JP5487622B2 - 電動機制御装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる電動機1および制御装置30を概略的に示す構成図である。本実施形態は電気自動車に適用されており、この電気自動車は、駆動モーターである電動機1と、電源10と、電動機制御装置とを備えている。ここで、電動機制御装置は、インバータ20と、制御装置30とを主体に構成されている。
fc=Rm/(2π・Lm)
高調波磁束抑制要素9のカットオフ周波数fcは、電動機1の使用条件から決定される基本周波数と高調波成分の周波数とに基づいて、最適な値に設定される。具体的には、永久磁石型同期電動機1の最高回転数における電気角基本波周波数以上で、かつ、主磁気回路MCを通過する磁束に含まれる高調波成分の周波数以下となるように、高調波磁束抑制要素9のカットオフ周波数fcが設定される。
β_cmp=β−φps
同数式において、β_cmpは、ベータ角βの補正値であり、φpsは、高調波磁束抑制要素9による位相変化量に対応する補正パラメータである。位相変化量φpsは、各運転条件時に予め測定した値をデータとしてメモリに格納し、運転条件に応じた最適値φpsを随時メモリから読み込む。また、位相変化量φpsは、主磁気回路MCから下式に基づいてその値を決定してもよい。
φps=tan−1(磁気抵抗虚数部/磁気抵抗実数部)
電流指令値演算部32には、電流ベクトルの長さIと、フィルタ位相補償部31から出力されるベータ角βの補正値β_cmpとが入力されている。電流指令値演算部32は、電流ベクトルの長さIと、ベータ角βの補正値β_cmpとに基づいて、d軸電流指令値id*と、q軸電流指令値iq*とを算出する。このd軸およびq軸電流指令値id*,iq*は、電流ベクトルの長さIとベータ角βの補正値β_cmpとから、事前に用意されたマップを参照することで得られる。
Vd_cmp=−Lp・ω・iq*
Vq_cmp=ω・(Ld・id*+k)
ここで、Lpは、q軸インダクタンスの基本波成分であり、Ldは、d軸インダクタンスの基本波成分である。また、kは、磁石磁束による誘起電圧の定数である。
図3は、本発明の第2の実施形態にかかる電動機1および制御装置30を概略的に示す構成図である。本実施形態にかかる制御装置30が、第1の実施形態のそれと相違する点は、高調波磁束抑制要素9による磁束位相の変化分の補正手法である。なお、電動機1、インバータ10および制御装置30の基本的な構成については第1の実施形態と同様であり、重複する構成については省略することとし、以下、相違点を中心に説明を行う。
θ_cmp=θ−φps
ここで、θ_cmpは、位相θの補正値であり、φpsは、高調波磁束抑制要素9による位相変化量に対応する補正パラメータである。位相変化量φpsは、各運転条件時に予め測定した値をデータとしてメモリに格納し、随時メモリから読み込んでもよいし、主磁気回路MCから数式3に基づいて値を決定する。
図4は、本発明の第3の実施形態にかかる電動機1および制御装置30を概略的に示す構成図である。本実施形態にかかる制御装置30が、第2の実施形態のそれと相違する点は、複数の周波数成分に応じて、高調波磁束抑制要素9による磁束位相の変化分の補正を行うことである。なお、電動機1、インバータ10および制御装置30の基本的な構成については第1の実施形態と同様であり、重複する構成については省略することとし、以下、相違点を中心に説明を行う。
2…ステータ
3…シャフト
4…ロータ
6…ステータ巻線
7…ステータケース
8…永久磁石
9…高調波磁束抑制要素
10…電源
20…インバータ
30…電動機制御装置
31…フィルタ位相補償部
32…電流指令値演算部
33…dp電流制御部
34…非干渉制御部
35…3相/dp変換部
36…dp/3相変換部
38…フィルタ位相補償部
40…電流センサ
41…位置・速度検出部
50…電流指令値演算部
51…dp_n電流制御部
52…3相/dp変換部
53…dp/3相変換部
54…フィルタ位相補償部
Claims (5)
- 電源から供給される電力を電力変換した上で電動機に供給する電力変換器と、
前記電力変換器の出力を調整することにより前記電動機の駆動を制御する制御装置とを有し、
前記電動機は、固定子および可動子を構成する磁性体により主磁気回路が形成され、前記磁性体をコアとして巻回した巻線への通電が前記電力変換器により制御されることで前記主磁気回路に交番磁束が流れるとともに、所定のカットオフ周波数以上の高調波の交番磁束の通過を抑制する高調波磁束抑制要素が前記主磁気回路を通る磁束と鎖交するように設定されており、
前記制御装置は、前記高調波磁束抑制要素による磁束位相の変化に応じて、前記電動機における電流位相を補正する補正手段を有し、
前記補正手段は、前記主磁気回路の特性をモデル化して前記高調波磁束抑制要素による磁束位相の変化に対応する補正パラメータを演算する関数として、
補正パラメータ=tan −1 (磁気抵抗虚数部/磁気抵抗実数部)
を保持しており、前記補正パラメータを前記関数に従って演算し、当該演算された補正パラメータに基づいて電流位相の補正を行うことを特徴とする電動機制御装置。 - 電源から供給される電力を電力変換した上で電動機に供給する電力変換器と、
前記電力変換器の出力を調整することにより前記電動機の駆動を制御する制御装置とを有し、
前記電動機は、固定子および可動子を構成する磁性体により主磁気回路が形成され、前記磁性体をコアとして巻回した巻線への通電が前記電力変換器により制御されることで前記主磁気回路に交番磁束が流れるとともに、所定のカットオフ周波数以上の高調波の交番磁束の通過を抑制する高調波磁束抑制要素が前記主磁気回路を通る磁束と鎖交するように設定されており、
前記制御装置は、前記高調波磁束抑制要素による磁束位相の変化に応じて、前記電動機における電流位相を補正する補正手段を有し、
前記補正手段は、前記高調波磁束抑制要素による磁束位相の変化に対応する補正パラメータを示すマップとして、前記高調波磁束抑制要素による磁束位相の変化を予め計測してデータ化したマップを保持しており、当該マップに従って得られる補正パラメータに基づいて電流位相の補正を行うことを特徴とする電動機制御装置。 - 前記補正手段は、運転条件に応じて前記補正パラメータを可変に設定することを特徴とする請求項1または2に記載された電動機制御装置。
- 前記制御装置は、前記電動機の可動子を回転駆動させる駆動信号として矩形波駆動信号を生成することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載された電動機制御装置。
- 前記制御装置は、前記電動機に供給される電流について複数の周波数成分毎に制御を行っており、
前記補正手段は、前記複数の周波数成分のそれぞれを対象として、前記高調波磁束抑制要素による磁束位相の変化分を補正することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載された電動機制御装置。
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