JP5503188B2 - タイヤ検査システム - Google Patents
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Description
例えば、タイヤの半径方向の力の変動の大きさRFV(Radial Force Variation)やタイヤの横方向(軸方向)の力の変動の大きさLFV(Lateral Force Variation )などのタイヤユニフォミティの測定を行う装置の例(特許文献1参照)が、同じ出願人により提案されている。
測定後は、タイヤ内部の空気が抜かれ、上下リムが外される。
また、リム組みおよびリム外し機構を各測定モジュールにそれぞれ重複して装備する必要がなく、設置スペースを抑制することができるとともに、設備コストの削減を図ることができる。
そして、コンベアに複数並んで設定されるステージは、隣り合うステージの中心間距離を、検査されるタイヤの直径を超える長さとしたので、複数のタイヤをコンベア上にステージの中心間距離と同じ間隔で載置することで、タイヤ移送装置は複数のタイヤを一斉に次のステージに移送することができ、作業効率を向上させることができる。
また、コンベアの各ステージは、互いに分離および連結ができるように構成されているので、測定モジュールとともに対応するステージを追加したり削除したりして、測定モジュールの削減および自由な組合せが益々容易にできる。
本実施の形態に係るタイヤ検査システム1の全体概略平面図を図1および図2に示す。
タイヤ移送装置である移送コンベア2が直線的に延びて設置されている。
移送コンベア2は、ローラコンベアであり、ステージごとに分離可能であるとともに、互いに連結することができる。
円弧枠体4の欠損して開口した側の枠側板3は、円弧枠体4の開口に対応した部分が欠損している。
すなわち、ステージコンベア2sは、中央に円弧枠体4により円形空間8が形成され、円形空間8は円弧枠体4の開口から枠側板3の欠損部にわたる短尺ローラ6,6に挟まれた連通空間9を介して外側と連通する。
また、各ステージコンベア2sには図示されないが、タイヤTを中心に位置決めすることができるセンタリング手段を備えている。
ステージコンベア2sどうしの連結に際して、双方のローラが連動するように各駆動機構どうしも動力が伝達されるように連結される。
駆動源であるモータは、いずれか1つのステージコンベア2sに設けられていればよい。
ステージコンベア2s,2sの中心間距離dは、各ステージコンベア2sの移送方向の長さでもある。
なお、タイヤ識別情報からタイヤのサイズも入手できる。
上リムrと下リムrは、タイヤTの上下ビード部にそれぞれ嵌着してビード部内側の開口を塞いで対向する円板部が互いの方に突出した円筒部を中心に有して、この円筒部どうしが螺合して締結され、タイヤTの上下ビード部に精度良く組み付けられる。
そして、所定内圧でタイヤTを規定の形状にすると、開閉弁を閉じて上下リム軸p,pを外してリム組みタイヤTrとして上流端のステージコンベア2s上に載置し、以後リム組みタイヤTrとして移送される。
各測定モジュールmでそれぞれ測定された結果は、図示されないコンピュータにより集中管理される。
リム外しモジュールEmは、リム組みモジュールSmと同様の構造をしている。
ただし、リム組みモジュールSmがタイヤT内に空気を供給する機構を備えていたのに対して、リム外しモジュールEmはタイヤTから空気を抜く機構を備えている点が異なる。
回収された上下リムr,rは、前記リムストッカ10に移されてストックされる。
外観検査モジュールOmによる1番目のリム組みタイヤTrの外観検査と、バランス測定モジュールBmによる2番目のリム組みタイヤTrのバランス測定とが、同時に実行される。
以後、1番目のリム組みタイヤTrが下流端のステージコンベア2sでリムrが外され、測定後のタイヤTが搬出され、2,3,4番目のリム組みタイヤTrが1,2,3番目に繰り上がり、上流端のステージコンベア2sで搬入されたタイヤTにリムrが組み付けられたリム組みタイヤTrが4番目のリム組みタイヤTrとして、各測定モジュールmによって同時に測定される。
複数のタイヤTについて同時に各種測定を実行することが可能でより一層作業効率を向上させることができる。
なお、各種測定モジュールmに並べてタイヤトリミング装置をモジュール化したタイヤトリミングモジュールを加えるようにしてもよい。
T…タイヤ、Tr…リム組みタイヤ、a…アーム、p…リム軸、r…リム、
1…タイヤ検査システム、2…移送コンベア、2s…ステージコンベア、3…枠側板、4…円弧枠体、5…長尺ローラ、6…短尺ローラ、8…円形空間、9…連通空間、10…リムストッカ、11…リム選択装置。
Claims (5)
- タイヤを水平姿勢で移送するタイヤ移送装置が、移送方向に順次配列された複数のステージコンベアを含むコンベアにより構成され、
複数の前記ステージコンベアは、上流端ステージコンベアと下流端ステージコンベアを含めて、それぞれが、検査されるタイヤの直径を超える移送方向長さおよび隣接ステージコンベア中心間距離を有するとともに互いに分離可能に連結され、
上流端ステージコンベアに搬入されたタイヤの上下ビード部に上下リムを気密に組み付けてタイヤ内部に空気を圧入してリム組みタイヤとするためのリム組みモジュールが、前記上流端ステージコンベアに対応して配設され、
前記上流端ステージコンベアと前記下流端ステージコンベアとの間に順次設定された各測定ステージコンベアに対応して、前記リム組みタイヤを保持してタイヤの各種形体・性状を測定する各種測定モジュールが配列され、各測定モジュールの移送方向幅長は、前記ステージコンベアの前記移送方向長さ以下とされ、
前記下流端ステージコンベアに対応して、前記下流端ステージに移送されてきた前記リム組みタイヤの内部の空気を抜いて上下リムを外して回収するリム外しモジュールが配設されることを特徴とするタイヤ検査システム。 - 前記ステージコンベアは、左右の枠側板と、それらの間に配設された移送用ローラとを備えることを特徴とする請求項1記載のタイヤ検査システム。
- 前記リム組みモジュールは、リム径の異なる各種リムの中から搬入されたタイヤに対応したリムを選択して当該タイヤに組み付けることを特徴とする請求項1または請求項2記載のタイヤ検査システム。
- 前記移送方向長さを有する前記ステージコンベアは、左右の枠側板の間にタイヤ支持用円弧枠体を備え、円弧枠体の左右の一方が欠損し、前記円弧枠体の欠損部に対応する前記枠側板の一部が欠損していることを特徴とする請求項1、2または3記載のタイヤ検査システム。
- 複数のステージコンベアは、その枠側板の欠損する部分がコンベアの移送方向に関しての一側または他側に向くように分離可能に連結されることを特徴とする請求項4記載のタイヤ検査システム。
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