JP2007129429A - 帯域割当制御装置、帯域割当制御方法及び帯域割当制御プログラム - Google Patents

帯域割当制御装置、帯域割当制御方法及び帯域割当制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】各加入者宅側終端装置のサービスレベル間の公平性が保証された帯域制御を実現する帯域割当制御装置を提供する。
【解決手段】複数の加入者宅側終端装置(1201〜1203)に割り当てる帯域を制御する帯域割当制御装置(1204)であり、帯域割当制御装置(1204)は、加入者宅側終端装置(1201〜1203)毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置(1201〜1203)に割り当てる割当帯域を設定する。
【選択図】図10

Description

本発明は、GE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)−Passive Optical Netwrok)システムを構成する複数のONU(Optical Network Unit:加入者宅側終端装置)に割り当てる帯域を制御する帯域割当制御装置、帯域割当制御方法及び帯域割当制御プログラムに関するものである。
近年、Gibabit Ethernet(登録商標)を応用し、センター局から家庭までの間をEthernet(登録商標)フレームで送受信することを可能としたGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)−Passive Optical Netwrok)がある。このGE−PONは、図1に示すように、センター局側に設置されるOLT(Optical Line Terminal: 光加入者先端局装置)(104)と、加入者宅側の通信端末(121〜123)に設置されるONU(Optical Network Unit:加入者宅側終端装置)(101〜103)と、を有して構成される。以下、図1を参照しながら、GE−PONを適用したシステム構成について説明する。
GE−PONシステムは、図1に示すように、OLT(Optical Line Terminal: 光加入者先端局装置)(104)が1芯光ファイバ(106)を介して、分岐装置となるOptical Splitter(105)と接続される。また、Optical Splitter(105)のアップリンク側は、1芯光ファイバ(107〜109)を介して、複数のONU(Optical Network Unit:加入者宅側終端装置)(101〜103)と接続される。また、ONU(101〜103)の各々は、1対1で、通信端末(121〜123)と接続される。
この図1に示すGE−PONシステムは、OLT(104)がスケジューリングを行い、各ONU(101〜103)に対し、送信許可を与える。各ONU(101〜103)は、OLT(104)から送信許可を受け取ることで、その送信許可に基づく送信データをOLT(104)に送信する。これにより、OLT(104)と、Optical Splitter(105)と、の間を接続する1芯光ファイバ(106)でのデータ(111〜113)の衝突を未然に回避することが可能となる。
なお、各ONU(101〜103)の送信許可帯域は、通信事業者側と、各通信端末(121〜123)を使用する加入者側と、の間で結ばれたサービスレベル契約(SLA:Service Level Agreement)に応じた帯域に制御し、各通信端末(121〜123)のサービスレベル間の公平性が保証された帯域制御を実現することが重要な鍵となる。
なお、サービスレベル間の公平性とは、高速サービスレベルと低速サービスレベルとの間に提供される帯域に差をつけることである。
なお、GE−PONシステムを構成するOLT(104)の内部構成は、図2に示すように、DBA(Dynamic Bandwidth Allocation)スケジューラ(301)を有して構成される。DBAスケジューラ(301)は、DBAアルゴリズム(311)に基づき、各ONU(101〜103)に割り当てる帯域の算出処理を行う。
また、GE−PONシステムを構成する各ONU(101〜103)の内部構成は、図2に示すように、バッファ滞留値計算部(302)と、データバッファ(304)と、を有して構成される。バッファ滞留値計算部(302)は、キュー長申告値をOLT(104)に通知する。また、データバッファ(304)は、通信端末(121〜123)から受信したデータを格納し、OLT(104)から受け取る送出許可キュー長を基に、通信端末(121〜123)から受信したデータをOLT(104)に対して送信する。
なお、GE−PONシステムは、図3に示すように、OLT(104)と、各ONU(101〜103)と、の間で、GATEメッセージ(201〜203)と、REPORTメッセージ(211〜213)と、を交互に交換することになる。
なお、REPORTメッセージ(211〜213)には、ONU(101〜103)内のデータバッファ(302)に滞留しているデータ量であるキュー長申告値が格納されている。また、GATEメッセージ(201〜203)には、REPORTメッセージ(211〜213)から取得したキュー長申告値と、OLT(104)のDBA(Dynamic Bandwidth Allocation)スケジューラ(301)にて算出される送信許可キュー長と、が格納されている。ONU(101〜103)は、このGATEメッセージ(201〜203)内に格納されている送信許可キュー長分のデータ量を、OLT(104)に対して送信することが可能となる。
次に、図3、図4を参照しながら、DBAスケジューラ(301)における制御動作について説明する。
まず、ONU(101〜103)は、キュー長申告値が格納されたREPORTメッセージ(211〜213)を、OLT(104)に送信する(ステップA1)。
DBAスケジューラ(301)は、DBAサイクルn(401)にて、OLT(104)の配下のONU(101〜103)からREPORTメッセージ(211〜213)を受信し、各ONU(101〜103)から受信したREPORTメッセージに格納されているキュー長申告値を取得する(ステップA2)。
次に、DBAスケジューラ(301)は、DBAサイクルn+1(402)にて、DBAアルゴリズム(311)に基づき、各ONU(101〜103)に割り当てる帯域を計算し、送信許可キュー長を求める(ステップA3)。
次に、DBAスケジューラ(301)は、上記求めた送信許可キュー長と、各ONU(101〜103)から取得したキュー長申告値と、が格納されたGATEメッセージ(201〜203)を各ONU(101〜103)に送信する(ステップA4)。
ONU(101〜103)は、GATEメッセージ(201〜203)をOLT(104)から受信し(ステップA5)、各ONU(101〜103)は、DBAサイクルn+2(403)にて、OLT(104)から受信したGATEメッセージ(201〜203)内に格納されている送信許可キュー長に基づき、送信データを、OLT(104)に送信する(ステップA6)。なお、各ONU(101〜103)は、GATEメッセージ(201〜203)内に格納されている送信タイミングに基づいて、送信データをOLT(104)に送信することになる。
次に、図5、図6を参照しながら、従来方式におけるDBAアルゴリズム(311)について説明する。なお、図5は、従来方式のDBAアルゴリズム(311)の流れ図を示し、図6は、DBAアルゴリズム(311)で使用するパラメータを示す。
なお、DBAアルゴリズム(311)において使用するパラメータは、各ONU(101〜103)により申告されるキュー長申告値:RBWn『図6:No.5』、SLAパラメータとして、最大帯域制限値:MaxBWn『図6:No.2』、最低帯域保証値:MinBWn『図6:No.3』、固定帯域値:FBWn『図6:No.4』である。
また、これらのパラメータの単位は、全て[TQ]であり、DBAサイクル内で送信許可される時間長を示す。従って、各パラメータの単位[TQ]を、[bps]単位に換算するには、[bps]=各パラメータ[TQ]/DBAサイクル[TQ]×1Gbpsとなる。
例えば、最大帯域制限値:MaxBWn[TQ]を[bps]に単位換算する場合は、MaxBWn[TQ]/DBAサイクル[TQ]×1Gbpsとなる。
次に、図5に示す従来方式におけるDBAアルゴリズム(311)について説明する。
まず、全ONU(101〜103)のキュー長申告値:RBWnを取得する(ステップS1)。
次に、各ONU(101〜103)の補正固定帯域値:FBW’nと、残余キュー長:Φnと、の算出処理を行う(ステップS2)。
まず、補正固定帯域値:FBW’nの算出は、図7に示すように、キュー長申告値:RBWnと、最低帯域保証値:MinBWnと、固定帯域値:FBWnと、を比較し、補正固定帯域値:FBW'nを算出する。
条件1:RBWn≧MinBWn>FBWnの場合には、FBW’n=MinBWnとする。
条件2:MinBWn>RBWn≧FBWnの場合には、FBW’n=RBWnとする。
条件3:条件1、条件2以外の場合には、FBW’n=FBWnとする。
また、残余キュー長:Φnの算出は、図8に示すように、キュー長申告値:RBWnから補正固定帯域値:FBW’nを差し引くことで(RBWn−FBW’n)、未割り当ての申告キュー長である残余キュー長:Φnを算出する。
つまり、RBWn≧FBW’nの場合、Φn=RBWn−FBW’nとする。
また、RBWn<FBW’nの場合、Φn=0とする。
次に、この時点での残余帯域:TBWを計算する(ステップS3)。
つまり、TBW=DBAサイクル−ΣFBW’nを算出する。
次に、上記算出した残余帯域:TBWを、残余キュー長:Φnの比率で各ONU(101〜103)に動的に割り当てるための動的割当帯域値:DBWnを算出する(ステップS4)。
つまり、DBWn=TBW×Φn/ΣΦnを算出する。
次に、ステップS2で算出した補正固定帯域値:FBW’nと、ステップS4で算出した動的割当帯域値:DBWnと、を加算し(FBW’n+DBWn)、テンポラリ割当帯域:TABWnを算出する(ステップS5)。
つまり、TABWn=FBW’n+DBWnを算出する。
次に、ステップS5で算出したテンポラリ割当帯域:TABWnと、最大帯域制限値:MaxBWnと、を比較する(ステップS6)。
TABWn≧MaxBWnの場合、テンポラリ割当帯域:TABWnは、最大帯域制限値:MaxBWnを超えているため、テンポラリ割当帯域:TABWnは、TABWn=MaxBWnに更新する。
また、TABWn<MaxBWnの場合、テンポラリ割当帯域:TABWnは、最大帯域制限値:MaxBWnを超えていないため、テンポラリ割当帯域:TABWnは、更新しない。
次に、帯域割当が完了したONUと、帯域割当が未完了のONUと、の判別を行う(ステップS7)。
ステップS6において、テンポラリ割当帯域:TABWnが、TABWn=MaxBWnに更新された場合は、テンポラリ割当帯域:TABWnと、キュー長申告値:RBWnと、を比較する。
TABWn≦RBWnの場合、そのONUn(nは、任意の整数:この場合1〜3)への最終割当帯域値:ABWnは、ABWn=TABWnとし、帯域の割当を完了とする。
また、ステップS6において、テンポラリ割当帯域:TABWnが更新されていない場合は、テンポラリ割当帯域:TABWnと、残余キュー長:Φnと、を算出する。
つまり、RBWn≧TABWnの場合、Φn=RBWn−TABWnとする。
また、RBWn<TABWnの場合、Φn=0とする。Φn=0となったONUnへの最終割当帯域値:ABWnは、ABWn=RBWnとし、帯域の割当を完了とする。
次に、残余帯域:TBWを更新する(ステップS8)。
なお、残余帯域:TBWの算出は、ステップS7において、残余帯域:TBW=DBAサイクル−ΣABWm−TABWn(ここで、mは、割当完了のONU、nは、割当未完
了のONU)として算出する。
次に、ループが必要か否かの判別を行う(ステップS9)。
ループが必要か否かの判別は、ステップS8において算出した残余帯域:TBWが、残余帯域:TBW>0、且つ、1台以上の帯域割当未完了のONUが存在した場合には、ループが必要と判断し(ステップS9/Yes)、ステップS4に移行し、動的割当帯域値:DBWnの算出を行う。
また、それ以外、つまり、残余帯域:TBW=0、あるいは、全てのONUの帯域割当が完了した場合には、ループが必要ないと判断し(ステップS9/No)、帯域の割当を終了とする。
このように、従来方式のDBAアルゴリズム(311)は、各ONU(101〜103)からのキュー長申告値:RBWnの比率に従い、各ONU(101〜103)に割り当てる最終割当帯域値:ABWnを算出することになる。これにより、その算出した最終割当帯域値:ABWnを含む送信許可キュー長が格納されたGATEメッセージを、各ONU(101〜103)に対して送信することになる。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、局側通信装置と複数の加入者側装置とが光伝送路を介して接続され、前記局側通信装置が下り信号を用いて前記複数の加入者側装置の使用帯域の割り当てを行い、前記加入者側装置が前記局側通信装置から割り当てを受けた使用帯域のタイムスロットで前記局側通信装置に対し上り信号を送信するポイント・マルチポイント光伝送システムにおいて、前記局側通信装置は、受信した通信要求符号に含まれる通信要求量を積算して過去からの積算通信要求量を加入者側装置毎に求める通信要求量積算手段と、この通信要求量積算手段で計算された加入者側装置毎の積算通信要求量に従量した重みで上り帯域を各加入者側装置に割り当てる帯域割り当て手段と、を備え、簡易な演算により過去の通信量に応じた効率の良い帯域割り当てを行うことを可能としたポイント・マルチポイント光伝送システムが開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
また、一つのOLT(Optical Line Terminal)と多数のONU(Optical Network Unit)がODN(Optical Distribution Network)を通じて接続されるギガビットイーサネット(登録商標)受動光加入者網(Gigabit Ethernet(登録商標) Passive Optical Network:GE−PON)で、前記OLTが前記ONUのデータ伝送のための帯域幅要求に対応して該各ONUに帯域幅を割り当てる動的帯域幅割当方法において、全使用可能な帯域幅のうちで前記ONUから要求された各サービスのために保障される最小帯域を割り当てる段階と、前記帯域幅を要求したすべてのONUに前記最小帯域を割り当てた後に前記全使用可能な帯域幅内に現在使用可能な帯域幅がある場合、前記ONUが要求した帯域幅の和が前記現在使用可能な帯域幅より小さいと、前記ONUが要求した帯域幅を割り当て、一方、前記ONUが要求した帯域幅の和が前記現在使用可能な帯域幅より大きいと、前記各ONUのキューサイズと各キューに対する加重値を考慮して該各ONUに対して新たな要求帯域幅を決定し、これに比例して帯域幅を割り当てる段階とを含み、イーサネット(登録商標)受動光加入者網で多重サービスを考慮した動的帯域幅割当方法が開示された文献がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−336578号公報 特開2005−012800号公報
なお、上述した図5に示す従来方式のDBAアルゴリズム(311)には、解決すべき課題がある。
第1の課題は、輻輳状態において、各ONU(101〜103)のデータバッファ(304)は、有限であるため、各ONU(101〜103)のキュー長申告値:RBWnが全て同じ値で各ONU(101〜103)からOLT(104)に対して申告されることになる。図5に示す従来方式のDBAアルゴリズム(311)では、各ONU(101〜103)に対して最終的に割り当てる最終割当帯域値:ABWnを、各ONU(101〜103)から取得したキュー長申告値:RBWnの比率に基づいて算出することになるため、OLT(104)は、各ONU(101〜103)に対して最終的に割り当てる最終割当帯域値:ABWnを、各ONU(101〜103)に対して同じ比率で分配してしまうことになる。
このため、各ONU(101〜103)に対して最終的に割り当てる最終割当帯域値:ABWnがサービス間の公平性を保った帯域とはならないことになる。
例えば、ONU1(101)と、ONU2(102)と、の2台のONUの最大帯域制限値:MaxBWnが1000[Mbps]、ONU3(103)の最大帯域制限値:MaxBWnが100[Mbps]という場合を考える(但し、説明の簡単化のため、その他のSLAは、何れのONUも0と仮定する)。また、従来方式のDBAアルゴリズム(311)では、DBAサイクル=1000[TQ]が設定されているものとする。
3台の全てのONU(101〜103)は、通信端末(121〜123)から送信されるトラヒック量が最大値となる1000[Mbps]となるため、輻輳状態となり、各ONU(101〜103)は、データバッファ(304)の最大値(MaxBuf)をキュー長申告値:RBWnとして格納したREPORTメッセージを、OLT(104)に送信していると想定する。
このため、図5に示すDBAアルゴリズム(311)において、まず、ステップS1において、キュー長申告値:RBWn=MaxBufを取得することになる。
次に、ステップS2において、キュー長申告値:RBWnと、最低帯域保証値:MinBWnと、固定帯域値:FBWnと、を比較し、補正固定帯域値:FBW'nを算出する。
条件1:RBWn≧MinBWn>FBWnの場合には、FBW’n=MinBWnとする。
条件2:MinBWn>RBWn≧FBWnの場合には、FBW’n=RBWnとする。
条件3:条件1、条件2以外の場合には、FBW’n=FBWnとする。
なお、固定帯域値:FBWn=0、最低帯域保証値:MinBWn=0のため、条件1に該当し、補正固定帯域値:FBW'=0となる。
また、残余キュー長:Φn=RBWn−FBW’n=MaxBuf−0=MaxBufとなる。
次に、ステップS3にて、残余帯域:TBW=DBAサイクル−ΣFBW’n=100
0Mbps−0=1000Mbpsを算出する。
そして、ステップS4より、動的割当帯域値:DBWn=TBW×Φn/ΣΦn=10
00Mbps×MaxBuf/3MaxBuf=333Mbpsを算出する。
次に、ステップS5にて、テンポラリ割当帯域:TABWn=FBW’n+DBWn=0+333Mbps=333Mbpsを算出する。
次に、ステップS6により、TABWn≧MaxBWnの場合、TABWn=MaxBWnに更新し、また、TABWn<MaxBWnの場合、TABWnは、更新しない処理を行う。
なお、ONU1(101)の最大帯域制限値:MaxBW1=1000Mbps、ONU2(102)の最大帯域制限値:MaxBW1=1000Mbps、ONU3(103)の最大帯域制限値:MaxBW3=100Mbpsの条件から、ONU3(103)のテンポラリ割当帯域:TABW3=100Mbpsと更新することになる。これにより、テンポラリ割当帯域:TABW1=333Mbps、テンポラリ割当帯域:TABW2=333Mbps、テンポラリ割当帯域:TABW3=100Mbpsとなる。
次に、ステップS7において、割当完了のONUを判別し、ONU1(101)と、ONU2(102)と、が割当完了のONUと判別し、ONU3(103)が割当未完了のONUと判別する。
なお、ONU1(101)のテンポラリ割当帯域:TABW1と、ONU2(102)のテンポラリ割当帯域:TABW2と、が更新されていないため、残余キュー長:Φn=RBWn−TABWnを算出する。これにより、ONU1(101)の残余キュー長:Φ1=RBW1−TABW1=MaxBuf−333となる。また、ONU2(102)の残余キュー長:Φ2=RBW2−TABW2=MaxBuf−333となる。
次に、ステップS8にて、残余帯域:TBW=DBAサイクル−ΣABWm−TABW
n=1000Mbps−2×333Mbps−100Mbps=234Mbpsを算出する。
1回ループし、ステップS4にて、動的割当帯域値:DBWn=TBW×Φn/ΣΦn
=234Mbps×(MaxBuf−333Mbps)/(2×(MaxBuf−333Mbps))=117Mbpsを算出する。
従って、ONU1(101)の最終割当帯域値ABW1=333Mbps+117Mbps=450Mbpsとなり、ONU2(102)の最終割当帯域値ABW2=333Mbps+117Mbps=450Mbpsとなる。なお、ONU3(103)の最終割当帯域値:ABW3=100Mbpsとなる。
このため、帯域比率として、ONU1(101):ONU2(102):ONU3(103)=9:9:2となり、最大帯域制限値:MaxBWn=1000MbpsであるONU1(101)とONU2(102)、及び、最大帯域制限値:MaxBWn=100MbpsであるONU3(103)でのサービス間の比率10:10:1を実現できないことになる。
また、第2の課題は、最大帯域制限値:MaxBWnが小さい場合、または、低速トラヒックの場合、最終的に割り当てられる最終割当帯域値:ABWnが、常に、ONU滞留フレーム長を下回ることにより、フレームを出力できずに、ONU(101〜103)の具備するデータバッファ(304)に滞留し続けてしまうことになる。
例えば、ONU(101〜103)に滞留しているフレーム長が1500Byteであった場合、GE−PON区間では、(1500Byte+20Byte)÷2=760[TQ]の送信許可キュー長が必要となるが、従来のDBAアルゴリズム(311)では、最終的に割り当てられる送信許可キュー長が、常に、760[TQ]を下回ってしまう場合でも、この送信許可キュー長をGATEメッセージに格納し、ONU(101〜103)に対して送信してしまうことになる。しかし、ONU(101〜103)は、760[TQ]を下回るGATEメッセージを受信しても、データバッファ(304)に滞留している1500Byteフレームを送信することができないため、このロングフレームがデータバッファ(304)に滞留し続けてしまうという課題がある。
また、第3の課題は、イーサネット(登録商標)フレームは、可変長フレームのため、割り当てられた帯域を全て使用できない可能性がある。つまり、この回線使用効率を考慮していない従来方式のDBAアルゴリズム(311)では、実行スループットが著しく悪化する可能性がある。
なお、上記特許文献1、2には、各加入者宅側終端装置に対する帯域を割り当てるための技術内容が開示されているが、上記特許文献1、2には、各加入者宅側終端装置のサービスレベル間の公平性が保証された帯域制御を実現することについては何ら考慮されたものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、各加入者宅側終端装置のサービスレベル間の公平性が保証された帯域制御を実現することを可能とする帯域割当制御装置、帯域割当制御方法及び帯域割当制御プログラムを提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる帯域割当制御装置は、複数の加入者宅側終端装置に割り当てる帯域を制御する帯域割当制御装置であって、加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定する帯域割当手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御装置において、帯域割当手段は、帯域割当制御装置において割り当て可能な残余帯域を、最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定し、残余帯域を、各加入者宅側終端装置に分配することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御装置は、加入者宅側終端装置の最大帯域制限値を、加入者宅側終端装置毎に管理する管理テーブルを有し、帯域割当手段は、管理テーブルにて管理する加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御装置は、加入者宅側終端装置のキュー長申告値を取得するキュー長申告値取得手段と、キュー長申告値取得手段により取得したキュー長申告値を基に、補正固定帯域値を算出する補正固定帯域値算出手段と、補正固定帯域値算出手段により算出した補正固定帯域値を基に、帯域割当制御装置において割り当て可能な残余帯域を算出する残余帯域算出手段と、を有し、帯域割当手段は、残余帯域算出手段により算出した残余帯域を、最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御装置において、最大帯域制限値は、加入者宅側終端装置毎に設定されたSLA(Service Level Agreement)パラメータの1つであることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御装置は、帯域割当手段により割り当てた割当帯域が、キュー長申告値取得手段により取得したキュー長申告値よりも小さく、且つ、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU(Maximum Transmission Unit)疎通帯域に達しているか否かを判断する判断手段と、判断手段により、割当帯域が、キュー長申告値取得手段により取得したキュー長申告値よりも小さく、且つ、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域に達していると判断した場合に、割当帯域を、加入者宅側終端装置の固定帯域値に変更する割当帯域変更手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御装置は、割当帯域割当手段により割り当てた割当帯域を、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域の整数倍となるように補正する割当帯域補正手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御装置において、割当帯域補正手段は、帯域割当手段により割り当てた割当帯域が、キュー長申告値取得手段により取得したキュー長申告値よりも小さい場合に、帯域割当手段により割り当てた割当帯域を、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域の整数倍となるように補正することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御方法は、複数の加入者宅側終端装置に割り当てる帯域を制御する帯域割当制御装置における帯域割当制御方法であって、加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定する帯域割当工程を、帯域割当制御装置が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御方法において、帯域割当工程は、帯域割当制御装置において割り当て可能な残余帯域を、最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定し、残余帯域を、各加入者宅側終端装置に分配することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御方法において、帯域割当制御装置は、加入者宅側終端装置の最大帯域制限値を、加入者宅側終端装置毎に管理する管理テーブルを有し、帯域割当工程は、管理テーブルにて管理する加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御方法は、加入者宅側終端装置のキュー長申告値を取得するキュー長申告値取得工程と、キュー長申告値取得工程により取得したキュー長申告値を基に、補正固定帯域値を算出する補正固定帯域値算出工程と、補正固定帯域値算出工程により算出した補正固定帯域値を基に、帯域割当制御装置において割り当て可能な残余帯域を算出する残余帯域算出工程と、を、帯域割当制御装置が行い、帯域割当工程は、残余帯域算出工程により算出した残余帯域を、最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御方法において、最大帯域制限値は、加入者宅側終端装置毎に設定されたSLA(Service Level Agreement)パラメータの1つであることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御方法は、帯域割当工程により割り当てた割当帯域が、キュー長申告値取得工程により取得したキュー長申告値よりも小さく、且つ、MTU(Maximum Transmission Unit)長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域に達しているか否かを判断する判断工程と、判断工程により、割当帯域が、キュー長申告値取得工程により取得したキュー長申告値よりも小さく、且つ、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域に達していると判断した場合に、割当帯域を、加入者宅側終端装置の固定帯域値に変更する割当帯域変更工程と、を帯域割当制御装置が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御方法は、帯域割当工程により割り当てた割当帯域を、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域の整数倍となるように補正する割当帯域補正工程を、帯域割当制御装置が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御方法において、割当帯域補正工程は、帯域割当工程により割り当てた割当帯域が、キュー長申告値取得工程により取得したキュー長申告値よりも小さい場合に、帯域割当工程により割り当てた割当帯域を、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域の整数倍となるように補正することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御プログラムは、複数の加入者宅側終端装置に割り当てる帯域を制御する帯域割当制御装置において実行させる帯域割当制御プログラムであって、加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定する帯域割当処理を、帯域割当制御装置において実行させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御プログラムにおいて、帯域割当処理は、帯域割当制御装置において割り当て可能な残余帯域を、最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定し、残余帯域を、各加入者宅側終端装置に分配することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御プログラムにおいて、帯域割当制御装置は、加入者宅側終端装置の最大帯域制限値を、加入者宅側終端装置毎に管理する管理テーブルを有し、帯域割当処理は、管理テーブルにて管理する加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御プログラムは、加入者宅側終端装置のキュー長申告値を取得するキュー長申告値取得処理と、キュー長申告値取得処理により取得したキュー長申告値を基に、補正固定帯域値を算出する補正固定帯域値算出処理と、補正固定帯域値算出処理により算出した補正固定帯域値を基に、帯域割当制御装置において割り当て可能な残余帯域を算出する残余帯域算出処理と、を、帯域割当制御装置において実行させ、帯域割当処理は、残余帯域算出処理により算出した残余帯域を、最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御プログラムにおいて、最大帯域制限値は、加入者宅側終端装置毎に設定されたSLA(Service Level Agreement)パラメータの1つであることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御プログラムは、帯域割当処理により割り当てた割当帯域が、キュー長申告値取得処理により取得したキュー長申告値よりも小さく、且つ、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域に達しているか否かを判断する判断処理と、判断処理により、割当帯域が、キュー長申告値取得処理により取得したキュー長申告値よりも小さく、且つ、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域に達していると判断した場合に、割当帯域を、加入者宅側終端装置の固定帯域値に変更する割当帯域変更処理と、を、帯域割当制御装置において実行させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御プログラムは、帯域割当処理により割り当てた割当帯域を、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域の整数倍となるように補正する割当帯域補正処理を、帯域割当制御装置に実行させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる帯域割当制御プログラムにおいて、割当帯域補正処理は、帯域割当処理により割り当てた割当帯域が、キュー長申告値取得処理により取得したキュー長申告値よりも小さい場合に、帯域割当処理により割り当てた割当帯域を、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域の整数倍となるように補正することを特徴とするものである。
本発明にかかる帯域割当制御装置、帯域割当制御方法及び帯域割当制御プログラムは、加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することで、各加入者宅側終端装置のサービスレベル間の公平性が保証された帯域制御を実現することが可能となる。
まず、図9を参照しながら、本実施形態における帯域割当制御装置の特徴について説明する。
本実施形態における帯域割当制御装置(1204)は、複数の加入者宅側終端装置(1201〜1203)に割り当てる帯域を制御する帯域割当制御装置である。そして、帯域割当制御装置(1204)は、加入者宅側終端装置(1201〜1203)毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置(1201〜1203)に割り当てる割当帯域を設定する。これにより、各加入者宅側終端装置(1201〜1203)のサービスレベル間の公平性が保証された帯域制御を実現することが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態における帯域割当制御装置について説明する。なお、以下の説明では、本実施形態における帯域割当制御装置(1204)をOLT(Optical Line Terminal)として説明する。
まず、図9を参照しながら、本実施形態におけるGE−PONシステムのシステム構成について説明する。なお、図9は、本実施形態のGE−PONシステムのシステム構成を示す。
本実施形態におけるGE−PONシステムは、OLT(1204)が、ONU1(1201)と、ONU2(1202)と、ONU3(1203)と、の3台のONUを収容して構成する。
即ち、OLT(Optical Line Terminal: 光加入者先端局装置)(1204)が1芯光ファイバ(1206)を介して、分岐装置となるOptical Splitter(1205)と接続される。また、Optical Splitter(1205)のアップリンク側は、1芯光ファイバ(1207〜1209)を介して、複数のONU(Optical Network Unit:加入者宅側終端装置)(1201〜1203)と接続される。また、ONU(1201〜1203)の各々は、1対1で、通信端末(1221〜1223)と接続される。通信端末(1221〜1223)は、ONU(1201〜1203)に対してデータ(1211〜1213)を送信する。
なお、OLT(1204)は、DBAスケジューラ(1210)を有し、DBAスケジューラ(1210)は、DBAアルゴリズム(1211)に基づき、各ONU(1201〜1203)の上りトラヒックを制御する。
次に、図10、図11を参照しながら、本実施形態におけるDBAアルゴリズム(1211)の制御動作について説明する。なお、図10は、本実施形態におけるDBAアルゴリズム(1211)の流れ図を示し、図11は、DBAアルゴリズム(1211)で使用するパラメータを示す。
まず、全ONU(1201〜1203)のキュー長申告値:RBWnを取得する(ステップS101)。
次に、各ONU(1201〜1203)の補正固定帯域値:FBW'nと、残余キュー長:Φnと、の算出処理を行う(ステップS102)。
なお、補正固定帯域値:FBW'nの算出は、図7に示すように、キュー長申告値:RBWnと、最低帯域保証値:MinBWnと、固定帯域値:FBWnと、を比較し、補正固定帯域値:FBW'nを算出する。
条件1:RBWn≧minbwn>fbwnの場合には、FBW'n=MinBWnとする。
条件2:MinBWn>RBWn≧FBWnの場合には、FBW'n=RBWnとする。
条件3:条件1、条件2以外の場合は、FBW'n=FBWnとする。
また、残余キュー長:Φnの算出は、図8に示すように、キュー長申告値:RBWnから補正固定帯域値:FBW'nを差し引くことで(RBWn−FBW'n)、未割当ての申告キュー長である残余キュー長:Φnを算出する。
即ち、RBWn≧FBW'nの場合は、Φn=RBWn−FWB'nとする。
また、RBWn<FBW'nの場合は、Φn=0とする。
次に、この時点での残余帯域:TBWを計算する(ステップS103)。
このとき、各ONU(1201〜1203)の持越帯域:ExBWn>0となるONUの台数をカウントし、TBW=DBAサイクル−ΣFBW'N−BWMTU×m(m:Ex
bwn>0となるONU台数)を算出する。なお、持越帯域:ExBWnとは、後述するステップS110、ステップS111、ステップS112にて更新される可能性のあるパラメータを示す。
次に、上記ステップS103にて算出した残余帯域:TBWを、最大帯域制限値:MaxBWnの比率で各ONU(1201〜1203)に動的に割り当てるための動的割当帯域値:DBWnを算出する(ステップS104)。
即ち、DBWn=TBW×MaxBWn/ΣMaxBWnを算出する。
次に、ステップS102にて算出した補正固定帯域値:FBW'nと、ステップS104にて算出した動的割当帯域値:DBWnと、を加算し(FBW'+DBWn)、テンポラリ割当帯域:TABWnを算出する(ステップS105)。
即ち、TABWn=FBW'n+DBWnを算出する。
次に、上記ステップS105にて算出したテンポラリ割当帯域:TABWnと、最大帯域制限値:MaxBWnと、を比較し、テンポラリ割当帯域:TABWnが、最大帯域制限値:MaxBWnを越えている場合は、以下のように更新し、テンポラリ割当帯域:TABWnが、最大帯域制限値:MaxBWnを超えていない場合は更新しないことにする(ステップS106)。
即ち、TABWn≧MaxBWnの場合は、TABWn=MaxBWnとする。
また、TABWn<MaxBWnの場合は、TABWnは更新しない。
次に、帯域割当が完了したONUと、帯域割当が未完了のONUと、の判別を行う(ステップS107)。
まず、ステップS105にて算出したテンポラリ割当帯域:TABWnが、ステップS106において、TABWn=MaxBWnに更新された場合は、テンポラリ割当帯域:TABWnと、キュー長申告値:RBWnと、を比較する。
なお、TABWn≦RBWnの場合は、最終割当帯域値:ABWnは、ABWn=TABWnとして帯域の割当を完了する。
また、ステップS105にて算出したテンポラリ割当帯域:TABWnが、ステップS106において更新されていない場合は、テンポラリ割当帯域:TABWnと、残余キュー長:Φnと、を以下のように算出する。
RBWn≧TABWnの場合は、Φn=RBWn−TABWnを算出する。
RBWn<TABWnの場合は、Φn=0とする。なお、Φn=0となったONUnは、最終割当帯域値:ABWn=RBWnとし、帯域の割当を完了する。
次に、残余帯域:TBWを更新する(ステップS108)。
なお、残余帯域:TBWの算出は、ステップS107において割当完了となったONUの最終割当帯域値:ABWmと、割当未完了ONUの最終割当帯域値:TABWnと、を基に、残余帯域:TBW=DBAサイクル−ΣABWm−TABWn(ここで、mは、割
当完了のONU、nは、割当未完了のONUを示す)を算出する。
次に、ループが必要か否かの判別を行う(ステップS109)。
ループが必要か否かの判別は、ステップS108において算出した残余帯域:TBWが、TBW>0、且つ、1台以上の帯域割当未完了のONUが存在した場合には、ループが必要と判断し(ステップS109/Yes)、ステップS104に移行する。
また、それ以外の場合、つまり、残余帯域:TBW=0、あるいは、全てのONUの帯域割当が完了した場合は、ループが必要ないと判断し(ステップS109/No)、ステップS110に移行する。また、TBW=0の場合は、割当未完了のONUについても、ABWn=TABWnとして、ステップS110に移行する。
次に、最終割当帯域値:ABWnを、MTU疎通帯域:BWMTUの整数倍になるように正規化し、最終割当帯域値:ABWnを補正する(ステップS110)。なお、余りは、持越帯域:ExBWnに加算する。
ただし、RBWn<TABWnの場合に、Φn=0となり、ステップS109において、最終割当帯域値:ABWnがABWn=RBWnとなったONUnについては正規化を行わない。
即ち、ABWn=ABWn−(ABWn mod BWMTU)を算出する。
また、ExBWn=ExBWn+(ABWn mod BWMTU)を算出する。
ただし、RBWn<TABWnの場合に、Φn=0となり、ステップS109において、最終割当帯域値:ABWnがABWn=RBWnとなったONUnは除くものとする。
次に、残余帯域:TBWを以下のように更新する。
まず、ステップS103で差し引いたBWMTU×mをTBWに加算する。
つまり、残余帯域:TBW=TBW+BWMTU×mを算出する。
次に、ステップS107で割当未完了と判別され、且つ、持越帯域:ExBWn>0であるONUnに対し、最終割当帯域値:ABWnに、MTU疎通帯域:BWMTUを加算すると同時に(ABWn+BWMTU)、持越帯域:ExBWnよりMTU疎通帯域:BWMTUを差し引く(ExBWn−BWMTU)。
また、この対象となるONUnが複数存在するときは、ランダムに以下の処理を行い、最終割当帯域値:ABWn=ABWn+BWMTUを算出する。また、ExBWn=EXBWn−BWMTUを算出する。
n≧m(nは、割当未完了のONU、mは、割当完了のONU、)であるため、残余帯域:TBWが負にならないようにするために、あるONUnについて、最終割当帯域値:ABWnに対しMTU疎通帯域:BWMTUを加算する度に(ABWn+BWMTU)、残余帯域:TBW=TBW−BWMTUで更新し、残余帯域:TBW<BWMTUとなるか、または、ExBWn>0であるONUnが存在しなくなるまで繰り返す(ステップS111)。
次に、最終割当帯域値:ABWnと、キュー長申告値:RBWnと、MTU疎通帯域:BWMTUと、の比較により、最終割当帯域値:ABWnと、持越帯域:ExWBnと、を更新する(ステップS112)。
なお、上記のステップS112における処理動作を、図12、図13に示す。なお、図12には、ステップS112における条件1〜4を示し、図13には、ステップS112における条件5、6を示す。
条件1:ABWn≧RBWn≧BWMTUの場合は、ABWn=RBWnとする。
条件2:RBWn≧ABWn≧BWMTUの場合は、ABWnは更新しない。
条件3:ABWn≧BWMTU≧RBWnの場合は、ABWn=RBWnとする。
条件4:RBWn≧BWMTU>ABWnの場合は、ABWn=FBWn(割当は、固定帯域のみとする)、ExBWn=ABWn−FBWnとする。
条件5:BWMTU≧ABWn≧RBWnの場合は、ABWn=RBWnとする。
条件6:BWMTU≧RBWn>ABWnの場合は、ABWn=RBWn(割当は、固定帯域のみとする)、ExBWn=ABWn−FBWnとする。
このステップS112における処理動作は、最終割当帯域値:ABWnがキュー長申告値:RBWnよりも小さく、且つ、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域:BWMTUに達しているか否かをチェックし、図12に示す『条件4』と、図13に示す『条件6』と、の場合に、最終割当帯域値:ABWnと、持越帯域:ExBWnと、を更新することになる。
このように、本実施形態におけるDBAアルゴリズム(1211)は、ステップS104において、動的割当帯域値:DBWnを算出する際、SLAパラメータである最大帯域制限値:MaxBWnの比率に基づき、残余帯域:TBWを分配しているので、輻輳状態であっても、各ONU(1201〜1203)のサービス間の公平性を実現することが可能となる。
次に、持越帯域:ExBWnという概念を導入し、ステップS112において、MTU長のフレームを疎通するのに必要なMTU疎通帯域:BWMTUに達しているか否かを確認することで、ONU(1201〜1203)のデータバッファ内でのロングフレームの滞留を回避することが可能となる。
次に、図10に示す本実施形態のDBAアルゴリズム(1211)における具体的な処理動作について説明する。ここで、DBAアルゴリズム(1211)には、DBAサイクル=30000[TQ]、MTU疎通帯域:BWMTU=810[TQ]が設定されているものとする。
また、OLT(104)は、各ONU(1201〜1203)のSLAパラメータとして、以下のような値が設定されている管理テーブルを有しているものとする。なお、()外は、[TQ]、()内は[bps]換算値を示す。
<ONU1(1201)のSLAパラメータ>
最大帯域制限値:MaxBW1=30000(1000Mbps)
最低帯域保証値:MinBW1=3000(100Mbps)
固定帯域値:FBW1=300(10Mbps)
<ONU2(1202)のSLAパラメータ>
最大帯域制限値:MaxBW2=15000(500Mbps)
最低帯域保証値:MinBW2=1500(50Mbps)
固定帯域値:FBW2=150(5Mbps)
<ONU3(1203)のSLAパラメータ>
最大帯域制限値:MaxBW3=3000(100Mbps)
最低帯域保証値:MinBW3=300(10Mbps)
固定帯域値:FBW3=30(1Mbps)
また、ONU(1201〜1203)のデータバッファのバッファ量(キュー長申告値の最大値)は、50000[TQ]とする。
また、3台の通信端末(1221〜1223)からは、全て、1000MbpsのトラヒックがOLT(104)に対して流れてきており、輻輳状態になっているものとする。
まず、全ONU(1201〜1203)のキュー長申告値:RBWnを取得する(ステップS101)。
本実施形態では、輻輳状態であるため、キュー長申告値:RBWnは、各ONU(1201〜1203)のデータバッファの容量値となる。
従って、RBW1=50000、RBW2=50000、RBW3=50000となる。
次に、各ONU(1201〜1203)の補正固定帯域値:FBW'nと、残余キュー長:Φnと、の算出処理を行う(ステップS102)。
まず、補正固定帯域値:FBW'nの算出は、図7に示すように、キュー長申告値:RBWnと、最低帯域保証値:MinBWnと、固定帯域値:FBWnと、を比較し、補正固定帯域値:FBW'nを算出する。
条件1:RBWn≧MinBWn>FBWnの場合には、FBW’n=MinBWnとする。
条件2:MinBWn>RBWn≧FBWnの場合には、FBW’n=RBWnとする。
条件3:条件1、条件2以外の場合は、FBW’n=FBWnとする。
まず、ONU1(1201)は、キュー長申告値:RBW1=50000、最低帯域保証値:MinBW1=3000、固定帯域値:FBW1=300であるため、条件1に該当し、FBW’1=MinBW1=3000となる。
また、ONU2(1202)は、キュー長申告値:RBW2=50000、最低帯域保証値:MinBW2=1500、固定帯域値:FBW2=150であるため、条件1に該当し、FBW’2=MinBW2=1500となる。
また、ONU3(1203)は、キュー長申告値:RBW3=50000、最低帯域保証値:MinBW3=300、固定帯域値:FBW3=30であるため、条件1に該当し、FBW’3=MinBW3=300となる。
また、残余キュー長:Φnの算出は、図8に示すように、キュー長申告値:RBWnから補正固定帯域値=FBW'nを差し引くことで(RBWn−FBW'n)、未割り当ての申告キュー長である残余キュー長:Φnを算出する。
つまり、RBWn≧FBW'nの場合、Φn=RBWn−FWB'nとする。
また、RBWn<FBW'nの場合、Φn=0とする。
まず、ONU1(1201)は、RBW1(50000)≧FBW'1(3000)に該当し、Φ1=RBW1−FWB'1=50000−3000=47000となる。
また、ONU2(1202)は、RBW2(50000)≧FBW'2(1500)に該当し、Φ2=RBW2−FWB'2=50000−1500=48500となる。
また、ONU3(1203)は、RBW3(50000)≧FBW'3(300)に該当し、Φ3=RBW3−FWB'3=50000−300=49700となる。
次に、この時点での残余帯域:TBWを計算する(ステップS103)。
このとき、各ONU(1201〜1203)の持越帯域:ExBWn>0となるONUの台数:mをカウントし、残余帯域:TBW=DBAサイクル−ΣFBW'n−BWMTU
×m(m:ExBWn>0となるONU台数)を算出する。
なお、この時点での、各ONU(1201〜1203)の持越帯域:ExBW1<0、ExBW2<0、ExBW3<0、と仮定する。
従って、m=0のため、
残余帯域:TBW=DBAサイクル−ΣFBW'n−BWMTU×m=30000−(3
000+1500+300)−810×0=30000−(4800)=25200となる。
次に、上記算出した残余帯域:TBWを、最大帯域制限値:MaxBWnの比率で各ONU(1201〜1203)に動的に割り当てるための動的割当帯域値:DBWnを算出する(ステップS104)。
つまり、DBWn=TBW×MaxBWn/ΣMaxBwnを算出する。
まず、ONU1(1201)の場合は、DBW1=25200×30000/(30000+15000+3000)=15750となる。
また、ONU2(1202)の場合は、DBW2=25200×15000/(30000+15000+3000)=7875となる。
また、ONU3(1203)の場合は、DBW3=25200×3000/(30000+15000+3000)=1575となる。
次に、ステップS102で算出した補正固定帯域値:FBW1'nと、ステップS104で算出した動的割当帯域値:DBWnと、を加算し(FBW'n+DBWn)、テンポラリ割当帯域:TABWnを算出する(ステップS105)。
つまり、TABWn=FBW'n+DBWnを算出する。
まず、ONU1(1201)の場合は、TABW1=FBW'1+DBW1=3000+15750=18750となる。
また、ONU2(1202)の場合は、TABW2=FBW'2+DBW2=1500+7875=9375となる。
また、ONU3(1203)の場合は、TABW3=FBW'3+DBW3=300+1575=1875となる。
次に、ステップS105で算出したテンポラリ割当帯域:TABWnと、最大帯域制限値:MaxBWnと、を比較する(ステップS106)。
TABWn≧MaxBWnの場合、テンポラリ割当帯域:TABWnは、最大帯域制限値:MaxBWnを超えているため、テンポラリ割当帯域:TABWnは、TABWn=MaxBWnに更新する。
また、TABWn<MaxBWnの場合、テンポラリ割当帯域:TABWnは、最大帯域制限値:MaxBWnを超えていないため、テンポラリ割当帯域:TABWnは更新しない。
従って、ONU1(1201)の場合は、TABW1=18750<30000となり、テンポラリ割当帯域:TABW1は、最大帯域制限値:MaxBW1を超えていないため、更新せず、TABW1=18750となる。
また、ONU2(1202)の場合は、TABW2=9375<15000となり、テンポラリ割当帯域:TABW2は、最大帯域制限値:MaxBW2を超えていないため、更新せず、TABW2=9375となる。
また、ONU3(1203)の場合は、TABW3=1875<3000となり、テンポラリ割当帯域:TABW3は、最大帯域制限値:MaxBW3を超えていないため、更新せず、TABW3=1875となる。
次に、帯域割当が完了したONUと、帯域割当が未完了のONUと、の判別を行う(ステップS107)。
ステップS106において、テンポラリ割当帯域:TABWnが、TABWn=MaxBWnに更新された場合は、テンポラリ割当帯域:TABWnと、キュー長申告値:RBWnと、を比較する。
TABWn≦RBWnの場合、そのONUn(nは、任意の整数:この場合1〜3)への最終割当帯域値:ABWnは、ABWn=TABWnとし、帯域の割当を完了とする。
また、ステップS106において、テンポラリ割当帯域:TABWnが更新されていない場合は、テンポラリ割当帯域:TABWnと、残余キュー長:Φnと、を算出する。
つまり、RBWn≧TABWnの場合、Φn=RBWn−TABWnを算出する。
また、RBWn<TABWnの場合、Φn=0とする。なお、Φn=0となったONUnは、最終割当帯域値:ABWnは、ABWn=RBWnとし、帯域の割当を完了とする。
従って、ステップS106にて、何れのONU(1201〜1203)も、テンポラリ割当帯域:TABWが更新されていないため、テンポラリ割当帯域:TABWnと、残余キュー長:Φnと、を算出する。
まず、ONU1(1201)の場合は、Φ1=RBW1−TABW1=50000−18750=31250>0となる。よって、割当未完了となる。
また、ONU2(1202)の場合は、Φ2=RBW2−TABW2=50000−9375=40625>0となる。よって、割当未完了となる。
また、ONU3(1203)の場合は、Φ3=RBW3−TABW3=50000−1875=48125>0となる。よって、割当未完了となる。
次に、残余帯域:TBWを更新する(ステップS108)。
なお、残余帯域:TBWの算出は、ステップS107において、残余帯域:TBW=DBAサイクル−ΣABWa−TABWb(ここで、aは、割当完了のONU、bは、割当
未完了のONU)として算出する。
従って、TBW=30000−0−(18750+9375+1875)=30000−30000=0となる。
次に、ループが必要か否かの判別を行う(ステップS109)。
ループが必要か否かの判別は、まず、ステップS108にて算出した残余帯域:TBWが、残余帯域:TBW>0、且つ、1台以上の帯域割当未完了のONUが存在した場合には、残余帯域:TBWがあると判断し(ステップS109/Yes)、ステップS104に移行し、動的割当帯域値:DBWnの算出を行う。
また、それ以外、つまり、残余帯域:TBW=0、あるいは、全てのONUの割当が完了した場合は、残余帯域:TBWがないと判断し(ステップS109/No)、ステップS110に移行する。
また、残余帯域:TBW=0の場合は、割当未完了のONUについて、ABWn=TABWnとし、ステップS110に移行する。
従って、TBW=0のため、残余帯域:TBWがないと判断し(ステップS109/No)、ONU1(1201)の場合は、最終割当帯域値:ABW1=TABW1=18750となる。
また、ONU2(1202)の場合は、最終割当帯域値:ABW2=TABW2=9375となる。
また、ONU3(1203)の場合は、最終割当帯域値:ABW3=TABW3=1875となる。
次に、最終割当帯域値:ABWnを、MTU疎通帯域:BWMTUの整数倍になるよう正規化し、最終割当帯域値:ABWnを補正する(ステップS110)。なお、余りは、持越帯域:ExBWnに加算する。
従って、ONU1(1201)の場合は、最終割当帯域値:ABW1=18750−(18750 mod 810)=18630、持越帯域:ExBW1=18750 mod 810=120となる。
また、ONU2(1202)の場合は、最終割当帯域値:ABW2=9375−(9375 mod 810)=8910、持越帯域:ExBW2=9375 mod 810=465となる。
また、ONU3(1203)の場合は、最終割当帯域値:ABW3=1875−(1875 mod 810)=1620、持越帯域:ExBW3=1875 mod 810=255となる。
次に、残余帯域:TBWを次のように更新する。
まず、ステップS103で差し引いたBWMTU×mをTBWに加算する。
つまり、TBW=TBW+BWMTU×mを算出する。
この更新された残余帯域:TBWが、TBW>BWMTUの場合、ステップS107において割当未完了と判別され、且つ、持越帯域:ExBWn>0であるONUnに対し、最終割当帯域値:ABWnにMTU疎通帯域:BWMTUを加算すると同時に(ABWn+BWMTU)、持越帯域:ExBWnよりMTU疎通帯域:BWMTUを差し引く(ExBWn−BWMTU)。
つまり、ABWn=ABWn+BWMTUと、ExBWn=EXBWn−BWMTUと、を算出する。
なお、n≧m(nは、割当未完了のONU、mは、割当完了のONU、)であるため、あるONUnの最終割当帯域値:ABWnにBWMTUを加算する度に(ABWn+BWMTU)、残余帯域:TBW=TBW−BWMTUで更新し、TBW<BWMTUとなるか、または、ExBWn>0であるONUnが存在しなくなるまで繰り返すことになる。
なお、ステップS108において、TBW=0、また、ステップS103において、m=0のため、TBW=0+810×0=0となる。
TBW=0<BWMTUのため、ExBW1>0、ExBW2>0、ExBW3>0であるが、ステップS112に移行する。
次に、最終割当帯域値:ABWnと、キュー長申告値:RBWnと、MTU疎通帯域:BWMTUと、の比較により、最終割当帯域値:ABWnと、持越帯域:ExWBnと、を更新する。
なお、ステップS112における処理動作を、図12、図13に示す。
なお、ONU1(1201)の場合は、ABW1=18630、RBW1=50000、BWMTU=810となる。
このため、RBW1(50000)≧ABW1(18630)≧BWMTU(810)となり、ONU1(1201)の場合は、図12に示す『条件2』に該当する。
また、ONU2(1202)の場合は、ABW2=8910、RBW1=50000、BWMTU=810となる。
このため、RBW1(50000)≧ABW2(8910)≧BWMTU(810)となり、ONU2(1202)の場合は、図12に示す『条件2』に該当する。
また、ONU3(1203)の場合は、ABW3=1620、RBW1=50000、BWMTU=810となる。
このため、RBW1(50000)≧ABW3(1620)≧BWMTU(810)となり、ONU3(1203)の場合は、図12に示す『条件2』に該当する。
従って、ONU1〜3(1201〜1203)の全てのONUが、図12に示す『条件2』に該当するため、ABWnの更新は行わないことになる。これにより、最終的にONUに割り当てられる最終割当帯域値は、ONU1(1201)の場合は、ABW1=18630となり、ONU2(1202)の場合は、ABW2=8910となり、ONU3(1203)の場合は、ABW3=1620となる。
このように、本実施形態におけるDBAアルゴリズム(1211)は、SLAパラメータである最大帯域制限値:MaxBWnの比率に基づき、残余帯域:TBWを分配しているので、輻輳状態であっても、サービス間の公平性を実現することが可能となる。
例えば、上記の実施形態では、最大帯域制限値:MaxBWnの比率=MaxBW1:MaxBW2:MaxBW3=30000:15000:3000=10:5:1となる。
残余帯域:TBWから算出した動的割当帯域値:DBWnの比率=(ABW1−MinBW1+ExBW1):(ABW2−MinBW2+ExBW2):(ABW3−MinBW3+ExBW3)=(18630−3000+120):(8910−1500+465):(1620−300+255)=15750:7875:1575=10:5:1となる。
従って、動的割当帯域値:DBWnについて、残余帯域:TBWを最大帯域制限値:MaxBWnの比率に基づいた分配を行っているため、サービス間の公平性を実現することが可能となる。
また、本実施形態におけるDBAアルゴリズム(1211)は、持越帯域:ExBWnという概念を導入し、ステップS112にて割り当てられた最終割当帯域値:ABWnが、MTU長のフレームを疎通するのに必要なMTU疎通帯域:BWMTUに達しているか否かのチェックを行っているので、ONU(1201〜1203)のデータバッファでのロングフレームの滞留を回避することが可能となる。
また、本実施形態におけるDBAアルゴリズム(1211)は、輻輳状態(最終割当帯域値:ABWnがキュー長申告値:RBWnよりも小さい状態)において、最終割当帯域値:ABWnを、MTU疎通帯域:BWMTUの整数倍になるよう補正しているため、実トラヒックにおいて頻繁に使用されるショートフレームとロングフレームとにおける回線使用効率を改善することが可能となる。
図14に、本実施形態のDBAアルゴリズム(1211)使用時のフレーム長と回線使用効率との関係を示す。また、図15に、実トラヒックのフレーム長の分布例を示す。図15に示すように、実トラヒックにおいては、ショートフレーム、及び、ロングフレームの割合が高く、図14に示すように、ショートフレーム、及び、ロングフレームでの回線使用効率が良好であることが判明する。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上記実施形態の図10に示すDBAアルゴリズム(1211)において行った一連の処理動作は、コンピュータプログラムにより実行することも可能であり、また、上記のプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録し、その記録媒体からプログラムを情報処理装置に読み込ませることで、上述したDBAアルゴリズム(1211)における一連の処理動作を情報処理装置において実行させることも可能である。また、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からプログラムを情報処理装置に読み込ませることで、上述したDBAアルゴリズム(1211)における一連の処理動作を情報処理装置において実行させることも可能である。
本発明にかかる帯域割当制御装置、帯域割当制御方法及び帯域割当制御プログラム
は、GE−PONシステムに適用可能である。
従来のGE−PONシステムのシステム構成を示す図である。 GE−PONシステムを構成するOLT(104)と、各ONU(101〜103)と、の内部構成を示す図である。 OLT(104)と、各ONU(101〜103)と、の間で交互に交換するGATEメッセージ(201〜203)と、REPORTメッセージ(211〜213)と、を示す図である。 DBAスケジューラ(301)の制御動作を示す図である。 従来方式のDBAアルゴリズム(311)の流れ図を示す。 DBAアルゴリズム(311)で使用するパラメータを示す図である。 補正固定帯域値:FBW’nの算出方法を説明するための図である。 残余キュー長:Φnの算出方法を説明するための図である。 本実施形態におけるGE−PONシステムのシステム構成を示す図である。 本実施形態のDBAアルゴリズム(1211)の流れ図を示す。 本実施形態のDBAアルゴリズム(1211)で使用するパラメータを示す図である。 本実施形態のDBAアルゴリズム(1211)のステップS112における条件1〜4を示す図である。 本実施形態のDBAアルゴリズム(1211)のステップS112における条件5、6を示す図である。 本実施形態のDBAアルゴリズム(1211)の回線使用効率を示す図である。 実トラフィックの回線使用効率を示す図である。
符号の説明
1201、1202、1203 ONU(Optical Network Unit:加入者宅側終端装置)
1211、1212、1213 データ
1221、1222、1223 通信端末
1205 Optical Splitter
1206〜1209 1芯光ファイバ
1204 OLT(Optical Line Terminal: 光加入者先端局装置):本発明の帯域割当制御装置
1210 DBA(Dynamic Bandwidth Allocation)スケジューラ
1211 DBAアルゴリズム

Claims (24)

  1. 複数の加入者宅側終端装置に割り当てる帯域を制御する帯域割当制御装置であって、
    前記加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定する帯域割当手段を有することを特徴とする帯域割当制御装置。
  2. 前記帯域割当手段は、前記帯域割当制御装置において割り当て可能な残余帯域を、前記最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定し、前記残余帯域を、前記各加入者宅側終端装置に分配することを特徴とする請求項1記載の帯域割当制御装置。
  3. 前記加入者宅側終端装置の最大帯域制限値を、加入者宅側終端装置毎に管理する管理テーブルを有し、
    前記帯域割当手段は、前記管理テーブルにて管理する加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することを特徴とする請求項1または2記載の帯域割当制御装置。
  4. 前記加入者宅側終端装置のキュー長申告値を取得するキュー長申告値取得手段と、
    前記キュー長申告値取得手段により取得したキュー長申告値を基に、補正固定帯域値を算出する補正固定帯域値算出手段と、
    前記補正固定帯域値算出手段により算出した前記補正固定帯域値を基に、前記帯域割当制御装置において割り当て可能な残余帯域を算出する残余帯域算出手段と、を有し、
    前記帯域割当手段は、前記残余帯域算出手段により算出した残余帯域を、前記最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の帯域割当制御装置。
  5. 前記最大帯域制限値は、前記加入者宅側終端装置毎に設定されたSLA(Service Level Agreement)パラメータの1つであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の帯域割当制御装置。
  6. 前記帯域割当手段により割り当てた前記割当帯域が、前記キュー長申告値取得手段により取得したキュー長申告値よりも小さく、且つ、MTU(Maximum Transmission Unit)長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域に達しているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記割当帯域が、前記キュー長申告値取得手段により取得したキュー長申告値よりも小さく、且つ、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域に達していると判断した場合に、前記割当帯域を、前記加入者宅側終端装置の固定帯域値に変更する割当帯域変更手段と、
    を有することを特徴とする請求項4記載の帯域割当制御装置。
  7. 前記帯域割当手段により割り当てた前記割当帯域を、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域の整数倍となるように補正する割当帯域補正手段を有することを特徴とする請求項6記載の帯域割当制御装置。
  8. 前記割当帯域補正手段は、前記帯域割当手段により割り当てた前記割当帯域が、前記キュー長申告値取得手段により取得したキュー長申告値よりも小さい場合に、前記帯域割当手段により割り当てた前記割当帯域を、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域の整数倍となるように補正することを特徴とする請求項7記載の帯域割当制御装置。
  9. 複数の加入者宅側終端装置に割り当てる帯域を制御する帯域割当制御装置における帯域割当制御方法であって、
    前記加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定する帯域割当工程を、前記帯域割当制御装置が行うことを特徴とする帯域割当制御方法。
  10. 前記帯域割当工程は、前記帯域割当制御装置において割り当て可能な残余帯域を、前記最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定し、前記残余帯域を、前記各加入者宅側終端装置に分配することを特徴とする請求項9記載の帯域割当制御方法。
  11. 前記帯域割当制御装置は、
    前記加入者宅側終端装置の最大帯域制限値を、加入者宅側終端装置毎に管理する管理テーブルを有し、
    前記帯域割当工程は、前記管理テーブルにて管理する加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することを特徴とする請求項9または10記載の帯域割当制御方法。
  12. 前記加入者宅側終端装置のキュー長申告値を取得するキュー長申告値取得工程と、
    前記キュー長申告値取得工程により取得したキュー長申告値を基に、補正固定帯域値を算出する補正固定帯域値算出工程と、
    前記補正固定帯域値算出工程により算出した前記補正固定帯域値を基に、前記帯域割当制御装置において割り当て可能な残余帯域を算出する残余帯域算出工程と、を、前記帯域割当制御装置が行い、
    前記帯域割当工程は、前記残余帯域算出工程により算出した残余帯域を、前記最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することを特徴とする請求項9から11の何れか1項に記載の帯域割当制御方法。
  13. 前記最大帯域制限値は、前記加入者宅側終端装置毎に設定されたSLA(Service Level Agreement)パラメータの1つであることを特徴とする請求項9から12の何れか1項に記載の帯域割当制御方法。
  14. 前記帯域割当工程により割り当てた前記割当帯域が、前記キュー長申告値取得工程により取得したキュー長申告値よりも小さく、且つ、MTU(Maximum Transmission Unit)長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域に達しているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程により、前記割当帯域が、前記キュー長申告値取得工程により取得したキュー長申告値よりも小さく、且つ、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域に達していると判断した場合に、前記割当帯域を、前記加入者宅側終端装置の固定帯域値に変更する割当帯域変更工程と、
    を前記帯域割当制御装置が行うことを特徴とする請求項12記載の帯域割当制御方法。
  15. 前記帯域割当工程により割り当てた前記割当帯域を、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域の整数倍となるように補正する割当帯域補正工程を、前記帯域割当制御装置が行うことを特徴とする請求項14記載の帯域割当制御方法。
  16. 前記割当帯域補正工程は、前記帯域割当工程により割り当てた前記割当帯域が、前記キュー長申告値取得工程により取得したキュー長申告値よりも小さい場合に、前記帯域割当工程により割り当てた前記割当帯域を、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域の整数倍となるように補正することを特徴とする請求項15記載の帯域割当制御方法。
  17. 複数の加入者宅側終端装置に割り当てる帯域を制御する帯域割当制御装置において実行させる帯域割当制御プログラムであって、
    前記加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定する帯域割当処理を、前記帯域割当制御装置において実行させることを特徴とする帯域割当制御プログラム。
  18. 前記帯域割当処理は、前記帯域割当制御装置において割り当て可能な残余帯域を、前記最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定し、前記残余帯域を、前記各加入者宅側終端装置に分配することを特徴とする請求項17記載の帯域割当制御プログラム。
  19. 前記帯域割当制御装置は、
    前記加入者宅側終端装置の最大帯域制限値を、加入者宅側終端装置毎に管理する管理テーブルを有し、
    前記帯域割当処理は、前記管理テーブルにて管理する加入者宅側終端装置毎の最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することを特徴とする請求項17または18記載の帯域割当制御プログラム。
  20. 前記加入者宅側終端装置のキュー長申告値を取得するキュー長申告値取得処理と、
    前記キュー長申告値取得処理により取得したキュー長申告値を基に、補正固定帯域値を算出する補正固定帯域値算出処理と、
    前記補正固定帯域値算出処理により算出した前記補正固定帯域値を基に、前記帯域割当制御装置において割り当て可能な残余帯域を算出する残余帯域算出処理と、を、前記帯域割当制御装置において実行させ、
    前記帯域割当処理は、前記残余帯域算出処理により算出した残余帯域を、前記最大帯域制限値の比率に応じて、各加入者宅側終端装置に割り当てる割当帯域を設定することを特徴とする請求項17から19の何れか1項に記載の帯域割当制御プログラム。
  21. 前記最大帯域制限値は、前記加入者宅側終端装置毎に設定されたSLA(Service Level Agreement)パラメータの1つであることを特徴とする請求項17から20の何れか1項に記載の帯域割当制御プログラム。
  22. 前記帯域割当処理により割り当てた前記割当帯域が、前記キュー長申告値取得処理により取得したキュー長申告値よりも小さく、且つ、MTU(Maximum Transmission Unit)長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域に達しているか否かを判断する判断処理と、
    前記判断処理により、前記割当帯域が、前記キュー長申告値取得処理により取得したキュー長申告値よりも小さく、且つ、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域に達していると判断した場合に、前記割当帯域を、前記加入者宅側終端装置の固定帯域値に変更する割当帯域変更処理と、
    を、前記帯域割当制御装置において実行させることを特徴とする請求項20記載の帯域割当制御プログラム。
  23. 前記帯域割当処理により割り当てた前記割当帯域を、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域の整数倍となるように補正する割当帯域補正処理を、前記帯域割当制御装置に実行させることを特徴とする請求項22記載の帯域割当制御プログラム。
  24. 前記割当帯域補正処理は、前記帯域割当処理により割り当てた前記割当帯域が、前記キュー長申告値取得処理により取得したキュー長申告値よりも小さい場合に、前記帯域割当処理により割り当てた前記割当帯域を、MTU長のフレームを疎通させるのに必要なMTU疎通帯域の整数倍となるように補正することを特徴とする請求項23記載の帯域割当制御プログラム。
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