JPH10285466A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH10285466A
JPH10285466A JP9088206A JP8820697A JPH10285466A JP H10285466 A JPH10285466 A JP H10285466A JP 9088206 A JP9088206 A JP 9088206A JP 8820697 A JP8820697 A JP 8820697A JP H10285466 A JPH10285466 A JP H10285466A
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JP
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JP9088206A
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English (en)
Inventor
Takayuki Tomizaki
隆之 富崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧読出型の撮像装置のフレームレートの向
上を図る。 【解決手段】 列方向に隣接する2つの画素に対して、
各画素の蓄積容量2を接続する結合トランジスタ12を
設ける。各結合トランジスタ12が共通接続されている
電荷結合線13をハイレベルとすると共に、各画素の撮
像信号の読み出しを行うための垂直選択トランジスタ4
が接続された垂直選択線7−1,7−2・・・を1本置
きにハイレベルとすると、各結合トランジスタ12がオ
ン動作して、前記各画素の蓄積容量2に蓄積された各電
荷が平均化(結合)され、ハイレベルとされた垂直選択
線に接続された画素の増幅トランジスタ3にゲート電圧
として印加され、このゲート電圧に相当する電圧が垂直
信号線9に現れる。この垂直信号線9に現れた電圧を、
撮像信号としてマルチプレクサ11を介して出力する。
これにより、前記各画素の撮像信号を纏めて読み出すこ
とができ、フレームレートの向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばX線診断装
置のX線平面検出器等として用いて好適な撮像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、増幅型センサを用いた(電圧読出
型の)固体撮像装置で形成されたX線平面検出器が知ら
れている。
【0003】このX線平面検出器は、図7に示すように
ガラス基板やプラスチック基板上に設けられた、X線量
に応じた電荷を形成する電荷形成部51と、この電荷形
成部51により形成された電荷を蓄積する蓄積容量52
と、この蓄積容量52に蓄積された電荷を増幅する増幅
トランジスタ53と、撮像信号の読み出しの際にオン制
御される垂直選択トランジスタ54と、蓄積容量52に
蓄積された不要電荷をリセットするためのリセットトラ
ンジスタ55とからなる単位セルを、行方向及び列方向
に2次元状に配列することで構成されている。
【0004】垂直シフトレジスタ56から行方向(水平
方向)に配線されている垂直選択線57は、垂直選択ト
ランジスタ54の各ゲートにそれぞれ接続されており、
この垂直選択線57をアドレスパルスにより指定して選
択的にハイレベルとすることで、垂直選択トランジスタ
54をオン動作させ、後に説明するように電圧のかたち
で撮像信号を読み出すようになっている。
【0005】また、垂直シフトレジスタ56から行方向
に配線されているリセット線58は、リセットトランジ
スタ55の各ゲートに接続されており、このリセット線
58をハイレベルとすることで、リセットトランジスタ
55をオン制御して蓄積容量52に蓄積された不要電荷
をリセットするようになっている。
【0006】増幅トランジスタ53のソースは、列方向
(垂直方向)に配線された垂直信号線59に接続されて
いる。この垂直信号線59の一端には、負荷トランジス
タ60が接続されており、他端にはマルチプレクサ61
が接続されている。
【0007】このようなX線平面検出器は、垂直シフト
レジスタ56に垂直選択線57を選択するためのアドレ
スパルスを順次供給すると、図8(a)〜(c)に示す
ようにこの垂直シフトレジスタ56により選択された垂
直選択線57がハイレベルとされる。垂直選択線57が
ハイレベルとされると、この垂直選択線57に接続され
ている垂直選択トランジスタ54がオン動作し、対応す
る増幅トランジスタ53及び負荷トランジスタ60によ
り、いわゆるソースホロア回路が構成される。そして、
増幅トランジスタ53のゲート電圧、すなわち蓄積容量
52の電圧と略々同等の電圧が垂直信号線59に現れる
こととなる。
【0008】マルチプレクサ61は、各垂直信号線59
を順次選択することにより、各垂直信号線59に現れた
電圧を撮像信号として順次出力する。
【0009】撮像信号の読み出しが終了すると、リセッ
ト線58にハイレベルのリセットパルスを印加し、この
リセット線58に接続されているリセットトランジスタ
55をオン動作させ、蓄積容量52に蓄積された不要電
荷を掃き捨て蓄積容量52をリセットする。
【0010】このように当該X線平面検出器は、前記ア
ドレスパルスに基づいて各垂直選択線57を順次ハイレ
ベルとすると共に、このハイレベルとした垂直選択線5
7に係る撮像信号の読み出しが終了すると、リセット線
58にハイレベルのリセットパルスを印加して不要電荷
を掃き捨てる動作を繰り返し行う。これにより、全画素
の撮像信号を読み出すことができる。
【0011】ここで、X線診断装置には、被検体に少線
量のX線を連続的に曝射して動画像(透視画像)を得る
透視モードと、被検体に多線量のX線を単発的に曝射し
て高解像度の静止画像(撮影画像)を得る撮影モードと
の2つの撮像モードを有している。
【0012】オペレータは、まず、透視モードにおける
透視画像により被検体の観察を行いながらタイミングを
図り、所望のタイミングで撮影の指定を行う。この指定
がなされると、X線診断装置は撮影モードとなり、被検
体に多線量のX線を単発的に曝射して高解像度の撮影画
像を得る。医師は、この撮影画像に基づいて、面接支援
等を行うようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のX線平
面検出器をX線診断装置に設けた場合、透視モード及び
撮影モードにおいて、動画像(透視画像)及び静止画像
(撮影画像)の両方を得る必要があるため、動画像を得
る際にはX線平面検出器を高周波駆動する必要を生じ、
X線平面検出器に負担が掛かる問題があった。
【0014】透視は、撮影のタイミングを図る等の目的
から行われるものであるため、この透視画像に対する高
解像度化の要求は少ない。このため、例えば隣接する2
本の垂直選択線57を同時にハイレベルとし、各垂直選
択線57に係る撮像信号を1本の垂直選択線57に係る
撮像信号として纏めて読み出すことで、解像度を犠牲に
してフレームレートの向上を図り、X線撮像装置に掛か
る負担を軽減することが考えられる。
【0015】しかし、撮像信号を電荷のかたちで読み出
すのであれば、同時にハイレベルとした2本の垂直選択
線57に係る撮像信号(電荷)を加算,平均化して正確
な撮像信号を得ることができるのであるが、電圧読出型
のX線平面検出器では、蓄積容量52に蓄積された電荷
を直接読み出すのではなく、蓄積容量52に蓄積された
電荷に対応する電圧を撮像信号として読み出すようにな
っている。このため、隣接する2本の垂直選択線57を
同時にハイレベルとしても、電圧が加算され或いは平均
化されることはないため、正確な撮像信号を得ることが
できない。従って、動画像を得る場合は、前述のように
高周波駆動をせざるを得ず、X線平面検出器に負担が掛
かる問題があった。
【0016】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、高周波駆動することなくフレームレートの向
上を図ることができるような撮像装置の提供を目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮像装置
は、上述の課題を解決するために2次元マトリクス状に
配置され、電磁波を電荷に変換する複数の電荷形成手段
と、前記電荷形成手段にそれぞれ接続され、前記電荷形
成手段が発生した電荷を蓄積する複数の電荷蓄積手段
と、前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷の情報に基づい
て、撮像信号を出力する信号出力手段と、近接する少な
くとも2つの前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷を電気
的に結合する複数のスイッチング素子とを有する。
【0018】前記電磁波としては、例えばX線や、X線
をイメージインテンシファイヤや蛍光膜等で変換した可
視光等が掲げられる。
【0019】このような撮像装置は、電荷形成手段がX
線や可視光に基づいて電荷を形成すると、電荷蓄積手段
がこの電荷を蓄積する。スイッチング素子は、近接する
少なくとも2つの電荷蓄積手段に蓄積された電荷を電気
的に結合する。そして、信号出力手段が、前記電荷蓄積
手段に蓄積された電荷の情報として、この電気的に結合
された電荷を撮像信号として出力する。
【0020】これにより、複数の水平走査線に対応する
撮像信号を、1本の水平走査線に対応する撮像信号とし
て纏めて読み出すことができるため、通常よりも少ない
読み出し回数で全画素の撮像信号の読み出しを行うこと
ができる。従って、フレームレートの向上を図ることが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る撮像装置の好
ましい実施の形態について、図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0022】本発明に係る撮像装置は、X線診断装置に
設けられるX線平面検出器に適用することができる。
【0023】まず、第1の実施の形態のX線平面検出器
は、電圧のかたちで撮像信号を読み出す、いわゆる電圧
読出型の構成を有しており、図1に示すように例えばガ
ラス基板やプラスチック基板上に設けられた、X線量に
応じた電荷を形成する電荷形成部1と、この電荷形成部
1により形成された電荷を蓄積する蓄積容量2と、蓄積
容量2に蓄積された電荷を増幅する増幅トランジスタ3
と、撮像信号の読み出しの際にオン制御される垂直選択
トランジスタ4と、蓄積容量2に蓄積された不要電荷を
リセットするリセットトランジスタ5とからなる単位セ
ルを、行方向及び列方向に2次元状に配列することで構
成されている。
【0024】電荷形成部1としては、X線をイメージイ
ンテンシファイアや蛍光膜により可視光に変換して受光
する場合は、例えばa−Si(アモルファスシリコン)
で形成されたフォトダイオード等を用いることができ
る。また、X線を直接受線する場合はa−Se(アモル
ファスセレン)等により形成されたX線電荷変換膜等を
用いることができる。
【0025】垂直シフトレジスタ6から行方向(水平方
向)に配線されている垂直選択線7−1,7−2,7−
3・・・は、垂直選択トランジスタ4のゲートにそれぞ
れ接続されており、この垂直選択線7−1,7−2,7
−3を選択的にハイレベルとして各垂直選択トランジス
タ4をオン動作させ、後に説明するように電圧のかたち
で撮像信号を読み出すようになっている。
【0026】また、垂直シフトレジスタ6から行方向に
配線されているリセット線8は、リセットトランジスタ
5の各ゲートにそれぞれ接続されており、このリセット
線8をハイレベルとすることでリセットトランジスタ5
をオン制御して蓄積容量2に蓄積された不要電荷をリセ
ットするようになっている。
【0027】増幅トランジスタ3のソースは、列方向
(垂直方向)に配線された垂直信号線9に接続されてい
る。この垂直信号線9の一端には負荷トランジスタ10
が接続されており、他端にはマルチプレクサ11が接続
されている。
【0028】また、各垂直信号線9の配線方向に隣接す
る2画素毎に、この各画素の蓄積容量2どうしを接続す
るように例えば薄膜トランジスタで形成された結合トラ
ンジスタ12がそれぞれ設けられている。すなわち、前
記各画素の蓄積容量2は、結合トランジスタ12のソー
ス及びドレインを介して接続されている。また、各結合
トランジスタ12のうち、行方向の結合トランジスタ1
2の各ゲートは電荷結合線13に共通接続されている。
この電荷結合線13をハイレベルとすることにより、各
結合トランジスタ12がオン動作し、前記各画素の蓄積
容量2の電荷が平均化されるようになっている。
【0029】次に、このような構成を有する当該第1の
実施の形態に係るX線平面検出器の動作説明をする。
【0030】当該X線平面検出器には、撮像信号の読み
出しを各画素毎に行う通常読出モードと、列方向に隣接
する各画素の撮像信号を纏めて読み出す高速読出モード
との2つの読出モードが設けられている。
【0031】まず、通常読出モードが指定された場合、
各垂直選択線7−1,7−2,7−3・・・には、図2
(a)〜(c)に示すようなハイレベルのアドレスパル
スが垂直シフトレジスタ6を介して順次供給される。各
垂直選択線7−1,7−2,7−3・・・がハイレベル
となると、その垂直選択線に接続されている垂直選択ト
ランジスタ4がオン動作し、対応する増幅トランジスタ
3及び負荷トランジスタ10により、いわゆるソースホ
ロア回路が構成される。そして、増幅トランジスタ3の
ゲート電圧、すなわち蓄積容量2の電圧と略々同等の電
圧が垂直信号線9に現れる。
【0032】マルチプレクサ11は、各垂直信号線9を
順次選択することにより、各垂直信号線9に現れた電圧
を撮像信号として順次出力する。
【0033】撮像信号の読み出しが終了すると、リセッ
ト線8にハイレベルのリセットパルスを印加し、各リセ
ット線8にそれぞれ接続されているリセットトランジス
タ5をオン動作させ、蓄積容量2に蓄積されている不要
電荷をリセットする。
【0034】このように当該X線平面検出器は、通常読
出モードが指定された場合は、前記アドレスパルスに基
づいて、各垂直選択線7−1,7−2,7−3・・・を
順次ハイレベルとして撮像信号の読み出しを行う動作、
及び、この後にリセット線8をハイレベルとして不要電
荷のリセットを行う動作を繰り返し行う。これにより、
撮像信号の読み出しを各画素毎に行うことができる。
【0035】次に、高速読出モードが指定された場合、
各垂直選択線7−1,7−2,7−3・・・には、垂直
シフトレジスタ6を介して図3(a)〜(c)に示すよ
うに1本置きにハイレベルとするアドレスパルスが供給
される。また、これと共に、電荷結合線13がハイレベ
ルとされる。
【0036】前述のように、垂直選択線がハイレベルと
されると、その垂直選択線に接続されている垂直選択ト
ランジスタ4がオン動作し、対応する増幅トランジスタ
3及び負荷トランジスタ10により、いわゆるソースホ
ロア回路が構成される。そして、増幅トランジスタ3の
ゲート電圧、すなわち蓄積容量2の電圧と略々同等の電
圧が垂直信号線9に現れるのであるが、この高速読出モ
ード時には、電荷結合線13もハイレベルとされる。
【0037】電荷結合線13がハイレベルとなると、こ
の電荷結合線13に接続されている各結合トランジスタ
12がオン動作し、列方向に隣接する各画素の各蓄積容
量2に蓄積された電荷が平均化(結合)される。このた
め、この高速読出モード時においては、平均化された電
荷に相当する電圧が垂直信号線9に現れることとなり、
列方向に隣接する2画素分の撮像信号が1画素分の撮像
信号として読み出されることとなる。
【0038】マルチプレクサ11は、各垂直信号線9を
順次選択することにより、各垂直信号線9に現れた、前
記平均化された電荷に相当する電圧を撮像信号として順
次出力する。
【0039】撮像信号の読み出しが終了すると、リセッ
ト線8にハイレベルのリセットパルスが印加され、各リ
セット線8にそれぞれ接続されているリセットトランジ
スタ5がオン制御され、蓄積容量2に蓄積されている不
要電荷がリセットされる。
【0040】このように当該X線平面検出器は、高速読
出モードが指定された場合は、前記アドレスパルスに基
づいて、各垂直選択線7−1,7−2,7−3・・・を
1本置きにハイレベルとすると共に、電荷結合線13を
ハイレベルとして列方向に隣接する2画素分の電荷を平
均化する。そして、この平均化された電荷に応じた電圧
を撮像信号として出力する。これにより、2画素分の撮
像信号を1画素分の撮像信号として出力することができ
るため、通常読出モードと同じ駆動周波数で駆動した場
合に、略々1/2の時間で全画素の読み出しを終了する
ことができる。
【0041】また、列方向に隣接する各画素の蓄積容量
2に蓄積された各電荷のレベルがそれぞれ異なるもので
あっても、該各電荷を平均化したかたちで1つの撮像信
号を形成することができるため、正確な撮像信号を得る
ことができる。
【0042】また、前述の通常読出モードをX線診断装
置における静止画撮像用の撮影モードとし、高速読出モ
ードをX線診断装置における動画撮像用の透視モードと
して用いることにより、撮影モード時には高画質の撮影
画像を、また、透視モード時には動画像である透視画像
を、それぞれ略々同じ駆動周波数で得ることができる。
このため、当該X線平面検出器に負担を掛けることな
く、撮影画像及び透視画像の両方を得ることができる。
【0043】なお、透視モード時(高速読出モード時)
に得られる透視画像は、前述の平均化された電荷に基づ
いて形成されたものであるため多少の画質劣化がある
が、この画質劣化を生じても十分に透視画像の観察を行
うことができるものであり何等問題はない。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態に係るX
線平面検出器の説明をする。
【0045】なお、この第2の実施の形態に係るX線平
面検出器の説明において、上述の第1の実施の形態に係
るX線平面検出器と同じ動作を示す箇所には同じ符号を
付し、重複した説明は省略する。
【0046】上述の第1の実施の形態に係るX線平面検
出器は、列方向に隣接する各画素に対して1つの結合ト
ランジスタ12を設けたものであったが、この第2の実
施の形態に係るX線撮像装置は、各画素毎に結合トラン
ジスタを設けるようにしたものである。
【0047】すなわち、この第2の実施の形態に係るX
線平面検出器は、図4に示すように各画素毎に結合トラ
ンジスタ14が設けられており、この各結合トランジス
タ14のソース及びドレインを介して列方向に隣接する
各画素の蓄積容量がそれぞれ接続されている。また、行
方向に隣接する各結合トランジスタ14のベースは、電
荷結合線15−1,15−2,15−3・・・によりそ
れぞれ共通接続されている。
【0048】このような第2の実施の形態に係るX線平
面検出器は、通常読出モード時には、上述の第1の実施
の形態に係るX線平面検出器と同じく各垂直選択線7−
1,7−2,7−3・・・を順次ハイレベルとすること
で各画素の撮像信号を読み出すことができる。
【0049】一方、高速読出モード時には、図5(a)
〜(c)に示すように電荷結合線15−1がローレベル
とされ、この電荷結合線15−1が設けられている画素
に対して列方向に隣接する画素の電荷結合線15−2が
ハイレベルとされ、この電荷結合線15−2が設けられ
ている画素に対して列方向に隣接する画素の電荷結合線
15−3がローレベルとされる。また、これと共に図5
(d)〜(f)に示すように垂直選択線7−1がハイレ
ベルとされ、この垂直選択線7−1が設けられている画
素に対して列方向に隣接する垂直選択線7−2がローレ
ベルとされ、この垂直選択線7−2が設けられている画
素に対して列方向に隣接する垂直選択線7−3がハイレ
ベルとされる。
【0050】すなわち、各画素毎にそれぞれ行方向に配
線された垂直選択線7−1,7−2,7−3・・・及び
電荷結合線15−1,15−2,15−3・・・が設け
られているのであるが、ハイレベルとされた垂直選択線
に対応する画素の電荷結合線はローレベルとされ、この
逆にローレベルとされた垂直選択線に対応する画素の電
荷結合線はハイレベルとされる。
【0051】これにより、ハイレベルとされた電荷結合
線に対応する画素の結合トランジスタ14がオン動作
し、この画素の蓄積容量2の電荷が、この画素に列方向
に隣接するハイレベルとされた垂直選択線に対応する画
素の蓄積容量2の電荷と平均化(結合)される。そし
て、この平均化された電荷に応じた電圧が、ハイレベル
とされた垂直選択線に対応する画素を介して垂直信号線
9に現れることとなる。
【0052】具体的には、ハイレベルとされた電荷結合
線15−2に対応する画素の結合トランジスタ14がオ
ン動作し、この画素の蓄積容量2の電荷が、この画素に
列方向に隣接するハイレベルとされた垂直選択線7−1
に対応する画素の蓄積容量2の電荷と平均化される。そ
して、この平均化された電荷に応じた電圧が、前記ハイ
レベルとされた垂直選択線7−1に対応する画素を介し
て垂直信号線9に現れることとなる。この垂直信号線9
に現れた電圧は、上述のようにマルチプレクサ11を介
して撮像信号として出力される。
【0053】これにより、列方向に隣接する2画素分の
撮像信号を1画素分の撮像信号として高速に読み出すこ
とができ、上述の第1の実施の形態に係るX線平面検出
器と同じ効果を得ることができる。
【0054】次に、このような第2の実施の形態に係る
X線平面検出器は、各画素毎に結合トランジスタ14が
設けられているため、インターレース駆動を可能とする
ことができる。
【0055】このインターレース駆動を行う場合、図6
(a)に示すように前記電荷結合線15−1が1フレー
ム毎にハイレベル及びローレベルとされ、同図(b)に
示すように電荷結合線15−1がハイレベルとされたフ
レームは前記電荷結合線15−2がローレベルとされ、
電荷結合線15−1がローレベルとされたフレームは前
記電荷結合線15−2がハイレベルとされる。すなわ
ち、図6(a)〜(c)に示すように列方向に隣接する
画素の各電荷結合線が、1フレーム毎に交互にハイレベ
ル及びローレベルとされる。
【0056】そして、これと共に、図6(d)〜(f)
に示すように各垂直選択線7−1,7−2,7−3・・
・が、前述と同様に1本置きに順次ハイレベルとされ
る。
【0057】これにより、列方向に隣接する画素の平均
化した電荷に対応する電圧である撮像信号を、各フレー
ム毎にインターレース的に読み出すことができる他、上
述の第1の実施の形態に係るX線平面検出器と同じ効果
を得ることができる。
【0058】なお、上述の各実施の形態の説明では、電
荷の平均化を行う画素は、列方向に隣接する2画素であ
ることとしたが、これは、列方向に隣接する3画素或い
は4画素等にように任意に変更可能である。
【0059】また、上述の各実施の形態の説明では、本
発明をX線平面検出器に適用することとしたが、本発明
は、例えばファクシミリ装置或いは複写機等に適用して
もよく、この他、本発明に係る技術的思想を逸脱しない
範囲であれば種々の変更が可能であることは勿論であ
る。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る撮像装置は、複数画素の撮
像信号を纏めて読み出すことができる。このため、高周
波駆動することなく全画素の正確な撮像信号の高速読出
しを可能とすることができ、負担なくフレームレートの
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置を適用したX線診断装置
のX線平面検出器の第1の実施の形態の回路図である。
【図2】前記第1の実施の形態のX線平面検出器の通常
読出モード時の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図3】前記第1の実施の形態のX線平面検出器の高速
読出モード時の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図4】本発明に係る撮像装置を適用したX線診断装置
のX線平面検出器の第2の実施の形態の回路図である。
【図5】前記第2の実施の形態のX線平面検出器の高速
読出モード時の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図6】前記第2の実施の形態のX線平面検出器の高速
読出モード時におけるインターレース駆動を説明するた
めのタイムチャートである。
【図7】従来の電圧読出型のX線平面検出器の回路図で
ある。
【図8】従来の電圧読出型のX線平面検出器の動作を説
明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1…電荷形成部,2…蓄積容量,3…増幅トランジス
タ,8…リセット線 4…垂直選択トランジスタ,5…リセットトランジス
タ,9…垂直信号線 6…垂直シフトレジスタ,7−1〜7−3…垂直選択線 10…負荷トランジスタ,11…マルチプレクサ,12
…結合トランジスタ 13…電荷結合線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 27/14 H01L 27/14 K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元マトリクス状に配置され、電磁波
    を電荷に変換する複数の電荷形成手段と、 前記電荷形成手段にそれぞれ接続され、前記電荷形成手
    段が発生した電荷を蓄積する複数の電荷蓄積手段と、 前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷の情報に基づいて、
    撮像信号を出力する信号出力手段と、 近接する少なくとも2つの前記電荷蓄積手段に蓄積され
    た電荷を電気的に結合する複数のスイッチング素子とを
    備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記電荷形成手段は、X線を電荷に変換
    することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記電荷形成手段は、可視光を電荷に変
    換することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記信号出力手段は、前記スイッチング
    素子が電荷の結合を行った後、結合された電荷の情報に
    基づいて撮像信号を出力することを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれか1項記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチング素子は、1つのトラン
    ジスタにより構成され、このトランジスタがオン状態と
    なることにより2つの電荷蓄積手段に蓄積された電荷を
    結合することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れか1項記載の撮像装置。
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