JP5489309B1 - 遊技機の操作ボタン - Google Patents

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Abstract

【課題】主制御部の処理負担を軽減するとともに、誤信号の発生や不正行為を防止することができる興趣性の高い遊技機の操作ボタンを提供する。
【解決手段】遊技機は、前面扉に設けられたボタン筐体31と、ボタン筐体31に往復動可能に装着された押圧部32と、ボタン筐体31内に設けられた第1のスイッチ33と、第1のスイッチ33の背後の第1の位置と第1のスイッチ33から離間した第2の位置との間を移動可能な第2のスイッチ34と、押圧部32のボタン筐体31側に設けられ第1又は第2のスイッチ33、34を作動させる突出部32aとを備え、通常の遊技状態の場合は第2のスイッチ34は第1の位置に位置し、押圧部32が操作された場合に突出部32aにより第1のスイッチ33のみが作動し、特定の遊技状態の場合は第2のスイッチ34は第2の位置に位置し、押圧部32が操作された場合に突出部32aにより第2のスイッチ34のみが作動する。
【選択図】図4

Description

本発明は遊技機に関し、特に、スロットマシン、パチスロ機等の遊技機の操作ボタンに関する。
例えば、パチスロ機遊技機では、複数のリールを配置したリールユニットを収納する筐体と、この筐体に開閉自在に設けられた合成樹脂のフレームからなる前面扉と、前面扉の下部に取り付けられた腰部パネルと、複数の図柄がそれぞれの表面に配された複数のリールと、スタートスイッチと、ストップスイッチと、制御部と、電源等を備えた遊技機が知られている。
スタートスイッチは、遊技メダルやコイン等(以下、メダル等)の遊技媒体が投入されたことを条件に、スタートレバーが遊技者により操作されたこと(以下、「開始操作」という)を検出し、全てのリールの回転の開始を要求する信号を出力する。ストップスイッチは、複数のリールのそれぞれに対応して設けられたストップボタンが遊技者により押されたこと(以下、「停止操作」という)を検出し、該当するリールの回転の停止を要求する信号を出力する。複数のリールには、それぞれに対応して設けられたステッピングモータの駆動力が伝達される。制御部は、スタートスイッチ及びストップスイッチにより出力された信号に基づいて、ステッピングモータの動作を制御し、各リールの回転及びその停止を行う。
また、制御部は、基本となる遊技状態である一般遊技状態と、所定の条件を満たしたこと又は抽籤結果に基づいて遊技者にとって有利となる複数種類の特別遊技状態を設定するとともに、種々の遊技状態に応じて、装飾ランプ、液晶表示装置又は音声発生装置等を用いた演出を実行する。
これらの演出は、通常、制御部から出力される信号に基づいて行われるが、その際、遊技者が自主的に又は遊技機からの報知によって、遊技機に設けられた演出用ボタン等を押すことでメニュー照会、遊技説明、演出選択、等の各種演出を行う遊技機が知られている。
従来の遊技機では、この演出用ボタンを単独で遊技機の前面パネルに設けるか、又は部品点数の削減等のためにストップボタンと併用する例が知られている(特許文献1)。
図10は演出用ボタンとストップボタンを併用した従来の操作ボタンの模式図である。
この操作ボタン17(17L,17C,17R)は前面扉1bに設けられたボタン筐体31と、弾性部材35によりボタン筐体31内を往復動可能に設けられた押圧部32(32L,32C,32R)と、押圧部32に設けられ押圧部32の動きに連動して往復動する連動部材32−1と、連動部材32−1に取り付けられたストップスイッチ33(33L,33C,33R)及び演出用スイッチ34(34L,34C,34R)とからなる。ストップスイッチ33及び演出用スイッチ34は連動部材32−1の往復動によってオンオフすることにより停止信号及び演出信号をそれぞれ主制御部及び演出制御部に出力する(図示せず)。
その際、遊技機にメダルが投入されリールが回転している遊技状態のときは、押圧部32の操作によってストップスイッチ33からの停止信号により対応するリールが停止されるが、同時に出力される演出用スイッチ34からの演出信号は演出制御部に入力されるものの、演出制御部の演出内容に何ら変更を与えないように無効化される。そして、リールの停止中に押圧部32が操作された場合に、演出用スイッチ34からの演出信号によって演出内容を変更する。その際、ストップスイッチ33からの停止信号も主制御部に入力されるが、リールが停止中のため、この停止信号は無効化される。
特開2003−117052号公報
ところで、近年の遊技機では、遊技の興趣を高めるために、例えば小役、あるいはボーナス、チャンスタイム等の遊技者にとって有利な特別遊技状態の当籤時又はその遊技中に、主制御部が遊技者による遊技操作を無効化し、所定の遊技操作無効化期間の間、リールを高速回転、振動、停止・再回転、又は点灯・消灯させる等のリールアクションを用いた演出を行う遊技機が知られている。
しかしながら、従来のリールアクションによる演出は、その内容及びタイミングとも主制御部によって制御され、遊技者が介在するものではないため、演出が単調となるという課題があった。
そのため、遊技者に遊技機の前面扉に設けられたボタンを操作させることにより、リールアクション演出を行うことも考えられるが、従来の演出用ボタンや特許文献1に記載の操作ボタンでは、その操作時に演出信号を副制部等に設けられた演出制御部に出力するため、リールアクションと連動させることはできなかった。
また、ストップスイッチからの信号によってリールアクションの演出を行うことも考えられるが、主制御部は停止信号と演出信号とを識別するための処理負担が増大し、誤信号の発生や不正行為を招くという課題があった。
したがって、ストップスイッチと演出用スイッチを別体としつつ、前面扉のレイアウトの簡素化、部品点数の削減の観点から、ストップスイッチとリールアクション用の演出用スイッチを一つのボタンに組み込んだ遊技機の開発が望まれていた。
一方、特許文献1には停止用スイッチと演出用スイッチを併用した操作ボタンの例が示されているが、この操作ボタンは、ボタンが操作されると停止信号と演出信号が同時に主制御部及び演出制御部にそれぞれ出力するため、遊技機が遊技操作無効化期間中であるか否かに応じて、いずれかの信号を無効化処理する必要があり、そのための付加的な処理回路が必要となって、制御部の処理負担等を増大させるとともに、誤信号の発生や不正行為を招くという課題があった。
本願発明は上記課題を解決するためになされたもので、操作ボタンにストップスイッチとリールアクション用の演出用スイッチを搭載し、遊技機が遊技操作無効化期間中であるか否かに応じて、操作ボタンから停止信号又は演出信号のいずれかの信号を主制御部に出力することによって、主制御部の処理負担を軽減するとともに、誤信号の発生や不正行為を防止することができる興趣性の高い遊技機の操作ボタンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本実施形態に係る遊技機の操作ボタンは、遊技機の前面扉に設けられたボタン筐体と、前記ボタン筐体に往復動可能に装着された押圧部と、前記ボタン筐体内に設けられた第1のスイッチと、前記ボタン筐体内において前記第1のスイッチの背後の第1の位置と前記第1のスイッチから離間した第2の位置との間を移動可能に設けられた第2のスイッチと、前記押圧部のボタン筐体側に設けられ前記第1又は第2のスイッチを作動させる突出部と、前記第2のスイッチを前記第1の位置と第2の位置との間で移動可能に駆動する駆動手段と備え、前記遊技機が通常の遊技状態の場合は前記第2のスイッチは前記第1の位置に位置し、前記押圧部が操作された場合に前記突出部により前記第1のスイッチのみが作動し、前記遊技機が特定の遊技状態の場合は前記第2のスイッチは前記駆動手段により移動されることで前記第2の位置に位置し、前記押圧部が操作された場合に前記突出部により前記第2のスイッチのみが作動することを特徴とする。
上記実施形態によれば、少なくとも一つの操作ボタン17に第1及び第2のスイッチ(本実施形態ではストップスイッチ33と演出用スイッチ34)を搭載し、特定の遊技状態(本実施形態では遊技操作無効化期間)であるか否かに応じて第2のスイッチを移動させることにより、第1又は第2のスイッチからの信号のいずれかを確実に主制御部41に送信することが可能となる。これにより、遊技機の興趣性を高めるとともに、誤信号の発生や不正行為を防止することができる。また、第1及び第2のスイッチを一つのボタンに組み込んだことで、部品点数を削減することができるとともに、遊技機の前面扉の設計自由度を高めることができる。
また、遊技者は一つのボタンで各種操作を実行することができるため、複数のボタンによる煩雑なボタン操作から開放され、遊技進行を楽しむことができる。
本発明の実施形態によれば、操作ボタンに第1及び第2のスイッチを搭載し、何れかの信号を確実に主制御部に出力することで、主制御部の処理負担を軽減するとともに、誤信号の発生や不正行為を防止することができる興趣性の高い遊技機の操作ボタン及び遊技機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る遊技機の機能フロー図。 本発明の実施形態に係る遊技機の前面扉の外観構成を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る遊技機の内部構造を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る操作ボタンの模式図で、(a)は非操作時の模式図、(b)そのA−A線断面図。 図4の操作ボタンの操作時の模式図。 本発明の実施形態に係る操作ボタンの模式図で、第2のスイッチが移動した場合の非操作時の模式図。 図6の操作ボタンの操作時の模式図。 本発明の実施形態に係る主制御部の構成例を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る副制御部の構成例を示すブロック図。 従来の操作ボタンの模式図。
以下、本発明に係る遊技機の操作ボタンの実施形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明ではパチスロ機遊技機(以下、「パチスロ機」という。)を例に説明するが、これに限定されずパチンコ遊技機、スロットマシン等に適用できることはもちろんである。
[パチスロ機の基本的構成]
先ず、パチスロ機1の基本的な構成を図1により説明する。
本実施形態のパチスロ機1では、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いる。なお、遊技媒体としては、メダル以外にも、コイン、遊技球、遊技用のポイントデータ又はトークン等を適用することもできる。
遊技者によりメダルが投入され、スタートレバーが操作されると、予め定められた数値の範囲(例えば、0〜65535)の乱数から1つの値(以下、乱数値)が抽出される。
内部抽籤手段は、抽出された乱数値に基づいて抽籤を行い、内部当籤役を決定する。内部当籤役の決定により、後述の入賞判定ラインに沿って表示を行うことを許可する図柄の組合せが決定される。なお、図柄の組合せの種別としては、メダルの払い出し、再遊技の作動、ボーナスの作動等といった特典が遊技者に与えられる「入賞」に係るものと、それ以外のいわゆる「ハズレ」に係るものとが設けられている。
また、スタートレバーが操作されると、複数のリールの回転が行われる。その後、遊技者により操作ボタンが押され、ストップスイッチが作動すると、リール停止制御手段は、内部当籤役とストップスイッチが作動したタイミングとに基づいて、該当するリールの回転を停止する制御を行う。
パチスロ機1では、基本的に、ストップスイッチが作動したときから規定時間(190msec)内に、該当するリールの回転を停止する制御が行われる。本実施形態では、上記規定時間内にリールの回転に伴って移動する図柄の数を「滑り駒数」と呼び、その最大数を図柄4個分に定める。
リール停止制御手段は、入賞に係る図柄の組合せの表示を許可する内部当籤役が決定されているときは、上記規定時間を利用して、その図柄の組合せが入賞判定ラインに沿って極力表示されるようにリールの回転を停止する。また、リール停止制御手段は、上記規定時間を利用して、内部当籤役によってその表示が許可されていない図柄の組合せが入賞判定ラインに沿って表示されないようにリールの回転を停止する。
こうして、複数のリールの回転がすべて停止されると、入賞判定手段は、入賞判定ラインに沿って表示された図柄の組合せが、入賞に係るものであるか否かの判定を行う。入賞に係るものであるとの判定が行われると、メダルの払い出し等の特典が遊技者に与えられる。以上のような一連の流れがパチスロ機における1回の遊技として行われる。
また、パチスロ機1では、前述した一連の流れの中で、リールの点灯・消灯、高速回転、振動又は停止・再回転等によるリールアクション演出、液晶表示装置により行う映像を用いた液晶表示演出、各種ランプにより行う光を用いたランプ演出、スピーカにより行う音を用いたスピーカ演出(効果音、BGM)、或いはこれらの組合せを利用して様々な演出が行われる。
スタートレバーが操作されると、前述の内部当籤役の決定に用いられた乱数値とは別に、演出用の乱数値(以下、演出用乱数値)が抽出される。演出用乱数値が抽出されると、演出内容決定手段は、内部当籤役に対応づけられた複数種類の演出内容の中から今回実行するものを抽籤により決定する。
演出内容が決定されると、演出実行手段は、リールの回転が開始されるとき、各リールの回転がそれぞれ停止されるとき、遊技操作の無効化処理が行われたとき、入賞の有無の判定が行われたとき等の各契機に連動させて演出の実行を進める。このように、パチスロ機では、内部当籤役に対応づけられた演出内容を実行することによって、決定された内部当籤役(言い換えると、狙うべき図柄の組合せ)を知る或いは予想する機会が遊技者に提供され、遊技者の興味の向上が図られる。
[パチスロ機の構造]
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係るパチスロ機1の構造について説明する。ここで、図2はパチスロ機1の前面扉1bの外観構成を示す図であり、図3は遊技機1の内部構造を示す図である。
(外部構造)
パチスロ機1は、図3に示すように、リールや回路基板等を収容する筐体1aと、筐体1aに対して開閉可能に取り付けられる前面扉1bとを備える。筐体1aの内部には、3つのリール3L,3C,3Rが横並びに設けられている。以下、各リール3L,3C,3Rを、それぞれ左リール3L、中リール3C、右リール3Rという。
各リール3L,3C,3Rは、円筒状に形成されたリール本体と、リール本体の周面に装着された透光性のシート材を有している。シート材の表面には、複数(例えば21個)の図柄が周方向に沿って連続的に描かれている。
前面扉1bの中央には、液晶表示装置10が設けられている。この液晶表示装置10は、図柄表示領域4L,4C,4Rを含む表示画面を備え、正面から見て3つのリール3L,3C,3Rに重畳する手前側に位置するように設けられている。本実施形態では、図柄表示領域4L,4C,4Rを含めた表示画面の全体を使って、映像の表示が行われ、演出が実行される。
図柄表示領域4L,4C,4Rは、3つのリール3L,3C,3Rのそれぞれに対応して設けられている。この図柄表示領域4L,4C,4Rは、表示窓としての機能を果たすものであり、その背後に設けられた各リール3L,3C,3Rを透過することが可能な構成になっている。以下、図柄表示領域4L,4C,4Rを、それぞれ左表示窓4L、中表示窓4C、右表示窓4Rという。
表示窓4L,4C,4Rは、その背後に設けられたリール3L,3C,3Rの回転が停止されたとき、各リール3L,3C,3Rの複数種類の図柄のうち、その枠内における上段、中段及び下段の各領域にそれぞれ1個の図柄(合計で3個)を表示する。各表示窓4L,4C,4Rが有する上段、中段及び下段からなる3つの領域のうち予め定められたいずれかをそれぞれ組合せてなる擬似的なラインを、入賞か否かの判定を行う対象となるライン(入賞判定ライン)として定義する。
本実施形態では、入賞判定ラインとしてセンタライン8が設けられている。センタライン8は、左表示窓4Lの中段、中表示窓4Cの中段及び右表示窓4Rの中段の組合せからなる。以下、センタライン8を入賞判定ライン8とも言う。
液晶表示装置10の表示画面の側方には、7セグメントLEDからなる7セグ表示器6が設けられている。この7セグ表示器6は、今回の遊技に投入されたメダルの枚数(以下、投入枚数)、特典として遊技者に対して払い出すメダルの枚数(以下、払出枚数)、パチスロ機内部に預けられているメダルの枚数(以下、クレジット枚数)等の情報をデジタル表示する。
前面扉1bの下部には、遊技者による操作の対象となる各種装置(メダル投入口11、ベットボタン12、スタートレバー16、操作ボタン17(17L,17C,17R))と腰部パネル30が設けられている。
メダル投入口11は、遊技者によって外部から投下されるメダルを受け入れるために設けられる。メダル投入口11に受け入れられたメダルは、予め定められた規定数を上限として1回の遊技に投入されることとなり、規定数を超えた分はパチスロ機1の内部に預けることが可能となる(いわゆるクレジット機能)。
ベットボタン12は、パチスロ機1の内部に預けられているメダルから1回の遊技に投入する枚数を決定するために設けられる。精算ボタン14は、パチスロ機1の内部に預けられているメダルを外部に引き出すために設けられる。
スタートレバー16は、全てのリール3L,3C,3Rの回転を開始するために設けられる。操作ボタン17(17L,17C,17R)はそれぞれストップスイッチ33(33L,33C,33R)が設けられるが、少なくとも一つ操作ボタン17には、後述する演出用スイッチ34が設けられる。
メダル払出口18は、後述のメダル払出装置33の駆動により排出されるメダルを外部に導く。メダル払出口18から排出されたメダルは、メダル受皿19に貯められる。ランプ(LED等)20は、演出内容に応じた点消灯のパターンにて光を出力する。本実施形態のランプ20は、花火玉に形成されている。スピーカ21L,21Rは、演出内容に応じた効果音や楽曲等の音を出力する。
(内部構造)
図3は、パチスロ機1の内部構造を示す斜視図である。図3では、前面扉1bが開放され、前面扉1bの裏面側の構造及び筐体1aの内部の構造が示されている。
筐体1a内部の上方には、主制御部41を構成する主基板125が設けられている。主制御部41は、内部当籤役の決定、リール3L,3C,3Rの回転及び停止、入賞の有無の判定、各種演出の指令、といった、パチスロ機1における遊技の主な流れを制御する回路である。主制御部41の具体的な構成は後述する。
筐体1aの内部の中央には、3つのリール3L,3C,3Rが設けられている。各リール3L,3C,3Rには、所定の減速比をもったギアを介してステッピングモータ81L,81C,81R(図9参照)が接続されている。3つのリール3L,3C,3R及びステッピングモータ81L,81C,81Rは、本発明に係る変動表示手段を構成する。
左リール3Lの左側には、副制御部42(図10参照)を構成する副基板32が設けられている。副制御部42は、映像の表示や音等による演出の実行を制御する回路である。
筐体1aの内部の下方には、多量のメダルを収容可能で、それらを1枚ずつ排出可能な構造を有するメダル払出装置(ホッパー)120が設けられている。ホッパー120の左側には、パチスロ機1が有する各装置に対して必要な電力を供給するための電源装置121が設けられている。
前面扉1b裏側の中央(表示窓4L,4C,4Rの下方)には、セレクタ122が設けられている。セレクタ122は、材質や形状等が適正であるメダルか否かを選別する装置であり、メダル投入口11に受け入れられた適正なメダルをホッパー120へ案内する。セレクタ122内においてメダルが通過する経路上には、適正なメダルが通過したことを検出するメダルセンサ123(図12参照)が設けられている。
メダル払出口18は、メダル払出装置120の駆動により排出されるメダルを外部に導く。メダル払出口18から排出されたメダルは、メダル受皿19に貯められる。ランプ(LED等)20は、演出内容に応じた点消灯のパターンにて光を出力する。本実施形態のランプ20は、花火玉に形成されている。スピーカ21L,21Rは、演出内容に応じた効果音や楽曲等の音を出力する。
[操作ボタン]
次に、本発明に係る操作ボタンの実施形態について、図4乃至図8を参照して説明する。
(構成)
本実施形態において、操作ボタン17(17L,17C,17R)は、3つのリール3L,3C,3Rのそれぞれに対応づけられて設けられており、各操作ボタン17L,17C,17Rは対応するリールを停止させるためのストップスイッチ33(33L,33C,33R)が設けられているが、少なくとも一つの操作ボタン17には演出用スイッチ34も併せて設けられている。
以下、ストップスイッチ33と演出用スイッチ34からなる第1及び第2のスイッチが設けられた操作ボタン17について説明する。
なお、以下の説明では、第1のスイッチをストップスイッチ33、第2のスイッチを演出用スイッチ34として用いた例について説明するが、第1のスイッチを演出用スイッチとし、第2のスイッチをストップスイッチとしてもよいことはもちろんである。
ここで、図4はストップスイッチ33(第1のスイッチ)が動作状態にあるときの操作ボタン17の模式図で、図4(a)は非操作時の模式図、図4(b)そのA−A線断面図である。また、図5は図4の操作ボタンが操作された時の模式図である。
また、図6、図7は演出用スイッチ34(第2のスイッチ)が動作状態にあるときの操作ボタン17の模式図で、図6は操作ボタン17の非操作時、図7は操作時の模式図である。
この操作ボタン17は、図4(a)に示すように、遊技機の前面扉1bに設けられた例えば円筒状のボタン筐体31と、操作面とは反対の面に突出部32aが形成されボタン筐体31内を往復動可能に摺動する押圧部32と、ボタン筐体31内に設けられた例えば円筒状のストップスイッチ33と、ストップスイッチ33の背後(外側)に配置された同心円筒状の演出用スイッチ34と、から構成される。
ストップスイッチ33と演出用スイッチ34は、それぞれの内周面に発光素子36a、37aと受光素子36b、37bからなる光センサが設けられ、遊技期間中、発光素子36a、37aと受光素子36b、37bとの間にそれぞれ光路a、bが形成される(図4(a)、図6参照)。この光路a,bが押圧部32の突出部32aにより遮断されると、ストップスイッチ33と演出用スイッチ34はそれぞれ停止信号と演出信号を出力する。なお、光センサを構成する発光素子36a、37aと受光素子36b、37bの配置、数、等は適宜変更可能である。
演出用スイッチ34は、ソレノイド等による駆動手段(図示せず)によって、ストップスイッチ33の背後の位置(第1の位置)とストップスイッチ33から離間した位置(第2の位置)との間を移動可能に設けられる(図4(a)、図6参照)。
押圧部32の外周部32bと演出用スイッチ34の上面34bとの間には弾性部材35が配置され、押圧部32が遊技者によって押圧操作されたとき、図5に示すように外周部32bと演出用スイッチ34の上面34bが当接又は近接し、押圧が解除された場合は弾性部材35の復元力によって押圧部32は図4(a)に示す状態に戻る。
(作用)
このように構成された本実施形態において、遊技が進行中の場合、遊技者によって押圧部32が押される前の操作ボタン17は、図4(a)に示すように、演出用スイッチ34がストップスイッチ33の背後に位置し、ストップスイッチ33の発光受光素子36a、36bの間に光路aが形成され動作状態となっている。
ここで押圧部32が押されると、図5に示すように、押圧部32がボタン筐体31内へ移動し、押圧部32の突出部32aがストップスイッチ33の内部に挿通され、発光素子33aと受光素子33bの間の光路aを遮断することにより、ストップスイッチ33から停止信号が主制御部41に出力され、主制御部41は当該操作ボタン17に対応するリールを停止する。
その際、演出用スイッチ34はストップスイッチ33によって光路が遮断されるため非動作状態であり、押圧部32の操作によって誤信号が発生することはない。
一方、小役又はボーナス、チャンスタイム等の特別遊技状態の内部当籤時、又は特別遊技状態中、等において、主制御部41によって遊技者による遊技操作を無効化させる遊技操作無効化期間(特定の遊技状態)が設定され、主制御部41がリールを高速回転、振動又は停止・再回転させる等のリールアクションや用いた演出を行うことを決定すると、図8に示すように、主制御部41から演出用スイッチ駆動回路38に信号が出力され、演出用スイッチ34はソレノイド等の駆動手段により(図示せず)押圧部32側に所定距離移動する。すなわち、演出用スイッチ34は、図4(a)に示す第1の位置から、図6に示すストップスイッチ33から離間した第2の位置に移動する。
ここで、押圧部32が押されると、図7に示すように、押圧部32がボタン筐体31内へ移動し、押圧部32の突出部32aが演出用スイッチ33の内部に挿通され、発光素子37aと受光素子37bの間の光路bを遮断することにより、演出用スイッチ34から演出信号が主制御部41に出力され、主制御部41は当該演出信号に基づき該当するリールにリールアクション演出を実施させるための信号をリールアクション演出駆動回路39に出力する。
その際、押圧部32の外周部32bは演出用スイッチ34の上面34bに当接又は近接するため、押圧部32の突出部32aの移動距離は制限され、突出部32aの先端は演出用スイッチ34内に留まり、ストップスイッチ32内に延出することはなく、ストップスイッチ33が誤動作することはない。
そして、遊技操作無効化期間が終了すると、主制御部41から演出用スイッチ駆動回路38に終了信号が出力され、演出用スイッチ34はソレノイド等の駆動手段により(図示せず)元の位置に復元し、図4(a)の状態となる。
なお、上記実施形態ではストップスイッチ33と演出用スイッチ34の発光受光素子からなる光センサにそれぞれ電源が常時供給されているようにしているが、これに限定されず、ストップスイッチ33の不作動時(図6)及び演出用スイッチ34の不作動時(図4(a))に、対応する光センサへの電源供給を停止するようにしてもよい。
(効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、少なくとも一つの操作ボタン17にストップスイッチ33と演出用スイッチ34を搭載し、遊技操作無効化期間の有無に応じて演出用スイッチ34を移動させることにより、停止信号又は演出信号のいずれかを確実に主制御部41に送信することが可能となる。これにより、遊技機の興趣性を高めるとともに、誤信号の発生や不正行為を防止することができる。また、演出用ボタンを別個に設ける必要がなくなるため、部品点数を削減することができるとともに、遊技機の前面扉の設計自由度を高めることができる。
また、遊技者は一つのボタンで演出操作、停止操作を実行することができるため、複数のボタンによる煩雑なボタン操作から開放され、遊技進行を楽しむことができる。
[制御部]
次に、図8及び図9を参照して、本実施形態におけるパチスロ機1が備える制御部の構成について説明する。パチスロ機1は、主制御部41、副制御部42、電源回路40、及び周辺装置(アクチュエータ等)を備える。
(主制御部)
主制御部41は、図8に示すように、メインCPU51、メインROM52及びメインRAM53、タイマー回路等を備えるメイン処理部50と、メイン処理部50に接続され副制御部42や周辺装置に通信データを一方向又は双方向に送受信するマスターI/F部70と、クロックパスス発生回路55と、分周器55と、WDT(ウォッチドッグタイマ)58と、電源回路(基板)40から電力の供給を受ける主基板電源回路59等を備えている。
〈メイン処理部〉
メイン処理部50において、メインROM52にはメインCPU51により実行される制御プログラム(図示せず)、内部抽籤テーブル等のデータテーブル(図示せず)、副制御部に対して各種制御指令(コマンド)を送信するためのデータ、リールアクション演出内容を規定するテーブル等が記憶されている。また、メインRAM53には、制御プログラムの実行により決定された内部当籤役等の各種データを格納する格納領域(図示せず)が設けられる。
メイン処理部50では、クロックパルス発生回路54及び分周器55がクロックパルスを発生し、メインCPU51は発生されたクロックパルスに基づいて制御プログラムを実行する。この制御プログラムによって、内部抽籤処理、リール停止制御処理、メダル払出処理、ボーナス作動監視処理、遊技操作無効化処理、遊技操作無効化期間の設定、等の各種処理が実行される。
また、メインCPU51は、ストップスイッチ33、演出用スイッチ34、スタートスイッチ16S、ベットスイッチ12S等からの信号入力を受けて、演出用スイッチ駆動回路38、リールアクション演出駆動回路39、モータ駆動回路82等を介して、リール3L,3C,3R、ステッピングモータ81L,81C,81R等の周辺装置の動作を制御する。
このようにメイン処理部50は遊技操作無効化期間中においてリールアクション演出を実施する一方、後述する副制御部42は液晶表示演出、スピーカ演出及び/又はランプ演出を実施する。
〈マスターI/F部〉
マスターI/F部70はメイン処理部50から送信される複数の通信データにそれぞれ含まれる複数のデータ及び送信コマンドを格納領域に格納する格納処理機能と、各通信データ毎にデータ構造を再編成してパケットデータとして副制御部42に順次送信する送信処理機能を有する。また、他の周辺装置との間で通信データの送受信を行う。
マスターI/F部70と副制御部42とは光ケーブル111で接続され、パケット形式の通信データをマスターI/F部から光ケーブル111を介して副制御部に送信する。
具体的に説明すると、マスターI/F部70は、マスターレジスタ制御部71、CPUI/F部72、乱数発生器73、送信制御部74、受信制御部75、I/O制御部76を備え、外部のリール位置検出回路83、演出用スイッチ駆動回路38、リールアクション演出駆動回路39、メダル払出装置19等と演出データや通信データの送受信をおこない、また、副制御部42に演出のためのパケット形式の通信データを送信するとともに、ストップセンサ17S、メダルセンサ35S、スタートスイッチ16S、精算スイッチ14S等からの信号を受信し、表示部駆動回路84及び7SEG表示器6に通信データを送信する。
また、乱数発生器73は予め定められた範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生し、メインCPU51は発生された乱数の中から1つの値を抽出する。
また、メイン処理部50とマスターI/F部70とは、例えばデータバスで接続されている。
このように、マスターI/F部70と副制御部42を光ケーブル111で接続したことで、従来の電気ケーブルと比較して外部からの電磁界やノイズ等による影響を排除することが可能となる。
また、マスターI/F部70はASIC(Application Specific integrated Circuit)集積回路が用いられている。
(副制御部)
図9は、本実施形態におけるパチスロ機1の副制御部42の構成例を示すブロック図である。
副制御部42は、主制御部41と光ケーブル111によって接続されており、主制御部41から送信される通信データに基づいて液晶表示装置10、スピーカ21L、21R、ランプ20及び/又は役物22を用いた演出内容の決定や実行等の処理を行う。副制御部42は、基本的に、サブCPU91、サブROM92、サブRAM93、レンダリングプロセッサ94、描画用RAM95、ドライバ96、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)100、オーディオRAM101、A/D変換器102、アンプ103及び役物駆動回路105、電源回路(基板)40から電力の供給を受ける副基板電源回路106等を備えている。
サブCPU91は、主制御部41から送信された通信データに応じて、サブROM92に記憶されている制御プログラムに従い、映像、音、光の出力の制御を行う。サブROM92は、基本的に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域によって構成される。
サブROM92のプログラム記憶領域には、サブCPU91が実行する制御プログラムが記憶されている。例えば、制御プログラムには、主制御部41との通信を制御するための主基板通信タスクや、演出用乱数値を抽出し、演出内容(演出データ)の決定及び登録を行うための演出登録タスク、決定した演出内容に基づいて液晶表示装置10による映像の表示を制御する描画制御タスク、ランプ20による光の出力を制御するランプ制御タスク、スピーカ21L,21Rによる音の出力を制御する音声制御タスク等が含まれる。
データ記憶領域は、各種データテーブルを記憶する記憶領域、各演出内容を構成する演出データを記憶する記憶領域、映像の作成に関するアニメーションデータを記憶する記憶領域、BGMや効果音に関するサウンドデータを記憶する記憶領域、光の点消灯のパターンに関するランプデータを記憶する記憶領域等が含まれている。
サブRAM93は、決定された演出内容や演出データを登録する格納領域や、主制御部41から送信される内部当籤役等の各種データを格納する格納領域が設けられている。
また、副制御部42には、その動作が制御される周辺装置として、液晶表示装置10、スピーカ21L,21R、ランプ20及び役物22が接続されている。
サブCPU91、レンダリングプロセッサ94、描画用RAM(フレームバッファを含む)95及びドライバ96は、演出内容により指定されたアニメーションデータに従って映像を作成し、作成した映像を液晶表示装置10により表示する。
また、サブCPU91、DSP100、オーディオRAM101、A/D変換器102及びアンプ103は、演出内容により指定されたサウンドデータに従ってBGM等の音をスピーカ21L,21Rにより出力する。また、サブCPU91は、演出内容により指定されたランプデータに従ってランプ20の点灯及び消灯を行う。
(周辺装置)
主制御部41には、ストップスイッチ33、演出用スイッチ34、メダルセンサ35S、スタートスイッチ16S、精算スイッチ14S及びベットスイッチ12Sからの信号が入力される。
ストップスイッチ33は、ストップスイッチ33が動作状態にあるときに各操作ボタン17L,17C,17Rが遊技者により操作されたときに停止信号を主制御部41に出力し、演出用スイッチ34は、演出用スイッチ34が動作状態にあるときに演出用スイッチ34が設けられた操作ボタン17L,17C及び/又は17Rが遊技者により操作されたときに演出信号を主制御部41に出力する。
スタートスイッチ16Sは、スタートレバー16が遊技者により操作されたこと(開始操作)を検出する。このスタートスイッチ16Sは、本発明に係る開始操作検出手段を構成する。精算スイッチ14Sは、精算ボタン14が遊技者により押されたことを検出する。
メダルセンサ35Sは、メダル投入口11に受け入れられたメダルが前述のセレクタ35内を通過したことを検出する。また、ベットスイッチ12Sは、ベットボタン12が遊技者により押されたことを検出する。メダルセンサ35S及びベットスイッチ12Sは、投入操作検出手段を構成する。
また、主制御部41により動作が制御される周辺装置としては、演出用スイッチ駆動回路38、リール3L,3C,3R、ステッピングモータ81L,81C,81R、7セグ表示器6及びメダル払出装置33がある。
演出用スイッチ駆動回路38は、遊技状態が遊技操作無効化期間の間、演出用スイッチ34を動作位置(第2の位置)に移動させて、操作ボタン17が操作されたときに演出信号を出力する。一方、遊技状態が通常の場合(遊技操作無効化期間でない場合)は、ストップスイッチ33が動作位置にあり、操作ボタン17(17L,17C,17R)が操作されたときに停止信号を出力する。
リール3L,3C,3Rは、遊技操作無効化期間の間に、主制御部41からの指令によって、リールアクション演出駆動回路39及びモータ駆動回路82を介して、点灯・消灯、高速回転、振動又は停止・再回転等のリールアクション演出を行う。
モータ駆動回路82は、各リール3L,3C,3Rに対応して設けられたステッピングモータ81L,81C,81Rの駆動を制御する。リール位置検出回路83は、発光部と受光部とを有する光センサにより、リールが一回転したことを示すリールインデックスを各リール3L,3C,3Rに応じて検出する。
ステッピングモータ81L,81C,81Rは、運動量がパルスの出力数に比例し、回転軸を指定された角度で停止させることが可能な構成を備えている。
遊技状態が通常の場合(遊技操作無効化期間でない場合)では、ステッピングモータ81L,81C,81Rの駆動力は、所定の減速比をもったギアを介して各リール3L,3C,3Rに伝達される。各ステッピングモータ81L,81C,81Rに対して1回のパルスが出力されるごとに、各リール3L,3C,3Rは一定の角度で回転する。
主制御部51は、リールインデックスを検出してからステッピングモータ81L,81C,81Rに対してパルスを出力した回数をカウントすることによって、各リール3L,3C,3Rの回転角度(主に、リールが図柄何個分だけ回転したか)を管理する。
ここで、各リール3L,3C,3Rの回転角度の管理について、具体的に説明する。ステッピングモータ81L,81C,81Rに対して出力されたパルスの数は、メインRAM53に設けられたパルスカウンタによって計数される。そして、図柄1つ分の回転に必要な所定回数(例えば16回)のパルスの出力がパルスカウンタで計数される毎に、メインRAM53に設けられた図柄カウンタが1ずつ加算される。図柄カウンタは、各リール3L,3C,3Rに応じて設けられている。図柄カウンタの値は、リール位置検出回路83によってリールインデックスが検出されるとクリアされる。
このように、本実施形態では、図柄カウンタを管理することにより、リールインデックスが検出されてから図柄何個分の回転が行われたのかを管理するようになっている。したがって、各リール3L,3C,3Rの各図柄の位置は、リールインデックスが検出される位置を基準として検出される。
また、本実施形態では、滑り駒数の最大数を図柄4個分に定めている。したがって、左操作ボタン17Lが押されたときに左表示窓4Lの中段にある左リール3Lの図柄と、その4個先の図柄までの範囲内にある各図柄が、左表示窓4Lの中段に停止可能な図柄となる。
一方、遊技状態が遊技操作無効化期間の場合は、主制御部41で規定されたリールアクション演出内容に基づき、ステッピングモータ81L,81C,81Rを駆動制御し高速回転、振動、停止・再回転等のリールアクション演出を行う。
表示部駆動回路84は、7セグ表示器6の動作を制御する。ホッパー駆動回路85は、ホッパー33の動作を制御する。また、払出完了信号回路86は、ホッパー33に設けられたメダル検出部33Sが行うメダルの検出を管理し、ホッパー33から外部に排出されたメダルが払出枚数に達したか否かをチェックする。
上述した一実施形態のパチスロ機1では、入賞判定ラインを1ラインとしたが、本発明に係る入賞判定ラインとしては、その位置や数を任意に設定することができる。本発明に係る入賞判定ラインとしては、例えば、トップラインとボトムラインに設定し、その他の直線状のラインを無効ラインとしてもよい。
以上、本発明の一実施形態に係る遊技機の操作ボタンについて、その作用効果も含めて説明したが、本発明はここで説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、ボタン筐体31は円筒状に限らず矩形体としてもよく、ストップスイッチ33と演出用スイッチ34も円筒状のものに限らず、ボタン筐体31の形状等に応じて平行板状としてもよい。また、光センサに代えて電磁気的センサやリミットスイッチ等を用いてもよい。
また、本実施形態では操作ボタンをパチスロ機に適用した例を説明したが、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に適用できることはもちろんであるが遊技機以外の表示機器の表示パネルにも適用できる。
このように、上述した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、組み合わせ、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…パチスロ機、1a…筐体、1b…前面扉、3L,3C,3R…リール、4L,4C,4R…図柄表示領域、10…液晶表示装置、11…メダル投入口、12…ベットボタン、14…精算ボタン、16…スタートレバー、17(17L,17C,17R)…操作ボタン、18…メダル払出口、20…ランプ、21L,21R…スピーカ、30…腰部パネル、31…ボタン筐体、32…押圧部、33(33L,33C,33R)…ストップスイッチ(第1のスイッチ)、32a…突出部、34…演出用スイッチ(第2のスイッチ)、35…弾性部材、36a,37a…発光素子、36b,37b…受光素子、38…演出用スイッチ駆動回路、39…リールアクション演出駆動回路、41…主制御部、42…副制御部。

Claims (4)

  1. 遊技機の前面扉に設けられたボタン筐体と、前記ボタン筐体に往復動可能に装着された押圧部と、前記ボタン筐体内に設けられた第1のスイッチと、前記ボタン筐体内において前記第1のスイッチの背後の第1の位置と前記第1のスイッチから離間した第2の位置との間を移動可能に設けられた第2のスイッチと、前記押圧部のボタン筐体側に設けられ前記第1又は第2のスイッチを作動させる突出部と、前記第2のスイッチを前記第1の位置と第2の位置との間で移動可能に駆動する駆動手段と備え、
    前記遊技機が通常の遊技状態の場合は前記第2のスイッチは前記第1の位置に位置し、前記押圧部が操作された場合に前記突出部により前記第1のスイッチのみが作動し、前記遊技機が特定の遊技状態の場合は前記第2のスイッチは前記駆動手段により移動されることで前記第2の位置に位置し、前記押圧部が操作された場合に前記突出部により前記第2のスイッチのみが作動することを特徴とする遊技機の操作ボタン。
  2. 前記第1のスイッチ及び第2のスイッチは、一方がストップスイッチであり、他方が演出用スイッチであることを特徴とする請求項1記載の遊技機の操作ボタン。
  3. 前記特定の遊技状態は、遊技者による操作が無効化される遊技操作無効化期間であることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機の操作ボタン。
  4. 前記第2のスイッチが第2の位置に位置する場合は、前記押圧部の移動が当該第2のスイッチによって制限されることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の遊技機の操作ボタン。
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