JP5495133B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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本発明は、プリント基板を備えた電気接続箱に係り、特に、プリント基板に設けられた基板端子の接続部とバスバーの接続部に対して、電気部品がプリント基板の側方から接続される側方部品接続部を備えている電気接続箱に関するものである。
従来から、自動車等に搭載される電気接続箱では、内部にプリント基板が収容されており、該プリント基板の導電路に接続された基板端子とバスバーのそれぞれの接続部が、表面に開口する部品接続部を介してヒューズやコネクタ等の外部の電気部品と接続可能な構造とされている。特に、近年では、電気接続箱の小型化、高密度化の要求に伴い、電気接続箱の側面に開口する側方部品接続部を備えるようにしたものが知られている。例えば、特開2009−183031号公報(特許文献1)に記載のものがそれである。
ところで、このような電気接続箱においては、特許文献1の図7にも示されているように、プリント基板の側方からの電気部品の接続を可能とするために、基板端子やバスバーがL字状に屈曲されている。そして、これらの基板端子やバスバーが端子保持部材に保持されている一方、基板端子やバスバーの各接続部の先端部側を覆うように、電気部品が装着される部品ハウジングが取り付けられた構造とされている。
ところが、このような構造の側方部品接続部に電気部品を装着したり引き抜いたりすると、電気部品の挿抜力が部品ハウジングおよび端子保持部材を介して基板端子やバスバーのプリント基板への半田付け部に直接及ぼされることとなり、半田クラック等が発生する問題があった。
また、電気部品の挿抜時に挿抜方向に対して傾斜する方向に力が加えられると、部品ハウジングから各接続部に対して外力が加えられ、基板端子やバスバー全体が位置ずれしたり、変形するおそれがあり、側方部品接続部全体の寸法精度等を安定して保持できないおそれがあった。
特開2009−183031号公報
本発明は、上述の如き事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、プリント基板に対して側方から電気部品を接続する側方部品接続部が設けられた電気接続箱において、電気部品の挿抜力の半田付け部への影響が低減されると共に、電気部品の挿抜時に加えられる外力に対して、配設された基板端子やバスバーを安定して保持することができる、新規な構造を備えた電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、プリント基板に対して側方から電気部品を接続する側方部品接続部が設けられており、該側方部品接続部が、前記電気部品が装着される部品ハウジングと、該部品ハウジングに組み付けられる端子保持部材と、一方の端部が前記プリント基板に半田付けされて他方の端部に形成された接続部が前記端子保持部材に配設されている基板端子と、一の端縁部に形成された半田付け部が前記プリント基板に半田付けされると共に他の端縁部に形成された接続部が前記端子保持部材に配設されているバスバーとを含んで構成されている電気接続箱において、前記バスバーが前記プリント基板上に配設された絶縁板に載置されている一方、前記部品ハウジングが前記絶縁板に係合支持されていることを特徴とする。
本態様によれば、側方から電気部品が装着される部品ハウジングが、プリント基板に配設された絶縁板に係合支持されていることから、電気部品の着脱時に部品ハウジングに加えられる挿抜力を絶縁板によって支持することができる。これにより、電気部品装着時の押込力等が基板端子やバスバーの半田付け部に直接に及ぼされて、半田クラック等の不具合が生じることを防止乃至は低減できる。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載の電気接続箱において、前記絶縁板が前記部品ハウジングの近傍に配設されている一方、前記部品ハウジングの底面に嵌合突起が突設されており、該嵌合突起が、前記部品ハウジングの底面から下方に突出する基端部と、該基端部の突出端部から前記絶縁板に向かって前記部品ハウジングの底面に沿って延出する係止部とから構成されていると共に、前記嵌合突起の前記係止部が前記絶縁板の底面に下方から重ね合わされることにより、前記部品ハウジングが前記絶縁板に係合支持されているものである。
本態様によれば、部品ハウジングの嵌合突起の係合部と絶縁板の底面とが上下方向で重ね合わされていることにより、部品ハウジングへ電気部品が挿抜された際に、上下方向に傾斜した外力が加えられた場合にも、部品ハウジングを絶縁板によって有効に支持することができる。また、部品ハウジングに電気部品が過度の力で押し込まれた際にも、嵌合突起の基端部が絶縁板の端面に当接することで、部品ハウジングに加えられる外力を絶縁板で強固に保持することができる。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に記載の電気接続箱において、前記絶縁板には、前記端子保持部材を前記プリント基板に対して支持する支持台座が一体形成されている一方、前記端子保持部材と前記支持台座の間には、前記電気部品の挿抜方向と直交する方向に延出する凹凸嵌合部が設けられており、該凹凸嵌合部を介して前記端子保持部材と前記支持台座が嵌合されていると共に、前記支持台座と前記端子保持部材の両方に前記部品ハウジングが係合されているものである。
本態様によれば、絶縁板に一体形成された支持台座に対して、端子保持部材を凹凸嵌合部により嵌合させて支持させるようにしたことから、電気部品の挿抜力が加えられる端子保持部材を絶縁板によって強固に保持することができる。特に、凹凸嵌合部が電気部品の挿抜方向に直交する方向に延出していることから、電気部品の挿抜力が加えられても、端子保持部材が支持台座に強固に保持されて、各基板端子やバスバーの位置ずれや変形等を効果的に防止することができる。しかも、部品ハウジングを支持台座と端子保持部材の両方に係合させることで、両者を一層強固に組み付けることができ、そこに配設される基板端子やバスバーを強固に支持固定することができる。これにより、側方部品接続部における接続安定性等の品質の向上が図られる。
本発明の第四の態様は、前記第一〜第三の何れか1つの態様に記載の電気接続箱において、前記端子保持部材には前記プリント基板に向かって突出する係合突部が一体形成されており、該係合突部が前記プリント基板に対して固定されているものである。
本態様によれば、端子保持部材からさらにプリント基板に向けて係合突部を突出させて固定することにより、電気部品の挿抜力の半田付け部への影響を更に有利に解消することができる。特に、本態様と前記第三の態様との組み合わせによれば、端子保持部材と支持台座とが組み付け状態で強固に嵌合固定されることから、電気部品の挿抜力をプリント基板と絶縁板とによって有利に支持することができ、基板端子の半田付け部等への影響をより安定して阻止することができる。
本発明に従う電気接続箱によれば、電気部品が装着される部品ハウジングを絶縁板に対して係合支持させたことにより、電気部品の挿抜に際して部品ハウジングに加えられる挿抜力を、絶縁板によって支持することができる。これにより、電気部品着脱時の押込力や引抜力が基板端子やバスバーに直接に及ぼされることを防止でき、半田付け部における半田クラックの発生等を抑止できる。
本発明の一実施形態としての電気接続箱の分解斜視図。 図1に示したプリント基板の要部の斜視図。 図2におけるIII−III断面図。 図2に示したヒューズモジュールの分解上面斜視図。 図2に示したヒューズモジュールの分解底面斜視図。 図4,5に示した絶縁板の平面図。 図4,5に示したヒューズモジュールの組み付け状態を示す底面斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1に、本発明の一実施形態としての電気接続箱10の分解斜視図を示す。電気接続箱10は、合成樹脂から形成されたアッパケース12とロアケース14の間に、内部回路を構成するプリント基板16が収容された構造とされている。なお、以下の説明において、特に断りの無い限り、上方とは、アッパケース12側を言い、下方とは、ロアケース14側を言うものとする。
図2および図3に、プリント基板16の要部を示す。プリント基板16の一方の端部には、プリント基板16の側方から図示しない電気部品としてのヒューズが接続される、側方部品接続部としてのヒューズモジュール18が設けられている。なお、従来公知のように、プリント基板16には、ヒューズモジュール18と共に、リレーやコネクタ等の各種の電気部品(図示省略)が実装される。図4および図5に示すように、ヒューズモジュール18は、絶縁板20と、端子保持部材としてのヒューズ台座22と、部品ハウジングとしてのヒューズケース24と、バスバー26と、基板端子としての複数の第一出力端子28、入力端子30、第二出力端子32を含んで構成されている。
バスバー26は、プレス加工で打ち抜かれた例えば銅などの金属板によって形成されている。なお、本実施形態のバスバー26は、互いに別体とされた2枚のバスバー26a,26bによって構成されているが、以下の説明において、特に2枚を区別する必要の無い場合には、それら2枚のバスバー26a,26bから構成されたものを1つのバスバー26として説明する。
バスバー26はクランク形状を有しており、略平板形状とされた上壁部34と、上壁部34から垂直に屈曲して上壁部34と直交して下方に延びる後壁部36と、後壁部36の下端から垂直に屈曲して後壁部36と直交して延びる平板部38を有している。これにより、上壁部34と後壁部36の境界部分には第一屈曲部40が形成されている一方、後壁部36と平板部38との境界部分には第二屈曲部42が形成されている。そして、後壁部36の上下両端縁部から、上壁部34と平板部38がそれぞれ後壁部36と直交して互いに反対側に延び出されている。
平板部38には、タブ形状とされた電源接続端子44と、電源接続端子44よりも小さなタブ形状とされた複数(本実施形態においては、4つ)のヒュージブルリンク(以下、FL)接続端子46が、それぞれ切り起こされて一体形成されている。
一方、バスバー26の上壁部34側の端縁部48には、複数の音叉状端子50aが並列して一体形成されている。音叉状端子50aは何れも同形状とされている。音叉状端子50aは、端縁部48から突出する基部52と、基部52から更に突出して互いに離隔位置された一対の圧接刃54,54を有している。そして、圧接刃54,54の間に、図示しないヒューズのタブ形状の接続端子が圧入されるようになっている。更に、基部52の幅方向両端縁部には、係合切欠56,56が形成されており、並列方向で隣接する一方の基部52の係合切欠56と、他方の基部52の係合切欠56が、互いに対向されている。
また、バスバー26の平板部38側の端縁部58には、プリント基板16と接続する複数の半田付け部60が一体形成されている。各半田付け部60は、端縁部58において略垂直に屈曲されて、平板部38に対して垂直に下方に延びる突片とされている。更に、端縁部58には、複数の係止片部62が一体形成されている。係止片部62は、半田付け部60よりも小さな突出寸法をもって、半田付け部60と同方向に延びる突片とされている。なお、このことから明らかなように、本実施形態のバスバー26においては、バスバー26の一の端縁部としての端縁部58に半田付け部60が形成されている一方、他の端縁部としての端縁部48に、接続部としての複数の音叉状端子50aが形成されている。
そして、バスバー26において、後壁部36と平板部38との境界部分となる第二屈曲部42には、複数(バスバー26aについて1つ、バスバー26bについて2つの合計3つ)の覗き窓64が形成されている。覗き窓64は、バスバー26を構成する金属板を厚さ方向に貫通する略矩形の貫通孔形状をもって形成されている。これにより、覗き窓64の外周は、全周に亘ってバスバー26の実体部分である金属板で囲まれている。特に本実施形態における覗き窓64は、後壁部36と平板部38に跨る貫通孔形状とされており、後壁部36における平板部38側の端縁部に形成されていると共に、平板部38における後壁部36側の端縁部にも貫通孔形状をもって形成されている。このような覗き窓64は、例えば、第二屈曲部42が屈曲される前の金属板に対して、プレス加工等で第二屈曲部42を跨ぐ略矩形の貫通孔が打ち抜かれた後に、第二屈曲部42が屈曲されることによって、後壁部36と平板部38を跨ぐ貫通孔形状をもって形成される。
なお、覗き窓64の大きさは特に限定されるものではなく、幅寸法(第二屈曲部42の延出方向の寸法)および高さ寸法(第二屈曲部42から第一屈曲部40に向かう方向(上下方向)の寸法)の何れも任意に設定可能である。覗き窓64の高さ寸法は、後壁部36の強度を確保するために、後壁部36の高さ寸法の1/2以下、より好適には、1/3以下に設定されることが好ましい。
一方、第一屈曲部40には、複数(バスバー26aについて1つ、バスバー26bについて3つの計4つ)の肉抜孔66が貫設されている。肉抜孔66は、覗き窓64に比して十分小さな矩形の貫通孔形状とされており、バスバー26の放熱効果を損なわない程度で第一屈曲部40における断面積を小さくすることによって、第一屈曲部40の屈曲作業を小さな力で容易に行えるようにされている。
このようなバスバー26は、プリント基板16上に配設された絶縁板20に載置されている。図6に、絶縁板20を示す。絶縁板20は、非導電性の合成樹脂から形成された一体成形品とされている。絶縁板20には、平板状の支持部68が形成されている。支持部68には、バスバー26の半田付け部60を挿通する挿通孔70および係止片部62が差し込まれる係止凹部72が形成されている。また、支持部68の一方の端縁部には、支持部68に対して垂直に立ち上がる縦壁部74が形成されている。そして、支持部68において、縦壁部74を除く外周縁部には、周壁76が突設されている。また、絶縁板20には、適宜の位置において、プリント基板16側に突出形成された複数の脚部77が設けられている。
図2および図3に示すように、縦壁部74において、バスバー26の覗き窓64と重なる位置には、それぞれ、連通部78が形成されている。連通部78は、バスバー26の後壁部36における覗き窓64と略等しい大きさを有する矩形状をもって、縦壁部74を貫通して形成されている。また、図6に示すように、支持部68の縦壁部74側の端縁部において、連通部78が形成された部位には、位置決め突起80が形成されている。位置決め突起80は、支持部68から上方に突出して、平面視において縦壁部74側に開口するコの字形状を有すると共に、連通部78と同じ幅寸法(図6中、左右方向寸法)をもって支持部68の端縁部に沿って延びるリブ形状とされている。これにより、位置決め突起80によってもバスバー26が絶縁板20に保持されることとなり、ヒューズの着脱時の挿抜力を絶縁板20で受け持たせることができる。
縦壁部74における支持部68からの突出端縁部には、端子挿通部82が一体形成されている。図3および図6に示すように、端子挿通部82は、絶縁板20の幅方向(図6中、左右方向)に延びる底板部84(図3参照)を有している。底板部84には、複数の第一挿通孔86と複数の第二挿通孔88がそれぞれ絶縁板20の幅方向に並んで形成されており、第一挿通孔86と第二挿通孔88が、絶縁板20の幅方向に直交する方向(図3中、左右方向)に並んで形成されている。このような端子挿通部82が、縦壁部74で支持されるようにして、連通部78の上方に位置して形成されている。
また、絶縁板20には、平面視(図6参照)で端子挿通部82を挟んだ支持部68と反対側に、ヒューズ台座22をプリント基板16に対して支持する支持台座90が一体形成されている。支持台座90には、複数の第三挿通孔92が貫設されており、それら複数の第三挿通孔92が、絶縁板20の幅方向(図6中、左右方向)で一直線上に並んで形成されている。そして、端子挿通部82における第一挿通孔86、第二挿通孔88と第三挿通孔92が、平面視(図6参照)において、絶縁板20の幅方向に直交する方向(図6中、上下方向)で一直線上に並んで形成されている。更に、支持台座90には、第三挿通孔92よりも絶縁板20の端縁部側に位置して、本実施形態における凹凸嵌合部を構成する複数の支持ピン94が一直線上に並列して形成されている。支持ピン94は、支持台座90から上方に突出する略四角棒形状とされている。支持ピン94は、絶縁板20の幅方向で、各第三挿通孔92の間に位置されている。また、支持台座90の長手方向両端の隅部には、平面視において支持台座90の角部を滑らかな曲面で切欠いて形成された切欠部93が形成されている。
支持台座90は、支持部68の幅方向両端縁部から延び出された一対の連結リブ95,95で支持部68と連結されている。これにより、支持部68と支持台座90の間には、これら支持部68および支持台座90と、一対の連結リブ95,95とで囲まれて、絶縁板20を上下方向に貫通する挿通開口部96が形成されている。挿通開口部96は、絶縁板20の幅方向(図6中、左右方向)の略全幅に亘る貫通孔とされている。そして、挿通開口部96の上方に端子挿通部82が位置されている。また、端子挿通部82は、縦壁部74と反対側の端部において、縦連結リブ97で支持台座90と連結されている。これにより、絶縁板20の長手方向両端部には、支持部68と支持台座90、連結リブ95および端子挿通部82で囲まれて、長手方向外側に開放された採光窓99が形成されている。
一方、図4および図5に示したように、ヒューズ台座22は、非導電性の合成樹脂から形成された、絶縁板20と略等しい幅寸法を有する長手ブロック形状とされている。ヒューズ台座22の上面には、複数の支持突起98が並列して形成されている。そして、バスバー26に並列する音叉状端子50a,50aの基部52,52(図2参照)の隣接間に支持突起98が入ってそれぞれの係合切欠56,56と係合することにより、ヒューズ(図示省略)の圧入に際して音叉状端子50a,50aを支持することが可能とされている。
さらに、ヒューズ台座22には、ヒューズ台座22を前後方向(図3中、左右方向)に貫通する複数の第一挿通孔100,第二挿通孔102,第三挿通孔104が、それぞれ、ヒューズ台座22の長手方向に並んで形成されている。これら第一〜第三挿通孔100、102、104は、上下方向に3段で、上方から第一挿通孔100、第二挿通孔102、第三挿通孔104の順で並んで形成されている。また、ヒューズ台座22には、絶縁板20に形成された支持ピン94を挿通して凹凸嵌合部を構成する複数の支持ピン挿通孔106が、図3における上下方向に延出して形成されている。支持ピン挿通孔106は、図5に示されるように、ヒューズ台座22の長手方向に並んで形成されており、一方の開口部がヒューズ台座22の底面側に開口されると共に、他方の開口部がヒューズ台座22の上面付近に形成された肉抜部108の内面に開口して形成されている。また、支持ピン挿通孔106は、ヒューズ台座22の長手方向に並んで形成された複数の第一〜第三挿通孔100,102,104の間の位置において形成されており、各挿通孔100,102,104に隣接した位置においては、支持ピン挿通孔106と、その両側の各第一〜第三挿通孔100,102,104とが相互に連通されている。これにより、支持ピン挿通孔106に挿入された支持ピン94は、隣り合う第一〜第三挿通孔100,102,104に挿通された複数の第一出力端子28,入力端子30,第二出力端子32の間に直接に挿入されて、各端子28,30,32を支持するようになっている。また、ヒューズ台座22の長手方向両端部の側面には、ロック爪110が突出形成されている。ロック爪110のヒューズケース24側の端面はテーパ状の傾斜面とされており、ヒューズ台座22の側面からの突出高さが次第に小さくされている一方、ロック爪110のヒューズケース24側とは反対側の端面は平坦面とされている。さらに、ヒューズ台座22の長手方向両端部においては、プリント基板16側に向かって突出する係合突部112が一体形成されている。係合突部112は円筒形状とされており、内部には底面側(プリント基板16側)に開口するネジ穴が設けられている。また、ヒューズ台座22には、係合突部112の上側位置においてヒューズケース24側とは反対方向に突出し、支持台座90の外周壁部の上面と当接する係止片113が設けられている。
ヒューズケース24は、非導電性の合成樹脂から形成されている。ヒューズケース24には、側方に開口する複数のヒューズ収容部114a,114bが、上下方向で2列に並んでヒューズケース24の長手方向で並列して形成されている。ヒューズ収容部114a,114bは略矩形の凹部とされており、底壁部116を前後方向(図3中、左右方向)に貫通する入力端子挿通孔118と出力端子挿通孔120が、ヒューズ収容部114a,114bの上下両端部に形成されている。また、ヒューズケース24の長手方向の両端部の側面には、ロック枠122が形成されている。ロック枠122は、ヒューズケース24の両側面から外方に向かって立ち上がり、ヒューズケース24の両側面に沿ってヒューズケース24からヒューズ台座22側にコの字形状に突出して延びる枠体形状とされている。また、図3,図5および図7に示されるように、ヒューズケース24の底面側には、二個の嵌合突起124が突出形成されている。嵌合突起124は、側面視においてL字形状とされており、ヒューズケース24の底面から下方に向かって立ち上がる基端部124aと、基端部124aの突出端部から絶縁板20に設けられた支持台座90に向かって、且つヒューズケース24の底面に沿って延出する係止部124bが一体形成された構成とされている。
第一出力端子28、入力端子30、第二出力端子32は互いに略同様の形状とされている。第一出力端子28、入力端子30、第二出力端子32は、例えば銅等の金属板から打ち抜かれて直角に屈曲されたL字形状とされている。第一出力端子28、入力端子30、第二出力端子32の一方の端部にはプリント基板16のスルーホール126に挿通されて半田付けされる半田付け部128が形成されている。また、第一出力端子28、入力端子30、第二出力端子32の他方の端部には、バスバー26の音叉状端子50aと略同形状を有する、基板端子の接続部としての音叉状端子50b〜50dがそれぞれ形成されている。また、第一出力端子28、入力端子30、第二出力端子32において、音叉状端子50b〜50dの基端部分における幅方向両端縁部には、切欠状の凹部130, 130が形成されている。
そして、ヒューズモジュール18を組み立てる場合には、先ず、ヒューズ台座22の最下段の第三挿通孔104に、第二出力端子32を音叉状端子50d側から挿通し、続いて、第二挿通孔102に入力端子30を、第一挿通孔100に第一出力端子28を同様に挿通する。これにより、第一出力端子28、入力端子30、第二出力端子32の各音叉状端子50b〜50dの基端部が、ヒューズ台座22にそれぞれ配設される。次に、各端子28,30,32が挿通されたヒューズ台座22を、絶縁板20の支持台座90に重ね合せて、支持台座90に突設された各支持ピン94をヒューズ台座22の支持ピン挿通孔106に挿通することによって、ヒューズ台座22を支持台座90を介して絶縁板20に組み付ける。即ち、図3に示されるように、本実施形態においては、ヒューズ台座22と支持台座90の間において支持ピン94と支持ピン挿通孔106とが嵌合されることにより、図示しないヒューズの挿抜方向と直交する方向に延出する凹凸嵌合部が形成されており、この凹凸嵌合部を介して、ヒューズ台座22と支持台座90が相互に嵌合されている。そして、このようにヒューズ台座22が支持台座90に重ね合わされると、第一出力端子28の半田付け部128が、端子挿通部82の第一挿通孔86と挿通開口部96に挿通されて絶縁板20の下方に突出されると共に、入力端子30の半田付け部128が、同様に、第二挿通孔88と挿通開口部96に挿通されて、絶縁板20の下方に突出される。特に本実施形態においては、ヒューズ台座22に挿通された全ての第一出力端子28と入力端子30が、挿通開口部96に挿通されている。更に、第二出力端子32の半田付け部128が、絶縁板20における支持台座90の第三挿通孔92(図6参照)に挿通されて、絶縁板20の下方に突出される。
また、ヒューズ台座22が支持台座90に重ね合わされると、ヒューズ台座22の係合突部112は支持台座90に形成された切欠部93に挿通され、係合突部112の底側端面がプリント基板16側に直接に露呈される。このとき、係合突部112の外周面の一部は、切欠部93の内周面と相互に重ね合わされて、水平方向で当接支持される。また、ヒューズ台座22の係止片113は、支持台座90の外周壁部の上端面と当接して重ね合わされる。これにより、ヒューズ台座22と支持台座90との上下方向での位置決めが行われる。さらに、ヒューズ台座22の支持ピン挿通孔106に挿入された支持ピン94は、上下方向で並んで配設された第二出力端子32、入力端子30、第一出力端子28それぞれの凹部130に挿入されて、且つ、ヒューズ台座22の長手方向で隣接する一対の第二出力端子32,32、入力端子30,30、第一出力端子28,28の間に入ってそれぞれの凹部130,130に挿入される。これにより、図示しないヒューズの圧入に際して、第一出力端子28、入力端子30、第二出力端子32をそれぞれ支持することが可能とされている。
続いて、バスバー26を絶縁板20とヒューズ台座22の上面に重ね合せる。これにより、バスバー26の各音叉状端子50aの基部52が各支持突起98の間にそれぞれ入り込むと共に、各音叉状端子50aの各係合切欠56が支持突起98と係合して、音叉状端子50aがヒューズ台座22の上面に支持されて配設される。さらに、バスバー26の平板部38が絶縁板20の支持部68に重ね合わされて、平板部38から突出された半田付け部60が支持部68の挿通孔70に挿通されて絶縁板20の下方に突出される。また、バスバー26の上壁部34がヒューズ台座22の上面に重ね合わされる。
そして、ヒューズケース24をヒューズ台座22の前面132に重ね合わせて、ヒューズケース24とヒューズ台座22とを相互に組み付けると共に、ヒューズケース24を支持台座90とヒューズ台座22の両方に対して係合させる。即ち、図7に示すように、ヒューズケース24の両端部に形成されたロック枠122とヒューズ台座22の両端部に形成されたロック爪110を相互に係合させることにより、ヒューズケース24をヒューズ台座22とを相互に嵌合させる。また、ヒューズケース24の底面に形成された嵌合突起124の係止部124bを、ヒューズケース24の近傍に配設された絶縁板20の一部である支持台座90の底面に下方から重ね合わせることにより、ヒューズケース24と支持台座90(絶縁板20)とを嵌合させる。これにより、ヒューズケース24は、ヒューズ台座22と絶縁板20とに対してそれぞれ係合支持される。そして、ヒューズ台座22の前面132から突出されたバスバー26の音叉状端子50aと、第一出力端子28の音叉状端子50bが、上段のヒューズ収容部114aの入力端子挿通孔118および出力端子挿通孔120にそれぞれ挿通されてヒューズ収容部114a内で相互に対向位置される。同様に、ヒューズ台座22の前面132から突出された入力端子30の音叉状端子50cと第二出力端子32の音叉状端子50dが、下段のヒューズ収容部114bの入力端子挿通孔118および出力端子挿通孔120にそれぞれ挿通されてヒューズ収容部114b内で相互に対向位置される。このようにして、絶縁板20、ヒューズ台座22、ヒューズケース24、バスバー26、入力端子30、第一および第二出力端子28,32が相互に組み付けられて一体品とされたヒューズモジュール18が形成される。
ヒューズモジュール18において、絶縁板20への組付状態で、バスバー26の平板部38が、絶縁板20の支持部68と重ね合わされる。そして、バスバー26の後壁部36が絶縁板20の縦壁部74に重ね合わされて、後壁部36に形成された覗き窓64が、縦壁部74に形成された連通部78と重ね合わされて連通される。また、バスバー26の平板部38は、係止片部62が支持部68の係止凹部72に入り込まされると共に、支持部68の周縁部に形成された周壁76と縦壁部74で囲まれることによって、支持部68上で位置決めされる。更に、平板部38に形成された覗き窓64の貫通孔に、支持部68の位置決め突起80が嵌め入れられる。これにより、平板部38が、支持部68上でより精度良く位置決めされると共に、後壁部36に形成された覗き窓64と、縦壁部74に形成された連通部78との位置合わせもより容易且つ確実に行なえるようになっている。
このようなヒューズモジュール18が、プリント基板16の一方の側端部に載置される。ヒューズモジュール18をプリント基板16に載置するに際して、絶縁板20から突出されたバスバー26の半田付け部60と、第一出力端子28、入力端子30、第二出力端子32の各半田付け部128が、プリント基板16に貫設されたスルーホール126にそれぞれ挿通される。また、ヒューズ台座22の長手方向両端部に設けられた係合突部112は、図示しないプリント基板16に設けられたネジ挿通孔に対して重ね合わされる。そして、プリント基板16の裏面側から図示しないネジが係合突部112のネジ穴に挿通されてネジ止めされることにより、係合突部112がプリント基板16に対して固定される。これにより、ヒューズ台座22がプリント基板16に対して強固に固定されると共に、支持台座90が、ヒューズ台座22の係止片113とプリント基板16との間で挟持されて固定される。更に、スルーホール126に挿通されたバスバー26の半田付け部60と各端子28,30,32の半田付け部128が、プリント基板16においてヒューズモジュール18と同一面に実装される図示しないリレー等の電気部品と共に、例えばフロー半田付け等でプリント基板16に半田付けされる。このようにして、ヒューズモジュール18がプリント基板16の側方に配設されて固定されると共に、バスバー26、第一出力端子28、入力端子30、第二出力端子32が、プリント基板16に設けられた図示しないプリント配線と電気的に接続される。
図3に示したように、絶縁板20は、適宜の位置で下方に突出形成された複数の脚部77を介してプリント基板16上に載置されている。これにより、支持部68は、プリント基板16の上方に離隔して位置されている。そして、支持部68によって、バスバー26の平板部38が支持されている。また、絶縁板20の支持台座90にヒューズ台座22が組み付けられて、ヒューズ台座22にヒューズケース24が組み付けられることによって、支持台座90によって、ヒューズケース24に形成されたヒューズ収容部114a,114bがプリント基板16上に支持されている。
また、プリント基板16への固定状態で、入力端子30、第一および第二出力端子28,32は、プリント基板16と、バスバー26の上壁部34および後壁部36で囲まれた領域内に配設される。これにより、入力端子30、第一および第二出力端子28,32の上方が上壁部34で覆われると共に、音叉状端子50b〜50dの突出方向と反対側の後方が後壁部36で覆われる。更に、後壁部36と第一出力端子28の間には、絶縁板20の縦壁部74が介在して配設されており、相互の絶縁性が確保されている。
また、図2に示したように、ヒューズモジュール18のプリント基板16への装着状態で、プリント基板16に半田付けされて突設されたヒュージブルリンク(以下、FL)端子134が、絶縁板20の支持部68に貫設された挿通孔と、バスバー26の平板部38において切り起こし前のFL接続端子46の周囲に形成された打抜孔に挿通されて、支持部68上に突出される。これにより、バスバー26のFL接続端子46とプリント基板16に突設されたFL端子134が支持部68上で対向位置されて、図示しないヒュージブルリンクが接続可能とされている。
このような構造とされたプリント基板16をアッパケース12とロアケース14の間に収容して、アッパケース12とロアケース14が相互に組み付けられることにより、電気接続箱10が構成されている。両ケース12,14への収容状態で、ヒューズモジュール18のヒューズケース24が両ケース12,14の側面開口部136a,136bに配設される。これにより、ヒューズケース24のヒューズ収容部114a,114bが電気接続箱10の側方に開口して配設される。そして、電気部品としての図示しないヒューズが、各ヒューズ収容部114a,114bに対してプリント基板16の側方から差し込まれることにより、ヒューズケース24に対して装着される。そして、ヒューズ収容部114aに挿入されたヒューズの接続端子が、バスバー26の音叉状端子50aと第一出力端子28の音叉状端子50bに圧入されて接続されると共に、ヒューズ収容部114bに挿入されたヒューズの接続端子が、入力端子30の音叉状端子50cと第二出力端子32の音叉状端子50dに圧入されて接続される。
本実施形態における電気接続箱10によれば、ヒューズモジュール18においてヒューズが装着されるヒューズケース24が、嵌合突起124と支持台座90の外面との嵌合により絶縁板20に係合支持されている。また、ヒューズケース24は、ロック枠122とロック爪110との嵌合により、ヒューズ台座22を介して間接的に絶縁板20に係合支持されている。これにより、ヒューズケース24へのヒューズの挿入又は引き抜きに伴って、ヒューズケース24に対して側方からの押込力や引抜力が加わる際にも、ヒューズケース24が絶縁板20によって支持される。その結果、ヒューズ着脱時の挿抜力が、第一出力端子28,入力端子30,第二出力端子32の半田付け部128に直接に加わることが防止され、半田付け部128における半田クラック等の発生が防止されている。
また、このようにヒューズケース24を絶縁板20に係合支持させたことから、ヒューズの挿抜に際して、ヒューズケース24に対して上下等に傾斜した方向の外力が加えられたとしても、ヒューズケース24への外力を絶縁板20への当接によっても抗することができる。これにより、ヒューズケース24内に配設された音叉状端子50a〜50dへの外力の伝達を軽減できて、第一出力端子28,入力端子30,第二出力端子32やバスバー26の位置ずれを防止することができる。特に、ヒューズケース24の嵌合突起124の係止部124bと絶縁板20の支持台座90の底面とが上下方向で重ね合わされていることにより、ヒューズの挿抜に際して上下方向に傾斜した外力が加えられた場合にも、ヒューズケース24への外力を絶縁板20によって有効に支持することができる。また、嵌合突起124がL字形とされて、その基端部124aが支持台座90の前端部と重ね合わされていることにより、ヒューズケース24に加わる側方からの押込力を、支持台座90の前端面において支持することができる。
さらに、支持ピン94と支持ピン挿通孔106により構成された凹凸嵌合部を設けて、ヒューズ台座22を絶縁板20に一体形成された支持台座90に対して嵌合支持させたことから、ヒューズの挿抜力が加えられるヒューズ台座22を、絶縁板20によって強固に支持することができる。特に、支持ピン94および支持ピン挿通孔106からなる凹凸嵌合部がヒューズの挿抜方向に直交する上下方向に延出していることから、ヒューズの挿抜力が側方から加えられても、ヒューズ台座22が支持台座90に強固に保持されて、第一出力端子28,入力端子30,第二出力端子32やバスバー26の位置ずれ等をより効果的に防止することができる。加えて、このようなヒューズ台座22と、絶縁板20の支持台座90との両方に対して、ヒューズケース24が嵌合されていることにより、両者の組み付けが一層強固となり、そこに配設される第一出力端子28,入力端子30,第二出力端子32やバスバー26をより安定して固定することが可能となる。その結果、各端子28,30,32やバスバー26の接続安定性等を有効に確保できる。
また、本実施形態によれば、凹凸嵌合部を構成する支持ピン94の側端面が、第一出力端子28,入力端子30,第二出力端子32の凹部130とそれぞれ嵌合するようになっていることから、ヒューズの着脱に際して各端子28,30,32に加わる挿抜力を、支持ピン94を介して、絶縁板20によって有効に支持することができ、各端子28,30,32の半田付け部128への力の伝達を抑止することができる。
また、ヒューズ台座22からプリント基板16側に向かって突出する係合突部112を設けて、プリント基板16と固定したことにより、ヒューズケース24からヒューズ台座22へと入力されるヒューズの挿抜力をプリント基板16によって受け持たせて、各端子28,30,32の半田付け部128への影響を更に有利に解消することができる。特に、ヒューズ台座22と支持台座90とが支持ピン94および支持ピン挿通孔106からなる凹凸嵌合部により嵌合固定されていることにより、各端子28,30,32を支持するヒューズ台座22と支持台座90とを強固な組み付け状態としつつ、プリント基板16と絶縁板20により支持することができる。これにより、各端子28,30,32をより安定して支持することが可能となり、ヒューズの挿抜力が各端子28,30,32の半田付け部128へ直接に影響を及ぼすことを阻止することができる。
さらに、ヒューズ台座22の上面に載置されるバスバー26の音叉状端子50aの先端部を、ヒューズケース24内に挿通すると共に、ヒューズケース24を絶縁板20に係合させたことにより、バスバー26を絶縁板20とヒューズケース24で挟持して支持することができる。これにより、ヒューズ台座22に対してバスバー26を強固に固定することができ、特に、ヒューズ装着時の挿入力等によってバスバー26がヒューズ台座22の上面から浮き上がるように変形又は変位してしまうことを有効に防止できる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、バスバーの具体的形状が前記実施形態のものに限定されないことは勿論であって、電気部品と接続する基板端子としては、実施形態の如きヒューズが接続される音叉状端子に限定されず、コネクタが接続されるタブ形状の端子等でも良い。また、基板端子の数や個数も、任意に変更が可能である。
さらに、側方部品接続部に接続される電気部品としては、ヒューズ以外にも、コネクタやリレー等の公知の電気部品が任意に採用され得る。即ち、側方部品接続部は、ヒューズモジュールに限定されるものではなく、プリント基板の側方から電気部品が接続されるものであれば、任意の態様のものが採用可能である。
また、部品ハウジングと支持台座および端子保持部材との嵌合構造や、支持台座と端子保持部材の間に設けられる凹凸嵌合部の具体的な構造も、特に限定されず、任意の構造が採用可能である。即ち、例えば部品ハウジングの底面側の嵌合構造においても、ロック爪およびロック枠等によるロック嵌合を採用しても良い。
10:電気接続箱、16:プリント基板、18:ヒューズモジュール(側方部品接続部)、20:絶縁板、22:ヒューズ台座(端子保持部材)、24:ヒューズケース(部品ハウジング)、26a,26b:バスバー、28:第一出力端子(基板端子)、30:入力端子(基板端子)、32:第二出力端子(基板端子)、48,58:端縁部、50a〜50d:音叉状端子(接続部)、60,128:半田付け部、90:支持台座、94:支持ピン(凹凸嵌合部)、106:支持ピン挿通孔(凹凸嵌合部)、112:係合突部、124:嵌合突起、124a:基端部、124b:係止部

Claims (4)

  1. プリント基板に対して側方から電気部品を接続する側方部品接続部が設けられており、該側方部品接続部が、前記電気部品が装着される部品ハウジングと、該部品ハウジングに組み付けられる端子保持部材と、一方の端部が前記プリント基板に半田付けされて他方の端部に形成された接続部が前記端子保持部材に配設されている基板端子と、一の端縁部に形成された半田付け部が前記プリント基板に半田付けされると共に他の端縁部に形成された接続部が前記端子保持部材に配設されているバスバーとを含んで構成されている電気接続箱において、
    前記バスバーが前記プリント基板上に配設された絶縁板に載置されている一方、前記部品ハウジングが前記絶縁板に係合支持されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記絶縁板が前記部品ハウジングの近傍に配設されている一方、前記部品ハウジングの底面に嵌合突起が突設されており、該嵌合突起が、前記部品ハウジングの底面から下方に突出する基端部と、該基端部の突出端部から前記絶縁板に向かって前記部品ハウジングの底面に沿って延出する係止部とから構成されていると共に、前記嵌合突起の前記係止部が前記絶縁板の底面に下方から重ね合わされることにより、前記部品ハウジングが前記絶縁板に係合支持されている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記絶縁板には、前記端子保持部材を前記プリント基板に対して支持する支持台座が一体形成されている一方、前記端子保持部材と前記支持台座の間には、前記電気部品の挿抜方向と直交する方向に延出する凹凸嵌合部が設けられており、該凹凸嵌合部を介して前記端子保持部材と前記支持台座が嵌合されていると共に、前記支持台座と前記端子保持部材の両方に前記部品ハウジングが係合されている請求項1又は2に記載の電気接続箱。
  4. 前記端子保持部材には前記プリント基板に向かって突出する係合突部が一体形成されており、該係合突部が前記プリント基板に対して固定されている請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱。
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