JP5489114B2 - 撮像機能付き表示装置、駆動方法および電子機器 - Google Patents

撮像機能付き表示装置、駆動方法および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、外部近接物体を光学的に検出するための撮像機能を内蔵した表示装置およびその駆動方法、ならびにそのような表示装置を備えた電子機器に関する。
近年、指等の接触を検出するタッチ検出機能を液晶表示装置等の表示装置に搭載し、その表示装置に各種のボタン画像を表示させることにより、通常の機械式ボタンの代わりとして情報入力を可能とした表示装置が注目されている。このようなタッチ検出機能を有する表示装置は、キーボードやマウス、キーパッドのような入力装置を必要としないため、コンピュータのほか、携帯電話のような携帯情報端末などでも、使用が拡大する傾向にある。
タッチ検出方式にはいくつかの方式が存在するが、その一つとして光学式がある。このような光学式のタッチ検出機能を有する表示装置には、例えば、表示装置から射出されて表示面近傍の外部近接物体で反射された光を表示装置内蔵の受光素子によって検出し、その光量に基づいて外部近接物体を検出するものがある。例えば、特許文献1では、受光素子として光電変換素子を用い、ある一定の期間の間、光電変換素子から供給される電荷を容量素子に蓄積して充電し、その充電量に基づいて外部近接物体を検出する撮像機能を内蔵した表示装置が提案されている。
特開2008−205870号公報
ところで、上記のような撮像機能を内蔵した表示装置では、例えば、表示のための信号を伝える配線などから撮像画素(容量素子)へ、寄生容量を介していわゆるクロストーク雑音が混入するおそれがある。この場合、撮像画素の出力信号から得られる、外部近接物体の存在に対応したタッチ検出信号のS/N比が劣化し、これにより、例えば、外部近接物体に対するタッチセンサの感度が表示画像によって変化するおそれがある。あるいは、外部近接物体が存在しないにもかかわらず、表示画像の内容如何によってタッチセンサが反応してしまうなど、誤動作するおそれもある。
このようなクロストーク雑音の影響を抑えるためには、例えば、撮像画素や信号配線にシールドを施す方法が考えられる。しかしながら、この場合には、シールドを介して外部近接物体の検出が行われることになることから、タッチセンサの感度が悪化するおそれや、信号配線の寄生容量に起因して駆動回路の消費電力が増大するおそれがある。また、シールドの追加によって表示装置自体の厚みが増えることから、小型化が困難になるおそれがある。よって、撮像画素を内蔵した表示装置では、新たにシールドを設けることなく、クロストーク雑音による撮像画素への悪影響を最小限に抑えることが望まれている。つまり、クロストーク雑音に対する耐性向上が求められている。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、装置サイズおよび消費電力の増大を抑制しつつ、表示信号が雑音としてタッチセンサの動作に与える悪影響を最小限に抑えることができる撮像機能付き表示装置、駆動方法および電子機器を提供することにある。
本発明の撮像機能付き表示装置は、画素信号が供給される複数の画素信号線と、画素信号に基づいて表示動作を行う複数の表示画素と、複数の撮像画素とを備える。複数の撮像画素はそれぞれ、受光量に応じた大きさの電流を発生する受光素子と、放電動作の後、この受光素子から供給される電流により充電動作を行うと共に、充電電圧を出力する読出動作を行う容量素子とを有する。上記の画素信号線の電圧レベルは、放電動作時と読出動作時とにおいて互いに等しくなるようにコントロールされる。
本発明の撮像機能付き表示装置の駆動方法は、上記のような構成の撮像機能付き表示装置を駆動する際に、個々の撮像画素について、容量素子を放電させた後、受光に応じて受光素子から供給される電流によりこの容量素子を充電すると共に、この容量素子の充電電圧を出力する読み出しを行うことにより撮像を行い、画素信号線の電圧レベルがこの容量素子の放電動作時と読出動作時とにおいて互いに等しくなるように制御を行うようにしたものである。
本発明の電子機器は、上記本発明の撮像機能付き表示装置を備えたものであり、例えば、テレビジョン装置、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、ビデオカメラあるいは携帯電話等の携帯端末装置などが該当する。
本発明の撮像機能付き表示装置およびその駆動方法、ならびに電子機器では、外部近接物体の存在に応じた光が撮像画素に入射する。撮像画素内の受光素子は、その受光量に応じた大きさの電流を発生し、その電流により容量素子への充電動作を行う。この充電動作は、容量素子の放電動作の後に開始され、その容量素子に充電された電荷は、ある一定の時間が経過した後に電圧として読み出される。この読み出された電圧は、外部近接物体の存在に対応した値となっており、放電動作時と読出動作時における容量素子の電圧差に基づいて外部近接物体が検出される。
その際、表示動作のための表示信号が画素信号線に印加されると、画素信号線から撮像画素(容量素子)へ、その表示信号に起因するクロストーク雑音が混入する。ところが、容量素子の放電動作時と読出動作時とにおいて、電圧レベルが互いに等しい信号を画素信号線に印加するようにしていることから、画素信号線から撮像画素へのクロストーク雑音の量は、放電動作時と読出動作時とでほぼ等しくなる。その結果、そのクロストーク雑音の影響が両時点でほぼ相殺され、検出される容量素子の電圧差が表示信号の影響を受けて変化してしまうことが抑制される。
表示画素は、例えば、水平ライン順次駆動により駆動可能である。この場合には、ある水平ブランキング期間において放電動作を行い、1または複数の水平ラインにわたる表示動作期間からなるある一定の期間が経過した後に、別の水平ブランキング期間において読出動作を行うようにすることが望ましい。
例えば、画素信号を時分割多重してなる時分割多重信号を用いて表示を行うようにした場合には、複数の第1のスイッチング素子を設けてこれらをオンオフすることにより、供給された時分割多重信号から個々の画素信号を分離し、これらの画素信号を複数の画素信号線にそれぞれ供給するようにすることができる。
放電動作時および読出動作時の画素信号線の電圧レベルを互いに等しくするための具体例としては、例えば、以下の2つの方法を用いることができる。第1の方法は、供給される時分割多重信号として、水平ブランキング期間に同期したタイミング位置に所定レベルの電圧の期間を含むような信号を用い、水平ブランキング期間において、複数の第1のスイッチング素子の全てをオン状態にすることにより、複数の画素信号線の全てにこの所定レベルの電圧を印加するという方法である。この方法では、全ての水平ブランキング期間における全ての画素信号線の電圧レベルが互いに等しくなり、結果として、放電動作時および読出動作時の画素信号線の電圧レベルが互いに等しくなる。
第2の方法は、所定の信号の供給をオンオフできる複数の第2のスイッチング素子を備え、水平ブランキング期間において、複数の第1のスイッチング素子の全てをオフ状態にするとともに、この複数の第2のスイッチング素子の全てをオン状態にすることにより、複数の画素信号線の全てにこの所定の信号を印加するという方法である。この所定の信号としては、常時一定の電圧レベルを持つ直流信号を用いることができる。この方法においても、上述した第1の方法と同様に、全ての水平ブランキング期間における全ての画素信号線の電圧レベルが互いに等しくなり、結果として、放電動作時および読出動作時の画素信号線の電圧レベルが互いに等しくなる。なお、この所定の信号として、放電動作時と読出動作時とにおいて同一の電圧レベルをもつ既存の信号(例えば、液晶表示装置の極性反転駆動において共通電極(対向電極)に印加される共通信号)を用いてもよい。
本発明の撮像機能付き表示装置およびその駆動方法、ならびに電子機器によれば、撮像画素の放電動作時と読出動作時とで、画素信号線に印加される電圧レベルを互いに等しくしたので、装置サイズおよび消費電力の増大を抑制しつつ、表示信号が雑音としてタッチセンサの動作に与える悪影響を最小限に抑えることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置の一構成例を表すブロック図である。 図1に示したタッチセンサ付き表示装置の要部の一構成例を表すブロック図である。 図1に示したセンサ付き表示部の構成の一部を表す断面図である。 図2に示した表示セルおよびセンサセルの一構成例を表す回路図である。 図1に示したタッチセンサ付き表示装置の一動作例を表すタイミング波形図である。 図1に示したタッチセンサ付き表示装置におけるタッチセンサ動作の順次走査の一例を表すタイミング波形図である。 図1に示したタッチセンサ付き表示装置において、クロストーク雑音がある状態における一動作例を表すタイミング波形図である。 比較例に係るタッチセンサ付き表示装置の一動作例を表すタイミング波形図である。 比較例に係るタッチセンサ付き表示装置において、クロストーク雑音がある状態における一動作例を表すタイミング波形図である。 第1の実施の形態の変形例に係るタッチセンサ付き表示装置の一動作例を表すタイミング波形図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置の一構成例を表すブロック図である。 図11に示したタッチセンサ付き表示装置の要部の一構成例を表すブロック図である。 図11に示したタッチセンサ付き表示装置の一動作例を表すタイミング波形図である。 第2の実施の形態の変形例に係るタッチセンサ付き表示装置の一構成例を表すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置の一構成例を表すブロック図である。 図15に示したタッチセンサ付き表示装置の一動作例を表すタイミング波形図である。 実施の形態を適用したタッチセンサ付き表示装置のうち、適用例1の外観構成を表す斜視図である。 適用例2の外観構成を表す斜視図である。 適用例3の外観構成を表す斜視図である。 適用例4の外観構成を表す斜視図である。 適用例5の外観構成を表す正面図、側面図、上面図および下面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.適用例
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置の一構成例を表すものである。また、図2は、本実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置の一部の詳細構成を表すものである。なお、本発明の実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置の駆動方法は、本実施の形態により具現化されるので、併せて説明する。この表示装置は、画像表示を行うとともに、外部近接物体を検出するタッチセンサの機能も有するものであり、表示素子として液晶表示素子を用い、さらにタッチセンサ素子としてフォトダイオードを内蔵することにより、インセル型の光学式タッチセンサ付き表示装置を構成するものである。
このタッチセンサ付き表示装置10は、表示制御部11と、共通信号ドライバ12と、表示走査部13と、センサ走査部14と、表示信号ドライバ15と、選択スイッチ部20と、センサ付き表示部30と、受光信号レシーバ60と、受光信号保持部16とを備えている。
表示制御部11は、供給される画像信号Vimgを1画面毎(1フィールドの表示ごと)に、例えばSRAM(Static Random Access Memory)等で構成されるフィールドメモリに格納して保持するものである。この表示制御部11はまた、センサ付き表示部30を駆動する、共通信号ドライバ12、表示走査部13、センサ走査部14、および表示信号ドライバ15が連動して動作するように制御する機能を有している。具体的には、表示制御部11は、共通信号ドライバ12に共通信号タイミング制御信号を供給し、表示走査部13に表示走査タイミング制御信号を供給し、センサ走査部14にセンサ走査タイミング制御信号を供給し、表示信号ドライバ15に、フィールドメモリに保持されている画像信号に基づいた1水平ライン(1表示水平ライン)分の画像信号と表示タイミング制御信号を供給する。
共通信号ドライバ12は、表示制御部11から供給される共通信号タイミング制御信号に応じて、センサ付き表示部30に共通信号Vcomを供給する回路である。具体的には、この共通信号ドライバ12は、後述するように、共通信号線42を介して共通信号Vcomをセンサ付き表示部30の各表示セル40に供給する。なお、この例では、表示セル40はライン反転駆動により表示動作をするものである。すなわち、共通信号ドライバ12は、水平ブランキング期間ごとに共通信号Vcomを反転して出力する。
表示走査部13は、表示制御部11から供給される表示走査タイミング制御信号に応じて、表示駆動の対象となるセンサ付き表示部30内の表示セル40を選択する機能を有している。具体的には、この表示走査部13は、後述するように、表示走査信号線41を介して、表示走査信号Vscanを表示セル40に供給することにより、センサ付き表示部30にマトリックス状に形成されている表示セル40のうちの1行を表示駆動の対象として選択する。そして、これらの表示セル40では、選択スイッチ部20から供給された画素信号Vpix(後述)に対応して、1表示水平ラインの表示がなされる。このようにして、表示走査部13は、時分割的に1表示水平ラインずつ順次走査を行い、タッチセンサ付き表示装置10が画像を表示するように制御する。
表示制御部11から供給されるセンサ走査タイミング制御信号に応じて、タッチセンサ動作の対象となるセンサ付き表示部30内のセンサセル50を選択する機能を有している。具体的には、このセンサ走査部14は、後述するように、まず、水平ブランキング期間において、リセット信号線51を介してリセット信号Vresetをセンサセル50に供給することにより、センサ付き表示部30にマトリックス状に形成されているセンサセル50のうちの1行をリセット動作の対象として選択し(1センサ水平ライン)、それらのセンサセル50の容量素子55を放電する。そして、外部近接物体の存在に対応して、フォトダイオード54(後述)からの電流により容量素子55が充電される。その後、このセンサ走査部14は、上記とは異なる水平ブランキング期間において、読み出し信号線52を介してこれらのセンサセル50に読み出し信号Vreadを供給することにより、これらのセンサセル50を読み出し動作の対象として選択する。つまり、リセット信号Vresetを供給してから読み出し信号Vreadを供給するまでの間の時間が、外部近接物体の存在に対応する容量素子55の充電時間(蓄積時間Tstr)であり、この時間は任意に設定されるものである。そして、この1センサ水平ラインを構成するセンサセル50から、それぞれの容量素子55に充電されたセンサ容量電圧Vcapに対応する電圧が、センサ信号Vsensとしてセンサ信号線53に出力される。このようにして、センサ走査部14は、時分割的に1センサ水平ラインずつ順次走査を行い、タッチセンサ付き表示装置10が外部近接物体を検出するように制御する。
また、センサ走査部14は、受光信号レシーバ60および受光信号保持部16と連動して動作するように制御する機能も有している。具体的には、センサ走査部14は、受光信号レシーバ60にセンサ信号線リセット信号Vsrを供給し、受光信号保持部16に受光タイミング制御信号を供給する。
表示信号ドライバ15は、表示制御部11から供給される1表示水平ライン分の画像信号に基づいて、その画像信号を複数のグループに分け、それぞれを時分割多重信号である表示信号Vsigとして選択スイッチ部20に供給するものである。この例では、後述するように、1表示水平ライン分の画像信号を、6つの表示セル40の画像信号ごとにグループ化することにより、表示信号Vsigを構成している。つまり、各表示信号Vsigには、6つの表示セル40の画像信号が時分割多重されている。また、表示信号ドライバ15は、この多重化された表示信号Vsigから表示セル40ごとの画像信号(画素信号Vpix)を分離するために必要なスイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6を生成し、表示信号Vsigとともに選択スイッチ部20に供給する。なお、このグループ化は、表示信号ドライバ15と選択スイッチ部20との間の配線数を少なくするために行われるものである。よって、各表示信号Vsigに多重化される画素信号の数は、6つに限定されるものではない。また、例えば、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6をエンコードすることにより、その制御信号の本数を少なくしてもよい。
さらに、表示信号ドライバ15は、表示期間に先立つ水平ブランキング期間において、所定の電圧を表示信号Vsigとして出力する機能(プリチャージ機能)を有している。具体的には、表示信号ドライバ15は、後述するように、水平ブランキング期間において、所定のプリチャージ電圧Vpcgを表示信号Vsigとして出力すると同時に、選択スイッチ部20の全てのスイッチがオン状態になるように、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6を制御し出力する。これにより、表示信号ドライバ15は、表示期間に先立つ水平ブランキング期間において、選択スイッチ部20が全ての画素信号線43に対して、あらかじめプリチャージ電圧Vpcgを供給するように制御する。
選択スイッチ部20は、表示信号ドライバ15から供給された表示信号Vsigおよびスイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6に基づいて、表示信号Vsigに時分割多重された画素信号Vpixを分離し、表示駆動の対象となったセンサ付き表示部30内の各表示セル40に供給するものである。選択スイッチ部20は、図2に示したように、複数のスイッチグループ25を有する。そのスイッチグループ25は、この例では、それぞれ6つのスイッチからなり、それぞれの一端は互いに接続されるとともに表示信号ドライバ15から表示信号Vsigが供給され、他端はセンサ付き表示部30の画素信号線43(後述)にそれぞれ接続されている。この6つのスイッチは、それぞれ、表示信号ドライバ15から供給されたスイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6によってオンオフ制御されるようになっている。この構成により、選択スイッチ部20は、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6に応じてこの6つのスイッチを時分割的に順次オン状態にすることにより、多重化された表示信号Vsigから画素信号Vpixを分離するように機能する。そして、選択スイッチ部20は、これらの画素信号Vpixを、表示走査部13により選択された1表示水平ラインを構成する各表示セル40に、画素信号線43を介してそれぞれ供給するようになっている。
さらに、選択スイッチ部20は、表示期間に先立つ水平ブランキング期間において、表示信号ドライバ15から供給されたプリチャージ電圧Vpcgを、センサ付き表示部30の画素信号線43(後述)に供給する。具体的には、選択スイッチ部20は、水平ブランキング期間において、表示信号ドライバ15から供給されたスイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6に基づき、全てのスイッチをオン状態にする。これにより、表示信号ドライバ15から供給された表示信号Vsigに含まれるプリチャージ電圧Vpcgが、センサ付き表示部30の全ての画素信号線43に供給される。
なお、選択スイッチ部20は、例えば、後述するセンサ付き表示部30と同じ基板上に形成される。その場合、選択スイッチ部20の全てのスイッチは、例えば、薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)などにより構成され、例えばこれらのTFTを用いたアナログスイッチなどにより構成される。
センサ付き表示部30は、選択スイッチ部20から供給される画素信号Vpixに基づいて、画像を表示するものである。また、このセンサ付き表示部30は、その表面のタッチ検出面における外部近接物体を検出する機能も有する。以下に、図2〜図4を参照して、センサ付き表示部30の構成例を説明する。
図3は、センサ付き表示部30の一部を拡大した断面図を表すものである。また、図4は、センサ付き表示部30の表示セル40およびセンサセル50の回路構成例を表すものである。
センサ付き表示部30は、図3に示したように、液晶パネル100およびバックライト120により構成されている。そして、液晶パネル100は、透明基板101,102と、液晶層106と、画素電極111と、共通電極112と、フォトダイオード54とを有している。
透明基板101,102は、互いに対向し離間して配置され、透明基板101の透明基板102側の面には、絶縁層103,104,105がこの順で形成されている。画素電極111は、絶縁層105上の一部に形成され、選択スイッチ部20から供給される画素信号Vpixが印加される。共通電極112は、透明基板102の透明基板101側の面に形成され、共通信号ドライバ12から供給される共通信号Vcomが印加される。液晶層106は、画素電極111が形成されている絶縁層105と、共通電極112との間に設けられている。バックライト120は、画像表示の際に用いられるバックライト光を出射する光源である。さらに、バックライト120は、後述する外部近接物体の検出用の光(検出光;例えば、赤外光などの非可視光)を出射する光源としても機能するようになっている。この構成により、センサ付き表示部30は、画素信号Vpixと共通信号Vcomに基づいて画素電極111と共通電極112間の液晶層106を変調し、バックライト120から出射されるバックライト光の光量を変調することにより、画像の表示を行うようになっている。
フォトダイオード54は、絶縁層103,104の間の一部に形成されており、そのフォトダイオード54の下部における、透明基板101と絶縁層103の間には、遮光メタル・センサゲート115が形成されている。さらに、絶縁層104,105には、フォトダイオード54に接続されたメタル配線116が、フォトダイオード54の周囲を囲うように形成されている。この構成により、フォトダイオード54には、タッチ検出面であるセンサ付き表示部30の表面からの光、すなわち、透明基板102の方向からの光が入射されるようになっている。つまり、タッチ検出面に外部近接物体が接触または近接すると、バックライト120から出射した検出光が外部近接物体により反射され、この反射光がフォトダイオード54で検出される。センサ付き表示部30は、この反射光の光量に基づいて外部近接物体を検出することにより、光学式のタッチセンサとして機能するものである。
センサ付き表示部30は、図2に示したように、表示を行う表示セル40と、タッチセンサとして機能するセンサセル50とが、マトリックス状に配列されたものである。なお、この例では、行方向について、2つの表示セル40に対してセンサセル50が1つ配置されているが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、3つ以上の表示セル40に対してセンサセル50が1つ配置されていてもよいし、表示セル40とセンサセル50とが1対1の割合で配置されていても良い。また、この例では、列方向について、表示セル40とセンサセル50とが1対1の割合で配置されているが、上述した行方向の場合と同様、これに限定されるものではない。
センサ付き表示部30では、各表示セル40は、図2に示したように、表示走査信号線41および共通信号線42により、センサ付き表示部30の同じ行に属する他の表示セル40と互いに接続されている。表示走査信号線41は、表示走査部13と接続され、表示走査部13より表示走査信号Vscanが供給される。共通信号線42は、共通信号ドライバ12と接続され、共通信号ドライバ12より共通信号Vcomが供給される。また、各表示セル40は、画素信号線43により、センサ付き表示部30の同じ列に属する他の表示セル40と互いに接続されている。画素信号線43は選択スイッチ部20と接続され、選択スイッチ部20より画像信号Vpixが供給される。
表示セル40は、図4に示したように、トランジスタ44および液晶素子45を有している。トランジスタ44は、例えばTFTなどにより構成されるものであり、この例では、nチャネルのMOS(Metal Oxide Semiconductor)型のTFTで構成されている。トランジスタ44は、ソースが画素信号線43に接続され、ゲートが表示走査信号線41に接続され、ドレインが液晶素子45に接続されている。液晶素子45は、その一端がトランジスタ44のドレインと接続され、他端が共通信号線42と接続されている。この構成により、表示セル40では、表示走査信号線41の表示走査信号Vscanによりトランジスタ44がオン状態になったときに、画素信号線43の画素信号Vpixが液晶素子45の一端に供給される。そして、液晶素子45は、この画素信号Vpixと共通信号Vcomの電位差に基づいてその偏光方向を変化させ、バックライト120からの光の光量を変調するようになっている。
センサ付き表示部30では、各センサセル50は、図2に示したように、リセット信号線51および読み出し信号線52により、センサ付き表示部30の同じ行に属する他のセンサセル50と互いに接続されている。リセット信号線51は、センサ走査部14と接続され、センサ走査部14よりリセット信号Vresetが供給される。読み出し信号線52は、センサ走査部14と接続され、センサ走査部14より読み出し信号Vreadが供給される。また、各センサセル50は、センサ信号線53により、センサ付き表示部30の同じ列に属する他のセンサセル50と互いに接続されている。センサ信号線53は受光信号レシーバ60と接続され、各センサセル50から出力されるセンサ信号Vsensが、センサ信号線53を介して受光信号レシーバ60に供給される。
センサセル50は、図4に示したように、フォトダイオード54と、容量素子55と、トランジスタ56〜58とを有している。フォトダイオード54は、カソードが電源VDDに接続され、アノードが容量素子55の一端に接続されている。容量素子55は、フォトダイオード54のアノードと接地(GND)との間に配置されている。トランジスタ56〜58は、例えばTFTなどにより構成されるものであり、この例では、nチャネルのMOS型のTFTで構成されている。トランジスタ56は、ドレインがフォトダイオード54のアノードに接続され、ゲートがリセット信号線51に接続され、ソースが接地(GND)に接続されている。トランジスタ57は、ソースが電源VDDに接続され、ゲートがフォトダイオード54のアノードに接続され、ドレインがトランジスタ58のソースに接続されている。そして、トランジスタ58は、ソースがトランジスタ57のドレインに接続され、ゲートが読み出し信号線52に接続され、ドレインがセンサ信号線53に接続されている。この構成により、まず、容量素子55は、リセット信号線51のリセット信号Vresetによりトランジスタ56がオン状態になったときに放電する。次に、フォトダイオード54は、外部近接物体の存在に対応した光量の光を受光し、その光量に応じてカソードからアノードへ電流を発生し、任意の期間、この電流により容量素子55を充電する。そして、読み出し信号線52の読み出し信号Vreadによりトランジスタ58がオン状態になったときに、充電された容量素子55のセンサ容量電圧Vcapに対応する電圧が、トランジスタ57のソースフォロワ動作により、センサ信号Vsensとしてセンサ信号線53に出力される。
受光信号レシーバ60は、センサ付き表示部30から供給されるセンサ信号Vsensを基に、受光信号Vrecを生成し出力するものである。この受光信号レシーバ60は、図2に示したように、定電流源61と、アンプ62と、トランジスタ63とを有している。定電流源61は、センサ信号線53と電源VSSとの間に配置され、センサ信号線53から所定の電流を電源VSSに流すようになっている。この定電流源61は、センサ付き表示部30に読み出し信号Vreadが供給され、センサセル50のトランジスタ58がオン状態になったときに、トランジスタ57がソースフォロワとして動作するためのバイアス電流源として機能するものである。アンプ62は、入力がセンサ信号線53に接続され、出力が受光信号保持部16と接続されており、供給されたセンサ信号Vsensを増幅して受光信号Vrecを生成し受光信号保持部16へ供給する回路である。トランジスタ63は、例えばTFTなどにより構成されるものであり、この例では、nチャネルのMOS型のTFTで構成されており、ドレインがセンサ信号線53に接続され、ゲートがセンサ走査部14と接続され、ソースが電源VSSと接続されている。このトランジスタ63は、センサ走査部14から出力されるセンサ信号線リセット信号Vsrに応じてオンオフ制御され、センサ信号線53を電源VSSの電位に設定(リセット)する機能を有している。
受光信号保持部16は、センサ走査部から供給される受光タイミング制御信号に応じて、受光信号レシーバ60から供給される受光信号Vrecに基づいて、1画面ごと(1フィールドの表示ごと)の受光信号を構成するものである。このような構築された受光信号は、例えば、SRAMなどから構成されるフィールドメモリに格納され、保持されるようになっている。この受光信号保持部16において格納された受光信号のデータを基に、位置検出などの処理がなされることとなる。なお、この受光信号保持部16はメモリ以外の記憶素子から構成されていてもよく、例えば受光信号をアナログデータ(電荷)として容量素子に保持しておくことも可能である。
ここで、表示セル40およびセンサセル50は、本発明における「表示画素」および「撮像画素」の一具体例にそれぞれ対応する。フォトダイオード54は、本発明における「受光素子」の一具体例に対応する。また、スイッチグループ25は、本発明における「複数の第1のスイッチング素子」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態のタッチセンサ付き表示装置10の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
表示制御部11は、供給される画像信号Vimgに基づいて、1表示水平ライン分の画像信号を表示信号ドライバ15に供給するとともに、共通信号ドライバ12、表示走査部13、およびセンサ走査部14にタイミング制御信号を供給し、連動して動作するための制御を行う。共通信号ドライバ12は、共通信号Vcomを生成し、センサ付き表示部30に供給する。表示走査部13は、表示走査信号Vscanを生成し、センサ付き表示部30に供給する。表示信号ドライバ15は、画素信号Vpixが多重化された表示信号Vsigと、それに対応したスイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6を生成し、選択スイッチ部20に供給する。選択スイッチ部20は、表示信号Vsigおよびスイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6に基づいて、画素信号Vpixを生成し、画素信号線43を介してセンサ付き表示部30に供給する。センサ付き表示部30は、供給された画素信号Vpix、表示走査信号Vscan、および共通信号Vcomに基づいて、1表示水平ラインごとに線順次走査を行うことにより、画像信号Vimgに対応する画像を表示する。また、この表示期間に先立つ水平ブランキング期間においては、表示信号ドライバ15は、所定のプリチャージ電圧Vpcgを生成して選択スイッチ部20に供給し、選択スイッチ部20は、このプリチャージ電圧Vpcgを全ての画素信号線43にあらかじめ供給し、プリチャージする。
センサ走査部14は、異なる水平ブランキング期間において、リセット信号Vresetおよび読み出し信号Vreadを生成し、センサ付き表示部30に供給する。センサ付き表示部30のフォトダイオード54は、外部近接物体の存在に対応した光量の光を受光して電流を発生し、リセット信号Vresetによる放電から読み出し信号Vreadによる読み出しまでの期間(蓄積時間Tstr)、容量素子55を充電する。センサ付き表示部30では、供給されたリセット信号Vresetおよび読み出し信号Vreadにより、1センサ水平ラインごとに線順次走査が行われ、その容量素子55のセンサ容量電圧Vcapに対応する電圧をセンサ信号Vsensとして受光信号レシーバ60に供給する。受光信号レシーバ60は、センサ信号Vsensを増幅し、受光信号Vrecとして受光信号保持部16に供給する。そして、受光信号保持部16は、各走査による受光信号Vrecをフィールドメモリに順次格納することにより、一画面分の受光信号データとして構築する。これにより、センサ検出面における外部近接物体の場所などを検出する。
(詳細動作)
まず、理想的な場合についての詳細動作を、図5および図6を参照して説明する。
図5は、タッチセンサ付き表示装置10の表示動作およびタッチセンサ動作のタイミング図を表すものである。図5において、(A)は共通信号Vcomの波形を示し、(B)は表示信号Vsigの波形を示し、(C)はスイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6の波形を示し、(D)は画素信号Vpixの波形を示し、(E)は表示走査信号Vscanの波形を示し、(F)はリセット信号Vresetの波形を示し、(G)は読み出し信号Vreadの波形を示し、(H)はセンサ容量電圧Vcapの波形を示し、(I)はセンサ信号線リセット信号Vsrの波形を示し、(J)はセンサ信号Vsensの波形を示す。ここで、選択スイッチ部20の各スイッチは、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6が高レベルのときにそれぞれオン状態になるものとする。また、この図では、センサ付き表示部30のマトリックスに対応して複数存在する信号線の信号については、ある着目した表示水平ライン、およびある着目したセンサ水平ラインに係るもののみを示している。すなわち、表示走査信号Vscan(図5(E))の波形は、その着目した表示水平ラインに供給される波形を示すものであり、リセット信号Vreset(図5(F))および読み出し信号Vread(図5(G))の各波形は、その着目したセンサ水平ラインに供給される波形を示す。また、センサ容量電圧Vcap(図5(H))の波形は、その着目したセンサ水平ラインを構成するセンサセル50のうちの、ある着目した容量素子55の電圧波形を示す。
図6は、タッチセンサ付き表示装置10のタッチセンサ動作のタイミング図を表すものである。図6において、(A)は共通信号Vcomの波形を示し、(B)はリセット信号Vresetの波形を示し、(C)は読み出し信号Vreadの波形を示し、(D)はセンサ信号線リセット信号Vsrの波形を示し、(E)はセンサ信号Vsensの波形を示す。
タッチセンサ付き表示装置10は、図5に示したように、水平ブランキング期間Anと表示期間Bn(nはk以下の自然数)とからなる一連の動作により、表示動作およびタッチセンサ動作を行う。ここで、kは、容量素子55を充電するための時間(蓄積時間Tstr)に対応するものである。具体的には、タッチセンサ付き表示装置10は、まず、水平ブランキング期間A1において、画素信号線43に対してプリチャージを行うとともに、あるセンサ水平ラインを構成するセンサセル50のリセットを行い、容量素子55の放電を行った後に充電を開始する。次に、表示期間B1において、ある表示水平ラインの表示セル40の表示が行われる。その後、水平ブランキング期間Anにおいては、図6に示したように他のセンサ水平ラインに対して水平ブランキング期間A1と同様の動作を行い、表示期間Bnにおいては、他の表示水平ラインに対して表示期間B1と同様の動作を行い、これらの水平ブランキング期間Anおよび表示期間Bnを交互に繰り返す。そして、水平ブランキング期間Ak(A1)において、画素信号線43に対して再びプリチャージを行うとともに、水平ブランキング期間A1において充電を開始したセンサセル50の容量素子55の電圧(センサ容量電圧Vcap)を読み出す。さらに、この水平ブランキング期間Ak(A1)において、これらのセンサセル50のリセットを行い、容量素子55の放電を行った後に再び充電を開始する。この一連の動作を繰り返すことにより、タッチセンサ付き表示装置10は、継続的に表示動作およびタッチセンサ動作を行う。
(水平ブランキング期間A1)
最初に、タッチセンサ付き表示装置10は、図5に示したように、画素信号線43に対してプリチャージを行うとともに、あるセンサ水平ラインを構成するセンサセル50のリセットを行い、容量素子55の充電を開始する。具体的には、まず、表示走査部13が、直前の表示期間Bk-1で表示した表示水平ラインの表示走査信号Vscanを高レベルから低レベルに下げ(図示せず)、全ての表示セル40のトランジスタ44をオフ状態にすることにより、画素信号線43を全ての液晶素子45から切り離す。そして、表示信号ドライバ15が、所定のプリチャージ電圧Vpcg(ここでは0V)を表示信号Vsigとして出力し(図5(B))、選択スイッチ部20が、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6の全てを低レベルから高レベルに上げる(図5(C))。これにより、選択スイッチ部20では、全てのスイッチがオン状態となり、全ての画素信号線43に対し、プリチャージ電圧Vpcgが画素信号Vpixとして供給され、プリチャージされる(図5(D))。次に、共通信号ドライバ12が共通信号Vcomを反転し(図5(A))、次の表示期間B1の準備を行う。このときも、全ての画素信号線43に対して所定の電圧Vpcgが引き続き供給されている(図5(D))。このように、表示期間の前にあらかじめ画素信号線43をチャージしておくことにより、水平ブランキング期間に続く表示期間において行われる表示水平ラインに対する表示が、速やかに行われるようになる。その後、センサ走査部14は、あるセンサ水平ラインに対して、リセット信号Vresetとしてリセットパルスを出力する(図5(F))。このとき、センサセル50のトランジスタ56は、そのリセットパルス幅に対応する時間だけオン状態となり、容量素子55は放電され、センサ容量電圧Vcapは0Vとなる(図5(H))。センサセル50のフォトダイオード54は、外部近接物体の存在に対応した光量の光を受光して、絶えず電流を発生しつづける。よって、容量素子55が放電された後にトランジスタ56が再度オフ状態になると、その電流により容量素子55への充電が開始され、センサ容量電圧Vcapは上昇し始める(図5(H))。その後、センサ走査部14は、センサ信号線リセット信号Vsrを低レベルから高レベルに上げる(図5(I))。これにより、受光信号レシーバ60のトランジスタ63はオン状態になり、センサ信号線53に電源VSSを接続することにより、センサ信号線53のセンサ信号Vsensが初期化される(図5(J))。
(表示期間B1)
次に、タッチセンサ付き表示装置10は、ある表示水平ラインを構成する表示セル40の表示を行う。具体的には、まず、表示走査部13が、ある表示水平ラインに対して、表示走査信号Vscanを低レベルから高レベルに上げる(図5(E))。これにより、その表示走査信号Vscanが供給された表示セル40のトランジスタ44がオン状態となり、画素信号線43と液晶素子45が接続される。それと同時に、表示信号ドライバ15が、画素信号Vpixが時分割多重された表示信号Vsigを出力し(図5(B))、それに対応するスイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6を出力する(図5(C))。そして、選択スイッチ部20は、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6に応じて、各スイッチグループ25の6つのスイッチを時分割的に順次オン状態にすることにより、多重化された表示信号Vsigから画素信号Vpixを分離する。例えば、図5(B)の表示信号Vsigの信号S1は、スイッチ制御信号Vsel1を用いて表示信号Vsigから分離され、対応する画素信号線43に画素信号Vpix(Vpix(1))として供給される(図5(D))。同様に、図5(B)の表示信号VsigのデータS6は、スイッチ制御信号Vsel6を用いて表示信号Vsigから分離され、対応する画素信号線43に画素信号Vpix(Vpix(6))として供給される(図5(D))。これにより、各画素信号Vpixは、その表示水平ラインを構成する全ての表示セル40に供給され、その表示水平ラインの表示がなされることとなる。そして、この表示期間B1が終了するまでの間に、センサ走査部14は、センサ信号線リセット信号Vsrを高レベルから低レベルに下げる(図5(I))。これにより、受光信号レシーバ60のトランジスタ63はオフ状態になり、後に行われるセンサ信号Vsensの読み出しの準備が完了する。
(水平ブランキング期間Anおよび表示期間Bn)
次に、タッチセンサ付き表示装置10は、図5に示したように、水平ブランキング期間A2において、画素信号線43に対してプリチャージを行うとともに、水平ブランキング期間A1とは異なるセンサ水平ラインを構成するセンサセル50のリセットを行い、容量素子55の充電を開始する。具体的には、まず、表示走査部13が、表示走査信号Vscanを高レベルから低レベルに下げる(図5(E))。これにより、表示セル40のトランジスタ44がオフ状態となり、画素信号線43は全ての液晶素子45から切り離される。そして、表示信号ドライバ15は、所定のプリチャージ電圧Vpcg(ここでは0V)を表示信号Vsigとして出力し(図5(B))、選択スイッチ部20は、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6の全てを低レベルから高レベルに上げる(図5(C))。これにより、選択スイッチ部20では、全てのスイッチがオン状態となり、全ての画素信号線43に対し、プリチャージ電圧Vpcgが画素信号Vpixとして供給され(図5(D))、水平ブランキング期間A1と同様にプリチャージされる。次に、共通信号ドライバ12が共通信号Vcomを反転し(図5(A))、次の表示期間B2の準備を行う。その後、タッチセンサ付き表示装置10は、水平ブランキング期間A1とは異なるセンサ水平ラインに対して、図6に示したように、そのセンサ水平ラインに対応するリセット信号線51にリセット信号Vresetを供給することにより(図6(B))、センサセル50のリセットを行い、容量素子55の充電を開始する。その動作は、センサ水平ラインが異なることを除き、水平ブランキング期間A1と全く同じである。
次に、タッチセンサ付き表示装置10は、表示期間B2において、表示期間B1とは異なる表示水平ラインを構成する表示セル40の表示を行う。その動作は、表示水平ラインが異なることを除き、表示期間B1と全く同じである。
その後、タッチセンサ付き表示装置10は、センサ水平ラインおよび表示水平ラインを順次選択しながら、水平ブランキング期間Anと表示期間Bnを交互に繰り返す。すなわち、水平ブランキング期間Anにおいては、画素信号線43に対してプリチャージを行うとともに、図6に示したように、リセット信号Vresetをリセット信号線51に時分割的に順次供給することにより(図6(B))、各センサ水平ラインを構成するセンサセル50をリセットする。そして、表示期間Bnにおいては、図5に示したように、表示走査信号Vscanを表示走査信号線41に時分割的に順次供給することにより、各表示水平ラインを構成する表示セル40が表示を行う。
(水平ブランキング期間Ak(A1))
最後に、タッチセンサ付き表示装置10は、図5に示したように、画素信号線43に対して再びプリチャージを行うとともに、水平ブランキング期間A1において充電を開始したセンサ水平ラインを構成する容量素子55のセンサ容量電圧Vcapを読み出す。具体的には、まず、表示走査部13が、直前の表示期間Bk-1で表示した表示水平ラインの表示走査信号Vscanを高レベルから低レベルに下げ(図示せず)、全ての表示セル40のトランジスタ44をオフ状態にすることにより、画素信号線43を全ての液晶素子45から切り離す。そして、表示信号ドライバ15が、所定のプリチャージ電圧Vpcg(ここでは0V)を表示信号Vsigとして出力し(図5(B))、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6の全てを低レベルから高レベルに上げる(図5(C))。これにより、選択スイッチ部20では、全てのスイッチがオン状態となり、全ての画素信号線43に対し、プリチャージ電圧Vpcgが画素信号Vpixとして供給され(図5(D))、水平ブランキング期間A1と同様にプリチャージされる。その後、センサ走査部14は、読み出し信号Vreadとして読み出しパルスを出力する(図5(G))。このとき、センサセル50のトランジスタ58は、その読み出しパルス幅に対応する時間だけオン状態となる。そして、トランジスタ57は、受光信号レシーバ60の定電流源61の電流をバイアス電流としてソースフォロワ動作を行い、容量素子55のセンサ容量電圧Vcapに対応する電圧が、センサ信号Vsensとしてセンサ信号線53に出力される(図5(J))。容量素子55は、水平ブランキング期間A1において容量素子55が放電された後、蓄積期間Tstrの間、絶えず外部近接物体の存在に対応して充電(図5(H))されるため、そのセンサ容量電圧Vcapは外部近接物体の存在に対応した電圧レベルになっており、よって、このセンサ信号Vsensもまた外部近接物体の存在に対応したものになっている。このセンサ信号Vsensは、受光信号レシーバ60のアンプ62で増幅された後、受光信号Vrecとして受光信号保持部16に供給され、フィールドメモリに格納される。
なお、この例では、この水平ブランキング期間Akは、このセンサ水平ラインの次のセンサ動作における、水平ブランキング期間A1としても機能する。すなわち、タッチセンサ付き表示装置10は、水平ブランキング期間Ak(A1)において、上述したようにセンサ水平ラインを構成する容量素子55のセンサ容量電圧Vcapを読み出すとともに、そのセンサセル50をリセットし、容量素子55を放電した後に充電を開始する。このようにして、タッチセンサ付き表示装置10は、期間A1〜Ak(A1)からなる一連の動作を繰り返すことにより、継続的に表示動作およびタッチセンサ動作を行うこととなる。
(クロストーク雑音を考慮した場合)
次に、クロストーク雑音を考慮した場合の動作を説明する。タッチセンサ付き表示装置10は、上述したように、フォトダイオード54から供給される電流により容量素子55を充電し、その充電された電圧により、外部近接物体の存在を検出するものである。よって、その容量素子55に近隣の配線からのクロストーク雑音が混入する場合にも、その影響を殆ど受けることなく動作する必要がある。
図7は、タッチセンサ付き表示装置10のタッチセンサ動作のタイミング図を表すものであり、クロストーク雑音を考慮した場合の例を示す。ここでは、説明の便宜上、フォトダイオード54はいかなる電流も発生しないとし、その他の条件は図5と全く同じとする。図7において、(A)は共通信号Vcomの波形を示し、(B)は表示信号Vsigの波形を示し、(C)は画素信号Vpixの波形を示し、(D)はリセット信号Vresetの波形を示し、(E)は読み出し信号Vreadの波形を示し、(F)はセンサ容量電圧Vcapを示す。
水平ブランキング期間A1において、リセット信号Vresetとしてリセットパルスが供給されると、センサセル50のトランジスタ56は、そのリセットパルス幅に対応する時間だけオン状態となり、容量素子55は放電され、センサ容量電圧Vcapは0Vとなる(図7(F))。その後、トランジスタ56が再度オフ状態になると、次にリセット信号Vresetが供給されるまで、この容量素子55の一端はフローティングの状態となる。このとき、センサ容量電圧Vcapには、例えば周囲の配線との寄生容量を介して、その周囲の配線の信号がクロストーク雑音として現れるおそれがある。例えば、図7に示したように、画素信号線43の画素信号Vpix(図7(C))が、雑音としてセンサ容量電圧Vcapに現れる。
この場合でも、タッチセンサ付き表示装置10は、その雑音の影響を殆ど受けることなく、タッチセンサ精度の劣化を最小限に食い止めることができる。その理由は、以下のとおりである。すなわち、水平ブランキング期間A1において、容量素子55が放電されてセンサ容量電圧Vcapが0Vになったあと、センサ容量電圧Vcapには、クロストーク雑音として画素信号Vpixに対応する信号が現れるものの、水平ブランキング期間Akでは、その電圧レベルは水平ブランキング期間A1における電圧レベルと同じになっている。つまり、リセット信号Vresetが供給されセンサセル50がリセットされたときと、読み出し信号Vreadが供給されセンサ容量電圧Vcapが読み出されたときとで、センサ容量電圧Vcapは同じ電圧レベルとなっており、画素信号Vpixによる雑音の影響を受けていない。このことは、フォトダイオード54が、外部近接物体の存在に対応した光を受光して電流を発生し、その電流により容量素子55を充電する場合でも、同様に画素信号Vpixによる雑音の影響を受けないことを意味している。
これは、上述したように、水平ブランキング期間A1,Akにおいて常に、所定のプリチャージ電圧Vpcgを画素信号線43に供給することに起因している。これにより、画素信号Vpixは、水平ブランキング期間A1,Akにおいて同じ電圧レベルになる(図7(C))。よって、センサ容量電圧Vcapに現れる、画素信号Vpixに起因するクロストーク雑音もまた、水平ブランキング期間A1,Akにおいて同じ電圧レベルとなる(図7(F))。その結果、放電動作時(A1)と読出動作時(Ak)におけるセンサ容量電圧Vcapの変化量においては、クロストーク雑音の影響が相殺されることとなり、このクロストーク雑音によるタッチセンサの精度への影響を最小限に抑えることができる。
[比較例]
次に、比較例に係るタッチセンサ付き表示装置について説明する。本比較例は、上記第1の実施の形態と異なり、水平ブランキング期間Anの一部でしかプリチャージを行わないものである。すなわち、上記第1の実施の形態(図1)では、水平ブランキング期間Anにおいて常に所定のプリチャージ電圧Vpcgを表示信号Vsigとして出力する表示信号ドライバ15を用いてタッチセンサ付き表示装置10を構成したが、これに代えて、本比較例では、水平ブランキング期間Anの一部でしか所定のプリチャージ電圧Vpcgを出力しない表示信号ドライバ15Rを用いてタッチセンサ付き表示装置10Rを構成している。その他の構成は、上記第1の実施の形態(図1)と同様である。以下、図8および図9を参照して、詳細動作を説明する。
図8は、比較例に係るタッチセンサ付き表示装置10Rの表示動作およびタッチセンサ動作のタイミング図を表すものである。図8において、(A)は共通信号Vcomの波形を示し、(B)は表示信号Vsigの波形を示し、(C)はスイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6の波形を示し、(D)は画素信号Vpixの波形を示し、(E)は表示走査信号Vscanの波形を示し、(F)はリセット信号Vresetの波形を示し、(G)は読み出し信号Vreadの波形を示し、(H)はセンサ容量電圧Vcapの波形を示し、(I)はセンサ信号線リセット信号Vsrの波形を示し、(J)はセンサ信号Vsensの波形を示す。なお、上記実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置10と実質的に同一の部分は同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、この比較例における表示期間Bnの動作については、本実施の形態のタッチセンサ付き表示装置10における対応する動作(図5の期間B1,B2,,,Bk-1)と同様である。よって、以下に水平ブランキング期間Anr(nはk以下の自然数)の動作について説明する。
(水平ブランキング期間A1r)
最初に、タッチセンサ付き表示装置10Rは、あるセンサ水平ラインを構成するセンサセル50のリセットを行い、容量素子55の充電を開始する。具体的には、まず、表示走査部13が、直前の表示期間Bk-1で表示した表示水平ラインの表示走査信号Vscanを高レベルから低レベルに下げ(図示せず)、画素信号線43を全ての液晶素子45から切り離す。そして、表示信号ドライバ15Rは、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6の全てを低レベルに設定する(図8(C))。これにより、選択スイッチ部20では、全てのスイッチがオフ状態となり、全ての画素信号線43は、フローティング状態となる。このとき、画素信号Vpixは、直前の表示期間における電圧レベルを維持するように動作する。次に、共通信号ドライバ12が共通信号Vcomを反転し(図8(A))、次の表示期間の準備を行う。そして、表示信号ドライバ15Rが、所定のプリチャージ電圧Vpcg(ここでは0V)を表示信号Vsigとして出力し(図8(B))、選択スイッチ部20が、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6の全てを低レベルから高レベルに上げる(図8(C))。これにより、選択スイッチ部20では、全てのスイッチがオン状態となり、全ての画素信号線43に対し、プリチャージ電圧Vpcgが画素信号Vpixとして供給され、プリチャージされる(図8(D))。このように、表示期間の前にあらかじめ画素信号線43をチャージしておくことにより、水平ブランキング期間に続く表示期間において行われる表示水平ラインに対する表示が速やかに行われる。その後、センサ走査部14は、リセット信号Vresetとしてリセットパルスを出力し(図8(F))、容量素子55が放電され、センサ容量電圧Vcapは0Vとなる(図8(H))。その後、トランジスタ56が再度オフ状態になると、センサ容量電圧Vcapは上昇し始める(図8(H))。次に、センサ走査部14は、センサ信号線リセット信号Vsrを低レベルから高レベルに上げ(図8(I))、センサ信号線53のセンサ信号Vsensが初期化される(図8(J))。
(水平ブランキング期間Anr)
次に、タッチセンサ付き表示装置10は、水平ブランキング期間A2rにおいて、水平ブランキング期間A1rとは異なるセンサ水平ラインを構成するセンサセル50のリセットを行い、容量素子55の充電を開始する。その動作は、センサ水平ラインが異なることを除き、水平ブランキング期間A1rと全く同じである。
その後、タッチセンサ付き表示装置10は、センサ水平ラインおよび表示水平ラインを順次選択しながら、水平ブランキング期間Anrと表示期間Bnを交互に繰り返す。
(水平ブランキング期間Akr(A1r))
最後に、タッチセンサ付き表示装置10Rは、水平ブランキング期間A1rにおいて充電を開始したセンサ水平ラインを構成する容量素子55のセンサ容量電圧Vcapを読み出す。具体的には、まず、表示走査部13が、直前の表示期間Bk-1で表示した表示水平ラインの表示走査信号Vscanを高レベルから低レベルに下げ(図示せず)、画素信号線43を全ての液晶素子45から切り離す。それと同時に、表示信号ドライバ15Rは、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6の全てを低レベルに設定する(図8(C))。これにより、選択スイッチ部20では、全てのスイッチがオフ状態となり、全ての画素信号線43は、フローティング状態となる。このとき、画素信号Vpixは、表示期間Bk-1における電圧レベルを維持するように動作する。そして、センサ走査部14は、読み出し信号Vreadとして読み出しパルスを出力し(図8(G))、容量素子55のセンサ容量電圧Vcapに対応する電圧が、センサ信号Vsensとしてセンサ信号線53に出力される(図8(J))。
この比較例では、タッチセンサ付き表示装置10Rは、水平ブランキング期間Anのうち、共通信号Vcomが反転した後でしかプリチャージを行わない。つまり、上記実施の形態では、水平ブランキング期間Anにおいて常に、表示信号ドライバ15は、所定のプリチャージ電圧Vpcgを表示信号Vsigとして出力し(図5(B))、画素信号線43に対しこのプリチャージ電圧Vpcgを供給する(図5(D))のに対し、この比較例では、水平ブランキング期間Anrのうち、共通信号Vcomが反転した後においてのみ、表示信号ドライバ15Rは、所定のプリチャージ電圧Vpcgを表示信号Vsigとして出力し(図8(B))、画素信号線43に対しこのプリチャージ電圧Vpcgを供給するようになっている(図8(D))。
図9は、比較例に係るタッチセンサ付き表示装置10Rのタッチセンサ動作のタイミング図を表すものであり、クロストーク雑音を考慮した場合の例を示す。ここでは、説明の便宜上、フォトダイオード54は、いかなる電流も発生しないとし、その他の条件は図7と全く同じとする。図9において、(A)は共通信号Vcomの波形を示し、(B)は表示信号Vsigの波形を示し、(C)は画素信号Vpixの波形を示し、(D)はリセット信号Vresetの波形を示し、(E)は読み出し信号Vreadの波形を示し、(F)はセンサ容量電圧Vcapを示す。
水平ブランキング期間A1rにおいて、リセット信号Vresetとしてリセットパルスが供給されると、センサセル50のトランジスタ56は、そのリセットパルス幅に対応する時間だけオン状態となり、容量素子55は放電され、センサ容量電圧Vcapは0Vとなる(図9(F))。その後、トランジスタ56が再度オフ状態になると、次にリセット信号Vresetが供給されるまで、この容量素子55の一端はフローティングの状態となる。このとき、センサ容量電圧Vcapには、例えば、図9に示したように、容量素子55の近隣に配置されている画素信号線43の画素信号Vpix(図9(C))が、クロストーク雑音としてセンサ容量電圧Vcapに現れるおそれがある。
このとき、タッチセンサ付き表示装置10Rは、そのクロストーク雑音の影響を受け、タッチセンサの精度が悪化する。つまり、水平ブランキング期間A1rにおいてリセット信号Vresetが供給されたときと、水平ブランキング期間Akrにおいて読み出し信号Vreadが供給されたときとで、センサ容量電圧Vcapは、画素信号Vpixによる雑音の影響を受けることにより、異なったものとなっている。よって、フォトダイオード54が、外部近接物体の存在に対応した光を受光して電流を発生し、容量素子55を充電する場合、読み出し信号Vreadにおけるセンサ容量電圧Vcapは、この充電による電圧にこのクロストーク雑音による電圧が重畳され、タッチセンサの精度が悪化してしまう。
これは、上述したように、本比較例に係るタッチセンサ付き表示装置10Rが、水平ブランキング期間Anのうち、共通信号Vcomが反転した後でしかプリチャージを行わないことに起因している。これにより、画素信号Vpixは、水平ブランキング期間A1においてリセット信号Vresetが供給されるとき(共通信号Vcomが反転する前)と、水平ブランキング期間Akにおいて読み出し信号Vreadが供給されるとき(共通信号Vcomが反転した後)とで、電圧レベルが異なり(図9(C))、この画素信号Vpixが寄生容量を介してクロストーク雑音として現れるセンサ容量電圧Vcapにおいても、電圧レベルが異なることとなる(図9(F))。
一方、本実施の形態では、図5および図7に示したように、表示信号ドライバ15が、水平ブランキング期間A1,Akにおいて常にプリチャージを行うことにより、画素信号線43などの近隣の配線からのクロストーク雑音を受けても、このタッチセンサ精度の悪化を最小限に抑えることができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、水平ブランキング期間において、センサセル50をリセットする時とセンサ容量電圧Vcapを読み出す時とで、画素信号線43に同じプリチャージ電圧Vpcgを供給するようにしたので、クロストーク雑音に起因する影響が相殺され、装置サイズおよび消費電力の増大を抑制しつつ、タッチセンサ精度の悪化を最小限に抑えることができる。
本実施の形態では、水平ブランキング期間において、画素信号線43に供給する所定のプリチャージ電圧Vpcgを表示信号ドライバ15で生成し、選択スイッチ部20により全ての画素信号線43に供給するようにしたので、プリチャージ電圧Vpcg用の電源や供給のための回路を新たに追加することなく、よりシンプルな回路構成にすることができる。
[変形例1−1]
上記実施の形態では、水平ブランキング期間Anの中央付近において共通信号Vcomを反転したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、図10に示したように、水平ブランキング期間Anの開始と同時に共通信号Vcomを反転しても良い。この場合でも、タッチセンサ付き表示装置は、水平ブランキング期間に続く表示期間において行われる表示を速やかに行いつつ、タッチセンサ精度の悪化を最小限に抑えることができる。
<2.第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置について説明する。本実施の形態は、所定のプリチャージ電圧Vpcgの供給方法が、上記第1の実施の形態と異なるものである。具体的には、第1の実施の形態では、表示信号ドライバが所定のプリチャージ電圧Vpcgを供給するようにしたが、本実施の形態では、別の方法により供給するようにしたものである。なお、上記第1の実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
[構成例]
図11は、本発明の第2の実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置70の一構成例を表すものである。また、図12は、本実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置の一部の詳細構成を表すものである。このタッチセンサ付き表示装置70は、表示信号ドライバ71および選択スイッチ部80を備えている。その他の構成は、上記第1の実施の形態(図1)と同様である。
表示信号ドライバ71は、表示制御部11から供給される1表示水平ライン分の画像信号に基づいて、その画像信号を複数のグループに分け、それぞれを表示信号Vsigとして選択スイッチ部80に供給するものである。この例では、1表示水平ライン分の画像信号を、6つの画素の画像信号ごとにグループ化することにより、表示信号Vsigを構成している。つまり、各表示信号Vsigには、6つの画素の画像信号が時分割多重されている。また、表示信号ドライバ71は、この多重化された表示信号Vsigから画素ごとの画像信号(画素信号Vpix)を分離するために必要なスイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6を生成し、表示信号Vsigとともに選択スイッチ部80に供給する。
さらに、表示信号ドライバ71は、水平ブランキング期間と表示期間とで異なる論理レベルをもつプリチャージスイッチ信号Vswを生成し、選択スイッチ部80に供給する機能を有している。これにより、表示信号ドライバ71は、表示期間に先立つ水平ブランキング期間において、選択スイッチ部80が、全ての画素信号線43に対して共通信号Vcomを供給するように制御する。
選択スイッチ部80は、表示期間においては、表示信号ドライバ71から供給された表示信号Vsig、およびスイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6に基づいて、表示信号Vsigに時分割多重された画素信号Vpixを分離し、表示駆動の対象となったセンサ付き表示部30内の各表示セル40に供給するものである。
さらに、選択スイッチ部80は、その表示期間に先立つ水平ブランキング期間において、表示信号ドライバ71から供給されたプリチャージスイッチ信号Vswに基づいて、全ての画素信号線43に対して、共通信号Vcomを供給するものである。選択スイッチ部80は、図12に示したように、プリチャージ用スイッチ部86を有する。このプリチャージ用スイッチ部86は、複数のスイッチからなり、それぞれの一端は互いに接続されるとともに共通信号ドライバ12から共通信号Vcomが供給され、他端はセンサ付き表示部30の画素信号線43にそれぞれ接続されている。このプリチャージ用スイッチ部86のスイッチは全て、表示信号ドライバ71から供給されたプリチャージスイッチ信号Vswによってオンオフ制御されるようになっている。この構成により、プリチャージ用スイッチ部86は、プリチャージスイッチ信号Vswに応じて、共通信号Vcomを全ての画素信号線43に供給するようになっている。
なお、選択スイッチ部80は、例えば、センサ付き表示部30と同じ基板上に形成される。その場合、選択スイッチ部80の全てのスイッチは、例えば、薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)などにより構成され、例えばこれらのTFTを用いたアナログスイッチなどにより構成される。
ここで、プリチャージ用スイッチ部86は、本発明における「複数の第2のスイッチング素子」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
(詳細動作)
図13は、タッチセンサ付き表示装置70の表示動作およびタッチセンサ動作のタイミング図を表すものである。図13において、(A)は共通信号Vcomの波形を示し、(B)は表示信号Vsigの波形を示し、(C)はスイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6の波形を示し、(D)はプリチャージスイッチ信号Vswの波形を示し、(E)は画素信号Vpixの波形を示し、(F)は表示走査信号Vscanの波形を示し、(G)はリセット信号Vresetの波形を示し、(H)は読み出し信号Vreadの波形を示し、(I)はセンサ容量電圧Vcapの波形を示し、(J)はセンサ信号線リセット信号Vsrの波形を示し、(K)はセンサ信号Vsensの波形を示す。ここで、選択スイッチ部80のプリチャージ用スイッチ部86の全てのスイッチは、プリチャージスイッチ信号Vswが高レベルのときにオン状態になるものとする。
なお、タッチセンサ付き表示装置70における表示期間Bnの動作については、第1の実施の形態のタッチセンサ付き表示装置10における対応する動作(図5の期間B1,B2,,,Bk-1)と同様である。よって、以下に水平ブランキング期間Ana(nはk以下の自然数)の動作について説明する。
(水平ブランキング期間A1a)
最初に、タッチセンサ付き表示装置70は、画素信号線43に対してプリチャージを行うとともに、あるセンサ水平ラインを構成するセンサセル50のリセットを行い、容量素子55の充電を開始する。具体的には、まず、表示走査部13が、直前の表示期間Bk-1で表示した表示水平ラインの表示走査信号Vscanを高レベルから低レベルに下げ(図示せず)、全ての表示セル40のトランジスタ44をオフ状態にすることにより、画素信号線43を全ての液晶素子45から切り離す。そして、表示信号ドライバ71は、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6の全てを低レベルに設定する(図13(C))とともに、プリチャージスイッチ信号Vswを低レベルから高レベルに上げる(図13(D))。これにより、選択スイッチ部80では、スイッチブロック25の全てのスイッチがオフ状態になるとともに、プリチャージスイッチ部86の全てのスイッチがオン状態になり、画素信号線43には、共通信号Vcomが画素信号Vpixとして供給され、プリチャージされる(図13(E))。次に、共通信号ドライバ12が共通信号Vcomを反転し(図13(A))、次の表示期間の準備を行う。このときも、全ての画素信号線43に対して共通信号Vcomが引き続き供給される(図13(E))。そして、センサ走査部14は、あるセンサ水平ラインに対しリセット信号Vresetとしてリセットパルスを出力する(図13(G))。このとき、センサセル50のトランジスタ56は、そのリセットパルス幅に対応する時間だけオン状態となり、容量素子55は放電され、センサ容量電圧Vcapは0Vとなる(図13(I))。容量素子55が放電された後にトランジスタ56が再度オフ状態になると、その電流により容量素子55への充電が開始され、センサ容量電圧Vcapは上昇し始める(図13(I))。その後、センサ走査部14は、センサ信号線リセット信号Vsrを低レベルから高レベルに上げる(図13(J))。これにより、受光信号レシーバ60のトランジスタ63はオン状態になり、センサ信号線53に電源VSSを接続することにより、センサ信号線53のセンサ信号Vsensが初期化される(図13(K))。
(水平ブランキング期間Ana)
次に、タッチセンサ付き表示装置70は、水平ブランキング期間A2aにおいて、画素信号線43に対してプリチャージを行うとともに、水平ブランキング期間A1aとは異なるセンサ水平ラインを構成するセンサセル50のリセットを行い、容量素子55の充電を開始する。その動作は、センサ水平ラインが異なることを除き、水平ブランキング期間A1aと全く同じである。
その後、タッチセンサ付き表示装置70は、センサ水平ラインおよび表示水平ラインを順次選択しながら、水平ブランキング期間Anaと表示期間Bnを交互に繰り返す。
(水平ブランキング期間Aka(A1a))
最後に、タッチセンサ付き表示装置70は、画素信号線43に対して再びプリチャージを行うとともに、水平ブランキング期間A1aにおいて充電を開始したセンサ水平ラインを構成する容量素子55のセンサ容量電圧Vcapを読み出す。具体的には、まず、表示走査部13が、直前の表示期間Bk-1で表示した表示水平ラインの表示走査信号Vscanを高レベルから低レベルに下げ(図示せず)、画素信号線43を全ての液晶素子45から切り離す。そして、表示信号ドライバ71は、スイッチ制御信号Vsel1〜Vsel6の全てを低レベルに設定する(図13(C))とともに、プリチャージスイッチ信号Vswを低レベルから高レベルに上げる(図13(D))。これにより、選択スイッチ部80では、スイッチブロック25の全てのスイッチがオフ状態になるとともに、プリチャージスイッチ部86の全てのスイッチがオン状態になり、画素信号線43には、共通信号Vcomが画素信号Vpixとして供給され(図13(E))、水平ブランキング期間A1aと同様にプリチャージされる。そして、センサ走査部14は、読み出し信号Vreadとして読み出しパルスを出力する(図13(H))。このとき、センサセル50のトランジスタ58は、その読み出しパルス幅に対応する時間だけオン状態となる。そして、トランジスタ57は、受光信号レシーバ60の定電流源61の電流をバイアス電流としてソースフォロワ動作を行い、容量素子55のセンサ容量電圧Vcapに対応する電圧が、センサ信号Vsensとしてセンサ信号線53に出力される(図13(K))。このセンサ信号Vsensは、受光信号レシーバ60のアンプ62で増幅された後、受光信号Vrecとして受光信号保持部16に供給され、フィールドメモリに格納される。
なお、この例では、この水平ブランキング期間Akaは、このセンサ水平ラインの次のセンサ動作における、水平ブランキング期間A1aとしても機能する。このようにして、タッチセンサ付き表示装置70は、期間A1a〜Aka(A1a)からなる一連の動作を繰り返すことにより、継続的に表示動作およびタッチセンサ動作を行うこととなる。
本実施の形態のタッチセンサ付き表示装置70は、第1の実施の形態のタッチセンサ付き表示装置70と同様、水平ブランキング期間において画素信号線43へのプリチャージを実施し、リセット信号Vresetが供給されセンサセル50がリセットされるときと、読み出し信号Vreadが供給されセンサ容量電圧Vcapが読み出されるときとで、画素信号Vpixの電圧レベルが同じになるようにしている(図13(E))。これにより、センサセル50の容量素子55の容量素子電圧Vcapに、画素信号線43などの近隣の配線からのクロストーク雑音が重畳しても、タッチセンサ精度の悪化を最小限に抑えることができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、選択スイッチ部80に、スイッチグループ25とは別にプリチャージ用スイッチ部86を設け、プリチャージ用スイッチ部86に入力した信号をプリチャージに使用できるようにしたので、電圧を自由に設定できるなど、より自由度のあるプリチャージの設定が可能となる。
本実施の形態では、プリチャージに使用する信号として共通信号Vcomを用いたので、プリチャージ用に新たな電源やアンプなどの信号発生回路が必要なく、回路構成をよりシンプルにすることができる。
その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例2−1]
上記実施の形態では、プリチャージに使用する信号として共通信号Vcomを用いたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、外部から供給される信号(外部入力信号Vin)を使用してもよい。この場合の回路構成例を図14に示す。この外部入力信号Vinとしては、リセット信号Vresetが供給されセンサセル50がリセットされるときと、読み出し信号Vreadが供給されセンサ容量電圧Vcapが読み出されるときとで、同じ電圧レベルを持つものであればよく、例えば直流の電源でもよいし、またはパルス状の信号でもよい。パルス状の信号としては、例えば、共通信号Vcomに同期したものが使用可能である。
<3.第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置について説明する。本実施の形態は、選択スイッチ部を備えず、表示信号ドライバが直接画素信号Vpixを出力し、センサ付き表示部を駆動するようにしたものである。なお、上記第1および第2の実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
[構成例]
図15は、本発明の第3の実施の形態に係るタッチセンサ付き表示装置90の一構成例を表すものである。このタッチセンサ付き表示装置90は、選択スイッチ部を備えず、その代わりに、センサ付き表示部30を直接駆動する画素信号ドライバ91を備えている。その他の構成は、上記第1および第2の実施の形態(図1,図11)と同様である。
画素信号ドライバ91は、表示期間においては、表示制御部11から供給される1表示水平ライン分の画像信号に基づいて、画素信号Vpixを生成し、表示駆動の対象となったセンサ付き表示部30内の各表示セル40に供給するものである。さらに、画素信号ドライバ91は、水平ブランキング期間においては、所定のプリチャージ電圧Vpcgを生成し、センサ付き表示部30の全ての画素信号線43に供給する機能を有する。
[動作および作用]
(詳細動作)
図16は、タッチセンサ付き表示装置90の表示動作およびタッチセンサ動作のタイミング図を表すものである。図16において、(A)は共通信号Vcomの波形を示し、(B)は画素信号Vpixの波形を示し、(C)は表示走査信号Vscanの波形を示し、(D)はリセット信号Vresetの波形を示し、(E)は読み出し信号Vreadの波形を示し、(F)はセンサ容量電圧Vcapの波形を示し、(G)はセンサ信号線リセット信号Vsrの波形を示し、(H)はセンサ信号Vsensの波形を示す。
なお、タッチセンサ付き表示装置90における表示期間Bnの動作については、第1の実施の形態のタッチセンサ付き表示装置10における対応する動作(図5の期間B1,B2,,,Bk-1)と同様である。よって、以下に水平ブランキング期間Anb(nはk以下の自然数)の動作について説明する。
(水平ブランキング期間A1b)
最初に、タッチセンサ付き表示装置90は、あるセンサ水平ラインを構成するセンサセル50のリセットを行い、容量素子55の充電を開始する。具体的には、まず、表示走査部13が、直前の表示期間Bk-1で表示した表示水平ラインの表示走査信号Vscanを高レベルから低レベルに下げ(図示せず)、全ての表示セル40のトランジスタ44をオフ状態にすることにより、画素信号線43を全ての液晶素子45から切り離す。そして、画素信号ドライバ91は、全ての画素信号線43に対し、所定のプリチャージ電圧Vpcg(ここでは0V)を画素信号Vpixとして供給し、プリチャージを行う(図16(B))。次に、共通信号ドライバ12が共通信号Vcomを反転し(図16(A))、次の表示期間の準備を行う。このときも、全ての画素信号線43に対して共通信号Vcomが引き続き供給される(図16(B))。そして、センサ走査部14は、あるセンサ水平ラインに対して、リセット信号Vresetとしてリセットパルスを出力する(図16(D))。このとき、センサセル50のトランジスタ56は、そのリセットパルス幅に対応する時間だけオン状態となり、容量素子55は放電され、センサ容量電圧Vcapは0Vとなる(図16(F))。容量素子55が放電された後にトランジスタ56が再度オフ状態になると、その電流により容量素子55への充電が開始され、センサ容量電圧Vcapは上昇し始める(図16(F))。その後、センサ走査部14は、センサ信号線リセット信号Vsrを低レベルから高レベルに上げる(図16(G))。これにより、受光信号レシーバ60のトランジスタ63はオン状態になり、センサ信号線53に電源VSSを接続することにより、センサ信号線53のセンサ信号Vsensが初期化される(図16(H))。
(水平ブランキング期間Anb)
次に、タッチセンサ付き表示装置90は、水平ブランキング期間A2bにおいて、画素信号線43に対してプリチャージを行うとともに、水平ブランキング期間A1bとは異なるセンサ水平ラインを構成するセンサセル50のリセットを行い、容量素子55の充電を開始する。その動作は、センサ水平ラインが異なることを除き、水平ブランキング期間A1bと全く同じである。
その後、タッチセンサ付き表示装置90は、センサ水平ラインおよび表示水平ラインを順次選択しながら、水平ブランキング期間Anbと表示期間Bnを交互に繰り返す。
(水平ブランキング期間Akb(A1b))
最後に、タッチセンサ付き表示装置90は、画素信号線43に対してプリチャージを行うとともに、水平ブランキング期間A1bにおいて充電を開始したセンサ水平ラインを構成する容量素子55のセンサ容量電圧Vcapを読み出す。具体的には、まず、表示走査部13が、直前の表示期間Bk-1で表示した表示水平ラインの表示走査信号Vscanを高レベルから低レベルに下げ(図示せず)、画素信号線43を全ての液晶素子45から切り離す。そして、画素信号ドライバ91は、全ての画素信号線43に対し、水平ブランキング期間A1bと同様に、所定のプリチャージ電圧Vpcg(ここでは0V)を画素信号Vpixとして供給し、プリチャージを行う(図16(B))。そして、センサ走査部14は、読み出し信号Vreadとして読み出しパルスを出力する(図16(D))。このとき、センサセル50のトランジスタ58は、その読み出しパルス幅に対応する時間だけオン状態となる。そして、トランジスタ57は、受光信号レシーバ60の定電流源61の電流をバイアス電流としてソースフォロワ動作を行い、容量素子55のセンサ容量電圧Vcapに対応する電圧が、センサ信号Vsensとしてセンサ信号線53に出力される(図16(H))。このセンサ信号Vsensは、受光信号レシーバ60のアンプ62で増幅された後、受光信号Vrecとして受光信号保持部16に供給され、フィールドメモリに格納される。
なお、この例では、この水平ブランキング期間Akbは、このセンサ水平ラインの次のセンサ動作における、水平ブランキング期間A1bとしても機能する。このようにして、タッチセンサ付き表示装置90は、期間A1b〜Akb(A1b)からなる一連の動作を繰り返すことにより、継続的に表示動作およびタッチセンサ動作を行うこととなる。
本実施の形態のタッチセンサ付き表示装置90は、第1および第2の実施の形態のタッチセンサ付き表示装置と同様、水平ブランキング期間において画素信号線43へのプリチャージを実施し、リセット信号Vresetが供給されセンサセル50がリセットされるときと、読み出し信号Vreadが供給されセンサ容量電圧Vcapが読み出されるときとで、画素信号Vpixの電圧レベルが同じになるようにしている(図16(B))。これにより、センサセル50の容量素子55の容量素子電圧Vcapに、画素信号線43などの近隣の配線からのクロストーク雑音が重畳しても、タッチセンサ精度の悪化を最小限に抑えることができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、画素信号ドライバ91が所定のプリチャージ電圧Vpcgを含む画素信号Vpixを生成するようにしたので、選択スイッチ部が不要になり、部品点数を削減することができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
<4.適用例>
次に、図17〜図21を参照して、上記実施の形態および変形例で説明したタッチセンサ付き表示装置の適用例について説明する。上記実施の形態等のタッチセンサ付き表示装置は、テレビジョン装置、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなどのあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。言い換えると、上記実施の形態等のタッチセンサ付き表示装置は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
(適用例1)
図17は、上記実施の形態等のタッチセンサ付き表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表すものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル511およびフィルターガラス512を含む映像表示画面部510を有しており、この映像表示画面部510は、上記実施の形態等に係るタッチセンサ付き表示装置により構成されている。
(適用例2)
図18は、上記実施の形態等のタッチセンサ付き表示装置が適用されるデジタルカメラの外観を表すものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部521、表示部522、メニュースイッチ523およびシャッターボタン524を有しており、その表示部522は、上記実施の形態等に係るタッチセンサ付き表示装置により構成されている。
(適用例3)
図19は、上記実施の形態等のタッチセンサ付き表示装置が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表すものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体531、文字等の入力操作のためのキーボード532および画像を表示する表示部533を有しており、その表示部533は、上記実施の形態等に係るタッチセンサ付き表示装置により構成されている。
(適用例4)
図20は、上記実施の形態等のタッチセンサ付き表示装置が適用されるビデオカメラの外観を表すものである。このビデオカメラは、例えば、本体部541、この本体部541の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ542、撮影時のスタート/ストップスイッチ543および表示部544を有している。そして、その表示部544は、上記実施の形態等に係るタッチセンサ付き表示装置により構成されている。
(適用例5)
図21は、上記実施の形態等のタッチセンサ付き表示装置が適用される携帯電話機の外観を表すものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740、サブディスプレイ750、ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そのディスプレイ740またはサブディスプレイ750は、上記実施の形態等に係るタッチセンサ付き表示装置により構成されている。
10,70,90…タッチセンサ付き表示装置、11…表示制御部、12…共通信号ドライバ、13…表示走査部、14…センサ走査部、15,71…表示信号ドライバ、16…受光信号保持部、20,80…選択スイッチ部、25…スイッチグループ、30…センサ付き表示部、40…表示セル、41…表示走査信号線、42…共通信号線、43…画素信号線、44,56〜58,63…トランジスタ、45…液晶素子、50…センサセル、51…リセット信号線、52…読み出し信号線、53…センサ信号線、54…フォトダイオード、55…容量素子、60…受光信号レシーバ、61…定電流源、62…アンプ、86…プリチャージ用スイッチ部、91…画素信号ドライバ、100…液晶パネル、101,102…透明基板、103〜105…絶縁層、106…液晶層、111…画素電極、112…共通電極、115…遮光メタル・センサゲート、116…メタル配線、120…バックライト、Vcap…センサ容量電圧、Vcom…共通信号、Vimg…画像信号、Vpcg…プリチャージ電圧、Vpix…画素信号、Vread…読み出し信号、Vrec…受光信号、Vreset…リセット信号、Vscan…表示走査信号、Vsel1〜Vsel6…スイッチ制御信号、Vsig…表示信号、Vsr…センサ信号線リセット信号、Vsw…プリチャージスイッチ信号

Claims (9)

  1. 表示動作期間において画素信号が供給される複数の画素信号線と、
    前記画素信号に基づいて表示動作を行う複数の表示画素と、
    複数の撮像画素と
    を備え、
    前記複数の撮像画素はそれぞれ、
    受光量に応じた大きさの電流を発生する受光素子と、
    放電動作の後、前記受光素子から供給される電流により充電動作を行うと共に、充電電圧を出力する読出動作を行う容量素子と
    を有し、
    前記画素信号線は、前記表示動作期間以外の水平ブランキング期間において、当該画素信号線の電圧レベルが前記放電動作時と前記読出動作時とにおいて互いに等しくなるように常にプリチャージされる
    撮像機能付き表示装置。
  2. 前記複数の表示画素は、水平ライン順次駆動による表示動作を行うものであり、
    前記放電動作、前記充電動作、前記読出動作からなる一連の動作において、前記放電動作および前記読出動作は、それぞれ、前記表示画素の1または複数の水平ラインにわたる表示動作期間の前後の互いに異なる水平ブランキング期間において行われる
    請求項1に記載の撮像機能付き表示装置。
  3. 前記表示動作期間において、前記画素信号を時分割多重した信号として供給される時分割多重信号から個々の画素信号を分離し、これらの画素信号を前記複数の画素信号線にそれぞれ供給する複数の第1のスイッチング素子
    を備えた
    請求項2に記載の撮像機能付き表示装置。
  4. 前記時分割多重信号として、水平ブランキング期間に同期したタイミング位置に所定レベルの電圧の期間を含むような信号が用いられ、
    前記水平ブランキング期間において、前記第1のスイッチング素子の全てをオン状態にすることにより、前記複数の画素信号線の全てに前記所定レベルの電圧が印加される
    請求項3に記載の撮像機能付き表示装置。
  5. 所定の信号の供給をオンオフする複数の第2のスイッチング素子をさらに備え、
    前記水平ブランキング期間において、前記第1のスイッチング素子の全てをオフ状態にするとともに、前記第2のスイッチング素子の全てをオン状態にすることにより、前記複数の画素信号線の全てに所定レベルの電圧が印加される
    請求項3に記載の撮像機能付き表示装置。
  6. 前記複数の表示画素は、前記画素信号と共通信号とにより定まる画素印加電圧の極性が一定の期間ごとに反転する極性反転駆動により駆動される液晶素子であり、
    前記所定の信号として、前記共通信号が用いられる
    請求項5に記載の撮像機能付き表示装置。
  7. 前記所定の信号として、常時一定の電圧レベルをもつ直流信号が用いられる
    請求項5に記載の撮像機能付き表示装置。
  8. 表示動作期間において画素信号が供給される複数の画素信号線と、前記画素信号に基づいて表示動作を行う複数の表示画素と、それぞれが受光素子および容量素子を含んで構成された複数の撮像画素とを備えた撮像機能付き表示装置を駆動する際に、
    個々の撮像画素について、
    前記容量素子を放電させた後、受光に応じて受光素子から供給される電流により前記容量素子を充電すると共に、この容量素子の充電電圧を出力する読み出しを行うことにより撮像を行い、
    前記表示動作期間以外の水平ブランキング期間において、前記画素信号線の電圧レベルが前記容量素子の放電動作時と読出動作時とにおいて互いに等しくなるように前記画素信号線を常にプリチャージする
    撮像機能付き表示装置の駆動方法。
  9. 所定の処理を行う処理部と、
    前記処理部により処理された情報を表示すると共に、前記処理部により処理されるべき情報を取り込む撮像機能付き表示部と
    を備え、
    前記撮像機能付き表示部は、
    表示動作期間において画素信号が供給される複数の画素信号線と、
    前記画素信号に基づいて表示動作を行う複数の表示画素と、
    複数の撮像画素と
    を有し、
    前記複数の撮像画素はそれぞれ、
    受光量に応じた大きさの電流を発生する受光素子と、
    放電動作の後、前記受光素子から供給される電流により充電動作を行うと共に、充電電圧を出力する読出動作を行う容量素子と
    を含み、
    前記画素信号線は、前記表示動作期間以外の水平ブランキング期間において、当該前記画素信号線の電圧レベルが前記放電動作時と前記読出動作時とにおいて互いに等しくなるように常にプリチャージされる
    電子機器。
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