JP5493104B2 - 損失コスト計算方法及び損失コスト計算プログラム、並びに損失コスト計算装置 - Google Patents

損失コスト計算方法及び損失コスト計算プログラム、並びに損失コスト計算装置 Download PDF

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Description

本発明は、生産ラインで発生するコストの内、途中工程で失われた歩留り落ち(屑化部分)に費やされた損失コストを計算する損失コスト計算方法及び損失コスト計算プログラム、並びに損失コスト計算装置に関する。
鉄鋼、アルミ、銅などの素材を設備で加工して製品を作りこむ生産ラインでは、主に、品質面から、途中の工程で素材の一部を切り捨てたり、削ったりすることにより、工程が進むにつれて、物量が減少していくのが一般的である。ここで説明する内容において、「工程」とは、製品を製造する加工順序の1つ1つを意味する。また、「設備」とは、各工程で利用する装置のことを意味する。なお、工程番号が同じでも、利用する設備が異なることがある。
このような生産ラインの場合、製品や工程毎に発生するコストだけでなく、減少した物量に相当するコスト、即ち、製品の付加価値として残らずに、途中工程で失われた歩留り落ち(屑化部分)に費やされた「損失コスト」が、製品や工程毎に把握することが操業や品質を改善する上で、重要なポイントである。
特開2005−182769号公報
しかしながら、特許文献1に示す技術のコスト計算方法では、各工程で発生するコスト(ここでいうコストは、残存コストと損失コストと一体化している)を費目別に詳細化して管理することは可能であるが、残存コストと損失コストを分離して管理することができないため、歩留り落ちに費やされた損失コストを算出することができない。そのため、工程単位で発生する歩留り落ちに費やされた損失コストへの影響が定量化できず、操業や品質の改善につながる解析に利用することができない。
仮に、工程毎の歩留り落ちに相当する損失コスト(例えば、減少した重量に相当する加工コスト)が、
工程1:2トン減少→8万円(工程1で2トン加工するコストに相当)
工程2:1トン減少→3万円(工程2で1トン加工するコストに相当)
工程3:3トン減少→6万円(工程3で3トン加工するコストに相当)
のように計算できたとしても、歩留り落ちが発生した工程における損失コストが計算されるだけであって、その上工程で費やした損失コストまでは計算することができない。例えば、この例では、工程3で歩留り落ちとなった3トン分は、工程1でも工程2でも加工コストを費やしているが、それらに対応する損失コストを計算することができない。
ここで、損失コストを、図1を参照しながら、より具体的に説明する。図1は、製品に残存する残存コストと損失コストを工程毎に示すイメージ図である。図1では、工程1から工程6に至る6工程を経て製造される製品を考え、その工程順に縦軸に示している。また、図1で、横軸は各工程での重量であり、棒グラフは工程が進むにつれて、重量が減少していることを示している。更に、グラフ内の数字は、各工程での残存コスト(製品部分に対して費やされたコスト)と、損失コスト(歩留り落ち部分に対して費やされたコスト)と、を示している。図1に示すように、各工程での歩留り落ちに対する損失コストは、当該工程だけでなく、その上工程に遡って計算される。例えば、工程4では、歩留り落ち重量に対して30円のコストが無駄になっているが、その重量分は上工程でもコストを要しているため、工程1〜3においても、各工程のコスト単価で損失コストが計算される。結果として、工程4の歩留り落ちは210円の損失コストを発生させることになる。このように、全ての歩留り落ちに対して、同様の計算を行うことにより、各工程での歩留り落ちに対する損失コストを算出しなければ、歩留り落ちがコスト全体にどの程度影響しているかを、定量的に知ることができない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、途中の工程で、素材の一部を切り捨てたり、削ったりすることにより、工程が進むにつれて物量が減少してゆく生産ラインを対象として、製品と工程毎に発生するコストを計算するだけではなく、各工程で発生する歩留り落ちに対しても、当該工程だけでなく上工程も含めて費やされた「損失コスト」を定量的に計算することを可能にする損失コスト計算方法及び損失コスト計算プログラム、並びに損失コスト計算装置を提供するものである。これにより、製品や設備別に費やしたコストの損失分を把握することができ、品質や操業の改善において、優先度の高い(即ち、改善しろが大きい)ポイントを容易に発見することができる。
本発明に係る損失コスト計算方法は、計算機において、複数の工程を通過して素材が加工される生産ラインで発生するコストの内、途中工程で失われる歩留り落ちに起因する損失コストを計算する損失コスト計算方法であって、計算機の演算部により実行される処理が、予め登録された、生産ラインで通過する工程とその順番、各工程で利用する設備、及び、各設備での歩留りに関する製品毎の工程情報と、所定期間内の生産量に関する製品毎の生産量情報と、に基づいて、各製品の全ての工程について、前記歩留り落ちを工程毎に加工前後の物量の減少量として計算し、工程別損失量として登録する工程別損失量計算ステップと、各製品について、第1工程から順に全ての工程について、工程毎に計算された前記工程別損失量を、当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程のそれぞれに対して遡及させて、損失遡及量として設定する上工程への損失遡及量計算ステップと、各製品について、予め登録された設備毎、製品毎、または、製品と設備毎の前記物量の単位に対応する加工費単価と、工程毎に当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程のそれぞれに設定された前記損失遡及量と、を乗じて、各製品の工程毎に、当該工程を含む当該工程の上工程のそれぞれに設定された前記損失遡及量に対応する損失遡及コストを計算する上工程への損失遡及コスト計算ステップと、各製品について、予め登録された製品毎の前記物量の単位に対応する原料費単価と、工程毎に計算された前記工程別損失量と、を乗じて、各製品の工程毎の原料損失コストを計算する原料損失コスト計算ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る損失コスト計算プログラムは、複数の工程を通過して素材が加工される生産ラインで発生するコストの内、途中工程で失われる歩留り落ちに起因する損失コストを計算する損失コスト計算プログラムであって、予め登録された、生産ラインで通過する工程とその順番、各工程で利用する設備、及び、各設備での歩留りに関する製品毎の工程情報と、所定期間内の生産量に関する製品毎の生産量情報と、に基づいて、各製品の全ての工程について、前記歩留り落ちを工程毎に加工前後の物量の減少量として計算し、工程別損失量として登録する工程別損失量計算ステップと、各製品について、第1工程から順に全ての工程について、工程毎に計算された前記工程別損失量を、当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程のそれぞれに対して遡及させて、損失遡及量として設定する上工程への損失遡及量計算ステップと、各製品について、予め登録された設備毎、製品毎、または、製品と設備毎の前記物量の単位に対応する加工費単価と、工程毎に当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程のそれぞれに設定された全ての前記損失遡及量と、を乗じて、各製品の工程毎に、当該工程を含む当該工程の上工程のそれぞれに設定された前記損失遡及量に対応する損失遡及コストを計算する上工程への損失遡及コスト計算ステップと、各製品について、予め登録された製品毎の前記物量の単位に対応する原料費単価と、工程毎に計算された前記工程別損失量と、を乗じて、各製品の工程毎の原料損失コストを計算する原料損失コスト計算ステップと、を有し、計算機において演算部により読み出して各ステップの処理を実行させることを特徴とする。
本発明に係る損失コスト計算装置は、計算機において、複数の工程を通過して素材が加工される生産ラインで発生するコストの内、途中工程で失われる歩留り落ちに起因する損失コストを計算する損失コスト計算装置であって、計算機の演算部は、予め登録された、生産ラインで通過する工程とその順番、各工程で利用する設備、及び、各設備での歩留りに関する製品毎の工程情報と、所定期間内の生産量に関する製品毎の生産量情報と、に基づいて、各製品の全ての工程について、前記歩留り落ちを工程毎に加工前後の物量の減少量として計算し、工程別損失量として登録する工程別損失量計算部と、各製品について、第1工程から順に全ての工程について、工程毎に計算された前記工程別損失量を、当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程のそれぞれに対して遡及させて、損失遡及量として設定する上工程への損失遡及量計算部と、各製品について、予め登録された設備毎、製品毎、または、製品と設備毎の前記物量の単位に対応する加工費単価と、工程毎に当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程のそれぞれに設定された全ての前記損失遡及量と、を乗じて、各製品の工程毎に、当該工程を含む当該工程の上工程のそれぞれに設定された前記損失遡及量に対応する損失遡及コストを計算する上工程への損失遡及コスト計算部と、各製品について、予め登録された製品毎の前記物量の単位に対応する原料費単価と、工程毎に計算された前記工程別損失量と、を乗じて、各製品の工程毎の原料損失コストを計算する原料損失コスト計算部と、を有することを特徴とする。
これによると、工程が進むにつれて物量が減少してゆく生産ラインを対象として、製品と工程毎に発生する加工前後の物量の減少量と当該物量の単位に対応する原料費単価に基づいて算出される「原料損失コストを計算するだけではなく、各工程で発生する歩留り落ちに対しても、加工前後の物量の減少量と当該物量の単位に対応する加工費単価に基づいて算出される当該工程だけでなく上工程も含めて費やされた「損失遡及コスト」を計算することにより、「損失コスト」を定量的に計算することができる。従って、製品や設備別に費やしたコストの損失分を把握することができ、品質や操業の改善において、優先度の高い(即ち、改善しろが大きい)ポイントを容易に発見することができる。
ここで、本発明に係る損失コスト計算方法及び損失コスト計算プログラムは、各製品の工程毎の前記損失遡及コストを参照して製品毎に合計した値と、各製品の工程毎の前記原料損失コストを参照して製品毎に合計した値と、を加算して、製品別の損失コストを計算する製品別損失コスト計算ステップ、各製品の工程毎の前記損失遡及コストを参照して各工程で利用する設備毎に合計した値と、各製品の工程毎の前記原料損失コストを参照して各工程で利用する設備毎に合計した値と、を加算して、設備別の損失コストを計算する設備別損失コスト計算ステップ、のいずれか1つ以上を、更に有して良い。
本発明に係る損失コスト計算装置は、各製品の工程毎の前記損失遡及コストを参照して製品毎に合計した値と、各製品の工程毎の前記原料損失コストを参照して製品毎に合計した値と、を加算して、製品別の損失コストを計算する製品別損失コスト計算部、各製品の工程毎の前記損失遡及コストを参照して各工程で利用する設備毎に合計した値と、各製品の工程毎の前記原料損失コストを参照して各工程で利用する設備毎に合計した値と、を加算して、設備別の損失コストを計算する設備別損失コスト計算部、のいずれか1つ以上を更に有して良い。
これによると、製品別に損失コストを計算することにより、歩留り落ちによる損失が大きく、品質や操業改善すべき製品を着目することができる。また、設備別に損失コストを計算することにより、歩留り落ちによる損失が大きく、品質や操業改善すべき設備を着目することができる。
また、本発明に係る損失コスト計算方法及び損失コスト計算プログラム、並びに損失コスト計算装置は、前記物量の単位として、重量、長さ、面積のいずれか2つ以上を用い、前記損失遡及量は、遡及される上工程の設備で利用する物量の単位に応じて変更して設定され、前記損失遡及コストは、前記損失遡及量の単位に応じた加工費単価を用いて計算されて良い。更に、前記設備で利用する物量の単位が複数であり、前記損失遡及コストは、前記損失遡及量の複数の単位それぞれに応じた加工費単価を用いて計算されて合計されて良い。
これによると、設備の特徴に応じた物量の単位を利用することができる。
尚、本発明に係る損失コスト計算プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)などのリムーバブル型記録媒体やハードディスクなどの固定型記録媒体に記録して配布可能である他、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して配布可能である。
本発明の損失コスト計算方法及び損失コスト計算プログラム、並びに損失コスト計算装置は、工程が進むにつれて物量が減少してゆく生産ラインを対象として、製品と工程毎に発生するコストを計算するだけではなく、各工程で発生する歩留り落ちに対しても、当該工程だけでなく上工程も含めて費やされた「損失コスト」を定量的に計算することができ、製品や設備別に費やしたコストの損失分を把握することができ、品質や操業の改善において、優先度の高い(即ち、改善しろが大きい)ポイントを容易に発見することができる。
製品に残存する残存コストと損失コストを工程毎に示すイメージ図である。 本実施形態に係る損失コスト計算装置のブロック図である。 本実施形態に係る損失コスト計算方法の処理の手順について説明したフローチャートである。 本実施例において、製品Aについての損失コストの計算結果を示す図であり、損失コストの計算過程において求めた各値を示している。 本実施例において、製品Bについての損失コストの計算結果を示す図であり、損失コストの計算過程において求めた各値を示している。 本実施例において、製品Cについての損失コストの計算結果を示す図であり、損失コストの計算過程において求めた各値を示している。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る損失コスト計算方法及び損失コスト計算プログラム、並びに損失コスト計算装置を実施するための形態について、具体的な一例に即して説明する。尚、以下に説明するものは、例示したものにすぎず、本発明に係る損失コスト計算方法及び損失コスト計算プログラム、並びに損失コスト計算装置の適用限界を示すものではない。すなわち、本発明に係る損失コスト計算方法及び損失コスト計算プログラム、並びに損失コスト計算装置は、下記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな変更が可能なものである。
本実施形態では、原材料を複数の工程で加工して製品を製造する工程を例にして、具体的な数字を用いて説明する。まず、本実施形態での前提条件を下記に示す。
・コストは、原料費と各工程での加工コストとする。(尚、加工コストは変動費だけでも良いし、固定費を含めても良い。本実施形態では限定しない。)
・製品毎にその製造に使用する設備の順番、原料費、及び、各設備での加工コスト単位が異なる。尚、これらの情報は事前に与えられる。
・設備と製品毎に歩留り(設備での加工前の重量と加工後の重量との比)が異なる。尚、これらの情報は事前に与えられる。
まず、本実施形態に係る損失コスト計算装置について、図2に基づいて説明する。図2は、本実施形態に係る損失コスト計算装置のブロック図である。損失コスト計算装置1は、演算部と、記憶部と、入力部と、出力部と、から構成されて、計算機上に実装される。ここで、図1に示されている損失コスト計算装置1の各部(演算部、記憶部、入力部、及び、出力部)は、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等の計算機によって構成されている。かかる計算機には、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、CD−ROMの駆動装置などのハードウェアが収納されており、ハードディスクには、プログラム(このプログラムは、リムーバブルな記憶媒体に記録しておくことにより、様々なコンピュータにインストールすることが可能である)を含む各種のソフトウェアが記録されている。そして、これらのハードウェアおよびソフトウェアが組み合わされることによって、上述の各部が構築されている。
図1に示すように、演算部は、工程別損失量計算部11と、上工程への損失遡及量計算部12と、上工程への損失遡及コスト計算部13と、原料損失コスト計算部14と、製品別損失コスト計算部15と、設備別損失コスト計算部16と、から構成される。また、記憶部は、工程情報登録部21と、生産量登録部22とコスト情報登録部23と、工程別損失量記憶部24と、損失遡及量記憶部25と、製品・工程別損失コスト記憶部26と、製品別損失コスト記憶部27と、設備別損失コスト記憶部28と、から構成される。
工程情報登録部21は、製品毎の通過工程情報が、予め外部から登録されるものである。ここで、通過工程情報とは、ある製品を完成するために実施する工程の連なりに関する情報であり、製品毎に各工程で利用する設備とその順序、各設備での歩留りに関する情報として与えられる。
生産量情報登録部22は、製品毎の所定期間内の生産量情報が、予め外部から登録されるものである。ここで、生産量情報とは、製品毎に生産すべき物量として与えられる。
コスト情報登録部23は、原料費及び加工費に関するコスト情報が、予め外部から登録されるものである。ここで、コスト情報とは、製品毎の原料費単価と、設備毎の加工費単価として与えられる。尚、加工費単価は、設備毎の加工費単価に限らず、製品毎の加工費単価、または、製品と設備毎の加工費単価として与えられても良い。
ここで、工程情報登録部21、生産量情報登録部22、コスト情報登録部23において、外部から登録される情報は、図示しない入力部(キーボード等)から入力されたり、リムーバブルな記憶媒体に記録されて与えられたり、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して与えられたりして、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等の記憶装置(補助記憶装置)等に記憶される。
工程別損失量計算部11は、工程情報登録部21に登録された工程情報と、生産量情報登録部22に登録された生産量情報に基づいて、各製品について、その生産量と歩留りから、工程毎の加工前後の物量を計算し、計算された工程毎の加工前後の物量の減少量(即ち、歩留り落ち)を、工程別損失量として工程別損失量記憶部24に登録するためのものである。
上工程への損失遡及量計算部12は、工程毎に、工程別損失量記憶部24に登録された工程別損失量に基づいて、損失が発生した当該工程の上工程において発生した損失量に相当する物量を設定し、上工程(自工程も含む)での損失遡及量として、損失遡及量記憶部24に登録するためのものである。これは、工程別損失量計算部11で計算された工程毎の損失量は、損失が発生した工程でのみ無駄が発生するわけではなく、その上工程においても、無駄が発生するからである。即ち、上工程への損失遡及量計算部12では、工程毎に、工程別損失量記憶部24に登録された工程別損失量が、当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程に対して、損失遡及量として登録される。具体的には、工程が1〜n〜Nある場合(1<n<N)、工程1の工程別損失量は、工程1にのみ、損失遡及量として登録される。また、途中の工程nの工程別損失量は、工程1〜工程nまでの全ての工程に対して、損失遡及量として登録される。更に、工程Nの工程別損失量は、工程1〜工程Nまでの全ての工程に対して、損失遡及量として登録される。
上工程への損失遡及コスト計算部13は、工程毎に、損失遡及量記憶部24に登録された上工程(自工程も含む)での損失遡及量と、コスト情報登録部23に登録された設備毎の加工費単価を元に、発生した損失量(即ち、損失遡及量)と加工費単価の積を計算し、損失遡及コストとして、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録するためのものである。尚、損失遡及コストは、損失量に対する加工費の損失であり、自工程及び上工程の各工程で算出される損失遡及量と加工費単価の積の合計として算出される。
原料損失コスト計算部14は、加工費とは別に発生する、物量が落ちることによる原料費相当の損失の値を計算するためのものであり、工程別損失量記憶部24に登録された工程別損失量とコスト情報登録部23に登録された原料費単価の積を計算し、各工程の原料損失コストとして、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録するためのものである。
製品別損失コスト計算部15は、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録された損失遡及コストを参照して製品毎に損失遡及コストを合計した値(製品別の損失遡及コスト)と、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録された原料損失コストを参照して製品毎に原料損失コストを合計した値(製品別の原料損失コスト)と、を合計して、途中工程での歩留り落ちによる製品別の損失コストを計算し、製品別損失コストとして、製品別損失コスト記憶部27に登録するためのものである。ここで、製品別の損失遡及コストは、上工程への損失遡及コスト計算部13で計算された各工程の損失遡及コストを、各製品の全工程で合計することにより、製品全体の損失遡及コストとして計算する。また、製品別の原料損失コストは、原料損失コスト計算部14で計算された各工程の原料損失コストを、各製品の全工程で合計することにより、製品全体の原料損失コストとして計算する。
設備別損失コスト計算部16は、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録された損失遡及コストを参照して、損失が発生した原因設備毎に損失遡及コストを合計した値と、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録された原料損失コストを参照して、損失が発生した原因設備の値と、を合計して、損失が発生した原因設備別の損失コストを、設備別損失コストとして、設備別損失コスト記憶部28に登録するためのものである。
尚、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録された損失遡及コスト及び原料損失コストに関する情報と、製品別損失コスト記憶部27に登録された製品別損失コストに関する情報と、設備別損失コスト記憶部28に登録された設備別損失コストに関する情報は、損失コスト計算装置1における計算結果として、図示しないディスプレイ、プリンタ等の出力部に出力する。出力部に出力する出力様式として、損失コストだけでなく、損失とならずに最終製品に継承される残存コスト(加工コストと原料コスト)も併せて表示し、損失分と残存分のコストを比較する形の表形式として出力しても良い。
次に、本実施形態に係る損失コスト計算方法の処理の手順について、図3に基づいて、説明する。図3は、本実施形態に係る損失コスト計算方法の処理の手順について説明したフローチャートである。
尚、以下で説明する本実施形態に係る損失コスト計算方法の処理は、計算機においても同様に、損失コスト計算プログラムとしてCPUにより読み出して実行することができる。また、この損失コスト計算プログラムは、リムーバブルな記憶媒体に記録しておくことにより、様々な計算機の記憶装置にインストールすることが可能である。
図3に示すように、計算機において、製品毎の所定期間内の生産量情報、通過工程情報、コスト情報を、事前に、入力部から入力されたり、リムーバブルな記憶媒体に記録されて与えられたり、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して与えられたりして、記憶部に保存する(ステップS1)。尚、本ステップの詳細については、上述した損失コスト計算装置1の工程情報登録部21、生産量登録部22、コスト情報登録部23の記載内容と同様であり、その説明を省略する。
そして、損失コストの計算の対象とする対象製品から製品を1つ選択する(ステップS2)。
次に、ステップS2で選択した製品について、その生産量と歩留りから、工程毎の加工前後の物量を計算し、計算された工程毎の加工前後の物量の減少量(即ち、歩留り落ち)を、工程別損失量として算出する(ステップS3:工程別損失量計算ステップ)。尚、本ステップの詳細については、上述した損失コスト計算装置1の工程別損失量計算部11の記載内容と同様であり、その説明を省略する。
また、ステップS3で算出した工程別損失量は、損失が発生した工程でのみ無駄が発生するわけではなく、その上工程においても無駄が発生する。そこで、工程毎に、損失量に相当する物量を、上工程(自工程も含む)にも設定し、損失遡及量として登録する(ステップS4:上工程への損失遡及量計算ステップ)。尚、本ステップは、上述した損失コスト計算装置1の上工程への損失遡及量計算部12の記載内容と同様であり、その説明を省略する。
次に、ステップS4で登録された上工程での損失遡及量と、ステップS1で登録された設備毎の加工費単価を元に、工程毎に、発生した損失量(即ち、損失遡及量)と加工費単価の積を計算し、損失遡及コストとして登録する(ステップS5:上工程への損失遡及コスト計算ステップ)。尚、本ステップは、上述した損失コスト計算装置1の上工程への損失遡及コスト計算部13の記載内容と同じであり、その説明を省略する。
また、加工費とは別に、物量が落ちることによる原料費相当の損失も発生する。この値は、ステップS3で登録された工程別損失量とステップS1で登録された原料費単価の積で計算され、各工程の原料損失コストとして登録する(ステップS6:原料損失コスト計算ステップ)。尚、本ステップは、上述した損失コスト計算装置1の原料損失コスト計算部14の記載内容と同じであり、その説明を省略する。
ステップS5及びステップS6の計算結果から、ステップS5で登録された損失遡及コストを参照して製品毎に損失遡及コストを合計した値(製品別の損失遡及コスト)と、ステップS6で登録された原料損失コストを参照して製品毎に原料損失コストを合計した値(製品別の原料損失コスト)と、を合計して、途中工程での歩留り落ちによる製品別の損失コストを計算し、製品別損失コストとして登録する(ステップS7:製品別損失コスト計算ステップ)。尚、本ステップは、上述した損失コスト計算装置1の製品別損失コスト計算部15の記載内容と同じであり、その説明を省略する。
次に、損失コストの計算の対象とする対象製品が残っているかどうか判断する(ステップS8)。ここで、対象製品が残っている場合は(ステップS8:Yes)、ステップS2に戻る。
一方、対象製品が残っていない場合は(ステップS8:No)、ステップS5で登録された損失遡及コストを参照して損失が発生した原因設備毎に損失遡及コストを合計した値と、ステップS6で登録された原料損失コストを参照して損失が発生した原因設備の値と、を合計して、損失が発生した原因設備別の損失コストを、設備別損失コストとして登録する(ステップS9:設備別損失コスト計算ステップ)。尚、本ステップは、上述した損失コスト計算装置1の設備別損失コスト計算部16の記載内容と同じであり、その説明を省略する。
ステップS5で登録された損失遡及コスト及び原料損失コストに関する情報と、ステップS7で登録された製品別損失コストに関する情報と、ステップS9で登録された設備別損失コストに関する情報を参照し、計算結果として、図示しないディスプレイ、プリンタ等の出力部に出力する(ステップS10)。出力部に出力する出力様式として、損失コストだけでなく、損失とならずに最終製品に継承される残存コスト(加工コストと原料コスト)も併せて表示し、損失分と残存分のコストを比較する形の表形式として出力しても良い。
そして、損失コスト計算方法の処理を終了する。
このように、本実施形態の損失コスト計算装置及び損失コスト計算方法、並びに損失コスト計算プログラムによれば、工程が進むにつれて物量が減少してゆく生産ラインを対象として、製品と工程毎に発生する加工前後の物量の減少量と当該物量の単位に対応する原料費単価に基づいて算出される「原料損失コストを計算するだけではなく、各工程で発生する歩留り落ちに対しても、加工前後の物量の減少量と当該物量の単位に対応する加工費単価に基づいて算出される当該工程だけでなく上工程も含めて費やされた「損失遡及コスト」を計算することにより、「損失コスト」を定量的に計算することができ、製品や設備別に費やしたコストの損失分を把握することができ、品質や操業の改善において、優先度の高い(即ち、改善しろが大きい)ポイントを容易に発見することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな変更が可能なものである。
上述の実施形態では、コスト情報として登録される設備毎の加工費単価の物量の単位として、設備の特徴に応じて、「重量」や「処理長さ」や「処理面積」を用いても良い。また、これらの単位は、1つのみ用いても良いし、複数同時に用いても良い。尚、コスト情報として登録される製品毎の原料費単価の物量の単位は、「重量」を用いる。
次に、本実施形態の損失コスト計算装置及び損失コスト計算方法、並びに損失コスト計算プログラムの具体例の説明のために、簡単な実施例について、以下で説明する。
本実施例では、まず、生産量情報登録部22に、表1に示す生産量情報が登録される。また、工程情報登録部21に、表2及び表3に示す製品毎の通過工程情報が登録される。表2は、製品Aの通過工程情報を示している。また、表3は、製品Bの通過工程情報を示している。更に、コスト情報登録部23に、表4及び表5に示すコスト情報が登録される(S1)。表4は、設備毎の加工費単価を示している。また、表5は、製品毎の原料費単価を示している。尚、本実施例では、設備はA,B,C,D,E,Fの6種類を対象とする。また、本実施例では、物量の単位として、重量を用いる。
次に、工程別損失計算部11において、製品毎に、その生産量と歩留りから、工程毎の加工前後の重量の減少量(即ち、歩留り落ち)を計算し、工程別損失量として、工程別損失量記憶部24に登録する(S3)。製品Aについての計算結果を図4に示す。図4は、本実施例において、製品Aについての損失コストの計算結果を示す図であり、損失コストの計算過程において求めた各値を示している。図4に示すように、「○1」の列には、各工程の歩留りが設定されている。また、「○2」の列には、工程の入側(加工前)の重量が、「○3」の列には、工程の出側(加工後)の重量が、以下の方法により設定される。まず、最終工程(設備F)の出側重量として、生産量(3000トン)を設定する。次に、最終工程の歩留り(85%)を元に、最終工程の入側重量を計算する(3000トン/0.85=3529.4トン)。同時に、その値を、1つ上の上工程(設備E)の出側重量とする。この処理を、第1工程(設備A)まで繰り返すことにより、各工程での加工前の重量と加工後の重量が計算される。その結果、各工程で失われる重量(重量の減少量、即ち、歩留り落ち)が、加工前の重量と加工後の重量の差として計算することができる。これらの計算結果が、図4の「○4」の列に示す損失重量であり、上述の工程別損失量を意味する。尚、図4において、第1工程は歩留りが100%であるので、損失重量は0となっている。製品Bについても、同様に計算し、その結果を図5に示す。図5は、本実施例において、製品Bについての損失コストの計算結果を示す図であり、損失コストの計算過程において求めた各値を示している。
そして、上工程への損失遡及量計算部12において、工程別損失量記憶部24に登録された工程別損失量に基づいて、損失が発生した工程の上工程において発生した損失量に相当する重量を設定し、上工程での損失遡及量として、損失遡及量記憶部24に登録する(S4)。製品Aについての計算結果を図4に示す。図4に示すように、「○6」の列に、上工程での損失遡及量を設定する。尚、図4の「○6」の列において、損失が発生する元の設備を横方向(行)に、損失遡及する先の設備を縦方向(列)に、それぞれ記載している。
例えば、第4工程(設備E)で発生した882.4トンの損失は、第4工程だけでなく、その上工程である第3工程、第2工程、第1工程にも設定される。製品Bについても、同様に計算し、その結果を図5に示す。
そして、上工程への損失遡及コスト計算部13において、損失遡及量記憶部24に登録された上工程での損失遡及量(自工程も含む)と、コスト情報登録部23に登録された設備毎の加工費単価を元に、工程毎に、発生した損失量(即ち、損失遡及量)と加工費単価の積を計算し、損失遡及コストとして、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録する(S5)。製品Aについての計算結果を図4に示す。図4に示すように、「○5」の列には、コスト情報登録部23で登録した加工費単価(表4)が設定されている。「○8」の列には、計算された損失遡及コストを登録されている。尚、図4の「○8」の列において、損失が発生する元の設備を横方向(行)に、損失遡及する先の設備を縦方向(列)に、それぞれ記載している。
例えば、第4工程(設備E)で発生した882.4トンに対する損失遡及コストは、下記の式で示す第4工程、第3工程、第2工程、第1工程の各工程の計算結果の合計となる。
第4工程(設備E):882.4[ton]×2[千円/ton]=1,765[千円]
第3工程(設備C):882.4[ton]×15[千円/ton]=13,235[千円]
第2工程(設備B):882.4[ton]×3[千円/ton]=2,647[千円]
第1工程(設備E):882.4[ton]×4[千円/ton]=3,529[千円]
そして、設備別の損失遡及コストは、図4の「○8」の列において、損失遡及する先の設備に基づいて、縦方向(列)に加算した値となる。図4の例では、A,B,C,E,Fの各設備の設備別の損失遡及コストは、下記の通りとなる。
設備A:0[千円]
設備B:1,806[千円]
設備C:10,785[千円]
設備E:21,176[千円]
設備F:16,941[千円]
製品Bについても、同様に計算し、その結果を図5に示す。
また、原料損失コスト計算部14において、工程別損失量記憶部24に登録された工程別損失量とコスト情報登録部23に登録された原料費単価の積(=各工程の原料損失)を計算し、計算された全工程の原料損失を合計することにより、製品全体の原料損失コストとして、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録する(S6)。製品Aについての計算結果を図4に示す。図4に示すように、コスト情報登録部23で登録した原料費単価(表5)が42[千円/ton]であるので、「○4」の列に示す各工程を乗ずることにより、工程毎に失われる原料相当分のコスト(原料損失コスト)を得ることができる。そして、算出された各工程での原料損失コストを合計することにより、製品A全体の原料損失コストが求められる。各工程での原料損失コスト及び製品A全体の原料損失コストの計算結果が、「○7」の列に登録されている。
例えば、第4工程(設備E)では、882.4トンの損失重量であるので、原料損失(即ち、原料損失コスト)は、下記の式の通りとなる。
882.4[ton]×42[千円/ton]=37,059[千円]
また、製品A全体の原料損失コストは、全工程の原料損失を合計して、90,718[千円]となる。
製品Bについても、同様に計算し、その結果を図5に示す。
上述の計算結果として、製品別損失コスト計算部15において、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録された損失遡及コストと、原料損失コストの合計として、途中工程での歩留り落ちによる製品別の損失コストを計算し、製品別損失コストとして、製品別損失コスト記憶部27に登録する(S7)。製品Aについての計算結果を図4に示す。図4に示すように、損失遡及コストの合計(50,708[千円])と原料損失コスト(90,718[千円])の和として、「○11」の欄に示す製品Aの損失コスト(141,426[千円])が計算されて登録されている。製品Bについても、同様に計算し、その結果を図5に示すように、製品Bの損失コスト(47,155[千円])が計算されて登録されている。
また、設備別損失コスト計算部16において、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録された損失遡及コスト(製品Aについては、図4の「○8」の列)を参照して、損失が発生した原因設備毎に損失遡及コストを合計した値と、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録された原料損失コスト(製品Aについては、図4の「○7」の列)を参照して、損失が発生した原因設備の値と、を合計して、損失が発生した原因設備別の損失コストを、設備別損失コストとして、設備別損失コスト記憶部28に登録する(S9)。例えば、図4及び図5において、原因設備として設備Cに注目すると、設備Cでの損失遡及コストと、設備Cでの原料損失コストは、下記の通りになる。
・製品Aについて設備Cでの歩留り落ちに起因する損失遡及コスト
1,961+1,471+7,353=10,785[千円]
・製品Bについて設備Cでの歩留り落ちに起因する損失遡及コスト
892+669+3,344=4,905[千円]
・製品Aについて設備Cでの歩留り落ちに起因する原料損失コスト
20,588[千円]
・製品Bについて設備Cでの歩留り落ちに起因する原料損失コスト
9,362[千円]
従って、製品Aと製品Bが生産対象の全製品とした場合、上記の合計(10,785[千円]+4,905[千円]+20,588[千円]+9,362[千円]=45,640[千円])が、設備Cでの損失コストとなる。
本実施例では、製品Aと製品Bが生産対象の全製品として、表6に示す全設備(A〜F)についての設備別損失コストの計算結果が登録される。表6では、原因設備毎に、損失遡及コストの合計と、原料損失コストと、損失遡及コスト及び原料損失コストの計と、を示している。

そして、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録された損失遡及コスト及び原料損失コストに関する情報と、製品別損失コスト記憶部27に登録された製品別損失コストに関する情報と、設備別損失コスト記憶部28に登録された設備別損失コストに関する情報が、損失コスト計算装置1における計算結果として、図示しないディスプレイ、プリンタ等の出力部に出力する(S10)。出力部に出力する出力様式として、例えば、損失コストだけでなく、図4の「○9」及びの「○10」列に示すように、損失とならずに最終製品に継承される残存コスト(加工コストと原料コスト)も併せて表示し、損失分と残存分のコストを比較する形の表形式として出力しても良い。
このように、図4及び図5を見ると、製品Aと製品Bの一貫歩留り(即ち、原料から製品までの歩留りであり、図4の「○1」の列に示す。)は同じであるが、損失遡及コストの合計は、製品Aがコスト全体の14%(50,708/363,426)であるのに対して、製品Bがコスト全体の7.1%(10,868/153,955)であり、製品Aのほうが、製品Bよりも途中工程の加工費が無駄になっていることがわかる。また、表6に示すように、歩留り落ちが発生する原因設備別に損失コストを出力することにより、損失への影響が大きい設備を容易に発見することができる。本実施例の場合、設備Eが最も歩留り落ちによる損失が大きく、操業改善すべき設備として着目すべきことがわかる。
尚、上記の実施例では、加工費単価の物量の単位として「重量」を用いているが、設備により、加工費単価の物量の単位を、重量、長さ、面積の3種類に分けて計算した際の例を図6に示す。図6は、製品Cについての損失コストの計算結果を示す図であり、損失コストの計算過程において求めた各値を示している。図6を例にして、重量のみで計算した上記の実施例(図4,5)との違いを中心に説明する。
工程別損失計算部11(S3)において、製品毎に、その生産量と歩留りから、工程毎の加工前後の重量を計算されて、工程別損失量記憶部24に登録される工程別損失量は、図4,5の例では、損失重量(図4の「○4」の列を参照)であるが、図6の場合は、重量、長さ、面積のそれぞれの単位について計算する。
コスト情報登録部23(S1)において登録されるコスト情報は、図4,5の例では、重量単位で登録されているが(表4参照)、図6の場合は、重量、長さ、面積のそれぞれの単位でコスト情報が登録される。その際、同一工程で利用する単位が複数であっても良い。図6の例では、設備P,Q,Tが「重量」、設備Rが「重量」と「長さ」、設備Sが「面積」と設定されている。
上工程への損失遡及量計算部12(S4)において、損失遡及量記憶部24に登録される上工程での損失遡及量は、図4,5の例では、重量単位で登録されているが、図6の場合は、遡及される側の設備で利用する物量の単位に応じて変更する。複数の単位が設定されている場合は、複数の単位それぞれで計算する。例えば、設備Sでの損失に対する上工程への損失遡及量は、下記の通りになる。
設備S:120m2・・・自工程(設備S)での損失面積
設備R:150トン|60m・・・設備Sでの損失重量及び損失長さに相当
設備Q:150トン・・・設備Sでの損失重量に相当
設備P:150トン・・・設備Sでの損失重量に相当
上工程への損失遡及コスト計算部13(S5)において、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録される損失遡及コストは、図4,5の例では、重量単位に基づいて計算されているが、図6の場合は、損失遡及量の種類に応じた単位を用いて計算する。複数の単位が設定されている場合は、複数の単位それぞれで計算した合計を、損失遡及コストとする。例えば、設備Sでの損失に対応する上工程への損失遡及コストは、下記のようになる。
設備S:120m2×8[千円/m2]=960[千円]
設備R:150ton×8[千円/ton]+60m×5[千円/m]=1,500[千円]
設備Q:150ton×20[千円/ton]=3,000[千円]
設備P:150ton×12[千円/ton]=1,800[千円]
原料損失コスト計算部14(S6)において、製品・工程別損失コスト記憶部26に登録される製品全体の原料損失コストは、図4,5の例と同様に、図6の場合も、各工程の損失重量に原料単価を掛けて計算する。
1 損失コスト計算装置
11 工程別損失量計算部
12 上工程への損失量計算部
13 上工程への損失遡及コスト計算部
14 原料損失コスト計算部
15 製品別損失コスト計算部
16 設備別損失コスト計算部
S3 工程別損失量計算ステップ
S4 上工程への損失遡及量計算ステップ
S5 上工程への損失遡及コスト計算ステップ
S6 原料損失コスト計算ステップ
S7 製品別損失コスト計算ステップ
S9 設備別損失コスト計算ステップ

Claims (12)

  1. 計算機において、複数の工程を通過して素材が加工される生産ラインで発生するコストの内、途中工程で失われる歩留り落ちに起因する損失コストを計算する損失コスト計算方法であって、
    計算機の演算部により実行される処理が、
    予め登録された、生産ラインで通過する工程とその順番、各工程で利用する設備、及び、各設備での歩留りに関する製品毎の工程情報と、所定期間内の生産量に関する製品毎の生産量情報と、に基づいて、各製品の全ての工程について、前記歩留り落ちを工程毎に加工前後の物量の減少量として計算し、工程別損失量として登録する工程別損失量計算ステップと、
    各製品について、第1工程から順に全ての工程について、工程毎に計算された前記工程別損失量を、当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程のそれぞれに対して遡及させて、損失遡及量として設定する上工程への損失遡及量計算ステップと、
    各製品について、予め登録された設備毎、製品毎、または、製品と設備毎の前記物量の単位に対応する加工費単価と、工程毎に当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程のそれぞれに設定された前記損失遡及量と、を乗じて、各製品の工程毎に、当該工程を含む当該工程の上工程のそれぞれに設定された前記損失遡及量に対応する損失遡及コストを計算する上工程への損失遡及コスト計算ステップと、
    各製品について、予め登録された製品毎の前記物量の単位に対応する原料費単価と、工程毎に計算された前記工程別損失量と、を乗じて、各製品の工程毎の原料損失コストを計算する原料損失コスト計算ステップと、
    を有することを特徴とする損失コスト計算方法。
  2. 各製品の工程毎の前記損失遡及コストを参照して製品毎に合計した値と、各製品の工程毎の前記原料損失コストを参照して製品毎に合計した値と、を加算して、製品別の損失コストを計算する製品別損失コスト計算ステップ
    各製品の工程毎の前記損失遡及コストを参照して各工程で利用する設備毎に合計した値と、各製品の工程毎の前記原料損失コストを参照して各工程で利用する設備毎に合計した値と、を加算して、設備別の損失コストを計算する設備別損失コスト計算ステップ、のいずれか1つ以上を、更に有することを特徴とする請求項1に記載の損失コスト計算方法。
  3. 前記物量の単位として、重量、長さ、面積のいずれか2つ以上を用い
    前記損失遡及量は、遡及される上工程の設備で利用する物量の単位に応じて変更して設定され、
    前記損失遡及コストは、前記損失遡及量の単位に応じた加工費単価を用いて計算されることを特徴とする請求項1または2に記載の損失コスト計算方法。
  4. 前記設備で利用する物量の単位が複数であり、
    前記損失遡及コストは、前記損失遡及量の複数の単位それぞれに応じた加工費単価を用いて計算されて合計されることを特徴とする請求項3に記載の損失コスト計算方法。
  5. 複数の工程を通過して素材が加工される生産ラインで発生するコストの内、途中工程で失われる歩留り落ちに起因する損失コストを計算する損失コスト計算プログラムであって、
    予め登録された、生産ラインで通過する工程とその順番、各工程で利用する設備、及び、各設備での歩留りに関する製品毎の工程情報と、所定期間内の生産量に関する製品毎の生産量情報と、に基づいて、各製品の全ての工程について、前記歩留り落ちを工程毎に加工前後の物量の減少量として計算し、工程別損失量として登録する工程別損失量計算ステップと、
    各製品について、第1工程から順に全ての工程について、工程毎に計算された前記工程別損失量を、当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程のそれぞれに対して遡及させて、損失遡及量として設定する上工程への損失遡及量計算ステップと、
    各製品について、予め登録された設備毎、製品毎、または、製品と設備毎の前記物量の単位に対応する加工費単価と、工程毎に当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程のそれぞれに設定された全ての前記損失遡及量と、を乗じて、各製品の工程毎に、当該工程を含む当該工程の上工程のそれぞれに設定された前記損失遡及量に対応する損失遡及コストを計算する上工程への損失遡及コスト計算ステップと、
    各製品について、予め登録された製品毎の前記物量の単位に対応する原料費単価と、工程毎に計算された前記工程別損失量と、を乗じて、各製品の工程毎の原料損失コストを計算する原料損失コスト計算ステップと、
    を有し、計算機において演算部により読み出して各ステップの処理を実行させることを特徴とする生産計画作成プログラム。
  6. 各製品の工程毎の前記損失遡及コストを参照して製品毎に合計した値と、各製品の工程毎の前記原料損失コストを参照して製品毎に合計した値と、を加算して、製品別の損失コストを計算する製品別損失コスト計算ステップ
    各製品の工程毎の前記損失遡及コストを参照して各工程で利用する設備毎に合計した値と、各製品の工程毎の前記原料損失コストを参照して各工程で利用する設備毎に合計した値と、を加算して、設備別の損失コストを計算する設備別損失コスト計算ステップ、のいずれか1つ以上を更に有することを特徴とする請求項5に記載の損失コスト計算プログラム。
  7. 前記物量の単位として、重量、長さ、面積のいずれか2つ以上を用い
    前記損失遡及量は、遡及される上工程の設備で利用する物量の単位に応じて変更して設定され、
    前記損失遡及コストは、前記損失遡及量の単位に応じた加工費単価を用いて計算されることを特徴とする請求項5または6に記載の損失コスト計算プログラム。
  8. 前記設備で利用する物量の単位が複数であり、
    前記損失遡及コストは、前記損失遡及量の複数の単位それぞれに応じた加工費単価を用いて計算されて合計されることを特徴とする請求項7に記載の損失コスト計算プログラム。
  9. 計算機において、複数の工程を通過して素材が加工される生産ラインで発生するコストの内、途中工程で失われる歩留り落ちに起因する損失コストを計算する損失コスト計算装置であって、
    計算機の演算部は、
    予め登録された、生産ラインで通過する工程とその順番、各工程で利用する設備、及び、各設備での歩留りに関する製品毎の工程情報と、所定期間内の生産量に関する製品毎の生産量情報と、に基づいて、各製品の全ての工程について、前記歩留り落ちを工程毎に加工前後の物量の減少量として計算し、工程別損失量として登録する工程別損失量計算部と、
    各製品について、第1工程から順に全ての工程について、工程毎に計算された前記工程別損失量を、当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程のそれぞれに対して遡及させて、損失遡及量として設定する上工程への損失遡及量計算部と、
    各製品について、予め登録された設備毎、製品毎、または、製品と設備毎の前記物量の単位に対応する加工費単価と、工程毎に当該工程を含む当該工程の上工程の全ての工程のそれぞれに設定された全ての前記損失遡及量と、を乗じて、各製品の工程毎に、当該工程を含む当該工程の上工程のそれぞれに設定された前記損失遡及量に対応する損失遡及コストを計算する上工程への損失遡及コスト計算部と、
    各製品について、予め登録された製品毎の前記物量の単位に対応する原料費単価と、工程毎に計算された前記工程別損失量と、を乗じて、各製品の工程毎の原料損失コストを計算する原料損失コスト計算部と、
    を有することを特徴とする損失コスト計算装置。
  10. 各製品の工程毎の前記損失遡及コストを参照して製品毎に合計した値と、各製品の工程毎の前記原料損失コストを参照して製品毎に合計した値と、を加算して、製品別の損失コストを計算する製品別損失コスト計算部
    各製品の工程毎の前記損失遡及コストを参照して各工程で利用する設備毎に合計した値と、各製品の工程毎の前記原料損失コストを参照して各工程で利用する設備毎に合計した値と、を加算して、設備別の損失コストを計算する設備別損失コスト計算部、のいずれか1つ以上を更に有することを特徴とする請求項9に記載の損失コスト計算装置。
  11. 前記物量の単位として、重量、長さ、面積のいずれか2つ以上を用い
    前記損失遡及量は、遡及される上工程の設備で利用する物量の単位に応じて変更して設定され、
    前記損失遡及コストは、前記損失遡及量の単位に応じた加工費単価を用いて計算されることを特徴とする請求項9または10に記載の損失コスト計算装置。
  12. 前記設備で利用する物量の単位が複数であり、
    前記損失遡及コストは、前記損失遡及量の複数の単位それぞれに応じた加工費単価を用いて計算されて合計されることを特徴とする請求項11に記載の損失コスト計算装置。
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