JP5489827B2 - 光学デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、光学デバイスに関する。
特開2007−188059号公報は、光ファイバを保持する光ファイバ保持部材(フェルールおよびフランジ)と、光変換部材を保持する光変換部材保持部材(キャップ)とを接合して構成される光学デバイスを開示している。この光学デバイスでは、光ファイバ保持部材と光変換部材保持部材の接合は、光ファイバの光軸に垂直な平面に平行な上において互いに向き合うフランジとキャップの端面同士をYAG溶接することによっておこなわれている。
特開2007−188059号公報
先行技術の光学デバイスでは、光ファイバ保持部材と光変換部材保持部材の接合面はいずれも、光ファイバの光軸に垂直な平面に平行である。このため、光学デバイスの小径化を進めた場合、接合面積が減少するために接合強度が著しく低下してしまい、デバイスに必要とされる接合強度を確保できなくおそれがある。これは、接合の手法によらずに生じる問題である。特に、一般的な接着剤による接合は、接合強度が溶接による接合よりも劣るため、この問題はより顕著である。
本発明は、このような実状を鑑みてなされたもので、小径化が進められた際にもデバイスに必要とされる接合強度を確保し得る光学デバイスを提供することを目的とする。
本発明による光学デバイスは、導光部材と、前記導光部材を保持する保持部材と、前記導光部材から照射される光によって機能する光学素子と、前記光学素子を保持するホルダと、前記保持部材と前記ホルダとを接合する接着剤とを有している。前記保持部材と前記ホルダは、前記導光部材の光軸上に前記光学素子が配置されるように係合される。前記保持部材と前記ホルダの少なくとも一方は、前記導光部材に沿って延在する接合構造を有している。前記接合構造は、前記保持部材と前記ホルダの間に前記接着剤が容易に充てんされるすき間を作り出す。前記保持部材と前記ホルダとが前記すき間に充てんされた接着剤によって接合される。前記ホルダは、前記接合構造を構成する少なくとも一つの接合用突起を有している。前記接着剤は光硬化性接着剤であり、前記接合用突起は、前記保持部材と対向する領域に充てんされた前記光硬化性接着剤への光照射を可能とする形状をしている。
本発明によれば、小径化が進められた際にもデバイスに必要とされる接合強度を確保し得る光学デバイスが提供される。
本発明の第1の実施の形態による光学デバイスの分解斜視図である。 図1に示した光学デバイスの接着剤塗布前の斜視図である。 図2に示した光学デバイスの光ファイバ側から見た正面図である。 図1に示した光学デバイスの接着剤塗布後の斜視図である。 図4に示した光学デバイスの縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態による光学デバイスにおけるフェルールとホルダの斜視図である。 本発明の第2の実施の形態による光学デバイスの縦断面図である。 本発明の第3の実施の形態による光学デバイスにおけるフェルールとホルダの斜視図である。 本発明の第3の実施の形態による光学デバイスの縦断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態による光学デバイスについて図1〜図5を参照しながら説明する。図1は、この実施の形態による光学デバイスの分解斜視図であり、図2は、図1に示した光学デバイスの接着剤塗布前の斜視図、図3は、図2に示した光学デバイスの光ファイバ側から見た正面図、図4は、図1に示した光学デバイスの接着剤塗布後の斜視図、図5は、図4に示した光学デバイスの縦断面図である。
図1に示されるように、この実施の形態の光学デバイス100は、導光部材たとえば光ファイバ110と、光ファイバ110を保持する保持部材であるフェルール120と、光ファイバ110から照射される光によって機能する光学素子たとえば蛍光体140と、蛍光体140を保持するホルダ150と、フェルール120とホルダ150を接合する光硬化性接着剤たとえばUV接着剤170とから構成されている。
光ファイバ110は、一方の端部が図示しないレーザ光源に光学的に接続され、レーザ光源から発せられるレーザ光を伝送するものである。図5に示されるように、光ファイバ110の他方の端部はフェルール120に貫通された光ファイバ挿入穴122に挿入され、フェルール内壁と光ファイバ外壁が熱硬化接着剤130によって固定されている。熱硬化接着剤130の硬化後、フェルール120の蛍光体側端面が、光ファイバ110や熱硬化接着剤130と共に研磨され、フェルール端面と光ファイバ端面がそろえられている。
蛍光体140は、光ファイバ110から出射されるレーザ光を受光して、レーザ光とは異なる波長の光を発光するものである。蛍光体140は、円柱形状のホルダ本体152に同軸に貫通された蛍光体挿入穴156に挿入され、図示しない接着剤によって固定されている。蛍光体挿入穴156の内壁はアルミ薄膜等によって蛍光体140からの発光および散乱されたレーザ光を反射する処理がなされている。蛍光体挿入穴156の形状は蛍光体の形状に合わせて加工されている。ここでは、一例として、蛍光体140が円錐台の形状をしている場合が図示されている。蛍光体挿入穴156はホルダ本体152を貫通しており、フェルール120側の端部は光ファイバ110から射出されるレーザ光を取り込む開口となっている。
ホルダ150は、円柱形状のホルダ本体152から突出した複数の接合用突起154を有している。接合用突起154は同じ形状をしており、いずれもホルダ本体152の中心軸に平行に延びている。ホルダ本体152の中心軸に垂直な平面上における各接合用突起154の断面形状はほぼ扇形をしている。この明細書において、「ほぼ扇形」とは、基本的に、中心に限らず円内の一点と円周上の弧の両端とを結んで作られる扇形に似た形状を意味するものとする。さらには、弧に限らず直線または任意の曲線で結ばれた二点と他の一点とを結んで作られる形状も「ほぼ扇形」に含まれるものとする。つまり、この実施の形態では、各接合用突起154は断面が扇形に似た形状の柱体であるが、三角柱など他の断面形状の柱体であってもよい。
接合用突起154は、ホルダ本体152の周縁に、ホルダ本体152の中心軸の周りに角度的に等間隔に配置されている。さらに接合用突起154は、ホルダ本体152の中心軸から半径方向に同じ方向を向いている。つまり、ほぼ扇形の頂角(二本の直線によって形成される角)がいずれも中心を向いている。
言い換えれば、複数の接合用突起154は、全体として、ホルダ本体152の中心軸に対して回転対称に配置されている。ここで、回転対称に配置されているとは、ある軸の周りに、360/n度(nは2以上の自然数)回転したときに、回転前の状態と一致することをいう。接合用突起154が回転対称に配置されている状態では、ホルダ本体152の中心軸に垂直な平面上における接合用突起154の断面の代表点たとえば重心または最内点は同一円周上に位置する。
また、360/n度の回転で元の状態と一致する回転対称はn回対称という。この実施の形態では、接合用突起154は、ホルダ本体152の中心軸に対して5回対称となっている。言い換えれば、ホルダ本体152の中心軸に垂直な平面上における各接合用突起154の断面の代表点たとえば重心は正五角形の頂点に位置している。
またこの実施の形態では、ホルダ本体152が円柱形状をしており、接合用突起154の回転対称の軸がホルダ本体152の中心軸に一致しているが、ホルダ本体152は必ずしも円柱形状をしている必要はなく他の任意の形状をしていてもよく、その場合、接合用突起154の回転対称の軸はホルダ本体152の中心軸からずれていてもよい。
フェルール120とホルダ150は、図2に示されるように、複数の接合用突起154の間の空間内に円柱形状のフェルール120が配置されて係合されるように設計されている。このため、複数の接合用突起154の内径はフェルール120の直径よりも大きく設定されている。ここにおいて、接合用突起154の内径とは、回転対称の軸に配置された接合用突起154上の中心軸に最も近い点が位置する円筒面の直径を指すものとする。
フェルール120とホルダ150が図2に示されるように係合された状態では、光ファイバ110の光軸とホルダ本体152の中心軸とが整列され、光ファイバ110の光軸上に蛍光体140が配置されている。また複数の接合用突起154は、光ファイバ110の周囲に回転対称に配置されている。
フェルール120とホルダ150が係合された状態では、図5に示されるように、接合用突起154は、フェルール120に保持された部分の光ファイバ110に沿って延在する。この接合用突起154は、光ファイバ110に沿って延在する接合構造を構成している。この接合構造は、フェルール120とホルダ150の間にUV接着剤170が容易に充てんされるすき間を作り出して、光ファイバ110に沿って延在する接着用接合面を追加的に提供するものである。この実施の形態では、接合用突起154の二つの内側側面154aがこれにあたる。
接合用突起154は、UV接着剤170の盛り方にもよるが、内側側面154aのほかに先端面154bも接着に寄与し得る。しかし、光学デバイス全体の小径化を進めた際に、先端面154bの面積は必然的に小さくなっていくが、内側側面154aの面積は、接合用突起154の長さを大きくすることによって必要な値に調節することができる。これによって、必要な接合強度を得ることができる。もちろん、小径化の制約は受けるが、先端面154bも接着に利用してもよい。
UV接着剤170は、図4に示されるように、接合用突起154によってフェルール120とホルダ150の間に作られたすき間に充てんされ、硬化されることによってフェルール120とホルダ150を接合する。
UV接着剤170が硬化する際、硬化収縮力や硬化後の応力緩和などによるデバイス内力の変動が偏って発生するために、光ファイバ110と蛍光体140との相対位置がずれることがある。フェルール120の周囲に回転対称に配置された接合用突起154は、このような光ファイバ110と蛍光体140との相対位置のずれの発生を抑制することに貢献する。
UV接着剤170の硬化は、たとえば、ホルダ150の周囲からUV光を照射することによっておこなわれる。接合用突起154は、図3に示されるように、ホルダ150の中心軸すなわち回転対称の軸に垂直な平面上における断面形状がほぼ扇形をしている。この形状は、接合用突起154によって妨げられることなくホルダ150の周囲からUV接着剤170へUV光が照射されることを可能にする。
ここで、比較例として、図3に想像線で示されるように、回転対称の軸に垂直な平面上における断面形状が、円筒の一部からなる形状、つまり、同中心角で異径の二つの円弧の両端を結んで作られる形状である接合用突起154’を想定する。この比較例では、接合用突起154’の内周面とフェルール120の外周面との間に位置するUV接着剤170には、接合用突起154’に遮られてUV光が照射され得ない部分が存在する。そのようなUV光が照射されないUV接着剤170の部分は本来の接着力を発揮できない。
これに対して、回転対称の軸に垂直な平面上における断面形状がほぼ扇形である接合用突起154では、接合用突起154とフェルール120の間に位置するUV接着剤170には、接合用突起154に遮られてUV光が照射され得ない部分が存在しない。したがって、UV接着剤170はどの部分においても本来の接着力を発揮することができる。
次に、光学デバイス100の製造方法について説明する。
まず、前述したように光ファイバ110をフェルール120に熱硬化接着剤130によって固定する。フェルール120の光ファイバ挿入穴122に未硬化の熱硬化接着剤130を流し込み、その熱硬化接着剤130を潤滑剤として光ファイバ110を挿入する。オーブンによって熱硬化接着剤130を硬化させた後、光ファイバ110とフェルール120を端面研磨することによって、光ファイバ端部に付着した接着剤の除去、光ファイバ端部の表面粗さ低減、フェルール端面と光ファイバ端面の位置あわせをおこなう。
次に、ホルダ150に蛍光体140を挿入する工程について説明する。蛍光体140については、所望の蛍光機能のある結晶や、蛍光粉体を透明な樹脂やガラスで成形したものを、あらかじめ所望の形状に加工しておく。その蛍光体140を、蛍光体外形と同形状の蛍光体挿入穴156を持つホルダ150に挿入し、ホルダ内壁と蛍光体外形との間に図示しないUV接着剤を流し込む。その後、UV光を照射し、接着剤を硬化させることによって蛍光体をホルダ150に固定する。ここでは、あらかじめ成形した蛍光体140をホルダ150に固定する方法を採用しているが、ホルダ150の穴に蛍光体140をじかに成形する方法を採用してもよい。例えば、硬化前の樹脂材料に蛍光体粉体を混合した液体をホルダ150の蛍光体挿入穴156に流し込み、オーブンで樹脂を硬化させることによってもホルダ150内に蛍光体140を固定することができる。
次に、光ファイバ110を固定したフェルール120と、蛍光体140を固定したホルダ150とのアライメントをおこなう。これは、光ファイバ110と蛍光体140との位置ずれによってレーザ光が損失する量を最小限に抑え、効率よく蛍光発光を生じさせることを目的としている。アライメントの方法は、一般的にアクティブアライメントと呼ばれる方法で、実際に光ファイバ110からレーザ光を蛍光体140に照射し、蛍光発光量を測定しながら、発光量が最大になる位置で固定する方法である。このアライメント方法を用いるために、前述したホルダ150の接合用突起154とフェルール120との間にはアライメント時に動かす範囲において隙間があいていなくてはならない。蛍光体140やホルダ150、フェルール120の外形精度にもよるが、この実施の形態では、アライメント時の動作範囲は±100μm程度であり、フェルール120の直径と、複数の接合用突起154群の内径は200μm以上の差がなくてはならない。また、光ファイバ110と蛍光体140との間には、光結合効率を向上させるために、マッチンググリス160等の屈折率整合材を設置する。
アライメントが完了した後、接合用突起154の周囲にUV接着剤170を塗布し、ホルダ150周囲からUV光を照射してUV接着剤170を硬化させる。UV接着剤170は、アライメントされた光ファイバ110と蛍光体140との相対位置を硬化時にずらしてしまわないように、硬化収縮ができるかぎり小さいものが望ましい。また、UV接着剤170の塗布に関しては、ディスペンサやインクジェット、手作業での塗布等が考えられるが、アライメントされた光ファイバ110と蛍光体140との相対位置が動いてしまうことがないように、いずれの方法においても、アライメント後のフェルール120とホルダ150に非接触でUV接着剤170のみを塗布する方法が望ましい。次に、UV光照射時においては、ホルダ150の周囲からUV光を照射するが、接合用突起154の影になってUV接着剤170にUV光が届かない部分が生じないように多方向からUV光を照射する方法が望ましい。
以上の工程を経て光学デバイス100が完成する。
この実施の形態による光学デバイス100では、接合用突起154が光ファイバ110に沿って延在する接着用接合面を追加的に提供するので、光学デバイス全体の小径化を進められた場合であっても必要な接合強度を容易に確保することができる。
また、接合用突起154がフェルール120の周囲に回転対称に配置されるので、UV接着剤170が硬化する際の光ファイバ110と蛍光体140との相対位置のずれの発生が良好に抑えられる。
さらに、接合用突起154が、これによって妨げられることなくホルダ150の周囲からUV接着剤170へUV光が照射されることを可能にするほぼ扇形などの形状をしているので、UV接着剤170がどの部分においても本来の接着力を発揮し得る。
この実施の形態による光学デバイス100はさまざまな変形や変更が施されてもよい。
たとえば、接合用突起154の個数は、この実施の形態では5つであるが、これに限定されるものではなく、他の任意の個数であってよい。接合構造を構成する接合用突起154は、少なくとも光ファイバ110に沿って延在する接着用接合面を提供しさえすればよく、この目的からすれば接合用突起154の個数は1つであってもよい。しかし、強固な接合のために接合面積を大きく確保するためには、接合用突起154の個数は複数である方が好ましい。さらに、UV接着剤170が硬化する際の光ファイバ110と蛍光体140との相対位置がずれの発生を避けるために、接合用突起154は回転対称に配置されていると好ましい。
また、光ファイバ110に沿って延在する接着用接合面を追加的に提供する目的からすると、接合構造としては、ホルダ150の外壁に穴を開けたような形態も考えられるが、接合面積を大きく確保するためには、接合用突起154のような突起形状であるの方が望ましい。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態による光学デバイスについて図6と図7を参照しながら説明する。この実施の形態は、第1の実施の形態のフェルールに代えて適用可能な別のフェルールに向けられている。図6は、この実施の形態による光学デバイスにおけるフェルールとホルダの斜視図であり、図7は、この実施の形態による光学デバイスの縦断面図である。図6と図7において、図1〜図5に示した部材と同一の参照符号を付した部材は同様の部材であり、その詳しい説明は省略する。
図6と図7に示されるように、この実施の形態の光学デバイス200は、フェルール220を除いては、第1の実施の形態の光学デバイス100と同様の構成を有している。フェルール220は、これに貫通された光ファイバ挿入穴222を有し、これに第1の実施の形態と同様の手法によって光ファイバ110が固定されている。フェルール220はまた、外周面のホルダ150の側の端部に複数の接合用溝224を有している。接合用溝224は、フェルール220に固定された光ファイバ110に沿って延在している。接合用溝224は、これがない場合に比べて、接合面積を増大させる。
フェルール220とホルダ150は、接合用溝224と接合用突起154が間隔を置いて向き合って係合されるように設計されている。このため、接合用溝224は、接合用突起154の個数と同じであり、光ファイバ110の周囲に回転対称に配置されている。
接合用溝224と接合用突起154の間隔は、デバイス全体の小径化の観点からすると小さいほど好ましいが、第1の実施の形態で説明したように、フェルール220とホルダ150の接合前のアクティブアライメントのために、フェルール220とホルダ150のそれぞれの光軸ズレを考慮して設定される。
フェルール220とホルダ150が係合された状態では、光ファイバ110の光軸とホルダ本体152の中心軸とが整列され、光ファイバ110の光軸上に蛍光体140が配置されている。
この実施形態では、接合用溝224と接合用突起154は、光ファイバ110に沿って延在する接合構造を構成している。この接合構造は、フェルール220とホルダ150の間にUV接着剤170が容易に充てんされるすき間を作り出して、光ファイバ110に沿って延在する接着用接合面を追加的に提供するものである。接合用突起154の二つの内側側面154aとこれに向き合う接合用溝224の二つの側面224aが、光ファイバ110に沿って延在する接着用接合面に相当する。
この実施の形態による光学デバイス200もまた第1の実施の形態による光学デバイス100と同様の利点を有する。
また、接合用突起154が、光ファイバ110に沿って延在する接着用接合面を追加的に提供するほかに、接合用溝224もまた、光ファイバ110に沿って延在する接着用接合面を追加的に提供するので、言い換えれば、接合用溝224が接合面積を増大させているので、必要な接合強度の確保が容易である。また、接合用溝224と接合用突起154が間隔を置いて向き合って配置されるため、UV接着剤170の層が薄くなり、接合構造全体の剛性が向上される。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態による光学デバイスについて図8と図9を参照しながら説明する。この実施の形態は、第2の実施の形態のホルダに代えて適用可能な別のホルダに向けられている。図8は、この実施の形態による光学デバイスにおけるフェルールとホルダの斜視図であり、図9は、この実施の形態による光学デバイスの縦断面図である。図8と図9において、図1〜図7に示した部材と同一の参照符号を付した部材は同様の部材であり、その詳しい説明は省略する。
図8と図9に示されるように、この実施の形態の光学デバイス300は、ホルダ350を除いては、第2の実施の形態の光学デバイス200と同様の構成を有している。ホルダ350は、円柱形状のホルダ本体352に同軸に貫通された蛍光体挿入穴356を有し、これに第1の実施の形態と同様の手法によって蛍光体140が固定されている。ホルダ350はまた、ホルダ本体352から突出した接合用円筒354を有している。接合用円筒354は、ホルダ本体352の中心軸と同軸に配置されている。
フェルール220とホルダ350は、フェルール220の端部が接合用円筒354の内部に挿入されて係合されるように設計されている。このため、接合用円筒354の内径は、フェルール220の外径よりも大きく設定されている。
フェルール220と接合用円筒354のすき間は、デバイス全体の小径化の観点からすると小さいほど好ましいが、第1の実施の形態で説明したように、フェルール220とホルダ350の接合前のアクティブアライメントのために、フェルール220とホルダ350のそれぞれの光軸ズレを考慮して設定される。
フェルール220とホルダ350が係合された状態では、光ファイバ110の光軸とホルダ本体352の中心軸とが整列され、光ファイバ110の光軸上に蛍光体140が配置されている。
この実施形態では、接合用溝224は、光ファイバ110に沿って延在する接合構造を構成している。この接合構造は、フェルール220とホルダ350の間にUV接着剤170が容易に充てんされるすき間を作り出して、光ファイバ110に沿って延在する接着用接合面を追加的に提供するものである。接合用溝224の二つの側面224aが、光ファイバ110に沿って延在する接着用接合面に相当する。
この実施の形態による光学デバイス200もまた第1の実施の形態による光学デバイス100と同様の利点を有する。
また、この実施の形態によるホルダ350は、第1の実施の形態によるホルダ150に比べて、加工性に優れている。具体的には、ホルダ150を製造する場合、接合用突起154となる外周部分を残してホルダ母材をくりぬいた後に、残した外周部分に切り欠きを入れることになる。この切り欠きの加工において、細い接合用突起の剛性が低いため、レーザ加工や超低速での切削加工などの高精度で低ダメージな加工が必要とされる。しかし、この実施の形態のように、ホルダ350の製造は、接合用円筒354となる外周部を残してホルダ母材をくりぬくだけであるので、通常の加工方法を用いることができる。
この実施の形態において、第1の実施の形態における接合用突起154と同様に、接合用溝224の個数は任意に変更されてよい。接合用溝224の個数は1つであってもよいが、好ましくは複数であるとよく、さらには、それらは回転対称に配置されているとよい。
これまで、図面を参照しながら本発明の実施形態を述べたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変形や変更が施されてもよい。
たとえば、上述した実施の形態では、フェルールの外径サイズよりもホルダの外径サイズの方が大きいという想定のもと、ホルダが接合用突起または接合用円筒を有する例を示したが、これとは反対に、フェルールの外径サイズがホルダの外径サイズよりも大きく、フェルールが接合用突起または接合用円筒を有する構成としてもよい。
100…光学デバイス、110…光ファイバ、120…フェルール、122…光ファイバ挿入穴、130…熱硬化接着剤、140…蛍光体、150…ホルダ、152…ホルダ本体、154…接合用突起、154a…内側側面、154b…先端面、156…蛍光体挿入穴、160…マッチンググリス、170…UV接着剤、200…光学デバイス、220…フェルール、222…光ファイバ挿入穴、224…接合用溝、224a…側面、300…光学デバイス、350…ホルダ、352…ホルダ本体、354…接合用円筒、356…蛍光体挿入穴。

Claims (8)

  1. 導光部材と、
    前記導光部材を保持する保持部材と、
    前記導光部材から照射される光によって機能する光学素子と、
    前記光学素子を保持するホルダと、
    前記保持部材と前記ホルダとを接合する接着剤とを有し、
    前記保持部材と前記ホルダは、前記導光部材の光軸上に前記光学素子が配置されるように係合され、前記保持部材と前記ホルダの少なくとも一方は、前記導光部材に沿って延在する接合構造を有し、前記接合構造は、前記保持部材と前記ホルダの間に前記接着剤が容易に充てんされるすき間を作り出し、前記保持部材と前記ホルダとが前記すき間に充てんされた接着剤によって接合される光学デバイスであって、
    前記ホルダは、前記接合構造を構成する少なくとも一つの接合用突起を有し、
    前記接着剤は光硬化性接着剤であり、前記接合用突起は、前記保持部材と対向する領域に充てんされた前記光硬化性接着剤への光照射を可能とする形状をしている、光学デバイス。
  2. 前記ホルダは複数の接合用突起を有している請求項1に記載の光学デバイス。
  3. 前記接合用突起は、前記導光部材の周囲に回転対称に配置されている請求項2の光学デバイス。
  4. 前記複数の接合用突起は、すべて同じ形状をしている請求項2に記載の光学デバイス。
  5. 導光部材と、
    前記導光部材を保持する保持部材と、
    前記導光部材から照射される光によって機能する光学素子と、
    前記光学素子を保持するホルダと、
    前記保持部材と前記ホルダとを接合する接着剤とを有し、
    前記保持部材と前記ホルダは、前記導光部材の光軸上に前記光学素子が配置されるように係合され、前記保持部材と前記ホルダの少なくとも一方は、前記導光部材に沿って延在する接合構造を有し、前記接合構造は、前記保持部材と前記ホルダの間に前記接着剤が容易に充てんされるすき間を作り出し、前記保持部材と前記ホルダとが前記すき間に充てんされた接着剤によって接合され、
    前記ホルダは少なくとも一つの接合用突起を有し、前記接合用突起が前記接合構造を構成し、
    前記ホルダは複数の接合用突起を有し、前記接合用突起は、前記導光部材の周囲に回転対称に配置されており、
    前記接着剤は光硬化性接着剤であり、前記接合用突起は、これによって妨げられることなく前記ホルダの周囲から前記接着剤へ光が照射されることを可能とする形状をしており、
    前記接合用突起は、回転対称の軸に垂直な平面上における断面形状がほぼ扇形をしている光学デバイス。
  6. 前記保持部材は少なくとも一つの接合用溝を有し、前記接合用溝は前記接合用突起と共に前記接合構造を構成する請求項〜5のいずれかひとつに記載の光学デバイス。
  7. 前記接合用突起と前記接合用溝は間隔を置いて互いに向き合う請求項6の光学デバイス。
  8. 前記保持部材は少なくとも一つ以上の接合用溝を有し、前記接合用溝が前記接合構造を構成する請求項1に記載の光学デバイス。
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