JP4186292B2 - 電子スチルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に記録された画像データを再生し表示する電子スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルスチルカメラ等により作成されたデジタル画像は、画像データに解像度変換処理を施すことにより元画像の一部分を拡大表示することが可能である。その際に、元画像の中で拡大表示させる領域を拡大画像を見ながら順次移動させていくスクロール機能があると、拡大表示領域の決定を安易に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のスクロール処理では拡大率に関わらず、例えば10画素づつというようにスクロールの量が一定であった。このような処理方法では図6の(a)、(b)に示すように、拡大倍率が大きくなるほど、スクロールの変化量が大きくなる。すなわち、図6の(a)は低倍率時、図6の(b)は高倍率時の時に1段階スクロールした表示例であるが、拡大倍率が大きい方が画面上は画像が大きく動くように見える。ところが前記のように、スクロール機能は拡大表示領域を決定するために使われるので、このように拡大倍率に応じて見た目のスクロール量が大きくなるのは操作性がよくなく、使用者の意図が拡大表示領域決定に正確に反映できない。
【0004】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、拡大倍率が大きいときほど、スクロールによる細かい画枠調整が可能になり、操作性が向上し、使用者の意図が拡大表示領域決定に正確に反映できるようになる電子スチルカメラの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子スチルカメラは、上記課題を解決するために、撮像手段により撮像された画像データを記録媒体に記録すると共に、記録媒体から画像データを再生して表示する電子スチルカメラにおいて、上記画像データを記録媒体に記録するとき、あるいは記録媒体から再生するときに所定の画像信号処理を施す画像信号処理手段と、上記画像信号処理手段からの画像信号を表示する画像表示手段と、上記画像表示手段に表示された元画像の画像信号の任意の一部領域を拡大表示する拡大表示領域をスクロールするとき、スクロール幅を拡大倍率に応じて変える制御手段とを備え、上記制御手段は、上記拡大倍率が低いほどスクロール幅を大きく、上記拡大倍率が高いほどスクロール幅を小さくする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。この実施の形態は、電子スチルカメラ内部に備えられる、記録再生装置である。この記録再生装置とその周辺の構成を図1に示す。
【0010】
電子スチルカメラのシャッターボタンが撮影者により押されてCCD1で撮像された画像情報はメモリーカード6に記録される共に、このメモリーカード6から任意に取り出され、画像表示装置3に表示される。
【0011】
図1のCCD1で撮像された画像は、画像処理回路2により処理されて、画像表示装置3に表示される。ここで画像表示装置3とは、例えば内蔵の液晶パネルやEVF、あるいは外部に接続したテレビモニタ等である。
【0012】
以下、記録再生装置の全体的な構成、動作について説明する。
【0013】
撮影者がシャッターボタンを押すと、CCD1で撮影された画像は、画像処理回路2を通してDRAM4に一旦記録される。DRAM4に記録された画像は、画像処理回路2により圧縮処理を施され、再びDRAM4に書き戻される。DRAM4に書き戻された圧縮画像データは、メモリーカードコントローラー5を経てメモリーカード6に記録される。
【0014】
メモリーカード6に記録された画像を再生する場合は、メモリーカードコントローラー5を経てメモリーカード6より圧縮画像データを読み込み、DRAM4に記録する。その圧縮画像データを画像処理回路2で伸張処理し、DRAM4に書き戻す。DRAM4に書き戻された画像データは、画像処理回路2で処理された後、画像表示装置3に表示される。
【0015】
以上の各ブロック間の画像データの移動は、制御マイコン(マイクロコンピュータ)7によって制御される。
【0016】
制御マイコン7は、上記画像を拡大表示する場合に、通常の再生表示の場合と同じように、DRAM4には伸張された画像データが記録される。
【0017】
制御マイコン7は、DRAM4に記録されている原画像の一部分を解像度変換装置8に入力する。入力される領域は制御マイコン7が拡大率に応じて決定する。解像度変換装置8は入力された画像を画像表示装置3で表示するのに必要な大きさの画像に解像度変換し、DRAM4に書き戻す。書き戻された拡大画像は、画像処理回路2で処理された後、画像表示装置3に表示される。
【0018】
次に、拡大画像のスクロール処理について図2のフローチャートと、図3の表示例を用いて説明する。図3中で画枠31に囲まれた部分が元画像である。そして元画像中に実線で表示されている画枠32に囲まれた領域が現在拡大表示されている領域である。
【0019】
拡大画像をスクロールしたい時、撮影者は図2のステップS1で図1中の十字キー9をスクロールしたい方向に押す。すると、制御マイコン7は、ステップS2で十字キー9が押された方向からスクロールする方向を決定する。
【0020】
次に、スクロールする方向が決定すると、制御マイコン7はステップS3で拡大倍率よりスクロール幅dx、dyを計算する。このとき、拡大倍率が大きい場合は、拡大倍率が小さい場合に比べてスクロール幅dx、dyが小さくなるように計算する。この例ではスクロール幅を拡大画像の1辺の例えば1/10というように計算する。
【0021】
スクロール幅がステップS3で決まれば、制御マイコン7はステップS4で現在表示されている領域を基に新たに拡大処理を施す領域を決定する。図3では元画像中に破線で表示されている画枠33に囲まれた領域が決定された領域である。そして、制御マイコン7は新しく決定された領域に対して拡大表示処理を行う。
【0022】
次に、上記図1に示した記録再生装置を内蔵する電子スチルカメラについて図4,図5を用いて説明する。図4は電子スチルカメラ11の正面図であり、図5は後方からの斜視図である。
【0023】
電子スチルカメラ11は、カメラ本体12の上部に撮影部13を前後方向に回転可能に取り付けて構成されている。カメラ本体12には、上記図1に示した記録再生装置が内蔵されると共に、記録媒体である上記メモリーカード6が出し入れ可能に収納され、後面側のほぼ中央部に画像表示装置3が配設されている。また、撮影部13にはレンズユニット15とストロボユニット16が横方向に所要間隔をおいて配置されている。
【0024】
このように構成される電子スチルカメラ11のカメラ本体12は、外筐21が前面パネル22と後面パネル23とを合体して形成される。この外筐21の上部には上記撮影部13を回転可能に取り付ける、凹部21aが形成されている。
【0025】
また、カメラ本体12の外筐21には、メモリーカード6を装填するための挿入開口25が底面部21b側の一方の角部に位置して形成されており、この挿入開口25を開閉する蓋開閉装置40が備えられている。
【0026】
上記記録再生装置を備えていることにより、電子スチルカメラ11は図5の表示装置3上で、拡大倍率が大きいときほど、スクロールによる細かい画枠調整が可能となり、操作性を向上し、使用者の意図が拡大表示領域決定に正確に反映できるようになる。
【0027】
なお、上記実施の形態としては、電子スチルカメラ内部に備えられる、記録再生装置を挙げたが、単にメモリーカードに記録された画像データを再生する画像再生装置を実施の形態としてもよい。その場合、図1においてCCD1を除いた構成とすればよい。この画像再生装置は、例えば、電子スチルカメラ等で撮影された画像データを取り外し可能なメモリーカードから読み出して管面表示するようないわゆるビュウアーのような画像表示装置に適用できる。
【0028】
また、上記で画像の圧縮伸張処理を画像処理回路2で、解像度変換を解像度変換装置8で行うと説明したが、システムの構成によっては制御マイコン7のソフトウェアで圧縮伸張処理、解像度変換処理を行っても良い。また、圧縮/伸張/解像度変換処理した画像データをDRAMに記録すると説明したが、これは一例であり、その他のシステム構成も考えられる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、拡大倍率が大きいときほど、スクロールによる細かい画枠調整が可能になり、操作性が向上し、使用者の意図が拡大表示領域決定に正確に反映できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となる記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記記録再生装置が行うスクロール幅決定処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】上記スクロール幅決定処理を具体的に説明するための表示例を示す図である。
【図4】上記記録再生装置を内蔵する電子スチルカメラの正面図である。
【図5】上記電子スチルカメラの後方からの斜視図である。
【図6】従来の画像再生装置による、スクロール処理を説明するための表示例を示す図である。
【符号の説明】
2 画像処理回路、3 画像表示装置、6 メモリーカード、7 制御マイコン、8 解像度変換装置、11 電子スチルカメラ
Claims (3)
- 撮像手段により撮像された画像データを記録媒体に記録すると共に、記録媒体から画像データを再生して表示する電子スチルカメラにおいて、
上記画像データを記録媒体に記録するとき、あるいは記録媒体から再生するときに所定の画像信号処理を施す画像信号処理手段と、
上記画像信号処理手段からの画像信号を表示する画像表示手段と、
上記画像表示手段に表示された元画像の画像信号の任意の一部領域を拡大表示する拡大表示領域をスクロールするとき、スクロール幅を拡大倍率に応じて変える制御手段とを備え、
上記制御手段は、上記拡大倍率が低いほどスクロール幅を大きく、上記拡大倍率が高いほどスクロール幅を小さくすることを特徴とする電子スチルカメラ。 - 入力された画像信号の解像度を変換する解像度変換手段を備え、この解像度変換手段を用いて上記画像信号の任意の一部領域を拡大表示することを特徴とする請求項1記載の電子スチルカメラ。
- 上記記録媒体は、内蔵のメモリ又は取り外し可能な記録メディアであることを特徴とする請求項1記載の電子スチルカメラ。
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1999
- 1999-01-25 JP JP01621299A patent/JP4186292B2/ja not_active Expired - Lifetime
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