JP5487667B2 - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像信号の基準となる黒オフセットレベルの補正を行う画像読取装置および画像形成装置に関する。
従来の画像読取装置では、原稿画像を光電変換素子で読み取ったアナログ画像信号をAFE(Analog Front-End)と呼ばれる信号処理集積回路でデジタル画像信号に変換した後、種々のデジタル補正処理を行っている。
図12は、従来の画像読取装置におけるAFEの回路構成図であり、図13は、図12のAFEにおける信号処理波形を示すタイミングチャートであり、図14−1は、通常読取時における読取画像例を示す図であり、図14−2は、画像読取中にオフセット変化が発生した場合の読取画像例を示す図である。図12に示すAFEの回路例は、ここではR/G/Bの3系統の出力のうちの1系統のブロックを示したもので、他の2つの系統の構成は同様であるため省略する。
まず、図12に示すように、AFE50の内部では、クランプ回路51である所定のオフセット電圧(直流電位)に決定されると、サンプルホールド回路52によってリセットノイズ、フィードスルーレベル等を含む画像信号をそれぞれサンプルパルスでサンプリングし、これを保持することで画像信号を連続したアナログ信号とし、増幅器(VGA)53によりA/D変換の基準電圧レベルまで増幅して、A/D変換回路(以下、ADCという)54により10bitのデジタルデータに変換される。
また、図12の黒オフセット回路55は、平均化回路551、補正演算部552、D/A変換回路(以下、DACという)553などで構成されている。この黒オフセット回路55による黒オフセット補正は、ADC54から出力される暗時データの複数画素分の平均値を平均化処理部551にて算出する。これは補正前のオフセットレベルを採取するもので、平均化処理をすることによって、ノイズ分を除去している。この暗時データの取得は、図13(B)に示すように、1主走査ライン内のOPB画素領域(有効画素はあるが、光学的にマスクされている画素期間)、もしくは空転送画素領域のデータに対して、不図示のタイミング信号発生回路で生成される図13(C)のゲート信号BLKCLP信号のアサート期間で取得している。つまり、1主走査ライン毎に現在の黒オフセットレベルを検出している。このように、黒オフセット補正回路55は、暗時のCCD出力に相当するADC54の出力が所定のオフセットレベルとなるよう、ADC54のアナログオフセット入力をDAC553を介してアナログ的に印加することにより、フィードバック制御を行っている。
通常は、画像読取装置の暗時の出力がADC54の出力によって0とならないように出力される。これは、暗時の出力が0ということは、データのノイズ分を含めて0以下の値(マイナスの値)はADC54から出力されないため、データが飽和していることを意味している(比較例の図4−2、図5−2参照)。このため、暗時出力(黒オフセットレベル)は、必ずADC54の入力のアナログレベルで、ADC54のリファレンスボトム電圧以上(ADC出力は、0以上)でなければならない。
そこで、黒オフセット補正時は、暗時出力データのランダムノイズ成分も含めてADC54の出力で0という値をとらないようにオフセットをはかせる。図12の例では、ADC54の出力データにおいて、暗時データのレベル(オフセットレベル)が10bitデータで40[LSB]となるように動作させる。この目標値は、装置の持つデータのノイズレベルに依存する値となり、AFE50の不図示のCPUI/Fを介して外部から設定することが可能である。
前述した暗時データが平均値Dave_nの40[LSB]に対してずれている場合は、補正演算部552において、まずその差分Δ(Dave_n−40)を算出する。次に、その差分Δ[LSB]をDAC553にてアナログ量に変換してフィードバックさせるが、その場合のADC54のダイナミックレンジをVAD[V]、VGA53にかかるゲインをα[倍]とすると、差分Δを補正するのに必要な補正電圧VOFは、次式(1)により求まる。
VOF=Δ÷1023×VAD÷α[V]・・・(1)
これにより、相当の電圧をDAC553の出力として発生させる必要があり、DAC553の分解能12bit、ダイナミックレンジをVDC[V]とすると、VOF÷VDC×4095[LSB]をDAC553への入力コードとして設定する必要がある。補正演算部552ではこれらの演算を行って、ADC54の出力と目標オフセットレベルのズレ量Δをアナログ量としてフィードバックして、Δが0に近づくように毎主走査ライン毎に補正をかけ続けるようにする。
実際は、1主走査ラインで検出されたオフセットズレ量Δを、全て次のラインにアナログオフセットとしてフィードバックすると、ADC54およびDAC553のダイナミックレンジのバラツキや、検出ズレ量Δに含まれるノイズ量の影響により、補正は目標オフセットレベルに収束せずに発振する可能性がある。このため、Δに1より小さい係数βをかけて補正を行っている。その際、1回の補正でいきなり目標値まで補正せずに、数ラインかけて緩やかに追従させるようにしている。
しかしながら、上記従来の黒オフセット補正においては、オフセット補正に必要な電圧範囲(ダイナミックレンジ)は、AFE50の入力部で発生するリーク電流によって発生するオフセット電圧と、AFE50内部の回路で発生するオフセット電圧とを合わせた電圧に加え、ADC54の出力として必要なオフセットレベル(上記例では、40[LSB])に相当するアナログ電圧をさらに合わせたものが必要となり、一般的には余裕を見て±300mV程度のダイナミックレンジが必要となる。例えば、上記DAC553の補正範囲と設定コードとの関係を以下に示す。
設定コード[LSB] 補正電圧(DAC出力電圧)[mV]
4095 ≒300[mV]
: :
2050 ≒600÷4095×2
2049 ≒600÷4095×1
2048 ≒0
2047 ≒600÷4095×(-1)
2046 ≒600÷4095×(-2)
: :
0 ≒-300[mV]
さらに必要な分解能としては、この補正は画像読取実行の有無に関わらず補正し続けることになるため、補正後しばらく経ってオフセットが変化して、DAC553への設定コードが変化する可能性がある(例えば、経時の温度変化による緩やかなオフセット変動など)。このため、DAC553の分解能が粗い場合は、DAC553への設定コードが変化したタイミングでオフセットが大きく変化することになり、そのタイミングが画像読取実行中であると、図14−2に示すように、読取画像にオフセットが大きく変化したタイミングで濃度に段差ができるという変化として表れる(通常読取画像は、図14−1参照)。従って、DAC553の分解能としては、設定コードが1LSB変化しても、その変化が読取画像で見えないくらいの細かい分解能が必要となる。
特に、黒オフセットレベルの経時変化は、通常はONした後に緩やかに変化するため、1スキャンのような短い時間(2〜5秒)では実際に変化しない。しかしながら、スキャン中も黒オフセット補正を止めることはできない。それは、CCD出力が、スミアの影響で1主走査ライン内に白のデータが多く存在する場合と、ほとんど存在しない場合とでオフセットレベルが変動するからである。このように、上記のような広いダイナミックレンジとし、高分解能のDAC553をAFE50内部に実装すると、チップ面積が大きくなると共に、コストが高くなるという問題がある。
また、例えば12bitといった高分解能のDAC553をAFE50内部に実装したとすると、微分非直線性(DNL)誤差を確保することが技術的に難しくなるという問題がある。このDNLが大きいと、黒オフセット補正中にDAC553への設定コードが1LSB変化した場合に、その設定コードがDNL誤差の大きい部分にかかると、設定コード1の変化に対して、異常に大きな出力電圧の変化が発生してしまい。結局はDAC553の分解能が低い場合と同じ不具合(濃度の段差)を生む可能性があるという問題がある。
さらに、ADC54の出力として必要な目標黒オフセットレベルに相当するオフセットもDAC553よって供給する必要があるため、目標黒オフセットレベルを高めに設定すると、DAC553として正側のダイナミックレンジを消費してしまい、ダイナミックレンジを無駄遣いすることになるという問題がある。
また、上記従来例の他、特許文献1〜3により関連技術が開示されているが、これら特許文献1〜3いずれの技術を用いたとしても、上記課題を解決することができないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、読取画像信号の黒オフセットレベルが目標値となるように補正することにより、高分解能のD/A変換回路を不要とし、大きなオフセット変化に伴う画像の濃度段差を避けることができると共に、低コスト化できる画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、原稿を露光し、その反射光を光電変換素子により電気信号に変換して原稿を読み取る読取手段と、読み取った画像信号をサンプリングし、所定のアナログレベルまで増幅するアナログ信号処理手段と、前記アナログ信号処理手段によってアナログ処理が行われたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段の前段において、事前に設定される第1設定値に応じたアナログオフセット電圧を加算するアナログオフセット加算手段と、前記A/D変換手段によって変換された前記デジタル画像信号から、前記アナログオフセット電圧以下の電圧に相当する第1デジタルオフセット量を減算するデジタルオフセット減算手段と、前記デジタルオフセット減算手段のデジタル出力に対して所望の黒オフセットレベルを得るための補正を行うデジタルオフセット補正手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、この画像読取装置を用いた画像形成装置であって、読み取り画像の黒オフセットレベルの補正を行うことを特徴とする
本発明によれば、読取手段で読み取ったアナログ画像信号をA/D変換手段によりデジタル画像信号に変換する際に、アナログオフセット加算手段がA/D変換手段の前段でアナログオフセット電圧を加算することにより、アナログ量のゼロ飽和を防ぐことができる。また、デジタルオフセット減算手段がA/D変換手段の後段でアナログオフセット電圧に相当するか、もしくはそれ以下のデジタルオフセット量を減算することで、その後のデジタルオフセット補正手段において黒オフセットレベルが目標値になるように補正することができる。このため、高分解能のD/A変換回路が不要となり、大きなオフセット変化に伴う画像の濃度段差を避けることができ、低コスト化できるという効果を奏する。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる画像読取装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、CCD出力からデジタル画像信号処理を行う回路ブロック図である。 図3は、図2のAFE内部の構成図である。 図4−1は、補正されていないADC入力画像データがADCのダイナミックレンジの下限電圧前後にある場合の比較例としての線図である。 図4−2は、補正されていないADC出力画像データが0付近で飽和している状態を表す比較例としての線図である。 図5−1は、補正されていないADC入力画像データがADCのダイナミックレンジの下限電圧以下にある場合の比較例としての線図である。 図5−2は、補正されていないADC出力画像データが完全に飽和している状態を表す比較例としての線図である。 図6は、ADC入力画像データにアナログオフセット加算を行った場合の実施例の線図である。 図7は、図6のアナログオフセット加算を行った場合のADC出力画像データを表す実施例の線図である。 図8は、ADC出力画像データにデジタルオフセット減算を行った場合の実施例の線図である。 図9は、オフセット付加部によりデジタルオフセットが加算された場合の実施例の線図である。 図10は、図3のAFEにおける信号処理波形を示すタイミングチャートである。 図11は、第2の実施の形態にかかるAFE内部の構成図である。 図12は、従来の画像読取装置におけるAFEの回路構成図である。 図13は、図12のAFEにおける信号処理波形を示すタイミングチャートである。 図14−1は、通常読取時における読取画像例を示す図である。 図14−2は、画像読取中にオフセット変化が発生した場合の読取画像例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像読取装置および画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる画像読取装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、原稿画像を光電変換素子で読み取り、画像信号をデジタル信号に変換して処理する画像形成装置10は、原稿22を載置するコンタクトガラス11、原稿露光用のキセノンランプ12、および第1反射ミラー13からなる第1キャリッジ16、第2反射ミラー14および第3反射ミラー15からなる第2キャリッジ17、読み取り画像をCCD19に結像するためのレンズユニット18、読取手段としてのCCDリニアイメージセンサ19(以下、CCDという)、センサーボード20、信号処理部21、および読み取り光学系等による各種の歪みを補正するための白基準板などにより構成されている。そして、原稿走査時の第1キャリッジ16および第2キャリッジ17は、不図示のステッピングモータなどによって副走査方向Aに移動させる。
図2は、CCD出力からデジタル画像信号処理を行う回路ブロック図であり、図3は、図2のAFE内部の構成図である。なお、図3は、R/G/Bの3系統の出力のうち1系統のブロックを例として示したもので、他の2つの系統の構成は同様であるため説明を省略する。図2に示すように、CCD19から駆動パルスに同期して光学的な分解色毎に画像信号が出力され、コンデンサ201によって交流結合されて、AFE202に入力される。
AFE202の内部は、図3に示すように、クランプ回路2021において、ある所定のオフセット電圧(直流電位)に決定され、サンプルホールド回路2022にてリセットノイズ、フィードスルーレベル等を含む画像信号をそれぞれサンプルパルスによりサンプリングし、これを保持することで、画像信号が連続したアナログ信号となる。増幅器(VGA)2023では、A/D変換に必要な基準電圧レベルまで増幅する。ここまでは、CCD19で読み取った画像信号をアナログ処理するアナログ信号処理手段として構成されている。そして、A/D変換手段としてのA/D変換回路(以下、ADCという)2024により、アナログデータが10bitのデジタルデータに変換される。
そして、ADC2024の入力前(前段)には、アナログオフセット加算手段としての第1DAC2027aが設けられ、アナログオフセット電圧を印加するように構成されている。このADC2024の前段に印加されるアナログオフセット電圧は、第1DAC2027aにより供給され、この第1DAC2027aの出力電圧を決めるために入力されるデジタルコードは、図3の0レベルコントロール部2027によって決定される。このアナログオフセット電圧とは、暗時の画像データがノイズ分とAFE202の入力部のリーク電流や内部回路で発生するオフセット電圧も含めて、ADC2024のダイナミックレンジから外れないようにするための一定の電圧のことである(画像データ出力電圧がノイズ分+回路でのオフセットも含めてADC2024のダイナミックレンジ下限電圧以上とする)。これにより、ADC2024の出力は、入力が暗時の画像データであっても必ず0以上となるため、ADC2024入力におけるデータの飽和を防止することができる。以下、この原理を、図4−1、図4−2、図5−1、図5−2、図6、および図7を用いて説明する。
図4−1は、補正されていないADC入力画像データがADCのダイナミックレンジの下限電圧前後にある場合の比較例としての線図であり、図4−2は、補正されていないADC出力画像データが0付近で飽和している状態を表す比較例としての線図であり、図5−1は、補正されていないADC入力画像データがADCのダイナミックレンジの下限電圧以下にある場合の比較例としての線図であり、図5−2は、補正されていないADC出力画像データが完全に飽和している状態を表す比較例としての線図であり、図6は、ADC入力画像データにアナログオフセット加算を行った場合の実施例の線図であり、図7は、図6のアナログオフセット加算を行った場合のADC出力画像データを表す実施例の線図であり、図8は、ADC出力画像データにデジタルオフセット減算を行った場合の実施例の線図であり、図9は、オフセット付加部によりデジタルオフセットが加算された場合の実施例の線図であり、図10は、図3のAFEにおける信号処理波形を示すタイミングチャートである。
図4−1に示すように、ADCのダイナミックレンジの下限電圧付近を前後しているADC入力画像データをA/D変換すると、図4−2に示すように、ADC出力画像データが0付近で飽和することになる。また、AFE202の入力部もしくは内部回路でオフセットが発生し、図5−1に示すように、ADCのダイナミックレンジの下限電圧(破線)よりも低くなった場合は、これをA/D変換すると、図5−2に示すように、ADC出力画像データが完全に飽和している状態となる。そこで、第1の実施の形態では、図6に示すように、第1DAC2027aからADC2024の前段にアナログオフセット電圧を加算することによって、ADC入力画像データがADCのダイナミックレンジの下限電圧付近にあった状態(破線で示すデータ)から、加算された分だけ電圧レベルを上昇させることができる(実線で示すデータ)。そして、このアナログオフセット加算が行われたADC入力画像データをADC2024によってA/D変換すると、図7に示すように、飽和していないADC出力画像データを得ることができる。
続いて、ADC2024の出力後(後段)には、デジタルオフセット減算手段としての0レベルコントロール部2027bから、前段で印加したアナログオフセット電圧に相当するか、あるいは、それ以下のデジタルオフセット量を減算するように構成されている。
このように、0レベルコントロール部2027bは、第1DAC2027aの出力電圧を決めるためのデジタルコードを設定する他、第1DAC2027aで印加したアナログオフセット電圧に相当するか、あるいは、それ以下のデジタルオフセット量をADC2024の出力から減算する機能を備えている。そして、上記第1DAC2027aと0レベルコントロール部2027bとによって、0レベル保証部2027が構成されている。以下に、0レベルコントロール部2027bの動作について説明する。
まず、第1DAC2027aは、ダイナミックレンジがVDACであって、分解能2bitの小さなD/A変換回路である。そして、0レベルコントロール部2027bからの設定コードに応じて、第1DAC2027aから出力されるアナログオフセット電圧は以下のようになる。第1DAC2027aの設定コードは、電源投入後、一度セットしたらそれ以降は固定となる。当該回路によって発生しうるオフセット量、ノイズ量に応じて設定コードを決めて設定する。一般的に、画像信号のランダムノイズ成分が大きい場合、あるいは、回路で発生しうるオフセット電圧が大きい場合は、補正電圧VOFを大きくするようにする。以下では、第1DAC設定コードとアナログオフセット電圧との関係の一例を示している。
(第1DAC設定コード) (アナログオフセット電圧)
0 VOF=0[V]
1 VOF=VDAC×0.33[V]
2 VOF=VDAC×0.66[V]
3 VOF=VDAC[V]
このように、0レベルコントロール部2027bでは、AFE202の持つCPUI/Fを介して、外部のCPUなどから第1DAC2027aへの設定コードを受け取り、それを反映させる。また、0レベルコントロール部2027bは、第1DAC2027aへ設定したコードによって発生させるアナログオフセット電圧をデジタルオフセット値に換算し、その値をADC2024から出力されるデジタル画像信号から減算する。そして、ADC2024のダイナミックレンジをVADCとし、分解能を10bitとすると、第1DAC設定コードと、アナログオフセット電圧と、減算するデジタルオフセットとの関係は、以下のようになる。
(第1DAC設定コード)(アナログオフセット電圧)(減算するデジタルオフセット)
0 VOF=0[V] DOF=0[LSB]
1 VOF=VDAC×0.33[V] DOF=VDAC/VADC×1023×0.33[LSB]
2 VOF=VDAC×0.66[V] DOF=VDAC/VADC×1023×0.66[LSB]
3 VOF=VDAC[V] DOF=VDAC/VADC×1023[LSB]
このような関係において、ADC2024の前段でアナログオフセット電圧が加算され、ADC2024の後段でデジタルオフセットが減算される。また、0レベルコントロール部2027bによるデジタルオフセットの減算は、正負の極性があるので、ADC2024の直後のデジタル画像信号は、10bitとなるが、0レベルコントロール部2027bでの減算後は、符号ビットのついた11bitデータとなる。
このようにして得られた11bitのデジタル画像データは、次段のデジタルオフセット補正部2025において、暗時のCCD出力に相当するADC2024の出力が所定のオフセットレベルとなるように補正される。具体的には、図3に示すデジタルオフセット補正部2025の調整目標値算出手段としての平均化処理部2025bにおいて、CCD画像信号出力のOPB期間の画像データから、現在のラインの平均黒オフセットレベルを算出する(黒オフセットレベルの調整目標値の算出)。例えば、図10の(B)および(D)に示すように、実際にはOPB期間にAFE202の外部より入力されるゲート信号BLKCLPのアサート期間に相当する期間の画素データの平均値DAVEを算出する。続いて、そこで得られた平均値DAVEは、補正演算手段としての補正演算部2025aによって平均値DAVEが0となるように、11bitのデジタル画像信号に対して加減算を行うようにする(調整目標値に基づいて所望の黒オフセットレベルを得るための補正演算処理)。その補正の仕方としては、例えば以下のようにする。
DAVE>0の場合 → 画像データからDAVE×βを減算する
DAVE<0の場合 → 画像データにDAVE×βを加算する
DAVE=0の場合 → 何もしない
{ここでβとは、1以下の係数であり、ターゲットレベル(ここでは、0)とのずれに対して、1回の補正で全てを補正するのではなく、ずれ量にβをかけた分を補正する。このβはAFE202のCPUI/Fを介して外部より設定することができる。}
上記のような補正を1主走査ライン毎(BLKCLPアサート毎)に実施すると、平均化処理部2025b以降のデジタル画像データは、常に0近辺の値となる。これを図8で見ると、ADC2024から出力されるデジタル画像信号に対してデジタルオフセット減算を行い、デジタルオフセット補正を行うことによって、0LSB近辺にオフセット調整された11bitのデジタルデータとなる。
最後に0近辺に補正された11bitのデジタル画像信号は、図3のオフセット付加部2026において、所望のデジタルオフセットを加算して、符号ビットをなくした10bitのデジタル画像信号に変換して、AFE202からの出力として後段に伝送される。ここで加算するデジタルオフセットは、画像信号のもつランダムノイズ成分を含めて0にならないような値を全ての画像データに一律に加算するようにする。これによって、符号ビットは意味の無いものとなるので、オフセット付加部2026以後は正の値のみの10bitデータとなる。これを図9で見ると、オフセット付加部2026によってデジタルオフセット40が加算され、AFE202の最終出力データとして10bitのデジタルデータとなる。なお、ここで加算されるデジタルオフセットは、AFE202のCPUI/Fを介して外部より指定することが可能である。
このようにして得られたデジタル画像信号は、図1の信号処理部21(図2のI/F部211以降)に伝送され、ライン間補正回路212において、CCD19でのRGB出力間の副走査方向の遅延が補正される。また、シェーディング補正回路213では、キセノンランプ12で照射された白基準板23の反射光をCCD19で読み取ることによって、所定の濃度レベルが得られ、CCD19の感度のバラツキや照射系の配光ムラを補正する。さらに、γ補正回路部214においてデジタル処理がなされる。
なお、図2のセンサーボード20内のCCD19およびAFE202の回路駆動に必要な信号は、発振器(OSC)203に基づいて、タイミング信号発生回路204で生成され、各回路部に入力される。そして、AFE202およびタイミング信号発生回路204は、内部に動作状態を決めるレジスタ部を内蔵しており、CPUI/Fを介して外部のCPUとのシリアル通信により制御することが可能である。
このように、第1の実施の形態によれば、CCD19で読み取った原稿画像をAFE202内で信号処理する際に、AFE202のADC2024の入力段で、所定のオフセット電圧を印加することにより、ADC2024の前段におけるアナログ量のゼロ飽和を防ぐことができる。
また、第1の実施の形態によれば、ADC2024の後段において、前段で印加したオフセット電圧に相当するか、もしくはそれ以下のデジタルコードで減算することにより、その後のデジタルオフセット補正で黒オフセットレベルが目標値となるような補正がかかるため、0レベル保証部2027の第1DAC2027aが高分解能である必要が無く、微分非直線性(DNL)の影響による大きなオフセット変化に伴う画像の濃度段差を避けることができる上、低コスト化することができる。
さらに、第1の実施の形態によれば、デジタル黒補正による補正演算処理で用いる設定値がCPUI/Fなどを介して外部CPUなどから任意に設定可能なため、装置固有の黒レベルノイズ量に応じたオフセット設定が可能となる。
また、第1の実施の形態によれば、ADC2024の前段で印加するアナログオフセット量は第1DAC2027aとCPUI/Fとを採用することにより、印加するアナログオフセット量を外部CPUなどから切り替えることができるので、必要な分だけオフセット電圧をはかせることによって、ADC2024のダイナミックレンジを無意味に狭めたりすることがなくなる。そして、この場合の第1DAC2027aは、細かい分解能を必要としないため、低コスト化することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態にかかる画像読取装置の特徴は、AFE202のADC2024の後段のデジタル補正量がある一定以上に大きくなった場合は、第1DAC2027aに加えて、第2のDAC2028によるアナログオフセット電圧を印加するようにした点にある。
図11は、第2の実施の形態にかかるAFE内部の構成図である。図11に示すように、AFE202では、ADC2024の入力に対して第1DAC2027aからのアナログオフセットを加算し、ADC2024の出力からデジタルオフセットを減算して、その後にデジタルオフセット補正が行われる。しかし、ADC2024の入力で、大きなアナログオフセット電圧が印加されると、その分ADC2024そのもののダイナミックレンジが狭くなるため、できるだけADC2024の入力段階で加算されるアナログオフセットを必要以上に大きくしないようにすることが望ましい。
そこで、ADC2024の入力において、第1DAC2027aによって加算されるアナログオフセット電圧は、必要最低限、つまり画像データのノイズ分だけをADC2024の入力として飽和させないようなオフセットレベルとする。そして、その状態でデジタルオフセット補正部2025によるデジタルオフセット補正を行い、その時のAFE202の入力部のリーク電流の影響や、回路で発生するオフセット電圧が大きい場合は、デジタルオフセットの印加量も大きくなる。また、場合によっては、アナログオフセット電圧の影響により、ADC2024の入力データが飽和している可能性もある。そこで、デジタルオフセットの印加量が大きくなった場合は、図11に示す第2DAC2028を用いて、第1DAC2027aとは別のアナログオフセットを付加し、その分だけデジタルオフセット量を減らすようにする。その際のデジタルオフセット印加量と、第2DAC2028のアナログオフセットの換算は、以下のようにして行う。
第2DACのダイナミックレンジ:VDAC2[V]
第2DACの分解能:4bit
PGAのゲイン:α[倍]
第2DACの1LSB当りの電圧量:VDAC2/15[V]
第2DACの1LSB当りの電圧量(ADC入力換算):VDAC2/15×α[V]
第2DACの1LSB当りの電圧量(ADC出力換算):(VDAC2/15×α)/
VADC×1023[LSB]
上記に基づいて、デジタルオフセット印加量DOFSを計算し、
DOFS=(VDAC2/15×α)/VADC×1023[LSB]となった場合は、第2DAC2028の設定コードを1変化させて、デジタルオフセットを、DOFS=(VDAC2/15×α)/VADC×1023[LSB]の分だけ減らすようにする。なお、この場合も第1DAC2027aの分解能を小さくしたいため、第2DAC2028の設定コードが変化したタイミングで、デジタルオフセット量とアナログオフセット量のバランスがずれた場合は、黒オフセットレベルが乱れる可能性があることから、画像読み取り中は、AFE202のCPUI/Fを介して、外部から第2DAC2028の更新を禁止することが望ましい。
このように、第2の実施の形態によれば、第1DAC2027aから発生するアナログオフセット電圧が大きくなり、デジタル補正量もある一定以上大きくなった場合は、第2DAC2028を用いて、第1DAC2027aとは別にアナログオフセットを付加し、その分だけデジタルオフセット量を減らすようにしたため、ADC2024のダイナミックレンジを狭くすることなく、大きなオフセットずれを補正することができる。
また、第2の実施の形態によれば、第2DAC2028によりデジタルオフセット量をアナログオフセット電圧に変換する際に、その変換処理を画像読み取り期間中に行うと、図14−2に示すような濃度段差を生じるおそれがある。そこで、画像読取期間中は、第2DAC2028によりデジタルオフセット量をアナログオフセット電圧に変換するのを禁止したため、濃度の安定した読み取り画像を得ることができる。
なお、上記第1および第2の実施の形態では、本発明の画像読取装置を複写機などの画像形成装置に用いた例で説明したが、スキャナ機能やファクシミリ機能を備えたスキャナ装置やファクシミリ装置などの画像形成装置に用いても良い。また、上記機能にさらにプリンタ機能を追加した複合機などの画像形成装置にも好適に用いることができ、上記と同様の効果を有する画像形成装置とすることができる。
19 CCDリニアイメージセンサ
20 センサーボード
202 AFE
2021 クランプ回路
2022 サンプルホールド回路
2023 増幅回路
2024 A/D変換回路
2025 デジタルオフセット補正部
2025a 補正演算部
2025b 平均化処理部
2027 0レベル保証部
2027a 第1D/A変換回路
2027b 0レベルコントロール部
2028 第2D/A変換回路
特開2008−294567号公報 特開2007−158663号公報 特開2005−311919号公報

Claims (7)

  1. 原稿を露光し、その反射光を光電変換素子により電気信号に変換して原稿を読み取る読取手段と、
    読み取った画像信号をサンプリングし、所定のアナログレベルまで増幅するアナログ信号処理手段と、
    前記アナログ信号処理手段によってアナログ処理が行われたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段の前段において、事前に設定される第1設定値に応じたアナログオフセット電圧を加算するアナログオフセット加算手段と、
    前記A/D変換手段によって変換された前記デジタル画像信号から、前記アナログオフセット電圧以下の電圧に相当する第1デジタルオフセット量を減算するデジタルオフセット減算手段と、
    前記デジタルオフセット減算手段のデジタル出力に対して所望の黒オフセットレベルを得るための補正を行うデジタルオフセット補正手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記デジタルオフセット補正手段は、黒オフセットレベルの調整目標値の算出処理を行う調整目標値算出手段と、算出された調整目標値に基づいて所望の黒オフセットレベルを得るための補正演算処理を行う補正演算手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 記補正演算処理で用いられる第2設定値を外部から設定可能とするインターフェースをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第1設定値を外部から設定可能とするインターフェースをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  5. 前記補正演算手段がデジタルオフセット補正を行う際に、加算もしくは減算する第2デジタルオフセット量がある一定以上の値になると、前記第2デジタルオフセット量の一部をアナログ量に変換するD/A変換手段をさらに備え、
    記D/A変換手段で変換したアナログ量を前記A/D変換手段に入力されるアナログオフセット電圧に加算することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  6. 画像読み取り中に前記D/A変換手段による変換を行うか否かを外部から切り替え可能とするインターフェースをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像読取装置を用いて読み取り画像の黒オフセットレベルの補正を行い、補正により得られるデジタル画像信号により画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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