JP5503464B2 - 帯域割当装置、帯域割当方法、帯域割当プログラム、及び通信端末 - Google Patents

帯域割当装置、帯域割当方法、帯域割当プログラム、及び通信端末 Download PDF

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Description

本発明は、TDMA方式の通信における、帯域割当装置、帯域割当方法、帯域割当プログラム、及び通信端末に関する。
図12(a)は、TDM−PON方式(Time Division Multiple-Passive Optical Network方式(非特許文献1参照))を用いた従来のPONネットワーク(光通信ネットワーク)の構成を図示したものである。
PONネットワーク(光通信ネットワーク)910は、局に配備される光加入者線終端装置(Optical Line Terminal:OLT)920と複数の加入者宅に配備される光加入者線ネットワーク装置(Optical Network Unit:ONU)930−1,930−2,930−3,・・(以下、まとめて「ONU930」と呼ぶときがある)とを光スプリッタ940を介して接続した形態をとる。以下、加入者側であるONU930から局側であるOLT920へ向かう通信(信号)を上り通信(信号)と呼び、その逆を下り通信(信号)と呼ぶ。
TDM−PON方式における上り通信には、TDMA方式(Time Division Multiple Access方式)が用いられている。TDMA方式は、OLT920がONU930に対して送信を許可するタイミングを管理し、ONU930が送信した信号がOLT920と光スプリッタ940とを接続する光回線980において、互いに衝突しないように制御する方式である(特許文献1参照)。
以下、OLT920がONU930に対して一定期間の上り信号送信の許可を与えることを「帯域(タイムスロット)を割り当てる」と表現する。また、ONU930に割り当てられた帯域のことを「割当グラント」と呼ぶことがある。したがって、ここでいう「帯域」及び「割当グラント」は、送信許可される時間長を表し、「帯域」及び「割当グラント」の単位は、時間(例えば「秒」)である。また、ONU930が割り当てられた割当グラントに送信可能な情報量を「割当グラントのサイズ」又は「割当グラントサイズ」と呼ぶことがあり、単位は情報量(例えば「byte」)である。
図12(b)は、OLTによりONUに割り当てられた割当グラントの配置例(スケジューリング例)を示す。図中の符号950−1は、ONU930−1に割り当てられた割当グラントを示し、Mは割当グラント950−1のサイズを示す。符号950−2は、ONU930−2に割り当てられた割当グラントを示し、Mは割当グラント950−2のサイズを示す。符号950−3は、ONU930−3に割り当てられた割当グラントを示し、Mは割当グラント950−3のサイズを示す。
図12(b)に示すスケジューリングでは、割当グラント950−1の期間中にONU930−1が信号の送信を行い、次に、割当グラント950−2の期間中にONU930−2が信号の送信を行い、次に、割当グラント950−3の期間中にONU930−3が信号の送信を行う。信号の衝突を回避するために、割当グラント950−1,950−2,950−3は重なり合っていない。
なお、割当グラントの割り当て方としては、ONU930に対し固定的に割り当てる方法や、各ONU30の上り送信要求量に応じて動的に割り当てる方法などがある。
特開2007−129429号公報(段落0002〜0016)
「技術基礎講座[GE−PON技術]」、NTT技術ジャーナル、2005年8月、p.71−p.74
図13は、ONU930−1に割り当てられた割当グラント950−1を使用して上り信号を送信する様子を示したものである。図13(A)は、ONU930−1の上り送信データを一時的に保存するデータバッファの様子を示したものである。P1−1,P2−1,P3−1,P4−1は、可変長サイズのパケットデータである。図13(B)は、割り当てられた割当グラント950−1の割当グラントサイズMを示したものである。割当グラントサイズMは、データバッファ内のパケットデータP1−1,P2−1,P3−1,P4−1の合計よりも少ないデータサイズである。
ONU930−1は、この割当グラント950−1を用いてデータバッファ中のパケットデータP1−1ないしP4−1の送信を行う。パケットデータP1−1から順に送信を行うとすると、パケットデータP4−1を送信する途中で割当グラント950−1の割当グラントサイズMを使い切ってしまうことがわかる。このとき、ONU930−1は、パケットデータP4−1の送信を次の機会に行うことになる。
実際に送信される信号は、図13(C)のようになり、割り当てられた割当グラント950−1をすべて使い切ることができない。この未使用帯域を割当ロスと呼ぶこととする。割当ロスが発生すると上り通信帯域の利用効率が低下するという問題が発生する。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、割当グラントに割り当てられない割当ロスを低減することができる、帯域割当装置、帯域割当方法、帯域割当プログラム、及び通信端末を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る帯域割当装置は、回線の帯域を所定時間で分割した時間帯である割当グラントを用いて前記回線の帯域割当を制御する帯域割当装置であって、前記割当グラントの一部の時間帯と、当該割当グラントと隣接する隣接割当グラントの一部の時間帯とが共有グラントとして重複するようにスケジューリングする割当グラントスケジューリング部、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る帯域割当方法は、回線の帯域を所定時間で分割した時間帯である割当グラントを用いて前記回線の帯域割当を制御する帯域割当装置に用いられる帯域割当方法であって、前記割当グラントの一部の時間帯と、当該割当グラントと隣接する隣接割当グラントの一部の時間帯とが共有グラントとして重複するようにスケジューリングする、ことを特徴とする。
また、本発明に係る帯域割当プログラムは、前記帯域割当方法を、帯域割当装置に実行させることを特徴とする。
また、本発明に係る通信端末は、回線を利用してパケットデータによる通信を行う通信端末であって、前記通信端末が前記回線を利用することができる時間帯であると共に前記回線の帯域を所定時間で分割した時間帯である割当グラントに関する情報であり、当該割当グラントの一部の時間帯と他の通信端末が前記回線を利用することができる時間帯である他の割当グラントの一部の時間帯とが重複する時間帯である共有グラントに関する共有グラント情報を含む割当グラント情報を、前記回線の帯域割当を制御する帯域割当装置から通信部を介して受信する通信制御部と、前記割当グラントのうち前記共有グラントの時間帯には、前記共有グラント以外の時間帯に前記パケットデータを配置した後に前記パケットデータを配置するパケットデータ配置部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、割当グラントに割り当てられない割当ロスを低減することができる。したがって、本発明によれば、通信帯域の利用効率を上げることができる。
本発明の第1実施形態に係る帯域割当システムの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る帯域割当装置による割当グラントのスケジューリング処理の概要を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る通信端末によるパケットデータの配置処理の概要を説明するための説明図である。(a)は左詰処理、(b)は右詰処理、(c)は実際の上り送信信号の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る帯域割当装置による割当グラントのスケジューリング動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る通信端末によるパケットデータの配置動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る帯域割当システムによる帯域利用効率の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る帯域割当システムの構成図である。 本発明の第2実施形態に係る帯域割当装置による割当グラントのスケジューリング処理の概要を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態に係る通信端末によるパケットデータの配置処理の概要を説明するための説明図である。(a)は中央詰処理、(b)は実際の上り送信信号の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る帯域割当装置による割当グラントのスケジューリング動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る通信端末によるパケットデータの配置動作を説明するためのフローチャートである。 従来の帯域割当方式を説明するための説明図である。(a)はPONネットワークの構成図、(b)はOLTによる割当グラントのスケジューリング処理の概要を説明するための説明図である。 従来の帯域割当方式におけるONUのパケットデータの配置処理の概要を説明するための説明図である。
[第1実施形態]
≪帯域割当システムの構成≫
図1は、本発明の第1実施形態に係る帯域割当システム10の構成図である。帯域割当システム10は、OLT20、ONU30−1,30−2,30−3,・・,30−n(以下、まとめて「ONU30」と呼ぶときがある)を備えて構成されており、各装置は、光スプリッタ40並びに光通信回線70−1,70−2,70−3,・・,70−n(以下、まとめて「光通信回線70」と呼ぶときがある)及び光通信回線80を介して接続されている。
ONU30−2,30−3,・・,30−nの構成は、ONU30−1の構成と同様であり、記載は省略する。
ここで、帯域割当システム10とは、TDM−PON方式における上り通信に用いられるTDMA方式が行う光通信回線80の帯域の制御システムを指し、図1には上り通信に用いられるTDMA方式を実現するための機能のみを記載している。したがって、図1には、TDM−PON方式における下り通信(信号)に用いられるTDM方式を実現するための機能については記載しておらず、詳細な説明も省略する。
なお、以下説明する帯域割当システム10の説明の中で、OLT20からONU30へ下り信号を送る旨の記載があるが、その場合は、例えばOLT20がすべてのONU30へ同じ下り信号を送信し、光スプリッタ40で下り信号が分岐されて各ONU30に転送される。
以下、帯域割当システム10を構成する各装置について説明する。
<OLT>
OLT(帯域割当装置)20は、TDM−PON方式の上り通信で用いられるTDMA方式において、各ONU30に対して光通信回線70に信号を送信するタイミングを指定することで、光通信回線80の帯域を制御する装置である。OLT20は、制御部21及びPONインタフェース部24を備えて構成される。
(制御部)
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、及びこれらの周辺回路等(いずれも図示せず)から構成される。制御部21は図示しないプログラムを実行することで機能を実現する。制御部21は、PONインタフェース制御部22及び割当グラントスケジューリング部23を備えて構成される。
(PONインタフェース制御部)
PONインタフェース制御部(第1の通信制御部)22は、PONインタフェース部24を介して光通信回線80の帯域を制御するための情報を各ONU30と交換する。具体的には、PONインタフェース制御部22は、高速広帯域なイーサネット(登録商標)通信をアクセスネットワークに適用するための規格であるIEEE802.3ahにしたがって種々の情報をONU30と送受信する。
なお、本発明の実施形態は、かかるIEEE802.3ah(GE−PON)に限定されず、例えば、IEEE802.3av(10GE−PON)等のTDMA方式のPONに広く適用可能である。
例えば、PONインタフェース制御部22は、ONU30から、REPORTメッセージを受信する。REPORTメッセージには、ONU30が備えるデータバッファ31に蓄積される上り通信待ちのパケットデータPのデータ量が記されている。
また、PONインタフェース制御部22は、ONU30へ、GATEメッセージを送信する。GATEメッセージには、ONU30に割り当てるべき割当グラントが送信開始時刻及び送信可能時間として記されている。さらに、GATEメッセージには、隣り合う割当グラントの重なり合う領域(以下、「共有グラント」と呼ぶこととする)が割当グラントの最初の時間帯なのか又は最後の時間帯なのかを示す共有グラント情報が記されている。共有グラントの詳細については後記する。本実施形態の送信開始時刻、送信可能時刻、及び共有グラント情報は、割当グラント情報に該当する。
(割当グラントスケジューリング部)
割当グラントスケジューリング部23は、REPORTメッセージに記されるONU30の上り通信待ちのパケットデータPのデータ量をPONインタフェース制御部22から取得し、ONU30に割り当てるべき割当グラントをスケジューリングする。
具体的には、割当グラントスケジューリング部23は、任意の2つのONU30をペアとして選択し、選択したそれらのONU30に対して割り当てる割当グラントを時間軸上で隣り合うように配置し、さらにそれらの割当グラントに一部重なり合う領域である共有グラントを設けるようにスケジューリングする。
図2は、OLT(帯域割当装置)20による割当グラントのスケジューリング処理の概要を説明するための説明図である。
図2では、ONU30−1とONU30−2とがペアとして選択されている。図2中の符号50−1は、ONU30−1に割り当てられた割当グラントを示し、符号T1S及びT1Eは割当グラント50−1の通信開始時刻及び通信終了時刻を示し、符号Mは割当グラント50−1のサイズを示す。符号50−2は、ONU30−2に割り当てられた割当グラントを示し、符号T2S及びT2Eは割当グラント50−2の通信開始時刻及び通信終了時刻を示し、符号Mは割当グラント50−2のサイズを示す。
ここで、割当グラント50−1と割当グラント50−2の矢印方向は、ONU30が備える後記するパケットデータ配置部34のパケットデータP−1,P−2の配置方法を示すものであり、詳細は後記する。
図2中の符号60は、隣り合う割当グラント50−1と割当グラント50−2との重なり合う時間帯である共有グラントを示し、符号α(図2中の斜線の領域)は共有グラント60のサイズを示す。共有グラント60がある時間帯は、割当グラント50−1との関係では割当グラントの最後の時間帯に存在し、割当グラント50−2との関係では割当グラントの最初の時間帯に存在する。
図2に示すスケジューリングでは、割当グラント50−1の期間中にONU30−1が信号の送信を行い、次に、割当グラント50−2の期間中にONU30−2が信号の送信を行う。
共有グラント60では、ペアとして選択したONU30−1,30−2のどちらもがデータを送信し得ることを意味するが、万一、共有グラント60で送信データの衝突が発生した場合には、送信データの一部または全部を喪失する可能性がある。衝突が発生した場合には、エラーとなるので再送信が行われる。
割当グラントスケジューリング部23は、スケジューリングした割当グラント50−1,50−2の通信開始時刻T1S,T2S、通信可能時間(T1E−T1S),(T2E−T2S)、及び共有グラント60に関する情報をPONインタフェース制御部22に渡す。PONインタフェース制御部22は、通信開始時刻T1S,T2S、通信可能時間(T1E−T1S),(T2E−T2S)、及び共有グラント60に関する情報を、GATEメッセージに記しONU30−1,30−2へ送信する。
なお、図2では省略してあるが、割当グラントスケジューリング部23は、実際はREPORTメッセージを受信したONU30−1,30−2,・・30−nについてスケジューリングし、スケジューリングしたONU30−1,30−2,・・30−nへGATEメッセージを送信する。
(PONインタフェース部)
PONインタフェース部(第1の通信部)24は、光通信回線80をOLT20に物理的に接続するための装置である。
以上で、OLT20の説明を終了する。
<ONU>
ONU(通信端末)30は、TDM−PON方式の上り通信で用いられるTDMA方式において、OLT20から指定されたタイミングに光通信回線80に信号を送信する装置である。ONU30は、データバッファ31、制御部32、及びPONインタフェース部35を備えて構成さえる。
(データバッファ)
データバッファ31は、図示しないメモリ上で一定の領域として確保され、キュー構造をしている。データバッファ31には、ONU30に接続される図示しないユーザ端末から送信されるパケットデータPが到着順に格納される。本実施形態でのONU31−1のパケットデータPの到着順序は、P1−1→P2−1→P3−1→P4−1である。
(制御部)
制御部32は、CPU(Central Processing Unit)、及びこれらの周辺回路等(いずれも図示せず)から構成される。制御部32は図示しないプログラムを実行することで機能を実現する。制御部32は、PONインタフェース制御部33及びパケットデータ配置部34を備えて構成される。
(PONインタフェース制御部)
PONインタフェース制御部(第2の通信制御部)33は、PONインタフェース部35を介して光通信回線80の帯域を制御するための情報をOLT20と交換する。
具体的には、PONインタフェース制御部33は、高速広帯域なイーサネット(登録商標)通信をアクセスネットワークに適用するための規格であるIEEE802.3ahにしたがって種々の情報をOLT20と送受信する。
なお、本発明の実施形態は、かかるIEEE802.3ah(GE−PON)に限定されず、例えば、IEEE802.3av(10GE−PON)等のTDMA方式のPONに広く適用可能である。
例えば、PONインタフェース制御部33は、OLT20に、REPORTメッセージを送信する。REPORTメッセージには、ONU30が備えるデータバッファ31に蓄積される上り通信待ちのパケットデータPのデータ量が記されている。
また、PONインタフェース制御部32は、OLT20から、GATEメッセージを受信する。GATEメッセージには、データバッファ31に格納されるパケットデータPを光通信回線80に送信するタイミングである割当グラントが、送信開始時刻、送信可能時間、及び共有グラント情報として記されている。本実施形態の送信開始時刻、送信可能時刻、及び共有グラント情報は、割当グラント情報に該当する。
(パケットデータ配置部)
パケットデータ配置部34は、GATEメッセージに記される割当グラント情報をPONインタフェース制御部33から取得し、割当グラントにデータバッファ31に格納されるパケットデータPを配置する。
ここで、パケットデータ配置部34のパケットデータ配置方法の考え方について、図2を用いて説明する。
図2では、ONU30−1とONU30−2とがペアとなり、それらに対する割当グラント50−1,50−2がそれぞれ時間軸上の左側から順にスケジューリングされている。時間軸上左側にスケジューリングされたONU30−1のパケットデータ配置部34は、時間軸上の左端に上り送信データを詰めて配置する。以後、このような上り信号の配置方法を「左詰」と称することがある。図2の割当グラント50−1を示す矢印の始点(黒丸印「●印」)が割当グラント50−1の左端にあることは、上り送信データが左詰であることを意味している。
一方、時間軸上右側にスケジューリングされたONU30−2のパケットデータ配置部34は、時間軸上右側に上り送信データを詰めて配置する。以後、このような上り信号の配置方法を「右詰」と称することがある。図2の割当グラント50−2を示す矢印の始点(黒丸印「●印」)が割当グラントの右端にあることは、上り送信データが右詰であることを意味している。
図3は、ONU(通信端末)30によるパケットデータPの配置処理の概要を説明するための説明図である。(a)は左詰処理、(b)は右詰処理、(c)は実際の上り送信信号の説明図である。以下、図3を参照して、パケットデータ配置部34が行う処理の一例を示す。
パケットデータ配置部34は、GATEメッセージに記される共有グラント情報を参照し、「左詰」を行うのか、それとも「右詰」を行うのかを決定する。具体的には、パケットデータ配置部34は、割当グラントの最後の時間帯に共有グラントが存在する場合に図3(a)に示す「左詰」の処理を行い、割当グラントの最初の時間帯に共有グラントが存在する場合に図3(b)に示す「右詰」の処理を行う。
(左詰処理)
図3(a)を参照し、ONU30−1が備えるパケットデータ配置部34−1は、GATEメッセージに記される通信可能時間に光通信回線80の通信速度を掛けた割当グラントサイズMを算出し、算出した割当グラントサイズMにパケットデータP−1を通信開始時刻T1sから配置可能な限り配置する。
割当グラントサイズMは、パケットデータP1−1,P2−1,P3−1,P4−1の合計よりも少ないデータサイズであるので、パケットデータ配置部34−1は、パケットデータP1−1,P2−1,P3−1までを左詰で配置する。
以上で、左詰処理の説明を終了する。
(右詰処理)
図3(b)を参照し、ONU30−2が備える図示しないパケットデータ配置部34−2は、GATEメッセージに記される通信可能時間に光通信回線80の通信速度を掛けた割当グラントサイズMを算出し、次に算出した割当グラントサイズMに配置可能なパケットデータP−2の通信に要する通信時間を算出し、次にGATEメッセージに記される通信可能時間から算出した通信に要する通信時間を引いた差分時間dをさらに計算する。そして、算出した割当グラントサイズMにパケットデータP−2を通信開始時刻T2Sに計算した差分時間dを加えた時刻から配置する。
割当グラントサイズMは、パケットデータP1−2,P2−2,P3−2,P4−2の合計よりも少ないデータサイズであるので、パケットデータ配置部34−2は、パケットデータP1−2,P2−2,P3−2までを右詰で配置する。
以上で、右詰処理の説明を終了する。
図3(c)は、ONU30−1及びONU30−2から送信される通信信号であり、光通信回線80を流れる実際の上り送信信号を図示したものである。
(PONインタフェース部)
PONインタフェース部(第2の通信部)35は、光通信回線70をONU30に物理的に接続するための装置である。
以上で、ONU30の説明を終了する。
<光スプリッタ>
光スプリッタ40は、一心の光通信回線80を複数の光通信回線70に分岐する装置である。
<光通信回線>
光通信回線70,80は、例えば光ファイバで構成され、光通信の伝送路の役割を果たす。
以上で、第1実施形態に係る帯域割当システム10の構成の説明を終了する。
≪帯域割当システムの動作≫
図4及び図5を参照して、第1実施形態に係る帯域割当システム10の動作について説明する。
最初に、図1に示すOLT(帯域割当装置)20による割当グラントのスケジューリング動作を説明し、次に、ONU(通信端末)30によるパケットデータの配置動作を説明する。
<OLT(帯域割当装置)による割当グラントのスケジューリング動作>
図4は、OLT(帯域割当装置)20による割当グラントのスケジューリング動作を説明するためのフローチャートである。
最初に、OLT20が備えるPONインタフェース制御部22は、ONU30からREPORTメッセージを受信する(ステップS010)。
次に、割当グラントスケジューリング部23は、ステップS010でREPORTメッセージを受信したONU30のなかから任意の2つをペアとして選択する(ステップS011)。ここで、割当グラントスケジューリング部23は、選択したペアの一方を他方に先駆けて通信を行う先のONU30として選択し、他方のONU30を先のONU30の次に通信を行う後のONU30として選択する。
次に、割当グラントスケジューリング部23は、先のONU30に割り当てる割当グラントの最後の時間帯と、後のONU30に割り当てる割当グラントの最初の時間帯とが共有グラントとして重複するように割当グラントのスケジューリングを行う(ステップS012)。
次に、PONインタフェース制御部22は、ステップS012でスケジューリングした割当グラントに関する情報である割当グラント情報をGATEメッセージに記してONU30へ送信する(ステップS013)。
以上で、OLT(帯域割当装置)20による割当グラントのスケジューリング動作の説明を終了する。
<ONU(通信端末)によるパケットデータの配置動作>
図5は、ONU(通信端末)30によるパケットデータの配置動作を説明するためのフローチャートである。
最初に、ONU30が備えるPONインタフェース制御部33は、OLT20からGATEメッセージ(図4のステップS013参照)を受信する(ステップS050)。
次に、パケットデータ配置部34は、ステップS050で受信したGATEメッセージに記されている割当グラント情報を参照し、共有グラントが割当グラントの最後の時間帯に存在するか否かを判定する(ステップS051)。割当グラントの最後の時間帯に存在すると判定された場合(ステップS051“Yes”)に、処理はステップS052に進む。一方、割当グラントの最後の時間帯に存在すると判定されなかった場合(ステップS051“No”)に、処理はステップS053に進む。
ステップS051“Yes”の場合、パケットデータ配置部34は、データバッファ31に格納されるパケットデータPを割当グラントに左詰に配置する左詰処理を行う(ステップS052)。そして、処理はステップS054に進む。
ステップS051“No”の場合、パケットデータ配置部34は、データバッファ31に格納されるパケットデータPを割当グラントに右詰に配置する右詰処理を行う(ステップS052)。そして、処理はステップS054に進む。
次に、PONインタフェース制御部33は、ステップS052で左詰処理されたパケットデータPの配置又はステップS053で右詰処理されたパケットデータPの配置に従って、光通信回線80にパケットデータPを送信する(ステップS054)。
以上で、ONU(通信端末)30によるパケットデータPの配置動作の説明を終了する。
≪効果の説明≫
本実施形態を適用したときの効果の一例を図2を用いて説明する。なお、以下に示す前提条件、計算式及び計算結果は一例に過ぎず、動作環境により変化する。
上り送信データを構成する上りパケットデータサイズの下限値をPmin[byte]、上限値をPmax[byte]とする。次に、上りパケットデータはPminからPmaxまで一様に分布すると仮定する。また、N[byte]の割当グラントに、上記上りパケットデータを詰めていき、割当ロスがx[byte]になる確率をP(N,x)とする。
今、割当グラント50−1のサイズをM1[byte]、割当グラント50−2のサイズをM2[byte]、共有グラントサイズをα[byte]とするとき、ONU30−1及びONU30−2の上り送信データサイズの和の期待値X(α)[byte]は次の式1で表される。
Figure 0005503464
ただし、共有グラント内で上り送信データが衝突した場合に、すべてのデータが損失すると仮定した。また、z=x+yであり、x,yはそれぞれONU30−1及びONU30−2に対する割当ロスを表す。Q(z)は、ONU30−1及びONU30−2に対する割当ロスの和がzになる確率を表し、以下の式2となる。
Figure 0005503464
上式の和の記号は、x+y=zを満たすすべてのx,yの組み合わせについて加算することを示す。
帯域利用効率を評価するために、評価式Eff(α)を以下の式3で定める。
Figure 0005503464
Pmin=64[byte],Pmax=1522[byte],M1=M2=1622[byte]としてEff(α)を計算した結果を図6に示す。共有グラントサイズαを適切に選べば、従来例(α=0[byte])のときよりも帯域利用効率が向上することがわかる。
以上のように、第1実施形態に係る帯域割当システム10は、OLT20が割当グラントの最初の時間帯又は最後の時間帯のどちらか一方を共有グラントとして、隣接する割当グラントと重複するようにスケジューリングすることで、未使用帯域である割当ロスを低減することができる。よって、第1実施形態に係る帯域割当システム10によれば、光通信回線80の通信帯域の利用効率を上げることができる。
[第2実施形態]
≪概要≫
第1実施形態に係る帯域割当システム10では、OLT20が割当グラントの最初の時間帯又は最後の時間帯のどちらか一方を共有グラントとして、隣接する割当グラントと重ね合わせてスケジューリングすることで、光通信回線の帯域利用効率を上げることが可能であった。
第2実施形態に係る帯域割当システム110では、OLT120が割当グラントの最初の時間帯及び最後の時間帯の両方を共有グラントとして、隣接する割当グラントと重ね合わせてスケジューリングすることで、光通信回線80の帯域利用効率を上げる。
≪帯域割当システムの構成≫
図7は、本発明の第2実施形態に係る帯域割当システム110の構成図である。
帯域割当システム110は、OLT120、ONU130−1,130−2,130−3,・・,130−n(以下、まとめて「ONU130」と呼ぶときがある)を備えて構成されており、各装置は、光スプリッタ40並びに70−1,70−2,70−3,・・,70−n(以下、まとめて「光通信回線70」と呼ぶときがある)及び光通信回線80を介して接続されている。
ONU130−2,130−3の構成は、ONU130−1の構成と同様であり、記載を省略する。また、第1実施形態に係る帯域割当システム10と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
<OLT>
OLT(帯域割当装置)120の構成と、第1実施形態に係るOLT20との構成の違いは、割当グラントスケジューリング部123の処理内容が変更されている点である。
(割当グラントスケジューリング部)
割当グラントスケジューリング部123は、REPORTメッセージに記されるONU130の上り通信待ちのパケットデータPのデータ量をPONインタフェース制御部22から取得し、ONU130に割り当てるべき割当グラントをスケジューリングする。
割当グラントスケジューリング部123は、複数のONU130に対して割り当てる割当グラントを時間軸上に一列に配置し、隣接する割当グラント間に一部重なり合う領域である共有グラントを設けるようにスケジューリングする。
図8は、OLT(帯域割当装置)120による割当グラントのスケジューリング処理の概要を説明するための説明図である。
図8では、n体(nは自然数)のONU130にn個(nは自然数)の割当グラント150がスケジューリングされている。
図8中の符号150−1は、ONU130−1に割り当てられた割当グラントを示し、符号T1S及びT1Eは割当グラント150−1の通信開始時刻及び通信終了時刻を示し、符号Mは割当グラント150−1のサイズを示す。符号150−2は、ONU130−2に割り当てられた割当グラントを示し、符号T2S及びT2Eは割当グラント150−2の通信開始時刻及び通信終了時刻を示し、符号Mは割当グラント150−2のサイズを示す。符号150−3は、ONU130−3に割り当てられた割当グラントを示し、符号T3Sは割当グラント150−3の通信開始時刻を示す。
ここで、割当グラント150−1,150−2等の矢印方向は、ONU130が備え、後記するパケットデータ配置部134のパケットデータPの配置方法を示すものであり、詳細は後記する。
図8中の符号160−1は、隣り合う割当グラント150−1と割当グラント150−2との重なり合う時間帯である共有グラントを示し、符号αは共有グラント160−1のサイズを示す。符号160−2は、隣り合う割当グラント150−2と割当グラント150−3との重なり合う時間帯である共有グラントを示し、符号αは共有グラント160−2のサイズを示す。
共有グラント160−1は、割当グラント150−1との関係では割当グラントの最後の時間帯に存在し、割当グラント150−2との関係では割当グラントの最初の時間帯に存在する。共有グラント160−2は、割当グラント150−2との関係では割当グラントの最後の時間帯に存在し、割当グラント150−3との関係では割当グラントの最初の時間帯に存在する。
図8に示すスケジューリングでは、割当グラント150−1の期間中にONU130−1が信号の送信を行い、次に、割当グラント150−2の期間中にONU130−2が信号の送信を行い、次に、割当グラント150−3の期間中にONU130−3が信号の送信を行う。
共有グラント160−1では、ONU130−1,130−2のどちらもがデータを送信し得ることを意味する。共有グラント160−2では、ONU130−2,130−3のどちらもがデータを送信し得ることを意味する。万一、共有グラント160−1,160−2で送信データの衝突が発生した場合には、送信データの一部又は全部を喪失する可能性がある。衝突が発生した場合には、エラーとなるので再送信が行われる。
割当グラントスケジューリング部123は、スケジューリングした割当グラント150−1,150−2の通信開始時刻T1S,T2S,・・TnS、通信可能時間(T1E−T1S),(T2E−T2S),・・,(TnE−TnS)をPONインタフェース制御部22に渡す。PONインタフェース制御部22は、通信開始時刻T1S,T2S,・・TnS、通信可能時間(T1E−T1S),(T2E−T2S),・・,(TnE−TnS)を、GATEメッセージに記しONU130−1,130−2,・・130−nへ送信する。なお、本実施形態の送信開始時刻、送信可能時刻、及び共有グラント情報は、割当グラント情報に該当する。
以上で、OLT120の説明を終了する。
<ONU>
ONU(通信端末)130の構成と、第1実施形態に係るONU30との構成の違いは、パケットデータ配置部134の処理内容が変更されている点である。
(パケットデータ配置部)
パケットデータ配置部134は、GATEメッセージに記される割当グラント情報をPONインタフェース制御部33から取得し、割当グラントにデータバッファ31に格納されるパケットデータPを配置する。
ここで、パケットデータ配置部134のパケットデータ配置方法の考え方について、図8を用いて説明する。
図8では、ONU130に対して割り当てる割当グラントを時間軸上に一列に配置し、隣接する割当グラント間に一部重なり合う領域である共有グラントを設けるようにスケジューリングされている。パケットデータ配置部134は、時間軸上の中央に上り送信データを詰めて配置する。つまり、割当ロスが発生したときは、割当グラント150の左端及び右端に均等に未使用領域が存在するように配置する。このような上り信号の配置方法を「中央詰」と称することがある。図8の割当グラント150を示す矢印の始点(●印)が割当グラントの中央にあることは、上り送信データが中央詰であることを意味している。
図9は、ONU(通信端末)130によるパケットデータPの配置処理の概要を説明するための説明図である。(a)は中央詰処理、(b)は実際の上り送信信号の説明図である。
(中央詰処理)
図9(a)は、ONU130−2が備える図示しないパケットデータ配置部134−2の中央詰処理を示すものである。なお、中央詰処理は、ONU130−1〜ONU−nで行われる。
ONU130−2が備える図示しないパケットデータ配置部134−2は、GATEメッセージに記される通信可能時間に光通信回線80の通信速度を掛けた割当グラントサイズMを算出し、次に算出した割当グラントサイズMに配置可能なパケットデータP−2の通信に要する通信時間を算出し、次にGATEメッセージに記される通信可能時間から算出した通信に要する通信時間を引いた差分時間dを計算する。そして、算出した割当グラントサイズMにパケットデータP−2を、通信開始時刻T2Sに計算した差分時間dを2で割った2分の1差分時間d1/2を加えた時刻から配置する。
割当グラントサイズMは、パケットデータP1−2,P2−2,P3−2,P4−2の合計よりも少ないデータサイズであるので、パケットデータ配置部134−2は、パケットデータP1−2,P2−2,P3−2までを中央詰で配置する。
以上で、「中央詰」処理の説明を終了する。
図9(b)は、説明を省略したがONU130−2と同様の処理を行ったONU130−1、及び上記説明したONU130−2から送信される通信信号であり、光通信回線80を流れる実際の上り送信信号を図示したものである。
以上で、ONU130の説明を終了する。
≪帯域割当システムの動作≫
図10及び図11を参照して、第2実施形態に係る帯域割当システム110の動作について説明する。
最初に、図7に示すOLT(帯域割当装置)120による割当グラントのスケジューリング動作を説明し、次に、ONU(通信端末)130によるパケットデータの配置動作を説明する。説明は、第1実施形態に係る帯域割当システム10と相違する点のみ説明し、同一の動作については同一ステップを付して説明を省略する。
<OLT(帯域割当装置)による割当グラントのスケジューリング動作>
図10は、OLT(帯域割当装置)120による割当グラントのスケジューリング動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS010の次に、ONU130が備える割当グラントスケジューリング部123は、ステップS010でREPORTメッセージを受信したONU130の中から少なくとも3つを選択し、さらに選択したONU130をn(nは自然数)番目、(n+1)番目、(n+2)番目に通信を行うONU130とする。そして、割当グラントスケジューリング部123は、n番目に割り当てる割当グラントの最後の時間帯と、(n+1)番目に割り当てる割当グラントの最初の時間帯とが第1の共有グラントとして重複し、また、(n+1)番目に割り当てる割当グラントの最後の時間帯と、(n+2)番目に割り当てる割当グラントの最初の時間帯とが第2の共有グラントとして重複するように割当グラントのスケジューリングを行う(ステップS112)。
以上で、OLT(帯域割当装置)120による割当グラントのスケジューリング動作の説明を終了する。
<ONU(通信端末)によるパケットデータの配置動作>
図11は、ONU(通信端末)130によるパケットデータの配置動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS050の次に、パケットデータ配置部134は、データバッファ31に格納されるパケットデータPを割当グラントに中央詰に配置する中央詰処理を行う(ステップS151)。
以上で、ONU(通信端末)130によるパケットデータPの配置動作の説明を終了する。
≪効果の説明≫
本実施形態を適用したときの効果の一例を図8を用いて説明する。なお、以下に示す前提条件、計算式及び計算結果は一例に過ぎず、動作環境により変化する。
割当グラント150−i(i=1,2,・・,n。nはONU130の総数に相当)のサイズをMi[byte]、割当グラント150−iと割当グラント150−(i+1)との間に配置する共有グラントサイズをαi[byte]とする。このとき、帯域利用効率Effは式4で表現される。
Figure 0005503464
なお、n=2とすると、第1実施形態で説明した帯域利用効率Effの式3と同様になる。したがって、第1実施形態と同様に、帯域利用効率が向上する効果が得られる。
以上のように、第2実施形態に係る帯域割当システム110は、OLT120が割当グラントの最初の時間帯及び最後の時間帯の両方を共有グラントとして、隣接する割当グラントと重複するようにスケジューリングすることで、未使用帯域である割当ロスを低減することができる。よって、第2実施形態に係る帯域割当システム110によれば、光通信回線80の通信帯域の利用効率を上げることができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の一例を以下に示す。
<共有グラント>
第1実施形態及び第2実施形態の共有グラントは、均一として所定の時間長を設定することも可能であるし、可変の時間長を設定することも可能である。
<共有グラント決定部>
共有グラントの時間長を決定するために、第1実施形態のOLT20又は第2実施形態のOLT120の制御部21に共有グラント決定部(図示しない)のような機能を備える構成として、共有グラント決定部が決定した共有グラントを用いて割当グラントのスケジューリングをすることが可能である。この場合に、共有グラント決定部は、例えば、前記式3又は式4を用いて共有グラントの時間長を決定する。
<割当グラントスケジューリング部>
第1実施形態に係る割当グラントスケジューリング部23は、通信を要求する通りのパケットデータPのデータ量と同等の割当グラントを割り当てられるONU30を除外し、要求する通りのパケットデータPのデータ量と同等の割当グラントを割り当てられないONU30の中からペアを選択するようにしてもよい。
10,110 帯域割当システム
20,120 OLT(帯域割当装置)
21 制御部
22 PONインタフェース制御部(通信制御部)
23,123 割当グラントスケジューリング部
24 PONインタフェース部(通信部)
30,130 ONU(通信端末)
31 データバッファ
32 制御部
33 PONインタフェース制御部(通信制御部)
34,134 パケットデータ配置部
35 PONインタフェース部(通信部)
40 光スプリッタ
50,150 割当グラント
60,160 共有グラント
70,80 光通信回線

Claims (15)

  1. 回線の帯域を所定時間で分割した時間帯である割当グラントを用いて前記回線の帯域割当を制御する帯域割当装置であって、
    前記割当グラントの一部の時間帯と、当該割当グラントと隣接する隣接割当グラントの一部の時間帯とが共有グラントとして重複するようにスケジューリングする割当グラントスケジューリング部、
    を備えることを特徴とする帯域割当装置。
  2. 前記割当グラントスケジューリング部は、
    前記回線を用いてパケットデータによる通信を行う複数の通信端末のなかから任意の2つの通信端末をペアとして選択し、前記選択した2つの通信端末の一方を他方の通信端末に先駆けて通信を行う先の通信端末とし、他方の通信端末を当該先の通信端末の次に通信を行う後の通信端末とし、当該先の通信端末の通信終了時刻よりも前の時刻を当該後の通信端末の通信開始時刻とすることで、当該先の通信端末に割り当てられる先の割当グラントの最後の時間帯と当該後の通信端末に割り当てられる後の割当グラントの最初の時間帯とが前記共有グラントとして重複するようにスケジューリングする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の帯域割当装置。
  3. 前記複数の通信端末は、
    前記割当グラントのうち前記共有グラントの時間帯には、前記共有グラント以外の時間帯に前記パケットデータを配置した後に前記パケットデータを配置するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の帯域割当装置。
  4. 前記割当グラントスケジューリング部は、
    前記回線を用いてパケットデータによる通信を行う複数の通信端末のなかから少なくとも3つを選択してn(nは自然数)番目、(n+1)番目、(n+2)番目に通信を行う通信端末とし、当該n番目の通信端末の通信終了時刻よりも前の時刻を当該(n+1)番目の通信端末の通信開始時刻とし、当該(n+1)番目の通信端末の通信終了時刻よりも前の時刻を当該(n+2)番目の通信端末の通信開始時刻とすることで、当該n番目の通信端末に割り当てられるn番目の割当グラントの最後の時間帯と当該(n+1)番目の通信端末に割り当てられる(n+1)番目の割当グラントの最初の時間帯とが第1の共有グラントとして重複し、当該(n+1)番目の割当グラントの最後の時間帯と当該(n+2)番目の通信端末に割り当てられる(n+2)番目の割当グラントの最初の時間帯とが第2の共有グラントとして重複するようにスケジューリングする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の帯域割当装置。
  5. 前記複数の通信端末は、
    前記割当グラントのうち前記第1及び前記第2の共有グラントの時間帯には、前記第1及び第2の共有グラント以外の時間帯に前記パケットデータを配置した後に前記パケットデータを配置するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の帯域割当装置。
  6. 前記通信開始時刻、前記通信開始時刻から前記通信終了時刻までの時間である通信可能時間、及び前記共有グラントが前記割当グラントの最初と最後とのどちらの時間帯に存在するのかを示す共有グラントに関する共有グラント情報で構成される割当グラント情報を、前記通信端末に通信部を介して送信する通信制御部、をさらに備え、
    前記通信制御部が前記割当グラント情報を送信する前記通信端末は、
    当該割当グラントの最後の時間帯に共有グラントが存在すると判定した場合に、受信した前記通信開始時刻から前記パケットデータを順次埋める左詰めで配置し、
    当該割当グラントの最初の時間帯に共有グラントが存在すると判定した場合に、受信した前記通信可能時間に通信できる前記パケットデータの通信に要する通信時間を計算し、当該通信可能時間から当該通信時間を引いた差分時間をさらに計算し、前記通信開始時刻から当該差分時間を加えた時刻から前記パケットデータを順次埋める右詰めで配置するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の帯域割当装置。
  7. 前記通信開始時刻、前記通信開始時刻から前記通信終了時刻までの時間である前記通信可能時間、及び前記第1及び第2の共有グラントが前記割当グラントの最初と最後の両方の時間帯に存在することを示す共有グラントに関する共有グラント情報で構成される割当グラント情報を、前記通信端末に通信部を介して送信する通信制御部、をさらに備え、
    前記通信制御部が前記割当グラント情報を送信する前記通信端末は、
    受信した前記通信可能時間に通信できる前記パケットデータの通信に要する通信時間を計算し、当該通信可能時間から計算した当該通信時間を引いた差分時間を2で割った2分の1差分時間をさらに計算し、前記通信開始時刻から当該2分の1差分時間を加えた時刻から前記パケットデータを順次埋める中央詰めで配置するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の帯域割当装置。
  8. 前記回線の帯域利用効率が最大になるように、前記共有グラントのサイズを計算する共有グラント決定部をさらに備え、
    前記割当グラントスケジューリング部は、
    前記共有グラント決定部が計算した前記共有グラントのサイズを用いて、前記通信端末の前記割当グラントをスケジューリングする、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の帯域割当装置。
  9. 前記共有グラント決定部は、
    nを通信端末の総数、Mを割当グラントのサイズ、X(αi)はパケットデータのサイズの和の期待値、αiを共有グラントのサイズ、Eff(αi)を回線の帯域利用効率とする(数式1)を用いて共有グラントのサイズを計算する、
    Figure 0005503464
    ことを特徴とする請求項8に記載の帯域割当装置。
  10. 前記割当グラントスケジューリング部は、
    前記通信端末が前記回線を用いて通信を要求する通りの前記パケットデータのデータ量と同等の割当グラントを割り当てられる通信端末を除外し、要求する通りの前記パケットデータのデータ量と同等の割当グラントを割り当てられない通信端末のなかから前記ペアとして選択する、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の帯域割当装置。
  11. 回線の帯域を所定時間で分割した時間帯である割当グラントを用いて前記回線の帯域割当を制御する帯域割当装置に用いられる帯域割当方法であって、
    前記割当グラントの一部の時間帯と、当該割当グラントと隣接する隣接割当グラントの一部の時間帯とが共有グラントとして重複するようにスケジューリングする、
    ことを特徴とする帯域割当方法。
  12. 請求項11に記載の帯域割当方法を、帯域割当装置に実行させるための帯域割当プログラム。
  13. 回線を利用してパケットデータによる通信を行う通信端末であって、
    前記通信端末が前記回線を利用することができる時間帯であると共に前記回線の帯域を所定時間で分割した時間帯である割当グラントに関する情報であり、当該割当グラントの一部の時間帯と他の通信端末が前記回線を利用することができる時間帯である他の割当グラントの一部の時間帯とが重複する時間帯である共有グラントに関する共有グラント情報を含む割当グラント情報を、前記回線の帯域割当を制御する帯域割当装置から通信部を介して受信する通信制御部と、
    前記割当グラントのうち前記共有グラントの時間帯には、前記共有グラント以外の時間帯に前記パケットデータを配置した後に前記パケットデータを配置するパケットデータ配置部と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  14. 前記割当グラント情報は、前記通信開始時刻、前記通信開始時刻から前記通信終了時刻までの時間である通信可能時間、及び前記共有グラントが前記割当グラントの最初と最後のどちらの時間帯に存在するのかを示す共有グラントに関する共有グラント情報で構成され、
    前記パケットデータ配置部は、
    当該割当グラントの最後の時間帯に共有グラントが存在すると判定した場合に、受信した前記通信開始時刻から前記パケットデータを順次埋める左詰めで配置し、
    当該割当グラントの最初の時間帯に共有グラントが存在すると判定した場合に、受信した前記通信可能時間に送信できる前記パケットデータの通信に要する通信時間を計算し、当該通信可能時間から当該通信時間を引いた差分時間をさらに計算し、前記通信開始時刻から当該差分時間を加えた時刻から前記パケットデータを順次埋める右詰めで配置する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の通信端末。
  15. 前記割当グラント情報は、前記通信開始時刻、前記通信開始時刻から前記通信終了時刻までの時間である前記通信可能時間、及び前記共有グラントが前記割当グラントの最初と最後の両方の時間帯に第1の共有グラント及び第2の共有グラントとして存在することを示す共有グラントに関する共有グラント情報で構成され、
    前記パケットデータ配置部は、
    受信した前記通信可能時間に通信できる前記パケットデータの通信に要する通信時間を計算し、当該通信可能時間から計算した当該通信時間を引いた差分時間を2で割った2分の1差分時間をさらに計算し、前記通信開始時刻から当該2分の1差分時間を加えた時刻から前記パケットデータを順次埋める中央詰めで配置する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の通信端末。
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