JP5492429B2 - 回路設計支援装置、回路設計支援方法、プログラム - Google Patents

回路設計支援装置、回路設計支援方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、論理回路設計に用いられる回路設計支援装置、回路設計支援方法及び回路設計支援プログラムに関し、特に、故障解析に用いられる回路設計支援装置、回路設計支援方法及び回路設計支援プログラム(CADプログラム)に関する。
一般的な半導体集積回路の製造工程では、生産された集積回路に一定の割合で不良品が含まれるため、テスト工程で不良品が除去され良品のみが出荷される。このときの良品率は「歩留まり」と呼ばれる。歩留まりが低いと、製造原価が上昇して収益が圧迫される。そこで、故障解析(failure analysis)により故障の原因を明らかにし、製造工程を改善することにより歩留まりを向上させる必要がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、信号電圧の振幅減少及び、素子サイズの縮小化への対応を可能とし、レーザ電圧プローブによる電位波形の測定を容易化する技術が開示されている。特許文献1の技術では、電子波形の観測対象領域とLVP測定用素子を接続し、LVP測定用素子をレーザ照射位置としてLVP測定を行うことで、電位波形を測定している。このとき、LVP測定用素子は、MOSキャパシタ構造を有し、そのドレイン拡散領域とソース拡散領域には、メタル配線により観測領域の電位波形が印加されている。また、ゲートには観測領域と逆論理の電位波形が印加されている。それによって、LVP測定用素子のチャネル面のバンドギャップは、観測領域の論理遷移に伴って変化し、これによりフランツ・ケルディッシュ効果が発生し光吸収率が変化する様子がLVP測定により観測されている。
しかしながら、回路の集積度が増大するにつれ、その故障解析は困難になってきている。例えば、電子ビーム装置による電位波形測定(EB測定)は、配線層数が8層前後まで増加している現状では、測定したい配線が露出していない場合が多いため困難である。また、レーザ電圧プローブ測定法(以下、LVP(Laser Voltage Probe)と参照される)は、チップ裏面からのレーザ照射により電位波形を測定する手法であり、配線層数が多くても利用可能である。しかし、分解能の不足により、90nm世代以降では全てのトランジスタを測定することは不可能である。
また、集積回路内部の電位波形を測定する方法として、次の方法も挙げられる。すなわち、FIB(収束イオンビーム)装置によって配線露出加工が実施された後、EB測定が行われる。ただし、この方法は非常に多くの作業時間を要する。そのため、まず故障診断ソフトウェアにより故障箇所のおおよその目安をつけ、その結果に基づいて測定により故障箇所を特定する必要がある。ここで、故障診断ソフトウェアは、集積回路の回路図とテスト結果をもとに、故障箇所の“推測”を行うソフトウェアである。また、その推測によって抽出される故障箇所は、「故障候補」と呼ばれている。
ここで、所望の回路の構造によっては、上記故障診断ソフトウェアにより推測される「故障候補」の数が非常に多くなる場合がある。どの故障候補が真の故障かを確認するための測定が必要であり、その測定においては、上述の通りFIB装置による配線露出加工が行われる。そのため、故障候補の数が多くなるにつれ測定時間が長くなり、故障解析に要する作業時間は増大してしまう。
非特許文献1には、少ない観測ポイントで故障解析の容易性を向上させるための観測ポイント選択方法が説明されている。その方法によれば、まず、ゲートレベルの回路接続情報(ネットリスト)を参照することにより、回路内部の全ノードに観測ポイントが挿入される。次に、外部からの観測では場所を特定することができない故障(等価故障)の数Npが算出される。この時点では、回路内の全ノードが観測可能なので、Npは0である。次に、観測ポイントが除去されてもNpが増大しないノードや、観測ポイントの除去によるNpの増大量が小さいノードから、観測ポイントが除去される。すなわち、Npの増大を最小限に抑えながら観測ポイントが除去される。これにより、少ない観測ポイント数で故障解析容易性が向上することが期待される。
非特許文献1によれば、観測ポイントの挿入位置が決定される際、回路のネットリストだけが用いられており、ノード毎の故障発生確率が考慮されていない。そのため、故障発生確率が低いノードに対して観測ポイントが無駄に挿入される可能性がある。より少ない観測ポイントで効率よく故障解析を容易化することができる回路設計システムに関する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2では、記憶部103と、故障候補抽出部109と、判断部111と、観測ポイント挿入部113とを備える回路設計システムが開示されている。図1は、特許文献2に開示される回路設計システムの構成を示すブロック図である。図1を参照すると、記憶部103には、ネットリストNETが格納される。故障候補抽出部109は、そのネットリストNETから等価故障群G〜G(Iは、1以上の整数)を抽出し、その等価故障群G(iは1以上I以下の整数)を示す故障候補データCANを生成する。
等価故障群Gには、複数のノードNi1〜NiJi(Jは等価故障群Gに含まれるノード数)が含まれる。判断部111は、複数のノードNi1〜NiJiから、故障解析に用いられる観測ポイントが挿入される対象ノードを決定する。ここで、判断部111は、ノード数Jに基づいて対象ノードを決定する。観測ポイント挿入部113は、その対象ノードに1つ以上の観測ポイントを挿入することによって、ネットリストNETを更新する。
特開2006−133122号公報 特開2007−122422号公報
Irith Pomeranz, Srikanth Venkataraman, and Sudhakar M.Reddy、 「Z-DFD: Design-for-Diagnosability based on the concept of z-detection」、 International Test Conference 2004 講演予稿集、2004年11月.
従来の回路設計システムにおいて、判断部は、複数のノードNi1〜NiJiから、故障解析に用いられる少なくとも1つの観測ポイントが挿入される対象ノードを決定する。観測ポイント挿入部は、その対象ノードに少なくとも1つの観測ポイントを挿入することによって、ネットリストを更新している。図2は、特許文献2に記載の回路設計システムによって設計された回路のレイアウトを示すレイアウト図である。図2に示されているように、その回路には、観測ポイントにレーザ電圧プローブ測定法で解析可能な素子(以下、LVP_PADと記載する場合も有る。)を新たに追加挿入している。しかしながら、クリティカルパス(最大遅延パス)に観測ポイントが挿入されると、遅延の増大によって回路全体の動作速度が低下する場合がある。このことが問題になる場合、従来の技術では、このとき、クリティカルパス(最大遅延パス)に該当しない箇所に選択的に、LVP_PADを挿入している。
以下に、[発明を実施するための形態]で使用される番号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記の課題を解決するために、集積回路の故障解析を実行するときの解析容易性改善効果の高い部分を観測点位置として特定する観測点特定部と、前記観測点位置に関する情報に基づいて、前記観測点位置に配置される素子を、故障解析装置による前記故障解析を適切に行うことが可能な解析対象素子に置換する素子置換実行部とを具備する回路設計支援装置を構成する。その素子置換実行部の作用によって、元々の回路の観測点位置に含まれる素子が、故障解析装置では解析困難な微細化素子の場合、その素子をトランジスタサイズの大きいものに置換する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、クリティカルパス(セットアップ遅延マージンが小さい回路領域)に観測ポイントを配置することが可能となる。
図1は、従来の回路設計システムの構成を示すブロック図である。 図2は、従来の回路設計システムによって設計された回路のレイアウトを示すレイアウト図である。 図3は、第1実施形態の回路設計支援装置1の構成を例示するブロック図である。 図4は、第1実施形態の回路設計支援装置1の接続関係を例示するブロック図である。 図5Aは、第1実施形態の回路設計支援機能ブロック24の具体的な動作の前半部分を例示するフローチャートである。 図5Bは、第1実施形態の回路設計支援機能ブロック24の具体的な動作の後半部分を例示するフローチャートである。 図6は、回路設計支援装置1で設計される集積回路13の構成を例示する回路図である。 図7は、第2実施形態の回路設計支援装置1の構成を例示するブロック図である。 図8は、第2実施形態の回路設計支援装置1の接続関係を例示するブロック図である。 図9Aは、第2実施形態の回路設計支援機能ブロック24の具体的な動作の前半部分を例示するフローチャートである。 図9Bは、第2実施形態の回路設計支援機能ブロック24の具体的な動作の後半部分を例示するフローチャートである。 図10は、第3実施形態の回路設計支援装置1の構成を例示するブロック図である。 図11は、第3実施形態の回路設計支援装置1の接続関係を例示するブロック図である。 図12Aは、第3実施形態の回路設計支援機能ブロック24の具体的な動作の前半部分を例示するフローチャートである。 図12Bは、第3実施形態の回路設計支援機能ブロック24の具体的な動作の後半部分を例示するフローチャートである。 図13は、第3実施形態の素子移動部42の動作を概念的に例示する平面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、実施の形態を説明するための図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図3は、本実施形態の回路設計支援装置1の構成を例示するブロック図である。回路設計支援装置1は、情報処理装置2と、入力装置3と、出力装置4とを含んでいる。情報処理装置2は、入力装置3と出力装置4とに接続されている。情報処理装置2は、コンピュータプログラムに示される手順に従って動作し、高速に情報処理を行う装置である。情報処理装置2は、入力、記憶、演算、制御および出力の5つの基本機能を備えている。入力装置3は、情報処理装置2へデータを入力するマンマシンインターフェースである。出力装置4は、情報処理装置2の処理結果を外部に出力するマンマシンインターフェースである。
情報処理装置2は、CPU(中央演算処理装置)5と、メモリ6と、大容量記憶領域(HDD)7とを備え、それらは、バス8を介して接続されている。情報処理装置2は、CPU(中央演算処理装置)5と、メモリ6と、大容量記憶領域(HDD)7とを含み、それらはバス8を介して接続されている。CPU(中央演算処理装置)5は、情報処理装置2に備えられた各種装置の制御やデータの処理を行う。CPU(中央演算処理装置)5は、入力装置3などから受け取ったデータを解釈して演算し、結果を出力装置などで出力する。メモリ6は、RAMなどに代表されるデータを記憶する記憶装置である。メモリ6は、CPU(中央演算処理装置)5が演算処理を実行するときに使用される。大容量記憶領域(HDD)7は、HDD(ハードディスクドライブ)に代表される記憶装置であり、本実施形態に関連する情報やデータを記憶している。
大容量記憶領域(HDD)7は、データ記憶領域11と、プログラム記憶領域12とを備えている。データ記憶領域11は、ネットリスト21と、素子レイアウトデータ22と、ライブラリ23とを格納することが可能なように構成されている。プログラム記憶領域12は、素子配置部31と、故障確率算出部32と、故障抽出部33と、解析容易性評価部34と、タイミング解析部35と、遅延計算部36と、置換素子決定部37と、素子置換部38と、配線部39とを格納することが可能なように構成されている。
以下に、図面を参照して、本実施形態を構成する各機能ブロックの接続関係について説明を行う。図4は、本実施形態の回路設計支援装置1の接続関係を例示するブロック図である。回路設計支援装置1は、回路設計支援機能ブロック24と、その回路設計支援機能ブロック24の前段に設けられた入力部27と、その回路設計支援機能ブロック24の後段に設けられた出力部28とを含んでいる。また、本実施形態の回路設計支援装置1において、出力部28と回路設計支援機能ブロック24との間には、配線部39が設けられている。
また、回路設計支援機能ブロック24は、観測点特定部25と、素子置換実行部26とを含んでいる。観測点特定部25は、ネットリスト21と素子レイアウトデータ22とに基づいて、観測点挿入による解析容易性改善効果が高い回路素子を選出する。その観測点特定部25は、故障確率算出部32と、故障抽出部33と、解析容易性評価部34とを含んでいる。
素子置換実行部26は、ネットリスト21と素子レイアウトデータ22とに基づいて、解析装置による解析が困難な回路素子を、解析可能な回路素子に置換する。その素子置換実行部26は、タイミング解析部35と、遅延計算部36と、置換素子決定部37と、素子置換部38とを含んでいる。
図4を参照すると、回路設計支援機能ブロック24の素子配置部31は、ネットリスト21の読み出しが可能なように構成されている。素子配置部31は、を読み出したネットリスト21に基づいて、素子配置処理を実行して、その実行結果である素子レイアウトデータ22を生成する。素子配置部31は、データ記憶領域11に格納されたネットリストを参照し、設計対象の回路に含まれるセル群の配置を行う。そして、素子配置部31は、そのセル群の配置を示す素子レイアウトデータ22を生成する。素子レイアウトデータ22は、データ記憶領域11に格納され、また、素子レイアウトデータ22は、セル間距離抽出部(図示されず)に出力される。セル間距離抽出部(図示されず)は、受け取った素子レイアウトデータ22が示すセル群の配置を基に、セル間の距離情報を抽出・算出する。そして、セル間距離抽出部(図示されず)は、得られたセル間距離を示すセル間距離データを生成する。そのセル間距離データは、観測点特定部25に出力される。
故障確率算出部32は、解析容易性評価部34に接続されている。また、故障確率算出部32は、素子レイアウトデータ22の読み出しが可能なように構成されている。故障確率算出部32は、その算出した故障確率を解析容易性評価部34に供給する。
故障抽出部33は、解析容易性評価部34に接続されている。また、故障抽出部33は、ネットリスト21の読み出しが可能なように構成されている。故障抽出部33は、等価故障を解析容易性評価部34に供給する。故障抽出部33は、ネットリストを参照して所望の回路中の「故障候補群」を抽出し、その故障候補群を示す故障候補データを生成する。ここで、故障候補とは、外部からの測定では場所を特定できない故障を意味し、故障診断ソフトウェアを用いてもその故障箇所を特定することはできない。場所を特定できない故障の集合である故障候補群は、「等価故障群、あるいは等価故障集合(equivalent fault class)」と参照される場合もある。故障抽出部33は、ネットリストから等価故障群を抽出し、その等価故障群を示す故障候補データを生成するとも言える。その故障候補データは、解析容易性評価部34に出力される。
故障候補群の各々は、複数のノードを含んでいる。故障解析に用いられる観測ポイントは、その複数のノードのうち少なくとも1つのノード(以下、「対象ノード」と参照される)に挿入される。その対象ノードを決定するのが、観測点特定部25である。観測点特定部25は、故障候補データとセル間距離データを受け取る。そして、観測点特定部25は、故障候補データで示される等価故障群に含まれる複数のノードのうち、どのノードに少なくとも1つの観測ポイントが挿入されるべきかを判断する。ここで、本実施の形態によれば、観測点特定部25は、セル間距離抽出部(図示されず)によって生成されたセル間距離データを参照しながら、少なくとも1つの対象ノードを選択・決定する。
より詳細には、観測点特定部25は、解析容易性評価部34を含んでいる。解析容易性評価部34は、素子置換実行部26の置換素子決定部37に接続されている。解析容易性評価部34は、故障確率算出部32と故障抽出部33とから供給される情報に基づいて、解析容易性を評価し、観測点挿入により解析容易性の改善効果が高い回路素子を選出する。また、解析容易性評価部34は、セル間距離データが示すセル間距離を参照することにより、等価故障群に含まれる複数のノードの「故障解析容易性」を算出・評価する。
このようにして、観測点特定部25は、少なくとも1つの対象ノードを決定し、その決定された対象ノードを示す観測ポイント挿入位置データを生成する。その観測ポイント挿入位置データは、素子置換実行部26に出力される。素子置換実行部26の置換素子決定部37は、得られた故障解析容易性に基づいて、複数のノードから対象ノードを選択・決定する。素子置換実行部26は、データ記憶領域11に格納されたネットリストを参照し、回路に含まれる対象ノードに少なくとも1つの観測ポイントを置換する。これにより、素子置換実行部26は、データ記憶領域11に格納されたネットリストを更新する。
タイミング解析部35は、ネットリスト21と素子レイアウトデータ22を読み出すことが可能なように構成されている。タイミング解析部35は、読み出したネットリスト21と素子レイアウトデータ22とに基づいて、タイミング解析を実行する。また、タイミング解析部35は、遅延計算部36と置換素子決定部37とに接続されている。タイミング解析部35は、タイミング解析の実行結果を、遅延計算部36または置換素子決定部37に供給する。
遅延計算部36は、置換素子決定部37に接続されている。遅延計算部36は、ネットリスト21を読み出すことが可能なように構成されている。遅延計算部36は、読み出したネットリスト21と、寄生容量や波形鈍りに関する情報に基づいて、遅延変動を計算する。
置換素子決定部37は、素子置換部38に接続されている。置換素子決定部37は、遅延計算部36から供給される遅延変動に関する情報と、タイミング解析部35から供給されるクリティカルパス、タイミングマージン、タイミング違反経路などに関する情報と、解析容易性評価部34から供給される解析容易性の改善効果が高い回路素子に関する情報を受け取る。
置換素子決定部37は、解析容易性の改善効果が高い回路素子(置換候補素子)を、解析可能な大きさの回路素子(解析対象素子)に置換した場合の遅延変動を、遅延計算部36から受け取った情報を参照して抽出する。素子置換処理を実行したときの遅延変動が、タイミングマージンの範囲内にある場合、置換素子決定部37は、素子置換部38に素子置換指示情報を供給する。
素子置換部38は、置換素子決定部37から受け取った素子置換指示情報に基づいて、ネットリスト21に対して実際に置換処理を実行する。素子配置部31は、置換処理を実行した後の新たなネットリスト21に対して、素子配置処理を実行し、新たに素子レイアウトデータ22を生成する。
回路設計支援機能ブロック24は、その新たなネットリスト21と新たな素子レイアウトデータ22を配線部39に供給する。配線部39は、その新たなネットリスト21と新たな素子レイアウトデータ22に対して、配線処理を実行し、配線レイアウトを構成する。
必要に応じて、上述の処理が繰り返される。必要な観測ポイントの置換処理が終了すると、配線部39は、データ記憶領域11からネットリスト21と素子レイアウトデータ22を読み出す。そして、配線部39は、ネネットリスト21及び素子レイアウトデータ22に基づいて、回路の配線、すなわち、セル間の配線を決定する。これにより、回路のレイアウトを示す配線レイアウトデータが作成される。作成された配線レイアウトデータは、出力部28から出力される。
以下に、本実施形態の回路設計支援機能ブロック24の動作について、説明を行う。図5Aは、第1実施形態の回路設計支援機能ブロック24の具体的な動作の前半部分を例示するフローチャートである。図5Bは、第1実施形態の回路設計支援機能ブロック24の具体的な動作の後半部分を例示するフローチャートである。ステップS101において、回路設計支援機能ブロック24の素子配置部31は、データ記憶領域11からネットリスト21を読み出して素子配置処理を実行する。素子配置部31は、その実行結果である素子レイアウトデータ22を生成して、データ記憶領域11に格納する。
ステップS102において、観測点特定部25の故障確率算出部32は、読み出した素子レイアウトデータ22に基づいて、回路の故障確率をネットごとに算出する。また、故障抽出部33は、読み出したネットリスト21に基づいて、等価故障を抽出する。そして、解析容易性評価部34は、等価故障数が多く、且つ、故障確率が高いネットを、故障解析困難と判断し、解析容易性を評価する。解析容易性評価部34は、評価した解析容易性に基づいて、観測点挿入により解析容易性の改善効果が高い回路素子(以下、置換候補素子と記載する場合もある)を選出する。
ステップS103において、タイミング解析部35は、タイミング解析を実行する。タイミング解析部35は、そのタイミング解析によって、寄生容量、波形鈍り、クリティカルパス、タイミングマージン、タイミング違反経路などに関する情報を得る。タイミング解析部35は、寄生容量や波形鈍りに関する情報を、遅延計算部36に供給する。また、タイミング解析部35は、クリティカルパス、タイミングマージン、タイミング違反経路などに関する情報を置換素子決定部37に供給する。
ステップS104において、遅延計算部36は、ネットリスト21に示される、解析装置による解析が困難な、微細な回路素子を、解析可能な大面積回路素子に置換した場合の、遅延変動を計算する。このとき、遅延計算部36は、ネットリスト21に含まれる全ての微細な回路素子に対し、大面積回路素子(以下、解析対象素子と記載する場合もある)に置換した場合の遅延変動を、各々について計算する。遅延計算部36は、計算によって得られた遅延変動に関する情報を置換素子決定部37に供給する。
ステップS105において、置換素子決定部37は、観測点特定部25の解析容易性評価部34から供給される情報に基づいて、置換候補素子を特定する。置換素子決定部37は、置換候補素子を解析対象素子に置換した場合の遅延変動を、遅延計算部36からの情報に基づいて求める。
ステップS106において、置換素子決定部37は、特定した置換候補素子を解析対象素子に置換したときの遅延変動が、タイミング解析部35から供給されるタイミングマージンに収まっているかの否かの判断を実行する。その判断の結果、タイミングマージンの範囲内の収まっているときは、処理はステップS107に進み、特定した置換候補素子を解析対象素子に置換させるための指示情報(置換指示情報)を生成する。また、タイミングマージンの範囲内の収まっていないときは、処理はステップS108に進む。このとき、タイミングマージンの範囲内の収まっていない素子を記録し、その素子に対する置換処理を動的に禁止しても良い。
ステップS108において、置換素子決定部37は、解析容易性評価部34から受け取った情報に基づいて全ての置換候補素子に対する検証が終了したか否かの判断を実行する。その判断の結果、検証が終了していない素子がある場合には、処理はステップS110に進み、新たな置換候補素子を特定した後、ステップS105に戻る。また、全ての置換候補素子に対する検証が終了している場合には、処理はステップS109に進む。
ステップS109において、素子置換部38は、置換素子決定部37が生成した置換指示情報を、受け取る。素子置換部38は、その置換指示情報に基づいて、データ記憶領域11に保持されているネットリスト21に対し、置換処理の実行可能な置換候補素子を、解析対象素子に置換して新たなネットリスト21とする。
図6は、本実施形態の回路設計支援装置1の効果を概念的に例示する回路図である。図6は、本実施形態の回路設計支援装置1によって設計される集積回路13の部分を例示している。図6の(a)は、解析容易性に基づいて、観測ポイント14に含まれる解析容易性の改善効果が高い回路素子(置換対象素子15)を特定したときの状態を例示している。図6の(b)は、その置換対象素子15を、解析装置による解析が可能な大面積回路素子(解析対象素子16)に置換したときの集積回路13を例示している。
従来の技術のように、新たな解析用素子(LVP_PAD)を挿入すると、回路の動作速度が低下する。そのため、セットアップ・タイミングマージンの小さいクリティカルパスに解析用素子(LVP_PAD)を挿入するのが困難であった。図6の(a)、図6の(b)に示されているように、本実施形態の回路設計支援装置1は、集積回路13に新たな解析用素子(LVP_PAD)を挿入するのではなく、置換対象素子15を解析対象素子16に置換する。トランジスタサイズの大きい素子に置換を行うと、多くの場合、回路動作が高速化する。これによって、集積回路13のクリティカルパスにも解析対象素子16を設けることが可能となる。
また、本実施形態の回路設計支援装置1は、新たな素子(LVP_PAD)を追加するのではなく、トランジスタサイズの大きい素子に置換することによって、解析容易化を実現している。素子のトランジスタサイズが大きくなっているため、新たな素子(LVP_PAD)の追加による新たなタイミング違反の発生を抑制することができる。
なお、上述の実施形態においては、本願発明の理解を容易にするために、観測ポイント14に1つの置換対象素子15が配置されている場合を例示している。本実施形態の回路設計支援装置1において、観測ポイント14に複数の置換対象素子15がある場合、その少なくとも1つを解析対象素子16に置換することが好ましい。また、複数の置換対象素子15が配置され、1つの置換対象素子15を解析対象素子16に置換した場合に、タイミング違反を発生させるとき、その二つ以上を置換することで、そのタイミング違反が解消する場合、複数の置換対象素子15を解析対象素子16に置換することが好ましい。
また、別の観測ポイント14−1に置換対象素子15−1が存在する場合で、観測ポイント14に存在する1個の置換対象素子15を解析対象素子16に置換した場合にタイミング違反を発生させるとき、置換対象素子15とともに置換対象素子15−1を置換することでそのタイミング違反が解消する場合は、置換対象素子15と置換対象素子15−1の両方に対して置換を行うことが好ましい。
[第2実施形態]
以下に、本発明の回路設計支援装置1の第2実施形態について説明を行う。図7は、第2実施形態の回路設計支援装置1の構成を例示するブロック図である。第2実施形態の回路設計支援装置1は、特定置換候補素子決定部41を備えている。特定置換候補素子決定部41は、セットアップ・タイミング違反経路に存在する微細な回路素子のうち、解析対象素子に置換することによって、タイミング違反を解消または軽減するものを特定置換候補素子とする。
図8は、第2実施形態の回路設計支援装置1の接続関係を例示するブロック図である。図8に示されているように、特定置換候補素子決定部41は、素子置換実行部26に含まれるように配置される。特定置換候補素子決定部41は、タイミング解析部35と、遅延計算部36と、置換素子決定部37とに接続されている。特定置換候補素子決定部41は、タイミング解析部35からタイミング違反経路情報を受け取る。また、特定置換候補素子決定部41は、遅延計算部36から遅延変動に関する情報を受け取る。特定置換候補素子決定部41は、タイミング違反経路情報と遅延変動に関する情報に基づいて、上述の特定置換候補素子を抽出する。
置換素子決定部37は、その特定置換候補素子に関する情報(特定置換候補素子情報)を受け取り、セットアップ・タイミング違反経路と、解析容易性の改善効果が高い回路素子とに対する置換処理を実行する。
以下に、第2実施形態の回路設計支援装置1の回路設計支援機能ブロック24の動作を説明する。図9Aは、第2実施形態の回路設計支援機能ブロック24の具体的な動作の前半部分を例示するフローチャートである。図9Bは、第2実施形態の回路設計支援機能ブロック24の具体的な動作の後半部分を例示するフローチャートである。
ステップS101からステップS104までの動作は第1実施形態と同様である。ステップS201において、特定置換候補素子決定部41は、タイミング解析部35からタイミング違反経路情報を受け取り、また、遅延計算部36から遅延変動に関する情報を受け取る。特定置換候補素子決定部41は、タイミング違反経路情報に基づいて、セットアップ・タイミング違反経路に存在する微細な回路素子を抽出する。特定置換候補素子決定部41は、抽出した回路素子のうち、解析対象素子に置換することによって、タイミング違反を解消、または、軽減するもの特定する。特定置換候補素子決定部41は、特定した回路素子を、特定置換候補素子とし、それらの一覧を含む情報(特定置換候補素子情報)を生成する。
ステップS202において、置換素子決定部37は、特定置換候補素子決定部41から受け取った特定置換候補素子情報と、遅延計算部36から受け取った遅延変動に関する情報に基づいて、特定置換候補素子を解析対象素子に置換した場合の遅延変動を求める。
ステップS203において、置換素子決定部37は、特定置換候補素子を解析対象素子に置換したときの遅延変動が、タイミング解析部35から供給されるタイミングマージンに収まっているかの否かの判断を実行する。その判断の結果、タイミングマージンの範囲内の収まっているときは、処理はステップS204に進み、特定置換候補素子を解析対象素子に置換させるための指示情報(置換指示情報)を生成する。また、タイミングマージンの範囲内の収まっていないときは、処理はステップS205に進む。
ステップS205において、置換素子決定部37は、全ての特定置換候補素子に対する検証が終了したか否かの判断を実行する。その判断の結果、検証が終了していない素子がある場合には、処理はステップS206に進み、新たな特定置換候補素子を特定した後、ステップS202に戻る。また、全ての特定置換候補素子に対する検証が終了している場合には、特定置換候補素子に対する処理は終了する。
回路設計支援機能ブロック24は、その後、特定置換候補素子以外で、解析容易性の改善効果が高い回路素子(置換候補素子)を、解析可能な大きさの回路素子(解析対象素子)に置換するための処理を行う。
第2実施形態の回路設計支援装置1は、セットアップ・タイミング違反を有する経路があった場合、そのタイミング違反の解消を行いつつ、解析容易性の改善効果が高い回路素子(置換候補素子)を、解析可能な大きさの回路素子(解析対象素子)に置換することが可能である。また、一般的な設計フローでは、タイミング違反を修正する場合、レイアウト技術者が違反経路上の素子を、解析容易性の改善効果に関わらず抽出している。そのため、解析容易性の改善効果の低い素子を選んでしまうことがあった。第2実施形態の回路設計支援装置1は、自動的に解析容易性の改善効果の高い素子と、タイミング違反経路上の素子とを照合してから選択することが可能である。これによって、作業の効率を向上させることが可能となり、集積回路の設計に係る時間やコストを低減させることができる。
[第3実施形態]
以下に、本発明の回路設計支援装置1の第3実施形態について説明を行う。図10は、第3実施形態の回路設計支援装置1の構成を例示するブロック図である。第3実施形態の回路設計支援装置1は、第1実施形態の回路設計支援装置1に、さらに、素子移動部42を備えている。素子移動部42は、置換候補素子を解析対象素子に置換した後の素子レイアウトを検証する。
図11は、第3実施形態の回路設計支援装置1の接続関係を例示するブロック図である。図11に示されているように、素子移動部42は、素子レイアウトデータ22の読み出しが可能なように構成されている。具体的には、第3実施形態の素子移動部42は、第1実施形態の動作を実行したことによって生成される、新たな素子レイアウトデータ22を読み出す。その新たな素子レイアウトデータ22に対し、素子の重なりが発見された場合、解析対象素子を移動させて、素子レイアウトデータ22を修正する。
図12Aは、第3実施形態の回路設計支援機能ブロック24の具体的な動作の前半部分を例示するフローチャートである。図12Bは、第3実施形態の回路設計支援機能ブロック24の具体的な動作の後半部分を例示するフローチャートである。第3実施形態の回路設計支援機能ブロック24は、ステップS101〜ステップS108まで、第1実施形態の回路設計支援機能ブロック24と同様に動作する。
ステップS301において、素子置換部38は、置換素子決定部37が生成した置換指示情報を受け取り、その置換指示情報に基づいて、データ記憶領域11に保持されているネットリスト21に対し、置換処理の実行可能な置換候補素子を、解析対象素子に置換して、新たなネットリスト21とする。その新たなネットリスト21に対し、素子配置部31は、素子配置処理を実行する。素子配置部31は、その実行結果である新たな素子レイアウトデータ22を生成して、データ記憶領域11に格納する。
ステップS302において、素子移動部42は、データ記憶領域11に保持されている新たな素子レイアウトデータ22を読み出し、素子に重なりがあるか否かの判断を実行する。その判断の結果、重なりを発見した場合、処理はステップS303に進み、解析対象素子を移動させて重なりを解消する。また、その判断の結果、重なりがなかった場合には、処理は終了する。
図13は、第3実施形態の素子移動部42の動作を概念的に例示する平面図である。図13の(a)は、集積回路13における置換対象素子15を特定時の状態を例示している。図13の(b)は、その置換対象素子15を解析対象素子16に置換したときの集積回路13の状態を例示している。図13の(c)は、解析対象素子16の移動が完了したときの集積回路13の状態を例示している。
図13の(b)を参照すると、置換対象素子15として特定された第1インバータINV1を解析対象素子16に置換したとき、重なり領域17に重なりが発生している。素子移動部42は、その重なり領域17の重なりを解消するために、空き領域を探す。素子移動部42は、見つけた空き領域に、その解析対象素子16を移動させる。
第3実施形態の回路設計支援装置1は、素子置換によって素子の重なりが発生した場合に、その素子の重なりを解消することが可能である。これによって、正常に動作するように回路レイアウトを構成することができる。
さらに、第3実施形態の回路設計支援装置1において、素子移動部42は、置換対象素子15の移動距離が所定の値よりも大きい場合に、その解析対象素子16を置換対象素子15に戻し、かつ、元の位置に配置する機能を備えていても良い。
解析対象素子16の移動距離が大きい場合に、配線長が長くなり、それによって寄生容量が増加することがある。その寄生容量の増加によって、回路の動作速度が遅くなると、タイミング違反が発生してしまう場合がある。素子移動部42は、タイミング違反が発生する場合、その置換対象素子15を解析対象素子16に置換することなく、集積回路13に配置する。
以下に、素子移動部42が、置換した素子をもとに戻すか否かの判断に関する動作を例示する。素子移動部42は、まず、素子の移動距離をL、配線の単位長あたりの寄生容量をCunitとする。このとき、配線の寄生容量の増大分CWIREは、次式となる。
WIRE=Cunit×L
そして、素子移動部42は、寄生容量の増大分CWIREが置換した素子の入出力ネットに追加された場合の遅延変動が、タイミングマージンを上回っている場合は,当該素子を置換前の座標・素子に戻す処理を行う。
遅延変動の計算は、遅延計算部36で行っている計算と同様である。また、素子の移動距離Lの計算は、直線距離を利用するもの他に、マンハッタン距離を利用するものなどでもよい。素子の移動距離が大きいほど、寄生容量の増大分CWIREも大きくなり、タイミング違反が発生しやすくなる。従って、素子置換のキャンセル処理が行われる可能性も高くなる。また、素子の移動によって、タイミング違反が発生する場合のみ、素子置換のキャンセル処理が行われる。そのため、素子移動によるタイミング違反の発生を回避する技術として有効である。
以上、本願発明の実施の形態を具体的に説明した。本願発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。また、上述の複数の実施形態は、その構成・動作に矛盾が生じない範囲において、組み合わせて実施することが可能である。
1…回路設計支援装置
2…情報処理装置
3…入力装置
4…出力装置
5…CPU(中央演算処理装置)
6…メモリ
7…大容量記憶領域(HDD)
8…バス
11…データ記憶領域
12…プログラム記憶領域
13…集積回路
14…観測ポイント
15…置換対象素子
16…解析対象素子
17…重なり領域
21…ネットリスト
22…素子レイアウトデータ
23…ライブラリ
24…回路設計支援機能ブロック
25…観測点特定部
26…素子置換実行部
27…入力部
28…出力部
31…素子配置部
32…故障確率算出部
33…故障抽出部
34…解析容易性評価部
35…タイミング解析部
36…遅延計算部
37…置換素子決定部
38…素子置換部
39…配線部
41…特定置換候補素子決定部
42…素子移動部

Claims (18)

  1. 設計されるべき集積回路の故障解析を実行するときの解析容易性の改善効果の高い部分を観測点位置として特定する観測点特定部と、
    前記観測点位置に関する情報に基づいて、前記観測点位置に配置される素子を、故障解析装置による前記故障解析を適切に行うことが可能な解析対象素子に置換する素子置換実行部と
    を具備し、
    前記素子置換実行部は、
    ネットリストに示される前記集積回路のタイミング解析を行うタイミング解析部と、
    前記タイミング解析部による前記タイミング解析の実行結果と前記ネットリストとに基づいて前記集積回路の遅延を計算する遅延計算部と、
    前記集積回路において、前記観測点位置に配置されている前記素子を、置換候補素子として特定する置換素子決定部と、
    前記ネットリスト内の前記置換候補素子を前記解析対象素子で置換することにより前記ネットリストを更新して新たなネットリストを構成する素子置換部と
    を備え、
    前記遅延計算部は、
    前記集積回路に配置される前記置換候補素子を前記解析対象素子に置換したときの遅延変動を算出し、
    前記置換素子決定部は、
    前記置換候補素子を前記解析対象素子に置換したときの前記遅延変動が、予め設定されたタイミングマージンの範囲内のとき、前記置換候補素子を前記解析対象素子に置き換えるように、前記素子置換部に指示を出し、
    前記素子置換部は、
    前記置換素子決定部からの前記指示に応答して、前記置換候補素子を前記解析対象素子に置き換えて前記新たなネットリストを構成する
    回路設計支援装置。
  2. 請求項1に記載の回路設計支援装置において、
    前記置換素子決定部は、
    前記遅延変動が、予め設定されたタイミングマージンの範囲を超えるとき、前記置換候補素子の前記解析対象素子への置換を禁止する
    回路設計支援装置。
  3. 請求項2に記載の回路設計支援装置において、
    前記置換素子決定部は、
    前記観測点位置に前記置換候補素子が複数個含まれるときに、前記複数個の置換候補素子の少なくとも1つを前記解析対象素子に置換したときの前記遅延変動が、前記予め設定されたタイミングマージンの範囲内のとき、前記置換候補素子を前記解析対象素子に置き換えるように、前記素子置換部に指示を出す
    回路設計支援装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の回路設計支援装置において、
    前記ネットリストに基づいて素子レイアウトデータを生成する素子配置部を更に備え、
    前記タイミング解析部は、
    前記ネットリストと前記素子レイアウトデータとに基づいて構成される前記集積回路のタイミング解析を実行する
    回路設計支援装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の回路設計支援装置において、
    配線レイアウトを実行する配線部を更に備え、
    前記配線部は、
    前記ネットリストと、前記素子レイアウトデータとに基づいて構成される前記集積回路の配線レイアウトを決定し、
    前記観測点特定部は、
    前記配線部によって構成された前記配線レイアウトを参照し、前記ネットリストと前記素子レイアウトデータと前記配線レイアウトに基づいて前記解析容易性効果を高い部分を前記観測点位置として特定する
    回路設計支援装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の回路設計支援装置において、
    前記素子置換実行部は、さらに、置換候補素子抽出部を備え、
    前記置換候補素子抽出部は、
    前記タイミング解析部が出力するセットアップ・タイミング違反の経路を示すタイミング違反経路情報と、前記遅延計算部が出力する前記遅延変動の情報とに基づいて、前記セットアップ・タイミング違反の経路上に存在し、かつ、素子サイズを増大させることにより前記セットアップ・タイミング違反を解消または軽減できる前記素子を前記置換候補素子として抽出し、前記抽出された前記置換候補素子の一覧を含む置換候補素子情報を、前記素子置換決定部に供給し、
    前記置換素子決定部は、
    前記置換候補素子を前記解析対象素子に置換したときの前記遅延変動が、前記予め設定されたタイミングマージンの範囲内のとき、前記置換候補素子を前記解析対象素子に置き換えるように、前記素子置換部に指示を出す
    回路設計支援装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の回路設計支援装置において、
    さらに、素子移動部を含み、
    前記素子移動部は、
    前記置換候補素子に隣接する素子と、前記解析対象素子とに重なりが発生する場合に、前記解析対象素子を、空き領域に移動する
    回路設計支援装置。
  8. 請求項7に記載の回路設計支援装置において、
    前記素子移動部は、
    前記解析対象素子と前記空き領域との距離が、規定値を超える場合には、前記解析対象素子を置換前の前記置換候補素子に戻す
    回路設計支援装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の回路設計支援装置において、
    前記観測点特定部は、
    回路中で外部測定では故障箇所の特定ができない部分である等価故障群G〜G(Iは、1以上の整数)を前記ネットリストから抽出し、前記等価故障群G(i=1〜I)に含まれるネット数がJ(i=1〜I)であり、前記等価故障群Gに故障が含まれる確率がP(i=1〜I)であるとき、前記等価故障群Gに対するパラメータD(i=1〜I)が、次式: D=J・P
    で定義され、前記パラメータDの和が解析困難度Mと定義され、観測点挿入による前記解析困難度Mの減少率が前記解析容易性改善効果と定義されるとき、前記解析容易性改善効果に基づいて、前記観測点を挿入する位置を前記観測点位置とする
    回路設計支援装置。
  10. 請求項9に記載の回路設計支援装置において、
    前記観測点特定部は、
    前記等価故障群Gに故障が含まれる前記確率Pを、前記等価故障群Gに含まれる配線の総延長、前記配線に隣接する隣接配線と前記配線との距離、前記配線と前記隣接配線との並走距離、および、前記等価故障群Gに含まれるビア数の少なくとも1つに基づいて算出する
    回路設計支援装置。
  11. 設計されるべき集積回路の故障解析を実行するときの解析容易性改善効果の高い部分を観測点位置として特定する観測点特定ステップと、
    前記観測点位置に関する情報に基づいて、前記観測点位置に配置される素子を、故障解析装置による前記故障解析を適切に行うことが可能な解析対象素子に置換する素子置換実行ステップと
    を具備し、
    前記素子置換実行ステップは、
    (a)ネットリストに示される集積回路のタイミング解析を行なうステップと、
    (b)前記タイミング解析の実行結果と前記ネットリストとに基づいて前記集積回路の遅延を計算するステップと、
    (c)前記集積回路において、前記観測点位置に配置されている前記素子を、置換候補素子として特定するステップと、
    (d)前記ネットリスト内の前記置換候補素子を前記解析対象素子で置換することにより前記ネットリストを更新して新たなネットリストを構成するステップと
    を備え、
    前記(b)ステップは、
    前記集積回路に配置される前記置換候補素子を前記解析対象素子に置換したときの遅延変動を算出するステップを含み、
    前記(c)ステップは、
    前記置換候補素子を前記解析対象素子に置換したときの前記遅延変動が、予め設定されたタイミングマージンの範囲内のとき、前記置換候補素子を前記解析対象素子に置き換えるように、置換指示を出すステップを含み、
    前記(d)ステップは、
    前記置換指示に応答して、前記置換候補素子を前記解析対象素子に置き換えて前記新たなネットリストを構成するステップを含み、
    前記(c)ステップは、
    前記遅延変動が、予め設定されたタイミングマージンの範囲を超えるとき、前記置換候補素子の前記解析対象素子への置換を禁止するステップを含む
    回路設計支援方法。
  12. 請求項11に記載の回路設計支援方法において、
    前記(c)ステップは、
    前記観測点位置に前記置換候補素子が複数個含まれるときに、前記複数個の置換候補素子の少なくとも1つを前記解析対象素子に置換したときの前記遅延変動が、前記予め設定されたタイミングマージンの範囲内のとき、前記置換候補素子を前記解析対象素子に置き換えるように、前記置換指示を出すステップを含む
    回路設計支援方法。
  13. 請求項11又は12に記載の回路設計支援方法において、
    前記ネットリストに基づいて素子レイアウトデータを生成するステップを更に備え、
    前記(a)ステップは、
    前記ネットリストと前記素子レイアウトデータとに基づいて構成される前記集積回路のタイミング解析を実行する
    回路設計支援方法。
  14. 請求項11乃至13の何れか1項に記載の回路設計支援方法において、
    前記ネットリストと、前記素子レイアウトデータとに基づいて構成される前記集積回路の配線レイアウトを決定する配線レイアウト実行ステップを含み、
    前記観測点特定ステップは、
    前記配線レイアウト実行ステップによって構成された前記配線レイアウトを参照し、前記ネットリストと前記素子レイアウトデータと前記配線レイアウトに基づいて前記解析容易性改善効果高い部分を前記観測点位置として特定するステップを含む
    回路設計支援方法。
  15. 請求項11乃至14の何れか1項に記載の回路設計支援方法において、
    前記素子置換実行ステップは、
    (e)置換候補素子を抽出するステップを更に備え、
    前記(e)ステップは、
    ットアップ・タイミング違反の経路を示すタイミング違反経路情報と、前記遅延変動の情報とに基づいて、前記セットアップ・タイミング違反の経路上に存在し、かつ、素子サイズを増大させることにより前記セットアップ・タイミング違反を解消または軽減できる前記素子を前記置換候補素子として抽出するステップと、
    前記抽出された前記特定置換候補素子の一覧を含む特定置換候補素子情報を供給するステップを含み、
    前記(c)ステップは、
    前記置換候補素子を前記解析対象素子に置換したときの前記遅延変動が、前記予め設定されたタイミングマージンの範囲内のとき、前記置換候補素子を前記解析対象素子に置き換えるように、前記置換指示を出すステップを含む
    回路設計支援方法。
  16. 請求項11乃至15の何れか1項に記載の回路設計支援方法において、
    前記置換候補素子に隣接する素子と、前記解析対象素子とに重なりが発生する場合に、前記解析対象素子を、空き領域に移動する素子移動ステップを更に含む
    回路設計支援方法。
  17. 請求項16に記載の回路設計支援方法において、
    前記素子移動ステップは、
    前記解析対象素子と前記空き領域との距離が、規定値を超える場合には、前記解析対象素子を置換前の前記置換候補素子に戻すステップを含む
    回路設計支援方法。
  18. コンピュータを集積回路の設計を支援する回路設計支援装置として機能させるための手順を示す回路設計支援プログラムであって、
    前記回路設計支援プログラムは、前記コンピュータに、請求項11乃至17の何れか1項に記載の回路設計支援方法を実行させる
    プログラム。
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