JP4239271B2 - 電子スチルカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子スチルカメラに関し、特に、拡大再生モードにおける操作性を改善したものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
撮像した画像のピント状態を確認するために、液晶モニターに画像の一部を拡大して表示するようにした電子スチルカメラが知られている。
【0003】
図11は従来の電子スチルカメラの背面図である。
従来の電子スチルカメラは、撮像した画像を表示するための液晶モニター51と、メニュー画面を表示するためのメニュー画面ボタン52と、メニュー画面でカーソルを移動して拡大再生モードを選択するためのズームダウン(W)ボタン53およびズームアップ(T)ボタン54と、拡大再生画面からメニュー画面に戻るための”戻る”ボタン55とを備えている。なお、ズームボタン53,54はズームレンズの変倍操作をするための操作部材であるが、メニュー画面でのカーソル移動用と原画像の拡大領域切り換え用とに兼用されている。
【0004】
ある画像を再生中にその画像の拡大画像を表示するには、まず▲1▼メニュー画面ボタン52を操作してモニター51に再生メニュー画面を表示する。再生メニュー画面には、サムネイル、記録画像削除、スライドショー、拡大再生などの再生メニューが表示される。次に、▲2▼ズームボタン53,54を操作して”拡大再生”メニューを選択し、拡大再生モードに入る。これにより、原画像の一部が拡大され、原画像のピント状態を確認することができる。拡大再生モードにおいて、▲3▼ズームボタン53,54を操作すると、原画像の拡大領域を切り換えることができる。拡大再生中に、次画像または前画像に切り替えるには、▲4▼戻るボタン55を操作してモニター51に再生メニュー画面を表示し、次に▲5▼メニュー画面ボタン52を操作してメニュー画面モードを抜けた後、▲6▼ズームボタン53,54を操作して次画像または前画像に切り換える。
【0005】
図12は、上述した従来の電子スチルカメラの再生動作における状態遷移図である。
画像再生モードにおいて、メニュー画面ボタン52で再生メニューを表示してズームボタン53,54により拡大再生モードを選択すると「拡大再生モード」に移り、画像を拡大再生する。「拡大再生モード」においてズームボタン53,54を操作すると「領域切換モード」に移り、原画像の拡大領域を指定領域に切り換えて「拡大再生モード」に戻り、指定領域の画像を拡大再生する。一方、「拡大再生モード」において、戻るボタン55を操作して再生メニュー画面に戻り、メニュー画面ボタン52を操作してメニュー画面を抜けた後、ズームボタン53,54を操作すると「画像切換モード」に移る。「画像切換モード」で次画像または前画像に切り換えて再び「再生モード」へ戻り、次画像または前画像の原画像を再生する。
【0006】
このように、従来の電子スチルカメラでは、ズームボタン53,54を、拡大領域の切り換え用と再生画像の切り換え用とに兼用しているため、拡大再生モードから再生画像を切り換える操作が煩雑になり、拡大再生中に再生画像を切り換えるためにはいったんメニュー画面に戻り、メニュー画面モードを抜けてから画像を切り換えなければならない。
【0007】
本発明の目的は、拡大再生モードからの画像切り換え操作を簡便にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態の外形を示す図1および図2と、一実施の形態の再生動作における状態遷移を示す図10とに対応づけて本発明を説明すると、
(1) 請求項1の発明は、モニターに撮像した画像の一部を拡大して再生する拡大再生モードを有する電子スチルカメラに適用される。
そして、拡大再生モードを設定するための第1の操作部材(拡大再生ボタン5)と、第1の操作部材(拡大再生ボタン5)の操作に応じてモニターに拡大再生された画像の拡大領域を切り換えるための第2の操作部材(コマンドダイアル13)と、再生画像を切り換えるための第3の操作部材(ズームボタン3,4)とを備え、第3の操作部材(ズームボタン3,4)は、第1の操作部材(拡大再生ボタン5)の操作に応じて前記画像が拡大再生された状態において操作されると、現在拡大再生されている前記画像の前の画像または次の画像に再生画像を切り換える
(2) 請求項2の電子スチルカメラは、第1の操作部材(拡大再生ボタン5)の操作回数に応じて画像の拡大倍率を変更するようにしたものである。
【0009】
上述した課題を解決するための手段の項では、説明を分かりやすくするために一実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が一実施の形態に限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1、図2は一実施の形態の電子スチルカメラの斜視図であり、図1は背面図、図2は撮影状態の正面図である。
一実施の形態の電子スチルカメラ1はカメラ本体1aとレンズ部1bとに分割されており、図2に示すようにカメラ本体1aに対してレンズ部1bがおよそ90度回転可能に連結されている。撮影時は、図2に示すようにレンズ部1bを90度回転させた状態で撮影を行う。
【0011】
図1において、カメラ1の背面にはモニター2、ズームダウン(W)ボタン3(カーソル移動▽ボタン兼用)、ズームアップ(T)ボタン4(カーソル移動△ボタン兼用)、拡大再生ボタン5、メニュー画面ボタン6などが設けられる。モニター2は撮影した画像を表示する液晶表示器である。ズームダウン(W)ボタン3は後述するズームレンズをワイド側に変倍させる操作部材であり、ズームアップ(T)ボタン4はズームレンズをテレ側に変倍させる操作部材である。拡大再生ボタン5は撮像した画像を拡大再生する操作部材である。また、メニュー画面ボタン6はモニター2にメニュー画面を表示させる操作部材であり、撮影モード設定時には露出補正、測光方式、連写などの撮影メニューが表示され、再生モード設定時にはサムネイル、記録画像削除、スライドショーなどの再生メニューが表示される。これらのメニュー画面からズームボタン3,4を操作してカーソルを移動し、いずれかのメニューを選択することができる。
【0012】
また、カメラ本体1の上面にはLCD7、レリーズボタン8、セレクトレバー9などが設けられる。LCD7は連写モード、画質モード、バッテリー残量、撮影枚数などの撮影に必要な情報を表示する表示パネルである。セレクトレバー9は撮影モードと再生モードとを切り換える操作部材であり、OFF位置から”撮影”位置に設定すると、カメラ1に電源が投入されて撮影モードの動作が開始され、OFF位置から”再生”位置に設定すると、カメラ1に電源が投入されて再生モードの動作が開始される。
【0013】
さらに、レンズ部1bの上面にはズームレンズ10、ストロボ発光窓11、ファインダー窓12などが設けられる。この実施の形態ではズームレンズ付きの電子スチルカメラを例に上げて説明するが、もちろん本発明は単焦点レンズ付き電子スチルカメラにも適用することができる。
【0014】
図2において、カメラ本体1aの正面にはコマンドダイアル13が設けられる。コマンドダイアル13は露出値、撮影枚数、カレンダー時計などの設定や、拡大再生モードでの原画像の拡大領域の切り換えを行う操作部材である。
【0015】
図3は一実施の形態の構成を示す図である。なお、図1および図2に示す機器と同様な機器に対しては同一の符号を付して説明を省略する。
CCD21は撮影光学系(ズームレンズ)10により結像された被写体像を撮影する撮像素子であり、被写体像の明るさに応じたアナログ信号を画素ごとに出力する。入力回路22は、CCD21からのアナログ画像信号に対して利得調整などの処理を行った後、A/D変換してホワイトバランス調整、輪郭補償、ガンマ補正などの画像処理を行い、原画像データとして出力する。圧縮/伸長回路23は、原画像データをJPEGなどの所定の圧縮率で圧縮するとともに、圧縮画像データをもとの原画像データに伸長する。
【0016】
バッファーメモリ24は撮影後の原画像データおよび圧縮後の圧縮画像データを一時的に記憶するメモリであり、SRAM、VRAM、SDRAMなどを用いることができる。メモリカード25は取り外し可能な記録媒体であり、フラッシュメモリなどを用いることができる。
【0017】
モニター7は、撮影モード設定時には、CCD1により撮影した原画像データからモニタ画像生成回路26により表示用画像データを生成して表示するとともに、再生モード設定時には、メモリカード25から読み出した圧縮画像データを圧縮/伸長回路23により伸長し、モニタ画像生成回路26により表示用画像データを生成して表示する。
【0018】
コントローラー27はマイクロコンピューターとその周辺部品から構成され、電子スチルカメラ1の各種演算とシーケンス制御を実行する。コントローラー27には、上述した入力回路22、圧縮/伸長回路23、バッファーメモリ24、メモリカード25、LCD7、モニター画像生成回路26の他に、電源スイッチ9a、撮影モードスイッチ9b、再生モードスイッチ9c、レリーズスイッチ8a、拡大再生スイッチ5a、メニュー画面スイッチ6a、ズームダウンスイッチ3a、ズームアップスイッチ4a、コマンドダイアルスイッチ13a,13bなどが接続される。
【0019】
電源スイッチ9a、撮影モードスイッチ9b、再生モードスイッチ9cはセレクトレバー9に連動してオン(閉)、オフ(開)するスイッチであり、セレクトレバー9を”撮影”位置に設定すると電源スイッチ9aと撮影モードスイッチ9bがオンし、”再生”位置に設定すると電源スイッチ9aと再生モードスイッチ9cがオンする。レリーズスイッチ8aはレリーズボタン8を操作した時にオンし、拡大再生スイッチ5aは拡大再生ボタン5を操作した時にオンする。また、メニュー画面スイッチ6aはメニュー画面ボタン6を操作した時にオンする。さらに、ズームダウンスイッチ3aはズームダウンボタン3を操作した時にオンし、ズームアップスイッチ4aはズームアップボタン4を操作した時にオンする。コマンドダイアルスイッチ13a,13bはコマンドダイアル13に連動してオン、オフするスイッチであり、コマンドダイアル13を時計回転方向に回転するとスイッチ13aが1クリック回転角ごとにオン、オフし、反時計回転方向に回転するとスイッチ13bが1クリック回転角ごとにオン、オフする。
【0020】
図4は一実施の形態の再生動作を示すフローチャートである。このフローチャートにより、一実施の形態の動作を説明する。
コントローラー27は、セレクトレバー9が”再生”位置に設定されるとこの再生動作を実行する。ステップ1において、メモリカード25に記録されている圧縮画像データをバッファーメモリ24へ読み出す。この時、最後に撮像された最新の画像を読み出す。なお、バッファーメモリ24の記録容量を大きくして複数枚の画像を同時に読み出すようにしてもよい。それにより、後述する次画像または前画像への画像切り換えに際して、メモリカード25からバッファーメモリ24へ画像データを読み出す時間が短縮され、画像切り換え時の応答性を向上させることができる。
【0021】
次に、ステップ2でバッファーメモリ24に読み出した圧縮画像データを圧縮/伸長回路23により原画像データに伸長し、その原画像データをふたたびバッファーメモリ24に展開する。そして、ステップ3でバッファーメモリ24に展開した原画像データをモニター画像生成回路26により表示画像に変換し、モニター2に表示する。これにより、モニター2には最後に撮像した被写体像の全範囲(原画像)が表示される。
【0022】
ステップ4において、拡大再生ボタン5が操作されたか否かを確認し、拡大再生操作がなされたらステップ5へ進み、操作されていなければステップ8へ進む。
【0023】
ここで、この実施の形態の画像の拡大再生について説明する。
拡大再生ボタン5を押すとモニター2に表示されている画像が拡大されるが、拡大再生ボタン5を押すごとに拡大倍率が変化する。原画像が表示されている時に拡大再生ボタン5を1回操作すると、倍率2の拡大画像に切り替わり、次にもう1回操作すると倍率3の拡大画像に切り替わり、さらにもう1回操作すると倍率1の原画像に戻る。つまり、拡大再生ボタン5を操作するごとに、画像の倍率が1倍→2倍→3倍→1倍の順に切り替わる。
【0024】
図5は、倍率3の拡大再生モードにおける原画像の拡大領域の分割例を示す。説明を分かりやすくするために、最初に倍率3の拡大再生モードについて説明する。倍率3の拡大再生時には、モニター画面2aに表示されている原画像を、図5に示すようにP1〜P9の合計9領域に分割し、各領域の画像を3倍に拡大してモニター画面2aいっぱいに表示する。拡大再生モードに入った直後には、画面中央のP5領域の画像を、図6に示すようにモニター画面2aいっぱいに拡大して表示する。画像の拡大は、バッファーメモリ24上に展開された原画像データの中から指定領域の画像データを切り出し、モニター画像生成回路26によりモニター画面2aのサイズの画像データに変換して表示する。
【0025】
図7および図8は、倍率2の拡大再生モードにおける原画像の拡大領域の分割例を示す。なお、倍率2の場合の分割領域は互いにオーバーラップしているので、説明を解りやすくするために拡大領域を図7(a)〜(c)および図8に分けて示す。
倍率2の拡大再生時も、モニター画面2aに表示されている原画像を9領域に分割し、各領域の画像を2倍に拡大してモニター画面2aいっぱいに表示する。倍率2の拡大再生時の領域は倍率3の場合の領域よりも大きく、互いにオーバーラップしている。図7(a)〜(c)および図8に示すように、モニター画面の上段左領域P1’、上段中央領域P2’、上段右領域P3’、中段左領域P4’、中段中央領域P5’(図8参照)、中段右領域P6’、下段左領域P7’、下段中央領域P8’、下段右領域P9’とする。倍率3の拡大再生時と同様に、最初に画面中央のP5’領域の画像を2倍に拡大して表示する。
【0026】
モニター画面2aに原画像が表示されている時に、拡大再生ボタン5を操作すると中央領域P5’(図8参照)の画像を2倍に拡大して表示し、次にもう1回拡大再生ボタン5を操作すると中央領域P5(図5参照)の画像を3倍に拡大して表示する。さらにもう1回拡大再生ボタン5を操作すると拡大再生を終了し、原画像を表示する。
【0027】
ふたたび図4のフローチャートに戻って説明を続ける。
拡大再生操作がなされると、ステップ5で、拡大操作ボタン5の操作回数に応じた倍率の中央領域P5’(2倍時)またはP5(3倍時)の画像をモニター画面2aいっぱいに表示する。また、モニター画面2aの左上に、拡大画像に重畳して図9に示す拡大画像情報を表示する。
【0028】
図9は、モニター画面2aの左上部に表示する拡大画像情報を示す。
31は拡大画像であることを表す”虫メガネ”マークであり、2倍または3倍の拡大再生モードが設定されるとこのマーク31を表示する。また、32はコマンドダイアル13の操作で拡大領域を切り換え可能であることを表すマークである。拡大領域の切り換えについては後述する。33は現在の拡大領域マークであり、原画像の中の現在拡大して表示されている領域を黒色で表示する。この例では中央領域P5’(2倍時)またはP5(3倍時)の拡大画像であることを表す。
【0029】
指定倍率の中央領域の拡大画像を表示した後のステップ6において、コマンドダイアル13により拡大領域の切り換え操作がなされたか否かを確認する。拡大領域の切り換え操作がなされたらステップ7へ進み、切り換え操作がなされなければステップ8へ進む。
【0030】
ここで、原画像の拡大領域の切り換えについて説明する。
拡大領域はコマンドダイアル13により切り換えることができる。倍率3の拡大再生モードでは、コマンドダイアル13の時計回転方向への1クリック回転ごとに、拡大領域がP5→P6→P7→P8→P9→P1→P2→P3→P4→P5→P6・・の順に切り替わる。また、コマンドダイアル13の反時計回転方向への1クリック回転ごとに、拡大領域がP5→P4→P3→P2→P1→P9→P8→P7→P6→P5・・の順に切り替わる。なお、倍率2の拡大再生モードにおいても同様な順序で拡大領域が切り替わる。また、コマンドダイアル13による拡大領域の切り換え操作に連動して、モニター画面2aの拡大領域マーク33の黒色部、すなわち現在の拡大領域が切り替わる。
【0031】
コマンドダイアル13による拡大領域の切り換え操作が行われた時には、ステップ7で、指定された拡大領域の画像を設定倍率に拡大してモニター2に表示するとともに、指定拡大画像に重畳して図9に示す拡大画像情報を表示する。
【0032】
指定領域の拡大画像を表示した後のステップ8で、ズームダウンボタン3またはズームアップボタン4により画像の切り換え操作が行われたか否かを確認する。画像の切り換え操作が行われたらステップ9へ進み、切り換え操作がなされなければステップ10へ進む。
【0033】
ステップ9において、ズームダウンボタン3が操作されたら次画像へ切り換え、ズームアップボタン4が操作されたら前画像へ切り換える。上述したように、バッファーメモリ24に予め複数枚の原画像データが展開されている場合には、次画像または前画像の原画像データを読み出し、モニタ画像生成回路26を介してモニター2に次画像または前画像の原画像を表示する。バッファーメモリ24に次画像データまたは前画像データが展開されていない場合は、上述したようにメモリカード25から次画像または前画像の圧縮画像データを読み出し、圧縮/伸長回路23により原画像データに伸長してバッファーメモリ24に展開した後、モニター画像生成回路26を介してモニター2に表示する。なお、拡大再生中に画像切り換え操作が行われても、画像切り換え後は拡大画像を表示せず、次画像または前画像の原画像を表示する。
【0034】
画像切り換えを終了したらステップ4へ戻り、上述したように次画像または前画像の拡大再生動作を実行する。一方、ステップ8で画像切り換え操作がなされなかった場合はステップ10へ進み、セレクトレバー9がOFFまたは撮影位置に設定され、画像再生を終了したか否かを確認し、再生終了の場合はこの動作を終了し、そうでなければステップ6へ戻って上述したように拡大領域の切り換え動作を実行する。
【0035】
ステップ4で拡大再生操作が行われなかった場合、あるいはステップ6で拡大領域の切り換え操作が行われなかった場合はステップ8へ進み、上述したように画像の切り換え動作を実行する。
【0036】
図10は一実施の形態の再生動作における状態遷移図である。
セレクトレバー9を”再生”に設定すると「再生モード」に入り、記録画像の再生動作を開始する。「再生モード」において拡大再生ボタン5を操作すると「拡大再生モード」に移り、拡大再生ボタン5の操作回数に応じた設定倍率で画像を拡大再生する。「拡大再生モード」においてコマンドダイアル13を操作すると「領域切換モード」に移り、拡大領域を指定領域に切り換えて「拡大再生モード」に戻り、指定領域の画像を設定倍率で拡大再生する。一方、「拡大再生モード」においてズームボタン3,4を操作すると「画像切換モード」に移り、次画像または前画像に切り換えて再び「再生モード」へ戻り、次画像または前画像の原画像を再生する。
【0037】
このように、この実施の形態では拡大再生モードにおいて、コマンドダイアル13で拡大領域の切り換え操作を行うとともに、ズームボタン3,4で画像の切り換え操作を行う、つまり、拡大領域の切り換え操作と画像の切り換え操作とをそれぞれ別個の操作部材で行うようにしたので、拡大再生中に現在の画像から次画像または前画像へ切り換える場合に、図12に示す従来の電子スチルカメラのように、拡大再生モードからいったん再生メニュー画面に戻り、再生メニュー画面を抜けてから画像を切り換える煩雑な操作をしなくてもよくなり、簡便な操作で拡大再生モードからの画像の切り換えと、拡大再生モードにおける拡大領域の切り換えとを行うことができ、拡大再生モードにおける操作性を向上させることができる。
【0038】
また、拡大再生ボタン5の操作回数に応じて拡大倍率を変更可能にしたので、必要に応じて所望の倍率に拡大して画像のチェックを行うことができる。
【0039】
【発明の効果】
(1) 以上説明したように請求項1の発明によれば、拡大再生モードを設定するための第1の操作部材と、第1の操作部材の操作に応じてモニターに拡大再生された画像の拡大領域を切り換えるための第2の操作部材と、再生画像を切り換えるための第3の操作部材とを備え、第3の操作部材は、第1の操作部材の操作に応じて前記画像が拡大再生された状態において操作されると、現在拡大再生されている前記画像の前の画像または次の画像に再生画像を切り換えるようにしたので、拡大再生中に現在の画像から次画像または前画像へ切り換える場合に、従来の電子スチルカメラのように、拡大再生モードからいったん再生メニュー画面に戻り、再生メニュー画面を抜けてから画像を切り換える煩雑な操作をしなくてもよくなり、簡便な操作で拡大再生モードからの画像の切り換えと、拡大再生モードにおける拡大領域の切り換えとを行うことができ、拡大再生モードにおける操作性を向上させることができる。
(2) 請求項2の電子スチルカメラは、第1の操作部材の操作回数に応じて画像の拡大倍率を変更するようにしたので、必要に応じて所望の倍率に拡大して画像のチェックを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態のカメラの背面図である。
【図2】 一実施の形態のカメラの正面図である。
【図3】 一実施の形態の構成を示す図である。
【図4】 一実施の形態の再生動作を示すフローチャートである。
【図5】 倍率3の拡大再生モードにおける原画像の拡大領域の分割例を示す図である。
【図6】 倍率3の拡大再生モードにおける中央領域P5の拡大例を示す図である。
【図7】 倍率2の拡大再生モードにおける原画像の拡大領域の分割例を示す図である。
【図8】 倍率2の拡大再生モードにおける原画像の拡大領域の分割例を示す図である。
【図9】 モニター画面の左上部に表示する拡大画像情報を示す図である。
【図10】 一実施の形態の再生動作における状態遷移図である。
【図11】 従来の電子スチルカメラの背面図である。
【図12】 従来の電子スチルカメラの再生動作における状態遷移図である。
【符号の説明】
1 電子スチルカメラ
1a カメラ本体
1b レンズ部
2 モニター
2a モニター画面
3 ズームダウンボタン
3a ズームダウンスイッチ
4 ズームアップボタン
4a ズームアップスイッチ
5 拡大再生ボタン
5a 拡大再生スイッチ
6 メニュー画面ボタン
6a メニュー画面スイッチ
7 LCD
8 レリーズボタン
8a レリーズスイッチ
9 セレクトレバー
9a 電源スイッチ
9b 撮影モードスイッチ
9c 再生モードスイッチ
10 ズームレンズ
11 ストロボ発光窓
12 ファインダー窓
13 コマンドダイアル
13a,13b コマンドダイアルスイッチ
21 CCD
22 入力回路
23 圧縮/伸長回路
24 バッファーメモリ
25 メモリカード
26 モニター画像生成回路
27 コントローラー
31 虫メガネマーク
32 拡大領域切換マーク
33 拡大領域表示マーク
P1〜P9,P1’〜P9’ 拡大領域

Claims (2)

  1. モニターに撮像した画像の一部を拡大して再生する拡大再生モードを有する電子スチルカメラにおいて、
    拡大再生モードを設定するための第1の操作部材と、
    前記第1の操作部材の操作に応じて前記モニターに拡大再生された画像の拡大領域を切り換えるための第2の操作部材と、
    再生画像を切り換えるための第3の操作部材とを備え、
    前記第3の操作部材は、前記第1の操作部材の操作に応じて前記画像が拡大再生された状態において操作されると、現在拡大再生されている前記画像の前の画像または次の画像に再生画像を切り換えることを特徴とする電子スチルカメラ。
  2. 請求項1に記載の電子スチルカメラにおいて、
    前記第1の操作部材の操作回数に応じて画像の拡大倍率を変更することを特徴とする電子スチルカメラ。
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