JP5498204B2 - 柱状体と柱状体の接合部構造および柱状物形成装置 - Google Patents
柱状体と柱状体の接合部構造および柱状物形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5498204B2 JP5498204B2 JP2010046993A JP2010046993A JP5498204B2 JP 5498204 B2 JP5498204 B2 JP 5498204B2 JP 2010046993 A JP2010046993 A JP 2010046993A JP 2010046993 A JP2010046993 A JP 2010046993A JP 5498204 B2 JP5498204 B2 JP 5498204B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- columnar body
- columnar
- joint portion
- engagement convex
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
そのために、柱状体の打設時に土との接触により脱落して回転力を伝達できなくなったり、打設修正のために、再度柱状体同士を分離する場合に、磨耗や腐食により押付け部材を押付け解除操作ができなくなる場合があるという問題点がある。
また、開口部を規制部材とは別の蓋部材で閉塞されるために、規制部材は、その脱落が防止され、しかも、外部に露出するのは蓋部材だけであるので、その蓋部材により土砂からの磨耗などから規制部材は保護され、さらに蓋部材を除去すれば簡単に規制部材を取り除いて柱状体同士の接続を解除できる。
従って、柱状体同士が相対回転しないように接続できながら、その接合部の解除操作がいつでも可能になる。
そして、上記構造は、柱状体の両端部に第1接合部と第2接合部が振り分けて設けてあることにより、1種類の柱状体を複数本形成するだけで柱状体同士を上記構成により接続して使用でき、組付け作業性が良い。
前記第1接合部の内周面上には第1係合凸部を有すると共に、前記第2接合部の外周面上には第2係合凸部を有していて、
前記第2接合部を前記第1接合部に挿入した後、前記第2接合部をそれ自身の軸芯回りへ回動操作することにより、前記第2係合凸部と前記第1係合凸部とが係合して、前記第1柱状体と前記第2柱状体がそれらの長手方向への相対移動を阻止可能になるように構成してある柱状体の接合部構造であって、
前記第1接合部と前記第2接合部とは、嵌合状態で前記軸芯周りの全周にわたって相対回転自在に形成してあり、前記第2係合凸部と前記第1係合凸部とが係合した状態で、前記第2接合部と前記第1接合部との間に挿入することにより、前記第2係合凸部と前記第1係合凸部との双方に当接して、前記第2接合部と前記第1接合部との相対回転を規制する規制部材を設け、前記規制部材を前記第2接合部と前記第1接合部との間に挿入するための開口部を、前記第1接合部に形成し、前記規制部材を前記第2接合部と前記第1接合部との間に挿入した状態で前記開口部を閉塞する蓋部材を着脱自在に設けてあるところにある。
また、第1柱状体の両端部に第1接合部を設け、前記第1柱状体の長手方向に隣接する前記第2柱状体の両端部に、前記第1接合部に内嵌させて接続可能な第2接合部を設けると、2本以上の柱状体の連結により柱状物を形成する場合に有効に利用できる。
図1〜図3に示すように、本発明の柱状体の一例として、地中杭として使用される柱状体1は、鋼管製の柱状体本体2の両端部に、外嵌用継手としての鋼管製の第1接合部3と、内嵌用継手としての鋼管製の第2接合部4とを振り分けて溶接により一体に取り付けてある。
前記第1接合部3と第2接合部4とは、異なる柱状体1同士の間で第1接合部3に第2接合部4を内嵌連結可能に構成し、第1接合部3の内側には第1係合凸部5を、周方向の複数箇所に一体形成してあると共に、第2接合部4の外側には第2係合凸部6を、第1係合凸部5に対応させて周方向の複数箇所に一体形成してある。
第1係合凸部5間の間隔は、第2係合凸部6の周方向の幅より大きく、第2係合凸部6間の間隔は、第1係合凸部5の周方向の幅より大きい。このために、第1係合凸部5間の開口部9に第2係合凸部6が通過することによって、第1接合部3に第2接合部4を挿入した後(図3(a)→(b))、第2接合部4をそれ自身の軸芯回りへ回動操作することにより、第2係合凸部6の柱状体本体2側の端面と第1係合凸部5の柱状体本体2側の端面とが係合して(図3(c))、異なる柱状体1同士が長手方向への相対移動を阻止可能に構成してある。
第1接合部3が柱状体1の上端側に位置し、且つ、第2接合部4が柱状体1の下端側に位置する上下姿勢にして、第1接合部3に第2接合部4を挿入した際に、前記空隙7に落とし込むようにして挿入することにより(図2、図3(c)→(d))、第2係合凸部6と第1係合凸部5との双方に当接して、第2接合部4と第1接合部3との相対回転を規制する金属製湾曲板状の規制部材8を設け、その規制部材8を第2接合部4と第1接合部3との間の空隙7に落とし込み挿入するための開口部9を、第1接合部3に形成し、規制部材8を第2接合部4と第1接合部3との間の空隙7に挿入した状態で、開口部9を閉塞する金属製の蓋部材10を、ボルト11を介して第2接合部4に着脱自在に設けてある(図2、図3(d)→(e))。
尚、開口部9に蓋部材10を取り付けると、第1接合部3の外周面と、蓋部材10の外周面とが、同一円筒面上に一致する様にその外周面を円筒形の一部をなす形状に成形してある。
以下に他の実施の形態を説明する。
〈2〉 柱状体本体2は、円筒状に限らず断面が三角形や四角形やその他の多角形の筒体であってもよく、また、例えば、鋼管内にコンクリートを充填した中実の柱状体であっても良い。
〈3〉 前記規制部材8には、図4に示すように、第2接合部4と第1接合部3との間から抜き取るための係止部16を、設けてあれば、接合した柱状体1を分離して再度使用するときに作業性が良く、係止部としては、手や工具が係止できる凹部からなる係止部や、取っ手を設けてあっても良い。また、規制部材8が鉄材の場合、抜き取る際に磁石によって吸引して上へ抜き取っても良い。
〈4〉 前記蓋部材10は、第2接合部4にボルト11で固定する構造に代えて、第1接合部3に、着脱自在に固定する構造であっても良い。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
3 第1接合部
4 第2接合部
5 第1係合凸部
6 第2係合凸部
8 規制部材
9 開口部
10 蓋部材
Claims (4)
- 両端部に第1接合部と第2接合部とを振り分けて設け、
前記第1接合部と前記第2接合部とを、異なる柱状体同士の間で前記第1接合部に前記第2接合部を内嵌連結可能に構成し、
前記第1接合部の内周面上には第1係合凸部を有すると共に、前記第2接合部の外周面上には第2係合凸部を有し、
前記第1接合部に前記第2接合部を挿入した後、前記第2接合部をそれ自身の軸芯回りへ回動操作することにより、前記第2係合凸部と前記第1係合凸部とが係合して、異なる柱状体同士が長手方向への相対移動を阻止可能になるように構成してある柱状体であって、
前記第1接合部と前記第2接合部とは、嵌合状態で前記軸芯周りの全周にわたって相対回転自在に形成してあり、
前記第2係合凸部と前記第1係合凸部とが係合した状態で、
前記第2接合部と前記第1接合部との間に挿入することにより、
前記第2係合凸部と前記第1係合凸部との双方に当接して、前記第2接合部と前記第1接合部との相対回転を規制する規制部材を設け、
前記規制部材を前記第2接合部と前記第1接合部との間に挿入するための開口部を、前記第1接合部に形成し、
前記規制部材を前記第2接合部と前記第1接合部との間に挿入した状態で前記開口部を閉塞する蓋部材を着脱自在に設けてある柱状体。 - 第1柱状体の端部に第1接合部を設け、
その第1柱状体の長手方向に隣接する第2柱状体の端部に、前記第1接合部に内嵌させて接続可能な第2接合部を設け、
前記第1接合部の内周面上には第1係合凸部を有すると共に、前記第2接合部の外周面上には第2係合凸部を有していて、
前記第2接合部を前記第1接合部に挿入した後、前記第2接合部をそれ自身の軸芯回りへ回動操作することにより、前記第2係合凸部と前記第1係合凸部とが係合して、前記第1柱状体と前記第2柱状体がそれらの長手方向への相対移動を阻止可能になるように構成してある柱状体の接合部構造であって、
前記第1接合部と前記第2接合部とは、嵌合状態で前記軸芯周りの全周にわたって相対回転自在に形成してあり、
前記第2係合凸部と前記第1係合凸部とが係合した状態で、
前記第2接合部と前記第1接合部との間に挿入することにより、
前記第2係合凸部と前記第1係合凸部との双方に当接して、前記第2接合部と前記第1接合部との相対回転を規制する規制部材を設け、
前記規制部材を前記第2接合部と前記第1接合部との間に挿入するための開口部を、前記第1接合部に形成し、
前記規制部材を前記第2接合部と前記第1接合部との間に挿入した状態で前記開口部を閉塞する蓋部材を着脱自在に設けてある
柱状体の接合部構造。 - 第1柱状体と第2柱状体を設け、
前記第1柱状体の両端部の内の少なくとも一方に第1接合部を設け、
前記第1柱状体の長手方向に隣接する前記第2柱状体の両端部の内の少なくとも一方に、前記第1接合部に内嵌させて接続可能な第2接合部を設け、
前記第1接合部の内周面上には第1係合凸部を有すると共に、前記第2接合部の外周面上には第2係合凸部を有していて、
前記第2接合部を前記第1接合部に挿入した後、前記第2接合部をそれ自身の軸芯回りへ回動操作することにより、前記第2係合凸部と前記第1係合凸部とが係合して、前記第1柱状体と前記第2柱状体がそれらの長手方向への相対移動を阻止可能になるように構成してある柱状物形成装置であって、
前記第1接合部と前記第2接合部とは、嵌合状態で前記軸芯周りの全周にわたって相対回転自在に形成してあり、
前記第2係合凸部と前記第1係合凸部とが係合した状態で、
前記第2接合部と前記第1接合部との間に挿入することにより、
前記第2係合凸部と前記第1係合凸部との双方に当接して、前記第2接合部と前記第1接合部との相対回転を規制する規制部材を設け、
前記規制部材を前記第2接合部と前記第1接合部との間に挿入するための開口部を、前記第1接合部に形成し、
前記規制部材を前記第2接合部と前記第1接合部との間に挿入した状態で前記開口部を閉塞する蓋部材を着脱自在に設けてある柱状物形成装置。 - 前記規制部材を前記第2接合部と前記第1接合部との間から抜き取るための係止部を、前記規制部材に設けてある請求項3に記載の柱状物形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010046993A JP5498204B2 (ja) | 2010-03-03 | 2010-03-03 | 柱状体と柱状体の接合部構造および柱状物形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010046993A JP5498204B2 (ja) | 2010-03-03 | 2010-03-03 | 柱状体と柱状体の接合部構造および柱状物形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011179285A JP2011179285A (ja) | 2011-09-15 |
JP5498204B2 true JP5498204B2 (ja) | 2014-05-21 |
Family
ID=44691076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010046993A Active JP5498204B2 (ja) | 2010-03-03 | 2010-03-03 | 柱状体と柱状体の接合部構造および柱状物形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5498204B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6405631B2 (ja) * | 2013-12-26 | 2018-10-17 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼管杭の回転抑止構造 |
JP5916780B2 (ja) * | 2014-03-20 | 2016-05-11 | 株式会社クボタ | 鋼管連結構造及び鋼管連結方法 |
JP6318944B2 (ja) * | 2014-07-24 | 2018-05-09 | 新日鐵住金株式会社 | 杭継手の回転抑止構造 |
JP6347193B2 (ja) * | 2014-09-25 | 2018-06-27 | 新日鐵住金株式会社 | 杭継手の回転抑止構造 |
JP6497116B2 (ja) * | 2015-02-23 | 2019-04-10 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼管杭の回転抑止構造 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3600902B2 (ja) * | 1994-02-09 | 2004-12-15 | 三谷セキサン株式会社 | 連結杭 |
JPH09137447A (ja) * | 1995-11-14 | 1997-05-27 | Kubota Corp | 杭の接続部構造 |
JP3228691B2 (ja) * | 1997-01-14 | 2001-11-12 | 俊彦 下飯坂 | 鋼管継手 |
JP3909566B2 (ja) * | 2001-09-18 | 2007-04-25 | 株式会社ジオトップ | 杭の継手構造 |
-
2010
- 2010-03-03 JP JP2010046993A patent/JP5498204B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011179285A (ja) | 2011-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5498204B2 (ja) | 柱状体と柱状体の接合部構造および柱状物形成装置 | |
US20050248152A1 (en) | Pressed-connection arrangement | |
JP6858513B2 (ja) | 鋼管連結機構 | |
JP4906629B2 (ja) | 柱状体セットとその使用方法 | |
JP6594193B2 (ja) | 鋼管の継手機構及び連結方法 | |
JP2006077388A (ja) | 杭埋設方法 | |
JP5619975B2 (ja) | 杭の継手構造 | |
JP5916780B2 (ja) | 鋼管連結構造及び鋼管連結方法 | |
JP6551964B2 (ja) | ペグ | |
US9057176B2 (en) | Retention system for a ground-engaging tool | |
JP3135948U (ja) | 鋼管杭の継合構造 | |
JP5639349B2 (ja) | トレミー管の連結構造 | |
JP5475851B1 (ja) | 管継手構造 | |
JP2010007225A (ja) | ヤットコ | |
JP3583009B2 (ja) | 杭の接続構造 | |
JP2009270403A (ja) | 中空パイルの埋設装置に用いるクラッチ体 | |
JP2011163081A (ja) | 地盤改良体を用いた基礎構造及びその構築方法 | |
JP6856370B2 (ja) | ケーシング結合構造 | |
JP6739300B2 (ja) | 鋼管連結機構 | |
DK3018258T3 (en) | Street cover for extension spindle | |
KR200465838Y1 (ko) | 밸브의 체결구조 | |
KR20190001721U (ko) | 캡 풀림 방지장치 | |
JP5311212B2 (ja) | 夾雑物捕集装置及びその設置方法 | |
JP2010203553A (ja) | 管継手保護カバー、及び管継手保護構造 | |
KR20090103288A (ko) | 맨홀뚜껑 잠금장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130801 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130924 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5498204 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |