JP5652003B2 - 遅延解析プログラム,遅延解析装置および遅延解析方法 - Google Patents
遅延解析プログラム,遅延解析装置および遅延解析方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5652003B2 JP5652003B2 JP2010126491A JP2010126491A JP5652003B2 JP 5652003 B2 JP5652003 B2 JP 5652003B2 JP 2010126491 A JP2010126491 A JP 2010126491A JP 2010126491 A JP2010126491 A JP 2010126491A JP 5652003 B2 JP5652003 B2 JP 5652003B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- delay
- input
- simultaneous switching
- value
- input cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F30/00—Computer-aided design [CAD]
- G06F30/30—Circuit design
- G06F30/32—Circuit design at the digital level
- G06F30/33—Design verification, e.g. functional simulation or model checking
- G06F30/3308—Design verification, e.g. functional simulation or model checking using simulation
- G06F30/3312—Timing analysis
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F2119/00—Details relating to the type or aim of the analysis or the optimisation
- G06F2119/12—Timing analysis or timing optimisation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Evolutionary Computation (AREA)
- Geometry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
Description
(1) 1本の活性化パスが支配的なケース。つまり、2以上の活性化パスのうちの1本のパス遅延値が他の活性化パスのパス遅延値よりも明らかに大きく、この1本の活性化パスが、ディレイテストで得られる測定値を決定するケース。
(2) 同時スイッチングが発生しているケース。つまり、2以上の活性化パスの信号が、多入力セルに対し、同じまたはほぼ同じタイミングで入力する、即ち2以上の活性化パスのパス遅延値が同一またはほぼ同一であり、これら2以上の活性化パスの全てが、ディレイテストで得られる測定値を決定するケース。
また、他の側面では、同時スイッチングを考慮した遅延要因の解析を高精度又は高速に行なえるようにすることである。
同時スイッチングを考慮した遅延要因の解析が高精度または高速に行なわれる。
〔1〕本実施形態の遅延解析装置の構成
図1は、本実施形態の遅延解析装置1の機能構成を示すブロック図である。
この図1に示す遅延解析装置1は、一般的なパーソナルコンピュータ等の計算機から構成され、処理部10および記憶部20を有するほか、設計者によって操作され各種情報を本装置1に入力するマンマシンインタフェース(図示略)を有している。なお、処理部10は、CPU(Central Processing Unit)等であり、記憶部20は、RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory),ハードディスク等の内部記憶装置であってもよいし、外部記憶装置であってもよい。
また、記憶部20は、後述するディレイテスト結果データベース21,ネットリスト22,SDF(Standard Delay Format)ファイル23および多入力セル特性情報データベース24を格納するとともに、設計者によって設定される各種情報、例えば後述する閾値Xや係数kなども格納する。
(a1)各ディレイテストを特定する識別情報。例えば、図1中の“T1”参照。
(a2)各ディレイテストで活性化したパスを特定する識別情報。例えば、図1中の“p2, p4, p5,…”参照。
(a3)各ディレイテストで得られた遅延時間の測定値。つまり、実チップ上の活性化パスにおいて信号が入力側FF101から出力側FF102までに到達する時間の測定値。例えば、図1中の“823[ps]”参照。
SDFファイル(遅延情報ファイル)23は、実チップ上の多入力セルを含む回路素子の遅延情報、つまり信号がセルに入力してから当該セルから出力されるまでの時間の予測値や予測範囲を、セルの種類(セルタイプ)毎に遅延情報として保持している。この予測値や予測範囲は、各セルの設計情報に基づきシミュレーションツール等によって予め算出される。ここで、予測値は、通常、ティピカル値と呼ばれる平均値である。また、予測範囲は、予測値の上限値(max)および下限値(min)によって規定される。このとき、図18(A)〜図18(D)を参照しながら説明した同時スイッチングノイズが発生する可能性のある多入力セルについては、図18(B)や図18(D)に示した想定値DAまたはDBに相当する値が、予測値または予測範囲として算出され、SDFファイル23に保持される。
(b2)これらの解析対象パス上における多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性に関する情報。この情報は、多入力セルを特定する識別情報に対応付けられている。また、この情報は、判定部12による判定結果であり、上述した通り、発生可能性の有無を示す二値情報を含む。発生可能性の高さに応じた値(後述)を算出する場合、本情報には、前記入力タイミングも含まれている。
(b3)上述したディレイテストで取得され各解析対象パスに割り当てられた測定値。以下では、パスpの実チップ上での遅延時間の測定値をd_silicon(p)と表記する場合がある。
(b4)各解析対象パスについて、シミュレーションツール等によって予め算出されて取得された遅延時間の予測値。以下では、パスpの予測値をd_predict(p)と表記する場合がある。
また、入力タイミングとして予測範囲を算出する場合、算出部14は、SDFファイル23から、各回路素子の遅延時間の予測範囲を規定する上限値(max)および下限値(min)を遅延情報として取得する。この場合、算出部14は、各回路素子の上限値どうしを加算することにより、多入力セルまでの遅延時間の予測範囲の上限値を算出する一方、各回路素子の下限値どうしを加算することにより、多入力セルまでの遅延時間の予測範囲の下限値を算出する。
次に、上述のごとく構成された本実施形態の遅延解析装置1の具体的な機能や動作について、図2〜図15を参照しながら説明する。
〔2−1〕全体的な処理の流れ
まず、図2に示すフローチャート(ステップS10〜S100)に従って、遅延解析装置1における全体的な処理の流れについて説明する。
遅延解析装置1においては、処理部10により、記憶部20のディレイテスト結果データベース21から、ディレイテスト結果が一つ抽出され(ステップS10)、そのディレイテスト結果に対し、以下のステップS20〜S70の処理が実行される。
次に、図3〜図11を参照しながら、図2のステップS50における処理、つまりは判定部12,算出部14および修正部15の機能および動作について説明する。なお、後述する判定動作の第1態様および第2態様では、予測値や予測範囲の修正処理が行なわれないので、修正部15の機能は不要である。また、後述する判定動作の第3態様および第4態様では、予測値や予測範囲の修正処理が行なわれるので、修正部15の機能が必要とされる。
図3に示すフローチャート(ステップS51〜S53)に従って、本実施形態の判定部12による判定動作の第1態様について説明する。なお、図4は本実施形態の判定部12による判定動作の第1態様を説明するための図である。
まず、ステップS51において、算出部14により、図2のステップS40で抽出された多入力セルgに入力する各活性化パスの遅延時間の予測値が、パス遅延値として算出される。このとき、算出部14は、SDFファイル23から、抽出された多入力セルまでの活性化パス上における回路素子の遅延時間のティピカル値(平均値)を遅延情報として取得する。そして、回路素子のティピカル値と回路素子間の配線長に応じた遅延値とを加算することにより、各活性化パスの遅延時間の予測値が算出される。
d_g(Pmax)−d_g(Pi)≦X (1)
このように上記(1)式を満たす入力パスPiが存在する場合(ステップS52のYESルート)、パスPmaxおよびPi(図4に示す例ではパスpaおよびpd)が、同時スイッチングの発生要因となる活性化パス(対象パス)として特定され抽出される。また、ゲートgにおいて同時スイッチングが発生している可能性が有ると判定される(ステップS53)。
図5に示すフローチャート(ステップS51a〜S53a)に従って、本実施形態の判定部12による判定動作の第2態様について説明する。なお、図6は本実施形態の判定部12による判定動作の第2態様を説明するための図である。
まず、ステップS51aにおいて、算出部14により、図2のステップS40で抽出された多入力セルgに入力する各活性化パスの遅延時間の予測範囲が、パス遅延値の範囲として算出される。このとき、算出部14は、SDFファイル23から、抽出された多入力セルまでの活性化パス上における回路素子の遅延時間の上限値(max)および下限値(min)を遅延情報として取得する。そして、回路素子の上限値と回路素子間の配線長に応じた遅延値とを加算することにより、各活性化パスの遅延時間の予測範囲の上限値が算出される。同様に、回路素子の下限値と回路素子間の配線長に応じた遅延値とを加算することにより、各活性化パスの遅延時間の予測範囲の下限値が算出される。これにより、各活性化パスの遅延時間の予測範囲(上限値および下限値)が算出される。
d_g(Pmax)_min−d_g(Pi)_max≦X (2)
以下に説明する判定動作の第3態様および第4態様では、それぞれ、上述の第1態様および第2態様において、ステップS51,S51aで算出された予測値や予測範囲に対し修正部15による修正が施されてから、判定部12による判定が行なわれる。
ここで、まず、図7を参照しながら、第3態様および第4態様において修正部15によって予測値や予測範囲の修正を行なう理由について簡単に説明する。なお、図7は本実施形態の遅延解析装置1の判定部12による判定動作の第3および第4態様を説明するための図である。
このとき、各パスの遅延予測値500[ps], 510[ps], 780[ps], 820[ps]はいずれもSDFファイル23における回路素子の遅延情報を単純に加算することにより算出されており、その予測値の算出に、同時スイッチングによって生じる、遅延時間の増減〔図18(B)や図18(D)参照〕は全く考慮されていない。
なお、修正部15による予測値または予測範囲の修正に際しては、多入力セルの入力側に存在する他の多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性判定結果が必要になる。このため、以下の判定動作の第3態様および第4態様では、図2のステップS70において判定対象の多入力ゲートを抽出すべく出力側FFから活性化パスのバックワードトレースを行なった後、入力側FFから活性化パスのフォワードトレースを行なう。そして、入力側の多入力パスから順に判定部12による同時スイッチングの発生可能性判定を行なうことになる。
ここでは、ゲートgaに対する判定処理(ステップS51,S55〜S57)は既に終了し、ゲートgaから活性化パスをフォワードトレースして得られたゲートgbが判定対象になっているものとする。つまり、ステップS51においては、算出部14により、ゲートgbに入力する各活性化パスの遅延時間の予測値(ティピカル値)がパス遅延値として算出される。この算出処理は、図3に示す第1態様と同様であるので、その説明は省略する。なお、ここでは、図7や図9に示すように、パスpa, pbの遅延予測値d_g(pa)およびd_g(pb)として、それぞれ780[ps], 820[ps]が算出されている。
このとき、修正部15は、記憶部20から、上述のごとく予め設定された係数kを読み出すとともに、特定情報データベース24から、ゲートgaの出力信号の遷移に応じた特性、ここでは例えば「出力信号の立ち下がり時に遅延時間増加」を読み出す。また、修正部15は、SFDファイル23から、ゲートgaの遅延時間の予測値(ここではティピカル値)d_gaを読み出す。
なお、ゲートgaの出力信号の遷移に応じた特性が、例えば「出力信号の立ち上がり時に遅延時間減少」であった場合、修正部15は、図18(D)に示す減少分に相当する値としてd_ga*kを算出し、この値d_ga*kを、入力パスpaの遅延予測値d_g(pa)から減算することにより、入力パスpaの遅延予測値d_g(pa)を修正する。
図10に示すフローチャート(ステップS51a,S54a〜S57a)に従って、本実施形態の判定部12による判定動作の第4態様について説明する。なお、図11は本実施形態の判定部12による判定動作の第4態様を説明するための図である。
ここでは、第3態様と同様、ゲートgaに対する判定処理(ステップS51a,S55a〜S57a)は既に終了し、ゲートgaから活性化パスをフォワードトレースして得られたゲートgbが判定対象になっているものとする。つまり、ステップS51においては、算出部14により、ゲートgbに入力する各活性化パスの遅延時間の予測範囲がパス遅延範囲として算出される。この算出処理は、図5に示す第2態様と同様であるので、その説明は省略する。ここでは、図11に示すように、パスpaの遅延予測範囲として当該範囲の上限値d_g(pa)_max=785[ps]および下限値d_g(pa)_min=775[ps]が算出され、パスpbの遅延予測範囲として当該範囲の上限値d_g(pb)_max=825[ps]および下限値d_g(pa)_min=815[ps]が算出されるものとする。なお、図7や図11に示すように、パスpa, pbの遅延時間のティピカル値は、それぞれ780[ps], 820[ps]とする。
このとき、修正部15は、記憶部20から、上述した係数kを読み出すとともに、特定情報データベース24から、ゲートgaの出力信号の遷移に応じた特性、ここでは例えば「出力信号の立ち下がり時に遅延時間増加」を読み出す。また、修正部15は、SDFファイル23から、ゲートgaの遅延時間の予測値(ここではティピカル値)d_gaを読み出す。
なお、ゲートgaの出力信号の遷移に応じた特性が、例えば「出力信号の立ち上がり時に遅延時間減少」であった場合、修正部15は、図18(D)に示す減少分に相当する値としてd_ga*kを算出し、この値d_ga*kを、入力パスpaの遅延予測範囲の下限値d_g(pa)_minから減算することにより、入力パスpaの遅延予測範囲を修正する。
次に、図12〜図15を参照しながら、図2のステップS90における処理、つまりは解析部13の機能および動作について説明する。本実施形態の解析部13は、以下に説明するようなスピードパス解析を実行することにより、実チップでの遅延要因の一つとして多入力セルでの同時スイッチングを考慮した解析を行なう。
(c1) 多入力セルgj (j=1〜x)が解析対象パスPi上に存在し且つ同時スイッチングの発生可能性が有る場合に“1”(またはその可能性の高さに応じた正の値)
(c2) 多入力セルgjが解析対象パスPi上に存在するが同時スイッチングの発生可能性が無い場合または多入力セルgjが解析対象パスPi上に存在しない場合に“0”
ここで、図12(A)〜図14(A)を参照しながら、第1態様の特徴「同時スイッチング疑い」の具体例について説明する。図14(A)に示す回路構成例において、解析対象パスPi, Pj上のNANDゲートg1, g2が、判定部12によって、同時スイッチングの発生可能性有りと判定されているものとする。このとき、図12(A)および図13(A)に示すように、パスPi, Pjの特徴ベクトルF(Pi), F(Pj)のそれぞれに、NANDゲートg1, g2の特徴「同時スイッチング疑い」が、ベクトル成分fg1_Pi, fg2_Piまたはfg1_Pj, fg2_Pjとして設定されている。
(d1) NANDゲートがパスPi上に存在し且つ同時スイッチングの発生可能性が有る場合に“1”(またはそのNANDゲートの数またはそのゲート数に比例した正の値)
(d2) NANDゲートがPi上に存在するが同時スイッチングの発生可能性が無い場合またはNANDゲートがPi上に存在しない場合に“0”
(e1) NORゲートがパスPi上に存在し且つ同時スイッチングの発生可能性が有る場合に“1”(またはそのNORゲートの数またはそのゲート数に比例した正の値)
(e2) NORゲートがPi上に存在するが同時スイッチングの発生可能性が無い場合またはNORゲートがPi上に存在しない場合に“0”
ここで、ディレイテストによって取得され各解析対象パスPiに割り当てられる遅延時間の測定値を“d_silicon(Pi)”とし、各解析対象パスPiについてツール等によって算出された遅延時間の予測値を“d_predict(Pi)”とすると、これらの測定値と予測値との差Δd(Pi)は、下記(3)式のように与えられる。
d_silicon(Pi)=d_predict(Pi)+Δd(Pi) (3)
Δd(Pi)=w1*f1_Pi+w2*f2_Pi+…+wi*fi_Pi+…+wN*fN_Pi (4)
このように、解析部13は、多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性に関する情報、つまり「同時スイッチング疑い」の特徴fgj_Piまたはfnand_Pi, fnor_Piに対する重み係数wgjまたはwNAND, wNORの値に基づいて、同時スイッチングの発生状況を特定する(図2のステップS100)。
本実施形態によれば、一つのディレイテスト結果から、ネットリスト22やSDFファイル23などを用いて、同時スイッチングの発生可能性の有る多入力セルが抽出される。このような多入力セルが存在する場合、その多入力セルに係る2以上の活性化パスに、ディレイテスト結果で得られた遅延時間の測定値が割り当てられる。つまり、同時スイッチングの発生可能性が有る場合には、一つのディレイテスト結果について活性化パスを一本に絞り込まず、2以上の活性化パス、および、同時スイッチングを起こしうる多入力セルが故障解析の対象として取り扱われる。そして、各パスの特徴として「同時スイッチング疑い」が導入され、同時スイッチングを考慮した遅延要因の解析が行なわれる。これにより、多入力セルにおいて同時スイッチングが発生している可能性の有無が高速に判定されるとともに、同時スイッチングを考慮した遅延要因の解析が高精度かつ高速に行なわれる。つまり、同時スイッチングを起こしている多入力セル、あるいは、多入力セルタイプを正確かつ高速に特定することができる。
判定動作の第2態様によれば、判定部12において、上記(2)式に基づきゲートgでの同時スイッチングの発生可能性の有無が判定されるので、前述した第1態様よりも厳しい条件で、同時スイッチングの発生可能性の有無が判定される。従って、同時スイッチングが発生している可能性の高い多入力セルや、同時スイッチングの発生要因となる活性化パスがより多く見出され、その活性化パスに、ディレイテストで得られた測定値が割り当てられる。これにより、より多くの同時スイッチングに係る情報を用い、実チップでの遅延要因の一つとして多入力セルでの同時スイッチングを考慮した解析を行なうことができる。
また、図12(B),図13(B)および図14(B)に示す第2態様の特徴「同時スイッチング疑い」によれば、第1態様の特徴ベクトルに比べベクトル成分(特徴)の数が少なくなり解析部13での解析処理を高速化できるほか、どのタイプの多入力セルが同時スイッチングを起こしたかを確実に特定することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
なお、上述した実施形態では、多入力セルが、NANDゲートやNORゲートである場合について説明したが、これらのタイプのゲートに限定されるものではない。
また、上述した抽出部11,判定部12,解析部13,算出部14および修正部15としての機能の全部もしくは一部は、コンピュータ(CPU,情報処理装置,各種端末を含む)が所定のアプリケーションプログラム(遅延解析プログラム)を実行することによって実現される。
以上の本実施形態を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
実チップに対する遅延試験の結果に基づき遅延要因を解析する遅延解析装置であって、
前記遅延試験時に信号が伝播した活性化パスが複数存在する場合、2以上の活性化パスが入力されている多入力セルを抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記多入力セルについて、前記2以上の活性化パスにおける各信号の前記多入力セルへの入力タイミングに基づき、同時スイッチングが発生している可能性の有無を判定する判定部と、
前記判定部による判定結果および前記遅延試験の結果に基づき、同時スイッチングの発生状況を前記遅延要因の一つとして解析する解析部とを有する、遅延解析装置。
前記判定部は、前記多入力セルにおいて同時スイッチングが発生している可能性が有ると判定した場合、前記多入力セルに入力する前記2以上の活性化パスを2以上の対象パスとして特定し、前記2以上の対象パスに、前記遅延試験で取得された遅延時間の測定値を割り当て、前記2以上の対象パスに関する情報と前記遅延時間の測定値とを、前記多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性に関する情報とともに、前記判定結果として前記解析部に対し通知する、付記1記載の遅延解析装置。
前記実チップのネットリストと、前記実チップの多入力セルを含む回路素子の遅延時間の予測値を遅延情報として予め格納する遅延情報ファイルとに基づき、各信号の前記多入力セルまでの遅延時間の予測値を、前記入力タイミングとして算出する算出部をさらに有し、
前記判定部は、前記算出部により前記2以上の活性化パスについてそれぞれ算出された2以上の予測値のうちの最大の予測値と前記最大の予測値以外の各予測値とを比較して、前記最大の予測値との差が所定値以内の予測値が存在するか否かを判定し、前記所定値以内の予測値が存在する場合、前記多入力セルにおいて同時スイッチングが発生している可能性があると判定するとともに、前記最大の予測値の活性化パスと、前記所定値以内の予測値の活性化パスとを前記対象パスとして特定する、付記2記載の遅延解析装置。
信号入力側から前記多入力セルまでの活性化パス上に、同時スイッチングが発生している可能性があると判定された第2多入力セルが存在するか否かを判定し、前記第2多入力セルが存在する場合、予め保存された前記第2多入力セルの特性に基づき、前記活性化パスについて前記算出部により算出された前記予測値を修正する修正部をさらに有する、付記3記載の遅延解析装置。
前記実チップのネットリストと、前記実チップの多入力セルを含む回路素子の遅延時間の予測値を遅延情報として予め格納する遅延情報ファイルとに基づき、各信号の前記多入力セルまでの遅延時間の予測範囲を、前記入力タイミングとして算出する算出部をさらに有し、
前記判定部は、前記算出部により前記2以上の活性化パスについてそれぞれ算出された2以上の予測範囲のうちの最大の予測範囲の下限値と前記最大の予測範囲以外の各予測範囲の上限値とを比較して、前記最大の予測範囲の下限値との差が所定値以内の上限値をもつ予測範囲が存在するか否かを判定し、前記所定値以内の上限値をもつ予測範囲が存在する場合、前記多入力セルにおいて同時スイッチングが発生している可能性があると判定するとともに、前記最大の予測範囲の活性化パスと、前記所定値以内の上限値をもつ予測範囲の活性化パスとを前記対象パスとして特定する、付記2記載の遅延解析装置。
信号入力側から前記多入力セルまでの活性化パス上に、同時スイッチングが発生している可能性があると判定された第2多入力セルが存在するか否かを判定し、前記第2多入力セルが存在する場合、予め保存された前記第2多入力セルの特性に基づき、前記活性化パスについて前記算出部により算出された前記予測範囲を修正する修正部をさらに有する、付記5記載の遅延解析装置。
前記解析部は、前記2以上の対象パスを含む複数の解析対象パスと、前記複数の解析対象パス上における多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性に関する情報と、各解析対象パスに割り当てられた前記遅延時間の測定値と、各解析対象パスについて予め得られた遅延時間の予測値とに基づいて、同時スイッチングの発生状況を前記遅延要因の一つとして解析する、付記2〜付記6のいずれか一項に記載の遅延解析装置。
前記解析部は、
各解析対象パスについて、前記遅延時間の測定値と前記遅延時間の予測値との差Δdの発生要因となる複数の特徴を、前記多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性に関する情報を前記特徴として含めて抽出し、
前記複数の特徴をf1,f2,…,fN (Nは2以上の自然数)とし、前記複数の特徴f1,f2,…,fNに対する重み係数をそれぞれw1,w2,…,wNとした場合、
Δd=w1*f1+w2*f2+…+wi*fi+…+wN*fN
となる式を前記解析対象パス毎に導出し、
前記複数の解析対象パスについて導出された複数の式を前記重み係数w1,w2,…,wNについて解くことにより、前記重み係数w1,w2,…,wNの値を取得し、
前記複数の特徴のうち、前記多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性に関する情報に対する重み係数の値に基づいて、同時スイッチングの発生状況を特定する、付記7記載の遅延解析装置。
前記多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性に関する情報は、各解析対象パス上の複数の多入力セルそれぞれにおける、同時スイッチングの発生可能性を示す値で、前記複数の多入力セルの数に応じた数の特徴として抽出される、付記8記載の遅延解析装置。
(付記10)
前記発生可能性を示す値は、前記判定部で可能性無しと判定された場合に0であり、可能性有りと判定された場合に正の値である、付記9記載の遅延解析装置。
(付記11)
前記発生可能性を示す値は、前記判定部で可能性無しと判定された場合に0となり、可能性有りと判定された場合に、その可能性の高さに応じた正の値である、付記9記載の遅延解析装置。
前記多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性に関する情報は、各解析対象パス上における多入力セルのタイプ毎の同時スイッチングの発生可能性を示す値で、各解析対象パス上における多入力セルのタイプ数に応じた数の特徴として抽出される、付記8記載の遅延解析装置。
(付記13)
前記発生可能性を示す値は、前記判定部で可能性無しと判定された場合に0であり、可能性有りと判定された場合に正の値である、付記12記載の遅延解析装置。
(付記14)
前記発生可能性を示す値は、同一タイプの多入力セルの全てについて前記判定部で可能性無しと判定された場合に0であり、同一タイプの多入力セルについて、可能性有りと判定されたものの数に比例した正の値である、付記12記載の遅延解析装置。
実チップに対する遅延試験の結果に基づき遅延要因を解析する遅延解析装置として、コンピュータを機能させる遅延解析プログラムであって、
前記遅延試験時に信号が伝播した活性化パスが複数存在する場合、2以上の活性化パスが入力されている多入力セルを抽出する抽出部、
前記抽出部によって抽出された前記多入力セルについて、前記2以上の活性化パスにおける各信号の前記多入力セルへの入力タイミングに基づき、同時スイッチングが発生している可能性の有無を判定する判定部、および、
前記判定部による判定結果および前記遅延試験の結果に基づき、同時スイッチングの発生状況を前記遅延要因の一つとして解析する解析部として、前記コンピュータを機能させる、遅延解析プログラム。
前記多入力セルにおいて同時スイッチングが発生している可能性が有ると判定した場合、前記多入力セルに入力する前記2以上の活性化パスを対象パスとして特定し、前記2以上の対象パスに、前記遅延試験で取得された遅延時間の測定値を割り当て、前記2以上の対象パスに関する情報と前記遅延時間の測定値とを、前記多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性に関する情報とともに、前記判定結果として通知する処理を、前記コンピュータに実行させる、付記15記載の遅延解析プログラム。
前記実チップのネットリストと、前記実チップの多入力セルを含む回路素子の遅延時間の予測値を遅延情報として予め格納する遅延情報ファイルとに基づき、各信号の前記多入力セルまでの遅延時間の予測範囲を、前記入力タイミングとして算出する処理を、前記コンピュータに実行させ、
前記2以上の活性化パスについてそれぞれ算出された2以上の予測範囲のうちの最大の予測範囲の下限値と前記最大の予測範囲以外の各予測範囲の上限値とを比較して、前記最大の予測範囲の下限値との差が所定値以内の上限値をもつ予測範囲が存在するか否かを判定し、前記所定値以内の上限値をもつ予測範囲が存在する場合、前記多入力セルにおいて同時スイッチングが発生している可能性があると判定するとともに、前記最大の予測範囲の活性化パスと、前記所定値以内の上限値をもつ予測範囲の活性化パスとを前記対象パスとして特定する処理を、前記コンピュータに実行させる、付記16記載の遅延解析プログラム。
信号入力側から前記多入力セルまでの活性化パス上に、同時スイッチングが発生している可能性があると判定された第2多入力セルが存在するか否かを判定し、前記第2多入力セルが存在する場合、予め保存された前記第2多入力セルの特性に基づき、前記活性化パスについて算出された前記予測範囲を修正する処理を、前記コンピュータに実行させる、付記17記載の遅延解析プログラム。
前記2以上の対象パスを含む複数の解析対象パスと、前記複数の解析対象パス上における多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性に関する情報と、各解析対象パスに割り当てられた前記遅延時間の測定値と、各解析対象パスについて予め得られた遅延時間の予測値とに基づいて、同時スイッチングの発生状況を前記遅延要因の一つとして解析する処理を、前記コンピュータに実行させる、付記17または付記18に記載の遅延解析プログラム。
実チップに対する遅延試験の結果に基づき遅延要因をコンピュータにより解析する遅延解析方法であって、
前記遅延試験時に信号が伝播した活性化パスが複数存在する場合、2以上の活性化パスが入力されている多入力セルを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップにおいて抽出された前記多入力セルについて、前記2以上の活性化パスにおける各信号の前記多入力セルへの入力タイミングに基づき、同時スイッチングが発生している可能性の有無を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおける判定結果および前記遅延試験の結果に基づき、同時スイッチングの発生状況を前記遅延要因の一つとして解析する解析ステップとを含む、遅延解析方法。(7;図2)
10 CPU(処理部)
11 抽出部
12 判定部
13 解析部
14 算出部
15 修正部
20 記憶部
21 ディレイテスト結果データベース
22 ネットリスト
23 SDFファイル(遅延情報ファイル)
24 多入力セル特性情報データベース
101 入力側レジスタ(フリップフロップ)
102 出力側レジスタ(フリップフロップ)
Claims (7)
- 実チップに対する遅延試験の結果に基づき遅延要因を解析するコンピュータに、
前記遅延試験時に信号が伝播した活性化パスが複数存在する場合、2以上の活性化パスが入力されている多入力セルを抽出し、
抽出された前記多入力セルについて、前記2以上の活性化パスにおける各信号の前記多入力セルへの入力タイミングに基づき、同時スイッチングが発生している可能性の有無を判定し、
判定した結果および前記遅延試験の結果に基づき、同時スイッチングの発生状況を前記遅延要因の一つとして解析し同時スイッチングが前記遅延要因であるか否かを特定する、
処理を実行させる遅延解析プログラム。 - 前記多入力セルにおいて同時スイッチングが発生している可能性が有ると判定した場合、前記多入力セルに入力する前記2以上の活性化パスを対象パスとして特定し、前記2以上の対象パスに、前記遅延試験で取得された遅延時間の測定値を割り当て、前記2以上の対象パスに関する情報と前記遅延時間の測定値とを、前記多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性に関する情報とともに、前記判定結果として通知する処理を、前記コンピュータに実行させる、請求項1記載の遅延解析プログラム。
- 前記実チップのネットリストと、前記実チップの多入力セルを含む回路素子の遅延時間の予測値を遅延情報として予め格納する遅延情報ファイルとに基づき、各信号の前記多入力セルまでの遅延時間の予測範囲を、前記入力タイミングとして算出する処理を、前記コンピュータに実行させ、
前記2以上の活性化パスについてそれぞれ算出された2以上の予測範囲のうちの最大の予測範囲の下限値と前記最大の予測範囲以外の各予測範囲の上限値とを比較して、前記最大の予測範囲の下限値との差が所定値以内の上限値をもつ予測範囲が存在するか否かを判定し、前記所定値以内の上限値をもつ予測範囲が存在する場合、前記多入力セルにおいて同時スイッチングが発生している可能性があると判定するとともに、前記最大の予測範囲の活性化パスと、前記所定値以内の上限値をもつ予測範囲の活性化パスとを前記対象パスとして特定する処理を、前記コンピュータに実行させる、請求項2記載の遅延解析プログラム。 - 信号入力側から前記多入力セルまでの活性化パス上に、同時スイッチングが発生している可能性があると判定された第2多入力セルが存在するか否かを判定し、前記第2多入力セルが存在する場合、予め保存された前記第2多入力セルの特性に基づき、前記活性化パスについて算出された前記予測範囲を修正する処理を、前記コンピュータに実行させる、請求項3記載の遅延解析プログラム。
- 前記2以上の対象パスを含む複数の解析対象パスと、前記複数の解析対象パス上における多入力セルでの同時スイッチングの発生可能性に関する情報と、各解析対象パスに割り当てられた前記遅延時間の測定値と、各解析対象パスについて予め得られた遅延時間の予測値とに基づいて、同時スイッチングの発生状況を前記遅延要因の一つとして解析する処理を、前記コンピュータに実行させる、請求項3または請求項4に記載の遅延解析プログラム。
- 実チップに対する遅延試験の結果に基づき遅延要因を解析する遅延解析装置であって、
前記遅延試験時に信号が伝播した活性化パスが複数存在する場合、2以上の活性化パスが入力されている多入力セルを抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記多入力セルについて、前記2以上の活性化パスにおける各信号の前記多入力セルへの入力タイミングに基づき、同時スイッチングが発生している可能性の有無を判定する判定部と、
前記判定部による判定結果および前記遅延試験の結果に基づき、同時スイッチングの発生状況を前記遅延要因の一つとして解析し同時スイッチングが前記遅延要因であるか否かを特定する解析部とを有する、遅延解析装置。 - 実チップに対する遅延試験の結果に基づき遅延要因をコンピュータにより解析する遅延解析方法であって、
前記遅延試験時に信号が伝播した活性化パスが複数存在する場合、2以上の活性化パスが入力されている多入力セルを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップにおいて抽出された前記多入力セルについて、前記2以上の活性化パスにおける各信号の前記多入力セルへの入力タイミングに基づき、同時スイッチングが発生している可能性の有無を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおける判定結果および前記遅延試験の結果に基づき、同時スイッチングの発生状況を前記遅延要因の一つとして解析し同時スイッチングが前記遅延要因であるか否かを特定する解析ステップとを含む、遅延解析方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010126491A JP5652003B2 (ja) | 2010-06-02 | 2010-06-02 | 遅延解析プログラム,遅延解析装置および遅延解析方法 |
US13/046,889 US8656340B2 (en) | 2010-06-02 | 2011-03-14 | Delay analysis apparatus, computer-readable recording medium having delay analysis program stored thereon, and delay analysis method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010126491A JP5652003B2 (ja) | 2010-06-02 | 2010-06-02 | 遅延解析プログラム,遅延解析装置および遅延解析方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011253920A JP2011253920A (ja) | 2011-12-15 |
JP5652003B2 true JP5652003B2 (ja) | 2015-01-14 |
Family
ID=45065146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010126491A Expired - Fee Related JP5652003B2 (ja) | 2010-06-02 | 2010-06-02 | 遅延解析プログラム,遅延解析装置および遅延解析方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8656340B2 (ja) |
JP (1) | JP5652003B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8904329B2 (en) | 2013-01-07 | 2014-12-02 | International Business Machines Corporation | Systems and methods for single cell product path delay analysis |
KR102648088B1 (ko) * | 2019-01-25 | 2024-03-18 | 삼성전자주식회사 | 멀티 입력 스위칭을 반영한 반도체 소자의 동작 타이밍 분석 장치 및 방법 |
US20220133933A1 (en) * | 2020-10-29 | 2022-05-05 | Hernan Mazursky | Continuous Element Decontamination and Sterilization System |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2706101B2 (ja) | 1988-09-27 | 1998-01-28 | 富士通株式会社 | シミュレーション装置の入出力遅延処理装置 |
US6253359B1 (en) * | 1998-01-29 | 2001-06-26 | Texas Instruments Incorporated | Method for analyzing circuit delays caused by capacitive coupling in digital circuits |
EP0937991A3 (en) * | 1998-02-19 | 2004-01-28 | International Business Machines Corporation | System and method for determining the delay makeup of a circuit |
JP2000305966A (ja) | 1999-04-21 | 2000-11-02 | Nec Corp | 遅延情報生成システム、遅延情報生成方法及び記録媒体 |
US6353917B1 (en) * | 1999-07-16 | 2002-03-05 | Silicon Graphics, Inc. | Determining a worst case switching factor for integrated circuit design |
US7784003B2 (en) * | 2007-02-26 | 2010-08-24 | International Business Machines Corporation | Estimation of process variation impact of slack in multi-corner path-based static timing analysis |
JP5076832B2 (ja) * | 2007-11-22 | 2012-11-21 | 富士通株式会社 | 遅延解析支援プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、遅延解析支援装置、および遅延解析支援方法 |
JP2010020372A (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Panasonic Corp | 遅延ライブラリ、遅延ライブラリの作成方法、および遅延計算方法 |
-
2010
- 2010-06-02 JP JP2010126491A patent/JP5652003B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-03-14 US US13/046,889 patent/US8656340B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20110301896A1 (en) | 2011-12-08 |
US8656340B2 (en) | 2014-02-18 |
JP2011253920A (ja) | 2011-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Yilmaz et al. | Test-pattern grading and pattern selection for small-delay defects | |
KR101091396B1 (ko) | 경로 기반 하이브리드 다중 코너 정적 타이밍 분석에서 통계적 감응도 신용을 평가하기 위한 방법 및 시스템 | |
US9542524B2 (en) | Static timing analysis (STA) using derived boundary timing constraints for out-of-context (OOC) hierarchical entity analysis and abstraction | |
JP2005092885A (ja) | デジタル回路の統計的タイミング解析のためのシステムおよび方法 | |
US7424693B2 (en) | Methods for measurement and prediction of hold-time and exceeding hold time limits due to cells with tied input pins | |
US20030145296A1 (en) | Formal automated methodology for optimal signal integrity characterization of cell libraries | |
US11574101B2 (en) | Techniques for providing optimizations based on categories of slack in timing paths | |
US9646122B2 (en) | Variable accuracy parameter modeling in statistical timing | |
JP5652003B2 (ja) | 遅延解析プログラム,遅延解析装置および遅延解析方法 | |
Das et al. | On generating vectors for accurate post-silicon delay characterization | |
US8413102B2 (en) | Vectorless IVD analysis prior to tapeout to prevent scan test failure due to voltage drop | |
JP2005257654A (ja) | 回路の品質判定方法および品質判定装置、並びに、回路の品質判定プログラムおよび該プログラムを記録した媒体 | |
JP5625297B2 (ja) | ディレイテスト装置、ディレイテスト方法及びディレイテストプログラム | |
JP5707921B2 (ja) | 活性化パス抽出プログラム,活性化パス抽出装置および活性化パス抽出方法 | |
WO2010134264A1 (ja) | 半導体集積回路の設計装置、そのデータ処理方法、およびその制御プログラム | |
JP6056174B2 (ja) | 故障診断方法、故障診断装置及びプログラム | |
TW202018508A (zh) | 測試系統與測試方法 | |
JP2008083815A (ja) | 半導体設計支援装置 | |
US10690722B1 (en) | Methods and systems for efficient identification of glitch failures in integrated circuits | |
JP5899810B2 (ja) | 遅延解析プログラム,遅延解析装置および遅延解析方法 | |
Lin et al. | Speed binning with high-quality structural patterns from functional timing analysis (FTA) | |
KR20120095210A (ko) | 반도체 칩의 타이밍 해석 시스템 및 그 방법 | |
Zhang et al. | Yield modelling and analysis of bundled data and ring‐oscillator based designs | |
Xie et al. | False path aware timing yield estimation under variability | |
Jain et al. | Artificial Neural Network Based Post-CTS QoR Report Prediction |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140320 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140408 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140519 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141021 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141103 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5652003 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |