JP5491711B2 - 流し貼り用カーペットタイル - Google Patents

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Description

本発明は、流し貼り用カーペットタイルに関する。
いろいろな意匠性をもったカーペットタイルが登場しているが、ライン柄などの方向性のある意匠をもつカーペットタイルは流し貼り施工されるケースが増加している。従来、ストレートタフトによってパイルを形成したカーペットタイルでは、流し貼り施工時にタイルの目地部分に同色の糸が隣同士に重なり、その目地部分が太い線として見え(たとえば、A色、B色・・・という2本リピートのとき、目地がA・AまたはB・Bとなること)、その部分だけ色が濃く見えたり、薄く見えたりして、結果的に床全体の美観を損ねていた。そこで、この現象を回避するために数色の糸をランダムに配置したカーペットタイルがある。しかし、横目地の問題はこの方法で解決できる場合もあるが、縦方向でタイル1枚毎に連続性が分断され、目地部分が目立つという欠陥は解消されていない。
一方、基布に1000〜1500dtex(dtexは繊維の太さの単位であり、10,000mの繊維の重さが1gのとき1dtexという)の加工糸からなるパイル列(ステッチ方向のパイル並び)P1の列と、P1の高さより1.0〜3.0mm高い2000〜3000dtexの加工糸からなるパイル列P2からなり、かつパイル列P1の明度をパイル列P2の明度より高くなるように構成することにより、流し貼りを可能にしたカーペットタイルも提案されている(特許文献1)。しかしながら、この方法では、使用する糸の太さや色彩関係が制約されてしまう。
特開2006−197996号公報
本発明の目的は、タフトされたパイル糸が幅方向にずれることにより縦方向でタイル1枚ごとに模様の連続性が分断される結果、タイルの流し貼りの仕上がり外観が悪くなり、また隣接するタイルの目地部分で同じ色のパイル糸が並んでしまい、目地部分が目立つという欠陥を解消するとともに、使用するや色彩の関係に制約されることのない流し貼り用カーペットタイルを提供する点にある。なお、「タフトする」とは、パイル糸をニードルで基布に植え込むことをいう〔(社)日本インテリアファブリック協会、人材育成委員会、平成4年2月発行「カーペット入門編」第9〜18頁参照〕。
本発明は、4〜20色の異なった色をもつ複数の糸をランダムに配列して25〜120本の糸からなる一つのリピート単位とし、該リピート単位の繰り返しが、1枚のタイル中で整数回となるように、基布の横方向にタフトしたことを特徴とする流し貼り用カーペットタイルに関する。
本発明は、幅方向の目地の重なりを防ぐために、図2にみられるように、4〜20色の糸をランダムに配列して一つのリピート単位とし、該リピート単位の繰り返し数(リピート数)を、1枚のタイルの中で整数回になるように配列する〔たとえば、500mm角のタイル、すなわち一辺500mmの正方形のタイルにおいて、1/10G(1インチの巾に10本の糸がある状態)の場合25本、50本、100本、1/12Gの場合30本、60本、80本、120本の位置においてリピートする〕。
色数が少なすぎると糸の配列が単純になりすぎて意匠性がわるくなり、また糸の組み合わせが少なくなるのでリピートの幅が小さくなり、目地の重なりが目立ち、太く見えやすくなる。一方、20色を越えるほど色の数が多くなると、コストがかかる。一般的に4〜20色の糸をいろいろ組み合わせることで十分な意匠性が出せるので、この程度の範囲で十分目的を達成することができる。
ここで1/10Gとは、前述のように1インチ(25.4mm)に10本のパイルを配列することであるが、500mm角に換算すると196.9本(約200本)のパイルが幅方向に並んでいることになる。しかし、実際のカーペット原反は製造時に伸縮し、この幅とは異なることが多い。一般的にカーペットのタフティングは2m〜4mで行われることが多い。2mの幅といっても裁断時のバリがあるので、これより広い幅で行うのが一般的である。タフティング→(染色:必ずしもこの段階で染色をしなくても、もっと前の工程で染色しておいてもよい)→防汚処理等の熱加工→樹脂による裏面コーテイング〔例えば塩化ビニル樹脂(PVC)〕によるバッキング→裁断、といった工程を経て、カーペットタイルは製造されている。この工程において、加熱毎にカーペットタイルは収縮するが、最終的な収縮は樹脂による裏面コーテイング(PVCによるバッキング)時に起こる。このときの収縮を加味して、1/10G、500mm角の場合、200本/500mmとなるように設定することで、2m幅の原反から500mm角のカーペットタイルを裁断した場合、図2にみられるように、幅方向に並んで得られる4枚のタイルにおける糸は、それぞれのタイルにおいて同位置に同色の糸があるものとなる。このタイル群を同じように配列させた状態が図3のような形になる。
7色のを用いた例について以下に説明する。
織物の幅方向に1〜3回ランダムに連続してA色の糸を並べ、その間にB〜G色の糸を用い、全部で7色の糸をたとえばA・B・A・A・A・D・A・A・C・・・・・・とランダムに配列し、その合計を100本とした。2m幅のタフト機でタフトする際、バリの部分も込みで幅方向に820本の糸を配列し、B〜Gの6色のみに意匠を強調するためパイルに高低差をつけ、タフティングを行った。このときの理論パイル幅は、1/10Gの場合
820÷10×25.4=2082.8mm
となる。実際にはタフティングするときの収縮などがあり、2060mmの幅となった。
この原反を熱処理後、幅を2070mmに調整して、PVCバッキング加工時には2050mmとなるようにし、500mm当りのパイル本数は200本となった。このとき幅方向の4枚のタイルの糸配列は、どのタイルでもA・B・A・A・A・D・A・A・C・・・・・・となり、幅方向、長さ方向ともに同一配列のものが得られた。
4色のを用いた例について以下に説明する。
A〜Dの4色の色を例えばA・B・D・C・B・D・・・のようにランダムに配列し、その合計を100本とした。A〜Dのすべてのに高低差をつけ意匠を出し、〔0007〕と同様にして820本でタフトを行った。このときの理論巾等は〔0007〕と同様であり巾方向、長さ方向ともに同様のものが得られた。
幅方向、長さ方向の同位置に同色糸があるカーペットタイルを流し貼り施工したとき、
織機の流れ方向に模様としての一体感が生じ、目地部分に違和感のない仕上がりとすることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
実施例1
A色の中にB〜G色を配列し100本を1リピートとした配列例(7色のケース)
B/A/A/F/A/A/A/D/A/A/C/A/G/A/A/E/A/F/A/A/D/A/B/A/A/C/A/A/A/E/A/A/D/A/F/A/A/A/G/A/C/A/A/E/A/A/B/A/F/A/A/A/G/A/A/E/A/D/A/A/C/A/A/A/G/A/A/F/A/B/A/A/C/A/D/A/A/E/A/A/B/A/G/A/A/D/A/A/F/A/B/E/A/A/A/C/A/A/G/A/
幅が2080mmのポリエステル基布に前記の配列順序(100本を1リピートとしている)でタフトし、カーペット原反とした。なお、タフトの条件は前記〔0005〕、〔0006〕の記載条件と同一(1/10Gを採用)である。このときの原反の厚みは3.5mmである。
このカーペット原反に塗布するペースト組成物の組成は下記のとおりである。
塩化ビニル樹脂(ペーストレジン) 100重量部
可塑剤(DOP) 100重量部
充填剤(炭酸カルシウム) 100重量部
樹脂用安定剤 3重量部
前記ペースト組成物をミキサーで混練したのち、カーペット原反裏面に硬化後の塗布層の厚みが3.5mmになるように塗布し、ついで加熱硬化させたのち500mm角に切断してカーペットタイルを得た。
得られたカーペットタイルは前記の配列が2回繰り返されたものとなっており、同じ位置に同一の色のパイル糸が配置されており、流し貼りに最適であった。
このときに最初の糸はB、最後の糸はAになり、目地の横方向の目地の重なりはB/Aとなる。仮に少し打抜き位置がずれて2本目のA糸と100本目のA糸が重なった場合でも、目地の重なりはA/A/Aとなり、糸のリピートの中にA/A/Aの部分があるので、特に重なり合ったタイルの目地が目立つわけではない。
実施例2
A〜D色を配列し100本を1リピートとした配列例(4色のケース)
D/B/C/A/D/C/B/A/B/D/A/B/C/B/D/A/C/B/C/A/D/B/A/C/B/D/B/A/C/D/B/A/C/A/D/B/C/A/B/C/C/A/C/B/D/C/A/B/C/A/D/B/C/A/C/B/D/A/B/C/D/A/B/C/D/B/A/D/A/C/B/D/A/C/D/A/B/C/D/B/C/B/A/D/C/A/C/B/D/B/C/A/D/A/B/C/D/B/A/C
糸の配列を前記のとおりとした以外は、実施例1と同様にしてカーペットタイルを作った。得られたカーペットタイルには前記の配列が2回繰り返されたものとなっており、同じ位置に同一の色のパイル糸が配置されており、流し貼りに最適であった。
比較例1
A〜Gの7色を任意に配列し、リピートさせることなく配置させて基布にタフトした原反を用いた以外は実施例1と同様にしてカーペットタイルを製造した。得られたカーペットタイルはパイル糸の位置がばらばらなので、模様の連続性がなく流し貼りには不向きであった。
基布に1リピートのパイルを配列した例を示す概略図である。 500mm角のタイルを製造する場合における基布の横方向のリピートのくり返し数nを示す概略図である。 本発明のカーペットタイルの流し貼りの状態を示す図である。

Claims (1)

  1. 4〜20色の異なった色をもつ複数の糸をランダムに配列して25〜120本の糸からなる一つのリピート単位とし、該リピート単位の繰り返しが、1枚のタイル中で整数回となるように、基布の横方向にタフトしたことを特徴とする流し貼り用カーペットタイル。
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