JP5493709B2 - 映像編集装置 - Google Patents

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Description

本発明は、映像編集装置に関し、特に、画情報が描画されている描画対象物が撮影された映像を編集する映像編集装置に関する。
従来、会議や講義等で使用されるホワイトボードや黒板等の描画対象物に描画された画情報を映像として記録するものが知られている。しかし、単に描画対象物を撮影した映像には、描画対象物に画情報を描画した人物等の動体が映り込んでいるため、描き込まれた画情報が動体によって遮られ、画情報の視認性が悪くなるといったことがあった。
このような画情報の視認性の悪化を解消するものとして、描画対象物としての黒板を撮影した黒板映像から、板書の追加または消去が行われた板書領域を一定期間毎に抽出し、抽出した板書領域から板書をライン検出してベクトルデータを画情報として生成することにより、黒板映像から板書を抽出するものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述したような従来の技術においては、講師領域が一定期間に移動した範囲全体を黒板領域から抽出して保持し、その範囲から現フレームの講師領域を除いた領域を、板書文字の更新情報を検索する検索領域としているため、長時間に渡って講師領域が移動しなかった場合等において、板書文字、すなわち、画情報の検出時刻が実際に描画された時刻より大きく遅れてしまうといった課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、描画対象物が撮影された映像から画情報を抽出するときに、画情報が描画された時刻に対する検出時刻の遅れを抑制することができる映像編集装置を提供することを目的とする。
本発明の映像編集装置は、画情報が描画された描画対象物が撮影された映像を編集する映像編集装置において、前記描画対象物を遮る動体が映されたフレームを検出する動体検出部と、前記動体検出部によって前記動体が検出されなくなった検出後フレームを前記動体検出部によって前記検出後フレームの前に前記動体が検出された各検出フレームと比較していくことによって、前記検出フレームから画情報が描画された前記検出フレームを更新フレームとして特定し、描画された画情報の領域を特定する描画フレーム特定部と、前記検出フレームを当該検出フレームの前のフレームで順に置き換え、前記検出フレームが前記描画フレーム特定部によって特定された更新フレームの場合、前記特定された画情報の領域に対応する前記検出後フレームの画情報を、当該検出フレームの対応する領域に重畳する合成処理部と、を備えた構成を有している。
本発明は、描画対象物が撮影された映像から画情報を抽出するときに、画情報が描画された時刻に対する検出時刻の遅れを抑制することができる映像編集装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態としての映像編集システムのブロック図である。 本発明の第1の実施の形態としての映像編集装置のハードウェア構成図である。 本発明の第1の実施の形態としての映像編集装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態としての映像編集装置を構成する動体検出部の検知領域を説明するための第1の概念図である。 本発明の第1の実施の形態としての映像編集装置を構成する動体検出部の検知領域を説明するための第2の概念図である。 本発明の第1の実施の形態としての映像編集装置を構成する動体検出部の検知領域を説明するための第3の概念図である。 本発明の第1の実施の形態としての映像編集装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態としての映像編集装置の動体検出処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態としての映像編集装置の描画フレーム特定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態としての映像編集装置の合成処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態としての映像編集装置の動作を説明するための概念図である。 本発明の第1の実施の形態としての映像編集装置の他の態様の機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態としての映像編集装置の描画フレーム特定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態としての映像編集装置の合成処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態としての映像編集装置の描画フレーム特定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態としての映像編集装置の動作を説明するための概念図である。 本発明の第4の実施の形態としての映像編集装置の描画フレーム特定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態としての映像編集装置の動作を説明するための概念図である。 本発明の第4の実施の形態としての映像編集装置の動作を説明するための概念図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態としての映像編集システム1は、描画対象物としてのホワイトボード2と、ホワイトボード2を含む領域を撮影する撮影装置3と、撮影装置3によって撮影された映像を編集する映像編集装置4とを備えている。
ここで、本実施の形態においては、描画対象物としてホワイトボード2を適用した例について説明するが、本発明においては、描画対象物として黒板、投影スクリーンおよび紙等を適用してもよい。
撮影装置3は、一般的なビデオカメラによって構成され、撮影した映像を磁気ディスク、磁気テープ、光ディスクおよび不揮発性メモリ等の記憶媒体に記録するものでもよく、撮影した映像を電気信号、無線信号または光信号に変換して映像編集装置4等の外部装置に出力することができるものでもよい。撮影装置3は、ホワイトボード2を含む領域を撮影範囲5とするように、ホワイトボード2に対して固定されている。
映像編集装置4は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10と、RAM(Random Access Memory)11と、ROM(Read Only Memory)12と、ハードディスク装置13と、キーボードやポインティングデバイス等よりなる入力装置14と、液晶ディスプレイ等よりなる表示装置15と、光ディスクや不揮発性メモリ等のメディアに対してデータの読み書きを行うメディアドライブ16と、外部機器との通信を行うための通信モジュール17とを備えた一般的なコンピュータ装置によって構成されている。
ハードディスク装置13には、当該コンピュータ装置を映像編集装置4として機能させるためのプログラムが記憶されている。撮影装置3によって撮影された映像を表す映像データは、メディアドライブ16または通信モジュール17を介して映像編集装置4に入力される。
本実施の形態において、映像編集装置4は、メディアドライブ16または通信モジュール17を介して入力された映像データがハードディスク装置13に格納されているものとして説明する。
CPU10は、ハードディスク装置13に記憶されたプログラムをRAM11を作業領域として実行することにより、図3に示すように、ハードディスク装置13に格納された映像データが表す映像からホワイトボード2を遮る人物等の動体6(図1参照)が映されたフレームを検出する動体検出部20と、ホワイトボード2に対して画情報の描画が開始されたフレームを特定する描画フレーム特定部21と、映像から動体6を除去するようフレーム間で画情報を合成する合成処理部22として機能する。
動体検出部20は、映像におけるホワイトボード2の底辺を含む少なくとも1辺に外接する検知領域の変化に基づいて、ホワイトボード2を遮る動体6が映されたフレームを検出するようになっている。
なお、本実施の形態において、動体検出部20は、図4に示すように、映像におけるホワイトボード2の底辺および両側辺に外接する検知領域30の変化に基づいて、ホワイトボード2を遮る動体6が映されたフレームを検出するものとするが、検知領域30は、入力装置14を用いて設定できるようにしてもよい。
動体検出部20は、具体的には、映像における最初のフレームのように、ホワイトボード2を遮る動体6が映されていないフレームを初期フレームとし、初期フレームとその他の各フレームとにおける検知領域30の画像の差分を算出し、算出した差分に基づいて、ホワイトボード2を遮る動体6が映されたフレームを検出するようになっている。
ここで、本実施の形態において、画像の差分とは、輝度の差の絶対値または色空間上での距離尺度のことをいい、動体検出部20は、検知領域30を予め定められたサイズのセルに分割し、フレーム間の差分が予め定められた閾値TH1より大きいセルが存在する場合には、ホワイトボード2を遮る動体6が映されたフレームを検出したと判定するようになっている。
例えば、図5に示すように、ホワイトボード2の前に動体6が存在する場合には、図6に示すように、フレーム間の差分が予め定められた閾値TH1より大きいセルの集まり31が検出され、動体検出部20は、ホワイトボード2を遮る動体6が映されたフレームを検出したと判定する。
なお、動体検出部20は、映像における動きベクトルの大きさの合計値が予め定められた閾値を超えるか否かに基づいて、ホワイトボード2を遮る動体6が映されたフレームを検出するようにしてもよく、検知領域30の変化に基づいた検出と、動きベクトルの抽出との組み合わせによって、ホワイトボード2を遮る動体6が映されたフレームを検出するようにしてもよい。また、動体検出部20は、ホワイトボード2を動体6が遮る前、および、ホワイトボード2を動体6が遮った後に切り換えられるスイッチによって構成してもよい。
描画フレーム特定部21は、動体検出部20によって検出されたフレーム(以下、それぞれ「検出フレーム」という。)区間の直前のフレーム(以下、単に「検出前フレーム」という。)から直後のフレーム(以下、単に「検出後フレーム」という。)までを2値化するようになっている。
また、描画フレーム特定部21は、それぞれ2値化した検出前フレームと検出後フレームとの排他的論理和をとることにより差分画像を生成するようになっている。ここで、描画フレーム特定部21は、ホワイトボード2の描画領域が映された範囲内で差分画像を切り出しておくことが好ましい。
なお、描画フレーム特定部21は、それぞれ2値化した検出前フレームと検出後フレームとの排他的論理和をとることにより差分画像を生成するのに代えて、検出前フレームと検出後フレームとの輝度差からなる差分画像を生成するようにしてもよい。
さらに、描画フレーム特定部21は、差分画像から黒画素の連結成分(差分画像が輝度差からなる場合には、輝度が一定値以下の画素の連結成分)の外接矩形を抽出するようになっている。例えば、描画フレーム特定部21は、差分画像を走査し黒画素をラベリングしながら連結し、同一のラベルが付された画素を包含する最小の矩形を外接矩形として抽出するようになっている。なお、描画フレーム特定部21による画素の連結については、周知であるため、説明を省略する(例えば、非特許文献1参照)。
描画フレーム特定部21は、2値化した検出後フレームの外接矩形に対応する領域と、2値化した各検出フレームの外接矩形に対応する領域とをマッチングしていき、当該領域のマッチングがとれたとき、より具体的には、マッチング結果が予め定められた閾値TH2を超えたときに、当該フレームを当該外接矩形の更新フレームとして特定するようになっている。
なお、各検出フレームの外接矩形に対応する領域とは、各検出フレームにおいて、検出後フレームにおける外接矩形と同一領域、または、この同一領域から予め定められた誤差範囲内の周囲の領域のことをいう。
合成処理部22は、動体検出部20によって検出されたフレームの区間毎に、各検出フレームを直前のフレームに置き換え、この検出フレームが描画フレーム特定部21によって何れかの外接矩形の更新フレームとして特定されている場合には、検出後フレームの当該外接矩形の領域を当該検出フレームの同領域に重畳するようになっている。
合成処理部22は、このような処理を順次実行することにより、動体6の画像が除去された映像を生成し、生成した映像を表す映像データをハードディスク装置13に記録するようになっている。
なお、合成処理部22は、動体6がホワイトボード2を遮っている間に、撮影環境の変化および撮影装置の特性の変化等による輝度の変化が起こったときに、これらの変化に影響されない合成映像を生成するように、動体検出部20によって検出されたフレームの区間毎に、各検出フレームの輝度を平均化した上で、上述した処理を行うことが好ましい。
このように構成された映像編集装置4の動作について図7乃至図10を参照して説明する。
図7に示すように、まず、映像編集装置4は、ハードディスク装置13に格納された映像データから入力装置14を介して選択された映像データに対して、動体検出部20による動体検出処理を実行し(ステップS1)、次いで、描画フレーム特定部21による描画フレーム特定処理を実行し(ステップS2)、最後に合成処理部22による合成処理を実行し(ステップS3)、合成処理の結果として得られた映像を表す映像データをハードディスク装置13に記録する(ステップS4)。
図8に示すように、動体検出処理では、まず、映像における最初のフレームを初期フレームとして(ステップS10)、初期フレームを除く各フレームに対し、以下に説明するステップS11乃至S14が実行される。
まず、初期フレームと当該フレームとにおける検知領域30の画像の差分がセル単位で動体検出部20によって算出される(ステップS11)。次に、算出された差分が閾値TH1を超えるセルが存在するか否かが動体検出部20によって判断される(ステップS12)。
ここで、差分が閾値TH1を超えるセルが存在すると判断された場合には、ホワイトボード2を遮る動体6が映されたフレームが動体検出部20によって検出されたと判定され、当該フレームを検出フレームとして、フレーム番号がRAM等に記録され(ステップS13)、次のフレームに対する処理が実行される。
一方、差分が閾値TH1を超えるセルが存在しないと判断された場合には、ホワイトボード2を遮る動体6が映されたフレームが動体検出部20によって検出されていないと判定され、当該フレームを初期フレームとして(ステップS14)、次のフレームに対する処理が実行される。
図9に示すように、描画フレーム特定処理では、動体検出部20によって検出された検出フレームの各区間に対し、以下に説明するステップS20乃至S25が実行される。
まず、当該区間における検出前フレームから検出後フレームまでが描画フレーム特定部21によって2値化される(ステップS20)。次いで、それぞれ2値化された検出前フレームと検出後フレームとの排他的論理和をとった差分画像が描画フレーム特定部21によって生成され(ステップS21)、差分画像から外接矩形が抽出される(ステップS22)。
ここで、各検出フレームに対して、抽出された外接矩形毎に以下に説明するステップS23乃至S25が実行される。
まず、2値化された検出後フレームの当該外接矩形に対応する領域と、2値化された当該検出フレームの当該外接矩形に対応する領域とが描画フレーム特定部21によってマッチングされる(ステップS23)。
ここで、当該領域間でマッチングがとれた場合には、描画フレーム特定部21によって、当該検出フレームのフレーム番号と当該外接矩形とが対応付けられてRAM等に記録され(ステップS24)、当該外接矩形が差分画像から抽出された外接矩形から除外される(ステップS25)。
一方、当該領域間でマッチングがとれなかった場合、または、当該外接矩形が除外された後、次の外接矩形または次の検出フレームに対する処理が実行される。
図10に示すように、合成処理では、動体検出部20によって検出された検出フレームの各区間の各検出フレームに対し、以下に説明するステップS30乃至S32が実行される。
まず、当該検出フレームが合成処理部22によって直前のフレームに置き換えられる(ステップS30)。次に、当該検出フレームが何れかの外接矩形の更新フレームとして描画フレーム特定部21によって特定されているか、より具体的には、当該フレームのフレーム番号が当該外接矩形に対応付けられてRAM等に記録されているか否かが合成処理部22によって判断される(ステップS31)。
ここで、当該検出フレームが何れかの外接矩形の更新フレームとして特定されている場合には、検出後フレームの当該外接矩形の領域が当該検出フレームの同領域に重畳される(ステップS32)。一方、当該検出フレームが何れかの外接矩形の更新フレームとして特定されていない場合には、次の検出フレームに対する処理が実行される。
このように、映像編集装置4が動作することにより、例えば、図11に示すように、時刻t4のフレームが検出後フレームとして検出された場合には、時刻t1のフレームで書き込み「W」が検出され、時刻t2のフレームで書き込み「O」が検出され、時刻t3のフレームで書き込み「A」が検出される。
ここで、時刻t2で書き込み「W」が動体6によって遮られたとしても、時刻t1のフレームで「W」が書き込まれたことが記録されているため、時刻t1のフレームで書き込み「W」が合成される。
同様に、時刻t3で書き込み「O」も動体6によって遮られたとしても、時刻t2のフレームで「O」が書き込まれたことが記録されているため、時刻t2のフレームで書き込み「O」が合成される。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態としての映像編集システム1は、動体6がホワイトボード2を遮らなくなったときのフレームと、動体6がホワイトボード2を遮っているときの各フレームとを比較させていくことによって、映像編集装置4に画情報の描画が開始されたフレームを特定させるため、ホワイトボード2が撮影された映像から画情報を抽出するときに、画情報が描画された時刻に対する検出時刻の遅れを抑制することができる。
なお、本発明において、映像編集システム1は、図12に示すように、編集対象の映像の各フレームを構成する各ピクセルに対し、該ピクセルを中心とした予め定められた領域の輝度の平均値と、該ピクセルの輝度との差分値に予め定められた一定の背景色を加算するフィルタ部23を備えるようにしてもよい。
例えば、本実施の形態のように、描画対象物としてホワイトボード2を適用した場合には、ホワイトボード2に描画された画情報は、描画領域に対して輝度が低下するため、フィルタ部23は、各ピクセルの輝度から該ピクセルを中心とした予め定められた領域(例えば、10〜200ピクセル×10〜200ピクセル程度)の輝度の平均値を減算し、減算結果が0を上回ったピクセルの輝度を0にクリッピングし、この結果に一定の背景色(例えば、[R,G,B]=[100〜255,100〜255,100〜255]程度)を加算する。
これにより、映像編集システム1は、ホワイトボード2に入射された環境光をホワイトボード2が撮影された映像から除去することができ、ホワイトボード2が撮影された映像のホワイトバランスをとることができるようになる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、本発明の第1の実施の形態における映像編集装置4のCPU10に実行させるプログラムを変更することによって実現され、機能ブロックも同様に分類されるため、本発明の第2の実施の形態については、図1に示した映像編集システム1を用いて説明する。
本発明の第1の実施の形態において、描画フレーム特定部21は、差分画像から外接矩形を抽出するものとして説明したが、本実施の形態において、描画フレーム特定部21は、差分画像を予め定められた比較的大きなサイズ(例えば、5ピクセル×5ピクセル以上)のセルに分割するようになっている。
また、本実施の形態において、描画フレーム特定部21は、差分画像において黒画素を含むセル単位に、2値化した検出後フレームの対応する領域と、2値化した各検出フレームの対応する領域とをマッチングしていき、当該領域のマッチングがとれたとき、当該フレームを当該セルの更新フレームとして特定するようになっている。
また、本発明の第1の実施の形態において、合成処理部22は、動体検出部20によって検出されたフレームの区間毎に、各検出フレームを直前のフレームに置き換え、この検出フレームが描画フレーム特定部21によって何れかの外接矩形の更新フレームとして特定されている場合には、検出後フレームの当該外接矩形の領域を当該検出フレームの同領域に重畳するものとして説明した。
本実施の形態において、合成処理部22は、動体検出部20によって検出されたフレームの区間毎に、各検出フレームを直前のフレームに置き換え、この検出フレームが描画フレーム特定部21によって何れかのセルの更新フレームとして特定されている場合には、検出後フレームの当該セルの領域を当該検出フレームの同領域に重畳するようになっている。
このように構成された映像編集装置4の動作について図13および図14を参照して説明する。なお、本実施の形態における映像編集装置4の動作は、本発明の第1の実施の形態における映像編集装置4の動作に対して、描画フレーム特定処理と合成処理のみが相違するため、これらの処理について説明する。
図13に示すように、描画フレーム特定処理では、動体検出部20によって検出された検出フレームの各区間に対し、以下に説明するステップS40乃至S45が実行される。
まず、当該区間における検出前フレームから検出後フレームまでが描画フレーム特定部21によって2値化される(ステップS40)。次いで、それぞれ2値化された検出前フレームと検出後フレームとの排他的論理和をとった差分画像が描画フレーム特定部21によって生成され(ステップS41)、差分画像が複数のセルに分割される(ステップS22)。
ここで、各検出フレームに対して、差分画像において黒画素を含むセル毎に以下に説明するステップS43乃至S45が実行される。
まず、2値化された検出後フレームの当該セルに対応する領域と、2値化された当該検出フレームの当該セルに対応する領域とが描画フレーム特定部21によってマッチングされる(ステップS43)。
ここで、当該領域間でマッチングがとれた場合には、描画フレーム特定部21によって、当該検出フレームのフレーム番号と当該セルとが対応付けられてRAM等に記録され(ステップS44)、当該セルが差分画像から除外される(ステップS45)。
一方、当該領域間でマッチングがとれなかった場合、または、当該セルが除外された後、次のセルまたは次の検出フレームに対する処理が実行される。
図14に示すように、合成処理では、動体検出部20によって検出された検出フレームの各区間の各検出フレームに対し、以下に説明するステップS50乃至S52が実行される。
まず、当該検出フレームが合成処理部22によって直前のフレームに置き換えられる(ステップS50)。次に、当該検出フレームが何れかのセルの更新フレームとして描画フレーム特定部21によって特定されているか、より具体的には、当該フレームのフレーム番号が当該セルに対応付けられてRAM等に記録されているか否かが合成処理部22によって判断される(ステップS51)。
ここで、当該検出フレームが何れかのセルの更新フレームとして特定されている場合には、検出後フレームの当該セルの領域が当該検出フレームの同領域に重畳される(ステップS52)。一方、当該検出フレームが何れかのセルの更新フレームとして特定されていない場合には、次の検出フレームに対する処理が実行される。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態としての映像編集システム1は、本発明の第1の実施の形態としての映像編集システム1と同様に、動体6がホワイトボード2を遮らなくなったときのフレームと、動体6がホワイトボード2を遮っているときの各フレームとを比較させていくことによって、映像編集装置4に画情報の描画が開始されたフレームを特定させるため、ホワイトボード2が撮影された映像から画情報を抽出するときに、画情報が描画された時刻に対する検出時刻の遅れを抑制することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態は、本発明の第1または第2の実施の形態における映像編集装置4のCPU10に実行させるプログラムを変更することによって実現され、機能ブロックも同様に分類されるため、本発明の第3の実施の形態については、図1に示した映像編集システム1を用いて説明する。
本発明の第2の実施の形態において、描画フレーム特定部21は、差分画像を予め定められた比較的大きなサイズのセルに分割するものとして説明したが、本実施の形態において、描画フレーム特定部21は、差分画像を予め定められた比較的小さなサイズ(例えば、5ピクセル×5ピクセル未満)のセルに分割するようになっている。なお、これらセルのサイズは、1ピクセル×1ピクセルであってもよい。
また、本実施の形態において、描画フレーム特定部21は、差分画像において黒画素を含むセル単位に、2値化した検出後フレームの対応する領域と、2値化した各検出フレームの対応する領域とをマッチングしていき、当該領域のマッチングがとれたとき、当該フレームを当該セルの更新フレームとして特定するようになっている。
ただし、描画フレーム特定部21は、マッチングがとれた後のフレームでマッチングがとれなくなったとき、当該フレームを当該セルの更新フレームから除去するようになっている。
合成処理部22は、本発明の第2の実施の形態と同様に、動体検出部20によって検出されたフレームの区間毎に、各検出フレームを直前のフレームに置き換え、この検出フレームが描画フレーム特定部21によって何れかのセルの更新フレームとして特定されている場合には、検出後フレームの当該セルの領域を当該検出フレームの同領域に重畳するようになっている。
このように構成された映像編集装置4の動作について図15を参照して説明する。なお、本実施の形態における映像編集装置4の動作は、本発明の第2の実施の形態における映像編集装置4の動作に対して、描画フレーム特定処理のみが相違するため、この処理について説明する。
図15に示すように、描画フレーム特定処理では、動体検出部20によって検出された検出フレームの各区間に対し、以下に説明するステップS60乃至S66が実行される。
まず、当該区間における検出前フレームから検出後フレームまでが描画フレーム特定部21によって2値化される(ステップS60)。次いで、それぞれ2値化された検出前フレームと検出後フレームとの排他的論理和をとった差分画像が描画フレーム特定部21によって生成され(ステップS61)、差分画像が複数のセルに分割される(ステップS62)。
ここで、各検出フレームに対して、差分画像において黒画素を含むセル毎に以下に説明するステップS63乃至S66が実行される。
まず、2値化された検出後フレームの当該セルに対応する領域と、2値化された当該検出フレームの当該セルに対応する領域とが描画フレーム特定部21によってマッチングされる(ステップS63)。
ここで、当該領域間でマッチングがとれた場合には、当該検出フレームのフレーム番号と当該セルとが対応付けられてRAM等の記録媒体に描画フレーム特定部21によって(記録されていなければ)記録され(ステップS64)、次のセルまたは次の検出フレームに対する処理が実行される。
一方、当該領域間でマッチングがとれなかった場合には、当該検出フレームのフレーム番号と当該セルとが対応付けられて記録媒体に記録されているか否かが描画フレーム特定部21によって判断される(ステップS65)。
ここで、当該セルが当該検出フレームのフレーム番号と対応付けられて記録媒体に記録されていると判断された場合には、当該検出フレームのフレーム番号と当該セルとの対応が記録媒体から除去される(ステップS66)。
一方、当該セルが当該検出フレームのフレーム番号と対応付けられて記録媒体に記録されていないと判断された場合、または、当該検出フレームのフレーム番号と当該セルとの対応が記録媒体から除去された後、次のセルまたは次の検出フレームに対する処理が実行される。
このように、映像編集装置4が動作することにより、例えば、図16にホワイトボード2の一部を拡大して示すように、時刻t4のフレームが検出後フレームとして検出された場合には、時刻t1のフレームでセルc5〜c9に書き込みがあったことが検出され、時刻t1のフレームでセルc5〜c9に書き込みがあったことが記録される。
次に、動体6が移動し、時刻t2のフレームでセルc5の書き込みが検出されなくなると、時刻t1のフレームでセルc5に書き込みがあったことが記録から除去される。さらに、動体6が移動し、時刻t3のフレームでセルc5〜c9に書き込みがあったことが検出され、時刻t3のフレームでセルc5〜c9に書き込みがあったことが記録される。
したがって、時刻t1のフレームでセルc6〜c9が合成され、時刻t3のフレームでセルc1〜c5が合成されることとなる。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態としての映像編集システム1は、比較的小さなサイズのセル単位にフレーム同士を比較することによって、画情報の描画が開始された時刻を高精細に検出することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態は、本発明の第1乃至第3の実施の形態における映像編集装置4のCPU10に実行させるプログラムを変更することによって実現され、機能ブロックも同様に分類されるため、本発明の第4の実施の形態については、図1に示した映像編集システム1を用いて説明する。
本発明の第1の実施の形態において、描画フレーム特定部21は、差分画像から外接矩形を抽出するものとして説明したが、本実施の形態において、描画フレーム特定部21は、抽出した外接矩形を予め定められた比較的小さなサイズ(例えば、5ピクセル×5ピクセル以下)のセルに分割するようになっている。なお、これらセルのサイズは、1ピクセル×1ピクセルであってもよい。
また、本実施の形態において、描画フレーム特定部21は、差分画像において外接矩形単位に、2値化した検出後フレームの対応する領域と、2値化した各検出フレームの対応する領域とをマッチングしていき、当該領域のマッチングがとれたとき、当該フレームを当該外接矩形の更新フレームとして特定するようになっている。
さらに、描画フレーム特定部21は、特定したフレームの当該外接矩形を構成する各セル単位に、外接矩形の更新フレームの対応する領域と、2値化した各検出フレームの対応する領域とをマッチングしていき、当該領域のマッチングがとれたとき、当該フレームを当該セルの更新フレームとして特定するようになっている。
ただし、描画フレーム特定部21は、マッチングがとれた後のフレームでマッチングがとれなくなったとき、当該フレームを当該セルの更新フレームから除去するようになっている。
合成処理部22は、本発明の第2の実施の形態と同様に、動体検出部20によって検出されたフレームの区間毎に、各検出フレームを直前のフレームに置き換え、この検出フレームが描画フレーム特定部21によって何れかのセルの更新フレームとして特定されている場合には、検出後フレームの当該セルの領域を当該検出フレームの同領域に重畳するようになっている。
このように構成された映像編集装置4の動作について図17および図18を参照して説明する。なお、本実施の形態における映像編集装置4の動作は、本発明の第2の実施の形態における映像編集装置4の動作に対して、描画フレーム特定処理のみが相違するため、この処理について説明する。
図17に示すように、描画フレーム特定処理では、動体検出部20によって検出された検出フレームの各区間に対し、以下に説明するステップS70乃至S75が実行される。
まず、当該区間における検出前フレームから検出後フレームまでが描画フレーム特定部21によって2値化される(ステップS70)。次いで、それぞれ2値化された検出前フレームと検出後フレームとの排他的論理和をとった差分画像が描画フレーム特定部21によって生成され(ステップS71)、差分画像から外接矩形が抽出される(ステップS72)。
ここで、各検出フレームに対して、抽出された外接矩形毎に以下に説明するステップS73乃至S75が実行される。
まず、2値化された検出後フレームの当該外接矩形に対応する領域と、2値化された当該検出フレームの当該外接矩形に対応する領域とが描画フレーム特定部21によってマッチングされる(ステップS73)。
ここで、当該領域間でマッチングがとれた場合には、後述する描画セルフレーム特定処理が実行され(ステップS74)、当該外接矩形が差分画像から抽出された外接矩形から除外される(ステップS75)。
一方、当該領域間でマッチングがとれなかった場合、または、当該外接矩形が除外された後、次の外接矩形または次の検出フレームに対する処理が実行される。
図18に示すように、描画セルフレーム特定処理では、まず、当該外接矩形が描画フレーム特定部21によって複数のセルに分割される(ステップS80)。
ここで、当該外接矩形の描画フレーム(当該外接矩形とマッチングがとれたフレーム)になるまでの各検出フレームに対して、差分画像において黒画素を含むセル毎に以下に説明するステップS81乃至S84が実行される。
まず、2値化された検出後フレームの当該セルに対応する領域と、2値化された当該検出フレームの当該セルに対応する領域とが描画フレーム特定部21によってマッチングされる(ステップS81)。
ここで、当該領域間でマッチングがとれた場合には、当該検出フレームのフレーム番号と当該セルとが対応付けられてRAM等の記録媒体に描画フレーム特定部21によって(記録されていなければ)記録され(ステップS82)、次のセルまたは次の検出フレームに対する処理が実行される。
一方、当該領域間でマッチングがとれなかった場合には、当該検出フレームのフレーム番号と当該セルとが対応付けられて記録媒体に記録されているか否かが描画フレーム特定部21によって判断される(ステップS83)。
ここで、当該セルが当該検出フレームのフレーム番号と対応付けられて記録媒体に記録されていると判断された場合には、当該検出フレームのフレーム番号と当該セルとの対応が記録媒体から除去される(ステップS84)。
一方、当該セルが当該検出フレームのフレーム番号と対応付けられて記録媒体に記録されていないと判断された場合、または、当該検出フレームのフレーム番号と当該セルとの対応が記録媒体から除去された後、次のセルまたは次の検出フレームに対する処理が実行される。
このように、映像編集装置4が動作することにより、例えば、図19にホワイトボード2を下段に、ホワイトボード2の一部を拡大して上段に示すように、時刻t3のフレームで書き込み「H」が検出された場合には、時刻t1のフレームでセルc5〜c9に書き込みがあったことが検出され、時刻t1のフレームでセルc5〜c9に書き込みがあったことが記録される。
次に、動体6が移動し、時刻t2のフレームでセルc5の書き込みが検出されなくなると、時刻t1のフレームでセルc5書き込みがあったことが記録から除去される。さらに、動体6が移動し、時刻t3のフレームでセルc5〜c9に書き込みがあったことが検出され、時刻t3のフレームでセルc5〜c9に書き込みがあったことが記録される。
したがって、時刻t1のフレームでセルc6〜c9が合成され、時刻t3のフレームでセルc1〜c5が合成されることとなる。
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態としての映像編集システム1は、矩形単位にフレーム同士を比較することによって、画情報の描画が開始された時刻を高速に検出し、比較的小さなサイズのセル単位にフレーム同士を比較することによって、画情報の描画が開始された時刻を高精細に検出することができる。
なお、上述したように、本実施の形態における描画フレーム特定処理は、本発明の第1の実施の形態における描画フレーム特定処理と、本発明の第3の実施の形態における描画フレーム特定処理との組み合わせよりなる処理である。
同様に、本発明においては、本発明の第2の実施の形態における描画フレーム特定処理と、本発明の第3の実施の形態における描画フレーム特定処理との組み合わせた処理を用いてもよい。
1 映像編集システム
2 ホワイトボード
3 撮影装置
4 映像編集装置
10 CPU
11 RAM
12 ROM
13 ハードディスク装置
14 入力装置
15 表示装置
16 メディアドライブ
17 通信モジュール
20 動体検出部
21 描画フレーム特定部
22 合成処理部
23 フィルタ部
特開2006−162692号公報
田村秀行、コンピュータ画像処理、pp.143−150、株式会社オーム社、2002年

Claims (17)

  1. 画情報が描画された描画対象物が撮影された映像を編集する映像編集装置において、
    前記描画対象物を遮る動体が映されたフレームを検出する動体検出部と、
    前記動体検出部によって前記動体が検出されなくなった検出後フレームを、前記動体検出部によって前記検出後フレームの前に前記動体が検出された各検出フレームと比較していくことによって、前記検出フレームから画情報が描画された前記検出フレームを更新フレームとして特定し、描画された画情報の領域を特定する描画フレーム特定部と、
    前記検出フレームを当該検出フレームの前のフレームで順に置き換え、前記検出フレームが前記描画フレーム特定部によって特定された更新フレームの場合、前記特定された画情報の領域に対応する前記検出後フレームの画情報を、当該検出フレームの対応する領域に重畳する合成処理部と、を備えることを特徴とする映像編集装置。
  2. 前記動体検出部は、前記映像における前記描画対象物の底辺を含む少なくとも1辺に外接する領域の変化に基づいて、前記描画対象物を遮る動体が映されたフレームを検出することを特徴とする請求項1に記載の映像編集装置。
  3. 前記動体検出部は、前記映像における動きベクトルの大きさの合計値が予め定められた閾値を超えるか否かに基づいて、前記描画対象物を遮る動体が映されたフレームを検出することを特徴とする請求項1に記載の映像編集装置。
  4. 前記動体検出部は、前記描画対象物を前記動体が遮る前、および、前記描画対象物を前記動体が遮った後に切り換えられるスイッチによって構成されることを特徴とする請求項1に記載の映像編集装置。
  5. 前記描画フレーム特定部は、前記フレームを矩形単位で比較していくことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の映像編集装置。
  6. 前記描画フレーム特定部は、前記動体検出部によって検出される前の検出前フレームと前記検出後フレームとの差分画像を生成し、生成した差分画像から輝度が一定値以下の画素の連結成分の外接矩形を抽出し、抽出した外接矩形単位で前記フレームを比較していくことを特徴とする請求項5に記載の映像編集装置。
  7. 前記描画フレーム特定部は、前記動体検出部によって検出される前の検出前フレームと前記検出後フレームとの差分画像を生成し、生成した差分画像を予め定められたサイズのセルに分割し、分割したセルのなかで差分領域と重なるセル単位で前記フレームを比較していくことを特徴とする請求項5に記載の映像編集装置。
  8. 前記描画フレーム特定部は、前記検出後フレームの各矩形をテンプレートとして、前記各検出フレームに対してテンプレートマッチングを行い、前記テンプレートマッチングの結果が予め定められた閾値を超える矩形が同一領域またはその周囲の領域に存在する最も前のフレームを該テンプレートとした矩形が描画されたフレームとして特定することを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れかに記載の映像編集装置。
  9. 前記描画フレーム特定部は、前記矩形が描画されたフレームを特定した後に、特定した描画フレームの該矩形を構成する各ピクセルと、前記各検出フレームと同一位置にあるピクセルとを比較し、予め定められた閾値を超える一致度を持つピクセルが該描画フレームまで連続して存在する検出フレームのなかで、最も前のフレームを該ピクセルが描画されたフレームとして特定することを特徴とする請求項5乃至請求項8の何れかに記載の映像編集装置。
  10. 前記描画フレーム特定部は、前記フレームをピクセル単位で比較していくことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の映像編集装置。
  11. 前記描画フレーム特定部は、前記動体検出部によって検出される前の検出前フレームと前記検出後フレームとの差分画像を生成し、生成した差分画像を構成するピクセルのなかで差分領域に含まれるピクセル単位で前記フレームを比較していくことを特徴とする請求項10に記載の映像編集装置。
  12. 前記合成処理部は、前記動体検出部によって検出されたフレームの輝度を平均化した上で、前記合成処理を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れかに記載の映像編集装置。
  13. 編集対象の映像の各フレームを構成する各ピクセルに対し、該ピクセルを中心とした予め定められた領域の輝度の平均値と、該ピクセルの輝度との差分値に予め定められた一定の背景色を加算するフィルタ部を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れかに記載の映像編集装置。
  14. 画情報が描画された描画対象物が撮影された映像を編集する映像編集装置を用いて、
    前記描画対象物を遮る動体が映されたフレームを検出する動体検出ステップと、
    前記動体検出ステップで前記動体が検出されなくなった検出後フレームを、前記動体検出ステップによって前記検出後フレームの前に前記動体が検出された各検出フレームと比較していくことによって、前記検出フレームから画情報が描画された前記検出フレームを更新フレームとして特定し、描画された画情報の領域を特定する描画フレーム特定ステップと、
    前記検出フレームを当該検出フレームの前のフレームで順に置き換え、前記検出フレームが前記描画フレーム特定ステップによって特定された更新フレームの場合、前記特定された画情報の領域に対応する前記検出後フレームの画情報を、当該検出フレームの対応する領域に重畳する合成ステップと、を有する映像編集方法。
  15. 画情報が描画された描画対象物が撮影された映像を編集するための映像編集プログラムにおいて、
    前記描画対象物を遮る動体が映されたフレームを検出する動体検出ステップと、
    前記動体検出ステップで前記動体が検出されなくなった検出後フレームを、前記動体検出ステップによって前記検出後フレームの前に前記動体が検出された各検出フレームと比較していくことによって、前記検出フレームから画情報が描画された前記検出フレームを更新フレームとして特定し、描画された画情報の領域を特定する描画フレーム特定ステップと、
    前記検出フレームを当該検出フレームの前のフレームで順に置き換え、前記検出フレームが前記描画フレーム特定ステップによって特定された更新フレームの場合、前記特定された画情報の領域に対応する前記検出後フレームの画情報を、当該検出フレームの対応する領域に重畳する合成ステップと、をコンピュータに実行させるための映像編集プログラム。
  16. 請求項15に記載の映像編集プログラムがコンピュータに読み取り可能に記録された記録媒体。
  17. 画情報が描画される描画対象物と、
    前記描画対象物を撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置によって撮影された映像を編集する映像編集装置と、を備えた映像編集システムにおいて、
    前記映像編集装置は、
    前記描画対象物を遮る動体が映されたフレームを検出する動体検出部と、
    前記動体検出部によって前記動体が検出されなくなった検出後フレームを、前記動体検出部によって前記検出後フレームの前に前記動体が検出された各検出フレームと比較していくことによって、前記検出フレームから画情報が描画された前記検出フレームを更新フレームとして特定し、描画された画情報の領域を特定する描画フレーム特定部と、
    前記検出フレームを当該検出フレームの前のフレームで順に置き換え、前記検出フレームが前記描画フレーム特定部によって特定された更新フレームの場合、前記特定された画情報の領域に対応する前記検出後フレームの画情報を、当該検出フレームの対応する領域に重畳する合成処理部と、を備えたことを特徴とする映像編集システム。
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