JP5500684B2 - シリカガラスルツボ及びその製造方法、シリコンインゴットの製造方法 - Google Patents

シリカガラスルツボ及びその製造方法、シリコンインゴットの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、シリカガラスルツボ及びその製造方法、並びにシリコンインゴットの製造方法に関する。
シリコン単結晶は、一般に、シリカガラスルツボ内で高純度の多結晶シリコンを溶融させてシリコン融液を得て、このシリコン融液に種結晶の端部を浸けて回転させながら引き上げることによって製造する。
シリコン融液は、シリコンの融点が1410℃であるので、それ以上の温度に維持される。この温度では、シリカガラスルツボとシリコン融液とが反応して、シリカガラスルツボの壁の厚さが徐々に減少する。ルツボの壁の厚さが減少するとその強度が低下し、それによってルツボの内倒れや座屈といった現象が発生するという問題が生じる。
このような問題を解決するために、シリコン融液中にバリウムを添加してルツボ内面の結晶化を促進する技術が知られている(例えば、特許文献1)。結晶質シリカであるクリストバライトは、単位厚さ当たりの強度がガラスよりも高く、かつ、シリコン融液との反応性がガラスよりも低いので、結晶化によって、ルツボ壁の単位厚さ当たりの強度を高めると共にルツボの壁厚減少を抑制することができる。
また、ルツボの外層に結晶化を促進する層を設けて、これによってルツボの外層を結晶化して、ルツボの強度向上を図る技術も知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2007−277024号公報 特開2000−247778号公報
これまで、シリカガラスルツボは、一本のシリコンインゴットの引き上げのために利用され、引き上げ後は再利用されずに廃棄されるのが一般的であった(このような引き上げを「シングル引き上げ)と称する。)。このような用途であれば、特許文献1や2の技術によっても、ルツボ強度が向上するので、シリコンインゴットの引き上げの時間が100時間程度であれば、ルツボの内倒れや座屈といった問題を一応は解決可能である。
ところが、近年は、シリコンインゴットのコスト低減のために、シリコンインゴットを一本引き上げた後、ルツボが冷える前に多結晶シリコンを再充填・溶融して、二本目以降のシリコンインゴットの引き上げが行われるようになってきた。このように、一つのシリカガラスルツボで複数本のシリコンインゴットの引き上げを行うことを「マルチ引き上げ」と称する。このような用途では、シリコンインゴットの引き上げの時間が400時間にも達することがあり、特許文献1や2の技術のみでは、ルツボの内倒れや座屈を完全には防げない場合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、シリコンインゴットの引き上げの時間が極めて長い場合でも内倒れや座屈を効果的に抑制することができるシリカガラスルツボを提供するものである。
本発明によれば、シリコン単結晶引き上げに用いるシリカガラスルツボであって、前記ルツボの壁が、前記ルツボの内面から外面に向かって、気泡含有率が0.5%未満である透明シリカガラス層(以下、「透明層」と称する)と、気泡含有率が1%以上50%未満である気泡含有シリカガラス層(以下、「気泡含有層」と称する)と、気泡含有率が0.5%以上1%未満であり且つOH基濃度が35ppm以上300ppm未満である半透明シリカガラス層(以下、「半透明層」と称する)を備えるシリカガラスルツボが提供される。
本発明者は、シリカガラスルツボを用いてシリコンインゴットの長時間引き上げを行うと、半透明層が壁面に垂直に広がって壁内部に密度が非常に小さい層(以下、「低密度層」と称する)を形成することを見出した。内倒れや座屈はルツボ中のシリコン融液が少なくなったときにルツボの上部が自重によってルツボの内側に倒れる現象であるが、低密度層が形成されるとルツボ上部の密度が小さくなるので、内側に倒れる力が弱まって、内倒れや座屈が抑制される。
低密度層が形成される原理は、必ずしも明らかではないが、以下の通りであると推測される。シリコンの引き上げ時にルツボが加熱されると、半透明層内のOH基が分離されて水蒸気となる。この水蒸気が半透明層内に存在する気泡にトラップされて気泡を膨らませる。半透明層は気泡含有率が小さいので、各気泡にトラップされる水蒸気の量が多く、気泡が大きく膨張して低密度が形成される。気泡含有率が1%以上である気泡含有層では、気泡の数が多いので、各気泡にトラップされる水蒸気の量が少なく、気泡が大きく膨張せず低密度が形成されない。
透明層と半透明層の間には気泡層が必要である。この気泡層がない場合、半透明層で発生した水蒸気が透明層に移動して透明層中の気泡を膨張させることがあるからである。透明層中の気泡が膨張して破裂すると、ガラスの破片がシリコン融液中に混入する原因となるので好ましくない。
以上のように、本発明の構成のルツボを用いれば、シリコンインゴットの長時間引き上げ後に低密度層が形成されて内倒れや座屈を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態のシリカガラスルツボの構造を示す断面図である。 図1中の領域Aの拡大図である。 本発明の一実施形態のシリカガラスルツボの長時間使用後の構造を示す図1中の領域Aの拡大図である。 実施例1及び比較例2における、使用前のルツボの断面写真である。 実施例における、ルツボの評価基準を説明するための断面図である。 実施例1における、長時間使用後のルツボの断面写真である。 比較例2における、長時間使用後のルツボの断面写真である。
1.シリカガラスルツボの構成
以下、図1〜図3を用いて、本発明の一実施形態のシリカガラスルツボについて説明する。図1は、本実施形態のシリカガラスルツボの構造を示す断面図である。図2は、図1中の領域Aの拡大図である。図3は、本実施形態のシリカガラスルツボの長時間使用後の構造を示す図1中の領域Aの拡大図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態のシリカガラスルツボ1は、シリコン単結晶引き上げに用いるシリカガラスルツボ1であって、前記ルツボ1の壁3が、前記ルツボ1の内面から外面に向かって、気泡含有率が0.5%未満である透明層3aと、気泡含有率が1%以上50%未満の気泡含有層3bと、気泡含有率が0.5%以上1.0%未満であり且つOH基濃度が35ppm以上300ppm未満である半透明層3cを備える。また、図3に示すように、シリコンインゴットの長時間引き上げ後には、半透明層3cに存在している気泡が壁面に垂直に広がって低密度層3eが形成される。
以下、各構成要素について詳細に説明する。
(1)シリカガラスルツボ1
本実施形態のシリカガラスルツボ1は、シリコン単結晶の引き上げに用いられるもので
あり、シングル引き上げとマルチ引き上げのどちらに用いてもよいが、マルチ引き上げに用いることが好ましい。なぜなら、本実施形態のシリカガラスルツボ1は、上記の課題の項で述べたように、シリコンインゴットの引き上げ時間が極めて長い場合に生じる内倒れや座屈の問題を解決するものであるからである。
(2)シリカガラスルツボの壁3
シリカガラスルツボ1の壁3は、図1に示した断面図のように、曲率が比較的大きいコーナー部32と、上面に開口した縁部を有する円筒状の側部31と、直線または曲率が比較的小さい曲線からなるすり鉢状の底部を33を有する。尚、本発明において、コーナー部とは、側部31と底部33を連接する部分で、コーナー部の曲線の接線がシリカガラスルツボの側部31と重なる点から、底部と共通接線を有する点までの部分のことを意味する。
壁3は、ルツボ1の内面から外面に向かって、気泡含有率が0.5%未満である透明層3aと、気泡含有率が1%以上50%未満の気泡含有層3bと、気泡含有率が0.5%以上1.0%未満の半透明層3cを備える。半透明層の外側に気泡含有層が1%以上10%未満である気泡含有層3dを備えても良い。
(2−1)透明層3a
透明層3aは、気泡含有率が0.5%未満である層であり、ルツボ1の最も内側に配置されていて、シリコン融液と接触する。本明細書において、気泡含有率とは、ルツボ1の一定体積(w)に対する気泡占有体積(w)の比(w/w)を意味する。透明層3aに気泡が多く含まれるとシリコンインゴットの引き上げ中の気泡が破裂してルツボ1の破片がシリコン融液中に混入するという問題が生じるので、この観点からは気泡含有率は小さい方が好ましく、0.5%未満が好ましく、0.3%未満が好ましく、0.1%未満がさらに好ましく、0.05%未満がさらに好ましい。気泡含有率は、シリカガラスルツボ1の製造時のアーク加熱の温度と、減圧条件を変化させることによって調節可能である。一例では、シリカ粉を溶融する際の圧力を−50以上〜−95kPa未満、温度を1600〜2600℃に調整した状態で、1〜60分溶融する。
ガラス構造中に含まれるOH基は加熱されると水分としてガラスから離脱する(2Si−OH→Si−O−Si+HO)。ルツボの製造において、熱源に近い内表面側が最も高温になるので、OH基はルツボの内表面から外表面へ高くなる。そのような濃度勾配において、透明層3aに含まれるOH基は内表面側に移動し、ルツボの内表面から水分として離脱するが、気泡周辺のOH基は水分として気泡内に流れ込む。当然、この流れ込む水分の量が多いと、気泡内のガス圧が高くなるので、気泡の膨張は大きくなる。
シリコン融液に接触する透明層中の気泡が大きく膨張すると、シリコンインゴットの引き上げ中に気泡が破裂してルツボ1の破片がシリコン融液中に混入するという問題が生じるので、透明層のOH基の数密度は小さい方が好ましく、40ppm未満であることが好ましく、30ppm以下であることがさらに好ましい。OH基濃度は、赤外線吸収分光法(FT−IR)によって測定することができる。OH基濃度は、シリカガラスルツボ1の製造時のアーク加熱の温度および時間を変化させることによって調節可能である。
透明層3aの厚さは、特に限定されないが、壁3の厚さの5%以上が好ましく、10%以上がさらに好ましい。このような厚さであれば、シリコン融液と透明層3aとが反応して透明層3aの厚さが減少しても気泡含有層3bが露出しにくいからである。また、透明層3aの厚さは、壁3の厚さの25%以下が好ましく、20%以下がさらに好ましい。このような厚さであれば、気泡含有層3bが十分に厚くなるので、気泡含有層3bの後述する機能が十分に発揮されるからである。
透明層3aは、合成シリカガラスで形成してもよく、天然シリカガラスで形成してもよいが、シリコン融液と接触する部分は合成シリカガラスで形成することが好ましい。合成シリカガラスは、化学合成された非晶質のシリカ(二酸化シリコン)を溶融させたものを固化して形成されるガラスであり、天然シリカガラスは、α−石英を主成分とする天然鉱物を溶融させたものを固化することによって形成されるガラスである。合成シリカガラスは、不純物濃度が非常に低いので、シリコン融液と接触する部分に合成シリカガラスを用いることによってシリコン融液への不純物の混入を低減することができる。シリカの化学合成の方法は、特に限定されないが、四塩化珪素(SiCl)の気相酸化(乾式合成法)や、シリコンアルコキシド(Si(OR))の加水分解(ゾル・ゲル法)が挙げられる。
(2−2)気泡含有層3b
気泡含有層3bは、気泡含有率が1.0%以上50%未満であり、透明層3aの外側に形成される。気泡含有層3bの気泡は、(1)ルツボの外側から内側に移動するOH基を水分として回収するので、透明層の気泡に流れ込む水分量を減らし、結果的に透明層中の気泡膨張を抑制する(2)ルツボ1の軽量化、(3)シリコンインゴットの引き上げ時にルツボ1の周囲に配置されるヒーターからの赤外線の散乱という機能を有している。気泡含有層3bの気泡含有率は、20%以下が好ましく、10%以下がさらに好ましい。気泡含有率が大きすぎると、ルツボの強度が低下するからである。
気泡含有層3bの形成には、シリカガラスルツボ1の製造時のアーク加熱の減圧条件を変化させることによって調節可能である。具体的には、シリカ粉を溶融する際の圧力を0以上〜−10kPa未満、温度を1600〜2600℃に調整した状態で、1〜30分溶融する。
(2−3)半透明層3c
気泡含有層3bの外側には半透明層3cが配置される。半透明層3cは、気泡含有率が0.5%以上1.0%未満の層である。この層内のOH基が加熱により脱離して水蒸気となり、この水蒸気が気泡を膨張させて低密度層が形成されるが、気泡含有率が低すぎると、水蒸気がトラップされにくいので低密度層が形成されず、気泡含有率が高すぎると各気泡にトラップされる水蒸気量が少なすぎるので低密度層が形成されないので、半透明層3cの気泡含有率は上記の範囲内である。また、半透明層3cのOH基濃度は、35ppm以上300ppm未満である。35ppm未満であると脱離される水蒸気量が少なすぎて低密度層が形成されず、300ppmm以上であるとガラスが結晶化して低密度層にならないからである。
半透明層3cの厚さは、壁3の厚さの10〜60%であることが好ましい。半透明層3cが薄すぎると長時間の引き上げ後に形成される低密度層の厚さも薄くなり壁3の密度低下の効果が小さいので好ましくない。半透明層3cが厚すぎると、低密度層が厚くなりすぎて強度が低下するので好ましくない。例えば、ルツボの壁厚が20mmであれば、半透明層3cの厚みは2〜12mmである。気泡含有率は、アルキメデス法という方法によって測定することができる。但し、気泡含有率は、シリカガラスルツボ1の製造時のアーク加熱の温度と、減圧条件を変化させることによって調節可能である。具体的には、シリカ粉を溶融する際の圧力を−10以上〜−50kPa未満、温度を1600〜2600℃に調整した状態で、5〜30分溶融する。
(2−4)気泡含有層3d
半透明層3cの外側には気泡含有層3dを配置してもよい。半透明層3cは長時間の引き上げ後に半透明層3c中の気泡が膨張するのでその表面に多数の微細な凹凸が形成される。この表面がルツボの外表面に露出していると、凹凸が欠けてガラス片が発生し、シリコン融液内に混入する恐れがある。このため、半透明層3cを露出させないように半透明層3cの外側に気泡含有層3dを配置することが好ましい。
気泡含有層3bおよび3dの合計厚さは、特に限定されないが、壁3の厚さの10%以上が好ましく、20%以上がさらに好ましい。このような厚さであれば、気泡含有層3bが十分に厚くなるので、気泡含有層3bの上記機能が十分に発揮されるからである。気泡含有層3bの厚さは、壁3の厚さの50%以下が好ましく、40%以下がさらに好ましい。このような厚さであれば、透明層3aの厚さを十分に厚くできるので、シリコン融液と透明層3aとが反応して透明層3aの厚さが減少しても気泡含有層3bが露出しにくいからである。
気泡含有層3b及び3dは、合成シリカガラスで形成してもよく、天然シリカガラスで形成してもよいが、天然シリカガラスで形成した方がルツボの強度が高くなるので、天然シリカガラスで形成することが好ましい。
(2−5)不純物含有層
気泡含有層3bと3dの一方又は両方に不純物含有シリカガラス層(以下、「不純物含有層」と称する)をさらに備えていることが好ましい。不純物含有層は、不純物を含有しているガラス層である。シリコンインゴットの引き上げ時のシリコン融液の温度は、約1450℃であり、このような高温環境下では、ガラス層に不純物が含まれていると、この不純物が核となってガラスが比較的容易に結晶化される。クリストバライトなどの結晶はガラスよりも強度が高いので、この結晶化によってルツボ1の強度が高くなる。また、
不純物含有層を構成するガラスの種類は特に限定されず、合成シリカガラスであっても天然シリカガラスあってもよい。
不純物の種類は、不純物含有層の結晶化を促すものであれば特に限定されないが、金属不純物、例えば、アルカリ金属(例:ナトリウムやカリウム)、アルカリ土類金属(マグネシウムやカルシウム)、一例ではアルミニウムである。アルミニウムを添加した場合、不純物含有層3cの粘度が高まるので、不純物はアルミニウムが好ましい。不純物の含有量は、結晶化を促すのに十分な量であれば特に限定されないが、例えば、20ppm以上である。また、不純物の含有量は、あまりにも多いと不純物が熱拡散によってルツボ1の内面にまで到達する可能性が高くなるので、500ppm以下が好ましい。
気泡含有層3b及び/又は3dに設けられる不純物含有層の厚さは、気泡含有層3bと3dの厚み以下であれば特に限定されないが、3bあるいは3dの50〜90%が好ましく、60〜80%がさらに好ましい。このような範囲であれば、ルツボ1の強度を高めることができる。その制御は、回転モールドに原料を充填する際の各原料の厚みを制御すれば良い。
2.シリカガラスルツボの製造方法
本実施形態のシリカガラスルツボ1は、(1)回転モールドの内面(底面及び側面)上に結晶質又は非晶質のシリカ粉を堆積させることによって天然シリカ層(以下、「天然層」と称する)、合成シリカ層(以下、「合成層」と称する)、又は不純物含有層を形成するためのシリカ粉層を形成し、(2)このシリカ粉層を溶融した後に固化させることによって製造することができる。溶融は、前記モールド側から前記シリカ粉層を0kPa〜−95kPa気圧で減圧した状態で1600〜2600℃で4〜120分行う。
天然層を形成するためのシリカ粉(天然シリカ粉)は、α−石英を主成分とする天然鉱物を粉砕・精製して粉状にすることによって製造することができる。
合成層を形成するためのシリカ粉(合成シリカ粉)は、四塩化珪素(SiCl)の気相酸化(乾式合成法)や、シリコンアルコキシド(Si(OR))の加水分解(ゾル・ゲル法)などの化学合成による手法によって製造することができる。
不純物含有層を形成するためのシリカ粉は、天然シリカ粉又は合成シリカ粉と不純物とを混合することによって得ることができる。一例では、シリカ粉と金属アルコキシドを混合し、600〜1100℃程度の温度で焼成することによってシリカ粉表面に不純物(この場合、金属不純物)を付着させることによって、シリカ粉に不純物を導入することができる。
上記の条件で、シリカ粉層を溶融した後に固化させることによって、上記実施形態で示した構成を有するシリカガラスルツボ1を製造することができる。このように、減圧時の圧力、加熱温度及び時間は、気泡含有率、気泡の数、OH基の数密度に影響を与えるので、これらを変化させることによって、所望の気泡含有率、気泡の数、OH基の数密度を有するシリカガラスルツボを製造することができる。
各ガラス層の気泡含有率は、シリカ粉層を溶融させる際の減圧の圧力を変化させることによって調節可能である。シリカ粉層は、ルツボの内側に配置された電極間のアーク放電によって溶融されるので、ルツボの内側から順に溶融される。従って、最初に−50以上〜−95kPa未満の圧力で減圧した状態でシリカ粉層を溶融させて透明層3aを形成し、次に、0以上〜−10kPa未満の圧力で減圧した状態でシリカ粉層を溶融させて気泡含有層3bを形成し、次に、−10以上〜−50kPa未満の圧力で減圧した状態でシリカ粉層を溶融させて半透明層3cを形成し、次に、必要な場合には、0以上〜−10kPa未満の圧力で減圧した状態でシリカ粉層を溶融させて気泡含有層3dを形成する。
3.シリコンインゴットの製造方法
シリコンインゴットは、(1)本実施形態のシリカガラスルツボ1内で多結晶シリコンを溶融させてシリコン融液を生成し、(2)シリコン種結晶の端部を前記シリコン融液中に浸けた状態で前記種結晶を回転させながら引き上げることによって製造することができる。
マルチ引き上げを行う場合には、シリカガラスルツボ1内に多結晶シリコンを再充填及び溶融させて、シリコンインゴットの再度の引き上げを行う。従来のルツボでは、マルチ引き上げを繰り返すうちに、ルツボ1の壁厚が薄くなるとともにその強度が低下し、その結果、内倒れや座屈が生じる場合があったが、本実施形態のシリカガラスルツボ1を用いれば、マルチ引き上げを繰り返すと、低密度層3cが成長し、その結果、ルツボ1の密度が低下して内倒れや座屈が抑制される。
シリコン融液中にBaを添加することが好ましい。Baを添加すると、ルツボ1の内面が結晶化されやすくなるからである。Baの添加量は、特に限定されないが、0.05〜5ppmが好ましい。この範囲であれば、ルツボ1の内面を結晶化することができ、かつ、シリコンインゴット中へのBaの混入の影響を実質的に無視することができるからである。
1.半透明層3cの気泡含有率及びOH基濃度が低密度層の形成に与える影響
外径が800mmであり、壁厚が20mmであるルツボを製造した。実施例及び比較例のルツボは、回転モールドの内面に天然シリカ粉36mmと、その上に合成シリカ粉4mmを堆積させてシリカ粉層を形成し、アーク放電によってシリカ粉層を加熱溶融した後、固化させることによって形成した。アーク放電時には、モールド側からシリカ粉層を減圧した。実施例及び比較例での、減圧と加熱条件は、表1の通りである。表1の条件に従って、ルツボの内側から順に透明層、気泡含有層、半透明層、気泡含有層を順に形成した。但し、比較例2では、半透明層の位置に気泡含有層が形成され(従って、透明層と気泡含有層の二層構造になり)、比較例3では、半透明層の位置に透明層が形成される。実施例1と比較例2のルツボの断面写真を図4に示す。図4を参照すると、実施例1のルツボの壁が四層構造になっていて、比較例2のルツボの壁が二層構造になっていることが分かる。
次に、表1の条件で製造したルツボについて、半透明層の気泡含有率、半透明層の厚み、半透明層のOH基濃度を測定した。また、そのルツボを実際の単結晶引上げで評価し、低密度層の発生と強度について評価した。強度の評価は、カーボンサセプター5の上端面を基準面として、ルツボ1の使用前と使用後(400時間の引き上げ後)に基準面からのルツボ1の上端面までの距離を測定して求まる沈み込み量に基づいて行った(図5参照)。その結果を表2に示し、その評価基準を以下に示す。
評価基準
◎:沈み込み量が10mm未満
○:沈み込み量が10mm以上〜20mm未満
△:沈み込み量が20mm以上〜30mm未満
×:沈み込み量が30mm以上
実施例1〜9では、図6(実施例1のルツボの断面写真)に示すように半透明層の気泡が大きく膨張し、低密度層が形成されていた。一方、比較例1〜3では、図7(比較例2のルツボの断面写真)に示すように低密度層は形成されていなかった。
表2に示すように、実施例1〜9では、半透明層の気泡含有率が0.5以上1.0未満であり且つOH基濃度が35ppm以上であるため、低密度層が形成され、ルツボの強度が高かった。また、実施例1〜6では、壁の厚さに対する半透明層の厚さが10〜60%であるため、ルツボの強度が特に高かった。一方、比較例1では、OH基濃度が低すぎるため低密度層が形成されず、比較例2〜3では、気泡含有率が低すぎるか高すぎるため低密度層が形成されず、ルツボの強度が低かった。
2.外面側のAl層の影響
Al層で気泡層(3bおよび3d)を形成した場合の影響を調べた。実施例10では、回転モールドの内面から、天然シリカ層にAl含有天然シリカ粉12mmと、その上に天然シリカ粉20mmと、その上にAl含有天然シリカ粉4mmとその上に合成シリカ粉4mmを堆積させてシリカ粉層を形成し、アーク放電によってシリカ粉層を加熱溶融した後、固化させることによって形成した。Al含有天然シリカ粉は、天然シリカ粉のAl濃度より、20ppm高くなるように調製した。アーク放電時には、モールド側からシリカ粉層を減圧した。減圧の圧力、加熱温度及び時間は、実施例1と同じにした。
実施例1と実施例10のルツボを用いて、実施例1と同じ条件で、シリコンインゴットのマルチ引き上げを行い、その沈み込み量を調べた。評価基準は上記と同じである。
その結果を表3に示す。
表3に示すように、実施例1にAl層を導入した場合では、実施例1よりも沈み込み量が改善している。これにより、気泡層の外面側に不純物含有層を設けることによって、沈み込み量が更に低減できることが確認された。
3.シリコン融液へのBa添加の影響
実施例1と同じ条件でルツボを作製し、シリコン融液にBaを1ppm添加する以外は実施例1と同じ条件でシリコンインゴットのマルチ引き上げを行い、沈み込み量を調査した。
その結果、Baをシリコン融液に添加したルツボでは、沈み込み量は上記と同じ基準で評価すると、結果は◎に該当した。これにより、シリコン融液にBaを添加することによって、沈み込み量が低減できることが確認された。

Claims (8)

  1. シリコン単結晶引き上げに用いるシリカガラスルツボであって、前記ルツボの壁が、前記ルツボの内面から外面に向かって、気泡含有率が0.5%未満である透明シリカガラス層と、気泡含有率が1%以上50%未満である気泡含有シリカガラス層と、気泡含有率が0.5%以上1%未満であり且つOH基濃度が35ppm以上300ppm未満である半透明シリカガラス層を備えるシリカガラスルツボ。
  2. 前記半透明シリカガラス層の外面側に気泡含有率が1%以上50%未満である気泡含有シリカガラス層をさらに備える請求項1に記載のルツボ。
  3. 前記半透明シリカガラス層は、その厚さが、前記ルツボの壁の厚さの10%〜60%である請求項1又は2に記載のルツボ。
  4. 前記半透明シリカガラス層の内面側の気泡含有シリカガラス層と、外面側の気泡含有シリカガラス層の少なくとも一方は、不純物を含有する不純物含有シリカガラス層を備える請求項1〜3の何れか1つに記載のルツボ。
  5. 回転モールドの内面にシリカ粉層を形成し、このシリカ粉層を溶融した後に固化させることによってシリカガラス層を形成する工程を備えるシリカガラスルツボの製造方法であって、
    最初に−50以上〜−95kPa未満の圧力で減圧した状態で前記シリカ粉層を溶融させて透明層を形成し、次に、0以上〜−10kPa未満の圧力で減圧した状態で前記シリカ粉層を溶融させて気泡含有層を形成し、次に、−10以上〜−50kPa未満の圧力で減圧した状態で前記シリカ粉層を溶融させて半透明層を形成するシリカガラスルツボの製造方法。
  6. 前記半透明層を形成する際の温度は、1600℃〜2600℃である請求項5に記載の方法。
  7. 請求項1〜4の何れか1つのルツボ内で多結晶シリコンを溶融させてシリコン融液を得て、このシリコン融液に種結晶の端部を浸けて回転させながら引き上げることによってシリコンインゴットの引き上げを行った後、多結晶シリコンを再充填及び溶融させて、シリコンインゴットの再度の引き上げを行う工程を備えるシリコンインゴットの製造方法。
  8. 前記シリコン融液中にBaを添加する請求項7に記載の方法。
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