JP5498149B2 - 二次電池装置および車両 - Google Patents

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Description

本発明は二次電池装置および車両に関し、特に、複数の二次電池セルを含む組電池を備えた二次電池装置、および、その二次電池装置を備えた車両に関する。
近年、二次電池は、高電圧、高エネルギー密度を有するものの研究が進み、コードレス携帯型電子機器の電源、さらには電気自動車などの車両駆動用の電源などとして注目されている。高い出力が要求される場合には、二次電池セルを複数個、直列や並列に接続した組電池を構成し、この組電池を複数個組み合わせて二次電池パックとして搭載されている。
特に、高い出力が要求される二次電池装置では、二次電池セルの出力電流の大きさから二次電池セルの劣化の程度を確認するために、所定秒後の二次電池セルの内部抵抗を推定することが要求されている。
例えば特許文献1では、二次電池セルの電圧及び電流値から内部抵抗を算出し、この値と放電電荷とから内部抵抗カーブを求めることが提案されている。また、特許文献2では、電圧−電流特性から直線回帰して内部抵抗や最大放電電力を求めることが提案されている。
特開平8−254573号公報 特開平9−297163号公報
しかし、二次電池セルの内部抵抗は、二次電池セルの温度やSOC(State of Charge:残容量)の影響を受けるため、一意に決定される値として扱うことが困難である。また、二次電池セルの内部抵抗は、電流変化後の経過時間や周波数に依存するものである。したがって、より正確な内部抵抗の値を推定するためには、充電時あるいは放電時の電流の周波数特性やパルス幅による変化を考慮する必要がある。
例えば、ある時点において10秒間放電できる最大電流を求める場合、10秒後の電圧に対応した内部抵抗値を把握しておくことが必要となる。定電流パルス放電を行う場合、電池電圧は放電直後から経時的に低下するので、放電開始後何秒目の電圧に基づくのかによって、得られる内部抵抗値は異なることになる。なお、ここではある時点からx秒後の電圧をもとにした内部抵抗値を「x秒抵抗」と呼ぶことにする。
上記特許文献1および特許文献2に開示された技術では、内部抵抗値の時間特性を考慮せずに内部抵抗の値を推定しているため、任意の数xに対する「x秒抵抗」の推定精度が低下することがあった。二次電池セルの内部抵抗を推定する精度が低下すると、二次電池セルの劣化の程度を精度良く推定することができなかった。推定された内部抵抗値が実際の値よりも小さくなると、二次電池セルは要求された出力を供給することができなくなる。この場合には、二次電池装置を搭載する機器が起動されないときがあった。
また、現実に電池が使用されている系において、「x秒抵抗」を測定する際に理想的なパルスを入力し、その応答を得る機会はなく、測定のためには実用環境とは別に測定機会を設ける必要があった。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであって、二次電池セルの内部抵抗を統計的に求め、二次電池セルの劣化の程度を推定可能とする二次電池装置および車両を提供することを目的とする。
本発明の第1態様による二次電池装置は、複数の二次電池セルを含む組電池と、前記二次電池セルの電圧を測定する電圧測定手段と、前記組電池の電流を測定する電流測定手段と、前記電圧測定手段により測定された測定電圧値と、前記電流測定手段により測定された測定電流値とを記憶する記憶手段と、前記電圧測定手段、前記電流測定手段、および前記記憶手段の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、第1期間毎に前記測定電圧値及び前記測定電流値を前記記憶手段に記憶し、複数の前記第1期間を含む第2期間に測定された複数の前記測定電圧値の平均電圧値と複数の前記測定電流値の平均電流値とを算出し、連続する前記第2期間の平均電圧値の差分値と、連続する前記第2期間の平均電流値の差分値とを算出し、複数の前記第2期間を含む第3期間における平均電圧値の差分値と平均電流値の差分値との複数の組から回帰直線の傾きを算出する内部抵抗算出部を備えることを特徴とする二次電池装置である。
本発明の第2態様による車両は、上記第1態様による二次電池装置を備える車両である。
本発明によれば、二次電池セルの内部抵抗を統計的に求め、二次電池セルの劣化の程度を推定可能とする二次電池装置および車両を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る車両の一構成例を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る二次電池装置の一構成例を概略的に示す図である。 図2Aに示す二次電池装置の、組電池監視部の一構成例を説明するための図である。 二次電池セルの等価回路の一例を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る二次電池装置の二次電池セルの電圧の時間経過の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る二次電池装置において、一定周期における二次電池セルの平均電圧値の差分値と平均電流値の差分値との組を示す散布図である。 一定期間にサンプリングされた二次電池セルの電圧値と電流値との組を示す散布図である。 定電流パルスを印加した場合の二次電池セルの電圧値の一例を示す図である。 図7Aに示す電圧値および電流値から算出された、一定周期における平均電圧値および平均電流値の一例を示す図である。 図7Bに示す平均電圧値および平均電流値から算出された、連続する2周期の平均電圧値の差分および平均電流値の差分の一例を示す図である。 図7Cに示す平均電圧値および平均電流値の複数の組を示す散布図、および、平均電圧値および平均電流値の複数の組から算出される回帰直線の一例を示す図である。 図7Aに示す電圧値および電流値のサンプリング値の一部をプロットした散布図の一例を示す図である。 定電流パルスを印加した場合の二次電池セルの電圧値の他の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る二次電池装置のサンプリング周期毎の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る二次電池装置の一定周期毎の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る二次電池装置の内部抵抗値を算出する動作の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る二次電池装置および車両ついて、図面を参照して説明する。図1に、発明の一実施形態に係る二次電池装置が車両100に搭載された例を示す。但し、図1は車両100、車両100への二次電池装置の搭載個所、及び車両100の駆動モータなどは概略的に示している。
二次電池装置は、複数の組電池モジュール101(1)、101(2)…101(4)が互いに直列接続されている。組電池モジュール101(1)、101(2)…101(4)は、それぞれ独立して取り離すことが可能であり、別の組電池モジュールと交換することができる。
二次電池装置の下位側(電圧が低い方を下位と称する)の組電池モジュール101(1)の負極端子には、接続ライン31の一方の端子が接続されている。この接続ライン31は、後述する電池管理装置60内の電流測定回路602を介してインバータ40の負極入力端子に接続されている。
また二次電池装置の上位側(電圧が高い方を上位と称する)の組電池モジュール101(4)の正極端子には、接続ライン32の一方の端子が、スイッチ装置33を介して接続されている。接続ライン32の他方の端子は、インバータ40の正極入力端子に接続されている。
スイッチ装置33は、電池への充電が行われるときにオンするプリチャージスイッチSWP(図2Aに示す)、電池出力が負荷へ供給されるときにオンするメインスイッチSWM(図2Aに示す)を含む。プリチャージスイッチSWPおよびメインスイッチSWMは、スイッチ素子が近傍に配置されたコイルに供給される信号によりオンおよびオフされるリレー回路を備える。
インバータ40は、入力した直流電圧をモータ駆動用の3相の交流(AC)の高電圧に変換する。このインバータ40は、後述する電池管理装置(BMU:Battery Management Unit)60あるいは車両全体動作を制御するための電気制御装置71からの制御信号に基づいて、出力電圧が制御される。インバータ40の3相の出力端子は、モータ45の各3相の入力端子に接続されている。モータの回転は、例えば差動ギアユニットを介して、駆動輪WR、WLに伝達される。
電池管理装置60には、独立した外部電源70が接続されている。外部電源70は定格12Vの鉛蓄電池である。また、電池管理装置60には、運転者などの操作入力に応答して車両全体の管理を行う上位制御手段としての電気制御装置71も接続されている。
図2Aに電池管理装置60の全体ブロックを示す。図2Aに示すように、電池管理装置60は、電流測定回路602と、コネクタ51〜54を介して組電池監視回路21〜24の通信部211と接続されたインタフェース回路604と、組電池監視回路21〜24の診断用回路(図示せず)から出力された脈動信号が供給され、アラート信号を出力するアラートシグナルプロセッサ605と、外部電源70から電源電圧が供給される電源供給管理部606と、コンタクタ駆動回路608と、メモリ607と、二次電池装置の動作を制御する制御回路(MPU)CTRとを備えている。
メモリ607は、例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)である。メモリ607には、制御回路CTRの動作を規定するプログラムや、組電池監視回路21〜24から電池管理装置60に供給された組電池11〜14の測定データ(電圧、電流、温度等のデータ)が記録されている。
電池管理装置60には、コネクタCN1を介して、電源電圧、イグニッション信号IGN、および外部充電器信号CHGが、外部電源70、イグニッション(図示せず)、および、外部充電器(図示せず)から供給されている。また、電池管理装置60は、コネクタCN2を介して、電気制御装置71との間で信号の送信および受信を行っている。また、電池管理装置60は、コネクタCN2を介して、電気制御装置71との間で各種データ信号の送信および受信を行なっている。
アラートシグナルプロセッサ605は、インタフェース回路604から供給された脈動信号および制御回路CTRから供給されたアラート信号が正常か異常かを判断する。脈動信号が正常である場合には、アラートシグナルプロセッサ605は一定周波数でオンおよびオフするアラート信号を出力する。脈動信号が異常である場合には、アラートシグナルプロセッサ605は、一定値のアラート信号を出力する。
アラートシグナルプロセッサ605から出力されたアラート信号は、制御回路CTR、コンタクタ駆動回路608、および、コネクタCN2を介して接続された電気制御装置71に供給される。
コンタクタ駆動回路608は、制御回路CTRの制御により、スイッチ装置33のプリチャージスイッチSWPの動作を制御する信号S1と、メインスイッチSWMの動作を制御する信号S2とを出力する。
信号S1、S2は、コネクタCN1を介してスイッチ装置33に供給される。プリチャージスイッチSWPおよびメインスイッチSWMは、近傍に配置されたコイルに供給される信号S1、S2によって、オンあるいはオフされる。
例えば、脈動信号が異常である場合には、制御回路CTRは、供給されたアラート信号より対応する組電池監視回路に異常があると判断し、コンタクタ駆動回路608を制御して、プリチャージスイッチSWPおよびメインスイッチSWMをオフさせる。
電源供給管理部606は、電流測定回路602、インタフェース回路604、アラートシグナルプロセッサ605、メモリ607、および、制御回路CTRに電源電圧を供給する。電源供給管理部606は、制御回路CTRへの電源電圧供給をオンあるいはオフする切替回路606Sと、タイマTMとを備えている。
タイマTMには、外部電源70から出力された12Vの電源電圧が、タイマTMの前段に配置されたDC/DC回路CAにより5Vの直流電圧に変換されて供給される。切替回路606Sには、イグニッション信号IGN、外部充電器信号CHG、および制御回路CTRからの切替制御信号、タイマTMからのウェイクアップ信号、および、外部電源70からの電源電圧が供給されている。
なお、タイマTMからのウェイクアップ信号は、設定された時間毎にオン(=1)となる信号である。ウェイクアップ信号がオンとなるタイミングは制御回路CTRによって設定される。
イグニッション信号IGNは、イグニッションにキーが差込まれたらオン(所定電圧以上)となり、キーが取り外されたらオフ(所定電圧未満)となる信号である。外部充電器信号CHGは、外部充電器が二次電池装置に接続されたらオン(所定電圧以上)となり、接続が解除されたらオフ(所定電圧未満)となる信号である。ウェイクアップ信号、イグニッション信号IGN、および、外部充電器信号CHGは制御回路CTRにも供給されている。
なお、二次電池装置が車両以外の機器に搭載される場合には、イグニッション信号は、二次電池装置が搭載された機器の電源オン操作が成された場合にオンとなり、電源オフ操作が成された場合にオフとなる信号である。
イグニッション信号IGN、外部充電器信号CHG、および、ウェイクアップ信号、の少なくとも1つがオンとなることにより、切替回路606Sは、外部電源70から供給された電源電圧を内部のDC/DC回路によって5Vの直流電圧に変換して、アラートシグナルプロセッサ605および制御回路CTRに供給する。
また、イグニッション信号IGN、外部充電器信号CHG、および、ウェイクアップ信号、の少なくとも1つがオンとなることにより、切替回路606Sは、外部電源70から供給された電源電圧を内部のDC/DC回路によって所定の大きさの直流電圧に変換して、インタフェース回路604および電流測定回路602に供給する。
ここで、イグニッション信号IGN、外部充電器信号CHG、および、ウェイクアップ信号のいずれかがオンとなって切替回路606Sがオンとなり給電が開始された場合、制御回路CTRはどの信号がオンとなったことにより電源電圧が供給されたのかを確認する。
制御回路CTRには、タイマTMからウェイクアップ信号が供給され、コネクタCN1を介してイグニッション信号IGN、および、外部充電器信号CHGが供給される。従って、制御回路CTRは、いずれの信号により切替回路606Sがオンされたかを確認することができる。いずれの信号により電源電圧が供給されたか確認できたら、制御回路CTRは、切替制御信号をオンとし、電源電圧が供給されている状態を維持させる。
制御回路CTRは、ウェイクアップ信号、イグニッション信号IGN、および、外部充電器信号CHGを監視し、すべての信号がオフされたら、切替制御信号をオフとし、切替回路606Sをオフさせる。したがって、制御回路CTR、アラートシグナルプロセッサ605、インタフェース回路604、および、電流測定回路602への電源電圧の供給が停止される。
制御回路CTRは、二次電池装置を起動する際に、組電池監視回路21〜24の動作を開始させるロジック信号を出力する。図2Bに、組電池監視回路21の概略的な構成例を示す。なお、組電池監視回路22〜24は、組電池監視回路21と同様の構成である。組電池監視回路21は、組電池11と、組電池11を構成する二次電池セル11(1)〜11(x)の電圧を測定する電圧測定回路212と、組電池11の近傍に配置された温度センサT(1)〜T(x)により組電池11近傍の温度を測定する温度測定回路214と、脈動信号を出力する図示しない診断回路とを備えている。
なお、本実施形態では、温度センサT(1)〜T(x)は、各二次電池セル11(1)〜11(x)近傍に配置されているが、温度センサT(1)〜T(x)の数は二次電池セル11(1)〜11(x)の数よりも少なくても良い。
直列に接続された複数の二次電池セル11(1)〜11(x)は、組電池11を構成している。二次電池セル11(1)〜11(x)夫々の正極端子と負極端子は、電圧測定回路212に接続されている。
電圧測定回路212は、各二次電池セルの二次電池セルの正負極端子間電圧を個別に測定する。また二次電池セル11(1)〜11(x)夫々の近傍に、温度センサT(1)〜T(x)が配置されている。各温度センサT(1)〜T(x)の出力端子は、温度測定回路214に接続されている。温度測定回路214は、各温度センサT(1)〜T(x)の出力をデータ化し、通信部に出力する。
組電池監視回路21〜24からインタフェース回路604には、二次電池セルの電圧値、組電池の温度値等のデータ、診断回路(図示せず)から出力された脈動信号、および、通信用電源電圧信号が、コネクタ51〜54を介して供給される。インタフェース回路604から組電池監視回路21〜24には、クロック信号、データ信号、シャットダウン信号(SHDN)がコネクタ51〜54を介して供給される。
インタフェース回路604は、二次電池セルの電圧値、組電池の温度値等のデータを例えばIC通信により制御回路CTRに供給し、組電池監視回路21〜24から出力された脈動信号をアラートシグナルプロセッサ605に供給する。制御回路CTRは、供給された二次電池セルの電圧値、組電池の温度値等のデータをメモリ607に記憶させる。
また組電池11〜14に流れている電流は、電流測定回路602で測定されて、制御回路CTRに取り込まれる。組電池11の下位側の出力端子は電流測定回路602を介してインバータ40に接続されている。制御回路CTRは、供給された電流値をメモリ607に記憶させる。
制御回路CTRは、メモリ607に記憶された二次電池セルの電圧値、および、電流値を用いて、二次電池セルの所定時間後の内部抵抗値を算出する内部抵抗算出部609を備えている。
図3に、二次電池セルの等価回路を示す。図3に示すように、例えば1つの二次電池セルの等価回路は、電池Vと、第1抵抗Rs、第1抵抗Rsに直列に接続された第2抵抗R1と、第2抵抗R1と並列に接続されたコンデンサC1とから構成される。二次電池セルの内部抵抗は、第1抵抗Rsが主に影響する場合と、第1抵抗Rsと第2抵抗R1との和が主に影響する場合とがある。なお、本質的には電池の内部抵抗は複素数、即ちインピーダンスとして捕らえるべきものであるが、ここでは直流成分のみ着目し、内部抵抗と呼ぶ。
ここで、二次電池セルに流れる電流値と二次電池セルの電圧値との組を複数用いて、V−I特性から回帰直線の数式を算出してその傾きにより内部抵抗値を算出すると、電流急変時の過渡特性と一定電流時の静定状態時の特性とを混在させて内部抵抗値を算出することとなり、算出精度を低下させる可能性がある。
そこで、本実施形態に係る二次電池装置および車両では、二次電池セルの電圧値の一定時間における変化量(差分値)、および、電流値の一定時間における変化量(差分値)の組を複数用いて、その特性から回帰直線の数式を算出して傾きにより内部抵抗値を算出している。このことによって、内部抵抗の時間特性を考慮するとともに、特定の電流パルス幅に対応した内部抵抗を推定可能としている。
すなわち、内部抵抗算出部609は、電圧測定回路212および電流測定回路602で、電圧値および電流値をサンプリングする周期Ts(第1期間)を複数含む一定期間Ta(第2期間)毎に、各期間Ta内にサンプリングされた電圧値および電流値を平均化した平均電圧値Vaveおよび平均電流値Iaveを算出するように構成されている。本実施形態では、電圧値および電流値をサンプリングする周期Tsは0.1秒であって、一定期間Taは30秒である。
(すなわち、二次電池セル11(1)〜11(x)の電圧値および電流値が平滑化フィルタを介して、一定期間Taをサンプリング周期として測定することと同様である。これによって、一定期間Taより短期間における変動の影響を抑制している。)ここで、本実施形態では、一定期間Taは、算出する内部抵抗がT0秒抵抗である場合、期間Taが開始してからT0秒後の電圧値と、期間Taにおける平均電圧値とが一致するように設定される。
さらに、内部抵抗算出部609は、複数の期間Taを含む第3期間において算出された複数の平均電圧値Vaveおよび複数の平均電流値Iaveから、連続する期間Taの電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとを算出して、電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの複数の組の特性から最小二乗法により回帰直線の傾きの値を算出するように構成されている。内部抵抗算出部609は、算出された回帰直線の数式から、その傾きの値を、「T0秒抵抗」値として電気制御装置71へ出力する。
例えば図4に示すように、二次電池セルの電圧値が得られた場合、内部抵抗算出部609は、期間Ta(N−1)乃至期間Ta(N+4)のそれぞれにおいて、サンプリングされた複数の電圧値の平均電圧値Vave(N−1)乃至平均電圧値Vave(N+4)を算出する。
そして、内部抵抗算出部609は、算出された平均電圧値Vave(N−1)乃至平均電圧値Vave(N+4)から、連続する2つの期間Taについての平均電圧値Vaveの差分を算出する。例えば、平均電圧値Vave(N)から平均電圧値Vave(N−1)を引いて、電圧差分値ΔVave(N)を算出する。内部抵抗算出部609は、複数の期間Taについて電圧差分値ΔVaveを算出する。
同様に、内部抵抗算出部609は、期間Ta(N−1)乃至期間Ta(N+4)のそれぞれにおいてサンプリングされた複数の電流値の平均電流値Iave(N−1)乃至平均電流値Iave(N+4)を算出し、算出された平均電流値Iave(N−1)乃至平均電流値Iave(N+4)から、連続する2つの期間Taについての平均電流値Iaveの差分(電流差分値ΔIave)を算出する。
図5に、各期間Taについて算出された電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとを組として、複数の期間Taを含む期間(第3期間)において算出された、電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの複数の組の散布図を示す。内部抵抗算出部609は、最小二乗法により、電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの複数の組の値から、回帰直線L1の数式を算出する。
内部抵抗算出部609は、算出した回帰直線L1の数式から、その傾き値をT0秒抵抗値として出力する。内部抵抗算出部609から出力された内部抵抗値は、コネクタCN2を介して電気制御装置71へ供給される。
ここで、図6に、サンプリング周期Tsでサンプリングされた電圧値と電流値との組を散布図で示す。図5および図6に示す散布図を比較すると、図5に示す場合では、回帰直線L1が原点を通る線となっている。また、図5に示す回帰直線L1の傾きは、図6に示す回帰直線L2の傾きよりも小さくなる。
回帰直線L1の方が回帰直線L2よりも傾きが小さくなる理由は、回帰直線L1の場合は電流が変化したときのみ横軸(差分電流値の軸)上で原点から離れた位置にプロットが存在することになるのであるが、これは即ち図3に示した二次電池セルの等価回路における抵抗Rsに主に依存するものである。これに対し、回帰直線L2の場合、内部抵抗は抵抗Rsと、抵抗Rsおよび抵抗R1の和(Rs+R1)との両方の影響を受ける値である。したがって、回帰直線L1では、回帰直線L2の場合と比較して抵抗R1の影響が無い分だけ内部抵抗値が小さい値となるため、傾きが小さくなる。
以上のように、測定された電圧Vと電流Iとの値でなく、これら平均値の時間的な変化量(ΔVave、ΔIave)を用いた回帰直線を算出することによって、回帰直線の相関係数も大きくなり、かつその傾きの算出もより容易となる。
なお、上記の説明では、最小二乗法により回帰直線の数式を算出して、その傾きを内部抵抗とする場合について説明したが、プロット群同士の重心を利用した重心法により回帰直線を算出することも可能である。その場合には、内部抵抗算出部609は、測定された電圧Vと電流Iとの平均値の時間的な差分値(ΔVave、ΔIave)の複数の組を散布図で示した場合に、第1象限にあるプロット(充電時の電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの組に対応)の重心と、原点とを通る直線(回帰直線)、あるいは、第1象限にあるプロットの重心と第3象限にあるプロット(放電時の電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの組に対応)の重心とを通る直線(回帰直線)の数式を算出し、その数式の傾きを内部抵抗として出力する。
このように重心法によって回帰直線の数式を算出する場合、最小二乗法による場合よりもより容易に回帰直線の数式を算出することができ、測定された電圧Vと電流Iとの平均値の時間的な変化分(ΔVave、ΔIave)によりT0秒後の内部抵抗値を精度良く算出することができる。
次に、図1、図2Aおよび図2Bの構成にて、二次電池セルのT0秒抵抗を推定する場合の動作について説明する。
図7Fに示すように、例えば定電流パルスの立上りタイミングと、一定期間Taの区切りタイミングとが同期している場合には、一定期間Taにおける平均電圧値VaveがT0秒後の電圧値となるように期間Taが設定される。
例えば期間Ta1での平均電流値Iave1は定電流パルスの電流値I1と等しく、期間Ta1での平均電圧値Vaveは期間Ta1の電圧波形の平均電圧値Vave1となる。この平均値Vave1は、期間Ta1の開始タイミングから期間T0だけ経過した時点における電圧値に等しい。一定期間Taの開始から期間T0秒までにおける平均電圧値Vave1と電圧値との差分値を積分した値(図7Fに示す領域A1の面積)と、期間T0秒から一定期間Taが終了するまでにおける平均電圧値Vave1と電圧値との差分値を積分した値(図7Fに示す領域A2の面積)とが等しくなるように期間Taが設定されている。
即ち、平均電圧値Vave1を平均電流値I1で除した値(Vave1/Iave1)が意味する抵抗値は、パルス幅T0に対応した“T0秒抵抗”に相当することになる。期間TaとT0秒間との関係が3:1であると仮定すると、期間Taを30秒とすることによって10秒(=T0)に相当する内部抵抗値、即ち10秒抵抗が推定できる。
ここでは、例えば図7Aに示すように、定電流パルスの立上りタイミングと、一定期間Taの区切りタイミングとが異なる場合でかつ、一定期間Taの1周期幅と定電流パルス幅とが等しい場合を想定して、詳細に説明する。なお、図7Fに示したように、定電流パルスの立上りタイミングと、一定期間Taの区切りタイミングとが同じである場合であっても、以下と同様にT0秒抵抗を推定することが可能である。
処理は大きく3つに分かれている。1つ目は、サンプリング周期Ts毎の処理である。2つ目は、一定期間Ta毎の処理である。3つ目は、内部抵抗値を要求されたタイミングで行う直流抵抗(内部抵抗)推定処理である。
サンプリング周期Ts毎の処理は、図8に示すように、まず、内部抵抗算出部609は、電圧測定回路212で測定され、インタフェース回路604から電池管理装置60に供給される二次電池セルの電圧値を読込み(ステップSTA1)、電流測定回路602で測定され電池管理装置60に供給される電流値を読込む(ステップSTA2)。
次に、内部抵抗算出部609は、ステップSTA1で読み込んだ電圧値データに、読込み時刻データ(タイムスタンプ)を付与してメモリ607に記憶する(ステップSTA3)。さらに、内部抵抗算出部609は、ステップSTA2で読み込んだ電流値データに、読込み時刻データ(タイムスタンプ)を付与してメモリ607に記憶する(ステップSTA4)。内部抵抗算出部609は、サンプリング周期Ts毎に、上記ステップSTA1〜ステップSTA4を行なう。
一定期間Ta毎の処理として、例えば期間Ta1における処理について説明する。図9に示すように、内部抵抗算出部609は、期間Ta1内にサンプリング周期Ts毎に読み込んだ電圧値の合計をそのデータ数で除算し、期間Ta1内の平均電圧値Vave(1)を求める(ステップSTB1)。図7Bに、期間Ta0〜期間Ta3について算出した平均電圧値Vaveを示す。
同様に、内部抵抗算出部609は、期間Ta(例えば期間Ta0)内にサンプリング周期Ts毎に読み込んだ電流値の合計をそのデータ数で除算し、直前の期間Ta内の平均電流値Iave(1)を求める(ステップSTB2)。図7Bに、期間Ta0〜期間Ta3について算出した平均電流値Iaveを示す。
次に、内部抵抗算出部609は、ステップSTB1およびステップSTB2で求めた平均電圧値Vave(1)および平均電流値Iave(1)をメモリ607に記憶する(ステップSTB3)。
続いて、メモリ607に記憶された平均電圧値Vave(0)を読み出して、ステップSTB1で算出した平均電圧値Vave(1)から平均電圧値Vave(0)を引いて電圧差分値ΔVave(1)を算出する(ステップSTB4)。図7Cに、期間Ta0〜期間Ta3について算出した電圧差分値ΔVaveを示す。
同様に、メモリ607に記憶された平均電流値Iave(0)を読み出して、ステップSTB2で算出した平均電流値Iave(1)から平均電流値Iave(0)を引いて電流差分値ΔIave(1)を算出する(ステップSTB5)。図7Cに、期間Ta0〜期間Ta3について算出した電流差分値ΔIaveを示す。
次に、内部抵抗算出部609は、ステップSTB4およびステップSTB5で算出した電圧差分値ΔVave(1)と電流差分値ΔIave(1)とをメモリ607に記憶する(ステップSTB6)。内部抵抗算出部609は、一定期間Ta毎に、上記ステップSTB1〜ステップSTB6を行ない、電圧差分値ΔVave(0)〜ΔVave(3)および電流差分値ΔIave(0)〜ΔIave(3)をメモリ607に記憶する。
そして、例えば、電気制御装置71から内部抵抗値の値を要求された場合に、電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの最新のデータの複数の組をメモリから読み出して、回帰直線の数式を算出する。例えば、内部抵抗算出部609は、電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの最新のデータの20組をメモリから読み出して、20組のデータから回帰直線の数式を算出している。
ここでは、期間Ta0〜期間Ta3について算出した電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの組を用いて説明する。内部抵抗算出部609は、期間Ta0〜期間Ta3について算出した電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの組によって描かれる図7Dに示すような回帰曲線の数式を算出する(ステップSTC1)。
ここで、単に電圧(V)と電流(I)との特性をプロットする場合、期間Ta1に対応したプロットが複数存在し、それら複数のプロットは二次元に広がりを持った分布となる。例えば、単にサンプリング周期Ts毎の電流測定値と電圧測定値の複数の組を利用して電圧(V)−電流(I)特性を散布図に示すと、同一の電流値Iに対して電圧値はVからVへと漸増していく為、図7Eに示すように期間Ta1に対して座標(I、V)のプロットが複数プロットされることとなる。なお、図7Eでは説明のため3つのプロットのみ示している。
これら複数のプロットは、横軸(電流に対応する軸)の値がゼロあるいはI1となり、縦軸(電圧に対応する軸)の値は電圧の変化に応じた値となる。したがって複数のプロットは、図7Eに示すように、横軸がゼロあるいはI1を通る縦軸に平行な直線上に配置されることになる。
このような散布図のプロットの回帰直線の傾きは、直線L3と直線L4との間の傾きとなる。電流パルス幅が長くなるほど直線L3と直線L4との傾きの差は大きくなり、回帰直線(すなわち内部抵抗値)の推定の精度が低下する。これは、例えばパルス幅T0に相当した抵抗値が直線L4の傾きであるときでも、回帰直線から求まる傾きはL3とL4の間の傾きとなるためである。
これに対し、図7Dの電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの特性を示す散布図では期間Ta1に対応したプロットは一点となる。したがって、Taを適切に選べば電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの特性を用いて回帰直線を算出する場合には、より高い精度で算出することが可能である。
続いて、内部抵抗算出部609は、ステップSTC1で算出した回帰直線の数式から、回帰直線の傾きの値を内部抵抗値とし(ステップSTC2)、内部抵抗値をメモリ607に記憶する(ステップSTC3)。
図7Dに示すように、本実施形態に係る二次電池装置において算出される内部抵抗値は、ほぼ原点を通る回帰直線の傾きから求められる。原点を通る場合、回帰直線を求めることはより容易となる。なお、引き続く期間Ta2、および期間Ta3では図7Dに示すように、原点を通る回帰直線から若干離れて分布するものの回帰直線の上下にほぼ均等に存在する為大きな誤差要因とはならない。
以上説明したように、本実施形態に係る二次電池装置およびその二次電池装置を備える車両によれば、二次電池セルの電圧値と電流値とに関する時系列に隣接した期間Taにおける平均値の変化量である電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとを利用し、電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの特性の回帰直線の傾きによって、特定の時間T0に対応した“T0秒抵抗”の推定が可能となる。例えば、時間T0を10秒として10秒抵抗の値を求める為には、期間Taを30秒等の実測した電圧のステップ応答波形に応じた適切な値にすればよい。
また、図7Dに示すように、本実施形態では、電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの複数の組から算出される回帰直線は、原理的に散布図の原点座標を通ることになる。これは、二次電池セルに電流が流れていない安定状態のときは電圧差分値ΔVaveと電流差分値ΔIaveとの両方がゼロであることから明らかである。したがって、散布図の回帰が良好であれば、例えば電流差分値ΔIaveが正の領域(第1象限)のプロット群の重心と原点を結ぶ直線の数式を算出することにより、より容易に回帰直線を算出することができる。
すなわち、本実施形態に係る二次電池装置および車両によれば、二次電池セルの内部抵抗を統計的に求め、二次電池セルの劣化の程度を推定可能とする二次電池装置および車両を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
なお、推定目標とするT0秒抵抗のT0の値と、一定期間Taとの関係は、定電流パルスに対する電圧応答波形によって定まるものであり一意には決定することが困難である。しかし、二次電池セルの種類が決まれば、例えば温度とSOC(state of charge,充電残量或いは充電状態)に基づき既知のある特定の値になると考えられる。したがって、二次電池セルの種類、温度、SOCによって適切な一定期間Taの値を選定することが可能である。一般的な二次電池セルにおいては期間Taの値はT0の値の2乃至10倍の範囲内に存在することが期待されている。
また、上記の二次電池装置の動作の説明では、定電流パルスと一定期間Taとのタイミングが異なる場合について説明したが、定電流パルスのパルス幅と一定期間Taの期間幅が等しく、かつ、そのタイミングが等しい場合であっても、上記説明の動作により二次電池セルの内部抵抗値を算出可能である。この場合、散布図で示した場合には、図7Dに示す場合よりも期間Ta1、Ta2、Ta3の各区間の電圧差分値ΔVaveおよび電流差分値ΔIaveのプロットの上下のバラツキがさらに小さくなり、単に電圧と電流との特性により内部抵抗を算出する場合のように経時的な変動が直接的に散布図上のプロットのばらつきとして現れることはなくなる。定電流パルスのパルス幅と一定期間Taの期間幅とが異なる場合でも同様である。但し、電流は極めて短いパルスのみしか存在しない場合はより長いT0秒抵抗の推定は本質的に不可能であるが、実際の自動車等の車両用の場合にはこうした例はまず考えられず、実用的には問題ない。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
CTR…制御回路(制御部)、Ts…サンプリング周期(第1期間)、Ta…一定期間(第2期間)、Vave…平均電圧値、Iave…平均電流値、11〜14…組電池、21〜24…組電池監視回路、60…電池管理装置、71…電気制御装置、100…車両、212…電圧測定回路(電圧測定手段)、602…電流測定回路(電流測定手段)、604…インタフェース回路、609…内部抵抗算出部、607…メモリ

Claims (4)

  1. 複数の二次電池セルを含む組電池と、
    前記二次電池セルの電圧を測定する電圧測定手段と、
    前記組電池の電流を測定する電流測定手段と、
    前記電圧測定手段により測定された測定電圧値と、前記電流測定手段により測定された測定電流値とを記憶する記憶手段と、
    前記電圧測定手段、前記電流測定手段、および前記記憶手段の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、第1期間毎に前記測定電圧値及び前記測定電流値を前記記憶手段に記憶し、複数の前記第1期間を含む第2期間に測定された複数の前記測定電圧値の平均電圧値と複数の前記測定電流値の平均電流値とを算出し、連続する前記第2期間の平均電圧値の差分値と、連続する前記第2期間の平均電流値の差分値とを算出し、複数の前記第2期間を含む第3期間における平均電圧値の差分値と平均電流値の差分値との複数の組から回帰直線の傾きを算出する内部抵抗算出部を備えることを特徴とする二次電池装置。
  2. 前記内部抵抗算出部は、平均電圧値の差分と平均電流値の差分との複数の組から、最小二乗法により回帰直線を算出するように構成された請求項1記載の二次電池装置。
  3. 前記内部抵抗算出部は、平均電圧値の差分と平均電流値の差分との複数の組を散布図に示した場合に充電側のプロットあるいは放電側のプロットの重心となる座標を算出し、算出された座標と原点とを通る直線の数式を回帰直線の数式として算出するように構成された請求項1記載の二次電池装置。
  4. 請求項1記載の二次電池装置を備えた車両。
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