JP5495115B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、無端ベルトの湾曲部分において無端ベルトの外周面側からシート材に当接してシート材をその湾曲部分に沿ってガイドするガイド部材を設けることで、無端ベルト湾曲部分に沿ってシート材の搬送方向を変更することも考えられる。しかしながら、一般に、無端ベルトを用いてシート材を吸引搬送するシート材搬送装置は、無端ベルト外周面に接していない側のシート材面(シート材の表面)に何の部材も当接させずにシート材を搬送できる点に特徴がある。そのため、このようなシート材搬送装置の多くは、例えばトナーやインク等の画像形成剤が表面に付着した画像記録シートを搬送する場合などに利用される。したがって、実際の使用目的等を考慮すると、シート材の表面にガイド部材を当接させることなく、無端ベルト湾曲部分に沿ってシート材の搬送方向を変更する新たな方法が望まれる。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記少なくとも1つの貫通孔はベルト無端移動方向に長い長尺な孔であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記複数の貫通孔が分布する無端ベルトの外周面の少なくとも一部は、ベルト無端移動方向に対して直交する方向で各貫通孔の一部が互いに隣接するように貫通孔が千鳥状に分布していることを特徴とするものである。
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタの主要部の概略構成を示す説明図である。
このインクジェットプリンタは、4色のライン型インクジェットヘッド21〜24を有する画像形成ヘッドユニット2と、第1給紙装置32又は第2給紙装置33から給紙されるシート材としての用紙を搬送するための搬送手段であるシート材搬送装置としての用紙搬送装置3とを備えている。画像形成ヘッドユニット2は、用紙搬送装置3によって水平方向に搬送される用紙の表面に対し、画像情報に応じた箇所へ各インクジェットヘッドから単色インクを吐出する。これにより、表紙の表面にフルカラーのインク画像が形成される。なお、単色又は2色若しくは3色のインクを用いた画像形成モードで画像を形成してもよい。画像形成ヘッドユニット2としては、インクジェットプリンタに用いられている公知のものを広く利用することができる。
用紙搬送ベルト3Aには、図2に示すように、その外周面に多数の貫通孔3Bが分布して形成されている。用紙搬送装置3は、用紙搬送ベルト3Aの貫通孔3Bを介して空気(エアー)を吸引することで用紙の裏面をベルト外周面上に吸着させる。これにより、用紙搬送ベルト3Aの無端移動に追従して用紙を搬送することができる。この吸引を実現する構成として、用紙搬送装置3は、用紙搬送ベルト3Aの内周面に沿って、画像形成ヘッドユニット2が対向するベルト平坦部で吸引を行うための第1水平面エアー吸引ダクト4と、そのベルト無端移動方向下流側に隣接する第2水平面エアー吸引ダクト5と、従動ローラ12を挟んで第2水平面エアー吸引ダクト5のベルト無端移動方向下流に位置する第1斜面エアー吸引ダクト6と、そのベルト無端移動方向下流側に隣接する第2斜面エアー吸引ダクト7と、従動ローラ13を挟んで第2斜面エアー吸引ダクト7のベルト無端移動方向下流に位置する第3斜面エアー吸引ダクト8と、そのベルト無端移動方向下流側に隣接する第4斜面エアー吸引ダクト9とを有している。これらの各吸引ダクト4〜9の内部には、それぞれ図示しない独立した吸引用ブロア装置によってエアー吸引力が発生するように構成されている。
本実施形態において、用紙搬送ベルト3Aの貫通孔3Bは、図2に示したように、すべて、そのベルト無端移動方向長さL2が、従動ローラ12に巻き付いたベルト湾曲部分のベルト無端移動方向長さL1よりも長く形成されている。ここで、貫通孔3Bのベルト無端移動方向長さL2とは、その貫通孔3Bが従動ローラ12に巻き付いたベルト湾曲部分に位置するときの当該貫通孔3Bのベルト内周面側開口のベルト無端移動方向長さを意味する。また、ベルト湾曲部分のベルト無端移動方向長さL1とは、用紙搬送ベルト3Aの内周面が従動ローラ12の外周面に接触している接触領域のベルト無端移動方向長さを意味する。本実施形態では、このような貫通孔3Bが、図2に示すように、用紙搬送ベルト3A上に千鳥状に多数分布している。
すなわち、貫通孔3Bがベルト湾曲部分から抜けた直後は、そのベルト無端移動方向上流側に隣接する次の貫通孔3Bとの間のベルト部分がベルト湾曲部分に位置することになる。このとき、当該次の貫通孔がベルト湾曲部分に差し掛かっていない場合には、その貫通孔ではそのベルト湾曲部分上の用紙を吸引することができないし、当該次の貫通孔の先頭部分がベルト湾曲部分に差し掛かっていたとしても、その貫通孔ではそのベルト湾曲部分上の用紙を十分に吸引することができない場合がある。このような場合でも、貫通孔3Bが千鳥状に分布した本実施形態であれば、当該貫通孔3Bに対してベルト幅方向から隣接する2つの貫通孔の吸引力により、当該貫通孔3Bの吸引不足を補うことができる。その結果、ベルト湾曲部分上の用紙のベルト幅方向全体に対して常に十分な吸引力を発揮することができる。
また、本実施形態においては、貫通孔3Bがベルト無端移動方向に長い長尺な孔である。これにより、貫通孔3Bをベルト幅方向長さを大きくしないまま、貫通孔3Bのベルト無端移動方向長さL1をベルト湾曲部分のベルト無端移動方向長さL2よりも長くできる。その結果、ベルト幅方向により多くの貫通孔を配置することが可能となり、より安定した搬送を実現できる。
また、本実施形態において、用紙搬送ベルト3Aの外周面には、ベルト幅方向で各貫通孔3Bの一部が互いに隣接するように貫通孔3Bが千鳥状に分布している。これにより、各貫通孔3Bがベルト湾曲部分で用紙を吸引できない又は吸引が不十分となる時期には、その貫通孔にベルト幅方向から隣接する貫通孔の吸引力で用紙を吸引できる。その結果、ベルト湾曲部分における安定した吸着性を得ることができ、より安定した搬送を実現できる。
また、本実施形態において、画像形成ヘッドユニット2は、用紙搬送ベルト3Aの外周面が略水平面に平行となる箇所であるベルト平坦部に吸着した用紙に対して画像を形成し、その画像形成ヘッドユニット2による画像形成箇所よりもベルト無端移動方向下流側に位置するベルト湾曲部分に沿って、用紙搬送方向を水平方向から斜め下方向へ変更することができる。この画像形成箇所のベルト無端移動方向下流側では、その用紙表面に画像が形成されているため、その用紙表面側に何らかの部材が接触すると、画像を乱したり汚したりしてしまう場合がある。しかしながら、本実施形態においては、用紙表面側に何らかの部材を接触させることなく、用紙の搬送方向を変更できるので、装置レイアウトの自由度が向上する。
また、本実施形態では、貫通孔3Bが千鳥状に均一分布しているが、ベルト湾曲部分に沿って用紙搬送方向を変更できる吸着力が得られるようであれば、不均一な分布を含め、その分布方法はこれに限られない。
また、本実施形態では、インクジェットプリンタを例に挙げて説明したが、本発明は、 電子写真方式などの他の画像形成装置の用紙搬送装置としても適用可能であるし、画像形成装置以外の装置において可撓性のあるシート材を搬送するシート材搬送装置にも広く適用可能である。
2 画像形成ヘッドユニット
3 用紙搬送装置
3A 用紙搬送ベルト
3B 貫通孔
4 第1水平面エアー吸引ダクト
5 第2水平面エアー吸引ダクト
6 第1斜面エアー吸引ダクト
7 第2斜面エアー吸引ダクト
8 第3斜面エアー吸引ダクト
9 第4斜面エアー吸引ダクト
10 駆動ローラ
11,12,13 従動ローラ
Claims (3)
- 複数の支持ローラに内周面側から張架支持された無端ベルト上に分布する複数の貫通孔を介して該無端ベルトの内周面側に配置された吸引手段により該無端ベルトの外周面上の画像記録シートを吸引して該無端ベルトの外周面上に該画像記録シートを吸着させ、該無端ベルトを無端移動させることにより、可撓性のある画像記録シートをベルト無端移動方向へ搬送する搬送手段と、
上記無端ベルトの外周面が略水平面に平行となる箇所に吸着した画像記録シートに対して画像を形成する画像形成手段とを有する画像形成装置において、
画像記録シート搬送経路上には、上記複数の支持ローラの少なくとも1つの支持ローラに巻き付いた無端ベルトの湾曲部分に沿って上記画像記録シートの搬送方向が水平方向から斜め下方向へ変更される搬送方向変更箇所が、上記画像形成手段により画像記録シートに画像形成が行われる箇所よりもベルト無端移動方向下流側に存在しており、
上記複数の貫通孔のうちの少なくとも1つの貫通孔のベルト無端移動方向長さを、該少なくとも1つの支持ローラに巻き付いた無端ベルトの湾曲部分のベルト無端移動方向長さよりも長く形成し、
上記吸引手段は、上記無端ベルトの上記湾曲部分のベルト無端移動方向上流側及び下流側の各隣接箇所で上記複数の貫通孔を介した吸引を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記少なくとも1つの貫通孔はベルト無端移動方向に長い長尺な孔であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2の画像形成装置において、
上記複数の貫通孔が分布する無端ベルトの外周面の少なくとも一部は、ベルト無端移動方向に対して直交する方向で各貫通孔の一部が互いに隣接するように貫通孔が千鳥状に分布していることを特徴とする画像形成装置。
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