中央収納部と、中央開口部を有する蓋部材とを有してなることを特徴とする防虫剤容器。
  2. 前記薬剤カートリッジ内の薬剤マットは、防虫成分を有する防虫剤が担持された多孔質マットからなり、前記中央薬剤マットは、消臭剤成分が担持された多孔質マットからなることを特徴とする請求項1に記載の防虫剤容器。
  3. 前記側部材が平面視で長方形状をなすと共に、前記中央部材は前記側部材の長辺と同等の長さの長辺と側部材の短辺よりも幅狭の短辺とを有する長方形状をなし、前記折り畳み状態では、前記各部材がコの字状を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の防虫剤容器。
  4. 前記薬剤カートリッジは、前記側部材より小さくかつ該側部材の厚さ方向に所定の厚さを有すると共に外面にカートリッジ開口部を形成した扁平状のトレーと、該トレーに固定される薬剤マットとからなることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の防虫剤容器。
  5. 前記各側部材は、斜めに傾斜した格子によって前記開口部を形成し、前記各側部材の格子は、前記折り畳み状態の平面視で互いに交差するように設けられることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の防虫剤容器。
  6. 前記収納部材の内面側に前記薬剤カートリッジを固定する係止部を設けたことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の防虫剤容器。
  7. 前記側部材の長辺側に吊り下げ用フックを設けたことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の防虫剤容器。
  8. 前記吊り下げ用フックを前記側部材から取り外し可能に設けたことを特徴とする請求項7に記載の防虫剤容器。
  9. 前記側部材の長辺側に該側部材の厚さ方向で突出する転倒防止片を設けたことを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の防虫剤容器。
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