JP2005266061A - 再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスプレーを種々の姿勢で見る場合であっても、その利用者に対して正しい方向の画像を表示することのできる再生装置を提供する。
【解決手段】 画像を表示画面に表示する画像表示手段(2)と、再生装置の利用者を撮影する撮影手段(3)と、撮影手段で撮影した利用者の顔画像より利用者の顔の両眼を結ぶ直線方向である顔の水平方向または顔の頂点方向を検出する方向検出手段(11)と、方向検出手段で検出した利用者の顔の水平方向を再生装置の表示画面の水平方向に一致させるための回転角度を算出する傾き算出手段(12)と、傾き算出手段が算出した回転角度に基づいて、表示画面に表示する画像を傾ける画像回転手段(18)とを有する再生装置である。
【選択図】 図3

Description

本発明は再生装置に関し、特に、ディスプレーを見る者の姿勢に合わせて正しい方向の像を表示する再生装置に関する。
従来の再生装置では、利用者と再生装置との水平方向に対する視角が変化した場合であっても見えやすい表示を提供するための種々の技術が提案されている。
例えば、特許文献1に開示された技術では、利用者との水平方向に対する視角が最適になるように再生装置の俯仰角を変化させている。また、特許文献2に記載の技術では、表示画面の水平に対する傾きに対応して、表示する画像のコントラストを調整している。
特開平5−14838号公報 特開平8−171377号公報
ところで、例えばテーブル上に置かれたディスプレーを見る場合、利用者が常に再生装置に正しく向って見るとは限らない。ディスプレーを斜め方向から見る場合、周囲から覗き込むようにして見る場合、あるいは横になって見る場合など、利用者は種々の姿勢で見るのが普通である。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、利用者が再生装置の正面に対向していることが必要である。従って、利用者が横方向から再生装置を閲覧している場合、斜め方向から再生装置を閲覧している場合には、適切な視角が得られるとは限らない。また、特許文献2に記載の技術では、利用者が表示画面に正しく向かい合っていることが前提となっている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ディスプレーを種々の姿勢で見る場合であっても、その利用者に対して正しい方向の画像を表示することのできる再生装置を提供することを目的とずる。
上記課題を解決するための、本発明に係る請求項1に記載の再生装置は、画像を表示画面に表示する画像表示手段と、前記再生装置の利用者を撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影した利用者の顔画像より、利用者の顔の両眼を結ぶ直線方向である顔の水平方向または顔の頂点方向を検出する方向検出手段と、前記方向検出手段で検出した利用者の顔の水平方向を、前記再生装置の表示画面の水平方向に一致させるための回転角度を算出する傾き算出手段と、前記傾き算出手段が算出した回転角度に基づいて、前記表示画面に表示する画像を傾ける画像回転手段とを有する。
また本発明に係る請求項2に記載の再生装置は、上記記載の発明である再生装置において、利用者と再生装置との距離を測定する距離測定手段と、前記距離測定手段により測定した距離に基づいて前記表示画面に表示する画像を拡大または縮小する拡大縮小手段と
を更に有する。
また本発明に係る請求項3に記載の再生装置は、上記記載の発明である再生装置において、前記撮影手段により撮影した利用者の顔画像から、前記再生装置の表示画面の中央と利用者の両眼の中央との左右のずれ量を算出する手段と、算出した前記ずれ量に基づいて、前記画像の前記表示画面中の表示位置を変更するずれ表示手段とを更に有する。
また本発明に係る請求項4に記載の再生装置は、上記記載の発明である再生装置において、前記再生装置は、テキストデータを表示可能であり、前記拡大縮小手段は、前記距離測定手段により測定した距離に基づいて前記表示画面に表示する前記テキストデータを拡大または縮小する。
また本発明に係る請求項5に記載の再生装置は、上記記載の発明である再生装置において、前記拡大縮小手段は、前記距離測定手段により測定した距離が所定値よりも大きい場合に前記拡大または縮小動作を実行可能であり、前記所定値を設定するズーム設定手段を更に有する。
また本発明に係る請求項6に記載の再生装置は、上記記載の発明である再生装置において、前記再生装置を操作する操作部材に機能を割り当てる機能割り当て手段と、前記傾き算出手段で算出した前記回転角度に基づいて、前記操作部材に割り当てられた機能を変更する機能変更手段とを更に備えた。
また本発明に係る請求項7に記載の再生装置は、上記記載の発明である再生装置において、複数のスピーカと、表示する画像と共に前記スピーカに音声信号を出力し再生する音声再生手段と、前記傾き算出手段で算出した回転角度をもとに各スピーカに出力する信号を切り替える音声再生切り替え手段と、前記距離測定手段で算出された距離をもとに再生する音声の音量を調整する音量調整手段とを更に有する。
本発明に係る再生装置によれば、ディスプレーを種々の姿勢で見る場合であっても、その利用者に対して正しい方向の画像を表示することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る再生装置の外観を示す図である。
再生装置1は、表示部2、撮影装置3、操作部4及びスピーカ部5で構成されている。表示部2は、再生される画像、映像等を表示するCRTまたはTFT液晶ディスプレーである。撮影装置3は、利用者の顔を撮影する。撮影装置3には、モニタ用の撮影手段の他、赤外線センサ、サーモグラフィ等を用いることができる。操作部4は、利用者が操作指示(再生される画像の拡大・縮小、再生画像の切替等)を行うための十字キーなどの操作スイッチである。スピーカ部5は、再生装置1の周囲に複数設けられ、それぞれの位置に対応したステレオ音声を再生する。
次に、本実施の形態に係る再生装置1の基本的な動作について説明する。図2は、再生装置1のコントロール切替動作を示す模式図である。
図2の(a)は、再生装置1が正規の姿勢に設置されている場合の表示状態を示している。表示部2には、英字の「A」が表示されている。そして、操作部4の十字キーの右方向に向いているスイッチ4aを操作するとある所定の動作を行う。
図2の(b)は、再生装置1を反時計回りに90度回転した場合の表示状態を示している。このとき、撮影部3は、利用者の顔を撮影し、その映像に基づいて正規の状態から90度回転された状態にあると判断する。そして、その状態において利用者が正しく閲覧できるように表示がコントロールされる。その結果、表示部2には、正常な英字「A」が表示されている。また、操作部4のスイッチの役割も変更される。即ち、回転前と同一の方向であるスイッチ4bにある所定の動作が割り付けられている。従って、利用者は再生装置1の回転に影響されず同一の表示と同一の操作を行うことができる。
なお、再生装置1が回転して設置された形態について説明したが、再生装置1は回転せずに、利用者が再生装置1の画面を左側から閲覧した場合にも同じ動作が行われることはいうまでもない。
また、スピーカ5から出力されるステレオ音声もこの回転に合わせて変更され、さらに、観察者と再生装置1との距離に応じて映像のズーム、スピーカの音量を調節する。従って、常に適正な状態の映像と音声を得ることができる。
続いて、上述の動作を実現するための再生装置1の構成と、その主な処理手順について説明する。
[第1の実施の形態]
図3は、第1の実施の形態に係る再生装置1の機能の構成を示す図である。図3の点線で囲まれた、各ブロックで構成される部位は、再生装置1の内部に組み込まれている。
顔認識部11は、撮影装置3で撮影した利用者の顔画像に基づいて、顔を構成する要素である眼、鼻、口等のパーツを認識して抽出する。傾き算出処理部12は、抽出したパーツに基づいて利用者と再生装置1との傾き角度を算出する。
記録媒体13は、再生する画像等を記憶するハードディスク、リムーバブルメディアなどである。デコーダ部14は、圧縮された画像等を伸張する。操作コントロール部15は、操作部4からの信号を授受するためのインターフェースである。
映像処理部16は、操作部4からの操作入力に基づいて画像のズーム処理等を実施する。メモリ17は、映像処理部16が処理を実行する際の作業バッファである。表示コントロール部18は、処理された画像に対して回転操作を施し表示部2に表示する。そして、制御処理部19は、再生装置1の各部を統括して制御する。
次に、第1の実施の形態に係る再生装置1の概略の動作を、図3に示す機能構成図と図4に示す処理フローを参照しつつ説明する。なお、以下に説明する処理は、再生装置1の主な機能に関する処理である。従って、以下の説明に記載されていない機能であっても、図1乃至図3の説明に記載された機能は本再生装置1の機能に含まれる。
図4のステップS01〜S02において、利用者が映像の再生を指示すると、デコーダ部14は、該当する映像データを読込んで再生のための伸張処理を実行する。ステップS03〜S04において、顔認識部11は、撮影装置3でモニタした映像に利用者の顔が写っているかどうかを調べる。
利用者の顔が写っている場合(ステップS04 Yes)は、ステップS06〜S08において、撮影装置3で撮影した顔情報の画像を取得して、取得した顔情報から、両眼を含む顔のパーツを検出し、顔の頂点方向を取得する。そして、傾き算出処理部12が、取得した顔情報から目の位置を検出して再生装置1との傾き角度を算出する。
即ち、撮影装置3で撮影した利用者の顔画像より、利用者の顔の両眼を結ぶ直線方向である顔の水平方向または利用者の顔の頂点方向を検出する。そして検出した利用者の顔の水平方向、或いは顔の頂点方向と垂直な方向を、再生装置1の水平方向に一致させるための回転角度を算出する。
次に、ステップS09〜S10において、表示コントロール部18は、算出された傾き角度に対応して映像データを回転処理し、表示部2に表示する。
続いて、ステップS12において、制御処理部19は、再生中の映像を終了するかどうかを調べ、映像を継続する場合(ステップS12 No)は、ステップS03に戻って上述の処理を繰り返して実行する。これにより、利用者の顔情報が得られれば、その情報に基づいてリアルタイムに画像の回転動作が行われ、一方、利用者の顔情報が得られない場合は、これまでの状態で映像の再生を継続する。
そして、制御処理部19は、再生中の映像を終了するかどうかを調べ、映像を終了する場合(ステップS12 Yes)は、ステップS13において、更に別の映像の再生要求があるかどうかを調べる。次の再生映像がある場合(ステップS13 Yes)は、ステップS01に戻って上述の処理を繰り返して実行する。次の再生映像がない場合(ステップS13 No)は、映像再生処理を終了する。
[第2の実施の形態]
図5は、第2の実施の形態に係る再生装置1の機能の構成を示す図である。第2の実施の形態では、再生装置1の機能の構成が図3に示す第1の実施の形態と異なっている。従って、第1の実施の形態と同一の部位には同一の符号を付してその詳細の説明は省略する。
第2の実施の形態では、再生装置1の外面に新たに距離測定装置6とズーム制御スイッチ7を備え、更に、内部に距離算出処理部20を設けている。ここで、距離測定装置6は、再生装置1と利用者との距離を測定するセンサであり、超音波距離センサなどを使用することができる。距離算出処理部20は、距離測定装置6の測定信号に基づいて距離を算出して映像処理部16に出力する。映像処理部16は、算出された距離に応じて上述のように画像のズーム処理等を実施する。また、ズーム制御スイッチ7は、ズーム制御を実行するための最小距離の設定、ズーム制御の対象となるデータ(例えば、画像データ、テキストデータ等)の選択などのズーム動作に関する条件を指定するための操作スイッチである。
次に、第2の実施の形態に係る再生装置1の概略の動作を、図5に示す機能構成図と図6に示す処理フローを参照しつつ説明する。なお、以下に説明する処理は、再生装置1の主な機能に関する処理である。従って、以下の説明に記載されていない機能であっても、図1乃至図3の説明に記載された機能は本再生装置1の機能に含まれる。
図6のステップS21〜S22において、利用者が映像の再生を指示すると、デコーダ部14は、該当する映像データを読込んで再生のための伸張処理を実行する。ステップS23〜S24において、顔認識部11は、撮影装置3でモニタした映像に利用者の顔が写っているかどうかを調べる。
利用者の顔が写っている場合(ステップS24 Yes)は、ステップS26〜S29において、撮影装置3で撮影した顔情報の画像を取得して、取得した顔情報から、両眼を含む顔のパーツを検出し、顔の頂点方向を取得する。そして、傾き算出処理部12が、取得した顔情報から目の位置を検出して再生装置1との傾き角度を算出し、さらに、取得した顔情報から目の中央と再生画面の中央との差を算出する。
一方、ステップS31〜S32において、距離算出処理部20は、距離測定装置6により測定された利用者との距離から、ズームするレベルを計算する。即ち、利用者が再生装置1から遠く離れている場合はズームする量を大きくし、利用者が再生装置1から余り離れていない場合はズームする量を小さく制御する。
次に、ステップS34〜S35において、映像処理部16は、距離算出処理部20のズームレベルに対応して映像の拡大・縮小処理を行う。そして表示コントロール部18は、算出された傾き角度に対応して映像データを回転処理し、目の中央と再生画面の中央との差から画像を所定量だけ横方向に移動(スクロール)し、表示部2に表示する。
続いて、ステップS36において、制御処理部19は、再生中の映像を終了するかどうかを調べ、映像を継続する場合(ステップS36 No)は、ステップS23に戻って上述の処理を繰り返して実行する。これにより、利用者の顔情報が得られれば、その情報に基づいてリアルタイムに画像の回転動作、スクロール動作及びズーム動作が行われ、一方、利用者の顔情報が得られない場合は、これまでの状態で映像の再生を継続する。
そして、制御処理部19は、再生中の映像を終了するかどうかを調べ、映像を終了する場合(ステップS36 Yes)は、ステップS37において、更に別の映像の再生要求があるかどうかを調べる。次の再生映像がある場合(ステップS37 Yes)は、ステップS21に戻って上述の処理を繰り返して実行する。次の再生映像がない場合(ステップS37 No)は、映像再生処理を終了する。
[第3の実施の形態]
図7は、第3の実施の形態に係る再生装置1の機能の構成を示す図である。第3の実施の形態では、再生装置1の機能の構成が図3に示す第1の実施の形態と異なっている。従って、第1の実施の形態と同一の部位には同一の符号を付してその詳細の説明は省略する。
第3の実施の形態では、第2の実施の形態で説明したズーム、スクロール等の処理は利用者が操作部4から操作入力することで実行される。また、回転操作を行ったときは、上述のように、操作部部4のスイッチの役割を変更する。即ち、利用者が再生装置1の回転に影響されず同一方向の操作を行うことができるようにする。そのため、コントロール信号変換処理部21は、傾き算出部12が算出した傾き角度に対応して操作部部4のスイッチの役割を変更して制御装置19に出力する。
次に、第3の実施の形態に係る再生装置1の概略の動作を、図7に示す機能構成図と図8に示す処理フローを参照しつつ説明する。なお、以下に説明する処理は、再生装置1の主な機能に関する処理である。従って、以下の説明に記載されていない機能であっても、図1乃至図3の説明に記載された機能は本再生装置1の機能に含まれる。
図8のステップS41〜S42において、利用者が映像の再生を指示すると、デコーダ部14は、該当する映像データを読込んで再生のための伸張処理を実行する。ステップS43〜S44において、顔認識部11は、撮影装置3でモニタした映像に利用者の顔が写っているかどうかを調べる。
利用者の顔が写っている場合(ステップS44 Yes)は、ステップS46〜S49において、撮影装置3で撮影した顔情報の画像を取得して、取得した顔情報から、両眼を含む顔のパーツを検出し、顔の頂点方向を取得する。そして、傾き算出処理部12が、取得した顔情報から目の位置を検出して再生装置1との傾き角度を算出し、さらに、取得した顔情報から目の中央と再生画面の中央との差を算出する。
次に、ステップS50〜S51において、映像処理部16は、操作部4からのズーム操作量に対応して映像の拡大・縮小処理を行う。そして表示コントロール部18は、算出された傾き角度に対応して映像データを回転処理し、目の中央と再生画面の中央との差から画像を所定量だけ横方向に移動(スクロール)し、表示部2に表示する。
続いて、ステップS52において、制御処理部19は、操作部4からズームあるいはスクロールに関する入力があったかどうかを調べ、入力操作がされた場合(ステップS52 Yes)は、ステップS53において、傾き角度を基にスイッチの役割を変更し、それに基づいていずれの操作が実施されたかを特定して、ステップS43に戻って上述の処理を繰り返して実行する。これにより、再生装置1の回転に対応してリアルタイムに画像の回転動作が行われ、それと共に操作部4の役割の変更もリアルタイムに実行される。
続いて、ステップS55において、制御処理部19は、操作部4から次の映像への切替に関する入力があったかどうかを調べる。入力操作がされていない場合(ステップS55 No)は、ステップS43に戻って上述の処理を繰り返して実行する。入力操作がされている場合(ステップS55 Yes)は、ステップS56において、傾き角度を基にスイッチの役割を変更し、それに基づいて操作内容を特定する。例えば、前映像の再生か後映像の再生かを特定する。
そして、制御処理部19は、次の再生映像がある場合(ステップS57 Yes)は、ステップS41に戻って上述の処理を繰り返して実行する。次の再生映像がない場合(ステップS57 No)は、映像再生処理を終了する。
[第4の実施の形態]
図9は、第4の実施の形態に係る再生装置1の機能の構成を示す図である。第4の実施の形態では、再生装置1の機能の構成において音量コントロール部23、音声信号送信先変換処理部24及びスピーカ制御部25が新たに設けられている点が、図5に示す第2の実施の形態と異なっている。従って、第2の実施の形態と同一の部位には同一の符号を付してその詳細の説明は省略する。
第4の実施の形態では、利用者と再生装置1との距離に対応してスピーカ5の音量を調節し、さらに回転角度に対応してスピーカ5に出力するステレオ音声信号を切り替える。
次に、第4の実施の形態に係る再生装置1の概略の動作を、図9に示す機能構成図と図10に示す処理フローを参照しつつ説明する。なお、以下に説明する処理は、再生装置1の主な機能に関する処理である。従って、以下の説明に記載されていない機能であっても、図1乃至図3の説明に記載された機能は本再生装置1の機能に含まれる。
図10のステップS61〜S62において、利用者が映像の再生を指示すると、デコーダ部14は、該当する映像データを読込んで再生のための伸張処理を実行する。ステップS63〜S64において、顔認識部11は、撮影装置3でモニタした映像に利用者の顔が写っているかどうかを調べる。
利用者の顔が写っている場合(ステップS64 Yes)は、ステップS66〜S68において、撮影装置3で撮影した顔情報の画像を取得して、取得した顔情報から、両眼を含む顔のパーツを検出し、顔の頂点方向を取得する。そして、傾き算出処理部12が、取得した顔情報から目の位置を検出して再生装置1との傾き角度を算出する。次に、ステップS69〜S70において、表示コントロール部18は、算出された傾き角度に対応して映像データを回転処理し、表示部2に表示する。
一方、ステップS73〜S74において、距離算出処理部20は、距離測定装置6により測定された利用者との距離を算出し、音量コントロール部23は、再生する音のレベルを計算する。即ち、利用者が再生装置1から遠く離れている場合は音量を大きくし、利用者が再生装置1から余り離れていない場合は音量を小さく制御する。
次に、ステップS75〜S76において、音声信号送信先変換処理部24は、傾き角度等の情報に対応して出力先に応じたステレオ音声信号を作成する。そして、スピーカ制御部25がそれぞれのスピーカ5に対してステレオ音声信号を出力する。
続いて、ステップS78において、制御処理部19は、再生中の映像を終了するかどうかを調べ、映像を継続する場合(ステップS78 No)は、ステップS63に戻って上述の処理を繰り返して実行する。これにより、再生装置1の回転に対応してリアルタイムに画像の回転動作が行われ、それと共にスピーカ5に流れる音声もリアルタイムに変化する。
そして、制御処理部19は、再生中の映像を終了するかどうかを調べ、映像を終了する場合(ステップS78 Yes)は、ステップS79において、更に別の映像の再生要求があるかどうかを調べる。次の再生映像がある場合(ステップS79 Yes)は、ステップS61に戻って上述の処理を繰り返して実行する。次の再生映像がない場合(ステップS79 No)は、映像再生処理を終了する。
なお、上述の各実施の形態では、再生装置1は画像を再生したが、この実施の形態に限定されず、テキストデータを再生しても良い。この再生されたテキストデータについても、回転、ズーム、スクロールなど上述の動作が適用される。
[実施の形態の効果]
本再生装置1では、例えば水平に設置されたディスプレーを、両側から見る場合や、周りから覗き込む場合に、どの方向から見ても主たる観察者に対して正しい方向の画像を表示することができる。言い換えれば、ディスプレーが適宜の角度で回転して設置された場合でも、主たる観察者に対して正しい方向の画像を表示することができる。
また、操作スイッチの操作方向、スピーカから出力されるステレオ音声もこの回転に合わせて変更するため、主たる観察者に対して常に一定の操作と、正しい方向の音声を提供することができる。
さらに、観察者と再生装置1との距離を測定し、その距離に応じて映像のズーム、スピーカの音量を調節するため、常に適正な状態の映像と音声を得ることができる。
なお、上述の実施の形態で説明した各機能は、ハードウエアを用いて構成しても良く、また、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現しても良い。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
更に、各機能は図示しない記録媒体に格納したプログラムをコンピュータに読み込ませることで実現させることもできる。ここで本実施の形態における記録媒体は、プログラムを記録でき、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、その記録形式は何れの形態であってもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の実施の形態に係る再生装置の外観を示す図。 再生装置のコントロール切替動作を示す模式図。 第1の実施の形態に係る再生装置1の機能の構成を示す図。 再生装置の主な機能に関する処理手順を示すフロー図。 他の実施の形態に係る再生装置の機能の構成を示す図。 再生装置の主な機能に関する処理手順を示すフロー図。 他の実施の形態に係る再生装置の機能の構成を示す図。 再生装置の主な機能に関する処理手順を示すフロー図。 他の実施の形態に係る再生装置の機能の構成を示す図。 再生装置の主な機能に関する処理手順を示すフロー図。
符号の説明
1…再生装置、2…表示部、3…撮影装置、4…操作部、5…スピーカ、6…距離測定装置、7…ズーム制御スイッチ、11…顔認識部、12…傾き検出処理部、15…操作コントロール部、16…映像処理部、19…制御処理部、20…距離算出処理部、21…コントロール信号変換処理部、23…音量コントロール部、24…音声信号送信先変換処理部。

Claims (7)

  1. 再生装置において、
    画像を表示画面に表示する画像表示手段と、
    前記再生装置の利用者を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段で撮影した利用者の顔画像より、利用者の顔の両眼を結ぶ直線方向である顔の水平方向または顔の頂点方向を検出する方向検出手段と、
    前記方向検出手段で検出した利用者の顔の水平方向を、前記再生装置の表示画面の水平方向に一致させるための回転角度を算出する傾き算出手段と、
    前記傾き算出手段が算出した回転角度に基づいて、前記表示画面に表示する画像を傾ける画像回転手段と
    を有することを特徴とする再生装置。
  2. 利用者と再生装置との距離を測定する距離測定手段と、
    前記距離測定手段により測定した距離に基づいて前記表示画面に表示する画像を拡大または縮小する拡大縮小手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記撮影手段により撮影した利用者の顔画像から、前記再生装置の表示画面の中央と利用者の両眼の中央との左右のずれ量を算出する手段と、
    算出した前記ずれ量に基づいて、前記画像の前記表示画面中の表示位置を変更するずれ表示手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の再生装置。
  4. 前記再生装置は、テキストデータを表示可能であり、
    前記拡大縮小手段は、前記距離測定手段により測定した距離に基づいて前記表示画面に表示する前記テキストデータを拡大または縮小すること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の再生装置。
  5. 前記拡大縮小手段は、前記距離測定手段により測定した距離が所定値よりも大きい場合に前記拡大または縮小動作を実行可能であり、
    前記所定値を設定するズーム設定手段を更に有することを特徴とする請求項2乃至4の内いずれか1項に記載の再生装置。
  6. 前記再生装置を操作する操作部材に機能を割り当てる機能割り当て手段と、
    前記傾き算出手段で算出した前記回転角度に基づいて、前記操作部材に割り当てられた機能を変更する機能変更手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の再生装置。
  7. 複数のスピーカと、
    表示する画像と共に前記スピーカに音声信号を出力し再生する音声再生手段と、
    前記傾き算出手段で算出した回転角度をもとに各スピーカに出力する信号を切り替える音声再生切り替え手段と、
    前記距離測定手段で算出された距離をもとに再生する音声の音量を調整する音量調整手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の再生装置。
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