JP2008181304A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像により正確に入力操作を認識できるようにする。
【解決手段】カメラ12は、複数のアイコン画像が表示されているアイコンウィンドウ14の所定の領域の画像を撮像し、画素値情報抽出部83、輝度値情報抽出部85、彩度値情報抽出部87、および特徴点抽出部89は、撮像された複数のフレーム数分の画像に対して、複数の種類の画像処理を施し、差分計算部84,86,88,90は、処理が施された画像処理の種類毎にカメラ12により撮像された複数のフレーム数分の画像間の同一画素間の差分を抽出し、検出部91は、複数の画像処理の種類毎に抽出された差分と、それぞれの所定の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、アイコンウィンドウ14に表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出する。本発明は、パーソナルコンピュータに適用することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、画像により正確に入力操作を認識できるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
画像を用いて入力操作を認識する技術が一般に普及しつつある。
例えば、使用者が手で操作する範囲を撮像した画像のうち、時系列により前後に配置されるフレーム間で画素毎の差分からなる差分画像を生成し、さらに、差分画像を2値画像に変換して、差分画像として変化が現れている座標から入力操作を検出するものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−312123号公報
しかしながら、上述した手法では、フレーム間差分により求められた差分画像に基づいて、2値画像が生成されることになるので、環境の変化でも誤検出が発生することがあった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、特に、画像により正確に入力操作を認識できるようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、複数の画像を表示する表示手段と、前記複数の画像が表示されている所定の領域の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された複数のフレーム数分の画像に対して、複数の種類の画像処理を施す画像処理手段と、前記画像処理手段により施された画像処理の種類毎に前記撮像手段により撮像された複数のフレーム数分の画像間の同一画素間の差分を抽出する複数の差分抽出手段と、前記複数の画像処理の種類毎に抽出された差分と、それぞれの所定の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記表示手段により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出する検出手段とを含む。
前記複数の種類の画像処理には、輝度値抽出処理、彩度値抽出処理、および特徴点抽出処理を含ませるようにすることができる。
前記検出手段には、前記複数の画像処理手段のうち、前記輝度値抽出処理だけ実行させ、前記輝度値抽出処理により抽出された輝度の差分、および、前記撮像手段により撮像された画像の画素値の差分と、前記それぞれの所定の閾値とを比較させ、比較結果に基づいて、前記表示手段により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出したとき、前記画像処理手段のうち、前記彩度値抽出処理、および前記特徴点抽出処理をさらに実行させ、前記彩度値抽出処理、および前記特徴点抽出処理により抽出された彩度の差分、および特徴点の差分と、前記それぞれの所定の閾値とを比較させ、比較結果に基づいて、前記表示手段により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出させるようにすることができる。
前記撮像手段により撮像された画像のエッジ画像、および、前記撮像手段により撮像される画像の、想定画像のエッジ画像とを比較することにより、調整量を計算する調整量計算手段と、前記調整量に基づいて、前記撮像手段により撮像された画像を調整した後、特定領域画像を抽出し、前記画像処理手段に供給する抽出手段とをさらに含ませるようにすることができ、前記画像処理手段には、前記撮像手段により撮像された複数のフレーム数分の画像のうち、前記特定領域画像に対して、複数の種類の画像処理を施すようにさせることができる。
本発明の一側面の情報処理方法は、複数の画像を表示する表示ステップと、前記複数の画像が表示されている所定の領域の画像を撮像する撮像ステップと、前記撮像ステップの処理により撮像された複数のフレーム数分の画像に対して、複数の種類の画像処理を施す画像処理ステップと、前記画像処理ステップの処理により施された画像処理の種類毎に前記撮像ステップの処理により撮像された複数のフレーム数分の画像間の同一画素間の差分を抽出する複数の差分抽出ステップと、前記複数の画像処理の種類毎に抽出された差分と、それぞれの所定の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記表示ステップの処理により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出する検出ステップとを含む。
本発明の一側面のプログラムは、複数の画像を表示する表示ステップと、前記複数の画像が表示されている所定の領域の画像を撮像する撮像ステップと、前記撮像ステップの処理により撮像された複数のフレーム数分の画像に対して、複数の種類の画像処理を施す画像処理ステップと、前記画像処理ステップの処理により施された画像処理の種類毎に前記撮像ステップの処理により撮像された複数のフレーム数分の画像間の同一画素間の差分を抽出する複数の差分抽出ステップと、前記複数の画像処理の種類毎に抽出された差分と、それぞれの所定の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記表示ステップの処理により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出する検出ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明のプログラム格納媒体は、請求項6に記載のプログラムが格納されている。
本発明の一側面の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、複数の画像が表示され、前記複数の画像が表示されている所定の領域の画像が撮像され、撮像された複数のフレーム数分の画像に対して、複数の種類の画像処理が施され、施された画像処理の種類毎に撮像された複数のフレーム数分の画像間の同一画素間の差分が抽出され、前記複数の画像処理の種類毎に抽出された差分と、それぞれの所定の閾値とが比較され、比較結果に基づいて、表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置が検出される。
本発明の情報処理装置は、独立した装置であっても良いし、情報処理を行うブロックであっても良い。
本発明の一側面によれば、画像により正確に入力操作を認識できるようにすることが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載の発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書に記載されている発明をサポートする実施の形態が本明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、本明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現、追加される発明の存在を否定するものではない。
即ち、本発明の一側面の情報処理装置は、複数の画像を表示する表示手段(例えば、図3のアイコンウィンドウ14)と、前記複数の画像が表示されている所定の領域の画像を撮像する撮像手段(例えば、図3のカメラ12)と、前記撮像手段により撮像された複数のフレーム数分の画像に対して、複数の種類の画像処理を施す画像処理手段(例えば、図5の画素値情報抽出部83、輝度値情報抽出部85、彩度値情報抽出部87、および特徴点抽出部89)と、前記画像処理手段により施された画像処理の種類毎に前記撮像手段により撮像された複数のフレーム数分の画像間の同一画素間の差分を抽出する複数の差分抽出手段(例えば、図5の差分計算部84,86,88,90)と、前記複数の画像処理の種類毎に抽出された差分と、それぞれの所定の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記表示手段により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出する検出手段(例えば、図5の検出部91)とを含む。
前記検出手段(例えば、図5の検出部91)には、前記複数の画像処理手段のうち、前記輝度値抽出処理だけ実行させ、前記輝度値抽出処理により抽出された輝度の差分、および、前記撮像手段により撮像された画像の画素値の差分と、前記それぞれの所定の閾値とを比較させ、比較結果に基づいて、前記表示手段により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出したとき、前記画像処理手段のうち、前記彩度値抽出処理、および前記特徴点抽出処理をさらに実行させ、前記彩度値抽出処理、および前記特徴点抽出処理により抽出された彩度の差分、および特徴点の差分と、前記それぞれの所定の閾値とを比較させ、比較結果に基づいて、前記表示手段により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出させるようにすることができる。
前記撮像手段により撮像された画像のエッジ画像、および、前記撮像手段により撮像される画像の、想定画像のエッジ画像とを比較することにより、調整量を計算する調整量計算手段(例えば、図4の調整量計算部72a)と、前記調整量に基づいて、前記撮像手段により撮像された画像を調整した後、特定領域画像を抽出し、前記画像処理手段に供給する抽出手段(例えば、図5の特定領域画像抽出部81)とをさらに含ませるようにすることができ、前記画像処理手段には、前記撮像手段により撮像された複数のフレーム数分の画像のうち、前記特定領域画像に対して、複数の種類の画像処理を施すようにさせることができる。
本発明の一側面の情報処理方法は、複数の画像を表示する表示ステップ(例えば、図8のステップS22)と、前記複数の画像が表示されている所定の領域の画像を撮像する撮像ステップ(例えば、図8のステップS23)と、前記撮像ステップの処理により撮像された複数のフレーム数分の画像に対して、複数の種類の画像処理を施す画像処理ステップ(例えば、図13のステップS61、図14のステップS81、図15のステップS101、および図16のステップS121)と、前記画像処理ステップの処理により施された画像処理の種類毎に前記撮像ステップの処理により撮像された複数のフレーム数分の画像間の同一画素間の差分を抽出する複数の差分抽出ステップ(例えば、図13のステップS62、図14のステップS82、図15のステップS102、および図16のステップS122)と、前記複数の画像処理の種類毎に抽出された差分と、それぞれの所定の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記表示ステップの処理により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出する検出ステップ(例えば、図12のステップS47乃至S49)とを含む。
図1,図2は、本発明を適用したパーソナルコンピュータの外観を示している。
パーソナルコンピュータ1(以下、PC1とも称する)は、キーボード11を備えており、キーボード11は、本体に対して軸Axにより図中の矢印AまたはB方向に回動することができ、使用者は、矢印A方向に回動させることにより、図2のキーボード11’で示されるようキーボード11の上面が開き、同時に、キーボード11により覆い被されていたLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部15が露出した状態となるので、キーボード11を操作することができ、さらに、キーボード11の操作に応じて表示部15に表示される内容を視認することが可能となる。また、使用者は、キーボード11を矢印B方向に回動させると、図2のキーボード11で示されるように閉じられ、さらに、表示部15に覆い被される状態となる。この結果、PC1が使用されない場合、キーボード11および表示部15は、表面に露出した状態とはならないので、埃にさらされないようにすることができる。
カメラ12は、PC1の本体上部に内蔵されており、棒状の鏡面からなる反射鏡13により、図2で示される実線の矢印で示される光路によりアイコンウィンドウ14上の所定の範囲を撮像し、撮像した画像を取り込む。アイコンウィンドウ14は、PC1の再生処理部35(図3)により制御されており、再生可能な複数のコンテンツのそれぞれのアイコン画像を表示する。使用者は、再生したいコンテンツのアイコン画像をアイコンウィンドウ14の表面付近で指差すと、反射鏡13により反射してカメラ12により撮像され、再生処理部35は、カメラ12により撮像された位置に対応するコンテンツを再生する。
表示部15の左右には、それぞれスピーカ16−1,16−2が設けられており、再生処理部35によりコンテンツが再生されるとき、音声を出力する。尚、スピーカ16−1,16−2を特に区別する必要が無い場合、単に、スピーカ16と称するものとし、その他の構成についても同様に称するものとする。
次に、図3を参照してPC1の実施の形態について説明する。尚、PC1の実施の形態については、主としてハードウェアによるものを例として説明するものとするが、各構成はソフトウェアプログラムによりなされるようにしても良いものである。
カメラインタフェース部31は、カメラ12により撮像された画像を取得し、カメラフィルタ処理部32に供給する。カメラフィルタ処理部32は、カメラインタフェース部31より供給されてくる画像のうち、検出処理部33により特定領域差分検出処理に必要とされる領域の画像のみをフィルタ処理により抽出し、検出処理部33に供給する。
検出処理部33の特定領域差分検出部52は、カメラフィルタ処理部32より供給されてきた特定領域差分検出処理に必要とされる画像に基づいて、アイコンウィンドウ14に表示されたいずれかのコンテンツの再生の指示を検出し、検出結果をコマンド設定部34に供給する。キャリブレーション部51は、特定領域差分検出部52による特定領域差分検出処理に必要とされる画像を調整し、認識領域データを設定する。尚、キャリブレーション部51および特定領域差分検出部52の詳細な構成については、図4,図5を参照して後述する。
コマンド設定部34は、検出処理部33より供給されてくる検出結果に基づいて、再生操作が検出された場合、検出された位置の情報に基づいて、対応するコンテンツの再生コマンドを設定して、再生処理部35に供給する。
再生処理部35は、コマンド設定部34より供給されてくるコマンドに基づいて、記憶部36に記憶されているコンテンツを再生し、スピーカ16−1,16−2より音声として出力する。尚、コンテンツに画像が含まれている場合、再生処理部35は、コンテンツの画像を表示部15に表示する。この場合、図1の構成においては、キーボード11を矢印A方向に回動して表示部15が視聴可能な状態にする必要がある。
再生処理部35のタイトル画像生成部35aは、記憶部36に記憶されている再生可能な複数のコンテンツのそれぞれのジャケット画像をアイコン画像としてアイコンウィンドウ14に表示する。コマンド認識部35bは、コマンド設定部34より供給されてきた再生コマンドを認識し、どのコンテンツを再生すべきかを示す情報を再生部35cに供給する。再生部35cは、コマンド認識部35bにより指定されるコンテンツを記憶部36より読み出して音声をスピーカ16に出力させる。また、再生部35cは、コンテンツに音声のみならず、画像が含まれている場合、画像を表示部15に表示する。
次に、図4を参照して、キャリブレーション部51の実施の形態について説明する。
エッジ画像抽出部71は、例えば、ラプラシアンフィルタなどから構成されるものであり、カメラフィルタ処理部32より供給されてくる画像をエッジ画像に変換して認識領域設定部72に供給する。認識領域設定部72は、キャリブレーション用モデルデータメモリ73に記憶されている想定エッジ画像データを読み出し、エッジ画像抽出部71より供給されてくるカメラ12により撮像された画像のエッジ画像との調整量を、調整量計算部72aを制御して計算させ、調整量を認識領域データとして設定し、特定領域差分検出部52の認識領域データメモリ82に記憶させる。
次に、図5を参照して、特定領域差分検出部52の実施の形態について説明する。
特定領域画像抽出部81は、認識領域データメモリ82よりキャリブレーション部51により求められた調整量である認識領域データを読み出し、認識領域データに基づいて、カメラフィルタ処理部32より供給されてきた画像の位置を調整して、特定領域画像を抽出して画素値情報抽出部83、輝度値情報抽出部85、彩度値情報抽出部87、および特徴点抽出部89に供給する。尚、特定領域画像は、再生可能なコンテンツの数だけ、すなわち、アイコンウィンドウ14で表示されるアイコンの数だけ存在し、その位置は、タイトル画像生成部35aによりアイコンウィンドウ14に表示される画像により依存される。従って、特定領域画像抽出部81は、特定領域画像を抽出すべき位置の情報を予めタイトル画像生成部35aより取得している。
画素値情報抽出部83は、特定領域画像抽出部81より供給されてくる特定領域画像毎に画素値を抽出し、バッファリングすると共に、それ以前にバッファリングされていた複数のフレーム分の特定領域画像毎の画素値情報を差分計算部84に供給する。画素値情報抽出部83は、例えば、3フレーム分の特定領域画像の画素値情報をバッファリングするとき、最も古い3フレーム前の画素値情報を削除して、新しいフレームの画素値情報を記憶する。このように、画素値情報抽出部83は、最新の3フレーム分の特定領域画像の画素値情報を常にバッファリングしている状態を維持する。差分計算部84は、特定領域画像毎に複数フレーム間の特定領域画像の画素値の差分絶対値を求め、画素値差分情報として検出部91に供給する。
輝度値情報抽出部85は、特定領域画像抽出部81より供給されてくる特定領域画像の各画素の輝度値を抽出し、バッファリングすると共に、それ以前にバッファリングされていた複数のフレーム分の特定領域画像毎の輝度値情報を差分計算部86に供給する。輝度値情報抽出部85は、例えば、3フレーム分の特定領域画像の輝度値情報をバッファリングするとき、最も古い3フレーム前の輝度値情報を削除して、新しいフレームの輝度値情報を記憶する。このように、輝度値情報抽出部85は、最新の3フレーム分の特定領域画像の輝度値情報を常にバッファリングしている状態を維持する。差分計算部86は、特定領域画像毎に複数フレーム間の特定領域画像の輝度値の差分を求め、輝度値差分情報として検出部91に供給する。
彩度値情報抽出部87は、特定領域画像抽出部81より供給されてくる特定領域画像の各画素の彩度値を抽出し、バッファリングすると共に、それ以前にバッファリングされていた複数のフレーム分の特定領域画像毎の彩度値情報を差分計算部88に供給する。彩度値情報抽出部87は、例えば、3フレーム分の特定領域画像の彩度値情報をバッファリングするとき、最も古い3フレーム前の彩度値情報を削除して、新しいフレームの彩度値情報を記憶する。このように、彩度値情報抽出部87は、最新の3フレーム分の特定領域画像の彩度値情報を常にバッファリングしている状態を維持する。差分計算部88は、特定領域画像毎に複数フレーム間の特定領域画像の彩度値の差分を求め、彩度値差分情報として検出部91に供給する。
特徴点抽出部89は、特定領域画像抽出部81より供給されてくる特定領域画像に対して、例えば、HarrisCornerを特徴点として抽出し、その位置情報をバッファリングすると共に、それ以前にバッファリングされていた複数のフレーム分の特定領域画像の特徴点情報を差分計算部90に供給する。尚、HarrisCornerとは、輝度情報から効率良く抽出された画面内にある物体の角の一種である。特徴点抽出部89は、例えば、3フレーム分の特定領域画像の彩度値情報をバッファリングするとき、最も古い3フレーム前の特徴点情報を削除して、新しいフレームの特徴点情報を記憶する。このように、特徴点抽出部89は、最新の3フレーム分の特定領域画像の特徴点情報を常にバッファリングしている状態を維持する。差分計算部90は、特定領域画像毎に複数フレーム間の特定領域画像の特徴点情報の差分を求め、特徴点差分情報として検出部91に供給する。
検出部91は、特定領域画像毎に供給されてくる画素値差分情報、輝度値差分情報、彩度値差分情報、および特徴点差分情報について、それぞれの情報に設定されている所定の閾値とを比較し、所定の閾値より大きい差分情報が、所定の組み合わせ条件を満たしたとき、、その特定領域画像に変化が発生した、すなわち、再生操作がなされたものとみなし、変化が発生した特定領域画像の位置を示す情報をコマンド設定部34に出力する。
次に、図6のフローチャートを参照して、キャリブレーション処理について説明する。
ステップS1において、カメラ12は、画像を撮像し、撮像した画像をカメラインタフェース部31に供給する。カメラインタフェース部31は、カメラ12より供給されてきた画像をカメラフィルタ処理部32に供給する。
ステップS2において、カメラフィルタ処理部32は、カメラインタフェース部31より供給された画像より後述する特定領域差分検出処理に必要な領域を抽出して検出処理部33に供給する。
ステップS3において、キャリブレーション部51のエッジ画像抽出部71は、特定領域差分検出処理に必要とされる領域の画像より、エッジ画像を抽出し、認識領域設定部72に供給する。
ステップS4において、認識領域設定部72は、キャリブレーション用モデルデータメモリ73より想定エッジ画像データを読み出す。
ステップS5において、認識領域設定部72は、調整量計算部72aを制御して、想定エッジ画像データと、エッジ画像抽出部71より供給されてきたエッジ画像との調整量を計算させる。すなわち、カメラ12により撮像される画像内には、反射鏡13が含まれることになるため、エッジ画像としては、反射鏡の輪郭が現れることになる。また、想定エッジ画像データは、カメラ12と反射鏡13との配置から予め想定されるエッジ画像データであるので、同様に反射鏡の輪郭からなる画像となる。
従って、カメラ12が、反射鏡13に対して想定されている通りに設置されていれば、供給されるエッジ画像と、想定エッジ画像データとは、完全に一致することになるが、カメラ12は、工作精度や経年劣化により反射鏡13に対して必ずしも一定ではなく、設置される方向によりずれが生じることがあるので、カメラフィルタ処理部32により検出処理に必要な領域として抽出された画像は、カメラ12の撮像領域内の反射鏡13が、例えば、図7で示される点線で囲まれるような輪郭Rであるのに対して、想定エッジ画像データにおける反射鏡13が図7で示される実線で囲まれるような輪郭Mであるといったようにずれが生じることがある。このため、ステップS5の処理により、認識領域設定部72は、図7のような場合、調整量計算部72aを制御して、ずれdを調整量として計算させる。
ステップS6において、認識領域設定部72は、計算された調整量を、認識領域データとして特定領域差分検出部52の認識領域データメモリ82に記憶させ、処理を終了する。
以上の処理により、カメラ12と反射鏡13との対応関係を調整させるための認識領域データが認識領域データメモリ82に記憶されることになるので、後述する図8のステップS25で示される特定領域差分検出処理を正確に実施することが可能となる。
次に、図8のフローチャートを参照して、操作管理処理について説明する。
ステップS21において、再生処理部35は、例えば、キーボード11などが操作されることにより、操作管理処理を実行するように指示されているか否か、すなわち、アイコンウィンドウ14にアイコン画像を表示し、表示されたアイコン画像を指差すことにより対応するコンテンツの再生を受け付ける管理が指示されているか否かを判定し、操作管理が指示されるまで、その処理を繰り返す。
ステップS21において、操作管理が指示されていると判定された場合、ステップS22において、再生処理部35は、タイトル画像生成部35aを制御して、記憶部36に記憶されているコンテンツのタイトル画像を読み込ませ、アイコン画像として、例えば、図9で示されるようにアイコンウィンドウ14に表示させる。
図9においては、アイコンウィンドウ14上に、3個のアイコン画像I1乃至I3が水平方向に配置されており、各アイコン画像I1乃至I3の水平方向の端部である位置P1乃至P2、P3乃至P4、およびP5乃至P6の幅は、いずれも幅b1に設定されており、それぞれのアイコン画像が幅c1の間隔で配置されている。また、使用者は、表示されているアイコン画像内の斜線部で示される幅b2の位置P11乃至P12、P13乃至P14、およびP15乃至P16の操作範囲内であって、アイコンウィンドウ14の表面付近に指をかざす(または触れる)と、後述する処理により、対応するアイコン画像のコンテンツが再生される。従って、ウィンドウ画像のうち斜線部以外の範囲は、不感体として設定されている。さらに、図10で示されるように、人間の実際の指が実際は幅h1である場合、ぼやけて撮像されることにより幅h2となることを考慮して、撮像された指が、隣接する2個のアイコン画像を跨いで見えるように撮像されないように、以下の式で示される関係が満たされるように、アイコン画像I1乃至I3が配置される。
(b1−b2)+c1>h2
ここで、b1,b2,c1,h2は、いずれも幅b1,b2,c1,h2である。
ステップS23において、カメラ12は、アイコンウィンドウ14上を反射鏡13越しに撮像し、撮像した画像をカメラインタフェース部31に供給する。カメラインタフェース部31は、カメラ12より供給されてきた画像をカメラフィルタ処理部32に供給する。
ステップS24において、カメラフィルタ処理部32は、供給された画像に対してフィルタ処理を施し、例えば、図11で示されるような特定領域差分検出処理に必要とされる領域の画像Fを抽出して検出処理部33供給する。図11のフィルタ処理された画像Fにおいては、図中の上部に半円状の範囲が、棒状の反射鏡13に反射されたアイコンウィンドウ14の表面部分である。また、図11中において、反射鏡13で反射された画像上におけるアイコンウィンドウ14の操作範囲位置P11乃至P12、P13乃至P14、およびP15乃至P16に対応する範囲は、画像上の反射鏡13との境界上における位置P11’乃至P12’、P13’乃至P14’、およびP15’乃至P16’に対応する範囲である。
ステップS25において、特定領域差分検出部52は、特定領域差分検出処理を実行する。
ここで、図12のフローチャートを参照して、図5の特定領域差分検出部52による特定領域差分検出処理について説明する。
ステップS41において、特定領域画像抽出部81は、認識領域データメモリ82より上述したキャリブレーション処理により設定されている調整量からなる認識領域データを読み出す。
ステップS42において、特定領域画像抽出部81は、供給されてきた画像を、認識領域データである調整量で調整し、調整した画像より特定領域画像を抽出し、画素値情報抽出部83、輝度値情報抽出部85、彩度値情報抽出部87、および特徴点抽出部89にそれぞれ供給する。例えば、図11の画像の場合、特定領域画像抽出部81は、アイコンウィンドウ14の操作範囲である位置P11’乃至P12’、P13’乃至P14’、およびP15’乃至P16’の近傍画像を特定領域画像Z1乃至Z3として抽出し、それぞれを画素値情報抽出部83、輝度値情報抽出部85、彩度値情報抽出部87、および特徴点抽出部89のそれぞれに供給する。
ステップS43において、画素値差分計算処理が実行され、画素値の差分が求められる。
ここで、図13のフローチャートを参照して、画素値差分計算処理について説明する。
ステップS61において、画素値情報抽出部83は、特定領域画像抽出部81より供給されてくる特定領域画像毎に画素値を抽出する。
ステップS62において、画素値情報抽出部83は、抽出した特定領域画像毎の画素値をバッファリングすると共に、それ以前にバッファリングされていた複数のフレーム分の特定領域画像毎の画素値情報を差分計算部84に供給する。例えば、3フレーム分の特定領域画像の画素値情報をバッファリングするとき、最も古い3フレーム前の画素値情報を削除して、新しいフレームの画素値情報を記憶する。
ステップS63において、差分計算部84は、特定領域画像毎に複数フレーム間の特定領域画像の画素値の差分絶対値を求め、複数フレームの同一画素毎の差分の平均値を画素値差分情報として検出部91に供給する。すなわち、差分計算部84は、例えば、連続するフレームF11乃至F13の3フレームについて、同一の画素Pの差分d1(P)=|P(F11)−P(F12)|、および、差分d2(P)=|P(F12)−P(F13)|を求め、さらに、平均値D(P)=(d1(P)+d2(P))/2を画素値Pの画素値差分情報として求める。尚、P(F11),P(F12),P(F13)は、それぞれフレームF11乃至F13上の画素Pの画素値である。
ここで、図12のフローチャートの説明に戻る。
ステップS43において、画素値差分計算処理が実行されると、次に、ステップS44において、輝度値差分計算処理が実行され、画素毎の輝度値の差分が求められる。
ここで、図14のフローチャートを参照して、輝度値差分計算処理について説明する。
ステップS81において、輝度値情報抽出部85は、特定領域画像抽出部81より供給されてくる特定領域画像の各画素の輝度値を抽出する。
ステップS82において、輝度値情報抽出部85は、抽出した特定領域画像の各画素の輝度値をバッファリングすると共に、それ以前にバッファリングされていた複数のフレーム分の特定領域画像毎の輝度値情報を差分計算部86に供給する。輝度値情報抽出部85は、例えば、3フレーム分の特定領域画像の輝度値情報をバッファリングするとき、最も古い3フレーム前の輝度値情報を削除して、新しいフレームの輝度値情報を記憶する。
ステップS83において、差分計算部86は、特定領域画像毎に複数フレーム間の特定領域画像の輝度値の差分を求め、輝度値差分情報として検出部91に供給する。すなわち、差分計算部86は、例えば、連続するフレームF11乃至F13の3フレームについて、同一の画素Pの差分Yd1(P)=|Yp(F11)−Yp(F12)|、および、差分Yd2(P)=|Yp(F12)−Yp(F13)|を求め、さらに、平均値YD(P)=(Yd1(P)+Yd2(P))/2を画素値Pの輝度値差分情報として求める。尚、Yp(F11),Yp(F12),Yp(F13)は、それぞれフレームF11乃至F13上の画素Pの輝度値である。
ここで、図12のフローチャートの説明に戻る。
ステップS44において、輝度値差分計算処理が実行されると、次に、ステップS45において、彩度値差分計算処理が実行され、画素毎の彩度値の差分が求められる。
ここで、図15のフローチャートを参照して、彩度値差分計算処理について説明する。
ステップS101において、彩度値情報抽出部87は、特定領域画像抽出部81より供給されてくる特定領域画像の各画素の彩度値を抽出する。
ステップS102において、彩度値情報抽出部87は、抽出した特定領域画像の各画素の彩度値をバッファリングすると共に、それ以前にバッファリングされていた複数のフレーム分の特定領域画像毎の彩度値情報を差分計算部88に供給する。彩度値情報抽出部87は、例えば、3フレーム分の特定領域画像の彩度値情報をバッファリングするとき、最も古い3フレーム前の彩度値情報を削除して、新しいフレームの彩度値情報を記憶する。
ステップS103において、差分計算部88は、特定領域画像毎に複数フレーム間の特定領域画像の彩度値の差分を求め、彩度値差分情報として検出部91に供給する。すなわち、差分計算部88は、例えば、連続するフレームF11乃至F13の3フレームについて、同一の画素Pの差分Sd1(P)=|Sp(F11)−Sp(F12)|、および、差分Sd2(P)=|Sp(F12)−Sp(F13)|を求め、さらに、平均値SD(P)=(Sd1(P)+Sd2(P))/2を画素値Pの彩度値差分情報として求める。尚、Sp(F11),Sp(F12),Sp(F13)は、それぞれフレームF11乃至F13上の画素Pの彩度値である。
ここで、図12のフローチャートの説明に戻る。
ステップS45において、彩度値差分計算処理が実行されると、次に、ステップS46において、特徴点差分計算処理が実行され、特徴点となる画素毎の画素値の差分が求められる。
ここで、図15のフローチャートを参照して、特徴点差分計算処理について説明する。
ステップS121において、特徴点抽出部89は、特定領域画像抽出部81より供給されてくる特定領域画像に対して、エッジ抽出処理を特定領域画像毎に施し、さらに、エッジ抽出された画像の画素値を特徴点情報として抽出する。
ステップS122において、特徴点抽出部89は、抽出した特定領域画像における特徴点としてエッジ抽出された画像の画素値をバッファリングすると共に、それ以前にバッファリングされていた複数のフレーム分の特定領域画像の特徴点情報を差分計算部90に供給する。特徴点抽出部89は、例えば、3フレーム分の特定領域画像の彩度値情報をバッファリングするとき、最も古い3フレーム前の特徴点情報を削除して、新しいフレームの特徴点情報を記憶する。
ステップS123において、差分計算部90は、特定領域画像毎に複数フレーム間の特定領域画像の特徴点情報の差分を求め、特徴点差分情報として検出部91に供給する。尚、計算方法そのものは画素値差分計算と同様であるが、特徴点となる画素の画素値のみが計算に用いられる点が異なる。
ここで、図12のフローチャートの説明に戻る。
ステップS46において、彩度値差分計算処理が実行されると、次に、ステップS47において、検出部91は、特定領域画像毎に供給されてくる画素値差分情報、輝度値差分情報、彩度値差分情報、および特徴点差分情報について、それぞれの情報に設定されている所定の閾値とを比較し、所定の閾値よりも大きな差分が所定の組み合わせ条件を満たすか否かを判定する。
ステップS47において、例えば、特定領域画像Z1乃至Z3のいずれかにおいて、図17の上段の特定領域画像Zで示されるように、反射鏡13の境界付近の特定領域近傍にコンテンツの再生を指示するための指が画像中に存在しない状態から、図17の下段の特定領域画像Zで示されるように、反射鏡13の境界付近の特定領域近傍に指が画像中に存在するような状態に変化すると、画素値差分情報、輝度値差分情報、彩度値差分情報、および特徴点差分情報のいずれかにおいて、少なくとも1つは、差分が検出される可能性が高いので、所定の閾値よりも大きな差分が少なくとも1つでも含まれる組み合わせの場合、すなわち、いずれかの差分が1つでも閾値よりも大きな変化が発生した場合、処理は、ステップS48に進み、検出部91は、非接触(または接触)により特定領域で操作があったとみなす。
一方、ステップS47において、例えば、特定領域画像Z1乃至Z3のいずれにおいても、図17の上段の特定領域画像Zで示されるように、反射鏡13の境界付近の特定領域近傍に物体が存在しない状態が継続した場合、画素値差分情報、輝度値差分情報、彩度値差分情報、および特徴点差分情報のいずれかにおいても、差分が検出される可能性が低いので、所定の閾値よりも大きな差分が1つも含まれない組み合わせの場合、すなわち、いずれの差分も閾値よりも大きな変化が発生しない場合、処理は、ステップS49に進み、検出部91は、非接触(または接触)による特定領域での操作がなかったものとみなす。
以上の処理により、コンテンツ毎に設定されているアイコン画像上を撮像した画像である特定領域画像内における変化が、画素値差分情報、輝度値差分情報、彩度値差分情報、および特徴点差分情報といった複数の差分情報の変化が検出されることになるので、画像による操作の有無を検出するにあたり、環境変化による誤検出を低減させる事が可能となる。尚、所定の閾値よりも大きな差分が、所定の組み合わせ条件を満たす条件は、上述した例に限られるものではなく、その他の組み合わせであっても良い。
ここで、図8のフローチャートの説明に戻る。
ステップS25において、特定領域差分検出処理が実行されると、ステップS26において、検出部91は、特定領域において非接触(または接触)による操作があったか否かを判定する。
ステップS26において、例えば、上述した特定領域差分検出処理におけるステップS48の処理により操作があったとみなされた場合、ステップS27において、検出部91は、操作があったと検出された特定領域を特定する情報と共に、再生を指示する操作が発生したことをコマンド設定部34に通知する。コマンド設定部34は、特定領域を特定する情報に基づいて、対応するコンテンツを再生するコマンドを生成し、再生処理部35に供給する。すなわち、図11において、例えば、特定領域Z2において、操作があったものとみなされた場合、コマンド設定部34は、図9で示されるアイコンウィンドウ14のうち、中央に表示されているアイコン画像I2(水平方向に対して位置P3乃至P4で示される範囲のアイコン画像)に対応するコンテンツの再生が指示されたことを示すコマンドを生成する。
ステップS28において、再生処理部35は、コマンド認識部35bを制御して、供給されてきたコマンドを認識し、再生部35cを制御して、認識されたコンテンツを記憶部36より読み出させると共にスピーカ16または表示部15に出力して、音声または画像として再生させる。
ステップS29において、再生処理部35は、コンテンツの再生が終了しているか否かを判定し、再生が終了しておらず、再生が継続されている場合、処理は、ステップS23に戻る。すなわち、再生が継続されている場合、ステップS23乃至S29の処理が繰り返されて、新たなコンテンツの再生が指示されるか、または、再生が終了されるまで、その処理が繰り返される。
一方、ステップS26において、例えば、上述した特定領域差分検出処理におけるステップS48の処理により操作がなかったとみなされた場合、ステップS27,S28の処理がスキップされる。結果として、再生操作の待ち状態が継続される。
以上の処理により、アイコンウィンドウ14に上に表示されているアイコン画像のうち、使用者が再生したいコンテンツに対応するアイコン画像上に指をかざす、または、触れるなどすると、対応する特定領域画像内の画素値差分情報、輝度値差分情報、彩度値差分情報、および特徴点差分情報といった複数の差分情報により操作の有無が操作された位置と共に検出されることになるので、環境光の変化などにより発生しやすい誤認識を低減させて正確に画像による操作指示を認識することが可能となる。
尚、以上の例においては、特定領域差分検出処理において、画素値差分計算処理、輝度値差分計算処理、彩度値差分計算処理、および特徴点差分計算処理の全ての処理を実行する例について説明してきたが、このうち、画素値差分計算処理、および輝度値差分計算処理は、処理負荷が小さいが、認識精度が低く、彩度値差分計算処理、および特徴点差分計算処理は処理負荷が大きいが、認識精度が高いので、画素値差分計算処理、および輝度値差分計算処理において、再生操作が認識された場合にのみ、彩度値差分計算処理、および特徴点差分計算処理を実行させるようにしても良い。
図18は、画素値差分計算処理、および輝度値差分計算処理において、再生操作が認識された場合にのみ、彩度値差分計算処理、および特徴点差分計算処理を実行させるようにした特定領域差分検出部52のその他の実施の形態の構成例を示している。尚、図18の特定領域差分検出部52において、図5の特定領域差分検出部52と同一の構成については、同一の符号を付しており、その説明は、適宜省略するものとする。
図18の特定領域差分検出部52において、図5の特定領域差分検出部52と異なる点は、彩度値情報抽出部87、特徴点抽出部89、および検出部91に代えて、彩度情報抽出部102、特徴点抽出部103、および検出部101を設けた点である。
彩度情報抽出部102、特徴点抽出部103、および検出部101は、いずれも基本的には、彩度値情報抽出部87、特徴点抽出部89、および検出部91と同様の機能を備えているが、検出部91は、さらに、画素値差分計算処理、および輝度値差分計算処理において、再生操作が認識された場合にのみ、彩度情報抽出部102、および特徴点抽出部103に対して、彩度値差分計算処理、および特徴点差分計算処理を実行させるようにする。
次に、図19のフローチャートを参照して、図18の特定領域差分検出部52による特定領域差分検出処理について説明する。尚、図19のフローチャートにおけるステップS141乃至S144、およびステップS146,S147,S149,S150の処理は、図12のステップS41乃至S46,S48,S49の処理と同様であるので、その説明は省略するものとする。
ステップS145において、検出部101は、特定領域画像毎に供給されてくる画素値差分情報、および輝度値差分情報について、それぞれの情報に設定されている所定の閾値とを比較し、所定の閾値より大きい差分情報が、所定の組み合わせ条件を満たすか否かを判定する。
ステップS145において、例えば、所定の閾値より大きい差分情報が、所定の組み合わせ条件を満たした場合、操作指示が認識されたものとみなし、処理は、ステップS146,S147に進み、彩度値差分計算処理、および特徴点差分計算処理が実行される。
一方、ステップS145において、所定の閾値より大きい差分情報が、所定の組み合わせ条件を満たさない場合、ステップS146乃至S149の処理がスキップされ、特定領域で操作がなかったとみなされる。
ステップS148において、検出部101は、特定領域画像毎に供給されてくる彩度値差分情報、および特徴点差分情報について、それぞれの情報に設定されている所定の閾値とを比較し、所定の閾値より大きい差分情報が、所定の組み合わせ条件を満たすか否かを判定する。
ステップS148において、例えば、所定の閾値より大きい差分情報が、所定の組み合わせ条件を満たした場合、処理は、ステップS149に進み、特定領域で操作があったとみなされる。
一方、ステップS148において、所定の閾値より大きい差分情報が、所定の組み合わせ条件を満たさない場合、特定領域で操作がなかったとみなされる。
以上の処理により、コンテンツの再生操作が、特定領域画像内における変化が、画素値差分情報、輝度値差分情報、彩度値差分情報、および特徴点差分情報といった複数の差分情報のうち、計算の処理負荷が小さいが、誤認識の発生しやすい画素値差分情報、輝度値差分情報において、再生操作を検出した場合にのみ、計算の処理負荷は大きいが誤認識が発生しにくい彩度値差分情報、および特徴点差分情報により再生操作の有無を認識することが可能となるため、処理負荷を低減させつつ、環境光の変化により発生しやすい誤認識を低減させて正確に認識することが可能となる。
尚、以上においては、カメラ12に対して反射鏡13は、固定された位置に配設される例について説明してきたが、例えば、図20で示されるように、PC本体の端部121を軸として反射鏡13を固定する支柱122を矢印方向に回動させることによりカメラ12の視野内に存在するとき、上述した反射鏡13として機能させると共に、図中の反射鏡13’で示されるように跳ね上げることで、カメラ12により使用者を撮像できるようにしてもよい。
また、例えば、図21で示されるように、キーボード11’の軸Axに対して垂直方向の長さを、PC1の本体の長さと一致させ、キーボード11’端部に反射鏡13’を設けて、軸Axに対してキーボード11のように本体に閉じるようにしたとき、反射鏡13として機能するように構成することで、キーボード11’のように本体に対して開いたとき、使用者を撮像できるようにしてもよい。
さらに、図22のZoom1で示されるように、カメラ12のズーム倍率により、ズームアップすることにより反射鏡13を含まない範囲を撮像するとき、使用者を撮像できるようにし、Zoom2で示されるようにズームアウトすることにより反射鏡13を含む範囲を撮像することにより、この反射鏡13を含む範囲をカメラフィルタ処理部32によりフィルタ処理して特定領域差分検出処理に必要とされる領域の画像として抽出して使用するようにしてもよい。
ところで、上述した一連の画像処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図23は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタフェース1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
入出力インタフェース1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011から読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
本発明を適用したPCの実施の形態の外観を示す図である。 本発明を適用したPCの実施の形態の外観を示す図である。 本発明を適用したPCの実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図3のキャリブレーション部を説明するブロック図である。 図3の特定領域差分検出部の構成例を説明するブロック図である。 キャリブレーション処理を説明するフローチャートである。 キャリブレーション処理を説明する図である。 操作管理処理を説明するフローチャートである。 図1のアイコンウィンドウを説明する図である。 図1のアイコンウィンドウを説明する図である。 特定領域を説明する図である。 図5の特定領域差分検出部による特定領域差分検出処理を説明するフローチャートである。 画素値差分計算処理を説明するフローチャートである。 輝度値差分計算処理を説明するフローチャートである。 彩度値差分計算処理を説明するフローチャートである。 特徴点差分計算処理を説明するフローチャートである。 特定領域差分検出処理を説明する図である。 図3の特定領域差分検出部の構成例を説明するブロック図である。 図18の特定領域差分検出部による特定領域差分検出処理を説明するフローチャートである。 図1の反射鏡のその他の構成例を説明する図である。 図1の反射鏡のさらにその他の構成例を説明する図である。 図1の反射鏡のさらにその他の構成例を説明する図である。 パーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
符号の説明
1 PC, 11 キーボード, 12 カメラ, 13 反射鏡, 14 アイコンウィンドウ, 31 カメラインタフェース部, 32 カメラフィルタ, 33 検出処理部, 34 コマンド設定部, 35 再生処理部, 35a タイトル画像生成部, 35b コマンド認識部, 35c 再生部, 51 キャリブレーション部, 52 特定領域差分検出部

Claims (7)

  1. 複数の画像を表示する表示手段と、
    前記複数の画像が表示されている所定の領域の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された複数のフレーム数分の画像に対して、複数の種類の画像処理を施す画像処理手段と、
    前記画像処理手段により施された画像処理の種類毎に前記撮像手段により撮像された複数のフレーム数分の画像における同一画素間の差分を抽出する複数の差分抽出手段と、
    前記複数の画像処理の種類毎に抽出された差分と、それぞれの所定の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記表示手段により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出する検出手段と
    を含む情報処理装置。
  2. 前記複数の種類の画像処理は、輝度値抽出処理、彩度値抽出処理、および特徴点抽出処理を含む
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記検出手段は、前記複数の画像処理手段のうち、前記輝度値抽出処理だけ実行させ、前記輝度値抽出処理により抽出された輝度の差分、および、前記撮像手段により撮像された画像の画素値の差分と、前記それぞれの所定の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記表示手段により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出したとき、前記画像処理手段のうち、前記彩度値抽出処理、および前記特徴点抽出処理をさらに実行させ、前記彩度値抽出処理、および前記特徴点抽出処理により抽出された彩度の差分、および特徴点の差分と、前記それぞれの所定の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記表示手段により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記撮像手段により撮像された画像のエッジ画像、および、前記撮像手段により撮像される画像の、想定画像のエッジ画像とを比較することにより、調整量を計算する調整量計算手段と、
    前記調整量に基づいて、前記撮像手段により撮像された画像を調整した後、特定領域画像を抽出し、前記画像処理手段に供給する抽出手段とをさらに含み、
    前記画像処理手段は、前記撮像手段により撮像された複数のフレーム数分の画像のうち、前記特定領域画像に対して、複数の種類の画像処理を施す
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 複数の画像を表示する表示ステップと、
    前記複数の画像が表示されている所定の領域の画像を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップの処理により撮像された複数のフレーム数分の画像に対して、複数の種類の画像処理を施す画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップの処理により施された画像処理の種類毎に前記撮像ステップの処理により撮像された複数のフレーム数分の画像における同一画素間の差分を抽出する複数の差分抽出ステップと、
    前記複数の画像処理の種類毎に抽出された差分と、それぞれの所定の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記表示ステップの処理により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出する検出ステップと
    を含む情報処理方法。
  6. 複数の画像を表示する表示ステップと、
    前記複数の画像が表示されている所定の領域の画像を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップの処理により撮像された複数のフレーム数分の画像に対して、複数の種類の画像処理を施す画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップの処理により施された画像処理の種類毎に前記撮像ステップの処理により撮像された複数のフレーム数分の画像における同一画素間の差分を抽出する複数の差分抽出ステップと、
    前記複数の画像処理の種類毎に抽出された差分と、それぞれの所定の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記表示ステップの処理により表示されている複数の画像のうち、選択されている画像の位置を検出する検出ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムが格納されているプログラム格納媒体。
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