JP5501609B2 - タービン翼およびガスタービン - Google Patents

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本発明は、タービン翼およびガスタービンに関する。
一般に、ガスタービンの圧縮機における静翼には、シュラウドが別体で設けられたカンチレバータイプの静翼や、シュラウドが一体に設けられたシュラウド付きタイプの静翼などが用いられている。
シュラウド付きタイプの静翼は、カンチレバータイプの静翼に比べて、翼形部の先端から空気などが漏れにくく、かつ、シュラウドの内周に、静翼とロータとの間における空気などの漏れを抑制するロータシール構造を設けることができる。このことから、シュラウド付きタイプの静翼は漏れ空気量を適量に削減できるため、性能的に有利とされている。
上述のシュラウド付きタイプの静翼は、翼形部(プロファイル部)の内側および外側の端部にシュラウド部と呼ばれる円周状の基部が設けられている。
翼形部とシュラウド部との間の固定は、シュラウド部に設けた差込口に翼形部から突出した差込部を差込むテノンタイプの固定方法や、上述の差込口に、翼形部から広がって形成された差込ツバ部を差し込むポークチョップタイプの固定方法が挙げられる。
これらのテノンタイプの固定方法や、ポークチョップタイプの固定方法では、差込部または差込ツバ部を差込口に機械的に差し込んで固定してもよいし、ロウ付けや溶接によって固定してもよい。このようにして静翼のシュラウド部がリング状に組み立てられる。
また翼形部とシュラウド部とを一体構造として成型する場合や加工する場合もある。
一般に、シュラウド部は、リング状に組み立てられた状態における周方向への熱膨張を吸収するため、シュラウド部の加工性や組立て性を向上させるため、シュラウド部などのメンテナンス性の向上を図るために、円周方向に複数に分割されている。例えば、シュラウド付きタイプの静翼の場合には、シュラウド部は静翼ごとに分割されている。
さらに、シュラウド部には、回転するロータ軸との間に、ラビリンスシールや、ハニカムシールなどのシール構造がもうけられている(例えば、特許文献1参照。)。
このシール構造は、加工の容易さや補修の容易さを考慮して、翼形部またはシュラウド部と別構造として形成され、形成後に翼形部またはシュラウド部と組み合わせる構成であってもよい。
シュラウド部とシール構造とを組み合わせる構成としては、特許文献1に記載された構造の他に、シュラウド部に設けられた溝構造にシール構造が嵌め合わされる構成を例示することができる。
その一方で、静翼は、ガスタービンの圧縮機内部における空気またはガスの流れ場の中で静翼の固有振動数と一致する周波数、または、回転数の整数倍の周波数を有する励振力が加えられると、静翼の翼形部やシュラウド部が大きく振れる(振動応答する)ことが知られている。
上述の励振力としては、回転する動翼の後流流れ(ウェーク)による励振力や、干渉流れ(ポテンシャル)による励振力などを例示することができる。
上述の振動応答により静翼に働く応力が、静翼を構成する材料の疲労強度を超えて大きくなると、静翼に疲労亀裂が発生するおそれがあり、疲労亀裂により静翼が破損するおそれがある。
このため、翼形部やシュラウド部に対しては、振動応答が発生したとしても疲労亀裂を起こさない体格強度を持たせる設計が行われるとともに、静翼の固有振動数を、静翼に働くと予想される励振周波数からずらす、言い換えると離調させる必要がある。
一方で、近年のガスタービンの高出力化や、高性能化や、コストの低減などに伴い、プロファイル部における翼プロファイル幅(翼弦)の拡大や、翼長(スパン)の拡大など、プロファイル部の大型化が進んでいる。
このようにプロファイル部が大型化すると、翼形部に働く空気力またはガス力が大きくなり、翼形部の付け根部、言い換えると、翼形部とシュラウド部との接続部にかかる荷重またはモーメントが増加する。この荷重またはモーメントの増加に耐えるために翼形部の付け根部に形成されるフィレット形状の曲率半径Rを大径化して、十分な強度を確保する必要がある。
これに対して、空気力学の観点から、翼形部の付け根部に形成されるフィレット形状の曲率半径Rを小径化したいという、翼形部の付け根部の十分な強度を確保とは逆の要求もある。
プロファイル部は、回転駆動されることによりガスを含む空気などを圧縮する一方で、流れ場の中で空気(ガスを含む)抵抗を受ける。そこで、この空気抵抗を減少させるために、プロファイル形状の最適化や、プロファイル部における前縁の径や、後縁の径の小径化が図られるとともに、プロファイル部における翼形の厚み自体の薄肉化が図られている。
しかしながら、上述の小径化や薄肉化は静翼の強度、特に共振応答に対する強度を低下させる要因となる。そのため、プロファイル部の設計においては、プロファイル部の強度を確保するために、上述の小径化や薄肉化に制約が設けられている。
その他にも、静翼が励振力と共振を起こして破壊されることを回避するため、複数の静翼が組み合わされた静翼リング全体としての固有振動数を、励振源の周波数からずらす、つまり一致しないようにする離調設計が行われている。
しかしながら、上述の固有振動数は、プロファイル部の形状や、シュラウド部の形状などに依存するため、固有振動数と例震源の周波数との離調を優先させると、静翼の空力特性を犠牲にして静翼の設計をせざるを得ない場合が多い。
特許文献1には、静翼による相対移動を拘束するために、波形の板バネにより静翼を押圧する技術が提案されている。
さらに、静翼における振動応答を低減するために、バネを利用した摩擦力を用いた振動減衰(ダンピング)により、静翼における振動応答による振動を減衰する技術も知られている。
具体的には、内周側に配置されたシュラウドリングと、シールを保持するシールホルダとの間に、ドーナッツリング状のバネを挿入し、シュラウドリングにバネを圧接させた構造により、静翼の振動を減衰させる構造が知られている。
このようにすることで、プロファイル部と連接されたシュラウド部が共振により振動変形すると、シュラウド部とバネとが摺動して、シュラウド部とバネとの間に摩擦力が働く。すると、シュラウド部とバネとの摺動面において振動エネルギが摩擦エネルギ(熱エネルギ)に変換され、静翼の振動が減衰される。
特開2002−276304号公報
しかしながら、静翼などの翼体格が大きくなると、振動による振動エネルギも相対的に大きくなるため、静翼の振動を減衰させる機構における減衰力も大きくする必要がある。例えば、上述のバネをシュラウドリングに圧接させる構造の場合には、摩擦による十分な減衰力を得るために、バネ力を高くする必要がある。
かかる状況で、シールホルダリングとシュラウドリングとがレール状の嵌めあい構造により組み立てられる場合には、シールホルダリングとシュラウドリングとの組み立てや分解が困難になるという問題があった。
つまり、上述のバネによる押し広げ力がシールホルダリングとシュラウドリングとに働くとともに、バネとシールホルダリングとの間、または、バネとシュラウドリングとの間に働く摩擦力が働くため、シールホルダリングとシュラウドリングとをスライドさせる際に必要な力が増大し、組み立てや分解が困難になるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、励振力に起因する振動を減衰させるとともに、組み付けや分解を容易にすることができるタービン翼およびガスタービンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明のタービン翼は、翼形部の端部に配置されたシュラウド部と、前記シュラウド部に対してスライド移動可能であるとともに着脱可能とされ、前記シュラウド部との間に空間を形成する端部筐体と、前記空間に配置されシュラウド部と端部筐体とを離間させる方向に付勢するとともに、前記シュラウド部と相対移動可能に配置された弾性部と、前記弾性部と前記端部筐体との間に配置され、前記シュラウド部に接近離間可能とされた押圧部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、翼形部およびシュラウド部が振動して端部筐体に対してスライド移動すると、シュラウド部を端部筐体から離間する方向に押し付けていた弾性部と、シュラウド部とが相対移動、つまり、弾性部とシュラウド部とが摺動する。そのため、翼形部およびシュラウド部の振動に係るエネルギは、摺動による熱エネルギ(摩擦エネルギ)に変換され、翼形部およびシュラウド部の振動が減衰される。
さらに、押圧部をシュラウド部に接近させることにより、弾性部の圧縮量が調整されることから、弾性部がシュラウド部を押し付ける力が調整される。つまり、弾性部とシュラウド部との間の摩擦力が調整されることから、翼形部およびシュラウド部における振動の減衰量が調整される。
その一方で、押圧部をシュラウド部に接近させることにより、弾性部による付勢力はシュラウド部および押圧部により受け止められる。言い換えると、端部筐体に弾性部の付勢力は作用しない。そのため、シュラウド部に対して端部筐体をスライド移動させる場合や、端部筐体を着脱させる場合に、シュラウド部と端部筐体との接触面に働く摩擦力を小さくして、スライド移動や着脱を容易にすることができる。
上記発明においては、前記シュラウド部は、複数の前記翼形部のそれぞれに独立して配置され、複数の前記シュラウド部に対して、一つの前記端部筐体が着脱可能とされ、前記複数のシュラウド部および前記一つの端部筐体により形成される前記空間に、一つの前記押圧部が配置されていることが望ましい。
本発明によれば、複数の翼形部のそれぞれにシュラウド部を独立して配置しているため、複数のシュラウド部が一体に形成されている場合と比較して、それぞれの翼形部およびシュラウド部は、弾性部に対して相対移動しやすい。言い換えると、シュラウド部と弾性部との間の摺動距離が長くなる。
そのため、より多くの翼形部およびシュラウド部の振動に係るエネルギが、摺動による熱エネルギ(摩擦エネルギ)に変換され、翼形部およびシュラウド部の振動がより減衰されやすい。
その一方で、複数の翼形部およびシュラウド部に対して端部筐体を1つとしているため、複数の翼形部およびシュラウド部のそれぞれに対して、端部筐体を配置する場合と比較して、タービン翼の上流側と下流側との間に係るシール性が高くなる。
上記発明においては、前記弾性部は、複数の前記シュラウド部が並ぶ方向に沿って延びるとともに、略波形に形成された板状のバネであり、該バネの頂部が前記シュラウド部または前記押圧部と当接されていることが望ましい。
本発明によれば、弾性部を波形状に形成された板状のバネとすることで、他のバネを用いた場合と比較して、シュラウド部に対してより大きな押し付け力を付加することができる。
その一方で、バネの各頂部をそれぞれシュラウド部に当接させることにより、一つのバネに対して複数のシュラウド部が摺動される。
上記発明においては、複数の前記バネは略並行に並んで配置されるとともに、一の前記バネの頂部に対して他の前記バネの頂部がずれて配置されていることが望ましい。
本発明によれば、一のバネにおける頂部の配置間隔が、シュラウド部の配置間隔よりも広い場合であっても、全てのシュラウド部に対してバネを当接させることができる。つまり、一のバネの頂部と当接しないシュラウド部に対しては、他のバネの頂部を当接させることにより、全てのシュラウド部に対してバネを当接させることができる。
上記発明においては、前記押圧部には、前記押圧部を前記シュラウド部に接近させて前記弾性部を圧縮する圧縮部が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、圧縮部により押圧部をシュラウド部に接近させることができる。そのため、弾性部の圧縮量が調整され、弾性部がシュラウド部を押し付ける力が調整される。つまり、弾性部とシュラウド部との間の摩擦力が調整されることから、翼形部およびシュラウド部における振動の減衰量が調整される。
その一方で、押圧部をシュラウド部に接近させることにより、弾性部による付勢力はシュラウド部および押圧部により受け止められる。そのため、シュラウド部に対して端部筐体をスライド移動させる場合や、端部筐体を着脱させる場合に、シュラウド部と端部筐体との接触面に働く摩擦力を小さくして、スライド移動や着脱を容易にすることができる。
本発明のガスタービンは、上記本発明のタービン翼が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、本実施形態のタービン翼が設けられているため、タービン翼の翼形部およびシュラウド部の振動に係るエネルギは、摺動による熱エネルギ(摩擦エネルギ)に変換され、翼形部およびシュラウド部の振動が減衰される。
その一方で、押圧部をシュラウド部に接近させることにより、シュラウド部に対して端部筐体をスライド移動させる場合や、端部筐体を着脱させる場合に、シュラウド部と端部筐体との接触面に働く摩擦力を小さくして、スライド移動や着脱を容易にすることができる。
本発明のタービン翼およびガスタービンによれば、シュラウド部を端部筐体から離間する方向に押し付けていた弾性部と、シュラウド部とが摺動するため、翼形部およびシュラウド部の振動に係るエネルギは、摺動による熱エネルギ(摩擦エネルギ)に変換される。その結果、翼形部およびシュラウド部の振動を減衰させることができるという効果を奏する。
その一方で、押圧部をシュラウド部に接近させることにより、弾性部による付勢力はシュラウド部および押圧部により受け止められるため、シュラウド部に対して端部筐体をスライド移動させる場合や、端部筐体を着脱させる場合に、シュラウド部と端部筐体との接触面に働く摩擦力を小さくして、組み付けや分解を容易にすることができるという効果を奏する。
この発明の一実施形態に係るガスタービンについて、図1から図7を参照して説明する。なお、本実施形態では、本願発明のタービン翼をガスタービン1の圧縮部2における6段静翼から9段静翼に適用して説明する。
図1は、本実施形態に係るガスタービンの構成を説明する模式図である。
ガスタービン1には、図1に示すように、圧縮部2と、燃焼部3と、タービン部4と、回転軸5と、が設けられている。
圧縮部2は、図1に示すように、空気を吸入して圧縮し、圧縮された空気を燃焼部3に供給するものである。圧縮部2には、回転軸5を介してタービン部4から回転駆動力が伝達され、回転駆動されることにより圧縮部2は空気を吸入して圧縮する。
なお、圧縮部2としては、公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。
図2は、図1の圧縮部におけるロータディスクおよび静翼の構成を説明する模式図である。
圧縮部2には、図1および図2に示すように、ガスタービン1のケーシング6に取り付けられる静翼(タービン翼)10と、回転軸5により回転駆動される円板状のロータディスク(図示せず)の円周面に配置される動翼と、が設けられている。
静翼10と動翼とは、回転軸5における周方向に等間隔に並んで配置されているとともに、回転軸5の軸線方向に交互に並んで配置されている。
燃焼部3は、図1に示すように、外部から供給された燃料と供給された圧縮空気と混合し、混合気を燃焼させて高温ガスを生成し、生成された高温ガスをタービン部4に供給するものである。
なお、燃焼部3としては、公知のものを用いることができ、特に限定するものではない。
タービン部4は、図1に示すように、供給された高温ガスから回転駆動力を抽出し、回転軸5を回転駆動するものである。
なお、タービン部4としては、公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。
次に、本実施形態の特徴である静翼10について説明する。
図3は、図2の静翼におけるシールホルダ近傍の構成を説明する断面図である。
静翼10は、図2および図3に示すように、外側シュラウド部11と、翼形部12と、内側シュラウド部(シュラウド部)13と、シールホルダ(端部筐体)14と、バネ(弾性部)15と、スペーサ(押圧部)16と、ハニカムシール17と、が設けられている。
外側シュラウド部11は、図2に示すように、圧縮部2における流体が流れる流路の壁面の一部を構成する部材である。さらに、外側シュラウド部11は、翼形部12における径方向外側の端部に配置された湾曲した板状の部材であり、複数の翼形部12に対して一つの外側シュラウド部11が配置されている。言い換えると、外側シュラウド部11は、円筒状の部材を複数に分割したものであって、その内周面に複数の翼形部12が接続されたものである。
外側シュラウド部11の形状や、翼形部12との接続方法としては、公知の形状や方法を用いることができ、特に限定するものではない。
翼形部12は、図2に示すように、回転軸5の径方向に延びる断面が翼形状に形成された部材であって、回転軸5により回転駆動される動翼とともに、空気などの流体を圧縮し、燃焼部3に向かって送り込むものである。
翼形部12には、周囲の流体の流れにおける上流側端部である前縁LEと、下流側端部である後縁TEと、凸状に湾曲した面である負圧面と、凹状に湾曲した面である正圧面とが設けられている。
内側シュラウド部13は、図2および図3に示すように、外側シュラウド部11と同様に、圧縮部2の内部における流体が流れる流路の一部を構成するものである。さらに内側シュラウド部13は、翼形部12における径方向内側の端部に配置された湾曲した板状の部材であり、一つの翼形部12に対して一つの内側シュラウド部13が配置されている。言い換えると、内側シュラウド部13は、円筒状の部材を複数に分割したものであって、その外周面に翼形部12が接続されたものである。
内側シュラウド部13における前縁LEおよび後縁TE側の端部には、周方向(図3の紙面に対して垂直方向)に延び、シールホルダ14と嵌合する嵌合溝13Aが設けられている。
シールホルダ14は、図3に示すように、内側シュラウド部13の内周側(図3の下側)に取り付けられ、内側シュラウド部13とともにバネ15およびスペーサ16を内部に収納する空間を形成するとともに、ハニカムシール17を支持する部材である。
シールホルダ14は、外側シュラウド部11と同様に、複数の翼形部12および内側シュラウド部13に対して一つのシールホルダ14が配置されている。
シールホルダ14には、前縁LE側および後縁TE側において径方向に沿って延びる一対の側壁部14Sと、一対の側壁部14Sにおける径方向内側の端部を繋ぐ底板部14Bと、が設けられている。
言い換えると、シールホルダ14には、周方向外側(図3の上側)に向かって開口した溝部が形成されている。
側壁部14Sにおける径方向外側の端部には、シールホルダ14の内側に向かって突出するとともに周方向に延び、内側シュラウド部13の嵌合溝13Aと嵌め合わされる突出部14Aが設けられている。
底板部14Bには、スペーサ16とともにバネ15を押圧する圧縮ボルト(圧縮部)18が挿通される貫通孔14Hが設けられている。貫通孔14Hは、底板部14Bにおける一対の側壁部14Sのそれぞれから等しく離れた位置に設けられ、周方向(図3の紙面に対して垂直方向)に所定の間隔をあけて複数設けられている。
バネ15は、図2および図3に示すように、内側シュラウド部13と、スペーサ16およびシールホルダ14とを離間する方向に付勢する弾性部材である。さらに、バネ15は、内側シュラウド部13と摺動することにより、静翼10つまり翼形部12や内側シュラウド部13の振動を減衰させるものである。
このようにバネ15により内側シュラウド部13とシールホルダ14とを離間させる方向に付勢することで、嵌合溝13Aと突出部14Aとが押し付けられて密着し、内側シュラウド部13とシールホルダ14との間のシール性を確保することができる。
バネ15は、略長方形に形成した板バネを略波形に形成したものであり、バネ15のバネ力は、板バネの板厚を調節することにより調節されている。バネ15を構成する材料としては、ガスタービン1の運転時、つまり、バネ15が高温になっても必要とされるバネ特性を維持できる材料が望ましい。
バネ15は、内側シュラウド部13とシールホルダ14とにより形成された空間、より具体的には、内側シュラウド部13とスペーサ16との間に配置されている。さらに、前縁LE側に一つ、後縁TE側に一つ、合計二つのバネ15が平行に並んで配置されている。
本実施形態では、この二つのバネ15が同じ位相で配置されている例、言い換えると、二つのバネ15の頂部が同じ位置で内側シュラウド部13やスペーサ16と接触する例に適用して説明する。
図4は、バネの他の配置例を説明する模式図である。
なお、二つのバネ15を上述のように同じ位相で配置してもよいし、図4に示すように異なる位相で配置してもよく、特に限定するものではない。
図4に示すバネ15の配置では、一のバネ15の頂部が内側シュラウド部13に接触している場所で、他のバネ15の頂部はスペーサ16と接触している。
このようにすることで、一のバネ15における頂部の配置間隔が、内側シュラウド部13の配置間隔よりも広い場合であっても、全ての内側シュラウド部13に対してバネ15を当接させることができる。つまり、一のバネ15の頂部と当接しない内側シュラウド部13に対しては、他のバネ15の頂部を当接させることにより、全ての内側シュラウド部13に対してバネ15を当接させることができる。
バネ15の形状は、波形の振幅(径方向に関する頂部から頂部までの距離)が、内側シュラウド部13の内周面から、スペーサ16の外周面までの距離よりも長く、かつ、各内側シュラウド部13の内周面に対してバネ15の頂部が当接するように決定されている。
より具体的には、バネ15の波形における振幅は、静翼10の振動を減衰させる摩擦力、つまりバネ力を発生させるために必要なバネ15の圧縮量に基づいて決定されている。バネ15の波形における波長(周方向に関する頂部から頂部までの距離)は、内側シュラウド部13の配置間隔つまりピッチに基づいて決定されている。
スペーサ16は、図3に示すように、圧縮ボルト18とともにバネ15を内側シュラウド部13に向けて押圧するものであって、シールホルダ14の底板部14Bと、バネ15との間に配置されるものである。
スペーサ16は、シールホルダ14と同様に、複数の翼形部12および内側シュラウド部13に対して一つのスペーサ16が配置されている。言い換えると、スペーサ16は、円筒状の部材を複数に分割したものであって、その内周面においてバネ15と接触するものである。
スペーサ16には、圧縮ボルト18が挿通される挿通孔16Hが設けられている。
ハニカムシール17は、図3に示すように、ロータ21に設けられたシールフィン22とともに、静翼10とロータ21との間を流れる流体の漏れを抑制するものである。
ハニカムシール17としては公知のものを用いることができ、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる静翼10の組み立て方法について説明する。
図5は、図3の静翼におけるシールホルダの取り付け時または取り外し時の状態を説明する模式図である。
まず、内側シュラウド部13における内周面側にバネ15およびスペーサ16を配置し、圧縮ボルト18をスペーサ16の挿通孔16Hを介して、内側シュラウド部13に螺合させる。そして、圧縮ボルト18をさらに内側シュラウド部13にねじ込むことにより、スペーサ16を内側シュラウド部13に接近させ、バネ15を圧縮する。
このとき、内側シュラウド部13の内周面からスペーサ16の外周面までの距離を、内側シュラウド部13の内周面からシールホルダ14の底板部14Bの外周面までの距離よりも短くする。
その後、シールホルダ14を内側シュラウド部13に嵌め合わせる。具体的には、内側シュラウド部13における嵌合溝13Aに、シールホルダ14の突出部14Aが嵌め合わされる。このとき、シールホルダ14は内側シュラウド部13に対して周方向にスライド移動しながら嵌め合わされる。
図6は、図3の静翼におけるシールホルダの取り付け後の状態を説明する模式図である。
そして、図6に示すように、シールホルダ14の貫通孔14Hを介して、圧縮ボルト18を内側シュラウド部13から取り外してシールホルダ14の取り付けが完了する。
シールホルダ14の取り外しは、上述の工程を逆から順に行うことにより行われる。
なお、圧縮ボルト18は、上述のように、静翼10から完全に取り外してもよいし、バネ15に所定の圧縮量を与えた状態で静翼10に残されてもよく、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる静翼10における振動の減衰方法について説明する。
ガスタービン1が運転されると、圧縮部2を流れる流体等の影響により静翼10に振動が生じる。具体的には、静翼10の翼形部12および内側シュラウド部13が周方向に振れる振動が発生する。
上述のように内側シュラウド部13が振動すると、内側シュラウド部13に押し付けられたバネ15の頂部と、内側シュラウド部13の内周面との間で摺動が発生する。内側シュラウド部13とバネ15との間には、バネ15による押し付け力と、内側シュラウド部13とバネ15との間の摩擦係数に応じた摩擦力が働く。
上述の摺動により翼形部12および内側シュラウド部13の振動エネルギは、熱エネルギなどの摩擦エネルギに変換され、静翼10における振動が減衰される。
上記の構成によれば、翼形部12および内側シュラウド部13が振動してシールホルダ14に対してスライド移動すると、内側シュラウド部13をシールホルダ14から離間する方向に押し付けていたバネ15と、内側シュラウド部13とが相対移動、つまり、バネ15と内側シュラウド部13とが摺動する。そのため、翼形部12および内側シュラウド部13の振動に係るエネルギは、摺動による熱エネルギ(摩擦エネルギ)に変換され、翼形部12および内側シュラウド部13の振動を減衰させることができる。
さらに、スペーサ16を内側シュラウド部13に接近させることにより、バネ15の圧縮量が調整されることから、バネ15が内側シュラウド部13を押し付ける力が調整される。つまり、バネ15と内側シュラウド部13との間の摩擦力が調整されることから、翼形部12および内側シュラウド部13における振動の減衰量を調整することができる。
その一方で、バネ15をシールホルダ14とともに内側シュラウド部13からスライド移動させて着脱させることにより、バネ15を容易に交換することができる。そのため、バネ15が長期間の使用による磨耗で損耗しても、簡単にバネ15を交換することができる。
また、バネ15は、シールホルダ14および内側シュラウド部13により囲まれた空間内に配置されているため、たとえ、バネ15が破損しても当該空間から飛び出して翼形部12に損傷を与えることを防止することができる。
さらに、スペーサ16を内側シュラウド部13に接近させることにより、バネ15による付勢力は内側シュラウド部13およびスペーサ16により受け止められる。言い換えると、シールホルダ14にバネ15の付勢力は作用しない。そのため、内側シュラウド部13に対してシールホルダ14をスライド移動させる場合や、シールホルダ14を着脱させる場合に、内側シュラウド部13とシールホルダ14との接触面に働く摩擦力を小さくして、スライド移動や着脱を容易にすることができる。
複数の翼形部12のそれぞれに内側シュラウド部13を独立して配置しているため、複数の内側シュラウド部13が一体に形成されている場合と比較して、それぞれの翼形部12および内側シュラウド部13は、バネ15に対して相対移動しやすい。言い換えると、内側シュラウド部13とバネ15との間の摺動距離が長くなる。
そのため、より多くの翼形部12および内側シュラウド部13の振動に係るエネルギが、摺動による熱エネルギ(摩擦エネルギ)に変換され、翼形部12および内側シュラウド部13の振動がより減衰されやすい。
その一方で、複数の翼形部12および内側シュラウド部13に対してシールホルダ14を1つとしているため、複数の翼形部12および内側シュラウド部13のそれぞれに対して、シールホルダ14を配置する場合と比較して、静翼10の上流側と下流側との間に係るシール性を高くすることができる。
バネ15を波形状に形成された板状のバネとすることで、他のバネを用いた場合と比較して、内側シュラウド部13に対してより大きな押し付け力を付加することができる。
その一方で、バネ15の各頂部をそれぞれ内側シュラウド部13に当接させることにより、一つのバネ15に対して複数の内側シュラウド部13を摺動させることができる。
圧縮ボルト18によりスペーサ16を内側シュラウド部13に接近させることができる。そのため、バネ15の圧縮量が調整され、バネ15が内側シュラウド部13を押し付ける力が調整される。つまり、バネ15と内側シュラウド部13との間の摩擦力が調整されることから、翼形部12および内側シュラウド部13における振動の減衰量を調整することができる。
その一方で、スペーサ16を内側シュラウド部13に接近させることにより、バネ15による付勢力は内側シュラウド部13およびスペーサ16により受け止められる。そのため、内側シュラウド部13に対してシールホルダ14をスライド移動させる場合や、シールホルダ14を着脱させる場合に、内側シュラウド部13とシールホルダ14との接触面に働く摩擦力を小さくして、スライド移動や着脱を容易にすることができる。
図7は、図3のバネのさらに別の配置例を説明する模式図である。
なお、上述の実施形態のように、二つのバネ15を内側シュラウド部13とスペーサ16との間に配置してもよいし、図7に示すように、四つのバネ15を内側シュラウド部13とスペーサ16との間に配置してもよく、バネ15の数を特に限定するものではない。
さらに、上述の実施形態のように、押圧バネ15を内側シュラウド部13に螺合させて、スペーサ16を内側シュラウド部13に向けて押圧してもよいし、押圧バネ15をシールホルダ14に螺合させて、押圧バネ15の先端をスペーサ16に押し当てることによりスペーサ16を内側シュラウド部13に向けて押圧してもよく、特に限定するものではない。
上述の実施形態のように、スペーサ16をシールホルダ14と内側シュラウド部13との間に残した状態でガスタービン1の運転を行ってもよいし、スペーサ16をシールホルダ14と内側シュラウド部13との間から除いてガスタービン1の運転を行ってもよく、特に限定するものではない。
上述の実施形態のように、圧縮ボルト18によりバネ15の圧縮量を調整して、バネ15によるバネ力を調整してもよいし、スペーサ16の板厚のみを調整することにより、圧縮ボルト18を取り外した状態でもバネ15によるバネ力を調整してもよく、特に限定するものではない。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、この発明のタービン翼をガスタービンの圧縮部における静翼に適用して説明したが、ガスタービンのタービン部における静翼に適用することもできるものである。
本発明の一実施形態に係るガスタービンの構成を説明する模式図である。 図1の圧縮部におけるロータディスクおよび静翼の構成を説明する模式図である。 図2の静翼におけるシールホルダ近傍の構成を説明する断面図である。 図3のバネの他の配置例を説明する模式図である。 図3の静翼におけるシールホルダの取り付け時または取り外し時の状態を説明する模式図である。 図3の静翼におけるシールホルダの取り付け後の状態を説明する模式図である。 図3のバネのさらに別の配置例を説明する模式図である。
符号の説明
1 ガスタービン
10 静翼(タービン翼)
12 翼形部
13 内側シュラウド部(シュラウド部)
14 シールホルダ(端部筐体)
15 バネ(弾性部)
16 スペーサ(押圧部)
18 圧縮ボルト(圧縮部)

Claims (7)

  1. 翼形部の端部に配置されたシュラウド部と、
    前記シュラウド部に対してスライド移動可能であるとともに着脱可能とされ、前記シュラウド部との間に空間を形成する端部筐体と、
    前記空間に配置されシュラウド部と端部筐体とを離間させる方向に付勢するとともに、前記シュラウド部と相対移動可能に配置された弾性部と、
    前記弾性部と前記端部筐体との間に配置され、前記シュラウド部に接近離間可能とされた押圧部と、
    前記弾性部の圧縮量が調整されるように、前記押圧部を前記シュラウド部に接近させる圧縮部と
    が設けられていることを特徴とするタービン翼。
  2. 複数の翼形部の端部にそれぞれ配置された複数のシュラウド部と、
    前記複数のシュラウド部に対してスライド移動可能であるとともに着脱可能とされ、前記複数のシュラウド部との間に空間を形成する端部筐体と、
    前記空間に配置され前記複数のシュラウド部と前記端部筐体とを離間させる方向に付勢するとともに、前記複数のシュラウド部と相対移動可能に配置された弾性部と、
    前記弾性部と前記端部筐体との間に配置され、前記複数のシュラウド部に接近離間可能とされた押圧部と、
    が設けられ、
    前記弾性部は、前記複数のシュラウド部が並ぶ方向に沿って延びるとともに、略波形に形成された板状の複数のバネであり、
    該複数のバネの頂部が前記複数のシュラウド部または前記押圧部と当接され、
    前記複数のバネは略平行に並んで配置されるとともに、前記複数のバネのうちの一のバネの頂部に対して前記複数のバネのうちの他の前記バネの頂部がずれて配置されていることを特徴とするタービン翼。
  3. 前記複数のシュラウド部は、前記複数の翼形部のそれぞれに独立して配置され、
    前記複数のシュラウド部に対して、一つの前記端部筐体が着脱可能とされ、
    前記複数のシュラウド部および前記一つの端部筐体により形成される前記空間に、一つの前記押圧部が配置されていることを特徴とする請求項記載のタービン翼
  4. 前記押圧部には、前記押圧部を前記シュラウド部に接近させて前記弾性部を圧縮する圧縮部が設けられていることを特徴とする請求項からのいずれかに記載のタービン翼。
  5. 請求項から請求項のいずれかに記載のタービン翼が設けられていることを特徴とするガスタービン。
  6. 複数の翼形部の端部にそれぞれ配置されたシュラウド部が振動した際に、
    前記シュラウド部に押し付けた複数の弾性部の頂部と前記シュラウド部の内部との間で摺動を発生させる摺動発生工程と、
    前記摺動発生工程において発生させた前記摺動によって、前記振動の振動エネルギーを前記シュラウド部と前記複数の弾性部との間に発生する摩擦エネルギーに変換するエネルギー変換工程と
    を備える振動減衰方法において、
    前記弾性部は、複数の前記シュラウド部が並ぶ方向に沿って延びるとともに、略波形に形成された板状の複数のバネであり、
    該複数のバネの頂部が複数の前記シュラウド部または前記シュラウド部に接近離間可能とされた押圧部と当接され、
    一のバネの頂部と当接しないシュラウド部に対して他のバネの頂部を当接させておくことにより全てのシュラウド部に対してバネを当接させるタービン翼の振動減衰方法。
  7. 複数の翼形部の端部にそれぞれ配置されたシュラウド部における内周面側に弾性部および前記シュラウド部に接近離間可能とされた押圧部を配置する工程と、
    圧縮ボルトの端部を前記押圧部の貫通孔に挿通する工程と、
    前記圧縮ボルトをさらに前記シュラウド部にねじ込むことにより、前記押圧部を前記シュラウド部に接近させ、前記弾性部を圧縮する工程と、
    端部筐体を前記シュラウド部に嵌め合わせる工程と、
    を備える静翼組立工程において、
    前記弾性部は、複数の前記シュラウド部が並ぶ方向に沿って延びるとともに、略波形に形成された板状の複数のバネであり、
    前記複数のバネは略平行に並んで配置されるとともに、前記複数のバネのうちの一のバネの頂部に対して前記複数のバネのうちの他のバネの頂部をずらして配置する静翼組立方法。
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