JP5486745B2 - ナノチューブプローブを含むプローブカードおよびその製造方法 - Google Patents

ナノチューブプローブを含むプローブカードおよびその製造方法 Download PDF

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Description

本願に開示される発明の主題は、集積回路の性能検査用のプローブカードに関し、さらに具体的には、ナノチューブプローブを含むプローブカードと、ナノチューブプローブを含むプローブカードの製造方法とに関するものである。
【0002】
コンピュータチップ製造産業においては、製造過程の様々な段階で集積回路(IC's)(integrated circuits:IC)の性能を検査する必要があり、これは欠陥のある部品を除去し製造過程をモニタリングするためのものである。この目的のためにこれまでに様々な技術が用いられてきたが、全ての技術はIC製造過程の需要の高まりによって困難を強いられている。
電気的に電気回路を検査するためには、IC上のパッドと接触、つまり言い換えると前記ICを「プロービング」する必要がある。プローブは、検査される前記ICパッドとかなり正確に整列することが可能でなければならず、かつ前記ICに電力を供給するのに十分な電流を提供するのと共に、検査用信号が歪まないよう安定した低抵抗の電気接触を低インダクタンスで提供することが可能でなければならない。IC製品が次第に、より微細な形状、トランジスタ数の増加、周波数の高クロック化へと進歩するにつれ、ICをプロービングする既存技術の能力に困難が生じている。形状微細化は、検査パッドのサイズ低下を招きこれはプローブがパッドを逃さないよう一層正確な整列を必要とする。トランジスタ数の増加と周波数の高クロック化は、プローブが針焼けや「針溶け」(fusing)することなく、またはプローブのばね力(spring force)および疲労寿命(fatigue life)などの物理的性質を損ねることなくプローブが更なる電流量を提供することが必要となる。
IC製造業者らは、最悪の場合の環境状態をよりよくシミュレートするか若しくは加速寿命試験を行えるよう高めの外界温度にてIC'sの検査が可能となることを望んでいる。これは、プローブが摂氏150℃の上昇温度にて高電力レベルを提供できるようにならなければならないという更なる負担を課す。ICのプロセス速度の高速化は、ICに供給されるクロックや信号の波形を歪ませることなく、かつICからモニタリング検査機器へと波形が正確に転送されるようプローブが低インダクタンスを有することをさらに必要とする。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、以下のものがある(国際出願日以降国際段階で引用された文献及び他国に国内移行した際に引用された文献を含む)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 米国特許出願公開第2004/0106218号明細書
【特許文献2】 米国特許第6906539号明細書
【特許文献3】 米国特許第5546405号明細書
【特許文献4】 米国特許出願公開第2003/0211029号明細書
【特許文献5】 米国特許第6849554号明細書
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】 XU,T;Wang,Z;MIAO,J;CHEN,X AND TAN,C M,Aligned carbon nanotubes for through−water interconnects,APPLIED PHYSICS LETTERS 91,042108 2007,[online],[retrieved 04 November 2009(04.11.2004)].Retrieved from the Internet:URL<http://scitation.aip.org/getabs/servlet/GetabsServiet?prog=normal&id=APPLAB000091000004042108000001&idtype=cvips&gifs=yes>,abstract,Pg042108−2,para 1,Figure3(b)
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
開示される本願発明の主題の1態様は、基板上に複数のカーボンナノチューブ束プローブ(carbon nanotube−bundle probes)を製造する方法である。いくつかの実施形態においては、前記方法は次の工程を含む:上面部および底面部を有する基板を提供する工程と;前記上面部に導電性パッドのアレイを形成する工程であって、前記導電性パッドのアレイは、検査される集積回路上のパッドのアレイを忠実に反映(mirror)するよう形成される、工程と;カーボンナノチューブの成長を促す触媒を前記導電性パッドのアレイのそれぞれに適用する工程と;炭素豊富な環境で前記基板を加熱する工程であって、それによって前記導電性パッドのアレイのそれぞれから上向きに伸びるナノチューブが前記基板の前記上面部の上方に成長し、それによって前記基板の前記上面部の上方に上向きに伸びる複数のカーボンナノチューブ束プローブが形成される、工程と;前記複数のカーボンナノチューブ束プローブを導電性素材でキャッピングする工程。
開示される本願発明の主題のもう1つの態様は、基板上に複数のカーボンナノチューブ束プローブを製造する方法である。いくつかの実施形態において、前記方法は次の工程を含む:上面部と、底面部と、前記上面部と前記底面部とを接続し貫通する微細孔のアレイとを有する基板を提供する工程と;上面部および底面部を有する金属箔(metal foil)であって、前記基板の前記底面部と接合するよう構成される金属箔を提供する工程と;カーボンナノチューブの成長を促す触媒を適用する工程と;前記金属箔の前記上面部と前記基板の前記底面部を接合する工程と;前記金属箔および前記基板を炭素豊富な環境において加熱する工程であって、それによって前記基板の前記微細孔のアレイそれぞれの膨張が起き、それによって前記基板に膨張した微細孔のアレイを形成する、工程と;前記金属箔の前記上面部から前記基板の前記膨張した微細孔のアレイのそれぞれを貫通し前記基板の前記上面部の上方へ上向きに伸びるナノチューブを成長させる工程であって、それによって前記基板の前記上面部の上方へ上向きに伸びる複数のカーボンナノチューブ束プローブが形成され、前記複数のカーボンナノチューブ束プローブのそれぞれが実質的に前記膨張した微細孔のアレイのうちの各々を塞ぐ、工程と;前記金属箔および前記基板を冷却する工程であって、それによって前記基板中の前記膨張した微細孔のアレイそれぞれの収縮が起き、それによって前記基板中に収縮した微細孔のアレイを形成し、前記収縮した微細孔の前記アレイのそれぞれ1つずつが該アレイ中に含まれる前記複数のカーボンナノチューブ束プローブの各1つずつの周りに収縮はめ合(shrink fit)を提供し、前記アレイ中に含まれる前記複数のカーボンナノチューブ束プローブの前記各1つずつが前記基板へと実質的に固定される、工程と;前記金属箔を前記基板の前記底面部から除去する工程と;前記基板の前記底面部に隣接する前記複数のカーボンナノチューブ束プローブのそれぞれをめっきするか、若しくははんだパンプを形成する工程。
開示される本願発明の主題のもう1つの態様は、基板の対抗する表面から伸びる複数のカーボンナノチューブ束プローブを製造する方法である。いくつかの実施形態において、前記方法は次の工程を含む:上面部と、底面部と、前記上面部と前記底面部とを接続し貫通する微細孔のアレイと、を有する基板を提供する工程と;上面部と、底面部と、前記上面部および前記底面部を接続するよう貫通する孔のアレイと、を有する第1の金属箔を提供する工程であって、前記孔のアレイは、前記基板中の前記微細孔のアレイと整列するよう配置される、工程と;上面部、および底面部を有する第2の金属箔を提供する工程であって、前記金属箔は、前記第1の金属箔の前記底面部と接合するよう構成される、工程と;カーボンナノチューブの成長を促す触媒を適用する工程と;前記第1の金属箔の前記上面部を前記基板の前記底面部と接合する工程であって、前記孔のアレイは、基板中の前記微細孔のアレイと実質的に整列する、工程と;前記第2の金属箔の前記上面部を前記第1の金属箔の前記底面部と接合する工程と;前記第2の金属箔と前記基板を炭素豊富な環境で加熱する工程であって、それによって前記基板中の前記微細孔のアレイのそれぞれの膨張を起き、それによって前記基板中に膨張した微細孔のアレイを形成する、工程と;前記第2の金属箔の前記上面部から前記第1の金属箔の孔のアレイのそれぞれと前記基板中の膨張した微細孔のアレイを貫通し、前記基板の前記上面部の上方に上向きに伸びるナノチューブを成長させる工程であって、それによって前記基板の前記上面部の上方に上向きに伸びる複数のカーボンナノチューブ束プローブを形成し、前記複数のカーボンナノチューブ束プローブのそれぞれが前記膨張した微細孔のアレイの各々を塞ぐ、工程と;前記第2の金属箔および前記基板を冷却する工程であって、それによって前記基板中の前記膨張した微細孔のアレイそれぞれの収縮が起き、それによって前記基板中に収縮した微細孔のアレイを形成し、前記収縮した微細孔の前記アレイのそれぞれ1つずつが該アレイ中に含まれる前記複数のカーボンナノチューブ束プローブの各1つずつの周りに収縮はめ合を提供し、前記アレイ中に含まれる前記複数のカーボンナノチューブ束プローブの前記各1つずつが前記基板へと実質的に固定される、工程と;前記第1の金属箔および前記第2の金属箔を前記基板の前記底面部から除去する工程。
本願の図面は、本願発明を図示する目的で現時点で好ましいとされかつ本明細書に開示される本願発明の主題の1形態を示すものである。しかしながら、本明細書に開示される発明の主題は、以下で述べる図面に示される通りの配置および手段に限定されるものではないと理解すべきものである。
図1は、本願に開示される発明の主題のいくつかの実施形態によるナノチューブプローブを含むプローブカードを製造する方法の図である。 図2は、本願に開示される発明の主題のいくつかの実施形態によるナノチューブプローブを含むプローブカードの側面図である。 図3は、本願に開示される発明の主題のいくつかの実施形態によるナノチューブプローブを含むプローブカードを製造する方法の図である。 図5Aおよび図5Bは、本願に開示される発明の主題のいくつかの実施形態によるナノチューブプローブを含むアセンブリの側面図である。 図6は、本願に開示される発明の主題のいくつかの実施形態によるナノチューブプローブを含むプローブカードを製造する方法の図である。 図7Aおよび図7Bは、本願に開示される発明の主題のいくつかの実施形態によるナノチューブプローブを含むプローブカードの側面図である。 図8Aおよび図8Bは、本願に開示される発明の主題のいくつかの実施形態によるナノチューブプローブを含むプローブカードの側面図である。 図9は、本願に開示される発明の主題のいくつかの実施形態によるナノチューブプローブを含むプローブカードの側面図である。 図10は、本願に開示される発明の主題のいくつかの実施形態によるナノチューブのアレイの上面図である。
本願に開示される発明の主題は、プローブカードと、検査の際に基板とICの間のギャップを橋渡し(bridge)するプローブとして使用されるカーボンナノチューブのアレイを含むプローブカードを製造する方法と、を含む。
図1および図2を参照すると、本願に開示される発明の主題のいくつかの実施形態は、基板104上に複数のカーボンナノチューブ束プローブ102を製造する方法100を含む。106では、方法100は、最初に上面部108および底面部110を有する基板104を提供する工程を含む。基板104は、パターン付きシリコンウェハ、多層セラミック、ガラス、または他の類似する素子である。基板104は、以下に更に説明される導電性パッド112からさらに離れた間隔で設置される接続点へとルーティングするようなトレース(traces)を含んでもよく、これは電気的検査機器へのインターフェイスの役目をするものである。前記トレースは、前記多層基板104内に埋め込まれてもよく、それによって前記ナノチューブ処理環境にむき出しになることなく、そのうえ空間的余裕を前記基板上に提供し高密度アプリケーション用の信号のルーティングを加速する。
次に、114では、導電性パッド112のアレイが基板104の上面部108上に形成される。前記導電性パッド112のアレイは、検査される集積回路(図示なし)上のパッドのアレイを忠実に反映(mirror)するよう形成される。パッド112は通常、基板104上にフォトリソグラフィによって形成されこれは密接なパッド間隔を可能とするものである。
それから、116では、例えば金や鉄などの触媒118が、カーボンナノチューブの成長を促すよう前記導電性パッド112のアレイのそれぞれに適用される。触媒118は、前記パッドの位置にてカーボンナノチューブの成長を誘導する。
次に、120では、基板104が炭素豊富な環境で加熱され、それによって前記導電性パッド112のアレイのそれぞれから前記基板の上面部108の上方に上向きに伸びるナノチューブが成長し、それによって前記基板の前記上面部の上方に上向きに伸びる複数のカーボンナノチューブ束プローブ102が形成される。基板104は、ナノチューブの形成および成長を誘導する方法で処理される。
ナノチューブの成長を誘導するいくつかの異なる方法が周知であり、例えば化学気相成長(Chemical vapor Deposition:CVD)、プラズマ化学気相成長(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition:PECVD)、レーザーアブレーション(Laser Ablation)、アーク放電などがある。いくつかの実施形態においては、ナノチューブ形成および成長を誘導する方法100はCVD若しくはPECVDであり、これら両方は、前記ナノチューブ全体の長さが処理時間を制御することによって制御されるような制御処理を提供するものである。前記基板は通常、プロパン、アセチレン、フェロセン、キシレン、メタンなどと共に炭素豊富な環境で、そのうえ可能であれば水素、アルゴン、および/または酸素の存在下でおよそ摂氏700℃あたりまで炉の中で加熱される。これらの状況のもとにおいて前記カーボンナノチューブのアレイは、前記パッドの表面から「成長」し、前記むき出しのパッドの面全体を塞ぎ、前記パッドの表面から垂直に伸びて整列されたナノチューブの「森」を作り出す。前記アレイは様々な種類のナノチューブからなり、いくつかは金属製でまたいくつかは半導体のものである。しかしながら、検査中の前記基板とICの間の前記空間を架橋する電気接触の役割を担うものとしては、金属製のものが十分すぎるほどに存在する。
図1を再び参照すると、122において、複数のカーボンナノチューブ束プローブ102のそれぞれは、金やパラジウムなどの金属的に導電性の素材によってキャッピングされる。
もう1つの方法として、前記プローブのアレイは、耐高温性基板の上に「成長」させることができ、それからより安価な例えばプリント基板などの基板に移植することができる。これは、高温検査が必要ではないアプリケーション用のより安価なプローブカードを許容する。次に図3、図4A,および図4Bを参照すると、本願に開示される発明の主題のいくつかの実施形態は、複数のカーボンナノチューブ束プローブ202を製造する方法200を含み、これは、基板204上に前記基板の底面部210に結合された適切な触媒208で覆った金属箔206を用いて製造する方法である。212では、方法200は、い上面部214と、底面部210と、前記上面部と前記底面部とを接続し貫通する微細孔216のアレイと、を有する基板204を提供する工程を含む。基板204は通常、機械かあるいはレーザーを用いて、セラミックのような薄い基板に微細孔のパターンを下穴加工(pre−drilling)することによって用意される。一般的に、穴の位置は好ましいプローブの位置に対応し、穴の直径は好ましいプローブ束の直径に対応する。
次に218では、上面部220および底面部222をそれぞれ有する金属箔206が提供される。金属箔206は、基板204の前記底面部222を接合するよう構成される。それから224では、例えば金や鉄などのカーボンナノチューブの成長を促す触媒208が金属箔206の上面部220に適用される。226では、金属箔206の上面部220が、基板204の底面部210と接合される。
228では、金属箔206および基板204が炭素豊富な環境において加熱され、それによって前記基板の前記微細孔それぞれに熱膨張による膨張が起き、それによって前記基板に膨張した微細孔のアレイが形成される。230では、金属箔206の上面部220から基板204の膨張した微細孔216のアレイのそれぞれを貫通し前記基板の前記上面部の上方へ上向きに伸びるナノチューブが成長し、それによって前記基板の前記上面部の上方へ上向きに伸びる複数のカーボンナノチューブ束プローブ202が形成される。複数のカーボンナノチューブ束プローブ202のそれぞれが実質的に、膨張した微細孔216のアレイの各々を塞ぐ。典型的には、基板204および箔206は、CVDチャンバに設置され、ナノチューブの成長を誘導するよう処理される。前記CVD反応は、摂氏200℃よりも高い温度で起きる。前記CVD反応による気体が、前記微細孔に侵入し、前記孔の位置にてナノチューブの成長を誘導する。上述のとおり前記ナノチューブは、前記基板の厚みを通り越し、前記基板の表面を過ぎ数ミル(mils)伸びる。
232では、金属箔206および基板204が冷却され、それによって前記基板中の膨張した微細孔216のアレイそれぞれの収縮が起き、それによって前記基板216中に収縮した微細孔のアレイを形成される。収縮した微細孔216のアレイのそれぞれ1つずつが該アレイ中に含まれる複数のカーボンナノチューブ束プローブ202の各1つずつの周りに収縮はめ合を提供し、前記アレイ中に含まれる複数のカーボンナノチューブ束プローブの前記各1つずつが基板204へと実質的に固定される。234では、金属箔206が基板204の底面部210から除去される。通常は金属箔206は、アセンブリ235(箔206は除く)を形成するエッチング処理を用いて除去される。図3および図4Bを参照すると、236では、複数のカーボンナノチューブ束プローブ202のそれぞれはめっきされるか、若しくはアセンブリ240を形成するよう隣接する基板204の底面部210にはんだバンプ238が提供される。
基板アセンブリまたはプローブアセンブリは、対応する1組の接触パッドを有し電気的に当該パッドに接続されたスペーストランスフォーマーによって整列され、プローブカードアセンブリが完成する。
図5Aおよび図5Bを参照すると、図3、図4Aおよび図4Bに関する上述の方法200は、アセンブリ300を作る追加の処理工程を含むことができ、該アセンブリは、スペーストランスフォーマー302とプリント基板304の間のインターフェイスの役割を担い、交換の際にこれらを簡単に分別できるようにするためのものである。アセンブリ300は通常、図4Aおよび図4Bのアセンブリ235と240を、背中合わせに整列させ穴のパターンを完全一致させ組み合わせることによって作られる。
図6、図7A、および図7Bを参照すると、いくつかの実施形態は、基板404の対向する表面から伸びる複数のカーボンナノチューブ束プローブ402を製造する方法400を含む。405では方法202は、上面部406と、底面部408と、前記上面部と前記底面部とを接続し貫通する微細孔410のアレイと、を有する基板404を提供する工程を最初に含む。
412では、上面部416と、底面部418と、前記上面部と前記底面部とを接続し貫通する孔420のアレイと、を有する第1の金属箔414を提供する。孔420は、基板404の微細孔410のアレイと共に整列するよう配置される。412においては、
上面部424と、底面部426と、を有する第2の金属箔422が提供される。第2の金属箔422は、第1の金属箔414の底面部418を接合するよう構成される。
428では、カーボンナノチューブの成長を促す触媒430が第2の金属箔422の上面部424に適用される。430では、第1の金属箔414の上面部426が基板204の底面部408と接合され、それにより孔420のアレイが、実質的に前記基板の微細孔410のアレイと共に整列し、かつ第2の金属箔422の上面部424が前記第1の金属箔の底面部418へと接合される。
432では、第2の金属箔422および基板404が、炭素豊富な環境において加熱され、前記基板の微細孔410のそれぞれの膨張が起き、それによって前記基板中に膨張した微細孔410のアレイを形成する。434では、ナノチューブが、第2の金属箔422の上面部424から前記金属箔414の孔420のアレイ、基板404中の膨張した微細孔410のアレイのそれぞれを貫通し、かつ前記基板の上面部406の上方に上向きに伸びるように成長し、それによって前記基板の前記上面部の上方に上向きに伸びる複数のカーボンナノチューブ束プローブ420を形成する。複数のカーボンナノチューブ束プローブ402のそれぞれは、膨張した微細孔410のアレイの各1つずつを実質的に塞ぐ。
436では、第2の金属箔422および基板404が冷却され、それによって前記基板中の膨張した微細孔410のアレイのそれぞれが収縮し、それによって前記基板中に収縮した微細孔410のアレイを形成する。収縮した微細孔410のアレイのそれぞれ1つずつが、該アレイ中に含まれる複数のカーボンナノチューブ束プローブ402の各1つずつの周りに収縮はめ合を提供し、それによって前記アレイ中に含まれる前記複数のカーボンナノチューブ束プローブの前記各1つずつが前記基板へと実質的に固定される。図7Bを参照すると、438では、第1および第2の金属箔414と422が、それぞれ、基板404の底面部408からアセンブリ440を形成するよう除去される。
本願に開示される発明の主題の実施形態の変形が可能である。例えば、図8Aおよび図8Bを参照すると、いくつかの実施形態は、アセンブリ500を形成する工程を含む方法に関するものであり、これは、箔506のバッキングを有する基板504中に先細微細孔502を含むものであり、そのためナノチューブ束508が前記微細孔から成長するにしたがってよりタイトな充てん密度を誘導し、したがって、よりタイトな「収縮」はめ合と、柔軟な(compliant)ナノチューブ束の「硬さ」(stiffness)の変更とを可能にする。図8Bに図示されるとおり、先細微細孔502の裏面510は通常、はんだか若しくは導電性エポキシ樹脂によってナノチューブの成長の後に塞がれ、付着バンプ(attachment bump)514を形成し、かつナノチューブ束508を基板504に固定する「栓」を形成する。
図9を参照すると、いくつかの実施形態はアセンブリ600を形成する方法に関するものであって、ナノチューブ束604が、箔610のバッキングを有する基板608の上面部606へ傾斜して現れることを誘導する傾斜微細孔602を掘る工程を含み、これはプローブに対し異なる力−たわみ特性(force−deflection characteristics)および/または異なる擦動動作(scrubbing action)を得るためのものである。
図3〜9に記載のそれぞれの実施形態は、前記ナノチューブ/基板アセンブリの転移を補佐する従来の方法を用いることが可能である。1つの従来の方法は、ポリジメチルシロキサン(poly(dimethylsiloxane):PDMS)液体を前記ナノチューブに注ぎポリマーが形成されるまで硬化(curing)させる方法である。この場合は前記ポリマーが、前記ナノチューブ束が前記基板に付着することを助ける。前記箔がそれから前記ポリマー、基板、およびナノチューブアセンブリからはがされ、それから前記アセンブリがスペーストランスフォーマーへと転移される。硬質サブストレートを前記アセンブリと組み合わせることは、その扱い(handling)や前記基板アセンブリと前記スペーストランスフォーマーとの整列を促進する。これは、ポリマーフィルム若しくはシリコンウェハなどのフレキシブルで壊れやすいスベーストランスフォーマーと結び付ける際に硬直性やサポートを提供するものでもある。
図1、図2、および図10を参照すると、いくつかの実施形態においては、基板104上のパッド112は、ナノチューブの同軸上配置を作り出すようパターン付され、信号パッドを形成するナノチューブの内輪(inner ring)700と、接地面へとルーティングされるナノチューブの外輪(outer ring)702と共に、さらにプローブ間のクロストークを制限する。
いくつかの実施形態においては、ナノチューブの前記電子放出特性は、非導電性プローブを真空環境下にて作り出すことに活用することができる。当該特性は、現在ディスプレー技術として調査中である。低電流を必要とする特定の検査アプリケーションにおいて、電子は、前記プローブと前記ICパッドの小さなギャップから実際に前記パッドと物理的な接触をすることなく遷移する。これは、前記パッドやプローブの物理的接触からの破損や汚染のリスクを回避することができる。
いくつかの実施形態においては、テレスコーププローブ(telescoping probe)が、多壁ナノチューブから外側のチューブのキャップを取り除くことによって内側のチューブを外側へはめ込む(telescope)可能とすべく開発されている。異なる電荷を前記内側と外側のチューブに印加すると前記内側のチューブが伸び2つの接触点の間のギャップを橋渡しすることがこれまでに示された。
いくつかの実施形態においては、いわゆる「コロッサルカーボンナノチューブ」の形成が、エチレンとパラフィンオイルを用いたCVD処理を使って誘導される。
本願発明に開示される主題は、従来技術の設計に対して複数の利益と利点を見出す。ナノチューブプローブと共に開発されたプローブカードは、よりタイトなピッチ、より高い電流容量、改善された平面性、機械的アセンブリおよびハンドリング操作の排除、非常に低いインダクタンス、上昇温度にてのフルウェハプロービングへの可能性、およびより容易なプローブのクリーニングを可能とする。
上述のとおり、いくつかの実施形態においては、基板に対して垂直なナノチューブアレイの成長を誘導することによってプローブカードが構築される。前記ナノチューブアレイは、電気的接点または検査中の前記基板と素子の間の空間を橋渡しする「プローブ」として作動する。基板上で直接前記接点を「成長させる」ことによって、前記接点は従来の座屈梁(buckling beam)技術によって実現するものより一層近くに位置決めすることが可能となる。ナノチューブのユニークな物理的性質(非常に高い強度、非常に高い電流容量、および弾性座屈)は、従来の技術に対して重要な利点を提供する。
基板上で直接前記接点を「成長させる」ことによって、前記接点は従来のプロービング技術によって実現するものより一層近くに位置決めすることが可能となり、よりタイトピッチなプロービングを可能とする。前記アレイを形作る個別のナノチューブは非常に小さいため、前記基板パッドのサイズに事実上の制限はなく、何十万ものナノチューブが前記パッドの上にフィットする。さらに、前記プローブアレイの「硬さ」(stiffness)は、前記アレイがその上で成長するパッドの直径を変更することで制御できる。前記プローブは従来通りに組立てられるのではなくむしろ「成長」するため、フォトリソグラフィによって画定されるパッドのアレイの設置耐性(placement tolerance)のみによって制限され、これは非常に秀逸で前記ICパッドの位置耐性(location tolerance)と匹敵するものである。一方、従来のプロービング技術はコンポーネントの組立であって、それらはすべて独自耐性を有し、かつ前記耐性の蓄積は前記プローブの整列正確性許容量を制限する。
小さな寸法であることにも関わらず、ナノチューブは電子流の「弾道的」(ballistic)な性質により大容量の電流を扱うことが可能である。単一のナノチューブはほとんど欠損がなく、電子流に対し非常に低い抵抗を可能とする。結果的にナノチューブアレイは、例えばベリリウム銅などのバルク材料で作られた同じ合計断面積の従来のプローブを介して流れる量に比べ、著しく大きな電流量を扱うことができる。これらは上昇温度での検査にも使用可能なものである。
ナノチューブは優秀な機械的性質も持ち合わせる。欠損がないおかげで単一ナノチューブは極端な角度に曲げることができ、しかしながら弾性的に原形に戻ることも証明されている。ナノチューブの引張強度は鋼の10倍である。ナノチューブのアレイは、原形の長さの15%に繰り返し圧縮できる適応力があることが示されている。これらの特異な物理的性質はナノチューブを理想的なプローブとし、従来技術に対して著しい利点を提供する。これらの高い強度と弾性的性質は、ナノチューブを従来のプローブが可能とする長さよりも著しく短いものにすることが可能である。同時に検査中のIC'sのパッド高さの変動を許容するのに十分なコンプライアンスも提供する。通常、パッド高とウェハ厚の変動によって少なくとも3ミル(mils)のコンプライアンスが必要とされる。前記ナノチューブプローブは、少なくとも4ミル(mils)成長し、超高周波数検査に適切な非常に低い電気的インダクタンスを許容する。
ナノチューブ束プローブのクリーニングは、束先端部の相対的な表面粗度を利用して行われる。ナノチューブにはダングリング共有結合(dangling covalent bonds)が存在せず、前記ナノチューブ束は化学的に非反応性であるため非導電性酸化物が前記プローブ先端部に形成されない傾向がある。汚染要因物と接触する表面積が小さいということは、ナノチューブプローブと汚染要因物との間のファンデルワールス力を軽減する傾向がある。ナノチューブプローブアレイを、例えばクオーツ、ルテニウム、タンタル、酸窒化物などの滑らかな表面と接触させると、ファンデルワールス力の増加によって汚染要因物を前記ナノチューブプローブからより滑らかな表面へと移動させる傾向がある。
本願に開示される発明の主題は、それらの実施形態についてこれまで説明し図示してきたが、当業者は本発明の精神および範囲を逸脱することなしに本願に開示される実施形態の特徴を組み合わせたり、再構成するなどして本発明の範囲内において更なる実施形態を作り出し、かつ本願に開示される実施形態にその他の変更、省略、および追加を行うことができると理解すべきものである。

Claims (19)

  1. 基板に複数のカーボンナノチューブ束プローブを製造する方法であって、当該方法は、
    上面部と、底面部とを有する基板を提供する工程と、
    前記上面部に導電性パッドのアレイを形成する工程であって、前記導電性パッドは、第1および第2の同心円状のリングを含むものであり、前記第1の同心円状のリングはグラウンドリング(ground ring)であり、前記第2の同心円状のリングは信号パッドである、前記形成する工程と、
    前記導電性パッドのアレイそれぞれにカーボンナノチューブの成長を促す触媒を適用する工程と、
    前記基板を炭素豊富な環境で加熱する工程であって、それによって前記導電性パッドのアレイのそれぞれから上向きに伸びるナノチューブが成長する、工程と、
    を有する方法。
  2. 請求項1記載の方法において、前記導電性パッドのアレイは、検査される集積回路上のパッドのアレイを忠実に反映(mirror)するように形成される、方法。
  3. 請求項1記載の方法において、前記カーボンナノチューブは、前記基板の前記上面部の上方へ成長するものであり、それによって前記基板の前記上面部の上方へ上向きに伸びる複数のカーボンナノチューブ束プローブが形成される、方法。
  4. 請求項1記載の方法において、この方法は、さらに、
    前記複数のカーボンナノチューブ束プローブのそれぞれを導電性素材でキャッピングする工程を有する、方法。
  5. 基板に複数のカーボンナノチューブ束プローブを製造する方法であって、当該方法は、
    上面部と、底面部と、前記上面部と前記底面部とを接続し貫通する微細孔のアレイとを有する基板を提供する工程と、
    上面部と、底面部とを有する金属箔を提供する工程と、
    前記金属箔の前記上面部にカーボンナノチューブの成長を促す触媒を適用する工程と、
    前記金属箔の前記上面部を前記基板の前記底面部に接合する工程と、
    前記金属箔および前記基板を炭素豊富な環境において加熱する工程であって、それによって前記基板中の前記微細孔のアレイそれぞれの膨張が起き、それによって前記基板中に膨張した微細孔のアレイを形成する、工程と、
    前記金属箔の前記上面部から前記基板中の前記膨張した微細孔のアレイそれぞれを貫通し上向きに伸びるナノチューブを成長させる工程であって、複数のカーボンナノチューブ束プローブを形成する、工程と、
    前記金属箔および前記基板を冷却する工程であって、それによって前記基板中の前記膨張した微細孔のアレイのそれぞれが収縮し、それによって前記基板中に収縮した微細孔のアレイを形成する、工程と、
    前記金属箔を前記基板の前記底面部から除去する工程と、
    を有する方法。
  6. 請求項記載の方法において、前記金属箔は、前記基板の前記底面部を接合するよう構成されるものである、方法。
  7. 請求項記載の方法において、前記カーボンナノチューブは、前記基板の前記上面部の上方へ成長し、それによって前記基板の前記上面部の上方へ上向きに伸びる複数のカーボンナノチューブ束プローブが形成される、方法。
  8. 請求項記載の方法において、前記複数のカーボンナノチューブ束プローブのそれぞれは、膨張した微細孔のアレイの各々を実質的に塞ぐ、方法。
  9. 請求項記載の方法において、前記収縮した微細孔のアレイのそれぞれ1つずつが、前記アレイ中に含まれる前記複数のカーボンナノチューブ束プローブの各1つずつの周りに収縮はめ合(shrink fit)を提供し、そのため前記アレイ中に含まれる前記複数のカーボンナノチューブ束プローブの前記各1つずつが前記基板へと実質的に固定される、方法。
  10. 請求項記載の方法において、前記微細孔のアレイは、前記基板の前記上面部に対し垂直ではなく傾斜して掘られるものであって、それによって前記ナノチューブが、前記基板の前記上面部に対し垂直ではなく傾斜して成長させる、方法。
  11. 請求項記載の方法において、前記微細孔のアレイのそれぞれ1つずつが先細加工(tapered)されている、方法。
  12. 請求項11記載の方法において、この方法は、さらに、
    前記微細孔のアレイにはんだ若しくはエポキシ樹脂のバックフィル(backfill)を提供する工程を有する、方法。
  13. 請求項記載の方法において、この方法は、さらに、
    前記基板の前記底面部に隣接する前記複数のカーボンナノチューブ束プルーブのそれぞれをめっきするかまたははんだパンプを形成する工程を有する、方法。
  14. 基板の対向する表面から伸びる複数のカーボンナノチューブ束プローブを製造する方法であって、当該方法は、
    上面部と、底面部と、前記上面部と前記底面部とを接続し貫通する微細孔のアレイとを有する基板を提供する工程と、
    上面部と、底面部とを有する第1の金属箔と、前記上面部と前記底面部とを接続し貫通する孔のアレイと、を提供する工程と、
    上面部と、底面部とを有する第2の金属箔を提供する工程と、
    カーボンナノチューブの成長を促す触媒を適用する工程と、
    前記第1の金属箔を前記基板の前記底面部に接合する工程と、
    前記第2の金属箔の前記上面部を前記第1の金属箔の前記底面部に接合する工程と、
    前記第2の金属箔および前記基板を炭素豊富な環境において加熱する工程であって、それによって前記基板中の前記微細孔のアレイのそれぞれの膨張が起き、それによって前記基板中に膨張した微細孔のアレイを形成する、工程と、
    前記第2の金属箔の前記上面部から前記第1の金属箔中の前記孔のアレイのそれぞれを貫通し上向きに伸びるナノチューブを成長させる工程であって、それによって前記基板の前記上面部の上方に上向きに伸びる複数のカーボンナノチューブ束プローブを形成し、前記カーボンナノチューブ束プローブのそれぞれが、前記膨張した微細孔のアレイの各1つずつを実質的に塞ぐ、工程と
    前記第2の金属箔および前記基板を冷却する工程と、
    を有する方法。
  15. 請求項14記載の方法において、前記孔のアレイは、前記基板中の前記微細孔のアレイと整列するよう配置される、方法。
  16. 請求項14記載の方法において、前記金属箔は、前記第1の金属箔の前記底面部を接合するよう構成される、方法。
  17. 請求項14記載の方法において、前記第1の金属箔中の前記孔のアレイは、前記基板中の前記微細孔のアレイと実質的に整列する、方法。
  18. 請求項14記載の方法において、冷却する工程は、前記基板中の前記膨張した微細孔のアレイのそれぞれの収縮が起き、それによって前記基板中に収縮した微細孔のアレイを形成し、前記収縮した微細孔のそれぞれ1つずつが、前記アレイに含まれる前記複数のカーボンナノチューブ束プローブの各1つずつの周りに収縮はめ合を提供し、そのため前記アレイ中に含まれる前記複数のカーボンナノチューブ束プローブの前記各1つずつが前記基板へと実質的に固定される、方法。
  19. 請求項14記載の方法において、この方法は、さらに、
    前記第1および第2の金属箔を前記基板の前記底面部から除去する工程を有する、方法。
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