JPH11146278A - 固体撮像装置、並びに固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置、並びに固体撮像装置の駆動方法

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JPH11146278A
JPH11146278A JP9311733A JP31173397A JPH11146278A JP H11146278 A JPH11146278 A JP H11146278A JP 9311733 A JP9311733 A JP 9311733A JP 31173397 A JP31173397 A JP 31173397A JP H11146278 A JPH11146278 A JP H11146278A
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pixel
vertical
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circuit
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JP9311733A
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English (en)
Inventor
Akihiro Saito
明弘 斉藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 固体撮像装置、並びに固体撮像装置の駆動方
法に関し、低解像度化した画像信号を固体撮像装置から
直接出力する。 【解決手段】 水平垂直方向に配列され、受光量に応じ
て画素出力を生じる複数の画素部10と、複数の画素部
の垂直列ごとに設けられた垂直読み出し線15の群と、
複数の画素部の各画素出力を、水平ライン単位で垂直読
み出し線に順次出力する垂直走査回路17と、垂直読み
出し線から順次出力される各画素出力をシリアルに読み
出して走査出力する第1の水平走査回路20と、垂直読
み出し線から順次出力される各画素出力を逐一取り込
み、各画素出力を水平ライン単位で一時蓄積する水平蓄
積回路18s,18d,19s,19dと、水平蓄積回
路に一時蓄積された各画素出力を水平N(N≧2)画素
単位でまとめて読み出して、水平N画素分の和を走査出
力する第2の水平走査回路20とを備えて、固体撮像装
置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面状配列された複
数の画素部において光像を撮像し、画像信号を出力する
固体撮像装置、並びに固体撮像装置の駆動方法に関す
る。特に、低解像度に変換された画像信号を直に出力可
能な固体撮像装置、並びに固体撮像装置の駆動方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体技術の急速な進展に伴い、
30〜100万画素を越える高解像度の固体撮像装置が
実用化されている。図15は、この種の固体撮像装置の
構成例を示す図である。図15において、固体撮像装置
の受光面上に、複数の画素部80が水平垂直方向に配列
される。このような画素部80は、光電変換を行うため
のホトダイオード81と、ホトダイオード81に蓄積さ
れた電荷を電流増幅するためのJFET(接合型電界効
果トランジスタ)82と、ホトダイオード81に蓄積さ
れた電荷をJFET82のゲート電極に転送するための
MOSスイッチ83と、JFET82のゲート電位を初
期設定するためのMOSスイッチ84とから構成され
る。
【0003】上記のMOSスイッチ83のゲート電極
は、画素配列の水平行ごとに共通接続され、垂直走査回
路87から出力される制御パルスφTG1,φTG
2..にそれぞれ接続される。上記のMOSスイッチ8
4の一方の電極は、画素配列の水平行ごとに共通接続さ
れ、垂直走査回路87から出力される制御電位φRSD
1,φRSD2..がそれぞれ供給される。また、MO
Sスイッチ84のゲート電極は、画素配列の全てについ
て共通接続され、制御パルスφRSGが供給される。
【0004】一方、JFET82のソース電極は、画素
配列の垂直列ごとに共通接続されて、垂直読み出し線8
5の群を構成する。これらの垂直読み出し線群85に
は、リセット用のMOSスイッチ85aと定電流源86
とがそれぞれ接続される。これらのMOSスイッチ85
aのゲート電極は、全ての垂直読み出し線85について
共通接続され、制御パルスφRSTVが供給される。
【0005】また、これらの垂直読み出し線群85の出
力端には、MOSスイッチ88s,88dからなるマル
チプレクサ回路が各々接続される。このようなMOSス
イッチ88sのゲート電極は全て共通接続され、制御パ
ルスφTsが供給される。また、MOSスイッチ88d
のゲート電極は全て共通接続され、制御パルスφTdが
供給される。
【0006】このようなMOSスイッチ88s,88d
の他端側には、コンデンサ89s,89dがそれぞれ接
続される。これらのコンデンサ89sからなる群は、J
FET82から出力される画素出力を水平ライン単位で
蓄積する。また、コンデンサ89dからなる群は、JF
ET82の出力バラツキなどに起因する暗出力(基準信
号)を水平ライン単位で蓄積する。
【0007】このようなコンデンサ89s,89dの各
々は、水平走査用のMOSスイッチ90s,90dを個
別に介して、水平読み出し線91s,91dにそれぞれ
接続される。これらのMOSスイッチ90s,90dの
各ゲート電極は、垂直読み出し線85単位に共通接続さ
れ、シフトレジスタ回路92から出力される制御パルス
φH1,φH2..がそれぞれ供給される。このシフト
レジスタ回路92には、スタートパルス並びに2相のク
ロックパルスφCK1,φCK2がそれぞれ供給され
る。
【0008】さらに、水平読み出し線91s,91dに
は、残留電荷をリセットするためのMOSスイッチ96
s,96dがそれぞれ接続される。このMOSスイッチ
96s,96dのゲート電極には、リセット用の制御パ
ルスφRSTHが共通に供給される。図16は、この種
の固体撮像装置の駆動タイミングを示す図である。
【0009】以下、これらの図を用いて、固体撮像装置
の読み出し動作を説明する。まず、期間T1のタイミン
グにおいて、φRSGを低電位にしつつ、φRSD1を
高電位(ただし、ホトダイオード81から信号電荷を引
き込み可能な電位)のバイアス電圧に設定する。このと
き、1行目以外の画素部80については、φRSD2,
φRSD3..を介してJFET82のゲート電極が低
電位に設定される。このような動作により、1行目に並
ぶJFET82のゲート電位のみが、所定のバイアス電
位に初期設定される。
【0010】次に、期間T2のタイミングにおいて、φ
RSTVを低電位にしつつ、φTdを高電位に設定す
る。その結果、1行目のJFET82のソースフォロワ
出力は、MOSスイッチ88dを介してコンデンサ89
dを充電する。このような動作により、1行目のJFE
T82に生じた暗出力は、コンデンサ89dの群にそれ
ぞれ蓄積される。
【0011】続いて、期間T3のタイミングにおいて、
φTG1を低電位にする。そのため、1行目のホトダイ
オード81で光電変換された信号電荷は、MOSスイッ
チ83を介してJFET82のゲート電極に転送され
る。その後、期間T4のタイミングにおいて、φRST
Vを低電位にしつつ、φTsを高電位に設定する。その
ため、1行目のJFET82のソースフォロワ出力は、
MOSスイッチ88sを介してコンデンサ89sを充電
する。このような動作により、1行目の画素出力が、コ
ンデンサ89sの群にそれぞれ蓄積される。
【0012】以上の一連の動作(T1〜T4)により、
水平ライン1行目の垂直読み出し動作が完了する。この
垂直読み出し期間の直後に、期間T90のタイミング
で、シフトレジスタ回路92にスタートパルスが供給さ
れる。すると、2相の転送クロックφCK1,φCK2
に従って、シフトレジスタ回路92の制御パルスφH
1,φH2..が順次に高電位に設定される。
【0013】そのため、コンデンサ89s,89dに蓄
積された水平ライン1行目の信号は、MOSスイッチ9
0s,90dを介して1画素ずつ水平走査され、水平読
み出し線91s,91dに順次読み出される。その結
果、水平読み出し線91s,91dからは、水平ライン
1行目の信号が、画像信号Vos,Vodとして出力さ
れる。
【0014】なお、φH1,φH2..の立上がりに若
干先行して、φRSTHが高電位に逐一切り換えられ
る。その結果、次の画素読み出しに備えて、水平読み出
し線91s,91dの残留電荷、および読み出し完了し
たコンデンサ89s,89dの残留電荷が共にリセット
される。外部の処理回路(図示せず)では、このような
画像信号Vos,Vodの差分を取ることにより、暗出
力(固定パターンノイズ)を除去した高品質の画像信号
を生成する。
【0015】以上のような水平ラインの読み出しを、水
平ラインの位置を垂直方向にずらしながら、繰り返すこ
とにより、1フレーム分の画像信号を読み出すことがで
きる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子スチル
カメラなどでは、撮像画質の一層の向上を図るため、3
0〜100万画素を越える高解像度の固体撮像装置が搭
載される。
【0017】このような高解像度の固体撮像装置におい
ては、読み出すべき画素部の数が多いため、画素部の走
査に所要する時間が長くなる。このような画像信号を、
モニタ用の画像として、電子ビューファインダやモニタ
用の小画面などに表示するようなケースが考えられる。
このような場合に、走査読み出しに所要する時間が長く
なると、1フレーム(1フィールド)の更新間隔が開
き、被写体の動きを滑らかに表示できないという問題点
があった。
【0018】また、上述した電子ビューファインダやモ
ニタ画面の表示解像度は、固体撮像装置の撮像解像度に
比べてかなり低い。そのため、固体撮像装置からの高解
像度の画像信号を電子ビューファインダやモニタ画面に
表示する際には、画像信号の画素数を改めて低減するな
どの画像処理を行う必要があった。さらに、固体撮像装
置の画素アスペクト比と、電子ビューファインダやモニ
タ画面の表示アスペクト比とが異なるようなケースで
は、縦長もしくは横長に歪んだ画像がモニタ表示されて
しまう。このような不具合を避けるためには、モニタ表
示に際して画像信号の水平画素数と垂直画素数とを調整
するなどの画像処理を行う必要があった。
【0019】これらの画像処理は、いずれもフレームメ
モリと演算回路などを必要とするため、システムの大型
化を招くという問題点があった。また、固体撮像装置の
撮像時点から、(上記した画像信号の走査時間)と(上
記した画像処理の処理時間)とを経て、モニタ表示が行
われる。そのため、撮像時点とモニタ表示との間には、
常に数百m秒〜数秒程度のタイムラグが存在する。この
ようなタイムラグのため、モニタ表示からシャッタチャ
ンスを的確に判断することができないという問題点もあ
った。
【0020】そこで、請求項1〜3に記載の発明では、
上述した問題点を解決するために、比較的低い解像度の
画像信号を高速に読み出すことが可能な固体撮像装置を
提供することを目的とする。請求項4〜6に記載の発明
では、上述した問題点を解決するために、比較的低い解
像度の画像信号を高速に読み出す固体撮像装置の駆動方
法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、水平垂直方向に配列され、受光量に応じて画素出力
を生じる複数の画素部と、複数の画素部の垂直列ごとに
設けられた垂直読み出し線の群と、複数の画素部の各画
素出力を、水平ライン単位で垂直読み出し線に順次出力
する垂直走査回路と、垂直読み出し線から順次出力され
る各画素出力をシリアルに読み出して走査出力する第1
の水平走査回路と、垂直読み出し線から順次出力される
各画素出力を逐一取り込み、各画素出力を水平ライン単
位で一時蓄積する水平蓄積回路と、水平蓄積回路に一時
蓄積された各画素出力を水平N(N≧2)画素単位でま
とめて読み出して、水平N画素分の和を走査出力する第
2の水平走査回路とを備えて、固体撮像装置を構成す
る。
【0022】このような構成の固体撮像装置からは、第
2の水平走査回路を駆動することにより、水平画素数を
1/N倍に低減した画像信号が直に出力される。請求項
2に記載の発明は、水平垂直方向に配列され、受光量に
応じて画素出力を生じる複数の画素部と、複数の画素部
の垂直列ごとに設けられた垂直読み出し線の群と、複数
の画素部の各画素出力を、水平ライン単位で垂直読み出
し線に順次出力する垂直走査回路と、垂直読み出し線か
ら順次出力される各画素出力をシリアルに読み出して走
査出力する第1の水平走査回路と、垂直読み出し線から
順次出力される各画素出力を逐一取り込み、水平ライン
M本分(M≧2)の画素出力を一時蓄積する水平蓄積回
路と、水平蓄積回路に一時蓄積された各画素出力を、垂
直M画素単位でまとめて読み出して垂直M画素分の和を
走査出力する第2の水平走査回路とを備えて、固体撮像
装置を構成する。
【0023】このような構成の固体撮像装置からは、第
2の水平走査回路を駆動することにより、垂直画素数を
1/M倍に低減した画像信号が直に出力される。請求項
3に記載の発明は、水平垂直方向に配列され、受光量に
応じて画素出力を生じる複数の画素部と、複数の画素部
の垂直列ごとに設けられた垂直読み出し線の群と、複数
の画素部の各画素出力を、水平ライン単位で垂直読み出
し線に順次出力する垂直走査回路と、垂直読み出し線か
ら順次出力される各画素出力をシリアルに読み出して走
査出力する第1の水平走査回路と、垂直読み出し線から
順次出力される各画素出力を逐一取り込み、水平ライン
M本分(M≧2)の画素出力を一時蓄積する水平蓄積回
路と、水平蓄積回路に一時蓄積された各画素出力を(水
平N画素×垂直M画素)の画素単位でまとめて読み出し
て、(水平N画素×垂直M画素)分の和を走査出力する
第2の水平走査回路とを備えて(ただしN≧2)、固体
撮像装置を構成する。
【0024】このような構成の固体撮像装置からは、第
2の水平走査回路を駆動することにより、水平画素数を
1/N倍に低減し、かつ垂直画素数を1/M倍に低減し
た画像信号が直に出力される。請求項4に記載の発明
は、水平垂直方向に配列され、受光量に応じて画素出力
を生じる複数の画素部と、複数の画素部の垂直列ごとに
設けられた垂直読み出し線の群と、水平ライン1本分の
画素出力を一時蓄積するための水平蓄積回路と、水平蓄
積回路に一時蓄積された画素出力を読み出すための水平
読み出し線とを備えた固体撮像装置から画像信号を読み
出す駆動方法であって、複数の画素部の各画素出力を、
水平ライン単位で垂直読み出し線に順次出力する垂直走
査ステップと、垂直読み出し線から順次出力される各画
素出力を、水平蓄積回路に水平ライン単位で一時蓄積さ
せる水平蓄積ステップと、水平蓄積回路に一時蓄積され
た各画素出力を、水平N(N≧2)画素単位でまとめて
読み出し、水平読み出し線に順次出力する水平走査ステ
ップとを有することを特徴とする。
【0025】請求項5に記載の発明は、水平垂直方向に
配列され、受光量に応じて画素出力を生じる複数の画素
部と、複数の画素部の垂直列ごとに設けられた垂直読み
出し線の群と、水平ラインM本分(M≧2)の画素出力
を一時蓄積するための水平蓄積回路と、水平蓄積回路に
一時蓄積された画素出力を読み出すための水平読み出し
線とを備えた固体撮像装置から画像信号を読み出す駆動
方法であって、複数の画素部の各画素出力を、水平ライ
ン単位で垂直読み出し線に順次出力する垂直走査ステッ
プと、垂直読み出し線から順次出力される各画素出力を
逐一取り込み、水平蓄積回路に水平ラインM本分の画素
出力を一時蓄積させる水平蓄積ステップと、水平蓄積回
路に一時蓄積された各画素出力を、垂直M画素単位でま
とめて読み出し、水平読み出し線に順次出力する水平走
査ステップとを有することを特徴とする。
【0026】請求項6に記載の発明は、水平垂直方向に
配列され、受光量に応じて画素出力を生じる複数の画素
部と、複数の画素部の垂直列ごとに設けられた垂直読み
出し線の群と、水平ラインM本分(M≧2)の画素出力
を一時蓄積するための水平蓄積回路と、水平蓄積回路に
一時蓄積された画素出力を読み出すための水平読み出し
線とを備えた固体撮像装置から画像信号を読み出す駆動
方法であって、複数の画素部の各画素出力を、水平ライ
ン単位で垂直読み出し線に順次出力する垂直走査ステッ
プと、垂直読み出し線から順次出力される各画素出力を
逐一取り込み、水平蓄積回路に水平ラインM本分の画素
出力を一時蓄積させる水平蓄積ステップと、水平蓄積回
路に一時蓄積された各画素出力を(水平N画素×垂直M
画素)の画素単位でまとめて読み出し、水平読み出し線
に順次出力する水平走査ステップと(ただしN≧2)、
を有することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明にお
ける実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)第1の実施形態は、請求項1,4に
記載の発明に対応した実施形態である。図1は、第1の
実施形態の回路構成を示す図である。
【0028】図1において、固体撮像装置の受光面上
に、複数の画素部10が水平垂直に配列される。このよ
うな画素部10は、光電変換を行うためのホトダイオー
ド11と、ホトダイオード11に蓄積された電荷を電流
増幅するためのJFET(接合型電界効果トランジス
タ)12と、ホトダイオード11に蓄積された電荷をJ
FET12のゲート電極に転送するためのMOSスイッ
チ13と、JFET12のゲート電位を初期設定するた
めのMOSスイッチ14とから構成される。
【0029】上記のMOSスイッチ13のゲート電極
は、画素配列の水平行ごとに共通接続され、垂直走査回
路17から出力される制御パルスφTG1,φTG
2..にそれぞれ接続される。上記のMOSスイッチ1
4の一方の電極は、画素配列の水平行ごとに共通接続さ
れ、垂直走査回路17から出力される制御電位φRSD
1,φRSD2..がそれぞれ供給される。また、MO
Sスイッチ14のゲート電極は、画素配列の全てについ
て共通接続され、制御パルスφRSGが供給される。
【0030】一方、JFET12のソース電極は、画素
配列の垂直列ごとに共通接続されて、垂直読み出し線1
5の群を構成する。これらの垂直読み出し線群15に
は、リセット用のMOSスイッチ15aと定電流源16
とが個別に接続される。これらのMOSスイッチ15a
のゲート電極は、全ての垂直読み出し線15について共
通接続され、制御パルスφRSTVが供給される。
【0031】また、これらの垂直読み出し線群15の各
出力端には、MOSスイッチ18s,18dからなるマ
ルチプレクサ回路が各々接続される。これらのMOSス
イッチ18sのゲート電極は全て共通接続され、制御パ
ルスφTsが供給される。また、MOSスイッチ18d
のゲート電極は全て共通接続され、制御パルスφTdが
供給される。
【0032】このようなMOSスイッチ18s,18d
の他端側には、コンデンサ19s,19dが個別に接続
される。これらのコンデンサ19sからなる群は、JF
ET12から出力される画素出力を水平ライン単位で蓄
積する。また、コンデンサ19dからなる群は、JFE
T12の出力バラツキなどに起因する暗出力(基準信
号)を水平ライン単位で蓄積する。
【0033】このようなコンデンサ19s,19dの各
々は、水平走査用のMOSスイッチ20s,20dを個
別に介して、水平読み出し線21s,21dにそれぞれ
接続される。これらのMOSスイッチ20s,20dの
各ゲート電極は、垂直読み出し線15単位に共通接続さ
れ、水平走査回路22から出力される制御パルスφH
1,φH2..が順番に接続される。
【0034】さらに、水平読み出し線21s,21dに
は、リセット用のMOSスイッチ26s,26dがそれ
ぞれ接続される。このMOSスイッチ26s,26dの
ゲート電極には、リセット用の制御パルスφRSTHが
共通に供給される。図2は、水平走査回路22の概略ブ
ロック図である。図2に示すように、水平走査回路22
は、水平シフトレジスタ22aと、水平選択回路22b
との2つから概略構成される。
【0035】図3は、これらの水平シフトレジスタ22
aおよび水平選択回路22bの回路構成を詳細に示す図
である。図3に示すように、水平シフトレジスタ22a
は、複数のクロックトCMOS回路27を多段に接続し
て構成される。なお、1段目のクロックトCMOS回路
27の入力段には、スタートパルスφSTが供給され
る。
【0036】これらのクロックトCMOS回路27の一
つ一つは、4つのMOSスイッチ28a,28b,28
c,28dを用いて、次のように構成される。すなわ
ち、PMOSスイッチ28aのソースは、ハイレベルの
電圧ラインに接続され、PMOSスイッチ28aのドレ
インは、PMOSスイッチ28bのソースに接続され
る。
【0037】このPMOSスイッチ28bのドレイン
は、NMOSスイッチ28cのドレインと接続されて、
出力端子を形成する。一方、PMOSスイッチ28bの
ゲートは、NMOSスイッチ28cのゲートと接続され
て、入力端子を形成する。NMOSスイッチ28cのソ
ースは、NMOSスイッチ28dのドレインに接続さ
れ、NMOSスイッチ28dのソースは、ローレベルの
電圧ラインに接続される。
【0038】ここで、奇数段目に位置するクロックトC
MOS回路27については、PMOSスイッチ28aの
ゲートに転送パルスφP1の反転出力が供給され、NM
OSスイッチ28dのゲートに転送パルスφP1が供給
される。
【0039】一方、偶数段目に位置するクロックトCM
OS回路27については、PMOSスイッチ28aのゲ
ートに転送パルスφP2の反転出力が供給され、NMO
Sスイッチ28dのゲートに転送パルスφP2が供給さ
れる。このような構成により、水平シフトレジスタ22
aでは、転送パルスφP1の立ち上がりに同期して、奇
数段目のクロックトCMOS回路27が入力段の反転出
力を内部に保持する。
【0040】続いて、転送パルスφP2の立ち上がりが
印加されると、偶数段目のクロックトCMOS回路27
は、入力段の保持出力をさらに反転した出力φSR1,
φSR2..を外部に出力する構成となっている。この
ような水平シフトレジスタ22aの出力φSR1,φS
R2..は、水平選択回路22b内のアンド回路29を
介してタイミング調整された後、制御パルスφH1,φ
H2..となって出力される。
【0041】ここで、請求項1に記載の発明と第1の実
施形態との対応関係については、画素部は画素部10に
対応し、垂直読み出し線は垂直読み出し線15に対応
し、垂直走査回路は垂直走査回路17に対応し、水平蓄
積回路はMOSスイッチ18s,18dおよびコンデン
サ19s,19dに対応し、第1の水平走査回路は水平
走査回路22の「画素出力を水平1画素ずつ水平走査す
る機能」に対応し、第2の水平走査回路は水平走査回路
22の「画素出力を水平2画素ずつまとめて水平走査す
る機能」に対応する。
【0042】以下、第1の実施形態の動作を、高解像度
読み出しを行う場合と、低解像度読み出しを行う場合と
に分けて説明する。 <高解像度読み出しを行う場合>図4は、高解像度読み
出し時における動作タイミングチャートである。まず、
期間T1のタイミングにおいて、φRSGを低電位にし
つつ、φRSD1を高電位のバイアス電圧に設定する。
このとき、1行目以外の画素部10については、φRS
D2,φRSD3..を介してJFET12のゲート電
極が低電位に設定される。このような動作により、1行
目に並ぶJFET12のゲート電位のみが、所定のバイ
アス電圧に初期設定される。
【0043】次に、期間T2のタイミングにおいて、φ
RSTVを低電位にし、φTdを高電位に設定する。そ
の結果、1行目のJFET12のソースフォロワ出力
は、MOSスイッチ18dを介してコンデンサ19dを
充電する。このような動作により、1行目のJFET1
2から生じた暗出力は、コンデンサ19dの群にそれぞ
れ蓄積される。
【0044】続いて、期間T3のタイミングにおいて、
φTG1を低電位にする。そのため、1行目のホトダイ
オード11で光電変換された信号電荷は、MOSスイッ
チ13を介してJFET12のゲート電極に転送され
る。その後、期間T4のタイミングにおいて、φRST
Vを低電位にし、φTsを高電位に設定する。そのた
め、1行目のJFET12のソースフォロワ出力は、M
OSスイッチ18sを介してコンデンサ19sを充電す
る。このような動作により、1行目の画素出力が、コン
デンサ19sの群にそれぞれ蓄積される。
【0045】以上の一連の動作(T1〜T4)により、
水平ライン1行目の垂直読み出しが完了する。この垂直
読み出し期間の直後に、期間T11のタイミングで、水
平走査回路22にスタートパルスφSTが供給される。
このスタートパルスφSTは、転送パルスφP1の1つ
をまたぐように設定された単パルスである。
【0046】すると、2相の転送パルスφP1,φP2
に同期して、水平シフトレジスタ22aの出力φSR
1,φSR2..が順次に高電位に設定される。これら
の出力φSR1,φSR2..は、転送パルスφP2と
同一周期の周期パルスφGHによりタイミング調整され
た後、制御パルスφH1,φH2..としてMOSスイ
ッチ20s,20dのゲートに印加される。
【0047】その結果、コンデンサ19s,19dに蓄
積された水平ライン1行目の信号は、MOSスイッチ2
0s,20dを介して水平方向に1画素ずつ走査され、
水平読み出し線21s,21dから順次に読み出され
る。外部の処理回路(図示せず)では、水平読み出し線
21s,21dを介して出力される画像信号Vos,V
odの差分を取ることにより、暗出力(固定パターンノ
イズ)を除去した高品質の画像信号を生成する。
【0048】以上のような水平ラインの読み出しを、水
平ラインの位置を垂直にずらしながら、繰り返すことに
より、1フレーム分の画像信号を高解像度(画素部10
の数に見合った通常の解像度)で読み出す。 <低解像度読み出しを行う場合>図5は、低解像度読み
出し時における動作タイミングチャートである。
【0049】まず、高解像度読み出し時と同様に、期間
T1〜T4において、水平ライン1行目の垂直読み出し
を完了する。この垂直読み出し期間の直後に、期間T2
1のタイミングで、水平走査回路22にスタートパルス
φSTが供給される。このスタートパルスφSTは、転
送パルスφP1の2つ分をまたぐように設定される単パ
ルスである。
【0050】その結果、水平シフトレジスタ22a内の
奇数段目のクロックトCMOS回路2つ分にスタートパ
ルスφSTが(反転)保持され、偶数段目のクロックト
CMOS回路2つ分から順次出力される。その結果、出
力φSR1,φSR2..からは、図5に示すように、
パルス期間が重複した単パルスが順次出力される。
【0051】ここで、期間T22のタイミングで、周期
パルスφGHをハイレベルにすることにより、制御パル
スφH1,φH2が同時にハイレベルとなる。このよう
な制御パルスφH1,φH2により、1画素目のコンデ
ンサ19s,19d、および2画素目のコンデンサ19
s,19dが、同時に水平読み出し線21s,21dに
接続される。その結果、2画素分の画素出力が、水平読
み出し線21s,21d上で容量分配により加算され
る。
【0052】このような2画素分の読み出し動作を、期
間T23以降も繰り返すことにより、2画素分の加算結
果が、水平読み出し線21s,21dから順次に走査出
力される。外部の処理回路(図示せず)では、水平読み
出し線21s,21dを介して出力される画像信号Vo
s,Vodの差分を取ることにより、暗出力(固定パタ
ーンノイズ)を除去した高品質の画像信号を生成する。
【0053】以上のような水平ラインの読み出しを、水
平ラインの位置を垂直にずらしながら、繰り返すことに
より、水平画素数を1/2倍に低減した画像信号を読み
出すことができる。ところで、上述した低解像度読み出
しでは、期間T22と期間T23との間隔ΔTにおい
て、水平走査動作が一時休止する。
【0054】したがって、この無効な期間ΔTを短縮す
ることにより、水平走査時間を無理なく短縮することが
できる。図6は、このようにして間隔ΔTを短縮した場
合の駆動タイミングを示す図である。図6においては、
転送パルスφP1,φP2のパルス間隔を一部短縮する
ことにより、期間ΔTの短縮を実現している。
【0055】以上説明したように、第1の実施形態で
は、図4に示した駆動タイミングで水平走査を行うこと
により、通常通りの高解像度読み出しが可能となる。ま
た一方、図5もしくは図6に示した駆動タイミングで水
平走査を行うことにより、モニタ表示などの用途に好適
な低解像度読み出しが可能となる。特に、図6に示した
駆動タイミングでは、水平走査の休止期間ΔTを短縮す
ることにより、低解像度の読み出し動作を高速実行す
る。このような高速読み出しにより、モニタ表示などに
際して1フレームの読み出し間隔が短くなり、被写体の
動きをより滑らかに表示することが可能となる。
【0056】また、固体撮像装置から低解像度化された
画像信号が直に得られるので、モニタ表示用に改めて画
像信号を低解像度化する必要がない。したがって、その
ための画像処理回路などが一切不要となる。また、固体
撮像装置の内部で水平画素数を低減することにより、画
像信号のアスペクト比を調整することも可能となる。し
たがって、モニタ表示用に改めて画像信号のアスペクト
比を調整する必要がない。したがって、そのための画像
処理回路なども不要となる。
【0057】さらに、低解像度の高速読み出し時には、
水平走査に所要する時間が短縮し、かつその水平走査と
同時並行に低解像度化の処理が完了する。そのため、固
体撮像装置の撮像時点からモニタ表示までのタイムラグ
を確実に短縮することができる。なお、上述した第1の
実施形態では、水平画素数を1/2倍に低減して読み出
す場合について説明したが、これに限定されるものでは
ない。一般的には、水平N画素分の画素出力を、まとめ
て水平読み出し線に読み出すことにより、水平画素数を
1/N倍に低減することが可能となる。例えば具体的に
は、図3に示すような水平走査回路22において、スタ
ートパルスφSTが、転送パルスφP1をN個分またぐ
ように設定すればよい。
【0058】次に、別の実施形態について説明する。 (第2の実施形態)第2の実施形態は、請求項2,3,
5,6に記載の発明に対応した実施形態である。図7
は、第2の実施形態の回路構成を示す図である。
【0059】図7において、固体撮像装置の受光面上に
は、複数の画素部10が水平垂直に配列される。このよ
うな画素部10は、ホトダイオード11とJFET12
とMOSスイッチ13,14とから構成される。上記の
MOSスイッチ13のゲート電極は、水平行ごとに共通
接続され、垂直走査回路31から出力される制御パルス
φTG1,φTG2..にそれぞれ接続される。
【0060】上記のMOSスイッチ14の一方の電極
は、水平行ごとに共通接続され、垂直走査回路31から
出力される制御電位φRSD1,φRSD2..がそれ
ぞれ供給される。また、MOSスイッチ14のゲート電
極は全て共通接続され、制御パルスφRSGが供給され
る。一方、JFET12のソース電極は垂直列ごとに共
通接続されて、垂直読み出し線15の群を構成する。こ
れらの垂直読み出し線群15には、リセット用のMOS
スイッチ15aと定電流源16とがそれぞれ接続され
る。これらのMOSスイッチ15aのゲート電極は、全
ての垂直読み出し線15について共通接続され、制御パ
ルスφRSTVが供給される。
【0061】また、これらの垂直読み出し線群15の出
力端には、MOSスイッチ32s,32d,33s,3
3dからなるマルチプレクサ回路がそれぞれ接続され
る。このようなMOSスイッチ32sのゲート電極は全
て共通接続され、制御パルスφTs1が供給される。ま
た、MOSスイッチ32dのゲート電極は全て共通接続
され、制御パルスφTd1が供給される。
【0062】一方、MOSスイッチ33sのゲート電極
は全て共通接続され、制御パルスφTs2が供給され
る。また、MOSスイッチ33dのゲート電極は全て共
通接続され、制御パルスφTd2が供給される。このよ
うなMOSスイッチ32s,32dの他端側には、コン
デンサ34s,34dがそれぞれ接続される。また、M
OSスイッチ33s,33dの他端側には、コンデンサ
35s,35dがそれぞれ接続される。
【0063】このようなコンデンサ34s,34dの各
々は、水平走査用のMOSスイッチ36s,36dを個
別に介して、水平読み出し線38s,38dにそれぞれ
接続される。また、コンデンサ35s,35dの各々
は、水平走査用のMOSスイッチ37s,37dを個別
に介して、水平読み出し線38s,38dにそれぞれ接
続される。
【0064】これらのMOSスイッチ36s,36dの
各ゲート電極は、垂直読み出し線15単位に共通接続さ
れ、水平走査回路39aから出力される制御パルスφH
1,φH3,φH5..が順番に接続される。一方、M
OSスイッチ37s,37dの各ゲート電極は、垂直読
み出し線15単位に共通接続され、水平走査回路39b
から出力される制御パルスφH2,φH4,φH6..
が順番に接続される。
【0065】このような水平走査回路39a,39bの
それぞれは、図2に示すような水平シフトレジスタと水
平選択回路とから構成される。また、水平読み出し線3
8s,38dには、リセット用のMOSスイッチ46
s,46dがそれぞれ接続される。このMOSスイッチ
46s,46dのゲート電極には、リセット用の制御パ
ルスφRSTHが共通に供給される。
【0066】ここで、請求項2に記載の発明と第2の実
施形態との対応関係については、画素部は画素部10に
対応し、垂直読み出し線は垂直読み出し線15に対応
し、垂直走査回路は垂直走査回路31に対応し、水平蓄
積回路はMOSスイッチ32s,32d,33s,33
dおよびコンデンサ34s,34d,35s,35dに
対応し、第1の水平走査回路は水平走査回路39a,3
9bの「画素出力を1画素単位で水平走査する機能」に
対応し、第2の水平走査回路は水平走査回路39a,3
9bの「画素出力を垂直2画素ずつまとめて水平走査す
る機能」に対応する。
【0067】また、請求項3に記載の発明と第2の実施
形態との対応関係については、画素部は画素部10に対
応し、垂直読み出し線は垂直読み出し線15に対応し、
垂直走査回路は垂直走査回路31に対応し、水平蓄積回
路はMOSスイッチ32s,32d,33s,33dお
よびコンデンサ34s,34d,35s,35dに対応
し、第1の水平走査回路は水平走査回路39a,39b
の「画素出力を1画素単位で水平走査する機能」に対応
し、第2の水平走査回路は水平走査回路39a,39b
の「画素出力を(水平2画素×垂直2画素)単位でまと
めて水平走査する機能」に対応する。
【0068】以下、第2の実施形態の動作を、高解像度
読み出しを行う場合と、低解像度読み出しを行う場合と
に分けて説明する。 <高解像度読み出しを行う場合>図8は、高解像度読み
出し時における動作タイミングチャートである。まず、
期間T1〜T4のタイミングにおいて、水平ライン1行
目の画素出力をコンデンサ34s,34dの群に蓄積す
る。
【0069】このような垂直読み出し動作の直後に、一
方の水平走査回路39aにスタートパルスφST等が与
えられ、期間T41,T42,T43..のタイミング
で、奇数番目の制御パルスφH1,φH3,φH5..
が順次にハイレベルに設定される。このとき、他方の垂
直走査回路39bに対し、スタートパルスφSTまたは
転送パルスφP1,φP2または周期パルスφGHのい
ずれか一つを与えないことにより、制御パルスφH2,
φH4..はローレベルに保持される。
【0070】その結果、コンデンサ34s,34dに蓄
積された水平ライン1行目の信号は、MOSスイッチ3
6s,36dを介して1画素ずつ水平走査され、水平読
み出し線38s,38dから順次出力される。外部の処
理回路(図示せず)では、水平読み出し線38s,38
dから出力される画像信号Vos,Vodの差分を取る
ことにより、暗出力(固定パターンノイズ)を除去した
高品質の画像信号を生成する。
【0071】以上のような水平ラインの読み出しを、水
平ラインの位置を垂直にずらしながら、繰り返すことに
より、1フレーム分の画像信号を高解像度(画素部10
の数に見合った通常の解像度)で読み出すことができ
る。 <低解像度読み出しを行う場合>図9は、垂直画素数を
低減して画像信号を読み出す場合の動作タイミングチャ
ートである。
【0072】まず、高解像度読み出し時と同様に、期間
T1〜T4のタイミングにおいて、水平ライン1行目の
画素出力をコンデンサ34s,34dの群に蓄積する。
さらに続けて、期間T5〜T8のタイミングにおいて、
水平ライン2行目の画素出力をコンデンサ35s,35
dの群に蓄積する。このような水平ライン2本分の垂直
読み出しが完了した後、水平走査回路39a,39bに
対しスタートパルスφST等が同時に与えられる。した
がって、期間T51のタイミングで、制御パルスφH1
およびφH2が共にハイレベルに設定される。
【0073】すると、コンデンサ34s,35sが同時
に水平読み出し線38sに接続される。また、コンデン
サ34d,35dが同時に水平読み出し線38dに接続
される。その結果、垂直2画素分の画素出力が、水平読
み出し線38s,38d上で容量分配により加算され
る。このような垂直2画素分の読み出し動作を、期間T
52以降も繰り返すことにより、垂直2画素分の加算結
果が、水平読み出し線38s,38dから順次に走査出
力される。
【0074】外部の処理回路(図示せず)では、水平読
み出し線38s,38dを介して出力される画像信号V
os,Vodの差分を取ることにより、暗出力(固定パ
ターンノイズ)を除去した高品質の画像信号を生成す
る。以上のような水平ラインの読み出しを、垂直方向に
2ラインずつずらしながら繰り返すことにより、垂直画
素数を1/2倍に低減した画像信号が読み出される。
【0075】図10は、水平画素数および垂直画素数の
両方を低減して画像信号を読み出す場合の動作タイミン
グチャートである。まず、高解像度読み出し時と同様
に、期間T1〜T4のタイミングにおいて、水平ライン
1行目の画素出力をコンデンサ34s,34dの群に蓄
積する。さらに続けて、期間T5〜T8のタイミングに
おいて、水平ライン2行目の画素出力をコンデンサ35
s,35dの群に蓄積する。
【0076】このような水平ライン2本分の垂直読み出
しが完了した後、水平走査回路39a,39bに対し、
転送パルスP1の2つ分にまたがるスタートパルスφS
Tを同時に与える。その結果、期間T61のタイミング
で、制御パルスφH1〜φH4が共にハイレベルに設定
される。すると、「1列目のコンデンサ34s,35
s」と「2列目のコンデンサ34s,35s」とが同時
に水平読み出し線38sに接続される。また、「1列目
のコンデンサ34d,35d」と「2列目のコンデンサ
34d,35d」とが同時に水平読み出し線38dに接
続される。その結果、(水平2画素×垂直2画素)分の
画素出力が、水平読み出し線38s,38d上で容量分
配によりそれぞれ加算される。
【0077】このような読み出し動作を、期間T62以
降も繰り返すことにより、(水平2画素×垂直2画素)
分の加算結果が順次に出力される。外部の処理回路(図
示せず)では、水平読み出し線38s,38dから出力
される画像信号Vos,Vodの差分を取ることによ
り、暗出力(固定パターンノイズ)を除去した高品質の
画像信号を生成する。
【0078】以上のような水平ラインの読み出しを、垂
直方向に水平2ラインずつずらしながら繰り返すことに
より、水平画素数を1/2倍に低減し、かつ垂直画素数
を1/2倍に低減した画像信号が読み出される。
【0079】以上説明したように、第2の実施形態で
は、図8に示した駆動タイミングで走査動作を行うこと
により、通常通りの高解像度の読み出しが可能となる。
また一方、図9もしくは図10に示した駆動タイミング
で走査動作を行うことにより、モニタ表示などの用途に
好適な低解像度の読み出し動作が可能となる。このよう
な低解像度読み出しにおいては、読み出すべき画素数が
少ないため、1フレーム単位の読み出し動作を短時間に
完了することができる。したがって、モニタ表示の際に
は、1フレームの更新間隔が短くなり、被写体の動きを
より滑らかにモニタ表示することが可能となる。
【0080】また、固体撮像装置から低解像度化された
画像信号が直に得られるので、モニタ表示用に改めて画
像信号を低解像度化する必要がなく、そのための画像処
理回路などが一切不要となる。また、固体撮像装置の内
部で水平または垂直の画素数を適宜に低減することによ
り、画像信号のアスペクト比を調整することも可能とな
る。したがって、モニタ表示用に改めて画像信号のアス
ペクト比を調整する必要がなく、そのための画像処理回
路なども不要とすることができる。
【0081】さらに、低解像度の高速読み出しにより、
走査動作に所要する時間が短縮し、かつその走査動作と
同時並行に低解像度化の処理が完了する。そのため、固
体撮像装置における撮像時点からモニタ表示までのタイ
ムラグを確実に短縮することができる。その結果、撮影
者などは、モニタ表示から的確なシャッタチャンスを判
断することが可能となる。
【0082】なお、上述した図9の駆動タイミングにお
いては、垂直画素数を1/2倍に低減して読み出す場合
について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、水平ラインM本分の画素出力を蓄積するコンデ
ンサ列などを設けて、垂直M画素分の画素出力をまとめ
て水平読み出し線に読み出すことにより、垂直画素数を
1/M倍に低減することが可能となる。
【0083】また、上述した図10の駆動タイミングに
おいては、水平画素数を1/2倍に低減し、かつ垂直画
素数を1/2倍に低減して読み出す場合について説明し
たが、これに限定されるものではない。例えば、水平ラ
インM本分の画素出力を蓄積するコンデンサ列を設け
て、(水平N画素×垂直M画素)分の画素出力をまとめ
て水平読み出し線に読み出してもよい。このような駆動
タイミングにより、水平画素数を1/N倍に低減し、か
つ垂直画素数を1/M倍に低減することが可能となる。
【0084】さらに、上述した第2の実施形態では、水
平走査回路39a,39bのそれぞれが、水平シフトレ
ジスタと水平選択回路とから構成される場合について述
べたが、この構成に限定されるものではない。一般的に
は、水平走査回路39a,39bは、図8〜図10に示
すようなタイミングに従って制御パルスφH1,φH
2..を出力するパルス発生回路であればよい。
【0085】例えば、図11にしめすように、一つの水
平シフトレジスタ回路47と、その水平シフトレジスタ
回路のシフト出力φSR1,φSR2..をそれぞれ取
り込む2つの水平選択回路48,49とを備えてなる水
平走査回路を使用してもよい。このような水平走査回路
では、片方の水平選択回路の出力を無効にすることによ
り、図8に示したようなタイミングの制御パルスφH
1,φH3,φH5..を得ることができる。
【0086】また、この水平走査回路では、両方の水平
選択回路の出力を有効にすることにより、図9に示した
ようなタイミングの制御パルスφH1,φH2..を得
ることができる。さらに、この水平走査回路では、スタ
ートパルスφSTを操作してシフトレジスタ回路のシフ
ト出力を時間的に重複させた上で、両方の水平選択回路
の出力を有効にすることにより、図10に示したような
タイミングの制御パルスφH1,φH2,φH3,φH
4..を得ることができる。
【0087】次に、別の実施形態について説明する。 (第3の実施形態)第3の実施形態は、請求項1,2,
4,5に記載の発明に対応した実施形態である。図12
は、第3の実施形態の回路構成を示す図である。
【0088】図12において、固体撮像装置の受光面上
には、複数の画素部50が水平垂直に配列される。これ
らの画素部50の上方には、RGBの色フィルタがベイ
アー配列順に配置される。画素部50の画素出力は、垂
直列ごとに共通接続されて、垂直読み出し線15の群を
構成する。奇数番目の垂直読み出し線群15の出力端に
は、出力先を4方向に振り分けるマルチプレクサ51od
d が接続される。また、偶数番目の垂直読み出し線群1
5の出力端には、出力先を4方向に振り分けるマルチプ
レクサ51evenが接続される。
【0089】これらのマルチプレクサ51odd,51even
には、出力先を制御するための制御パルスφTs1,φ
Td1,φTs2,φTd2が共通に接続される。この
ようなマルチプレクサ51odd の個々の出力先には、コ
ンデンサ52s,52d,53s,53dがそれぞれ接
続される。また、マルチプレクサ51evenの個々の出力
先には、コンデンサ54s,54d,55s,55dが
それぞれ接続される。
【0090】このようなコンデンサ52s,52d,5
3s,53dの各々は、水平走査用のMOSスイッチ5
6s,56d,57s,57dを個別に介して、水平読
み出し線58s,58dにそれぞれ接続される。また、
コンデンサ54s,54d,55s,55dの各々は、
水平走査用のMOSスイッチ60s,60d,61s,
61dを個別に介して、水平読み出し線62s,62d
にそれぞれ接続される。
【0091】これらのMOSスイッチ56s,56dの
ゲート電極は、垂直読み出し線15単位に共通接続さ
れ、水平走査回路59aから出力される制御パルスφH
11,φH13..が順番に接続される。また、MOS
スイッチ57s,57dのゲート電極は、垂直読み出し
線15単位に共通接続され、水平走査回路59bから出
力される制御パルスφH21,φH23..が順番に接
続される。
【0092】さらに、MOSスイッチ60s,60dの
ゲート電極は、垂直読み出し線15単位に共通接続さ
れ、水平走査回路59aから出力される制御パルスφH
12,φH14..が順番に接続される。一方、MOS
スイッチ61s,61dのゲート電極は、垂直読み出し
線15単位に共通接続され、水平走査回路59bから出
力される制御パルスφH22,φH24..が順番に接
続される。
【0093】なお、水平読み出し線58s,58d,6
2s,62dには、リセット用のMOSスイッチ群63
が接続される。このMOSスイッチ群63のゲート電極
には、リセット用の制御パルスφRSTHが共通に供給
される。以下、第3の実施形態の動作を説明する。図1
3は、水平画素数を色単位に低減する場合の動作タイミ
ングチャートである。
【0094】まず、期間T1〜T4のタイミングにおい
て、水平ライン1行目の画素出力をコンデンサ52s,
52d,54s,54dの群に蓄積する。このような水
平ライン1本分の垂直読み出しが完了した後、水平走査
回路59aは、期間T71のタイミングで、制御パルス
φH11,φH12,φH13およびφH14を共にハ
イレベルに設定する。
【0095】すると、1列目のコンデンサ52sと3列
目のコンデンサ52sとが同時に水平読み出し線58s
に接続される。また、1列目のコンデンサ52dと3列
目のコンデンサ52dとが同時に水平読み出し線58d
に接続される。その結果、水平1画素目と水平3画素目
のG出力が、水平読み出し線58s,58d上で容量分
配により加算される。
【0096】このとき、2列目のコンデンサ54sと4
列目のコンデンサ54sとが同時に水平読み出し線62
sに接続される。また、2列目のコンデンサ54dと4
列目のコンデンサ54dとが同時に水平読み出し線62
dに接続される。その結果、水平2画素目と水平4画素
目のR出力が、水平読み出し線62s,62d上で容量
分配により加算される。
【0097】このような色単位の加算動作を、期間T7
2以降も繰り返すことにより、色単位の加算結果が、水
平読み出し線58s,58d,62s,62dから同時
並行に出力される。外部の処理回路(図示せず)では、
水平読み出し線58s,58d,62s,62dから出
力される画像信号Vos1,Vod1,Vos2,Vo
d2の差分を取ることにより、暗出力(固定パターンノ
イズ)を除去した高品質の画像信号を生成する。
【0098】以上のような水平ラインの読み出しを、水
平ラインの位置を垂直方向にずらしながら繰り返すこと
により、各色単位で水平画素数を1/2倍に低減した画
像信号を読み出すことができる。図14は、垂直画素数
を色単位に低減する場合の動作タイミングチャートであ
る。
【0099】まず、期間T1〜T4のタイミングにおい
て、水平ライン1行目の画素出力をコンデンサ52s,
52d,54s,54dの群に蓄積する。続いて、期間
T5〜T8のタイミングにおいて、水平ライン3行目の
画素出力をコンデンサ53s,53d,55s,55d
の群に蓄積する。
【0100】このような水平ライン2本分の垂直読み出
しが完了した後、水平走査回路59a,59bは、期間
T81のタイミングで、制御パルスφH11,φH2
1,φH12およびφH22を共にハイレベルに設定す
る。すると、コンデンサ52s,53sが同時に水平読
み出し線58sに接続される。また、コンデンサ52
d,53dが同時に水平読み出し線58dに接続され
る。その結果、1行目と3行目のG出力が、水平読み出
し線58s,58d上で容量分配により加算される。
【0101】またこのとき、コンデンサ54s,55s
が同時に水平読み出し線62sに接続される。また、コ
ンデンサ54d,55dが同時に水平読み出し線62d
に接続される。その結果、1行目と3行目のR出力が、
水平読み出し線62s,62d上で容量分配により加算
される。このような色単位の加算動作を、期間T82以
降も繰り返すことにより、色単位の加算結果が、水平読
み出し線58s,58d,62s,62dから順次に出
力される。
【0102】外部の処理回路(図示せず)では、水平読
み出し線58s,58d,62s,62dから出力され
る画像信号Vos1,Vod1,Vos2,Vod2の
差分を取ることにより、暗出力(固定パターンノイズ)
を除去した高品質の画像信号を生成する。以上のような
水平ラインの読み出しを、垂直方向にずらしながら繰り
返すことにより、各色単位で垂直画素数を1/2倍に低
減した画像信号を読み出すことができる。
【0103】以上説明したように、第3の実施形態で
は、単板式のカラー撮像装置において、各色単位に画素
数を低減することができる。なお、上述した図13の駆
動タイミングにおいては、水平画素数を1/2倍に低減
する場合について説明したが、これに限定されるもので
はない。例えば、同色の水平N画素分をまとめて水平読
み出し線に読み出すことにより、水平画素数を1/N倍
に低減することが可能となる。
【0104】また、上述した図14の駆動タイミングに
おいては、垂直画素数を1/2倍に低減する場合につい
て説明したが、これに限定されるものではない。例え
ば、水平ラインM本分の画素出力を蓄積可能なコンデン
サ列などを設けて、同色の垂直M画素分をまとめて水平
読み出し線に読み出すことにより、垂直画素数を1/M
倍に低減することが可能となる。
【0105】なお、上述した第1〜3の実施形態では、
容量分配により画素出力の加算を行っている。このよう
な容量分配による加算を採用したことにより、特別な加
算回路などが不要となり、かつ加算のために走査速度を
落とすことがないという優れた効果が生じる。ところ
で、このような容量分配に際しては、水平読み出し線の
浮遊容量に電荷が分配されるため損失が生じる。しかし
ながら、画素出力を加算するために、水平読み出し線に
コンデンサを複数接続した場合には、水平読み出し線の
浮遊容量による損失分が相対的に小さくなる。したがっ
て、加算後の画素出力が大きくなるという効果も生じ
る。
【0106】なお、画素出力の加算に関しては、容量分
配に特別限定されるものではない。例えば、水平読み出
し線の前段などに、画素出力の加算回路などを設けても
よい。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の発明では、第1の水平走査回路を駆
動することにより、通常通りの高解像度の読み出し動作
が可能となる。また一方、第2の水平走査回路を駆動す
ることにより、モニタ表示などの用途に好適な低解像度
の読み出し動作が可能となる。
【0108】特に、このような低解像度の読み出し動作
においては、低解像度化の処理が、画素出力の走査動作
と同時並行に実行される。そのため、走査動作を行って
いる間に、走査すべき画素数は数分の1に低減される。
したがって、その画素数の低減分だけ走査に所要する時
間を短縮し、低解像度の読み出し動作を無理なく高速実
行することが可能となる。
【0109】このような高速読み出しにより、1フレー
ム(1フィールド)の更新間隔が短縮されるので、モニ
タ表示などに際して被写体の動きをより滑らかに表示す
ることが可能となる。また、このように低解像度化され
た画像信号が固体撮像装置から直に得られるので、モニ
タ表示などに際して画像信号を改めて低解像度化する必
要がなくなり、そのための画像処理回路などが不要とな
る。
【0110】また、固体撮像装置の内部で、水平または
垂直の画素数を低減することにより、画像信号のアスペ
クト比を適宜に調整することもできる。したがって、モ
ニタ表示などに際して画像信号のアスペクト比を改めて
調整する必要がなくなり、そのための画像処理回路など
も不要となる。このような理由から、本発明の固体撮像
装置を使用することによって、モニタ表示機能付きの電
子カメラなどを、単純かつ小型な構成で実現することが
可能となる。
【0111】また、低解像度の読み出し動作に際して
は、上記したように走査に所要する時間が短縮し、かつ
その走査動作と同時並行して低解像度化の処理が完了す
る。このような理由から、固体撮像装置における撮像時
点からモニタ表示までのタイムラグが確実に短縮する。
したがって、本発明の固体撮像装置を使用した電子カメ
ラなどでは、モニタ表示のタイムラグが十分小さく抑え
られ、操作者はモニタ表示から的確なシャッタチャンス
を判断することが可能となる。
【0112】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様の作用効果を、固体撮像装置の駆動タイ
ミングを一部変更することにより、確実かつ容易に得る
ことができる。
【0113】請求項5に記載の発明では、請求項2に記
載の発明と同様の作用効果を、固体撮像装置の駆動タイ
ミングを一部変更することにより、確実かつ容易に得る
ことができる。請求項6に記載の発明では、請求項3に
記載の発明と同様の作用効果を、固体撮像装置の駆動タ
イミングを一部変更することにより、確実かつ容易に得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を示す図である。
【図2】水平走査回路22の概略ブロック図である。
【図3】水平走査回路22の回路構成を示した図であ
る。
【図4】高解像度読み出し時における動作タイミングチ
ャートである。
【図5】低解像度読み出し時における動作タイミングチ
ャートである。
【図6】低解像度の高速読み出し時における動作タイミ
ングチャートである。
【図7】第2の実施形態を示す図である。
【図8】高解像度読み出し時における動作タイミングチ
ャートである。
【図9】垂直画素数を低減して画像信号を読み出す場合
の動作タイミングチャートである。
【図10】水平画素数および垂直画素数を低減して画像
信号を読み出す場合の動作タイミングチャートである。
【図11】第2の実施形態における水平走査回路の一例
を示す図である。
【図12】第3の実施形態を示す図である。
【図13】水平画素数を色単位に低減する場合の動作タ
イミングチャートである。
【図14】垂直画素数を色単位に低減する場合の動作タ
イミングチャートである。
【図15】従来の固体撮像装置を示す図である。
【図16】従来の固体撮像装置の駆動タイミングを示す
図である。
【符号の説明】
10 画素部 11 ホトダイオード 12 JFET 13 MOSスイッチ 14 MOSスイッチ 15 垂直読み出し線 15a MOSスイッチ 16 定電流源 17 垂直走査回路 18d MOSスイッチ 18s MOSスイッチ 19d コンデンサ 19s コンデンサ 20s MOSスイッチ 21d 水平読み出し線 21s 水平読み出し線 22 水平走査回路 22a 水平シフトレジスタ 22b 水平選択回路 27 クロックトCMOS回路 28a PMOSスイッチ 28b PMOSスイッチ 28c NMOSスイッチ 28d NMOSスイッチ 29 アンド回路 31 垂直走査回路 32d MOSスイッチ 32s MOSスイッチ 33d MOSスイッチ 33s MOSスイッチ 34s コンデンサ 35s コンデンサ 36s MOSスイッチ 37s MOSスイッチ 38s 水平読み出し線 39a,39b 水平走査回路 46s MOSスイッチ 50 画素部 51odd マルチプレクサ 51even マルチプレクサ 52s,52d,53s,53d コンデンサ 54s,54d,55s,55d コンデンサ 58s 水平読み出し線 59a,59b 水平走査回路 80a 画素部 81 ホトダイオード 82 JFET 83 MOSスイッチ 84 MOSスイッチ 85 垂直読み出し線 85a MOSスイッチ 86 定電流源 89d コンデンサ 89s コンデンサ 92 シフトレジスタ回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平垂直方向に配列され、受光量に応じ
    て画素出力を生じる複数の画素部と、 前記複数の画素部の垂直列ごとに設けられた垂直読み出
    し線の群と、 前記複数の画素部の各画素出力を、水平ライン単位で前
    記垂直読み出し線に順次出力する垂直走査回路と、 前記垂直読み出し線から順次出力される各画素出力をシ
    リアルに読み出し、走査出力する第1の水平走査回路
    と、 前記垂直読み出し線から順次出力される各画素出力を逐
    一取り込み、各画素出力を水平ライン単位で一時蓄積す
    る水平蓄積回路と、 前記水平蓄積回路に一時蓄積された各画素出力を水平N
    (N≧2)画素単位でまとめて読み出して、水平N画素
    分の和を走査出力する第2の水平走査回路とを備え、 第2の水平走査回路を駆動することにより水平画素数を
    1/N倍に低減した画像信号を直に出力可能としたこと
    を特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 水平垂直方向に配列され、受光量に応じ
    て画素出力を生じる複数の画素部と、 前記複数の画素部の垂直列ごとに設けられた垂直読み出
    し線の群と、 前記複数の画素部の各画素出力を、水平ライン単位で前
    記垂直読み出し線に順次出力する垂直走査回路と、 前記垂直読み出し線から順次出力される各画素出力をシ
    リアルに読み出し、走査出力する第1の水平走査回路
    と、 前記垂直読み出し線から順次出力される各画素出力を逐
    一取り込み、水平ラインM本分(M≧2)の画素出力を
    一時蓄積する水平蓄積回路と、 前記水平蓄積回路に一時蓄積された各画素出力を、垂直
    M画素単位でまとめて読み出して、垂直M画素分の和を
    走査出力する第2の水平走査回路とを備え、 第2の水平走査回路を駆動することにより垂直画素数を
    1/M倍に低減した画像信号を直に出力可能としたこと
    を特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 水平垂直方向に配列され、受光量に応じ
    て画素出力を生じる複数の画素部と、 前記複数の画素部の垂直列ごとに設けられた垂直読み出
    し線の群と、 前記複数の画素部の各画素出力を、水平ライン単位で前
    記垂直読み出し線に順次出力する垂直走査回路と、 前記垂直読み出し線から順次出力される各画素出力をシ
    リアルに読み出し、走査出力する第1の水平走査回路
    と、 前記垂直読み出し線から順次出力される各画素出力を逐
    一取り込み、水平ラインM本分(M≧2)の画素出力を
    一時蓄積する水平蓄積回路と、 前記水平蓄積回路に一時蓄積された各画素出力を(水平
    N画素×垂直M画素)の画素単位でまとめて読み出し
    て、(水平N画素×垂直M画素)分の和を走査出力する
    第2の水平走査回路とを備え(ただしN≧2)、 第2の水平走査回路を駆動することにより、水平画素数
    を1/N倍に低減し、かつ垂直画素数を1/M倍に低減
    した画像信号を直に出力可能としたことを特徴とする固
    体撮像装置。
  4. 【請求項4】 水平垂直方向に配列され、受光量に応じ
    て画素出力を生じる複数の画素部と、 前記複数の画素部の垂直列ごとに設けられた垂直読み出
    し線の群と、 水平ライン1本分の画素出力を一時蓄積するための水平
    蓄積回路と、 前記水平蓄積回路に一時蓄積された画素出力を読み出す
    ための水平読み出し線とを備えた固体撮像装置から画像
    信号を読み出す駆動方法であって、 前記複数の画素部の各画素出力を、水平ライン単位で前
    記垂直読み出し線に順次出力する垂直走査ステップと、 前記垂直読み出し線から順次出力される各画素出力を、
    前記水平蓄積回路に水平ライン単位で一時蓄積させる水
    平蓄積ステップと、 前記水平蓄積回路に一時蓄積された各画素出力を、水平
    N(N≧2)画素単位でまとめて読み出し、前記水平読
    み出し線に順次出力する水平走査ステップとを有するこ
    とを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 水平垂直方向に配列され、受光量に応じ
    て画素出力を生じる複数の画素部と、 前記複数の画素部の垂直列ごとに設けられた垂直読み出
    し線の群と、 水平ラインM本分(M≧2)の画素出力を一時蓄積する
    ための水平蓄積回路と、 前記水平蓄積回路に一時蓄積された画素出力を読み出す
    ための水平読み出し線とを備えた固体撮像装置から画像
    信号を読み出す駆動方法であって、 前記複数の画素部の各画素出力を、水平ライン単位で前
    記垂直読み出し線に順次出力する垂直走査ステップと、 前記垂直読み出し線から順次出力される各画素出力を逐
    一取り込み、前記水平蓄積回路に水平ラインM本分の画
    素出力を一時蓄積させる水平蓄積ステップと、 前記水平蓄積回路に一時蓄積された各画素出力を、垂直
    M画素単位でまとめて読み出し、前記水平読み出し線に
    順次出力する水平走査ステップとを有することを特徴と
    する固体撮像装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】 水平垂直方向に配列され、受光量に応じ
    て画素出力を生じる複数の画素部と、 前記複数の画素部の垂直列ごとに設けられた垂直読み出
    し線の群と、 水平ラインM本分(M≧2)の画素出力を一時蓄積する
    ための水平蓄積回路と、 前記水平蓄積回路に一時蓄積された画素出力を読み出す
    ための水平読み出し線とを備えた固体撮像装置から画像
    信号を読み出す駆動方法であって、 前記複数の画素部の各画素出力を、水平ライン単位で前
    記垂直読み出し線に順次出力する垂直走査ステップと、 前記垂直読み出し線から順次出力される各画素出力を逐
    一取り込み、前記水平蓄積回路に水平ラインM本分の画
    素出力を一時蓄積させる水平蓄積ステップと、 前記水平蓄積回路に一時蓄積された各画素出力を(水平
    N画素×垂直M画素)の画素単位でまとめて読み出し、
    前記水平読み出し線に順次出力する水平走査ステップと
    (ただしN≧2)、を有することを特徴とする固体撮像
    装置の駆動方法。
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